JP5120687B2 - 永久磁石型回転機の固定子構造 - Google Patents

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本発明は、永久磁石型回転機の固定子構造に係り、特に電動機等に適用され、回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に前記永久磁石に近接して配置された固定子とを備え、該固定子は、環状のヨークの内周から半径方向にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイルが巻回されたティースを円周方向に沿って複数設けて構成された永久磁石型回転機の固定子構造に関する。
図5は、特許文献1(特許第3076006号公報)に開示されている永久磁石型電動モータの回転軸心に直角な断面図である。
図5(A)において、永久磁石型電動モータは、回転子コア11bの外周に永久磁石11aを固定してなる回転子11と、該回転子11の外側の永久磁石11aに、微小エアギャップ11cを介して近接して配置された固定子10とを備えている。この固定子10は、環状のヨーク2と、該ヨーク2から半径方向内側にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイル3が巻回された複数のティース1とを備えている。
上記ティース1の内周側は、図5(A)のZ矢視図である図5(B)に示されるように、環状の楔1yが両側に突設され、各楔1yの間は円周方向の一定長さの空隙11dが形成されている。
図6は、従来から知られている各楔1yの間の空隙11dと磁石の作る磁束の流れとの関係を示す説明図である。
図6において、各楔1yの間の空隙11dが小さい場合には、磁石の作る磁束の流れの一部がコイル3を通過せずに、図6のV0に示すように、空隙11dを介して流れ、図6のV1に示すようなトルクの発生に寄与しないことになる。
したがって、上記楔1yの間の空隙11dが小さい場合には、磁石の作る磁束の流れの一部がコイル3を通過せずに該空隙11dを介して流れ、図6のV1に示すようなトルクの発生に寄与する量が低減され、トルクの有効発生量が減少することになる。
また、集中巻を採用すると、互いに隣接するティースが異なる極を形成する箇所が存在するため、楔先端において高い磁束密度の磁気回路が形成され、局部減磁が発生しやすくなる。
そこで、このような問題を解決するために特許文献1(特許第3076006号公報)及び特許文献2(特開2004―96803号公報)が提案されている。
特許文献1においては、隣り合うティースの楔の間の空隙Laと、回転子及び固定子のエアギャップLgとの関係を、0.3Lg<La<2.0Lgとし、減磁磁束が固定子に流れないようにすることによって、減磁耐力を向上させている。
特許文献2においては、隣り合うティースの楔の間の空隙d、隣り合うティースのスロットの間隔(1スロットピッチ)をpとしたとき、0.1≦d/p≦0.3と設定している。このように設定することにより、例えば、エアギャップを0.25mm、1スロットピッチを10mmとすると、特許文献1における楔の間の空隙(ティースとティースとの間隙)と比較すると大きくなり、その分だけ漏れ磁束が小さくなる。
特許第3076006号公報 特開2004―96803号公報
ところで、永久磁石型電動モータでは、コギングトルクと呼ばれる1種のトルク脈動が発生することが知られている。
このコギングトルクは、電動モータ内部の磁気エネルギーが回転子の位置によって異なるために生じ、例えば図5に示されている永久磁石型電動モータにおいて、特に永久磁石11aの中央部が空隙11dの真下に位置するとき、磁束が流れ難いために磁気抵抗が高くなり、電動モータ内部のエネルギーが変化することで発生することが広く知られている。
そのため、図5に示されている永久磁石型電動モータにおいて、永久磁石11aの中央部が空隙11dの真下に位置するとき、モータ内部の磁気エネルギーが高くなり、楔1yの間の空隙11dの幅が大きくなるほどコギングトルクの振幅が大きくなる。
したがって、上記特許文献1のように、ティースにおいて隣り合う楔の間の空隙を狭くすれば、減磁磁束が隣り合う楔間の空隙を介して流れるため、漏れ磁束となり、上記したようなトルクの発生に寄与する量が減少することになる。
一方、特許文献2においては楔の間の空隙を大きくし、漏れ磁束を低減してトルクの発生を向上する発明が開示されているが、上述のようにコギングトルクが大きくなるという問題がある。
なお、コギングトルクを低減させるため、ティースである磁極歯の先端部を隣の磁極歯の先端部と連結して閉スロットとした固定子鉄心片と、連結せずに開スロットとした固定子鉄心片とを混在積層することにより固定子鉄心を構成した永久磁石型モータも提供されている(例えば、特許文献3)。
しかしながら、このような分割した固定子鉄心(分割コア)を採用する固定子において閉スロットとする場合には、非常に高い寸法精度が要求され、コスト高を招くおそれがある。また、閉スロットであるために、漏れ磁束が大きくなるという問題も有している。
特開2007―151232号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に永久磁石に近接して配置された固定子とを備えた永久磁石型回転機において、隣り合うティース部の楔間の空隙を制御することにより、漏れ磁束を低減してトルクの発生率及び減磁耐力を向上させるとともに、コギングトルクを低下させることが可能な永久磁石型回転機の固定子構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に前記永久磁石に近接して配置された固定子とを備え、前記固定子は、環状のヨークの内周から半径方向にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイルが巻回されたティースを円周方向に沿って複数設けて構成された永久磁石型回転機であって、前記ティースは、厚さ方向において複数の鋼板を積層して構成されているとともに、該複数の鋼板は、先端部が円周方向の長さの異なる板材から構成された永久磁石型回転機の固定子構造において、
前記ティースは、円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第1の鋼板ユニットと、前記第1の鋼板ユニットとは円周方向の長さが異なり、かつ長さの等しい複数の鋼板からなる第2の鋼板ユニットとを、互い違いに組み合わせて設けることによって構成され、前記第1の鋼板ユニット及び前記第2の鋼板ユニットは、それぞれ構成する鋼板の枚数が同じであって、配置するユニット数も同じに設定されている。
また、本発明は、回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に前記永久磁石に近接して配置された固定子とを備え、前記固定子は、環状のヨークの内周から半径方向にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイルが巻回されたティースを円周方向に沿って複数設けて構成された永久磁石型回転機であって、前記ティースは、厚さ方向において複数の鋼板を積層して構成されているとともに、該複数の鋼板は、隣り合う前記ティースの先端部と先端部との間の円周方向の長さが異なるように積層して構成された永久磁石型回転機の固定子構造において、
前記各ティースは、円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第1の鋼板ユニットを円周方向に沿って設けるとともに、前記円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第2の鋼板ユニットを設け、前記第1の鋼板ユニットの先端部と先端部との間の円周方向の長さと前記第2の鋼板ユニットの先端部と先端部との間の円周方向の長さとが異なるように、互い違いに組み合わせて設けることによって構成され、前記第1の鋼板ユニット及び前記第2の鋼板ユニットは、それぞれ構成する鋼板の枚数が同じであって、配置するユニット数も同じに設定されている。
そして、上記発明において、前記永久磁石の極数を2n、スロット数を3n(ただしnは整数)とし、前記各ティースに前記コイル1つが巻回された集中巻構成の固定子とし、前記固定子は円周方向に複数に分割された分割コアから構成されている。
上述したように、回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に前記永久磁石に近接して配置された固定子とを備え、前記固定子は、環状のヨークの内周から半径方向にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイルが巻回されたティースを円周方向に沿って複数個を設けて構成された永久磁石型電動機においては、隣り合うティースの楔の間の空隙を狭くすれば、漏れ磁束の発生によって、トルクの発生に寄与率及び減磁耐力が低下する一方で、コギングトルクの量は楔の間の空隙の幅が大きくなるほど大きくなるという、相反する傾向がある。
しかるに、本発明によれば、前記ティースは、円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第1の鋼板ユニットと、前記第1の鋼板ユニットとは円周方向の長さが異なり、かつ長さの等しい複数の鋼板からなる第2の鋼板ユニットとを、互い違いに組み合わせて設けることによって構成され、前記第1の鋼板ユニット及び前記第2の鋼板ユニットは、それぞれ構成する鋼板の枚数が同じであって、配置するユニット数も同じに設定されているので、先端部の円周方向の長さが長い第1の鋼板ユニットの間隙(小間隙)が、先端部の円周方向の長さが短い第2の鋼板ユニットの間隙(大間隙)よりも小さくなり、かかる大間隙と小間隙の鋼板ユニットからなるティースを、厚さ方向において互い違いに積層することにより、先端部の円周方向の長さが長い第1の鋼板ユニットの小間隙(隣り合うティースの楔の間の空隙が小さい)は、ティースの間隙を狭くすることとなって、コギングトルクの量の発生量が低減される。
一方、上記小間隙に対し、互い違いに積層された先端部の円周方向長さが短い第2の鋼板ユニットの上記大間隙(隣り合うティースの楔の間の空隙が大きい)は、第2の鋼板ユニットの間隙を広くすることとなって、漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上する。
以上のように、先端部の円周方向の長さが長い第1の鋼板ユニットの小間隙と、先端部の円周方向の長さが短い第2の鋼板ユニットの大間隙において、これら小間隙の長さと大間隙の長さとを適正値に設定し、ティースの厚さ方向において互い違いに積層することにより、コギングトルクの量の発生量が低減され、かつ漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上した永久磁石型電動機が得られる。
さらに、本発明によれば、前記各ティースは、円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第1の鋼板ユニットを円周方向に沿って設けるとともに、前記円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第2の鋼板ユニットを設け、前記第1の鋼板ユニットの先端部と先端部との間の円周方向の長さと前記第2の鋼板ユニットの先端部と先端部との間の円周方向の長さとが異なるように、互い違いに組み合わせて設けることによって構成され、前記第1の鋼板ユニット及び前記第2の鋼板ユニットは、それぞれ構成する鋼板の枚数が同じであって、配置するユニット数も同じに設定されているので、先端部と先端部との間の円周方向の長さが短い第1の鋼板ユニット(小間隙のユニット)と、先端部と先端部との間の円周方向の長さが長い第2の鋼板ユニット(大間隙のユニット)を、互い違いに組み合わせて配置されることになり、先端部と先端部との間の円周方向の長さの短い第1の鋼板ユニットの上記小間隙(隣り合うティースの楔の間の空隙が小さい)は、ティースの間隙を狭くすることとなって、コギングトルクの量の発生量が低減される。
一方、上記小間隙に対して、互い違いに積層された先端部と先端部との間の円周方向長さが長い第2の鋼板ユニット(大間隙のユニット)の上記大間隙(隣り合うティースの楔の間の空隙が大きい)は、第2の鋼板ユニットの間隙を広くすることとなって、漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上する。
以上のように、先端部と先端部との間の円周方向の長さが短い第1の鋼板ユニットの小間隙と、先端部と先端部との間の円周方向の長さが長い第2の鋼板ユニットの大間隙おいて、これら小間隙の長さと大間隙の長さとを適正値に設定し、ティースの厚さ方向において互い違いに積層することにより、コギングトルクの量の発生量が低減され、かつ漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上した永久磁石型電動機が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1参考例
図1は、本発明の第1参考例に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)のY矢視図である。
永久磁石型電動モータは、回転子コア11bの外周に永久磁石11aを固定してなる回転子11と(いずれも図5(A)参照)、該回転子11に近接して配置された固定子10とを備えている。この固定子10は、環状のヨーク2と、該ヨーク2から半径方向内側にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイル3(図5(A)参照)が巻回された複数のティース1とを備えている。
上記ティース1の内周側は、図5(B)に示されるように、環状の楔1yが両側に突設され、各楔1yの間は円周方向の一定長さの空隙11dが形成されている。
本発明の第1参考例は、このようなティース1の構造に係るものである。
図1において、固定子10は、環状のヨーク2の内周から半径方向にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイル(図示省略)が巻回されたティース1を円周方向に沿って複数設けることによって構成されている。
本発明の第1参考例の各ティース1は、各楔1yをその厚さ方向(図5(A)の紙面に直角方向)において複数の鋼板1a,1bを交互に積層して構成されている。
なお、各楔1yを構成する鋼板1a,1bは、この図1ではティース1の厚さ方向に2枚ずつ設けられているが、複数枚重ねて設けるような構成とすることも可能である。
そして、各楔1yを構成する鋼板1a,1bは、各楔1yが円周方向の長さの異なる板材からなり、先端部の円周方向の長さは、鋼板1aがT1、鋼板1bがT2に形成され(T1>T2)、鋼板1aと鋼板1bとが互い違いに積層して設けられている。
したがって、隣り合う鋼板1a,1a間の間隔1fはT10であり、隣り合う鋼板1b,1b間の間隔1fはT20となり、T10<T20の関係が保持されることになる。
上記したように、回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に前記永久磁石に近接して配置された固定子とを備えて構成された永久磁石型電動機においては、隣り合うティースの楔の間の空隙を狭くすれば、漏れ磁束の発生によって、トルクの発生寄与率及び減磁耐力が低下する一方で、コギングトルクの量は楔の間の空隙の幅が大きくなるほど大きくなるという、相反する傾向がある。
しかるに、本発明の第1参考例によれば、前記ティース1,1は、楔1yの間の厚さ方向において複数の鋼板1a,1b(本参考例では2個)を積層して構成されているとともに、楔1yは、鋼板1aが円周方向の長さT1、鋼板1bが円周方向の長さT2からなるように、(T1>T2)構成されている。
すなわち、具体的には、ティース1,1は、楔1yの円周方向の長さが長い鋼板1a(T1)、長さが短い鋼板1b(T2)(T1>T2)で以って、互い違いに設けることにより構成されていることとなる。
楔1yの円周方向の長さが長いティース1の鋼板1a(T1)間の間隙T10(小間隙)が、円周方向の長さが短いティース1の鋼板1b(T2)間の間隙T20(大間隙)よりも小さくなり、これら大間隙と小間隙のティース1の鋼板1aとティース1の鋼板1bを、厚さ方向において互い違いに積層することにより、楔1yの円周方向の長さが長いティース1の鋼板1aの小間隙は(隣り合うティースの楔1yの間の空隙1fが小さい)、ティース1の鋼板1aの間隙T10を狭くすることとなって、コギングトルクの量の発生量が低減されることになる。
一方、上記小間隙に対して、互い違いに積層された楔1yの円周方向の短い鋼板1bの上記大間隙部は(隣り合うティースの楔1yの間の空隙1fが大きい)、ティース1の鋼板1bの間隙T20を広くすることとなって、漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上することになる。
以上のように、楔1yの円周方向の鋼板1aの長さが長いティース1の小間隙と、楔1yの円周方向の鋼板1bの長さが短いティース1の大間隙において、小間隙の長さT10と大間隙の長さT20とを適正値に設定し、ティース1の厚さ方向において互い違いに積層することにより、コギングトルクの量の発生量が低減され、かつ漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上した永久磁石型電動機が得られることになる。
[第実施形態]
図2は本発明の第実施形態に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)のY矢視図である。
図2おいて、固定子10の基本構成は図1と同様であるが、この第実施形態においては、上記ティース1は、楔1yを円周方向の長さの等しい2枚の鋼板からなる第1の鋼板ユニット1c(長さT1)と、この第1の鋼板ユニット1cとは円周方向の長さが短く、かつ長さの等しい2枚の鋼板からなる第2の鋼板ユニット1d(長さT2)とを、互い違いに組み合わせて設けることによって構成されている。
したがって、隣り合う第1の鋼板ユニット1c間の間隔1fはT10、隣り合う第2の鋼板ユニット1d間の間隔1fはT20となり、T10<T20の関係が保持されることになる。
なお、上記第1の鋼板ユニット1c及び第2の鋼板ユニット1dは、それぞれ2枚1組であるが、3枚以上を用いて1組としてもよい。
その他の構成は、上記第1参考例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示している。
このような本発明の第実施形態によれば、ティース1の楔1yを円周方向の長さの等しい2枚の鋼板からなる第1の鋼板ユニット1cと、円周方向の長さの等しい2枚の鋼板からなる第2の鋼板ユニット1dとを、互い違いに組み合わせて設けることによって構成されているので、楔1yの円周方向の長さが長い第1の鋼板ユニット1cの間隙(小間隙)T10が、楔1yの円周方向の長さが短い第2の鋼板ユニット1dの間隙(大間隙)T20よりも小さくなり、かかる大間隙と小間隙の鋼板ユニット1c,1dからなるティースの楔1yを、厚さ方向において互い違いに積層することにより、楔1yの円周方向の長さが長い第1の鋼板ユニット1cの小間隙は(隣り合うティースの楔1yの間の空隙が小さい)、ティースの間隙T10を狭くすることとなって、コギングトルクの量の発生量が低減されることになる。
一方、上記小間隙T10と、互い違いに積層された楔1yの円周方向長さの短い第2の鋼板ユニット1dの上記大間隙T20は(隣り合うティースの楔1yの間の空隙が大きい)、第2の鋼板ユニット1dの間隙T20を広くすることとなって、漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上することになる。
以上のように、ティース1の楔1yの円周方向の長さが長い第1の鋼板ユニット1cの小間隙部T10と、前記楔1yの円周方向の長さが短い第2の鋼板ユニット1dの大間隙部T20において、小間隙の長さT10と大間隙の長さT20とを適正値に設定し、ティース1の厚さ方向において互い違いに積層することにより、コギングトルクの量の発生量が低減され、かつ漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上した永久磁石型電動機が得られることになる。
[第2参考例
図3は本発明の第2参考例に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)のY矢視図である。
この第2参考例においては、ティース1は、楔1yの厚さ方向において複数の鋼板1eを積層して構成されているとともに、複数の鋼板1eは、隣り合うティース1の楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さ1fが、T3となるように構成されている。
他方、上記ティース1は、楔1yの厚さ方向において複数の鋼板1gを積層して構成されているとともに、鋼板1gは隣り合うティース1の楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さ1fが、T4となるように構成されている。そして、複数の鋼板1eと複数の鋼板1gとが、互い違いに積層して設けられている。
すなわち、上記ティース1の楔1yは、鋼板1eを隣り合うティース1の先端部と先端部との間の円周方向の長さT3が小さくなるようにし、かつ上記ティース1の楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さT4が、鋼板1eに対して長さT3よりも大きい鋼板1gを、互い違いに積層して設けることによって構成されている。
その他の構成は、上記第1参考例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示している。
このような本発明の第2参考例によれば、隣り合うティース1の楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さT3が短い楔1y(小間隙の楔1y)と、楔1yの先端部と先端部との間の長さT4が長い楔1y(大間隙の楔1y)とを、厚さ方向において互い違いに積層することにより、楔1yの円周方向の長さ1fが短い小間隙T3は(隣り合う楔1yの間の空隙が小さい)、ティース1の楔1yの間隙T3を狭くすることとなって、コギングトルクの量の発生量が低減されることになる。
一方、上記小間隙T3と互い違いに積層された、円周方向の長さの長い楔1yの鋼板1gの上記大間隙T4は(隣り合うティースの楔1yの間の空隙1fが大きい)、ティース1の楔1yの間隙を広くする(T4>T3)こととなって、漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上することになる。
以上のように、楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さ1fが短いティースの小間隙T3と、先端部と先端部との間の円周方向の長さ1fが楔1yの大間隙T4において、小間隙の長さT3と大間隙の長さT4とを適正値に設定し、ティース1の厚さ方向において互い違いに積層することにより、コギングトルクの量の発生量が低減され、かつ漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上した永久磁石型電動機が得られることになる。
[第実施形態]
図4は本発明の第実施形態に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)の正面図である。
図4において、固定子10の基本構成は図2と同様であるが、この第実施形態においては、上記ティース1は、楔1yを円周方向の長さの等しい2枚の鋼板からなる第1の鋼板ユニット1hと、この第1の鋼板ユニット1hとは円周方向の長さが短く、かつ長さの等しい2枚の鋼板からなる第2の鋼板ユニット1jとを、互い違いに組み合わせて設けることによって構成されている。
さらに、この第実施形態においては、上記第1の鋼板ユニット1hの先端部と先端部との間の円周方向の長さT3を、第2の鋼板ユニット1jの先端部と先端部との間の円周方向の長さT4よりも小さくするように、互い違いに組み合わせて設けられている。
この場合、第1の鋼板ユニット1h及び第2の鋼板ユニット1jは、それぞれ2枚1組であるが、3枚以上を用いて1組としてもよい。
その他の構成は、上記第実施形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示している。
このような本発明の第実施形態によれば、ティース1の楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さ1fの短いT3の第1の鋼板ユニット1h(小間隙T3の楔1y)と、先端部と先端部との間の円周方向の長さの長い第2の鋼板ユニット1j(大間隙T4のユニット)を、互い違いに組み合わせて設けることにより、先端部と先端部との間の円周方向の長さが短い第1の鋼板ユニット1hの前記小間隙部T3は(隣り合うティースの楔1yの間の空隙T3が小さい)、ティース1の楔1yの間隙を狭くすることとなって、コギングトルクの量の発生量が低減されることになる。
一方、上記円周方向の長さ1fの小間隙T3に対し、互い違いに積層された先端部と先端部との間の円周方向の長さ1fの長い第2の鋼板ユニット1j(大間隙T4のユニット)の前記大間隙部T4が(隣り合うティースの楔1yの間の空隙が大きい)、第2の鋼板ユニット1jの間隙1fを広くすることとなって、漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率が上昇する。
以上のように、ティース1の楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さが短い第1の鋼板ユニット1hの小間隙T3と、楔1yの先端部と先端部との間の円周方向の長さが長い第2の鋼板ユニット1jの大間隙T4において、小間隙T3の長さと大間隙T4の長さとを適正値に設定し、ティース1の厚さ方向において互い違いに積層することにより、コギングトルクの量の発生量が低減され、かつ漏れ磁束の発生が少なくトルクの発生寄与率及び減磁耐力が向上した永久磁石型電動機が得られることになる。
なお、図5において、永久磁石の極数を2n、スロット数を3n(ただし、nは整数)
とし、各ティース1にコイル3nの1つが巻回された集中巻構成の固定子10とし、固定子10は円周方向に複数に分割された分割コアからなる、永久磁石型電動機に上記第1実施形態及び実施形態が適用可能である。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更及び変形が可能である
本発明の第1参考例に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)のY矢視図である。 本発明の第実施形態に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)のY矢視図である。 本発明の第2参考例に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)のY矢視図である。 本発明の第実施形態に係る永久磁石型電動機における固定子の要部を示し、図5(B)のY軸に沿う正面図である。 (A)は従来技術に開示されている永久磁石型電動モータの回転軸心に直角な断面図、(B)は(A)におけるZ部拡大図である。 従来から知られている各楔の間の空隙と磁石の作る磁束の流れとの関係を示す説明図である。
符号の説明
1 ティース
1a,1b 鋼板
1c,1d 鋼板
1e,1g 鋼板
1h,1j 鋼板
1y 楔
2 ヨーク
3 コイル
10 固定子
11 回転子
11a 永久磁石

Claims (3)

  1. 回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に前記永久磁石に近接して配置された固定子とを備え、前記固定子は、環状のヨークの内周から半径方向にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイルが巻回されたティースを円周方向に沿って複数設けて構成された永久磁石型回転機であって、前記ティースは、厚さ方向において複数の鋼板を積層して構成されているとともに、該複数の鋼板は、先端部が円周方向の長さの異なる板材から構成された永久磁石型回転機の固定子構造において、
    前記ティースは、円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第1の鋼板ユニットと、前記第1の鋼板ユニットとは円周方向の長さが異なり、かつ長さの等しい複数の鋼板からなる第2の鋼板ユニットとを、互い違いに組み合わせて設けることによって構成され、前記第1の鋼板ユニット及び前記第2の鋼板ユニットは、それぞれ構成する鋼板の枚数が同じであって、配置するユニット数も同じに設定されていることを特徴とする永久磁石型回転機の固定子構造。
  2. 回転子コアの外周に永久磁石を固定してなる回転子と、該回転子の外側に前記永久磁石に近接して配置された固定子とを備え、前記固定子は、環状のヨークの内周から半径方向にモータ回転中心に向けて延設され、外周にコイルが巻回されたティースを円周方向に沿って複数設けて構成された永久磁石型回転機であって、前記ティースは、厚さ方向において複数の鋼板を積層して構成されているとともに、該複数の鋼板は、隣り合う前記ティースの先端部と先端部との間の円周方向の長さが異なるように積層して構成された永久磁石型回転機の固定子構造において、
    前記各ティースは、円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第1の鋼板ユニットを円周方向に沿って設けるとともに、前記円周方向の長さの等しい複数の鋼板からなる第2の鋼板ユニットを設け、前記第1の鋼板ユニットの先端部と先端部との間の円周方向の長さと前記第2の鋼板ユニットの先端部と先端部との間の円周方向の長さとが異なるように、互い違いに組み合わせて設けることによって構成され、前記第1の鋼板ユニット及び前記第2の鋼板ユニットは、それぞれ構成する鋼板の枚数が同じであって、配置するユニット数も同じに設定されていることを特徴とする久磁石型回転機の固定子構造。
  3. 前記永久磁石の極数を2n、スロット数を3n(ただしnは整数)とし、前記各ティースに前記コイル1つが巻回された集中巻構成の固定子とし、前記固定子は円周方向に複数に分割された分割コアから構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の永久磁石型回転機の固定子構造。
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