JP3661789B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動原稿用透明部材及び静止原稿用透明部材とを備え、移動原稿用透明部材に沿って移動する原稿の画像及び静止原稿用透明部材に載置された原稿の画像を選択的に読み取る画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置は、原稿上の画像を光学的に走査してこれを電子データに変換した後、ファクシミリや複写機等の画像形成装置、パーソナルコンピュータ等に送信するように構成されている。また、この画像読取装置は画像形成装置の画像読取ユニットとして画像形成装置の内部に組み込まれていることもある。
【0003】
このような画像読取装置の画像データ読取方式には、透明ガラスで構成された静止原稿用透明部材上に載置された原稿シートや書籍等の厚手原稿の画像データを光学読取手段を移動しつつ取得する静止原稿読取方式と、給紙トレイ上に複数枚積載された原稿シートを1枚ずつ分離し移動原稿用透明部材に沿って搬送しつつ画像データを読み取るための自動原稿給紙装置(以下、「ADF」という)を利用した移動原稿読取方式とがある。
【0004】
これら2つの読取方式に対応した画像読取装置においては、ADFがヒンジ装置を介して開閉自在に取り付けられ、静止原稿読み取り時はADFが静止原稿用透明部材上に載置された原稿を覆い、移動原稿読み取り時はADFが給紙トレイから送り出した原稿を移動原稿用透明部材に沿って搬送し、読み取られた原稿を排紙トレイに収容するようになっている。
【0005】
このような画像読取装置において、移動原稿用透明部材に沿って搬送された原稿を排紙トレイに導くために、従来は特開平5−236204号公報の図5や図6のように移動原稿用透明部材より低い位置に掬い上げ部材を設けて、移動原稿用透明部材を通過した原稿を掬い上げていた。または、同公報の図1のように静止原稿用プラテンから移動原稿用プラテンを突出させて段差を形成し、この段差を利用して掬い上げ部材を配置し易くしていた。
【0006】
更に、特開昭62−179271号公報の装置では移動原稿用透明部材と掬い上げ部材との間に段差がないようにするために、搬送原稿を案内する弾性シートを移動原稿用透明部材に接触させて搬送経路を形成するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平5−236204号公報の装置においては、水平の移動原稿用透明部材に対して掬い上げ部材が所定の角度で配置されているため、移動原稿用透明部材を通過した原稿が掬い上げ部材に接触したときに、衝撃が生じ、画像が乱れる恐れがある。
【0008】
また、特開昭62−179271号公報の装置においては、弾性シートを移動原稿用透明部材に接触させているため、その接触の仕方により搬送経路の形状が変わったり、弾性シートと透明部材との接触部分前後で搬送経路の角度が大きく変わって、搬送原稿に衝撃が生じ、画像が乱れる恐れがある。
【0009】
このため、特開平6−43712号公報のように、移動原稿用透明部材に沿って原稿を案内するガイド手段を移動原稿用透明部材から独立して形成することにより、搬送経路を原稿が安定して搬送できる。しかし、移動原稿用透明部材を静止原稿用透明部材よりもかなり高い位置に配置されているため、光学読取手段を構成するレンズ又はミラーの位置を移動して焦点距離を切り換える必要がある。
【0010】
そこでこの発明は、移動原稿用透明部材に沿って原稿をスムースに搬送できると共に、読み取りの都度、焦点調整の必要のない画像処理装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このため本発明の請求項1では、原稿給紙装置に、移動原稿用透明部材とこの移動原稿用透明部材に沿って移動する原稿との間に位置し、移動原稿を移動原稿用透明部材に沿って案内する透明のガイド手段を設け、原稿給紙装置を閉じて静止原稿用透明部材及び移動原稿用透明部材を覆った際に移動原稿用透明部材とガイド手段とを離間して支持する支持手段を設けたので、ガイド手段が移動原稿用透明部材に接触せず、搬送経路が変形することがなく、安定してスムースに搬送できる。
【0016】
請求項では、ガイド手段をアクリル樹脂やガラスなどの透明材料で形成したので、搬送経路の形状が常に一定となり安定して原稿を搬送できる。
【0017】
請求項では、ガイド手段の画像読取位置における下面が、静止原稿用透明部材の上面位置よりも下方に突出しているので、焦点距離を短くできる。
【0018】
請求項では、ガイド手段の画像読取位置における上面と静止原稿用透明部材の上面とを略同一高さに設定したので、移動原稿読み取り時と静止原稿読み取り時とで焦点距離を略同一にでき、焦点距離を切り換える機構を設けなくてすむ。
【0019】
請求項では、移動原稿用透明部材の厚さが静止原稿用透明部材の厚さよりも薄いので、焦点距離を短くできる。
【0020】
請求項では、ガイド手段の画像読取位置に対する読取手段による焦点距離と、静止原稿用透明部材上の画像読取位置に対する読取手段による焦点距離とを一致させたので、焦点距離を切り換える機構を設けなくてすむ。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像読取装置及び自動原稿給紙装置を備えた画像処理装置について、図面を参照して説明する。
【0022】
〔第1の実施形態〕
図1は本発明に係る画像処理装置100の全体断面図を示すものであり、この画像処理装置100は、光学読取手段25を含む画像読取装置20と、この画像読取装置20に対してヒンジ装置90により開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置(ADF)10とで構成されている。
【0023】
画像読取装置20は、本体カバー21を含み、その上面には、ADF10を開放した後、書籍物等の厚手原稿等をその上に載置して画像データを読み取るための透明なガラス板で構成された静止原稿用透明部材(以下、「静止原稿用プラテン」と言う。)22が設けられている。
【0024】
図2はヒンジ装置90によりADF10が画像読取装置20に対して開放された状態の斜視図である。ADF10の開放により、厚手原稿等の静止原稿用プラテン22上への載置を可能としている。
【0025】
画像読取装置20の静止原稿用プラテン22の左側には、ADF10によって搬入されてくる原稿シートを読み取るための移動原稿用透明部材23が並設されている。移動原稿用透明部材23は図3のように静止原稿用プラテン22の厚さより薄く、静止原稿用プラテン22と同様に、所定の屈折率を有するガラス板等の透明部材で構成され、主走査方向(図面の奥行き方向)に細長く形成されている。
【0026】
この移動原稿用透明部材23は、その上面が静止原稿用プラテン22の上面より低くなるように配置され、両者間に段差部75を形成している。なお、図3において符号38及び39は支持部材であり、Gは原稿である。
【0027】
そして、静止原稿用プラテン22と移動原稿用透明部材23以外の部分は、図1のように装置外部から不要な光の浸入を防止するべく本体カバー21によって覆われている。
【0028】
本体カバー21内に内蔵される光学読取手段25は、図1のように光源26、反射鏡27−1,27−2、集光レンズ28及びイメージセンサ29から構成されている。ADF10により搬送される原稿の画像データを読み取る場合、移動原稿用透明部材23の下に光学読取手段25を移動させ、光源26から光を原稿面に照射し、その反射光を第1の反射鏡27−1と第2の反射鏡27−2によって集光レンズ28に送り、集光レンズ28によって合焦された光がイメージセンサ29に受光させるように構成されている。そして、書籍等の厚手原稿を読み取る場合は、光源26、反射鏡27−1,27−2、集光レンズ28及びイメージセンサ29が一つのキャリッジに搭載された光学読取手段25が静止原稿用プラテン22の下を図面の右側から左側(副走査方向)に移動しつつ原稿面の画像データを読み取るようになっている。
【0029】
なお、本実施の形態においては、画像読取装置20として1キャリッジ方式の画像読取装置の例を記載しているが、光源とこの光源により光を照射された原稿からの光を反射する反射鏡が第1のキャリッジに搭載されて、静止原稿用プラテン22の下を移動し、第1のキャリッジとは別個の第2のキャリッジに搭載された反射鏡が、第1キャリッジの移動に同期した半分のスピードで移動するように構成した2キャリッジ方式の画像読取装置にも、本発明が適用可能であることは言うまでもない。
【0030】
一方、ADF10は、原稿シートを積層して収容し、側板33により原稿の側縁を規制する給紙トレイ31と、給紙トレイ31上の原稿シートを一枚ずつ分離して繰り出すための給紙手段82と、原稿シートを搬送する搬送経路80を備え原稿を画像読取位置Pへ搬送する搬送手段85と、読取処理された原稿シートを排出する排紙手段86と、この排紙手段86から排出されたシートを収容する排紙トレイ32と、静止原稿用プラテン22上に載置された原稿シートや書籍を押さえる原稿圧着板8とを備えている。
【0031】
ADF10は、外装カバー41によって一体的に構成され、給紙手段82は、給紙トレイ31上に載置された原稿シートの先端を原稿停止位置に揃えるためのストッパ56、最上位の原稿シートに当接して原稿シートを繰り出すための繰り出しローラ53、繰り出された原稿シートを搬送経路80(搬送ガイド83及び84間)に送り込むための給紙ローラ54、給紙ローラ54に対向して設けられ原稿シートを分離するための分離パッド55等により構成される。
【0032】
また、搬送手段85は、給紙手段82によって一枚ずつ分離されて繰り出された原稿シートを中継して搬送経路80の下流部に送り込むためのレジストローラ対52と、原稿シートセンサ(図示しない)、及び画像読取位置Pに原稿シートを搬入するための搬送ローラ61a,61b,62a,62bとを備えている。
【0033】
さらに、排紙手段86は、読み取られた原稿シートを搬送ローラ62a,62bにより搬送され、排出経路81を経由して受け取って排紙トレイ32上に送り込むための排紙ローラ70を有する。
【0034】
そして、図3のようにADF10内における原稿シートの画像読取位置Pへの搬送経路80及び画像読取位置Pからの排出経路81を備えた原稿搬送部35は、原稿シートの給紙手段82を起点とし、下方の移動原稿用透明部材23側に向かって凸状に湾曲して形状されている。
【0035】
この原稿搬送部35には、給紙トレイ31から搬送された原稿を読取位置Pに安定して移動させるために、搬送ローラ61a,61b,62a,62bの間の搬送経路80に搬送ガイド36と原稿の読取面を支持する透明のガイド手段である湾曲した移動原稿用プラテン37とが取り付けられている。
【0036】
また、移動原稿用プラテン37の両端には側板43が設けられている。
この側版43には搬送ガイド36が取り付けられる取り付け溝44と、図5に示すADF10のフレーム47に固定されたピン45が挿入される長孔46が設けられ、支持突起37aが移動原稿用透明部材23に接触したときに、移動原稿用プラテン37が上昇できるようになっている。なお、移動原稿用プラテン37は移動原稿用透明部材23方向にバネ付勢されている。
【0037】
移動原稿用プラテン37はアクリル樹脂やガラスなどの透明材料で形成されており、搬送経路80の形状が常に一定で原稿を安定してスムースに搬送できるようにしてある。
【0038】
なお、ガイド手段である移動原稿用プラテン37は全体が透明になっている必要はなく、少なくとも読取位置Pに対向する周辺部分が透明になっていれば良い。
【0039】
ADF10は、画像読取装置20に対してヒンジ装置90を介して開閉自在に取り付けられているが、ADF10を閉じた時、移動原稿用透明部材23と移動原稿用プラテン37との間には間隔tが形成され、移動原稿用透明部材23と移動原稿用プラテン37とが接触しないように支持手段としての支持突起37aにより位置決めされている。
【0040】
この支持突起37aは図4のように移動原稿用プラテン37に一体に形成されている。間隔tは、移動原稿用透明部材23と移動原稿用プラテン37とが接触すると、その接触点を中心に読取データの中に干渉縞状のノイズが発生するため、この干渉縞の発生を防止している。また、ADF10を開閉する時、ガラス等の固い材質で形成されている移動原稿用透明部材23と移動原稿用プラテン37の接触による損傷を防止している。
【0041】
この支持突起37aは読み取り範囲内に入らないように、移動原稿用プラテン37の両端に設けられている。なお、支持突起37aは移動原稿用透明部材23と移動原稿用プラテン37との間隔を規制しているため、画像読取装置20及びADF10の少なくとも一方に設けられていればよい。
【0042】
ただし、この実施の形態では移動原稿用プラテン37と支持突起37aとは一体に形成されているため、移動原稿用プラテン37は支持突起37aを介して移動原稿用透明部材23と接触している。従って、支持手段をフレーム47に設け、移動原稿用プラテン37と移動原稿用透明部材23と離間させても良い。
【0043】
また、移動原稿用プラテン37を形成する透明部材は、弾性を有する透明の合成樹脂シートであってもよい。ただし、ADF10を閉じて静止原稿用プラテン22及び移動原稿用透明部材23を覆った際に、移動原稿用透明部材23とガイド手段である合成樹脂シートとを離間させるために、画像読取装置20及びADF10の少なくとも一方に支持突起などの支持手段を設けておく。これにより、ガイド手段が移動原稿用透明部材23に接触せず、搬送経路80が変形することがなく、安定してスムースに搬送できる。
【0044】
このようにして、移動原稿用プラテン37と移動原稿用透明部材23とが離間しているため、原稿は移動原稿用プラテン37に下面の読取面を支持され搬送ガイド36で原稿上面を規制されて搬送される。したがって原稿は画像読取装置20に接触することがない。
【0045】
また、搬送経路80は読取位置Pにおいても開放されず、原稿は移動原稿用プラテン37と搬送ガイド36に案内されて安定して搬送される。このため、移動原稿用透明部材23は原稿読取手段の外装カバーの役割を果しペーパーダストやホコリの侵入を防ぐために機能する。
【0046】
ここで、移動原稿用プラテン37の厚さt1、移動原稿用プラテン37と移動原稿用透明部材23との間隔t2、移動原稿用透明部材23の厚さt3、移動原稿用透明部材23と読取手段25との間隔t4、読取手段25と静止原稿用プラテン22との間隔t5、静止原稿用プラテン22の厚さt6及びそれぞれの屈折率nd1〜nd6は、下記表1及び計算式に示す通りである。
【0047】
【表1】
Figure 0003661789
空気換算距離
【0048】
【数1】
Figure 0003661789
∴▲2▼▲4▼▲5▼が空気の時、nd=1
【0049】
【数2】
Figure 0003661789
このような条件が成り立つように移動原稿用プラテン37やプラテン22、移動原稿用透明部材23の材質、間隔を設定することにより、読取位置Pのガラスの厚さや材質が異なっても、1つの読取手段25で静止原稿及び移動原稿を焦点の合った状態で読み取ることができる。
【0050】
この実施の形態例では、移動原稿用プラテン37の読取位置Pにおける上面と、静止原稿用プラテン22の上面とは同じ高さにしてある。また、移動原稿用透明部材23の下面と静止原稿用プラテン22の下面とは同じ高さに設定してある。従って、t+t+t=t となっている。
【0051】
また、移動原稿用透明部材23の上面を静止原稿用プラテン22の上面より t+t 低くして、移動原稿用プラテン37の読取位置Pにおける下面を段差部75内に突出させている。このため、移動原稿用透明部材23の上面が静止原稿用透明部材22の上面と同じ高さ、あるいはそれ以上の高さに設けられている場合に比べて移動原稿の搬送経路80を低くすることができ、移動原稿用透明部材23を通して読み取る場合と静止原稿用プラテン22を通して読み取る場合とで原稿と読取手段25との間の焦点距離の差が少なく、移動原稿用透明部材23の厚さや屈折率を静止原稿用プラテン22のそれと異ならせることで移動原稿読み取り時と静止原稿読み取り時とで焦点距離の切り換えを行うことなく読み取りができる。
【0052】
また、移動原稿用透明部材23が静止原稿用プラテン22より低くなった分、移動原稿用プラテン37も低く配置できるため、原稿面から移動原稿用プラテン37と移動原稿用透明部材23を通り読取手段25に至る光路長が短くなり、移動原稿用プラテン37や移動原稿用透明部材23の厚さや屈折率を選択することにより、移動原稿用プラテン37上の画像読取位置Pに対する読取手段25による焦点距離と静止原稿用プラテン上の画像読取位置に対する読取手段25による焦点距離とを一致させることができる。このため、移動原稿と静止原稿とを読み取る都度、焦点距離を切り換える機構を設ける必要がない。
【0053】
更に、移動原稿用プラテン37の画像読取位置Pにおける下面が、静止原稿用プラテン22の上面位置よりも下方に突出しているので、焦点距離を短くできる。また、移動原稿用透明部材23の厚さが静止原稿用プラテン22の厚さよりも薄いので、焦点距離を短くできる。
【0054】
そして、移動原稿用プラテン37の画像読取位置Pにおける上面と静止原稿用プラテン22の上面とを略同一高さに設定したので、静止原稿用プラテン22、移動原稿用透明部材23、移動原稿用プラテン37の材質や屈折率を選択することにより移動原稿読み取り時と静止原稿読み取り時とで焦点距離を同一することが容易で、焦点距離を切り換える機構を設けなくてすむ。
【0055】
更に、移動原稿用透明部材23に対向する搬送経路80を、移動原稿用透明部材23と非接触状態に搬送ガイド36と移動原稿用プラテン37で形成したので、原稿を安定して画像読取位置Pを通過させることができる。
【0056】
また、移動原稿用透明部材23の下面を静止原稿用プラテン22の下面と同一高さ又はそれ以上の高さにすることで、移動原稿用透明部材23の上面が静止原稿用プラテン22上面より低く配置されていても、読取手段25の移動を妨げることがない。
【0057】
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の画像処理装置100における原稿搬送部35の第2の実施形態について図6を参照して説明する。
【0058】
図6においては、前記実施態様と同様に搬送経路80内に搬送される原稿が読取位置Pにおいて画像読取装置20に接触することなく搬送されるように搬送経路80をADF10内に形成することにより、画像読取位置Pにおける原稿シートの安定走行及び定速走行を確保している。
【0059】
また、移動原稿用プラテン37の画像読取位置Pの上面を静止原稿用プラテン22の上面より上に位置させ、下面を静止原稿用プラテン22の上面より下に位置させている。
【0060】
更に、移動原稿用透明部材23の下面を、静止原稿用プラテン22の下面より下方に位置させ、移動原稿用プラテン37と移動原稿用透明部材23との間隔を大きくし、ADF10を閉じた時の衝撃で移動原稿用プラテン37と移動原稿用透明部材23とが接触するのを防止している。また、移動原稿用透明部材23を前記実施形態より厚くして、いっそう衝撃に強くしてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態における画像読取装置の断面図である。
【図2】ヒンジ装置を介して児童原稿給紙装置を開いた状態の斜視図である。
【図3】原稿搬送部の断面図である。
【図4】移動原稿用プラテンの斜視図である。
【図5】移動原稿用プラテンの取り付け部の構造を示す図である。
【図6】第2の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 自動原稿給紙装置(ADF)
20 画像読取装置
22 静止原稿透明部材(静止原稿用プラテン)
23 移動原稿用透明部材
25 光学読取手段
35 原稿搬送部
36 搬送ガイド
37 ガイド手段(移動原稿用プラテン)
90 ヒンジ装置
100 画像処理装置
P 画像読取位置

Claims (6)

  1. 原稿の画像を入力する画像読取装置に対して原稿給紙装置が開閉自在に取り付けられ、前記原稿給紙装置から供給され画像読取位置を通過する原稿の画像を前記画像読取装置で入力する画像処理装置において、
    前記画像読取装置に、原稿を載置する静止原稿用透明部材と、前記原稿給紙装置から供給され移動する原稿に対向して前記静止原稿用透明部材より低い位置に配置された移動原稿用透明部材と、前記静止原稿用透明部材と前記移動原稿透明部材に沿って移動自在に配置され、前記静止原稿用透明部材または前記移動原稿用透明部材を通して静止原稿または移動原稿の画像を入力する読取手段とを設け、
    前記原稿給紙装置に、前記移動原稿用透明部材とこの移動原稿用透明部材に沿って移動する原稿との間に位置し、移動原稿を前記移動原稿用透明部材に沿って案内する透明のガイド手段を設け、
    前記画像読取装置及び前記原稿給紙装置の少なくとも一方に設けられ、前記原稿給紙装置を閉じて前記静止原稿用透明部材及び前記移動原稿用透明部材を覆った際に前記移動原稿用透明部材と前記ガイド手段とを離間して支持する支持手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ガイド手段はアクリル樹脂やガラスなどの透明材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ガイド手段の画像読取位置における下面は、前記静止原稿用透明部材の上面位置よりも下方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記ガイド手段の画像読取位置における上面と前記静止原稿用透明部材の上面とを略同一高さに設定したことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記移動原稿用透明部材は、その厚さが前記静止原稿用透明部材の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記ガイド手段の画像読取位置に対する前記読取手段による焦点距離と、前記静止原稿用透明部材上の画像読取位置に対する前記読取手段による焦点距離とを一致させたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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