JPH0629353U - 永久磁石形回転電機の固定子鉄心 - Google Patents
永久磁石形回転電機の固定子鉄心Info
- Publication number
- JPH0629353U JPH0629353U JP6936392U JP6936392U JPH0629353U JP H0629353 U JPH0629353 U JP H0629353U JP 6936392 U JP6936392 U JP 6936392U JP 6936392 U JP6936392 U JP 6936392U JP H0629353 U JPH0629353 U JP H0629353U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- pole piece
- stator core
- permanent magnet
- salient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 リング状積層鋼板からなる外輪ヨーク部1
と、外輪ヨーク部1の内側に等間隔に固定され、かつ先
端に円周方向に伸びるポールピース22を備えた積層鋼
板からなる複数の凸極2とを設け、凸極2を軸方向に2
分割し、一方側の凸極2aのポールピース22aの一方
端が1/4 スロットピッチ分だけ他方端より短く、他
方側の凸極2bのポールピース22bの他方端が1/4
スロットピッチ分だけ一方端より短く形成した固定子
鉄心である。 【効果】 凸極を軸方向に2分割し、ポールピースの先
端を非対称に形成する簡単な方法によって、コギングト
ルクを低減できる。
と、外輪ヨーク部1の内側に等間隔に固定され、かつ先
端に円周方向に伸びるポールピース22を備えた積層鋼
板からなる複数の凸極2とを設け、凸極2を軸方向に2
分割し、一方側の凸極2aのポールピース22aの一方
端が1/4 スロットピッチ分だけ他方端より短く、他
方側の凸極2bのポールピース22bの他方端が1/4
スロットピッチ分だけ一方端より短く形成した固定子
鉄心である。 【効果】 凸極を軸方向に2分割し、ポールピースの先
端を非対称に形成する簡単な方法によって、コギングト
ルクを低減できる。
Description
【0001】
本考案は、回転電機の固定子鉄心に関し、とくに、永久磁石形同期電動機のコ ギングトルクを低減する固定子鉄心の構成に関する。
【0002】
従来、永久磁石形回転電機の固定子鉄心は、図5に示すように、リング状の薄 板鋼板を積層して形成した外輪ヨーク部1と、先端に円周方向に伸びるポールピ ース22を備えた薄板鋼板を積層して形成した複数の凸極2とを設け、外輪ヨー ク部1の内周面に突出させて凸極2を固定してある。凸極2には固定子コイル3 を巻付け、ポールピース22が固定子鉄心の内側に設けた回転子4に空隙を介し て対向するようにしてある。 回転子4には円周方向に等間隔で配置されたマグネット41を設けてあり、コ ギングトルクを低減するために、マグネット41にスキュー着磁を施したり、各 磁極のマグネット41の外径を偏心させて弓形に形成したものが開示されている (例えば、特開昭63−161853号)。
【0003】
ところが、上記のマグネットにスキュー着磁を施す場合は、マグネットの軸方 向長さが変わる度に、スキュー着磁用の治具を変える必要があり、多くの手間が かかる。また、マグネットの外径を偏心させるものでは、マグネットの加工に多 くの手間がかかり、高価となるという欠点があった。 本考案は、加工工数やマグネットのコストを増やすことなく、コギングトルク を低減することを目的とするものである。
【0004】
本考案は、リング状積層鋼板からなる外輪ヨーク部と、前記外輪ヨーク部の内 側に等間隔に固定され、かつ先端に円周方向に伸びるポールピースを備えた積層 鋼板からなる複数の凸極とを設け、前記ポールピースが空隙を介して永久磁石か らなる回転子に対向するようにした永久磁石形回転電機の固定子鉄心において、 軸方向に2分割された凸極の内の一方側の前記凸極のポールピースの一方端が1 /4 スロットピッチ分だけ他方端より短く、他方側の前記凸極のポールピース の他方端が1/4スロットピッチ分だけ一方端より短く形成されたものである。
【0005】
凸極が軸方向に2分割され、ポールピースが凸極の中心線に対して非対称に形 成されているので、一方側の凸極と他方側の凸極によって発生するコギングトル クの第2高調波成分が互いに180度ずれて相殺されるので、コギングトルクは 低減する。
【0006】
本考案を図に示す実施例について説明する。 図1は本考案の実施例の要部を示す斜視図、図2は固定子鉄心1を示す正面図 で、リング状の薄板鋼板を積層して形成した外輪ヨーク部1の内側に等間隔に複 数個の楔状溝11を設けてある。楔状溝11には、薄板鋼板を積層して形成した 複数の凸極2の一方端に設けた楔状突起部21を嵌合させて固定してある。凸極 2の他方端には円周方向に伸びるポールピース22を設け、凸極2には固定子コ イル3を巻付け、ポールピースの内側に回転子が空隙を介して対向するようにし てある。 以上は従来例とほぼ同じ構成であるが、異なる点は、凸極2を軸方向に2分割 し、隣接する凸極の間に形成されたスロット間のピッチをpとすると、図3(a )に示すように、一方側の凸極2aのポールピース22aの一方端を、1/4 スロットピッチ分(p/4)だけ他方端より短くし、図3(b)に示すように、 他方側の凸極2bのポールピース22bの他方端を、同様に1/4 スロットピ ッチ分(p/4)だけ一方端より短くして、凸極の中心線に対して非対称の形に してある。 図4は回転子が1スロットピッチだけ移動した時に発生するコギングトルクの 第2次高調波成分について示したもので、凸極2a側で発生する成分をA波、凸 極2b側で発生する成分をB波とすると、A,B波は互いに位相が180度ずれ ており、コギングトルクの第2高調波成分は相殺されて結果は0となる。
【0007】
以上述べたように、本考案によれば、凸極を軸方向に2分割し、ポールピース の先端を非対称に形成する簡単な構成によって、コギングトルクを低減できるの で、マグネットに特殊な加工を施す必要がなく、コストを低減できるなどの効果 がある。
【図1】本考案の実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の実施例の凸極を示す正面図である。
【図4】本考案の実施例のコギングトルクの説明図であ
る。
る。
【図5】従来例を示す正面図である。
1 外輪ヨーク部 11 楔状溝 2、2a、2b 凸極 21 楔状突起部 22、22a、22b ポールピース 3 固定子コイル 4 回転子 5 スロット
Claims (1)
- 【請求項1】 リング状積層鋼板からなる外輪ヨーク部
と、前記外輪ヨーク部の内側に等間隔に固定され、かつ
先端に円周方向に伸びるポールピースを備えた積層鋼板
からなる複数の凸極とを設け、前記ポールピースが空隙
を介して永久磁石からなる回転子に対向するようにした
永久磁石形回転電機の固定子鉄心において、軸方向に2
分割された凸極の内の一方側の前記凸極のポールピース
の一方端が1/4 スロットピッチ分だけ他方端より短
く、他方側の前記凸極のポールピースの他方端が1/4
スロットピッチ分だけ一方端より短く形成されたことを
特徴とする永久磁石形回転電機の固定子鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6936392U JPH0629353U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 永久磁石形回転電機の固定子鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6936392U JPH0629353U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 永久磁石形回転電機の固定子鉄心 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629353U true JPH0629353U (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=13400404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6936392U Pending JPH0629353U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 永久磁石形回転電機の固定子鉄心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629353U (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002136003A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-10 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子 |
JP2005051841A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Hitachi Ltd | 電動機,圧縮機及び空気調和機 |
JP2009005543A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 永久磁石型回転機の固定子構造 |
JP2010263786A (ja) * | 2010-08-23 | 2010-11-18 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の製造方法 |
KR101111018B1 (ko) * | 2007-10-04 | 2012-03-13 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 리니어 모터 |
KR101305290B1 (ko) * | 2007-03-08 | 2013-09-06 | 엘지전자 주식회사 | 모터의 고정자 |
JP2015082936A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | 三菱電機株式会社 | 回転電機のステータ |
JP2016046879A (ja) * | 2014-08-21 | 2016-04-04 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP6936392U patent/JPH0629353U/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002136003A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-10 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子 |
JP2005051841A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Hitachi Ltd | 電動機,圧縮機及び空気調和機 |
KR101305290B1 (ko) * | 2007-03-08 | 2013-09-06 | 엘지전자 주식회사 | 모터의 고정자 |
JP2009005543A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 永久磁石型回転機の固定子構造 |
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JP2010263786A (ja) * | 2010-08-23 | 2010-11-18 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の製造方法 |
JP2015082936A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | 三菱電機株式会社 | 回転電機のステータ |
JP2016046879A (ja) * | 2014-08-21 | 2016-04-04 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
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