JP2006173712A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Jiro Futagawa
次郎 二川
Shinichiro Wakahara
伸一郎 若原
Shohei Takeda
昌平 武田
Yuichi Makino
裕一 牧野
Takashi Soya
崇 征矢
Masabumi Kamei
正文 亀井
Tetsuo Fukusaka
哲郎 福坂
Katsuhiro Ishido
勝宏 石戸
Kazuhiro Togashi
和寛 冨樫
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Abstract

【課題】 固定読みのときも、流し読みのときも画像読取精度を一定にする。
【解決手段】 画像読取装置は、原稿台ガラス上の原稿の反射光を画像情報信号に変換する変換部と、原稿から変換部に反射光の光路を形成する複数のミラー153,155,156と、複数のミラーを、原稿を読み取る走査方向へ移動させる移動装置と、原稿台ガラスに原稿が固定的に置かれたとき、移動装置を制御して複数のミラーを移動させて固定原稿を読み取る固定読みモードを実行し、原稿台ガラスに原稿が送り込まれてきたとき、複数のミラーの内、対物ミラー153を原稿を読み取る読取位置に停止させて流し原稿を読み取る流し読みモードを実行するスキャナコントローラと、流し読みモードにおいて、固定読みモードのときよりも複数のミラー同士の間隔を、原稿台ガラスから流し原稿までの光路距離と同じ間隔だけ狭める移動機構180及びストッパ212と、を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、原稿を読み取る画像読取装置、特に、原稿を原稿台ガラスに固定した状態で読み取るときも、原稿を原稿台ガラスの上方を移動させて読み取るときも焦点距離(光路距離)を同一にした画像読取装置と、この画像読取装置を備えて画像読取装置の読取情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成装置とに関する。
従来、原稿を読み取る画像読取装置は、原稿を自動的に供給する自動原稿供給装置(ADF:Auto Document Feeder)から送り込まれてくる原稿を読み取って、その読取情報を画像形成装置の装置本体に送るようになっている。自動原稿供給装置は、画像形成装置の装置本体の上部に開閉可能に設けられている。
画像形成装置の装置本体は、画像読取装置からの読取情報に基づいてシートに原稿の複写をするようになっている。なお、画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機器等がある。
原稿読取装置による原稿の読み取り方には、流し読みと、固定読みとがある。
流し読みは、原稿が所定の速度で送り込まれてくる原稿台ガラスの下方に光源を停止させて、通過する原稿に光を照射し、反射光を電気信号に変換する光電変換素子である例えばCCDで画像情報信号に変換する読み方である。固定読みは、原稿台ガラスに置かれた原稿の下を、光源を移動させて原稿を読み取る読み取り方である。
ところが、流し読みの場合、原稿を、原稿台ガラス上を通過させるため、原稿台ガラスが汚れやすく、画像読取装置の読み取り解像度の低下原因になっていた。
そこで、従来の画像読取装置には、流し読みするとき、原稿を原稿台ガラスから浮かして読み取るタイプのものがある(特許文献1の図1参照)。
この画像読取装置は、図12に示すように、原稿台ガラス1上に段差形成部材2aを配設すると共に、原稿台ガラス1及び段差形成部材2aと対向させて且つ離間させて平板形状のプレート3を配設した構成になっている。画像読取装置は、この構成によって、原稿台ガラス1の読取位置Rに原稿Pを接触させないで読み取るようになっている。
特開平9−307695号公報
しかし、従来の画像読取装置は、原稿台ガラス1に原稿を置いて読む固定読みのときよりも、原稿台ガラス1から原稿を浮かせて読む流し読みのときの方が、原稿からCCDまでの反射光路の距離(焦点距離)が段差形成部材2aの厚みの分だけ長くなり、画像読み取りのピントがずれることにより解像度が劣化していた。
そこで、焦点距離を同一にして画像読取精度を一定にするのに、例えば、CCDをモータやソレノイドで移動させる方式が考えられる。しかし、この方式は、CCDを動かすため、反射光を常に同じ状態で受光することが困難であり、受光精度に狂いが生じ易い。また、構成が複雑で大型になるという別の問題も生じる。
その他、光路中にレンズを入れて焦点距離を同じ調節する方式が考えられる。しかし、レンズを入れると、反射光がレンズを通過するとき反射光にゆがみが生じて、読み取り画像に歪みが生じる虞がある。
本発明は、固定読みのときも、流し読みのときも画像読取精度を一定にすることのできる画像読取装置を提供することを目的としている。
本発明は、原稿読取精度の画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、原稿が固定的に置かれる場合と原稿が上方を通過する場合とがある原稿台ガラスと、前記原稿台ガラス上の前記原稿を照射した光の反射光を画像情報信号に変換する変換手段と、前記原稿から前記変換手段に前記反射光の光路を形成する複数のミラーと、前記複数のミラーを、原稿を読み取る走査方向へ移動させる移動手段と、前記原稿台ガラスに原稿が固定的に置かれたとき、前記移動手段を制御して前記複数のミラーを移動させて固定原稿を読み取る固定読みモードを実行し、前記原稿台ガラスに原稿が送り込まれてきたとき、前記複数のミラーの内、原稿からの反射光を最初に受ける対物ミラーを、前記原稿を読み取る読取位置に停止させて流し原稿を読み取る流し読みモードを実行する制御手段と、前記流し読みモードにおいて、前記固定読みモードのときよりも前記複数のミラー同士の間隔を狭めることを可能にする間隔調整手段と、を備え、前記ミラー同士の接近距離が、前記原稿台ガラスから前記流し原稿までの光路距離と同じに設定されている。
本発明の画像読取装置は、流し読みモードにおいて、固定読みモードのときよりも複数のミラー同士を接近可能にした間隔調整手段を備えて、ミラー同士の接近距離が、対物ミラーから流し原稿までの光路距離と同じに設定されているので、原稿から変換手段までの光路距離を固定読みのときも、流し読みのときも、同じにして、画像読取精度を一定にすることができる。
また、本発明の画像読取装置は、流し読みモードにおいて、固定読みモードのときより、対物ミラーから流し原稿までの光路距離が長くなった分だけ、ミラー同士を接近させて原稿から変換手段までの光路距離を固定読みのときも、流し読みのときも、同じにしているので、焦点距離が変わらず読取画像に歪が生じることを防止することができる。
本発明の実施形態の画像読取装置とこの画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置である複写機とを図面に基づいて説明する。
画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等があり、本発明の画像形成装置は、複写機に限定されるものではない。
本実施形態における画像読取装置及び画像形成装置に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(画像形成装置の装置本体)
図1は、本発明の実施形態における複写機のシート搬送方向に沿った概略断面図である。複写機1は、装置本体300と、画像読取装置150と、自動原稿供給装置2とを重ねるようにして形成されている。
複写機1に画像読取開始信号が入力されると、感光体ドラム351が帯電手段353により所定の電位に帯電される。一方、画像読取装置150は、原稿自動供給装置2によって供給された原稿を読み取って、画像信号を装置本体300の画像形成部301に送る。
画像読取装置150からの画像信号を受けてON、OFF発光するLEDやレーザー等を有する露光器352は、感光体ドラム351上に、原稿画像に相当する静電潜像を形成する。次に、この静電潜像は、トナーを収容した現像器354によってトナー現像されて、トナー画像になる。感光体ドラム351に形成されたトナー画像は、転写器357によって、紙やOHPシート等のシートSに静電転写される。露光器352、感光体ドラム351、現像器354、転写器357等は、画像形成手段としての画像形成部301を構成している。
その後、シートSは、感光体ドラム351から静電分離されて定着器356へ搬送される。定着器356は、シートを加熱加圧して、トナー画像をシートに定着する。
一方、トナー画像をシートに転写した後、感光体ドラム351に残っている転写残りトナー等の付着汚染物は、クリーナ355によって除去される。クリーナ355によって清浄にされた感光体ドラム351は、必要に応じて像露光の光メモリ(ゴースト)を除去する前露光手段358による露光を受けて繰り返し画像形成に使用できるようにされる。
(原稿自動供給装置)
図2は、自動原稿供給装置2と、画像読取装置150との原稿搬送方向に沿った断面図である。
原稿自動給送装置2は、画像読取装置150の上に重ねられている。原稿自動供給装置2は、画像読取装置150の奥側に設けた不図示のヒンジ機構によって画像読取装置150に接続されて、画像読取装置150の原稿台ガラス3を開閉できるようになっている。
原稿トレイ4は、シート状の原稿Pをユーザによって積載されるようになっている。原稿トレイ4には、一対の幅方向規制板49が設けてある。幅方向規制板49は、ユーザの操作によって原稿の幅方向にスライドするようになっている。幅方向規制板49は、原稿トレイ4に積載された原稿Pの幅を揃えて(幅を規制して)、原稿が斜め搬送されることがないようにしている。
原稿トレイ4に積載された原稿Pには、給紙ローラ5が接離するようになっている。給紙ローラ5は、分離搬送ローラ8の回転に伴って回転して、原稿Pを自動原稿供給装置2内に送り込むようになっている。
給紙ローラ5は、分離搬送ローラ8と同軸のアーム9に軸支されて、アーム9の上下方向への揺動に伴って昇降するようになっている。給紙ローラ5は、通常、ホームポジションである図中破線の位置に上昇して待機し、ユーザが原稿トレイ4に原稿をセットするとき邪魔にならないようにしている。給紙ローラ5は、原稿の供給を開始するとき図中実線の位置に下降して原稿Pの上面に当接する。
分離パッド6は、分離搬送ローラ8の対向側に配設されて、分離搬送ローラ8に押し付けられている。分離パッド6は、分離搬送ローラ8より若干滑りにやすい(摩擦係数が若干小さい)ゴムや樹脂等で形成されている。分離パッド6は、分離搬送ローラ8と協働し、給紙ローラ5によって搬送されてくる原稿Pを1枚ずつに捌いて、分離搬送ローラ8が原稿を1枚ずつ搬送できるようにしている。
レジストローラ12とレジスト従動ローラ11は、分離パッド6と分離搬送ローラ8とによって1枚ずつ搬送されてきた原稿の先端を揃えるレジストローラ対である。回転を停止したレジストローラ対11,12のニップに先端を突き当てられた原稿は、分離搬送ローラ8の回転によってループを生じさせられる。このとき、原稿が斜めになっている場合、原稿は真っ直ぐに修正される。
その後、原稿Pは、リードローラ22とリード従動ローラ14とによって上流搬送ガイド25に沿って搬送されていく。上流搬送ガイド25と下流搬送ガイド26により所定幅のスリット27が形成されている。このスリット27には、後述する画像読取装置150の第1ミラー台159が対向して読取位置160で停止するようになっている。スリット27の上を通過する原稿Pは、画像読取装置150によって画像を読み取られる。
スリット27の上を通過した原稿は、下流搬送ガイド26にすくい上げられて、リード排出ローラ23とリード排出従動ローラ16とによって、さらに搬送される。原稿は、画像読み取りが終了すると、排紙ローラ18により排紙トレイ10に排出される。
原稿の両面を読み取るとき、原稿Pは、排紙ローラ18によって排出されずスイッチバック搬送されて、上方の原稿パス24に案内されてレジストローラ対11,12に向けて搬送される。レジストローラ対11,12に到達した原稿は、上記と同様に原稿の裏面の読み取りが行われる。
(第1実施形態の画像読取装置)
図2は、自動原稿供給装置2と、画像読取装置150との原稿搬送方向に沿った断面図である。図3は、画像読取装置150の概略斜視図である。図4は、ミラー台を移動させる移動装置の部分概略図である。
画像読取装置150は、原稿台ガラス3、変換手段としての変換部178、対物ミラー台としての第1ミラー台159、中間ミラー台としての第2ミラー台151、移動手段としての移動装置179を備えている。
原稿台ガラス3は、スリット27より右側に原稿が置かれるようになっている。また、原稿台ガラス3は、スリット27の上を通過する原稿に対向している。
第1ミラー台159と、第2ミラー台151とを備えている。第1ミラー台159は、原稿Pに光を照射するランプ152と、原稿からの反射光を最初に受ける対物ミラーとしての第1ミラー153とを備えている。第2原稿台151は、中間ミラーとしての第2ミラー155及び第3ミラー156を備えている。第1乃至第3ミラー153,155,156は、原稿を照射したランプ152の反射光を結像レンズ157に導く役目をしている。
図3、図4に示すように、移動装置179は、ステッピングモータ171によって移動するワイヤ161,162によって、第1ミラー台159と第2ミラー台151とを移動するようになっている。
ワイヤ161,162の一端は、固定部材19,20に接続されている。ワイヤ161,162は、固定部材19,20から図2、図3において左側に延長されて、第2ミラー台151に設けたプーリ164,165に半周分だけ巻き掛けられた後、図2、図3において右側に延長されて、駆動プーリ163,163に複数回巻かれる。図4のように、この間の部分に第1ミラー台159の主走査方向(幅方向)の両端も接続されている。駆動プーリ163,163は、ステッピングモータ171によって回転するようになっている。そして、ワイヤ161,162は、駆動プーリ163,163から図2、図3において左側に延長されて、水平のアイドラプーリ21,21に半周分巻き掛けられる。
ワイヤ161,162は、水平のアイドラプーリ21,21から、第2ミラー台151に設けたプーリ164,165に半周分だけ巻き掛けられた後、図2、図3において左側に延長されて、水平のアイドラ小径プーリ22,22に巻き掛けられる。最後、ワイヤ161,162同士は、引張りばね166に接続されている。ワイヤ161,162は、引張りばね166に引っ張られて、常時、張られた状態になっている。
ステッピングモータ171が回転すると、駆動プーリ163,163によって駆動プーリ163,163に巻き付けられているワイヤ161,162の巻き付き位置が変わり、プーリ164,165が駆動プーリ163,163か、或いは水平のアイドラローラ21,21の方に接近移動する。すなわち、第2ミラー台151が図2、図3において左右方向に移動する。これと同時に、ワイヤ161,162に接続された第1ミラー台159も、図2、図3において左右方向に移動する。この場合、第1ミラー台159は、第2ミラー台151の2倍の速さで移動する。これによって、第1ミラー台159の移動距離は、第2ミラー台151の移動距離の2倍になり、原稿Pを反射した反射光の原稿Pから第1ミラー153、第2ミラー155、第3ミラー156を経てCCD158までの光路距離は、常時、一定になっている。
原稿Pを照射した第1ミラー台159の光源153の反射光は、原稿Pから第1ミラー153、第2ミラー台151に設けられた第2ミラー155、第3ミラー156で反射されて、結像レンズ157を介してCCD158上で結像され、画像情報として光電変換される。結像レンズ157とCCD158は反射光を画像情報信号に変換する変換部178を構成している。
図3に示すポジションセンサ173は、第1ミラー台159のホームポジション位置決め用のセンサである。本実施形態の画像読取装置150は、ポジションセンサ173の位置を基準としてステッピングモータ171が正転、逆転することによって、ミラー台159,151が移動し、原稿台ガラス3上の原稿を光学的に走査するようになっている。
図9は、画像読取装置150の制御ブロック図である。
スキャナコントローラ176には、第1、第2ミラー台159,151を副走査方向(図3参照)に移動させるステッピングモータ171、原稿面からの反射光を光電変換するCCD158、CCD158の出力信号をA/D変換するA/D変換回路174、原稿に光を照射するランプ152、第1ミラー台159をホームポジションに位置決めするポジションセンサ173等が接続されている。スキャナコントローラ176は、ADF原稿読取モードにおける正規の原稿読取位置を設定するためのバックアップRAM172と、画像読取装置150全体を制御する制御プログラムを記憶したROM177とを有している。
図5は、図2において、原稿の読み取りに関係する部分の拡大図である。
原稿台ガラス3は、図5の右側の方に原稿Pを置くことができるようになっている。また、スリット27と対向する原稿台ガラス3の上方は、原稿Pが通過するようになっている。白色ガイド板30は、下流搬送ころ29を軸支している。また、白色ガイド板30のシート搬送方向上流側には、上流搬送ころ28を配設してある。上流搬送ころ28と上流搬送ガイド25との間には、所定の隙間が設けられている。
下流搬送ガイド26は、リード排出従動ローラ16の軸を揺動中心にして図中実線の位置と破線の位置に、不図示の揺動モータにより揺動するようになっている。
下流搬送ガイド26は、上流搬送ガイド25を通過した原稿の先端をすくい取るため、破線の位置(以下、「離間位置」とする)において、端部のガイド面が上流搬送ガイド25の端部よりも原稿台ガラス3側に下がっている。また、下流搬送ガイド26は、実線の位置(以下、「当接位置」とする)では、搬送する原稿を下流搬送ころ29に所定圧で押圧して下流搬送ころ29とで狭持して保持するようになっている。
以上の構成において、画像読取装置150は、自動原稿供給装置2と協働して、原稿を固定読みと、流し読みとをできるようになっている。
原稿の固定読み(固定読みモード)とは、ユーザが原稿台ガラス3上に固定的に載置した原稿(シート状の原稿、雑誌、本等がある)を、第1ミラー台159と第2ミラー台151とを副走査方向に移動させながら読み取る方法である。原稿の流し読み(流し読みモード)とは、原稿自動給送装置2によって読取位置160の上方を通過する原稿を、読取位置160に第1ミラー台159を停止させて読み取る方法である。
本実施形態における画像読取装置150は、固定読みのときと、流し読みのときとでは、原稿台ガラス3に対する原稿の位置が異なっている。すなわち、固定読みのときは、原稿台ガラス3に原稿が置かれるため、原稿台ガラス3に原稿が密着している。これに対して、流し読みのときは、原稿や原稿台ガラス3が汚れないようにするため、原稿が原稿台ガラス3から離れて、原稿台ガラス3の上方を通過させるため、距離H(図8参照)離れている。
原稿が原稿台ガラス3から離れている距離Hが、結像レンズ157(図2、図3参照)自体が持つ焦点深度の範囲外であると、焦点距離を何らかの方法で調節しなければならない。焦点距離は、原稿から第1乃至第3ミラー153,155,156をへて結像レンズ157までの光路距離である。
本実施形態の画像読取装置150は、原稿が原稿台ガラス3から離れている距離(H)が約10mmで、上記結像レンズ157自体が持つ焦点深度の範囲外である。
図6は、本実施形態の画像読取装置において、原稿の固定読み時における、ホームポジションにいる第1ミラー台159と第2ミラー台151との斜視図である。
第2ミラー台151のフレーム側面200には、プーリ支持板201を副走査方向(矢印B方向)に移動自在に設けてある。移動部材としてのプーリ支持板201は、ワイヤ161と第2ミラー台151とを連結する連結部分であり、索状部材としてのワイヤ161を支持する支持部材であるプーリ164を軸202に回転自在に設けられている。
また、プーリ支持板201には、副走査方向に長い嵌合長孔204を形成してある。その嵌合長孔204には、段ビス205が貫通している。段ビス205は、フレーム側板200に設けられている。段ビス205は、フレーム側面200に対してプーリ支持板201の厚み方向に隙間を生じるようにプーリ支持板201を支持している。この隙間によって、プーリ支持板201は、フレーム側板200に対して矢印B方向へ容易に移動できるようになっている。
プーリ支持板201の上下端近くの2箇所には、引っ掛け部206を設けてある。第2ミラー台151のフレーム側面200にも、引っ掛け部207を2箇所設けてある。引っ掛け部206,207には、引張ばね203を架け渡してある。プーリ支持板201は、引張ばね203によって矢印C方向に常時牽引されて、段ビス205の左側208にプーリ支持板201の嵌合長孔204の左端が突き当たって、位置決めされている。
以上説明した、支持板201、引張ばね203、嵌合長孔204、及び段ビス205等は、プーリ164及び第1ミラー台159を第2ミラー台151に対して移動自在にする移動機構180を構成している。
プーリ支持板201は、引張ばね203によって矢印C方向に常時牽引されているため、原稿台ガラス3上の原稿を読み取るのに、第2ミラー台151が副走査方向(矢印C方向)に移動することがあっても、嵌合長孔204と段ビス205とに位置決めされて、振動するようなことがない。
以上の構造の説明は、図3において右側のプーリ164をプーリ支持板201によって第2ミラー台151のフレーム側面200に支持した構造の説明であるが、左側のプーリ165も不図示の同様な構成によって第2ミラー台151のフレーム側面200に支持されているものとする。本実施形態の説明において、右側のプーリ164に関する説明をし、左側のプーリ165に関する説明は省略することとする。
以上の構成において、本実施形態の画像読取装置150は、原稿の固定読みをするとき、ユーザが原稿台ガラス3上に固定的に載置した原稿を、第1ミラー台159と第2ミラー台151とを副走査方向に移動させながら読み取る。このとき、第1ミラー台159と第2ミラー台151は、ステッピングモータ171の回転によって移動するワイヤ161,162によって、原稿台ガラス3の下を原稿サイズに応じて移動する。第1ミラー台159は、第2ミラー台151の2倍移動するようになっている。
固定読みにおいて、原稿から、第1乃至第3ミラー153,155,156を経て結像レンズ157に至るまでの反射光の光路距離(焦点距離)は、第1ミラー台159が第2ミラー台151の2倍移動するようになっているので、第1ミラー台159と第2ミラー台151とがどこにいても、一定になるようになっている。
次に流し読みの場合、本実施形態の画像読取装置150は、図7、図8に示すように、第2ミラー台151を図中左方向(矢印D方向)に移動させる。第2ミラー台151は、一定の距離移動すると、第2ミラー台151の左端部に設けられた突き当て部211が、リーダフレーム210に形成されたストッパ212に突き当たって停止する。ストッパ212には、衝突時のショックを和らげるため、硬質のクロロプレンゴム、樹脂、ばね等の弾性部材が使用されている。また、第2ミラー台151は、ストッパ212に衝突するとき、ステッピングモータ171の減速回転によって減速して、衝突時のショックを和らげられて、ストッパ212に衝突する。このため、第2ミラー台151は、所定の位置に正確に停止することができる。また、第2、第3ミラー155,156の破損を防止することができる。
第2ミラー台151がストッパ212に衝突して停止した後も、ステッピングモータ212は回転を継続して、ワイヤ161の移動を継続させる。このため、プーリ164は、矢印D方向へ移動を継続する。プーリ164は、プーリ支持板201に回転自在に設けられているため、プーリ支持板201も矢印D方向に移動する。プーリ支持板201は、ワイヤ161の移動と、段ビス205と嵌合長孔204との案内によって、引張ばね203に抗して、フレーム側面200上を矢印D方向へ移動する。その移動距離を図8において、「E」とする。
一方、ワイヤ161が移動しているため、第1ミラー台159も、図8において、矢印D方向に移動する。図8において、破線で示した第1ミラー台159の位置は、第2ミラー台159がストッパ212に当接して第2ミラー台159が停止したときの位置である。第1ミラー台159は、通常、第2ミラー台151に対して2倍移動するようになっている。このため、第1ミラー台159は、プーリ支持板201の移動距離Eの2倍の距離、F(=2E)だけ、実線で示す位置まで移動する。
この結果、光路を原稿台ガラス3から白色ガイド板30に変更することができる。本実施形態の白色ガイド30は、原稿台ガラス3と白色ガイド30の下面30aとの距離H(約10mm)と、上記距離Fとが等しくなる位置に設けてある。
したがって、固定読み時の原稿台ガラス3の上面をa1から、破線で示す第1ミラー153の反射位置a2を経て第2ミラー155の反射位置a3までの距離と、白色ガイド板30の下面b1から、実線で示す第1ミラーの反射位置b2を経て第2ミラー155の反射位置a3までの距離とは、同じであるので、固定読みのときの光路距離(焦点距離)と、流し読みのときの光路距離(焦点距離)とが同じになる。
以上のように、本実施形態の画像読取装置150は、流し読みモードのとき、第2ミラー台151が停止しても、プーリ支持板201と第1ミラー台159が移動を継続することによって、原稿台ガラス3と原稿台ガラス3から離れた原稿との距離に相当する距離だけ、第1ミラー153と第2ミラー155との距離を短くするようになっている。
このため、本実施形態の画像読取装置150は、固定読みとのときの原稿から結像レンズ157までの光路距離(焦点距離)と、流し読みのときの原稿から結像レンズ157までの光路距離(焦点距離)とを、新たにモータや光学部品を使用することなく簡単な構造によって同一にすることができて、読み取り方が変わっても焦点距離に変動が無く、読み取り解像度の劣化(ピントズレ)を防止できる。。
また、本実施形態の画像読取装置150は、流し読みのとき、原稿を原稿台ガラス3から離して読むことができるので、原稿や原稿台ガラス3が汚れたり、傷がついたりすることを避けることができる。
さらに、本実施形態の画像読取装置150は、第2ミラー台151がストッパ212に受け止められて停止するようになっているので、第2ミラー台151を位置決めして、第2、第3ミラー155,156を所定の位置に位置決めすることができ、画像読取精度を高めることができる。
また、本実施形態の画像読取装置150は、第2ミラー台151がストッパ212に受け止められて停止したとき、プーリ支持板201が移動するようになっているので、ワイヤ161,162の牽引力を逃がすことができて、第2ミラー台151に不要な力が加わることが殆どない。このため、第2ミラー台151が歪んで、第2、第3ミラー155,156の位置に狂いが殆ど生じることがなく、画像読取精度を高めることができる。
さらに、本実施形態の画像読取装置150は、第1ミラー153を有する第1ミラー台159と、第2ミラー155、第3ミラー156を有する第2ミラー台151とを備え、第1ミラー台159と第2ミラー台151とを両側に1本ずつ架設したワイヤ161,162によって、1:2の速度で原稿を走査させるようになっているので、第1ミラー台159及び第2ミラー台151とワイヤ161,162とを近接して配設することができて、構成を単純小型化することができる。
また、本実施形態の画像読取装置150は、プーリ支持板201を引張ばね203によって、一方向に引っ張り、嵌合長孔204を段ビスに当接させて、フレーム側面200に位置決めするようになっているので、固定読みのとき、第2ミラー台151が移動しても、プーリ支持板201が殆ど振動することがなく、第2、第3ミラー155,156に振れが殆ど生じることがない。このため、画像読取精度を高く維持することができる。
(第2実施形態の画像読取装置)
図10は、第2実施形態における画像読取装置の原稿搬送方向に沿った断面図である。
第2実施形態の画像読取装置において、第1実施形態の画像読取装置と同一部分については、同一符号を付してその部分の説明は省略する。
画像読取装置250は、第1ミラー台259の右側に第2ミラー台251を配設して、流し読み時に、第1ミラー台259がストッパ212に当接して移動が規制されるようになっている。そして、第1ミラー台529に不図示のプーリ支持板が設けられている。本実施形態の第1ミラー台259及び第2ミラー台251も、ワイヤによって2:1の速度比で移動できるようになっている。
第1ミラー台259がストッパ212に当接して停止しても、プーリ支持板とともに、第2ミラー台251が移動し、原稿台ガラス3から白色ガイド板30までの距離に相当する距離の分だけ、第1ミラー153と第2ミラー155との距離が短くなる。
したがって、本実施形態の画像読取装置250も、固定読みとのときの原稿から結像レンズ157までの光路距離(焦点距離)と、流し読みのときの原稿から結像レンズ157までの光路距離(焦点距離)とを、新たにモータや光学部品を使用することなく簡単な構造によって同一にすることができて、読み取り方が変わっても焦点距離に変動が無く、読み取り解像度の劣化(ピントズレ)を防止できる。
本実施形態の画像読取装置250は、第1ミラー台259がストッパ212に受け止められて停止するようになっているので、第1ミラー台259を位置決めして、第1ミラー153を所定の位置に位置決めすることができ、画像読取精度を高めることができる。
本実施形態の画像読取装置250も、その他、第1実施形態の画像読取装置と同様な効果を奏するようになっている。
(第3実施形態の画像読取装置)
図11は、第3実施形態における画像読取装置の原稿搬送方向に沿った断面図である。
第3実施形態の画像読取装置において、第1実施形態の画像読取装置と同一部分については、同一符号を付してその部分の説明は省略する。
画像読取装置350は、移動体としての1つのフレーム216に、第1乃至第4ミラー231乃至234のミラー群と、結像レンズ157、及びCCD158等が設けられた、ワンボックスタイプの装置である。第1ミラー231は、支持体としての第1ミラー台240に設けられている。
第1ミラー台240は、フレーム216上に移動機構280によって副走査方向に移動自在に設けられて、第1ミラー213と第2ミラー232との距離を変えることができるようになっている。移動機構280は、第1ミラー台240、引張ばね237、嵌合長孔241、段ビス242等で構成されている。第1ミラー台240は、ストッパ212によって受け止められるようになっている。ストッパ212と移動機構280は、間隔調整手段を構成している。
第1ミラー台240は、引張ばね237によって第2ミラー232から離れる方向に牽引されている。第1ミラー台240は、第1ミラー台240に形成してある嵌合長孔241とフレーム216に立設した段ビス242とによって、フレーム216に移動自在に設けられている。
フレーム216の下部233は、フレーム216を移動させる移動手段としての移動装置279に連結されている。移動装置279は、フレーム261の下部233に連結されたタイミングベルト218と、タイミングベルト218を回転させるステッピングモータ230とを備えている。
原稿台ガラス3に固定的に置かれた原稿を読み取る固定読みのとき、第1ミラー231は、引張ばね237によって第2ミラー232から離れる方向に牽引されて、嵌合長孔241の右端と段ビス242の右端との当接によって、フレーム216に対して左側に位置決めされている。すなわち、第1ミラー231は、図11の右側に示したようにフレーム216に対して左側に位置決めされている。このような状態で、ステッピングモータ230によってタイミングベルト218が循環するとフレーム216が、原稿台ガラス3の下を副走査方向に移動して原稿を固定読みする。
白色ガイド板30の下を通過する原稿を読み取る流し読みのとき、フレーム216は、図11の左側に移動される。第1ミラー台240がストッパ212に当接して、第1ミラー231が位置決めされる。このとき、フレーム216、ミラー等は、実線で示す位置にいる。
ステッピングモータ230は、さらに回転を継続する。ストッパ212によって移動を規制された第1ミラー台240に対してフレーム216は、破線で示す位置へ移動する。第2ミラー232が第1ミラー231に接近する。このとき、引張ばね237は、引っ張られて伸びている。
第1ミラー231と第2ミラー232との間隔が、原稿台ガラス3と白色ガイド板30との距離に等しい距離だけ短くなった時点で、ステッピングモータ230の回転が停止する。
したがって、固定読みのときの、原稿台ガラス3の上面から第1ガラス213、第2ミラー232、第3ミラー238、第4ミラー239を経て、結像レンズ157までの露光距離(焦点距離)と、流し読みのときの、白色ガイド板30の下面からから第1ガラス213、第2ミラー232、第3ミラー238、第4ミラー239を経て、結像レンズ157までの露光距離(焦点距離)とは等しくなっている。なお、ステッピングモータ230は、スキャナコントローラ376によって回転制御されるようになっている。また、タイミングベルト218の代わりにワイヤを使用してもよい。この場合、ワイヤはフレーム216に固定する。
よって、第3実施形態の画像読取装置350は、原稿を流し読みするとき、フレーム216を破線の位置に停止させて読む。
したがって、本実施形態の画像読取装置350も、固定読みとのときの原稿から結像レンズ157までの光路距離(焦点距離)と、流し読みのときの原稿から結像レンズ157までの光路距離(焦点距離)とを、新たにモータや光学部品を使用することなく簡単な構造によって同一にすることができて、読み取り方が変わっても焦点距離に変動が無く、読み取り解像度の劣化(ピントズレ)を防止できる。
また、本実施形態の画像読取装置350は、第1ミラー台240がストッパ212に受け止められて停止するようになっているので、第1ミラー台240を位置決めして、第1ミラー231を所定の位置に位置決めすることができ、画像読取精度を高めることができる。
さらに、本実施形態の画像読取装置350は、第1乃至第4ミラー231,232,238,239、結像レンズ157、及びCCD158を共通のフレーム216に設けてあるので、焦点距離の調整を容易に行うことができる。
本実施形態の画像読取装置350も、その他、第1実施形態の画像読取装置と同様な効果を奏するようになっている。
なお、第1乃至第3実施形態の画像読取装置150,250,350において、流し読みの場合、原稿が白色ガイド板30の下面を通過するため、原稿の厚みが変わると原稿から第1ミラー231までの距離が変わる。原稿の厚みの変化は、結像レンズ157の焦点深度の範囲内であるので、読取精度に影響を殆ど与えることがない。しかし、原稿の厚みに応じて、第2ミラー台151、第1ミラー台259,240がストッパ212に当たってからのステッピングモータ171,236の回転をスキャナコントローラ376によって制御することによって、原稿から第1ミラー231までの変化した距離に応じて、第1ミラー153,231と第2ミラー155,232との距離を調節して、読取精度を維持することができる。また、原稿の剛性によっては、白色ガイド板30の下面に密着しない原稿もある。このような場合においも、ステッピングモータ171,236の回転を調節して、原稿から第1ミラー231までの変化した距離に応じて、第1ミラー153,231と第2ミラー155,232との距離を調節してもよい。
また、ステッピングモータ171,236を回転制御することによって、画像読取装置の組立時のばらつきを解消することができる。
本発明の実施形態における複写機のシート搬送方向に沿った概略断面図である。 本実施形態の画像読取装置と自動原稿供給装置との原稿搬送方向に沿った断面図である。 本実施形態の画像読取装置の概略斜視図である。 ミラー台を移動させる移動装置の部分概略図である。 図2において、原稿の読み取りに関係する部分の拡大図である。 本実施形態の画像読取装置において、固定読みを開始するときのミラー台の状態を示す図である。 本実施形態の画像読取装置において、流し読み状態のミラー台の斜視図である。 本実施形態の画像読取装置において、流し読み状態のミラー台の正面図である。 本実施形態の画像読取装置の制御ブロック図である。 本発明の第2実施形態における画像読取装置のシート搬送方向に沿った概略断面図である。 本発明の第3実施形態における画像読取装置のシート搬送方向に沿った概略断面図である。 従来例の画像読取装置における主要部分の正面図である。
符号の説明
P 原稿
E プーリ支持板の移動位置
S シート
2 自動原稿供給装置
3 ガラス台
30 白色ガイド板
30a 白色ガイド板の下面
150 第1実施形態の画像読取装置
151 第2ミラー台
152 ランプ
153 第1ミラー(対物ミラー)
155 第2ミラー(中間ミラー)
156 第3ミラー(中間ミラー)
157 結像レンズ
158 CCD
159 第1ミラー台
160 読取位置
161 ワイヤ(索状部材)
162 ワイヤ(索状部材)
163 駆動プーリ
164 プーリ(連結部分、支持部材)
165 プーリ(連結部分、支持部材)
166 ばね
171 ステッピングモータ
173 ポジションセンサ
176 スキャナコントローラ(制御手段)
178 変換部(変換手段)
179 移動装置(移動手段)
180 移動機構(間隔調整手段)
200 フレーム側面
201 プーリ支持板(移動部材)
203 引張バネ
204 嵌合長孔
205 段ビス
212 ストッパ(間隔調整手段)
213 光路
216 フレーム(移動体)
218 タイミングベルト
230 ステッピングモータ
231 第1ミラ
232 第2ミラー
237 引張ばね
238 第3ミラー
239 第4ミラー
240 第1ミラー台(支持体)
241 嵌合長孔
242 段ビス
250 第2実施形態の画像読取装置
251 第2ミラー台
259 第1ミラー台
279 移動装置(移動手段)
280 移動機構(間隔調整手段)
300 装置本体
301 画像形成部(画像形成手段)
350 第3実施形態の画像読取装置

Claims (9)

  1. 原稿が固定的に置かれる場合と原稿が上方を通過する場合とがある原稿台ガラスと、
    前記原稿台ガラス上の前記原稿を照射した光の反射光を画像情報信号に変換する変換手段と、
    前記原稿から前記変換手段に前記反射光の光路を形成する複数のミラーと、
    前記複数のミラーを、原稿を読み取る走査方向へ移動させる移動手段と、
    前記原稿台ガラスに原稿が固定的に置かれたとき、前記移動手段を制御して前記複数のミラーを移動させて固定原稿を読み取る固定読みモードを実行し、前記原稿台ガラスに原稿が送り込まれてきたとき、前記複数のミラーの内、原稿からの反射光を最初に受ける対物ミラーを、前記原稿を読み取る読取位置に停止させて流し原稿を読み取る流し読みモードを実行する制御手段と、
    前記流し読みモードにおいて、前記固定読みモードのときよりも前記複数のミラー同士の間隔を狭めることを可能にする間隔調整手段と、を備え、
    前記ミラー同士の接近距離が、前記原稿台ガラスから前記流し原稿までの光路距離と同じに設定されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿が固定的に置かれる場合と原稿が上方を通過する場合とがある原稿台ガラスと、
    前記原稿台ガラス上の前記原稿を照射した光の反射光を画像情報信号に変換する変換手段と、
    前記原稿から前記変換手段に前記反射光の光路を形成する複数のミラーと、
    前記複数のミラーの内、前記原稿からの反射光を最初に受ける対物ミラーを有して原稿を読み取る走査方向へ移動可能な対物ミラー台と、
    前記複数のミラーの内、前記対物ミラーからの反射光を前記変換手段の方へ案内する中間ミラーを有して前記走査方向へ移動可能な中間ミラー台と、
    前記対物ミラー台と前記中間ミラー台とを移動させる移動手段と、
    前記原稿台ガラスに原稿が固定的に置かれたとき、前記移動手段を制御して前記対物ミラー台と前記中間ミラー台とを移動させて固定原稿を読み取る固定読みモードを実行し、前記原稿台ガラスに原稿が送り込まれてきたとき、前記原稿を読み取る読取位置に前記対物ミラー台を停止させて流し原稿を読み取る流し読みモードを実行する制御手段と、
    前記流し読みモードにおいて、前記対物ミラー台と前記中間ミラー台とのいずれか一方のミラー台を停止させ、他方のミラー台を前記一方のミラー台に前記固定読みモードのときよりも接近を許容する間隔調整手段と、を備え、
    前記ミラー同士の接近距離が、前記原稿台ガラスから前記流し原稿までの光路距離と同じに設定されていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 原稿が固定的に置かれる場合と原稿が上方を通過する場合とがある原稿台ガラスと、
    前記原稿台ガラス上の前記原稿を照射した光の反射光を画像情報信号に変換する変換手段と、
    前記原稿から前記変換手段に前記反射光の光路を形成する複数のミラーと、
    前記複数のミラーと前記変換手段とを原稿を読み取る走査方向へ移動させる移動手段と、
    前記原稿台ガラスに原稿が固定的に置かれたとき、前記移動手段を制御して前記複数のミラーと前記変換手段とを移動させて固定原稿を読み取る固定読みモードを実行し、前記原稿台ガラスに原稿が送り込まれてきたとき、前記複数のミラーの内、最初に反射光を受ける対物ミラーを、前記原稿を読み取る読取位置に停止させて流し原稿を読み取る流し読みモードを実行する制御手段と、
    前記流し読みモードにおいて、前記固定読みモードのときよりも前記複数のミラー同士の間隔を狭めることを可能にする間隔調整手段と、を備え、
    前記ミラー同士の接近距離が、前記原稿台ガラスから前記流し原稿までの光路距離と同じに設定されていることを特徴とする画像読取装置。
  4. 前記間隔調整手段が、前記対物ミラー台と前記中間ミラー台とのいずれか一方のミラー台を停止させるストッパと、前記一方のミラー台が前記ストッパによって移動を停止させられたとき、前記一方のミラー台に対する前記移動手段の連結部分を前記ストッパ側に移動可能にした移動機構とを有し、
    前記移動機構が、前記一方のミラー台が前記ストッパによって停止させられた後、移動手段によって前記他方のミラー台が前記接近距離を移動するのを許容することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記移動手段が、前記対物ミラー台と前記中間ミラー台とを連結して移動することによって前記対物ミラー台と前記中間ミラー台とを移動させる索状部材を有し、
    前記間隔調整手段が、前記対物ミラー台と前記中間ミラー台とのいずれか一方のミラー台を停止させるストッパと、前記索状部材を支持する支持部材を有して前記ストッパから離れる方向に付勢されて前記一方のミラー台に移動可能に設けられた移動部材とを有し、
    前記移動部材が、前記一方のミラー台が前記ストッパによって停止させられた後、前記他方のミラー台とともに前記接近距離を移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  6. 前記移動手段が、前記索状部材を移動させるステッピングモータを有し、
    前記制御手段が、前記ステッピングモータを制御して前記一方のミラー台が停止させられた後、前記他方のミラー台を前記接近距離を移動させることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記複数のミラーと前記変換手段とを支持して前記移動手段によって前記走査方向へ移動可能な移動体を備え、
    前記間隔調整手段が、前記対物ミラーを支持して前記移動体に前記走査方向へ移動可能に設けられた支持体と、前記支持体を停止させるストッパとを有し、
    前記移動体が、前記支持体が前記ストッパによって移動を停止された後、前記対物ミラー以外のミラーとともに前記接近距離を移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  8. 前記移動手段が、前記移動体を移動させるステッピングモータを有し、
    前記制御手段が、前記ステッピングモータを制御して前記支持体が停止させられた後の、前記移動体と前記対物ミラー以外のミラーとを前記接近距離だけ移動させることを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 原稿を読み取る画像読取装置と、
    前記画像読取装置の画像読取情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成手段と、を備え、
    前記画像読取装置が、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置であることを特徴とする画像形成装置。
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