JP2007221646A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 読取位置の領域で干渉縞の発生を防ぎながら読取動作を行うことができ、装置の大型化を招くことなくスキャナ画像やコピー画像における干渉縞の発生を防止できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】
プラテンガラス1上の読取位置Bを含む領域で該プラテンガラスに沿って配置された透明シート7と、搬送手段により透明シート上面に沿って搬送される原稿を透明シートを介してプラテンガラスに押さえる押さえ部材3fとを有する。押さえ部材で原稿を押さえる位置は読取位置より搬送方向上流側に選定される。押さえ部材は、読取位置で、押さえ部材と透明シートとの間並びに透明シートとプラテンガラスとの間のそれぞれに隙間を生じさせる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、停止した読取手段により搬送原稿を読み取る読取モードを有する画像読取装置に関する。
近年、原稿の画像を読み取る画像読取装置にあっては、静止原稿を読み取る第1の読取モードと搬送手段により搬送される搬送原稿を読み取る第2の読取モードを有するものが使用されている。また、静止原稿にしても、シート状の原稿だけでなく、書籍等の厚みのある原稿も読み取り可能な読取モードを有する画像読取装置が提案されている。このような画像読取装置は、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4及び特許文献5などに開示されている。これらの画像読取装置では、後述する透明なフィルムからなるスクレイパーシートが使用されている。
図6は従来の画像読取装置の縦断面図である。図6において、書籍等の厚みのある原稿を読み取るときには、プラテンガラス51上に載置した原稿を圧板52で密着させ、原稿が静止した状態で読取ユニット53を矢印a方向に走査しながら画像を読み取るように構成されている。また、シート状の原稿を読み取るときには、読取ユニット53を図6に示すような読取位置に停止させた状態で、原稿を搬送ユニット54により原稿パス(矢印b方向)に沿って搬送しながら、画像を読み取っていく。
静止した読取ユニット53で原稿を読み取る読取位置には、透明なフィルムからなるスクレイパーシート55が配設されている。スクレイパーシートは搬送方向一端部で接着剤等により搬送ユニット54の一部に固着され、スクレイパーシートの搬送方向他端部は圧板52の上に載せられている。スクレイパーシート55は、読み取る際の白レベルの基準となる不図示の白色シートが接着された押さえ板56の対向位置に、不図示のばねにより、押さえ板56を介して押し付けられている。また、スクレイパーシートの一部は、図6に示すように、圧板54を閉じたときにプラテンガラス51に押圧されて接触している。
このスクレイパーシート55は、読み取りの際の白レベル基準となる不図示の白色シートが、接着された押さえ板56の対向位置に、不図示のばねにより押さえ板金56を介して押圧されている。これにより、スクレイパーシートは、圧板54を閉じたとき、図示のようにプラテンガラス51に押圧されて接触している。スクレイパーシート55及び押さえ板56は、読取位置と読取位置の搬送方向前後の部分を含む所定の平面領域に押圧されている。これは、読取位置において確実に原稿をスクレイパーシートを介してプラテンガラス51に密着させることで、読取位置での原稿浮きによる焦点ずれを発生させないためである。
さらに、スクレイパーシート55の通紙方向読取位置周辺で、かつ原稿通紙幅方向の両外側周辺では、搬送ユニット54のフレームの一部がスクレイパーシートを挟んでプラテンガラス51に着地している。この着地によって、搬送ユニット54の高さ方向の位置が決定され、位置出しが行われている。これも、スクレイパーシートが読取位置において浮くことを防ぎ、これにより原稿が浮くことを防止し、結果として読み取りの際の焦点ずれを防ぐためである。また、このような構成は、特に、読取ユニット53として、レンズの焦点深度が狭い密着型のイメージセンサを使用する場合に必要となる。
特開平7−221931号公報 特開平8−046742号公報 特開平8−186687号公報 特開昭62−179271号公報 特開昭63−180650号公報
しかしながら、前述の従来の構成では、原稿読み取りの際にスクレイパーシートとプラテンガラスの間で原稿が挟圧されるため、挟圧部周辺で発生する干渉縞(ニュートンリング)が読取位置に発生するという課題があった。このような干渉縞が発生すると、この干渉縞も原稿の画像として読み取ってしまうため、干渉縞がスキャナ画像あるいはコピー画像として現れ、読取画像の画質低下の原因となる。これを解決する方法として、例えば、挟圧される領域を読取位置から遠ざけて配置することが考えられる。しかし、このような方法では、装置全体の大型化の傾向が強くなり、現実的ではなかった。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、読取位置の領域で干渉縞の発生を防ぎながら読取動作を行うことができ、装置の大型化を招くことなくスキャナ画像やコピー画像における干渉縞の発生を防止できる画像読取装置を提供することである。
本発明に係る画像読取装置は、第1の読取モードと第2の読取モードを有する。第1の読取モードは、プラテンガラス上に載置された原稿を読取手段を移動させながら読み取る読取モードである。第2の読取モードは、搬送手段によりプラテンガラス上を搬送される原稿を読取位置に停止させた読取手段により読み取る読取モードである。本発明による画像読取装置は、プラテンガラス上の読取位置を含む領域で該プラテンガラスに沿って配置された透明シートと、搬送手段により透明シート上面に沿って搬送される原稿を読取位置よりも搬送方向上流側で該透明シートを介してプラテンガラスに押さえる押さえ部材と、を有する。そして、押さえ部材は、読取位置で、押さえ部材と透明シートとの間並びに透明シートとプラテンガラスとの間のそれぞれに隙間を生じさせる。
本発明によれば、読取位置の領域で干渉縞の発生を防ぎながら読取動作を行うことができ、装置の大型化を招くことなく、スキャナ画像やコピー画像における干渉縞の発生を防止できる画像読取装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明を適用した画像読取装置の一実施形態の縦断面図である。図1において、本実施形態に係る画像読取装置は、2種類の読取モードを有している。すなわち、プラテンガラス1上に載置されて圧板2で密着された原稿の画像を読み取る第1の読取モードと、ローラ等からなる搬送手段3によって搬送される原稿の画像を読み取る第2の読取モードとを有している。4は原稿の画像を読み取るための読取手段である。
読取手段4は、原稿の画像面に入射光を入射する照明手段4aと、原稿の画像面からの反射光が通過するロッド型レンズ4bと、レンズ4bの直下に配置され反射光を結像させるイメージセンサ4cとにより構成されている。第1の読取モードのときに静止原稿の画像を読み取る際は、読取手段4で矢印a方向に走査しつつ読み取りを行い、第2の読取モードのときに搬送原稿(移動原稿)の画像を読み取る際は、読取位置Bに停止して読み取りを行う。3は、原稿を搬送路(矢印b方向)に沿って搬送するための搬送手段である。
搬送手段3は、複数枚のシート状の原稿をセット(積載)可能な原稿台3aと、原稿台3a上にセットされた原稿を下流側へ送り出す給送ローラ3bと、を備えている。また、搬送手段3は、送り出された原稿を1枚ずつに分離する分離ローラ3c及び分離片3dからなる分離部と、1枚ずつに分離された原稿を読取位置Bへ搬送する搬送ローラ対3eと、を備えている。さらに、搬送手段3は、読取位置B周辺での原稿の浮き位置を規制する押さえ部材としての押さえ板3fと、読取位置Bを通過した原稿を搬送し排出する排出ローラ対3gと、を備えている。押さえ板3fには、原稿の画像を読み取る際に白レベルの基準となる白色シートが接着されている。また、給送ローラ3b、搬送ローラ対3e及び排出ローラ3gの間には、シート状の原稿を案内するガイド部材が配置されており、これらのガイド部材により原稿搬送路(矢印b方向)が形成されている。
プラテンガラス1は、厚みのある書籍等の原稿(シート状の原稿でも良い)などを静止させた状態で読み取るために原稿を載置するものであり、本体フレーム5に支持されている。圧板2は、プラテンガラス1上に載置された原稿をプラテンガラス1に密着させるものであり、押さえ板3fを含む搬送手段3と共に一体的に構成され、第1のユニットとしてのDF(原稿給送)ユニット6を形成している。本体フレーム5には、プラテンガラス1の他に読取手段4やスクレーパーシート7などが一体的に組み込まれ、これらの組み込み部品により第2のユニットが構成されている。スクレーパーシート7は、後述するような透明なフィルム部材で形成されている。第1のユニット6と本体(本体フレーム5)との間にはヒンジ等の回転中心が設けられ、第1のユニットとしてのDFユニット6は、第2のユニットをなす本体フレーム5に対して所定角度だけ揺動可能である。すなわち、書籍等の厚みのある原稿の画像を読み取るときには、使用者がDFユニット6を開いてプラテンガラス1の上面に原稿を載置する構成となっている。
図2は図1の画像読取装置の読取部を上方から見た部分斜視図である。図3は本発明による画像読取装置の一実施形態における読取部を拡大して示す部分縦断面図である。図4は図3の読取部の要部を示す部分縦断面図である。図5は図3の読取部の読取位置近傍を範囲を限って示す部分縦断面図である。図1〜図5において、7は透明シートである。この透明シート7は、透明なフィルム部材で形成され、記録位置における搬送原稿を案内するスクレイパーシートとして機能するものである。透明シート7は、搬送ローラ対3eによって読取位置Bに搬送されたシート状の原稿Gを、読取位置Bから下流側の排出ローラ対3gへ案内するものである。透明シート7は、ポリプロピレン、ポリエステル、PET等の透明なプラスチック材料で形成され、本実施形態では、厚さが約0.11mm程度のPETで形成されている。
透明シート7は、読取位置Bよりも原稿搬送方向上流側の位置で、押さえ板3fによって上方から付勢されることでプラテンガラス1に押し付けられている。プラテンガラス1に押し付けられる位置は、読取位置Bよりも搬送方向上流側へ3mm〜5mm程度の位置に選定されている。この値は、本体装置の大きさを小型化させるために、例えば3mm程度の距離が採用される。透明シート7は、読取位置Bで、プラテンガラス1との間に隙間Δxをもって配設されている。また、透明シートは、読取位置Bで、押さえ板3fとの間には隙間Δyをもって配設されている。透明シート7とプラテンガラス1との間に隙間Δxを設ける理由は、読取位置Bにおいて透明シートがプラテンガラス1にある加重で圧着付勢された場合に、ニュートンリングと呼ばれる干渉縞が発生することを防ぐためである。また、透明シート7と押さえ板3fとの間に隙間Δyを設ける理由は、原稿Gの裏面の汚れ等が押さえ板3f(特にその白色シート)に付着しないようにするためである。
図2において、透明シート7の読取位置Bの主走査方向両外側の領域H1、H2の近傍には、搬送手段3のプラテンガラス1に対する高さ方向位置決め部材(不図示)が設けられている。これにより、搬送手段3をプラテンガラス1上に直接着地させたときの読取手段との高さが決められる。透明シート7は透明なプラスチック材料で形成されている。ただし、プラスチック材料はガラスと比べて軟らかく傷が付き易い。このため、透明シート7に、傷の発生を防ぐためのハードコーティング処理を施すことが好ましい。
図2〜図4において、8は透明シート7を介してプラテンガラス1を本体フレーム5に押し付けるための押さえ板であり、この押さえ板8はビス9又はスナップフィット等により本体(本体フレーム5)に固定されている。透明シートは、その上流側端部分7aで接着剤やフック形状等により押さえ板8に固着されている。スクレイパーシートである透明シート7は、原稿の連続通紙(連続搬送)等により傷が生じたり、変形したりした場合、あるいは使用者が不用意に変形させてしまったような場合には交換する必要がある。このため、透明シートは取り外し可能となっている。つまり、透明シート7と押さえ板8は一体にユニット化されており、透明シートは使用者又はサービスマンに支給するだけでを容易に交換できる。
図1〜図5において、3hは搬送手段3の一部をなすガイド部材である。ガイド部材3hの一部に傾斜面3iが設けられている。搬送ローラ対3eによって搬送される原稿Gの先端は、傾斜面3iによって、プラテンガラス1面上にある透明シート7の上面に導かれる。10は透明シート7から離れた原稿を下流側の排出ローラ対3gへ案内するガイド部材としてのガイド板である。このガイド板10は、本体フレーム5の一部で形成しても良く、あるいは別部材としてプラテンガラス1面上に固定しても良い。
透明シート7の下流側端部7bは、ガイド板10の一部に設けられた傾斜面10aに乗り上げている。つまり、透明シートは、プラテンガラス1面上からガイド板10の傾斜面10aに橋渡しされている。これにより、プラテンガラス1とガイド板10との段差部に、透明シートの湾曲部7cが形成される。従って、搬送ローラ対3gによって透明シート7に搬送された原稿は、湾曲部7cに沿って滑らかに搬送され、下流側端部7bを通過してガイド部材10の傾斜面10aに導かれる。また、このような構成により、透明シート7は、読取位置Bで、プラテンガラス1との間に隙間Δxをもって配設されている。
図3〜図5において、透明シート7は、前述のように、読取位置Bで、押さえ板3fとの間に隙間Δyをもって配設されている。この隙間Δyを設けるために、押さえ板3fは、読取位置Bで搬送上流側下向きに傾斜させるとともに、それより搬送方向上流側部分では搬送上流側上向きに傾斜させるように形成されている。そして、このように形成された押さえ板3fを、読取位置Bの上流側で、透明シート7を介してプラテンガラス1に向けて付勢している。これにより、読取位置Bで、上記隙間ΔYが形成されている。
図1〜図5において、ガイド板10の一部には指標10bが一体的に形成されている。この指標10bは、プラテンガラス1の上面に原稿をセットする際の原稿サイズ位置表示及び突き当て基準として使用される。これにより、部品点数の増加によるコストアップを防いでいる。圧板2の一部には傾斜面2aが設けられている。傾斜面2aの下端部2bの位置は、ガイド板10の上面10cよりも低くなっている。これにより、透明シート(スクレイパーシート)7を離れた原稿Gは、その先端が引っ掛かることなく、ガイド部材10の傾斜面10aから圧板2の傾斜面2aへ導かれる。そして、原稿は圧板2の傾斜面2aに沿って排出ローラ対3gへ導かれる。
次に、以上説明した画像読取装置による読取動作について説明する。図1〜図5において、先ず第1の読取モードのときには、書籍等の厚みのある原稿(或いはシート状の原稿で良い)をプラテンガラス1上にセットした後、圧板2でプラテンガラス1面上に密着させる。このように原稿を静止させた状態で、不図示の駆動手段からの駆動力伝達により、読取手段4を矢印a方向に移動させて画像を読み取る。すなわち、矢印a方向に移動する照明手段4aによって静止原稿の画像面にプラテンガラスを通して光を照射し、その反射光(画像光)をプラテンガラス1及びレンズ4bを通してイメージセンサ4cに結像させる。
一方、第2の読取モードのときには、先ず、読取手段4を、搬送手段3の搬送路中の読取位置Bに固定する。この状態で搬送手段3により原稿Gを矢印b方向に搬送路に沿って搬送し、読取位置Bに固定された読取手段4により画像を読み取る。すなわち、透明シート7とプラテンガラス1との隙間Δx及び透明シート7と押さえ部材3fとの間の隙間Δyの合計隙間(Δx+Δy)の範囲内において、照明手段4aによって原稿の画像面に光を照射する。そして、その反射光(画像光)を透明シート7、プラテンガラス1及びレンズ4bを通してイメージセンサ4cに結像させる。
次に、第2の読取モードにおける読取位置Bでのシート状原稿の搬送動作について説明する。搬送手段3により搬送される原稿は、ガイド部材3hの傾斜面3iにより読取位置Bの透明シート7の上面に導かれる。ガイド部材3hの傾斜面3iは、原稿の先端が透明シート7の上面に着地したとき、原稿が挫屈しないで滑らかに着地するような傾斜角に設定されている。読取位置Bに搬送された原稿は、前述のようにして画像を読み取られ、隙間Δyを通過し、透明シートの湾曲部7cの曲面に沿って下流側へ案内される。この際、透明シートの湾曲部7cは滑らかな曲面を有するため、プラテンガラス1とガイド部材10との僅かな段差に原稿先端が引っ掛かることなく滑らかに案内される。
透明シート7を離れた原稿は、その先端がガイド板10の傾斜面10aに案内され、さらにガイド板10の傾斜面10aから圧板2の傾斜面2abに案内される。ここで、透明シート7の下流側端部7bはガイド板10の傾斜面10aに乗り上げており、また、ガイド板10の上面10cは圧板2の下端部2bよりも高い位置にある。このため、原稿の先端は引っ掛かることなく滑らかに案内され、下流側の排出ローラ3gへ導かれる。以上のように、本実施形態によれば、第2の読取モードのときに、搬送ローラ対3eによって読取位置Bに搬送されたシート状の原稿を、読取位置Bから排出ローラ対3gへ滑らかに搬送することができる。
以上説明した画像読取装置には2つの読取モードが設けられている。第1の読取モードは、プラテンガラス1上に載置された原稿を、本体(本体フレーム5)内に設けられた読取手段4を移動させながら読み取る読取モードである。第2の読取モードは、搬送手段3によりプラテンガラス上を搬送される原稿を、読取位置Bに停止させた読取手段4により読み取る読取モードである。そこで、プラテンガラス上の読取位置Bを含む領域で該プラテンガラスに沿って配置された透明シート7が設けられている。また、搬送手段により透明シート7上面に沿って搬送される原稿を該透明シートを介してプラテンガラス1に押さえる押さえ部材3fが設けられている。
そして、押さえ部材3fで原稿を押さえる位置は読取位置Bよりも搬送方向上流側に選定される。これとともに、押さえ部材3fは、読取位置Bで、押さえ部材と透明シートとの間並びに透明シートとプラテンガラスとの間のそれぞれに隙間Δy、Δxを生じさせる。このような構成により、原稿を読み取るときの高さを安定させることができ、読取位置の領域で干渉縞の発生を防ぎながら読取動作を行うことができ、装置の大型化を招くことなく、スキャナ画像やコピー画像における干渉縞の発生を防止できる。
また、以上の実施形態では、原稿の搬送手段の高さ位置を、搬送手段の一部である高さ方向位置決め部材(不図示)を原稿の紙幅(読み取り幅)両外側の最近傍で、プラテンガラス1上に直接着地させて位置決めしている。このため、搬送手段3の高さ位置の精度を向上させるとともに装置奥行き方向の寸法を低減して装置の小型化を図ることができる。 また、読取位置Bの搬送方向下流側にガイド部材10を配置し、透明シート7の下流側端部をプラテンガラス1より高い位置に乗り上げさせている。このため、読取位置において、透明シートとプラテンガラスとの高さ方向に所定の隙間を安定した状態で設けることができる。従って、読取位置におけるニュートンリングの発生を防ぐとともに、押さえ部材に設けられた白レベルの基準となる白色シートなどが原稿の裏面の汚れによって汚されることを防止できる。これにより、安定した高画質の読取画像を形成することができる。
なお、本発明による画像読取装置は、複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置の読取系(画像読取装置)にも同様に適用することができ、上述と同様の作用効果が得られる。
本発明を適用した画像読取装置の一実施形態の縦断面図である。 図1の画像読取装置の読取部を上方から見た部分斜視図である。 本発明による画像読取装置の一実施形態における読取部を拡大して示す部分縦断面図である。 図3の読取部の要部を示す部分縦断面図である。 図3の読取部の読取位置近傍を範囲を限って示す部分縦断面図である。 従来の画像読取装置の縦断面図である。
符号の説明
1 プラテンガラス
2 圧板
2a 傾斜面
2b 下端部
3 搬送手段
3a 原稿台
3b 給送ローラ
3e 搬送ローラ対
3f 押さえ部材(押さえ板)
3g 排出ローラ
3h ガイド部材
3i 傾斜面
4 読取手段
4a 照明手段
4b レンズ
4c イメージセンサ
5 本体(本体フレーム)
6 DFユニット(原稿給送ユニット、第1のユニット)
7 透明シート(スクレイパーシート、透明なプラスチック材)
7a 透明シートの搬送方向上流側端部
7b 透明シートの搬送方向下流側端部
7c 透明シートの湾曲部
10 ガイド部材(ガイド板)
10a ガイド部材の傾斜面
10b 指標
10c ガイド部材の上面
Δx 透明シートとプラテンガラスとの間の隙間
Δy 透明シートと押さえ部材3fとの間の隙間

Claims (7)

  1. プラテンガラス上に載置された原稿を読取手段を移動させながら読み取る第1の読取モードと、搬送手段により前記プラテンガラス上を搬送される原稿を読取位置に停止させた前記読取手段により読み取る第2の読取モードとを有する画像読取装置において、
    前記プラテンガラス上の前記読取位置を含む領域で該プラテンガラスに沿って配置された透明シートと、前記搬送手段により前記透明シート上面に沿って搬送される原稿を前記読取位置よりも搬送方向上流側で該透明シートを介して前記プラテンガラスに押さえる押さえ部材と、を備え、
    該押さえ部材は、前記読取位置で、前記押さえ部材と前記透明シートとの間並びに前記透明シートと前記プラテンガラスとの間のそれぞれに隙間を生じさせることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記透明シートは、前記プラテンガラスとの間に隙間を生じる姿勢で前記本体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記搬送手段は、前記読取位置の前記透明シートの両側で前記プラテンガラス上に直接当接する位置決め部材により、該プラテンガラスに対する高さを決められることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記押さえ部材が前記搬送原稿を介して前記透明シートを押さえたとき、前記読取位置において前記押さえ部材と前記透明シートとの間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記プラテンガラス上の前記読取位置より搬送方向下流側にガイド部材が配置され、前記透明シートは、搬送方向下流側端部が該ガイド部材に乗り上げる姿勢で前記プラテンガラス上に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記透明シート上を搬送される原稿を、前記ガイド部材により搬送方向下流側に配置された排紙ローラへ案内することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記透明シートが前記プラテンガラス上から前記ガイド部材上に乗り上げることで形成される湾曲部の範囲内に前記読取位置が設定されることにより、該読取位置における前記透明シートと前記プラテンガラスとの間の隙間が形成されることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取装置。

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