JP4898031B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取部に向けて原稿シートを搬送するシート搬送装置を備えた画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、スキャナ、ファクシミリ装置等において、原稿に光を照射する光走査部を所定の原稿読み取り位置に固定させて、原稿処理装置(ADF:Auto Document Feeder)により原稿を移動させながら原稿を読み取る、流し読み方式を採用した画像読取装置が知られている。
【0003】
このような装置において、読み取りスピードと画質の向上のために、搬送ベルトを用いて、読み取りガラスに対して原稿を押さえ付けながら搬送し、その過程で原稿を読み取るようなADFが開発されている。
【0004】
例えば、特開平11−212425号公開公報には、固定読取方式における読取位置と、流し読み方式における読取位置が一致している装置に関する技術について開示されている。
【0005】
ここで、固定読取方式とは、原稿台ガラス上に固定された原稿を、読取手段(例えば光学台)の移動により読み取る方式をいう。一方、流し読み方式とは、搬送ベルトで搬送されている原稿を、所定の原稿読取位置に読取手段(例えば光学台)を固定させて画像を読み取る方式をいう。
【0006】
固定読取方式を行う場合には、原稿を原稿台ガラス上に載置して読み取りを行う必要があり、原稿全域を確実に原稿ガラス台上に押さえつけないと画質が劣化してしまう。
【0007】
そのため、上記特開平11−212425号公開公報に開示された装置の場合には、固定読取方式における読取部に、搬送ベルトによって原稿を押さえつける必要がある。従って、読み取り可能な最大原稿よりも大きな幅および長さを持つ搬送ベルトを必要とする。
【0008】
これに対して特開平11−59949号公開公報には、固定読取方式における読取位置と、流し読み方式における読取位置が異なっている装置に関する技術について開示されている。
【0009】
この装置では、固定読取方式を用いる場合には、固定原稿用のカバーが、搬送ベルトとは別に設けられている。
【0010】
従って、流し読み方式に用いる搬送ベルトは、上記特開平11−212425号公開公報に開示されたような装置と比較してコンパクトなもので済む。
【0011】
そして、このような装置においては、搬送ベルトを駆動するための、駆動ローラおよび従動ローラによって、搬送ベルトを流し読みガラスに押し付けるように構成されている。
【0012】
このようにして、搬送ベルトによって搬送する原稿シートを流し読みガラスに摺動させることで、流し読みガラスの反対側に設けられた光走査部との距離が一定となるようにしていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0014】
特開平11−212425号公開公報に開示されたような従来技術の場合には、原稿台ガラスに押し付けられた長大なベルトを駆動するために、複雑な機構と強力なモータが必要となっていた。従って、装置が大型化してしまうとともに、コストも高くなってしまっていた。
【0015】
また、特開平11−59949号公開公報に開示されたような従来技術の場合には、搬送ベルトの小型化によって、上記従来技術の構成に比べると装置の小型化を図ることができた。
【0016】
しかし、駆動ローラによって、搬送ベルトを流し読みガラスに押し付ける構造であるために、複雑な構造を要するとともに、ベルトを駆動すると駆動トルクによりベルトが浮き上がってしまうことがあった。
【0017】
従って、ベルトの浮き上がりにより、搬送されてくる原稿を確実に押さえつけられなくなったり、ベルトに振動が発生してしまったりするため、搬送されてくる原稿の画像を正確に読み取ることができないという問題があった。
【0018】
さらに、読み取り位置から離れた部分においても搬送ベルトを押し付けるため、搬送ベルトとガラスの摩擦が大きくなり、搬送ベルトを滑らかに駆動するのが難しく、摩擦によって搬送ベルトおよび流し読みガラスが傷んだりしてしまうという問題があった。
【0019】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡易な構成で、原稿シートの搬送の安定化を可能とする画像読取装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像読取装置にあっては、原稿シートを搬送しながら画像を読み取る場合に用いられる、原稿画像の画像光を透過する第1の透光部材と、原稿を固定させたまま画像を読み取る場合に用いられる、原稿画像の画像光を透過する第2の透光部材と、前記第1の透光部材に対応する位置で静止した状態で、該第1の透光部材を透過した原稿画像を読み取る、あるいは、前記第2の透光部材に対応する位置で移動しながら、該第2の透光部材を透過した原稿画像を読み取る読取手段と、前記第1の透光部材の表面に対してのみ、原稿画像が通過するように原稿シートを搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルトを駆動する駆動ローラと、該搬送ベルトに従動する従動ローラと、を備えた画像読取装置において、該搬送ベルトによって搬送される原稿シートが、前記第1の透光部材の表面に摺接するように、該搬送ベルトを圧接する圧接手段を備え、前記駆動ローラ及び前記従動ローラは、前記第1の透光部材表面より高い位置に配置されており、かつ、前記駆動ローラと前記従動ローラに前記搬送ベルトを懸架しただけの前記圧接手段が無い状態において、前記搬送ベルトは、前記第1の透光部材表面に接触しないように配置されており、前記搬送ベルトが、前記圧接手段により、圧接されることによって、画像読取領域を含む領域でのみ、前記第1の透光部材に摺接するように構成されることを特徴とする。
【0030】
従って、駆動ローラなどで、原稿シートを透光部材表面に圧接させる必要はなく、圧接手段によって圧接させればよいので、搬送ベルトを駆動するためのトルクを低減できる。また、搬送ベルトと透光部材の接触範囲を小さくできる。また、第1の透光部材の表面に対してのみ、原稿シートを搬送すればよいので、搬送ベルトをコンパクトにできる。
【0031】
前記圧接手段は、前記読取手段による読取位置に対して、前記搬送ベルトを圧接するとよい。
【0032】
前記圧接手段は、前記読取手段による読取位置の前後の位置で、それぞれ前記搬送ベルトを圧接するとよい。
【0033】
前記圧接手段は、
前記搬送ベルトを直接圧接する圧接部材と、
該圧接部材を前記搬送ベルトに向けて押圧する押圧部材と、を備えるとよい。
【0034】
前記圧接部材は、前記搬送ベルトに従動するコロであるとよい。
【0035】
前記圧接手段は、
弾性反発力によって前記搬送ベルトを圧接する弾性部材を有するとよい。
【0036】
前記弾性部材は、弾性層を有するローラであるとよい。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0038】
(第1の実施の形態)
図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置及び画像読取装置について説明する。ただし、以下の説明では、シート搬送装置を一体的に備えた画像読取装置について説明する。従って、画像読取装置の説明によって、同時にシート搬送装置の説明も行う。
【0039】
より具体的には、シート搬送装置としてのオートシートフィーダ(以下、ADFと称する)を具備した、画像読取装置としてのデジタルスキャナを例にして説明する。
【0040】
このデジタルスキャナは、画像読取専用の装置として単独で利用することもできるし、複写機やファクシミリ装置における画像読取機能を担う装置として、これらの装置と一体的に利用することもできる。
【0041】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置(デジタルスキャナ)の模式的断面図である。
【0042】
図1に示すように、本実施の形態に係るデジタルスキャナは、概略、スキャナ本体101と、このスキャナ本体に着脱自在に構成されたADF201と、から構成される。
【0043】
本実施の形態に係るデジタルスキャナは、固定読取方式と流し読み方式のいずれも行うことのできる装置である。ここで、固定読取方式とは、原稿台ガラス上に固定された原稿を、読取手段(例えば光学台)の移動により読み取る方式をいう。一方、流し読み方式とは、搬送ベルトで搬送されている原稿を、所定の原稿読取位置に読取手段(例えば光学台)を固定させて画像を読み取る方式をいう。
【0044】
ADF201は、流し読み方式に用いるものである。
【0045】
このADF201は、セットされた複数のシート状の原稿202を、複数の搬送ローラ203〜207及び搬送ベルト210によって、順次、スキャナ本体101に設けられた、透光部材(第1の透光部材)としての流し読みガラス102に搬送して、再び回収する機能を備える。
【0046】
搬送ベルト210は、ベルトの駆動力を付与する駆動ローラ208と、ベルトに従動する従動ローラ209によって駆動されるように構成されており、原稿202を流し読みガラス102の表面に摺接させながら搬送させるものである。
【0047】
また、ADF201搬送ベルト210あるいは搬送ベルト210によって搬送される原稿202を、流し読みガラス102の表面に摺接させるための圧接手段を備えている。
【0048】
この圧接手段は、搬送ベルト210を直接圧接するように、搬送ベルト210を押し付ける圧接部材としてのコロ211と、このコロ211を搬送ベルト210に向けて押圧する押圧部材としてのバネ212と、を備える。
【0049】
ここで、駆動ローラ208及び従動ローラ209に搬送ベルト210が懸架されたのみの状態では、搬送ベルト210が流し読みガラス102の表面に接触しない状態となるように、搬送ベルト210,駆動ローラ208及び従動ローラ209は配置されている。
【0050】
そして、上記の圧接手段により搬送ベルト210を圧接することによって、流し読みガラス102の表面のうち、画像読取領域を含む僅かな領域でのみ、搬送ベルト210が流し読みガラス102の表面に摺接するようにしている。
【0051】
この摺接する領域は、各種部材の寸法等の誤差を考慮した上で、画像読取が安定して行うことのできる最小範囲で十分である。
【0052】
流し読み方式における読取位置付近における、本実施の形態の構成について、更に詳細に説明する。
【0053】
本実施の形態においては、コロ211はスキャナ本体101の流し読み位置の直上または直近に設けられており、バネ212の働きにより、このコロ211は搬送ベルト210を流し読みガラス102に対して押し付けている。
【0054】
搬送ベルト210と流し読みガラス102の間を原稿が通過する過程で、スキャナ本体101に設けられた読取手段としての第1の光学台109によって、光学的に走査されて、原稿の画像情報が読み取られる。
【0055】
ここで、駆動ローラ208および従動ローラ209は、これらの下端が、図2に示すように流し読みガラス102の上面よりも若干高い位置(図2におけるhの高さ)になるように配置されている。
【0056】
そのため搬送ベルト210は、その自重と付勢されたコロ211の働きにのみによって流し読みガラス102に押し付けられる構成となっている。
【0057】
次に、スキャナ本体101の構成等について説明する。
【0058】
スキャナ本体101は、原稿を照射する光源103と、光源103による照射により得られた原稿画像を含む光を所定方向に導くためのミラー104,105,106と、導かれた光を集光するためのレンズ107と、光学的な画像情報を電気的な画像情報に変換するためのCCD108と、を有する。
【0059】
光源103およびミラー104は、読取手段としての第1の光学台109に取り付けられている。一方、ミラー105,106は第2の光学台110に取り付けられている。
【0060】
第1の光学台109及び第2の光学台110は、ワイヤによってステッピングモータ(不図示)と結ばれ、ステッピングモータの回転により原稿台ガラス111と平行に移動制御される。
【0061】
ポジションセンサ112は、第1の光学台109のホームポジションを検知するセンサである。
【0062】
固定読取方式により画像を読み取る場合には、第2の透光部材としての原稿台ガラス111上に原稿を固定する。
【0063】
そして、上記ホームポジションを基準として、ステッピングモータ301を正転あるいは逆転することにより、第1の光学台109及び第2の光学台110を移動させて、原稿台ガラス111上の原稿を走査する。
【0064】
一方、流し読み方式により画像を読み取る場合には、上記の通りADF201を用いる。
【0065】
そして、ADF201から搬送されてくる原稿202の画像を読み取る際には、ステッピングモータ(不図示)によって、予め設定された流し読み位置に第1の光学台109を移動させ、この第1の光学台109を静止させる。
【0066】
原稿202は、上記の通り、搬送ローラ203〜207および搬送ベルト210によって搬送される。そして、原稿202が流し読みガラス102と搬送ベルト210の間を通過する過程で、光源103によって光が照射され、第1ミラー104,第2ミラー105,第3ミラー106、及びレンズ107を介してCCD108に光学的に読み取られる。
【0067】
以上のように、本実施の形態では、流し読み方式による読取位置にのみ、搬送ベルトで原稿シートを搬送できる構成とすればよいので、搬送ベルトをコンパクトにすることができる。従って、装置全体として小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0068】
また、画像読取に必要な最小限の部分でのみ、原稿シートが流し読みガラスに摺接するようにすればよいので、搬送ベルトの駆動トルクを小さくすることができる。従って、搬送ベルトの駆動機構を簡素化及び小型化できる。
【0069】
また、摺動範囲が狭いことから、搬送ベルトの滑らかな駆動が可能となり、かつ、搬送ベルト及び流し読みガラスの摩耗を低減できる。
【0070】
更に、駆動トルクが小さくて済むことから、駆動トルクによる搬送ベルトの流し読みガラスに対する浮きを低減できる。従って、原稿シートが押さえられなくなることを防止でき、また、搬送ベルトの振動を防止できるため、原稿画像の安定した読み取りを行うことができる。
【0071】
なお、図1においては、搬送ベルトに従動する従動ローラが1つである例について示したが、勿論、複数の従動ローラを設けるようにしても良い。例えば、図3に示すように、2つの従動ローラ209を備えるようにしてもよいし、図4に示すように、3つの従動ローラ209を備えてもよいし、それ以上従動ローラを設ける構成としてもよい。
【0072】
(第2の実施の形態)
図5には、第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、圧接手段によって、搬送ベルトの1箇所(読取位置)のみを圧接する構成を示したが、本実施の形態では、圧接手段によって、搬送ベルトの複数箇所(読取位置の前後の2箇所)を圧接する構成を示す。
【0073】
その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、適宜、その説明は省略する。
【0074】
図5は本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置(デジタルスキャナ)の模式的断面図である。
【0075】
本実施の形態では搬送ベルトを流し読みガラスに押し付けるための、圧接部材としてのコロを複数設けて、複数箇所で搬送ベルトを圧接している。
【0076】
図5において、401は搬送ベルト、402は搬送ベルト401を駆動する駆動ローラ、403は搬送ベルト401に従動する従動ローラ、404は流し読みガラスである。
【0077】
本実施の形態では、圧接手段が2つ設けられている。一つは、搬送ベルト401を直接圧接するように、搬送ベルト401を流し読みガラス404に押し付けるためのコロ405と、コロ405を搬送ベルト401に対して付勢するための押圧部材としてのバネ407で構成される。もう一つも、同様な構成であり、コロ406とバネ408で構成される。
【0078】
コロ405とコロ406は、流し読み方式における読取位置を挟んで前後(搬送ベルトによる搬送方向の上流側と下流側)に設けられている。これにより、搬送ベルト401を流し読みガラス404に押し付けることによって、読み取り位置付近の搬送ベルト401を平坦に保っている。
【0079】
また、上記第1の実施の形態と同様に、駆動ローラ402および従動ローラ403の下端は流し読みガラス404の上面よりも若干高い位置になるよう構成されている。従って、搬送ベルト401はその自重と付勢されたコロ405とコロ406の働きのみによって流し読みガラス404に押し付けられている。
【0080】
このような構成で、搬送ベルト401と流し読みガラス404の間を原稿が通過する過程で、第1の実施の形態と同様に原稿画像が光学的に読み取られる。
【0081】
以上のような構成により、上記第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0082】
なお、図5においてはコロを2個設けた例について説明したが、それ以上、たとえば3個であるような構成であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。また、上記第1の実施の形態でも説明したように、搬送ベルトに従動する従動ローラが2つ以上設けられているような構成としてもよい。
【0083】
(第3の実施の形態)
図6には、第3の実施の形態が示されている。上記第1・第2の実施の形態では、圧接手段を、圧接部材(コロ)と押圧部材(バネ)によって構成する場合を示したが、本実施の形態では、圧接手段を弾性層を有するローラで構成する場合を示す。
【0084】
その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、適宜、その説明は省略する。
【0085】
図6は本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置(デジタルスキャナ)の模式的断面図である。
【0086】
図6において、501は搬送ベルト、502は搬送ベルト501を駆動する駆動ローラ、503は搬送ベルト501に従動する従動ローラ、504は流し読みガラスである。
【0087】
そして、505は、搬送ベルト501を流し読みガラス504に押し付けるために設けられた、圧接手段としての弾性ローラである。
【0088】
この弾性ローラ505は、弾性素材からなる弾性層を有する。ただし、ローラ表面が弾性反発力を有する構成であればよく、例えば、ローラ全体が弾性素材からなるような一層構造としてもよいし、内部が剛体で表面側に弾性層を備えるような複数層構造としてもよい。
【0089】
弾性ローラ505は、流し読み方式における読取位置の直上または直近に設けられている。そして、弾性ローラ505の高さは、ローラの下端が搬送ベルト501の裏面に押し付けられるような高さに設定されている。
【0090】
このため、弾性ローラ505は、ローラ自体の弾性によって搬送ベルト501を流し読みガラス504に押し付ける働きをする。
【0091】
一方、上記各実施の形態と同様に、駆動ローラ502および従動ローラ503の下端は流し読みガラス504の上面よりも若干高い位置になるよう構成されている。従って、搬送ベルト501はその自重と弾性ローラ505の働きのみによって流し読みガラス504に押し付けられている。
【0092】
以上のような構成により、上記第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0093】
このような構成で、搬送ベルト501と流し読みガラス504の間を原稿が通過する過程で、第1の実施の形態と同様に原稿画像が光学的に読み取られる。
【0094】
なお、図6においては弾性ローラが1個である例について説明したが、上記第2の実施の形態と同様に2個以上、たとえば3個であるような構成であっても同様の効果が得られる。
【0095】
また、本実施の形態では弾性ローラ505はその弾性のみによって搬送ベルト501を流し読みガラス504に押し付ける構成となっているが、上記各実施の形態におけるコロと同様にバネ等の付勢手段によって弾性ローラを搬送ベルトに押し付けるような構成をとっても同様の効果が得られる。
【0096】
さらに、上記第1の実施の形態でも説明したように、搬送ベルトに従動する従動ローラが2つ以上設けられているような構成としてもよい。
【0097】
(その他)
上記各実施の形態においては、読取手段が、光電変換素子(CCD)に画像情報を導くための走査体(光学台)である場合を例にして説明したが、これに限るものではない。
【0098】
例えば、読取手段が、いわゆる電子写真装置において感光体に画像情報を導くための走査体であってもよい。また、読取手段が、光電変換素子(CCD)を直接走査のために移動させるように構成されている、いわゆる密着型イメージセンサであってもよい。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、簡易な構成で、原稿シートの搬送の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の模式的断面図である。
【図2】図1における主要部の拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置(変形例)の模式的断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置(変形例)の模式的断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置の模式的断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置の模式的断面図である。
【符号の説明】
101 スキャナ本体
102 流し読みガラス
103 光源
104,105,106 ミラー
107 レンズ
109 第1の光学台
110 第2の光学台
111 原稿台ガラス
112 ポジションセンサ
201 ADF
202 原稿
203 搬送ローラ
208 駆動ローラ
209 従動ローラ
210 搬送ベルト
211 コロ
212 バネ
301 ステッピングモータ
401 搬送ベルト
402 駆動ローラ
403 従動ローラ
404 流し読みガラス
405,406 コロ
407,408 バネ
501 搬送ベルト
502 駆動ローラ
503 従動ローラ
504 流し読みガラス
505 弾性ローラ

Claims (7)

  1. 原稿シートを搬送しながら画像を読み取る場合に用いられる、原稿画像の画像光を透過する第1の透光部材と、
    原稿を固定させたまま画像を読み取る場合に用いられる、原稿画像の画像光を透過する第2の透光部材と、
    前記第1の透光部材に対応する位置で静止した状態で、該第1の透光部材を透過した原稿画像を読み取る、あるいは、前記第2の透光部材に対応する位置で移動しながら、該第2の透光部材を透過した原稿画像を読み取る読取手段と、
    前記第1の透光部材の表面に対してのみ、原稿画像が通過するように原稿シートを搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルトを駆動する駆動ローラと、
    該搬送ベルトに従動する従動ローラと、を備えた画像読取装置において、
    該搬送ベルトによって搬送される原稿シートが、前記第1の透光部材の表面に摺接するように、該搬送ベルトを圧接する圧接手段を備え、
    前記駆動ローラ及び前記従動ローラは、前記第1の透光部材表面より高い位置に配置されており、かつ、前記駆動ローラと前記従動ローラに前記搬送ベルトを懸架しただけの前記圧接手段が無い状態において、前記搬送ベルトは、前記第1の透光部材表面に接触しないように配置されており、
    前記搬送ベルトが、前記圧接手段により、圧接されることによって、画像読取領域を含む領域でのみ、前記第1の透光部材に摺接するように構成されることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記圧接手段は、前記読取手段による読取位置に対して、前記搬送ベルトを圧接することを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  3. 前記圧接手段は、前記読取手段による読取位置の前後の位置で、それぞれ前記搬送ベルトを圧接することを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  4. 前記圧接手段は、前記搬送ベルトを直接圧接する圧接部材と、
    該圧接部材を前記搬送ベルトに向けて押圧する押圧部材と、を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  5. 前記圧接部材は、前記搬送ベルトに従動するコロであることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  6. 前記圧接手段は、
    弾性反発力によって前記搬送ベルトを圧接する弾性部材を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  7. 前記弾性部材は、弾性層を有するローラであることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
JP2001258448A 2001-08-28 2001-08-28 画像読取装置 Expired - Fee Related JP4898031B2 (ja)

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