JP2003066658A - シート搬送装置及び画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像読取装置

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JP2003066658A
JP2003066658A JP2001258448A JP2001258448A JP2003066658A JP 2003066658 A JP2003066658 A JP 2003066658A JP 2001258448 A JP2001258448 A JP 2001258448A JP 2001258448 A JP2001258448 A JP 2001258448A JP 2003066658 A JP2003066658 A JP 2003066658A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、原稿シートの搬送の安定化を
可能とするシート搬送装置及び画像読取装置を提供す
る。 【解決手段】 駆動ローラ208及び従動ローラ209
に搬送ベルト210が懸架されたのみの状態では、搬送
ベルト210が流し読みガラス102の表面に接触しな
い状態となるように、搬送ベルト210,駆動ローラ2
08及び従動ローラ209は配置する。そして、圧接手
段により搬送ベルト210を圧接することによって、流
し読みガラス102の表面のうち、画像読取領域を含む
僅かな領域でのみ、搬送ベルト210が流し読みガラス
102の表面に摺接するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取部に向け
て原稿シートを搬送するシート搬送装置及びそのような
搬送機構を備えた画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、スキャナ、ファクシミリ
装置等において、原稿に光を照射する光走査部を所定の
原稿読み取り位置に固定させて、原稿処理装置(AD
F:Auto Document Feeder)によ
り原稿を移動させながら原稿を読み取る、流し読み方式
を採用した画像読取装置が知られている。
【0003】このような装置において、読み取りスピー
ドと画質の向上のために、搬送ベルトを用いて、読み取
りガラスに対して原稿を押さえ付けながら搬送し、その
過程で原稿を読み取るようなADFが開発されている。
【0004】例えば、特開平11−212425号公開
公報には、固定読取方式における読取位置と、流し読み
方式における読取位置が一致している装置に関する技術
について開示されている。
【0005】ここで、固定読取方式とは、原稿台ガラス
上に固定された原稿を、読取手段(例えば光学台)の移
動により読み取る方式をいう。一方、流し読み方式と
は、搬送ベルトで搬送されている原稿を、所定の原稿読
取位置に読取手段(例えば光学台)を固定させて画像を
読み取る方式をいう。
【0006】固定読取方式を行う場合には、原稿を原稿
台ガラス上に載置して読み取りを行う必要があり、原稿
全域を確実に原稿ガラス台上に押さえつけないと画質が
劣化してしまう。
【0007】そのため、上記特開平11−212425
号公開公報に開示された装置の場合には、固定読取方式
における読取部に、搬送ベルトによって原稿を押さえつ
ける必要がある。従って、読み取り可能な最大原稿より
も大きな幅および長さを持つ搬送ベルトを必要とする。
【0008】これに対して特開平11−59949号公
開公報には、固定読取方式における読取位置と、流し読
み方式における読取位置が異なっている装置に関する技
術について開示されている。
【0009】この装置では、固定読取方式を用いる場合
には、固定原稿用のカバーが、搬送ベルトとは別に設け
られている。
【0010】従って、流し読み方式に用いる搬送ベルト
は、上記特開平11−212425号公開公報に開示さ
れたような装置と比較してコンパクトなもので済む。
【0011】そして、このような装置においては、搬送
ベルトを駆動するための、駆動ローラおよび従動ローラ
によって、搬送ベルトを流し読みガラスに押し付けるよ
うに構成されている。
【0012】このようにして、搬送ベルトによって搬送
する原稿シートを流し読みガラスに摺動させることで、
流し読みガラスの反対側に設けられた光走査部との距離
が一定となるようにしていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0014】特開平11−212425号公開公報に開
示されたような従来技術の場合には、原稿台ガラスに押
し付けられた長大なベルトを駆動するために、複雑な機
構と強力なモータが必要となっていた。従って、装置が
大型化してしまうとともに、コストも高くなってしまっ
ていた。
【0015】また、特開平11−59949号公開公報
に開示されたような従来技術の場合には、搬送ベルトの
小型化によって、上記従来技術の構成に比べると装置の
小型化を図ることができた。
【0016】しかし、駆動ローラによって、搬送ベルト
を流し読みガラスに押し付ける構造であるために、複雑
な構造を要するとともに、ベルトを駆動すると駆動トル
クによりベルトが浮き上がってしまうことがあった。
【0017】従って、ベルトの浮き上がりにより、搬送
されてくる原稿を確実に押さえつけられなくなったり、
ベルトに振動が発生してしまったりするため、搬送され
てくる原稿の画像を正確に読み取ることができないとい
う問題があった。
【0018】さらに、読み取り位置から離れた部分にお
いても搬送ベルトを押し付けるため、搬送ベルトとガラ
スの摩擦が大きくなり、搬送ベルトを滑らかに駆動する
のが難しく、摩擦によって搬送ベルトおよび流し読みガ
ラスが傷んだりしてしまうという問題があった。
【0019】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で、原稿シートの搬送の安定化を可能とするシー
ト搬送装置及び画像読取装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシート搬送装置にあっては、読取手段(原稿
画像を読み取るもので、原稿画像を所定位置に導くため
の走査体(光学台)や、密着型イメージセンサのような
光電変換素子を備えた走査体を含む)による読取位置と
なる、透光部材の表面に対して、原稿画像が通過するよ
うに原稿シートを搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルト
を駆動する駆動ローラと、該搬送ベルトに従動する従動
ローラと、を備えたシート搬送装置において、前記駆動
ローラと従動ローラに前記搬送ベルトを懸架しただけの
状態では、該搬送ベルトが前記透光部材表面に接触しな
いように、これら搬送ベルト,駆動ローラ及び従動ロー
ラを配置すると共に、該搬送ベルトによって搬送される
原稿シートが、前記透光部材の表面に摺接するように、
該搬送ベルトを圧接する圧接手段を備えることを特徴と
する。
【0021】従って、駆動ローラなどで、原稿シートを
透光部材表面に圧接させる必要はなく、圧接手段によっ
て圧接させればよいので、搬送ベルトを駆動するための
トルクを低減できる。また、搬送ベルトと透光部材の接
触範囲を小さくできる。
【0022】前記圧接手段は、前記読取手段による読取
位置に対して、前記搬送ベルトを圧接するとよい。
【0023】前記圧接手段は、前記読取手段による読取
位置の前後の位置で、それぞれ前記搬送ベルトを圧接す
るとよい。
【0024】前記圧接手段は、前記搬送ベルトを直接圧
接する圧接部材と、該圧接部材を前記搬送ベルトに向け
て押圧する押圧部材と、を備えるとよい。
【0025】前記圧接部材は、前記搬送ベルトに従動す
るコロであるとよい。
【0026】前記圧接手段は、弾性反発力によって前記
搬送ベルトを圧接する弾性層を有するローラであること
も好適である。
【0027】また、本発明の画像読取装置にあっては、
原稿画像の画像光を透過する透光部材と、該透光部材を
透過した原稿画像を読み取る読取手段と、前記透光部材
の表面に対して、原稿画像が通過するように原稿シート
を搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルトを駆動する駆動
ローラと、該搬送ベルトに従動する従動ローラと、を備
えた画像読取装置において、前記駆動ローラと従動ロー
ラに前記搬送ベルトを懸架しただけの状態では、該搬送
ベルトが前記透光部材表面に接触しないように、これら
搬送ベルト,駆動ローラ及び従動ローラを配置すると共
に、該搬送ベルトによって搬送される原稿シートが、前
記透光部材の表面に摺接するように、該搬送ベルトを圧
接する圧接手段を備えることを特徴とする。
【0028】従って、駆動ローラなどで、原稿シートを
透光部材表面に圧接させる必要はなく、圧接手段によっ
て圧接させればよいので、搬送ベルトを駆動するための
トルクを低減できる。また、搬送ベルトと透光部材の接
触範囲を小さくできる。
【0029】また、本発明の画像読取装置にあっては、
原稿シートを搬送しながら画像を読み取る場合に用いら
れる、原稿画像の画像光を透過する第1の透光部材と、
原稿を固定させたまま画像を読み取る場合に用いられ
る、原稿画像の画像光を透過する第2の透光部材と、前
記第1の透光部材に対応する位置で静止した状態で、該
第1の透光部材を透過した原稿画像を読み取る、あるい
は、前記第2の透光部材に対応する位置で移動しなが
ら、該第2の透光部材を透過した原稿画像を読み取る読
取手段と、前記第1の透光部材の表面に対してのみ、原
稿画像が通過するように原稿シートを搬送する搬送ベル
トと、該搬送ベルトを駆動する駆動ローラと、該搬送ベ
ルトに従動する従動ローラと、を備えた画像読取装置に
おいて、前記駆動ローラと従動ローラに前記搬送ベルト
を懸架しただけの状態では、該搬送ベルトが前記第1の
透光部材表面に接触しないように、これら搬送ベルト,
駆動ローラ及び従動ローラを配置すると共に、該搬送ベ
ルトによって搬送される原稿シートが、前記第1の透光
部材の表面に摺接するように、該搬送ベルトを圧接する
圧接手段を備えることを特徴とする。
【0030】従って、駆動ローラなどで、原稿シートを
透光部材表面に圧接させる必要はなく、圧接手段によっ
て圧接させればよいので、搬送ベルトを駆動するための
トルクを低減できる。また、搬送ベルトと透光部材の接
触範囲を小さくできる。また、第1の透光部材の表面に
対してのみ、原稿シートを搬送すればよいので、搬送ベ
ルトをコンパクトにできる。
【0031】前記圧接手段は、前記読取手段による読取
位置に対して、前記搬送ベルトを圧接するとよい。
【0032】前記圧接手段は、前記読取手段による読取
位置の前後の位置で、それぞれ前記搬送ベルトを圧接す
るとよい。
【0033】前記圧接手段は、前記搬送ベルトを直接圧
接する圧接部材と、該圧接部材を前記搬送ベルトに向け
て押圧する押圧部材と、を備えるとよい。
【0034】前記圧接部材は、前記搬送ベルトに従動す
るコロであるとよい。
【0035】前記圧接手段は、弾性反発力によって前記
搬送ベルトを圧接する弾性部材を有するとよい。
【0036】前記弾性部材は、弾性層を有するローラで
あるとよい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0038】(第1の実施の形態)図1〜図4を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置及
び画像読取装置について説明する。ただし、以下の説明
では、シート搬送装置を一体的に備えた画像読取装置に
ついて説明する。従って、画像読取装置の説明によっ
て、同時にシート搬送装置の説明も行う。
【0039】より具体的には、シート搬送装置としての
オートシートフィーダ(以下、ADFと称する)を具備
した、画像読取装置としてのデジタルスキャナを例にし
て説明する。
【0040】このデジタルスキャナは、画像読取専用の
装置として単独で利用することもできるし、複写機やフ
ァクシミリ装置における画像読取機能を担う装置とし
て、これらの装置と一体的に利用することもできる。
【0041】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像読取装置(デジタルスキャナ)の模式的断面図であ
る。
【0042】図1に示すように、本実施の形態に係るデ
ジタルスキャナは、概略、スキャナ本体101と、この
スキャナ本体に着脱自在に構成されたADF201と、
から構成される。
【0043】本実施の形態に係るデジタルスキャナは、
固定読取方式と流し読み方式のいずれも行うことのでき
る装置である。ここで、固定読取方式とは、原稿台ガラ
ス上に固定された原稿を、読取手段(例えば光学台)の
移動により読み取る方式をいう。一方、流し読み方式と
は、搬送ベルトで搬送されている原稿を、所定の原稿読
取位置に読取手段(例えば光学台)を固定させて画像を
読み取る方式をいう。
【0044】ADF201は、流し読み方式に用いるも
のである。
【0045】このADF201は、セットされた複数の
シート状の原稿202を、複数の搬送ローラ203〜2
07及び搬送ベルト210によって、順次、スキャナ本
体101に設けられた、透光部材(第1の透光部材)と
しての流し読みガラス102に搬送して、再び回収する
機能を備える。
【0046】搬送ベルト210は、ベルトの駆動力を付
与する駆動ローラ208と、ベルトに従動する従動ロー
ラ209によって駆動されるように構成されており、原
稿202を流し読みガラス102の表面に摺接させなが
ら搬送させるものである。
【0047】また、ADF201搬送ベルト210ある
いは搬送ベルト210によって搬送される原稿202
を、流し読みガラス102の表面に摺接させるための圧
接手段を備えている。
【0048】この圧接手段は、搬送ベルト210を直接
圧接するように、搬送ベルト210を押し付ける圧接部
材としてのコロ211と、このコロ211を搬送ベルト
210に向けて押圧する押圧部材としてのバネ212
と、を備える。
【0049】ここで、駆動ローラ208及び従動ローラ
209に搬送ベルト210が懸架されたのみの状態で
は、搬送ベルト210が流し読みガラス102の表面に
接触しない状態となるように、搬送ベルト210,駆動
ローラ208及び従動ローラ209は配置されている。
【0050】そして、上記の圧接手段により搬送ベルト
210を圧接することによって、流し読みガラス102
の表面のうち、画像読取領域を含む僅かな領域でのみ、
搬送ベルト210が流し読みガラス102の表面に摺接
するようにしている。
【0051】この摺接する領域は、各種部材の寸法等の
誤差を考慮した上で、画像読取が安定して行うことので
きる最小範囲で十分である。
【0052】流し読み方式における読取位置付近におけ
る、本実施の形態の構成について、更に詳細に説明す
る。
【0053】本実施の形態においては、コロ211はス
キャナ本体101の流し読み位置の直上または直近に設
けられており、バネ212の働きにより、このコロ21
1は搬送ベルト210を流し読みガラス102に対して
押し付けている。
【0054】搬送ベルト210と流し読みガラス102
の間を原稿が通過する過程で、スキャナ本体101に設
けられた読取手段としての第1の光学台109によっ
て、光学的に走査されて、原稿の画像情報が読み取られ
る。
【0055】ここで、駆動ローラ208および従動ロー
ラ209は、これらの下端が、図2に示すように流し読
みガラス102の上面よりも若干高い位置(図2におけ
るhの高さ)になるように配置されている。
【0056】そのため搬送ベルト210は、その自重と
付勢されたコロ211の働きにのみによって流し読みガ
ラス102に押し付けられる構成となっている。
【0057】次に、スキャナ本体101の構成等につい
て説明する。
【0058】スキャナ本体101は、原稿を照射する光
源103と、光源103による照射により得られた原稿
画像を含む光を所定方向に導くためのミラー104,1
05,106と、導かれた光を集光するためのレンズ1
07と、光学的な画像情報を電気的な画像情報に変換す
るためのCCD108と、を有する。
【0059】光源103およびミラー104は、読取手
段としての第1の光学台109に取り付けられている。
一方、ミラー105,106は第2の光学台110に取
り付けられている。
【0060】第1の光学台109及び第2の光学台11
0は、ワイヤによってステッピングモータ(不図示)と
結ばれ、ステッピングモータの回転により原稿台ガラス
111と平行に移動制御される。
【0061】ポジションセンサ112は、第1の光学台
109のホームポジションを検知するセンサである。
【0062】固定読取方式により画像を読み取る場合に
は、第2の透光部材としての原稿台ガラス111上に原
稿を固定する。
【0063】そして、上記ホームポジションを基準とし
て、ステッピングモータ301を正転あるいは逆転する
ことにより、第1の光学台109及び第2の光学台11
0を移動させて、原稿台ガラス111上の原稿を走査す
る。
【0064】一方、流し読み方式により画像を読み取る
場合には、上記の通りADF201を用いる。
【0065】そして、ADF201から搬送されてくる
原稿202の画像を読み取る際には、ステッピングモー
タ(不図示)によって、予め設定された流し読み位置に
第1の光学台109を移動させ、この第1の光学台10
9を静止させる。
【0066】原稿202は、上記の通り、搬送ローラ2
03〜207および搬送ベルト210によって搬送され
る。そして、原稿202が流し読みガラス102と搬送
ベルト210の間を通過する過程で、光源103によっ
て光が照射され、第1ミラー104,第2ミラー10
5,第3ミラー106、及びレンズ107を介してCC
D108に光学的に読み取られる。
【0067】以上のように、本実施の形態では、流し読
み方式による読取位置にのみ、搬送ベルトで原稿シート
を搬送できる構成とすればよいので、搬送ベルトをコン
パクトにすることができる。従って、装置全体として小
型化及びコストダウンを図ることができる。
【0068】また、画像読取に必要な最小限の部分での
み、原稿シートが流し読みガラスに摺接するようにすれ
ばよいので、搬送ベルトの駆動トルクを小さくすること
ができる。従って、搬送ベルトの駆動機構を簡素化及び
小型化できる。
【0069】また、摺動範囲が狭いことから、搬送ベル
トの滑らかな駆動が可能となり、かつ、搬送ベルト及び
流し読みガラスの摩耗を低減できる。
【0070】更に、駆動トルクが小さくて済むことか
ら、駆動トルクによる搬送ベルトの流し読みガラスに対
する浮きを低減できる。従って、原稿シートが押さえら
れなくなることを防止でき、また、搬送ベルトの振動を
防止できるため、原稿画像の安定した読み取りを行うこ
とができる。
【0071】なお、図1においては、搬送ベルトに従動
する従動ローラが1つである例について示したが、勿
論、複数の従動ローラを設けるようにしても良い。例え
ば、図3に示すように、2つの従動ローラ209を備え
るようにしてもよいし、図4に示すように、3つの従動
ローラ209を備えてもよいし、それ以上従動ローラを
設ける構成としてもよい。
【0072】(第2の実施の形態)図5には、第2の実
施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、
圧接手段によって、搬送ベルトの1箇所(読取位置)の
みを圧接する構成を示したが、本実施の形態では、圧接
手段によって、搬送ベルトの複数箇所(読取位置の前後
の2箇所)を圧接する構成を示す。
【0073】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、適宜、その説明は省略する。
【0074】図5は本発明の第2の実施の形態に係る画
像読取装置(デジタルスキャナ)の模式的断面図であ
る。
【0075】本実施の形態では搬送ベルトを流し読みガ
ラスに押し付けるための、圧接部材としてのコロを複数
設けて、複数箇所で搬送ベルトを圧接している。
【0076】図5において、401は搬送ベルト、40
2は搬送ベルト401を駆動する駆動ローラ、403は
搬送ベルト401に従動する従動ローラ、404は流し
読みガラスである。
【0077】本実施の形態では、圧接手段が2つ設けら
れている。一つは、搬送ベルト401を直接圧接するよ
うに、搬送ベルト401を流し読みガラス404に押し
付けるためのコロ405と、コロ405を搬送ベルト4
01に対して付勢するための押圧部材としてのバネ40
7で構成される。もう一つも、同様な構成であり、コロ
406とバネ408で構成される。
【0078】コロ405とコロ406は、流し読み方式
における読取位置を挟んで前後(搬送ベルトによる搬送
方向の上流側と下流側)に設けられている。これによ
り、搬送ベルト401を流し読みガラス404に押し付
けることによって、読み取り位置付近の搬送ベルト40
1を平坦に保っている。
【0079】また、上記第1の実施の形態と同様に、駆
動ローラ402および従動ローラ403の下端は流し読
みガラス404の上面よりも若干高い位置になるよう構
成されている。従って、搬送ベルト401はその自重と
付勢されたコロ405とコロ406の働きのみによって
流し読みガラス404に押し付けられている。
【0080】このような構成で、搬送ベルト401と流
し読みガラス404の間を原稿が通過する過程で、第1
の実施の形態と同様に原稿画像が光学的に読み取られ
る。
【0081】以上のような構成により、上記第1の実施
の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0082】なお、図5においてはコロを2個設けた例
について説明したが、それ以上、たとえば3個であるよ
うな構成であっても同様の効果が得られることは言うま
でもない。また、上記第1の実施の形態でも説明したよ
うに、搬送ベルトに従動する従動ローラが2つ以上設け
られているような構成としてもよい。
【0083】(第3の実施の形態)図6には、第3の実
施の形態が示されている。上記第1・第2の実施の形態
では、圧接手段を、圧接部材(コロ)と押圧部材(バ
ネ)によって構成する場合を示したが、本実施の形態で
は、圧接手段を弾性層を有するローラで構成する場合を
示す。
【0084】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、適宜、その説明は省略する。
【0085】図6は本発明の第3の実施の形態に係る画
像読取装置(デジタルスキャナ)の模式的断面図であ
る。
【0086】図6において、501は搬送ベルト、50
2は搬送ベルト501を駆動する駆動ローラ、503は
搬送ベルト501に従動する従動ローラ、504は流し
読みガラスである。
【0087】そして、505は、搬送ベルト501を流
し読みガラス504に押し付けるために設けられた、圧
接手段としての弾性ローラである。
【0088】この弾性ローラ505は、弾性素材からな
る弾性層を有する。ただし、ローラ表面が弾性反発力を
有する構成であればよく、例えば、ローラ全体が弾性素
材からなるような一層構造としてもよいし、内部が剛体
で表面側に弾性層を備えるような複数層構造としてもよ
い。
【0089】弾性ローラ505は、流し読み方式におけ
る読取位置の直上または直近に設けられている。そし
て、弾性ローラ505の高さは、ローラの下端が搬送ベ
ルト501の裏面に押し付けられるような高さに設定さ
れている。
【0090】このため、弾性ローラ505は、ローラ自
体の弾性によって搬送ベルト501を流し読みガラス5
04に押し付ける働きをする。
【0091】一方、上記各実施の形態と同様に、駆動ロ
ーラ502および従動ローラ503の下端は流し読みガ
ラス504の上面よりも若干高い位置になるよう構成さ
れている。従って、搬送ベルト501はその自重と弾性
ローラ505の働きのみによって流し読みガラス504
に押し付けられている。
【0092】以上のような構成により、上記第1の実施
の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0093】このような構成で、搬送ベルト501と流
し読みガラス504の間を原稿が通過する過程で、第1
の実施の形態と同様に原稿画像が光学的に読み取られ
る。
【0094】なお、図6においては弾性ローラが1個で
ある例について説明したが、上記第2の実施の形態と同
様に2個以上、たとえば3個であるような構成であって
も同様の効果が得られる。
【0095】また、本実施の形態では弾性ローラ505
はその弾性のみによって搬送ベルト501を流し読みガ
ラス504に押し付ける構成となっているが、上記各実
施の形態におけるコロと同様にバネ等の付勢手段によっ
て弾性ローラを搬送ベルトに押し付けるような構成をと
っても同様の効果が得られる。
【0096】さらに、上記第1の実施の形態でも説明し
たように、搬送ベルトに従動する従動ローラが2つ以上
設けられているような構成としてもよい。
【0097】(その他)上記各実施の形態においては、
読取手段が、光電変換素子(CCD)に画像情報を導く
ための走査体(光学台)である場合を例にして説明した
が、これに限るものではない。
【0098】例えば、読取手段が、いわゆる電子写真装
置において感光体に画像情報を導くための走査体であっ
てもよい。また、読取手段が、光電変換素子(CCD)
を直接走査のために移動させるように構成されている、
いわゆる密着型イメージセンサであってもよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、簡易な
構成で、原稿シートの搬送の安定化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の模式的断面図である。
【図2】図1における主要部の拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
(変形例)の模式的断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
(変形例)の模式的断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の模式的断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置
の模式的断面図である。
【符号の説明】
101 スキャナ本体 102 流し読みガラス 103 光源 104,105,106 ミラー 107 レンズ 109 第1の光学台 110 第2の光学台 111 原稿台ガラス 112 ポジションセンサ 201 ADF 202 原稿 203 搬送ローラ 208 駆動ローラ 209 従動ローラ 210 搬送ベルト 211 コロ 212 バネ 301 ステッピングモータ 401 搬送ベルト 402 駆動ローラ 403 従動ローラ 404 流し読みガラス 405,406 コロ 407,408 バネ 501 搬送ベルト 502 駆動ローラ 503 従動ローラ 504 流し読みガラス 505 弾性ローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 H04N 1/00 108Q 5C062 1/04 1/12 Z 5C072 Fターム(参考) 2H012 CB02 CC13 CC25 2H076 AA04 AA07 AA58 BA15 BA22 BA24 BA47 BA48 BA63 2H108 AA01 CB01 3F049 AA01 DA05 DA19 LA02 LA05 LA11 LB02 5B047 AA01 BA01 BB02 BC05 BC09 BC11 BC14 BC18 CA09 5C062 AA05 AB02 AB32 AD06 BA00 5C072 AA01 BA13 CA02 DA02 DA04 EA05 NA01 NA10 XA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取手段による読取位置となる、透光部材
    の表面に対して、原稿画像が通過するように原稿シート
    を搬送する搬送ベルトと、 該搬送ベルトを駆動する駆動ローラと、 該搬送ベルトに従動する従動ローラと、を備えたシート
    搬送装置において、 前記駆動ローラと従動ローラに前記搬送ベルトを懸架し
    ただけの状態では、該搬送ベルトが前記透光部材表面に
    接触しないように、これら搬送ベルト,駆動ローラ及び
    従動ローラを配置すると共に、 該搬送ベルトによって搬送される原稿シートが、前記透
    光部材の表面に摺接するように、該搬送ベルトを圧接す
    る圧接手段を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】前記圧接手段は、前記読取手段による読取
    位置に対して、前記搬送ベルトを圧接することを特徴と
    する請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】前記圧接手段は、前記読取手段による読取
    位置の前後の位置で、それぞれ前記搬送ベルトを圧接す
    ることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】前記圧接手段は、 前記搬送ベルトを直接圧接する圧接部材と、 該圧接部材を前記搬送ベルトに向けて押圧する押圧部材
    と、を備えることを特徴とする請求項1,2または3に
    記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】前記圧接部材は、前記搬送ベルトに従動す
    るコロであることを特徴とする請求項4に記載のシート
    搬送装置。
  6. 【請求項6】前記圧接手段は、 弾性反発力によって前記搬送ベルトを圧接する弾性層を
    有するローラであることを特徴とする請求項1,2また
    は3に記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】原稿画像の画像光を透過する透光部材と、 該透光部材を透過した原稿画像を読み取る読取手段と、
    前記透光部材の表面に対して、原稿画像が通過するよう
    に原稿シートを搬送す る搬送ベルトと、 該搬送ベルトを駆動する駆動ローラと、 該搬送ベルトに従動する従動ローラと、を備えた画像読
    取装置において、 前記駆動ローラと従動ローラに前記搬送ベルトを懸架し
    ただけの状態では、該搬送ベルトが前記透光部材表面に
    接触しないように、これら搬送ベルト,駆動ローラ及び
    従動ローラを配置すると共に、 該搬送ベルトによって搬送される原稿シートが、前記透
    光部材の表面に摺接するように、該搬送ベルトを圧接す
    る圧接手段を備えることを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】原稿シートを搬送しながら画像を読み取る
    場合に用いられる、原稿画像の画像光を透過する第1の
    透光部材と、 原稿を固定させたまま画像を読み取る場合に用いられ
    る、原稿画像の画像光を透過する第2の透光部材と、 前記第1の透光部材に対応する位置で静止した状態で、
    該第1の透光部材を透過した原稿画像を読み取る、ある
    いは、前記第2の透光部材に対応する位置で移動しなが
    ら、該第2の透光部材を透過した原稿画像を読み取る読
    取手段と、 前記第1の透光部材の表面に対してのみ、原稿画像が通
    過するように原稿シートを搬送する搬送ベルトと、 該搬送ベルトを駆動する駆動ローラと、 該搬送ベルトに従動する従動ローラと、を備えた画像読
    取装置において、 前記駆動ローラと従動ローラに前記搬送ベルトを懸架し
    ただけの状態では、該搬送ベルトが前記第1の透光部材
    表面に接触しないように、これら搬送ベルト,駆動ロー
    ラ及び従動ローラを配置すると共に、 該搬送ベルトによって搬送される原稿シートが、前記第
    1の透光部材の表面に摺接するように、該搬送ベルトを
    圧接する圧接手段を備えることを特徴とする画像読取装
    置。
  9. 【請求項9】前記圧接手段は、前記読取手段による読取
    位置に対して、前記搬送ベルトを圧接することを特徴と
    する請求項7または8に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】前記圧接手段は、前記読取手段による読
    取位置の前後の位置で、それぞれ前記搬送ベルトを圧接
    することを特徴とする請求項7または8に記載の画像読
    取装置。
  11. 【請求項11】前記圧接手段は、 前記搬送ベルトを直接圧接する圧接部材と、 該圧接部材を前記搬送ベルトに向けて押圧する押圧部材
    と、を備えることを特徴とする請求項7〜10のいずれ
    か一つに記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】前記圧接部材は、前記搬送ベルトに従動
    するコロであることを特徴とする請求項11に記載の画
    像読取装置。
  13. 【請求項13】前記圧接手段は、 弾性反発力によって前記搬送ベルトを圧接する弾性部材
    を有することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一
    つに記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】前記弾性部材は、弾性層を有するローラ
    であることを特徴とする請求項13に記載の画像読取装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0830043A (ja) * 1994-07-20 1996-02-02 Canon Inc シート搬送装置
JPH1159949A (ja) * 1997-08-08 1999-03-02 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置

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