JP2005022805A - シート搬送装置及び読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームの強度を高め、変形によるシートの浮きを防止可能なシート搬送装置及びこれを備えた読取装置を提供する。
【解決手段】シートを搬送手段によって搬送するシート搬送装置において、搬送ローラ等の部材を支持するために前記シートの搬送方向両サイド側に配置されたフロント側板34及びリア側板36と、フロント側板34及びリア側板36を連結するステイ35と、ステイ35と平行して配置されるとともに、フロント側板34及びリア側板36の少なくとも一つの側板を貫通し、前記ステイ35と固定される骨格部32とを有することを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、スキャナ、複写機、プリンタ、あるいはファクシミリ装置などの画像が載ったシート(原稿)の画像を読み取る、原稿搬送装置及びこれを備えた読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機においては、両面対応自動原稿送り装置等の原稿送り装置を備えたものがある。この種の原稿送り装置を備えたデジタル複写機にて、原稿送り装置内の原稿を複写する場合は、原稿送り装置の下方に設けられた読み取り装置をモータにより設定位置、すなわち、原稿送り装置内のプラテンローラのほぼ直下に移動して停止させた後、ランプユニットから光を出射し、プラテンローラとガラス板との間で原稿を搬送させて原稿を走査し、その反射光を読み取り装置により検出するようになっている。そして、この検出したデータに基づいて、プリンタ部で処理することによって、複写画像が得られるようになっている。
【0003】
また原稿送り装置を使わずに読取装置のプラテンガラスに原稿を置き、光学系を移動することで原稿の画像を読み取る原稿固定読みも可能となっている。固定読みを行う際には、読取装置に対して原稿送り装置を開閉して原稿をセットするために、原稿送り装置には開閉機構(ヒンジ)を備えているのが一般的である。さらに、厚手の原稿、例えば辞書等などのコピーを行う際は、ヒンジの機構によって原稿送り装置が厚手の原稿に沿うようにリフトするので、原稿を所定の圧力で押さえることができ、原稿が浮いてカブリといった画像不良を発生することなく良好な画像読み込みが行われる。
【0004】
原稿送り装置は原稿を搬送するために複数のガイドやローラや駆動系などを備えた搬送ユニットがフレーム構造ユニットに固定され、ある程度の開閉動作においても剛性を保持した構成になっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平07−128926号公報
【特許文献2】
特開平07−120845号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例において、特に厚手の原稿をコピーする際に厚手原稿をセットした状態で過大な力(異常操作)で原稿送り装置を押さえてしまうと、リフト機構は働くもののフレーム構成の弾性変形許容限界を超えて操作されてしまい、図15に示すように、原稿送り装置402のフレームがへの字状(装置奥側の隙間L2と手前側の隙間L1が相対的に異なる)に永久変形してしまう。それにより、画像読み込みのためのプラテン403のステージに対し、原稿送り装置を完全にプラテン403に密着させても装置奥側に隙間が生じてしまい、セットした原稿が浮き、ピントがぼやけた画像や、光量が足らないことによるカブリ画像など、画像の不具合が発生する問題を防止する課題がある。
【0007】
また特に原稿流し読み取りモード、すなわち原稿搬送によって画像を読み取る原稿搬送部も装置奥側が浮いてしまい、ピントがぼやけた画像や、光量が足らないことによるカブリ画像など、画像の不具合が発生する問題を防止する課題がある。
【0008】
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、フレームの強度を高め、変形によるシートの浮きを防止可能なシート搬送装置及びこれを備えた読取装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、シートを搬送手段によって搬送するシート搬送装置において、前記搬送手段を構成する部材を支持するために前記シートの搬送方向両サイド側に配置された第1側板及び第2側板と、前記第1側板及び第2側板を連結する連結部材と、前記第1側板又は第2側板の少なくとも一つの側板を貫通し、前記連結部材と固定される骨格部と、を有することを特徴とする。
【0010】
上記構成にあっては、シート搬送装置のフレーム強度が高くなり、故意に力を加えてシート搬送装置を開閉操作しても変形しにくくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の画像読み取り装置と、この画像読み取り装置を装置本体に備えた画像形成装置である複写機とを図面を参照して説明する。
【0012】
〔装置の全体構成〕
図1において、本発明に係るシート搬送装置である原稿送り装置2は、上方に原稿トレイ4を有し、その下方には排出トレイ10が配置される。原稿トレイ4上の原稿Pは、順次その最上シートから一枚毎に分離給送され、搬送しながら原稿の画像を読み込まれる。そして、画像の読み込みが終了すると排出トレイ10に排出積載される。
【0013】
複写機本体は、図2に示すように、上部に原稿送り装置2を装填した読取手段を有する画像読取装置150(以下「リーダ部」という)と、画像出力部300(以下「プリンタ部」という)により構成されている。
【0014】
〔リーダ部〕
リーダ部150は、図1に示すように、原稿面に対して光を照射するランプ152、ランプ152にて照射された光に対応する原稿Pからの反射光を、レンズ157、およびCCD158に導くミラー153,155,156を有している。ランプ152とミラー153は、第1光学台159に取り付けられ、ミラー155,156は、第2光学台151に取り付けられている。
【0015】
また、光学台159,151は、図示しないワイヤによってモータと結合され、該モータの回転駆動により原稿台ガラス3と平行に移動制御される。
【0016】
第1光学台159の位置は図示しないホームポジションセンサによって検出され、この検出位置を基準としてモータを正転、逆転することにより、光学台159,151を移動し、原稿台ガラス3上の原稿を光学的に走査する。
【0017】
また、モータは、ステッピングモータにより構成されている。このモータには、図示しないエンコーダが接続されており、このエンコーダの出力により、光学台159,151が何パルス分移動したかを認識できるようになっている。すなわち、前記ポジションセンサとエンコーダからのエンコーダパルスにより、光学台159,151の位置を把握することが可能である。
【0018】
原稿からの反射光は、ミラー153,155,156を介してレンズ157に導かれ、レンズ157によってCCD158上に集光される。CCD158は、原稿情報を反映した上記反射光を光電変換し、電子的な画像信号として出力する。
【0019】
このような構成下で、第1光学台159を原稿読取位置160に停止させた状態で、原稿送り装置2により原稿を搬送させながら原稿情報を読み取る原稿流し読みモードと、原稿を原稿台ガラス3上に固定的に載置して、光学台159,151を副走査方向(図1の左右方向)に移動させながら原稿情報を読み取る原稿台ガラス原稿固定読みモードの2つのモードで原稿情報を読み取ることができる。
【0020】
〔プリンタ部〕
本実施形態のプリンタ部300は静電潜像画像形成を用いた画像形成手段である。図2より300の画像出力部であるプリンタ部の説明をする。
【0021】
100は上段カセットで、カセット内のシートは分離爪と給送ローラ101の作用によって1枚ずつ分離給送されてレジストローラ106に導かれる。102は下段カセットで、カセット内のシートは分離爪と給送ローラ103の作用によって1枚ずつ分離給送されてレジストローラ106に導かれる。
【0022】
104は手差しガイドで、1枚ずつシートがローラ105を介してレジストローラ106に導かれる。108はシート積載装置(デッキタイプ)で、モータ等により昇降する中板108aを備え、中板上のシートは、給送ローラ109と分離爪の作用により1枚ずつ分離給送されて搬送ローラ110に導かれる。
【0023】
112は感光体ドラム、114は現像器、115は転写帯電器、116は分離帯電器であり、画像形成部を構成する。
【0024】
117は画像形成されたシートを搬送する搬送ベルト、118は定着装置、119は搬送ローラ、120はダイバータである。画像形成されたシートはダイバータ120によって排出ローラ121に導かれ、ソータ122内に搬送される。ソータ122は、ノンソートトレイ122a、ソートビントレイ122b、ノンソートトレイ排出ローラ122c、ソートビントレイ排出ローラ122dを有し、ノンソートトレイ122aとソートビントレイ122bが昇降してシートを一段づつ区分けする。尚、ソータに代わって、排出トレイを装着する場合もある。
【0025】
両面複写、多重複写の場合には、定着後のシートはダイバータ120により分岐されて搬送ローラ201により搬送され、両面複写の場合はベルト202,204、パス206、排出ローラ205を経て中間トレイ200に排出される。多重複写の場合には、シートはダイバータ203により中間トレイ200に排出される。209,210はシートを給送する半月ローラ、211は分離ローラ対、213,214,215はシートをレジストローラ106へ搬送する搬送ローラである。
【0026】
〔原稿送り装置〕
次に原稿送り装置2の構成について具体的に説明する。この原稿送り装置2は原稿トレイ部にセットした複数枚の原稿を分離部で1枚ずつ分離給送するとともに、搬送部で読取位置へ搬送し、読取手段において原稿情報を光学的に読み取って排出するものである。
【0027】
(原稿トレイ部)
図1において、原稿トレイ4は、シート状の原稿Pを積載するためのものである。原稿トレイ4には一対の幅方向規制板が原稿の幅方向にスライド自在に配置されている。幅方向規制板によって原稿トレイ4に積載される原稿Pの幅方向を規制することで給送時の搬送安定性を確保できる。
【0028】
(搬送手段)
上記原稿トレイ4にセットされた原稿は搬送手段によって搬送される。原稿トレイ4の上方には、給送ローラ5が設けられている。給送ローラ5は分離搬送ローラ8の回転駆動に連れて回転し、シート原稿を給送する。
【0029】
給送ローラ5は通常、ホームポジションである上方(図中実線位置)に待避している位置をとり、原稿セット作業を阻害しないようにしている。給送動作が開始されると、図中点線位置に下降して原稿Pの上面に当接する。給送ローラ5は図示しないアームにて軸支されるので、アームを揺動して給送ローラ5を上下に動かせる。
【0030】
分離パッド6は分離搬送ローラ8の対向側に配置され、分離搬送ローラ8側に圧を加えている。
【0031】
分離パッド6は分離搬送ローラ8より摩擦が若干小さいゴム材料などで形成され、給送ローラ5にて給送される原稿Pを一枚毎にさばき、分離搬送ローラ8で給送する。
【0032】
レジストローラ12、レジスト従動ローラ11は分離部にて給送された原稿の先端をそろえるレジスト手段であり、静止したレジストローラ対11,12のニップ部に向けて分離した原稿先端を突き当て、原稿にループを生じさせて先端をそろえている。
【0033】
次にリードローラ22、リード従動ローラ14によりプラテンガラス161に向けて搬送する。さらにリード排出ローラ23、リード排出従動ローラ16により搬送する。
【0034】
162はプラテンガラス161からシートをすくい上げるためのジャンプ台である。画像読み取りが終了すると、排出ローラ18により原稿を排出部としての排出トレイ10に排出する。
【0035】
両面モード時には、排出ローラ18にて排出せずスイッチバックして、上方のシートパスに案内してレジストローラ11,12に向けて搬送する。レジストローラ11,12に到達すると上記と同様に原稿の裏面の読み取りが行われる。
【0036】
(読取手段)
図3に示すように、読み取りのためのプラテンガラス161の対向側にはプラテンローラ24を配置している。プラテンローラ24はリードローラ22と同じ周速で回転される。プラテンローラ24は表面が白色のゴムローラで、透け易い薄い原稿でも画像読み取り時のローラ表面の影響を受けない。
【0037】
プラテンローラ24はプラテンガラス161に対して、若干のギャップを設けて配置している。ギャップ量は0.2mm〜0.5mm程度である。プラテンローラ24は両端には揺動自在の図示しないアームにより軸支され、図示しないバネでアームはプラテンガラス161に付勢される。またアームの一部がプラテンガラス161に接する事で上記ギャップが保証される。厚みのある原稿が進入した際にソフトにプラテンローラ24が逃げる構成を取っている。
【0038】
読み取り位置60はプラテンローラ24の直下に設定している。搬送中の原稿Pはプラテンローラ24にてガイドされるが、原稿Pはプラテンローラ24の直下を最下位置としたR形状の軌跡をとる。R形状の原稿Pの軌跡はプラテンローラ24の位置に影響される。プラテンローラ24の直下においては原稿の浮きはほとんど無く、ピントボケ、カブリ等画像の不具合は無い。しかし、プラテンローラ24直下から離れるほど、原稿はプラテンガラス161から浮いてしまう。
【0039】
よって読み取り可能領域、すなわち、図3に示すように、読み取り位置60はプラテンローラセンター63を中心に、所定範囲(図3の符号61から符号65までの範囲)なら、原稿はプラテンローラ24によってプラテンガラス161に押さえられて浮くことがなく、ピントボケ、カブリ等画像の不具合は無い。
【0040】
また、搬送中の原稿の表面に付着したトナー、インク等が剥がれることがあり、プラテンガラス161上に溜まることがある。溜まったこれらの塵埃が原稿読み取り位置の真上に存在していると、原稿読取手段は、塵埃を画像としてとらえて、結果的にスジ画像として誤認識し、読み取ることがある。しかし、プラテンローラ24にてプラテンガラス161とのギャップを最小限にしているので、溜まった塵埃を搬送する原稿の摺擦によってセルフクリーニングする効果があり、ギャップが狭いプラテンローラ直下に近づくほど顕著である。前記原稿が浮かない所定範囲(符号61から符号65までの範囲)よりもプラテンローラセンター63寄りの範囲(図3の符号62から64の範囲)に読み取り位置60があれば、スジ画像が発生する可能性がほとんど無い。
【0041】
すわなち、読み取り位置60を前記範囲(符号62から64の範囲)に配置することで、ピントボケ、カブリを含めた画像全般の不具合が発生することが無くなる。
【0042】
(原稿給送動作)
上記原稿送り装置2は原稿がセットされると、図示しない原稿セットセンサによって原稿トレイ4上にある原稿Pが検知され、給送ローラ5が降下して原稿束上に当接する。
【0043】
そして、複写機の操作部で複写条件が入力されスタートキーが押されると、原稿トレイ4上の図示しない原稿幅センサによって原稿サイズの検出が行われ、原稿は給送ローラ5の給送力を受けて下流部へ給送され、分離部において一枚毎に分離給送され、レジストローラ12で先端を揃えてレジストローラ12にて搬送される。そして、原稿先端がリードローラ22に到達してプラテンガラス161に向けて搬送され、プラテンローラ24及びリード排出ローラ23にて搬送される際に原稿読取位置160で画像読み取りが行われ、画像読み込みが終了すると、排出ローラ18で排出トレイ10に積載される。
【0044】
両面読み取りモード時は、前記排出ローラ18にて排出せずスイッチバックし、上方のシートパスに案内してレジストローラ対11,12に向けて搬送する。レジストローラ対11,12に到達すると上記と同様に原稿の裏面の読み取りが行われる。
【0045】
(フレームユニット構成)
次に前記原稿送り装置におけるフレーム構成について図4乃至図14を参照して説明する。なお、図4は原稿送り装置2の全体外観斜視説明図であり、図5はカバー類をのぞいた搬送ユニット31の斜視説明図、図6はベースフレーム30の斜視説明図である。また、図7及び図8はベースフレーム30の骨格部32とステイ35をネジ止めした状態の斜視説明図である。
【0046】
なお、以下の説明において、手前側とは使用者が原稿送り装置2を使用するときに、該装置に向かって手前側(図4においては下側)であり、奥側とは原稿送り装置2に向かって奥側(図4においては上側)をいう。
【0047】
本実施形態の原稿送り装置2は、図5に示すように、シートガイドやローラ、駆動系等を装填した搬送ユニット31と、図6に示すようなベースフレーム30とを合体して全体の剛性を保つように構成されている。
【0048】
搬送ユニット31の構造体は、図7及び図8に示すように、シートの搬送方向両サイド側に配置された第1側板としてのフロント側板34と第2側板としてのリア側板36と、両側板34,36を連結する連結部材としてのステイ35が配置されている。これら側板34,36及びステイ35は金属板等の剛性の高い部材で構成されている。前記フロント側板34とリア側板36は原稿搬送のためのガイドやローラ類等のシート搬送部材を保持し、フロント側板34とリア側板36の間にステイ35を固定することで側板間の位置保証及び強度保証をしている。
【0049】
ベースフレーム30は合成樹脂等で形成され、図6に示すように、排出された原稿を積載する排出部である排出トレイ10及び読み取り後の原稿をガイドする排出ガイド部33が形成され、さらにリード排出従動ローラ16等を保持している。また、ベースフレーム30は搬送ユニット31との固定嵌合部と、外装カバー類の固定部と、開閉手段としてのヒンジユニット95,96(図1参照)の固定部、さらには図示しないコントローラ基板の固定部等の機能を有している。さらに、ベースフレーム30の読み取り側には白色圧板を備えている。
【0050】
そして、上記のような合成樹脂一体成型のベースフレーム30に、矩形状の骨格部32を形成することで、限られたスペースで効率的に強度アップを図っている。
【0051】
図9はベースフレーム30と搬送ユニット31の固定部付近の断面説明図である。ベースフレーム30と搬送ユニット31の固定部は、図9に示すように、矩形状の骨格部32が原稿送り装置2の手前から奥側に向かって設けられ、且つ骨格部32の内部には強度を上げるための通しの強度リブ形状37が集中して配置されている。なお、骨格部32は読み取り位置60と排出ローラ18との間に位置するように配置されている。
【0052】
また、図9(及び図7)に示すように、骨格部32には搬送ユニット31側のステイ35がネジ留めによって密着固定されている。骨格部32の読み取り側の側面(図9の左側側面)は排出ガイド面33が形成され、さらにはリード排出従動ローラ16が保持されている。そして、前記骨格部32は読み取りのための読み取り搬送部(図9の二点鎖線で示す)の近傍に配置されている。
【0053】
上記のように原稿送り装置2の強度を高めるための骨格部32を読み取り位置の近傍に配置するとともに、これに読み取り後のシートをガイドする排出ガイド面33を形成することで、該部分における変形が防止され、読み取り部の位置保証を高精度にするとともに、原稿送り装置2の強度を高める効果がある。特に読み取り部の形状精度保証は重要で、画像に影響しやすいところである。また、排出ガイド部33が骨格部32に形成されているために、読み取り後のガイド形状の位置保証が容易になし得る。
【0054】
さらに、図8の装置後斜視図に示すように、骨格部32はリア側板36を貫通し、リア側板36とネジ留め固定されている。また、フロント側板34も同様に、骨格部32に固定されている。なお、前記骨格部32はフロント側板34を貫通し、該フロント側板34とネジ止めするようにしてもよい。
【0055】
図10は骨格部32とリア側板36の固定構造の断面説明図である。図10に示すように、リア側板36を中心に貫通した骨格部32とステイ35は互いにネジ留め固定される。骨格部32は前述したように内部に補強のリブ群37を有し、リア側板36からフロント側板34に向かって通しで形成されているので、強度を有するステイ35と共に骨格部32の強度がさらに高くなる。
【0056】
図11はヒンジユニット96を装着した状態を奥側からみた斜視説明図である。ヒンジユニット96は骨格部32の近傍に位置しており、後述するヒンジリフト操作時や、無理な力による操作においても、強度が高い骨格部部32からヒンジユニット96に向かって荷重が伝わるので、骨格部32が変形することはない。特に本実施形態では強度が高い骨格部32が開閉機構のヒンジユニット96まで延長され、より強度が高くなっている。
【0057】
上記骨格部32及びステイ35とフロント側板34及びリア側板36との固定により、原稿送り装置2の強度が高められているため、無理な力による操作において変形することがなくなる。これにより、前述した課題で述べたように原稿台ガラス3との隙間が空いてしまい、セットした原稿が浮くことによるピントのぼやけ画像や、光量が足らないことによるカブリ画像などの不具合を防止することができる。また原稿流し読み部も奥側が浮くような変形をすることが無いので、ピントがぼやけた画像や、光量が足らないことによるカブリ画像など、画像の不具合を防止することができる。
【0058】
(ヒンジ機構)
次に原稿送り装置2を開閉するための開閉手段を構成するヒンジ機構について説明する。図12は原稿送り装置のヒンジユニット95,96の構成を示す断面説明図であり、図13は原稿送り装置2が所定角度だけ開いた状態を示す説明図である。リーダ部150の上面には画像読み取りのための原稿台ガラス3が配置され、この原稿台ガラス3に対して原稿送り装置2がヒンジユニット95,96によって開閉可能に取り付けられている。
【0059】
図12に示すように、原稿送り装置2はカバー70によって覆われ、ヒンジユニット95,96が装着されている。ヒンジユニット95,96は支点軸86を中心に回動可能であり、原稿台ガラス3に対して原稿送り装置2の開閉を可能とする。ヒンジユニット95,96は、リフトアーム71、リフト軸72、バネ下軸74、ヒンジアーム73、高さ調整ネジ75、ダンパ保持バネ82、オイルダンパ76、支点軸86、ヒンジベース85、バネ下ホルダ84、圧縮バネ81、バネ上ホルダ79、バネ上軸78から構成される。
【0060】
支点軸86はヒンジベース85に支えられ、ヒンジベース85は画像形成装置本体のリーダ部150に固定されている。また、ヒンジアーム73を軸支しているので、ヒンジベース85に対してヒンジアーム73が回動可能となっている。
【0061】
さらに、ヒンジアーム73はリフト軸72を介してリフトアーム71を支えており、リフトアーム71はヒンジアーム73に対して回動可能としている。
【0062】
高さ調整ネジ75はリフトアーム71に固定されるが、進退自在であり、先端がヒンジアーム73の一部に当接し、原稿送り装置2の原稿台ガラス3に対する高さを調整可能としている。
【0063】
リフトアーム71は原稿送り装置2のフレームに固定され、バネ上軸78を支えている。バネ上軸78はバネ上ホルダ79を軸支する。
【0064】
バネ上ホルダ79は圧縮バネ81の端部を保持し、対向側にもバネ下ホルダ84を配置して圧縮バネ81の他端部を保持している。バネ下ホルダ84はバネ下軸74にて軸支される。
【0065】
バネ下軸74はヒンジベース85に固定されているので、原稿送り装置2の開閉動作にてバネ上軸78とバネ下軸74の間隔が変化し、それに伴い、圧縮バネ81が伸び縮みする。
【0066】
また、バネ下ホルダ84はダンパ保持バネ(圧縮バネ)82の端部を保持し、対向側はオイルダンパ76を保持している。オイルダンパ76の下部にはボス83が配置され、バネ下ホルダ84の一部であるガイド77に案内されるのでオイルダンパ76は進退自在である。
【0067】
なお、前記ヒンジ機構によって開閉する原稿送り装置2は、図14に示すように、厚手の原稿88、例えば辞書のようなものをプラテンガラス3に置いて閉じた際に、リフトアーム71がヒンジアーム73に対して、回動して原稿送り装置2がプラテンガラス3に平行に移動する。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、第1及び第2側板の少なくとも一つを貫通する通しの骨格部を設け、両側板とこれを連結する連結部材と固定することにより、フレーム強度を高めることができる。
【0069】
このため、これを読取装置のシート搬送装置として用いた場合には、画像読み取り位置でのシート原稿の浮きを防止し、ピントがぼやけた画像や、光量が足らないことによるカブリ画像などの不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原稿送り装置を備えた読取装置の断面模式説明図である。
【図2】読取装置を備えた画像形成装置の断面模式説明図である。
【図3】読み取り位置の説明図である。
【図4】原稿送り装置の全体外観斜視説明図である。
【図5】カバー類をのぞいた搬送ユニットの斜視説明図である。
【図6】ベースフレームの斜視説明図である。
【図7】ベースフレームの骨格部にステイをネジ止めした状態の斜視説明図である。
【図8】ベースフレームの骨格部にステイをネジ止めした状態の斜視説明図である。
【図9】ベースフレームと搬送ユニットの固定部付近の断面説明図である。
【図10】骨格部とリア側板の固定構造の断面説明図である。
【図11】ヒンジを装着した状態を奥側からみた斜視説明図である。
【図12】原稿送り装置のヒンジユニットの構成を示す断面説明図である。
【図13】原稿送り装置が所定角度だけ開いた状態を示す説明図である。
【図14】厚手の原稿をセットしたときのヒンジユニットの説明図である。
【図15】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
P …原稿
2 …原稿送り装置
3 …原稿台ガラス
4 …原稿トレイ
5 …給送ローラ
6 …分離パッド
8 …分離搬送ローラ
10 …排出トレイ
11 …レジスト従動ローラ
12 …レジストローラ
14 …リード従動ローラ
16 …リード排出従動ローラ
18 …排出ローラ
22 …リードローラ
23 …リード排出ローラ
24 …プラテンローラ
30 …ベースフレーム
31 …搬送ユニット
32 …骨格部
33 …排出ガイド部
34 …フロント側板
35 …ステイ
36 …リア側板
37 …強度リブ形状
60 …位置
63 …プラテンローラセンター
70 …カバー
71 …リフトアーム
72 …リフト軸
73 …ヒンジアーム
74 …バネ下軸
75 …高さ調整ネジ
76 …オイルダンパ
77 …ガイド
78 …バネ上軸
79 …バネホルダ上
81 …圧縮バネ
82 …ダンパ保持バネ
84 …バネ下ホルダ
85 …ヒンジベース
86 …支点軸
88 …原稿
95,96 …ヒンジユニット
100 …上段カセット
102 …下段カセット
104 …手差しガイド
105 …ローラ
106 …レジストローラ
108 …シート積載装置
108a …中板
109 …給送ローラ
110 …搬送ローラ
112 …感光体ドラム
114 …現像器
115 …転写帯電器
116 …分離帯電器
117 …搬送ベルト
118 …定着装置
119 …搬送ローラ
120 …ダイバータ
121 …排出ローラ
122 …ソータ
122a …ノンソートトレイ
122b …ソートビントレイ
122c …ノンソートトレイ排出ローラ
122d …ソートビントレイ排出ローラ
150 …リーダ部
151 …第2光学台
152 …ランプ
153,155,156 …ミラー
157 …レンズ
158 …CCD
159 …第1光学台
160 …原稿読取位置
161 …プラテンガラス
162 …ジャンプ台
200 …中間トレイ
201 …搬送ローラ
202,204 …ベルト
203 …ダイバータ
205 …排出ローラ
206 …パス
209,210 …半月ローラ
211 …分離ローラ対
213,214,215 …搬送ローラ

Claims (5)

  1. シートを搬送手段によって搬送するシート搬送装置において、
    前記搬送手段を構成する部材を支持するために前記シートの搬送方向両サイド側に配置された第1側板及び第2側板と、
    前記第1側板及び第2側板を連結する連結部材と、
    前記第1側板又は第2側板の少なくとも一つの側板を貫通し、前記連結部材と固定される骨格部と、
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. シートを搬送手段によって搬送し、読取手段によってシート記載情報を読み取り、排出部へ排出する読取装置において、
    前記請求項1記載のシート搬送装置を有し、
    前記シート搬送装置の前記連結部材及び前記骨格部を前記読取手段による読み取り位置近傍に配置したことを特徴とする読取装置。
  3. 前記骨格部は、前記読み取り位置と前記排出部の間に配置され、且つ前記排出部へ排出されるシートをガイドする排出ガイド部を有することを特徴とする請求項2記載の読取装置。
  4. 前記シート搬送装置を前記読取手段に対して開閉可能に支持する開閉手段を有し、
    前記開閉手段を前記骨格部の長手方向延長上に配置したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の読取装置。
  5. 前記排出部は合成樹脂製であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の読取装置。
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