JP2006148249A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
シートスルー方式の原稿読取装置において、非接触式による汚れの付着等の抑制と共に画質劣化を抑えることが可能な原稿読取装置を提供すること。
【解決手段】
プラテンガラス50と、不図示の基台に固定されレジストローラ30からの原稿をプラテンガラス50に接触しないように原稿搬送路31に沿って読取位置Pに向けて案内する搬送ガイド612とを備え、原稿読取中には、プラテンガラス50を原稿搬送方向(矢印D方向)に平行な方向に距離L1のストロークで往復運動させる。
【選択図】
図4

Description

本発明は、搬送されている原稿の画像を固定された読取部で読み取るシートスルー方式の原稿読取装置に関し、特に画質劣化を防止する技術の改良に関する。
複写機などに用いられる原稿読取装置は、その読取方式の違いから、CCDセンサ等を備える読取部をプラテンガラスの読取位置に固定し、自動原稿搬送装置により原稿をプラテンガラス表面上を所定の速度で副走査方向に搬送させて画像を読み取る、いわゆるシートスルー方式と、原稿を固定した状態で読取部を移動させて原稿画像を読み取る、いわゆるスキャナ移動方式とに大別される。
スキャナ移動方式は、読取部を原稿の副走査方向長さ一杯に渡って移動させる構成のため、その移動スペースや移動機構が必要になるが、シートスルー方式は、そのような移動スペース等が不要であり、その分スキャナ移動方式に比べて小型化、低コスト化できるというメリットがある。
ところが、シートスルー方式の場合、プラテンガラス上の読取位置がごみ等の付着により汚れると、この汚れがたとえ点状であったとしても、原稿を読み取る際にこの汚れを常時読み取るため、原稿が端から端まですじ状に汚れているのと同じ結果となり、読み取って得られた画像データから再現された画像に副走査方向に連続するすじ状のノイズが発生するという問題がある。
そこで、特許文献1には、シートスルー方式であって、原稿をプラテンガラスから離間させた状態で搬送する非接触式の原稿読取装置が開示されている。原稿がプラテンガラス表面に接しないので、例えば原稿の画像面にテープや糊等の粘着性がある残留物が付着していても、その残留物がプラテンガラス表面に直接移って汚れとなるといったことが起き難く、その点で原稿がプラテンガラス表面に接しながら搬送される構成に比べて画質劣化を抑えることが可能になる。
特開2001−223832号公報
しかしながら、特許文献1に記載の原稿読取装置では、プラテンガラス上に、例えば搬送中の原稿に付着していた塵等のごみが落下して付着すると、このごみが原稿読取中に常時読み取られてしまい、結果的に再現画像に副走査方向に連続するすじ状のノイズが発生するという問題が残る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、シートスルー方式の原稿読取装置において、非接触式による汚れの付着等の抑制と共に画質劣化を抑えることが可能な原稿読取装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る原稿読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、原稿搬送路に沿って配設される透光性部材と、前記透光性部材の前記原稿搬送路とは反対側に配置され、搬送中の原稿の画像を固定の読取位置で前記透光性部材を介して読み取る読取手段と、前記読取位置に向かう原稿を前記透光性部材から離した状態で案内する案内手段と、原稿読取中に前記透光性部材を移動させる駆動手段と、を備えることを特徴としている。
これにより、例えば原稿に付着していた塵等のごみが搬送中に読取位置に落下したとしても、透光性部材の移動により当該ごみが読取位置の1箇所に常時留まるといったことがなく、再現画像に現れるノイズ成分の極小化を図れ画質劣化を抑制できる。
また、前記案内手段は、前記読取位置よりも原稿搬送方向上流側に所定距離だけ離れた位置に配置され、前記透光性部材表面に対し段差をつけて当該段差の分だけ前記原稿を前記透光性部材表面から浮かせて搬送させる段差部材であることを特徴としている。
このようにすれば、段差部材を設けるといった簡易な構成で実現できる。
また、前記段差部材は、前記透光性部材の前記原稿搬送路側の面にスライド自在に接触していることを特徴としている。
このようにすれば段差部材を簡易な構成で保持できる。
さらに、前記段差部材と前記透光性部材との接触部分における動摩擦係数が0.3以下であることを特徴としている。
このようにすれば、透光性部材の移動により振動が生じたとしても、画質劣化に至らしめることのない範囲内に収めることができる。
さらに、前記透光性部材の移動量をL1、前記読取位置から前記段差部材までの原稿搬送方向における距離をL2としたとき、L1<L2の関係を満たすことを特徴としている。
このようにすれば、透光性部材の、段差部材との接触部分に仮に接触による微小な傷が出来たとしても、当該傷の部分が透光性部材の移動によって読取位置を通過することがなく、その傷が汚れとして読み取られることを防止できる。
また、前記段差部材は、前記透光性部材と非接触であることを特徴としている。
このようにすれば、透光性部材の移動により振動が生じたとしても、その振動が搬送中の原稿に伝わることを防止できる。
また、前記駆動手段は、前記透光性部材を所定位置から副走査方向に平行な第1の方向に所定量移動させた後、前記第1の方向と反対の第2の方向に前記所定位置まで戻す往復動作を所定回数実行させることを特徴としている。
このようにすれば、省スペース化のため透光性部材の往復のストロークを長く取ることができない構成であっても、透光性部材に付着したごみは再現画像において副走査方向に断続したノイズとなって現れるだけで済み、副走査方向に一端から他端まで連続したノイズが現れることに比べてユーザに画質劣化と認識され難くなる。
また、前記駆動手段は、1枚の原稿ごとに、当該1枚の原稿の読取中に前記透光性部材を所定位置から副走査方向に平行な第1の方向またはその反対の第2の方向に所定量移動させることを特徴としている。
このようにすれば、透光性部材にごみが付着しても当該ごみは原稿読取中に読取位置を1回通過するだけなので、再現画像に極めて小さなノイズとして現れるだけで済み、ユーザに認識され難い。
以下、本発明に係る原稿読取装置の実施の形態を、デジタル式カラー複写機(以下、単に「複写機」と言う。)のイメージリーダ部に適用した場合を例にして説明する。
図1は、複写機10の概略構成を示す図である。
同図に示すように複写機10は、大きく分けて、原稿画像を読み取る原稿読取装置としてのイメージリーダ部12と、読み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプリンタ部14とから構成される。
イメージリーダ部12は、固定光学系の一つであるシートスルー方式と移動光学系の一つであるスキャナ移動方式の両方で原稿画像の読み取りが可能なように構成されている。ここで、シートスルー方式は、光学系を静止(固定)させた状態で、原稿を移動させて読み取る方式である。スキャナ移動方式は、原稿は静止させた状態で、原稿面からの反射光をCCDセンサに導くミラーを原稿に対して移動させ、原稿の読取位置からCCDセンサまでの光路長を常に一定に維持した状態で読み取る方式である。
イメージリーダ部12は、シートスルー方式を実現するための自動原稿搬送装置16を備えている。
自動原稿搬送装置16は、原稿給紙トレイ18にセットされた原稿束から原稿を1枚ずつ分離してシートスルー用プラテンガラス(以下、単に「プラテンガラス」という。)50上を通過させた後、原稿排紙トレイ22に排出するものである。
原稿給紙トレイ18にセットされた原稿束における最上位の原稿は、ピックアップローラ24と捌きローラ26とによって原稿束から分離され、第1中間ローラ28を介してレジストローラ30まで搬送される。原稿は、ここで傾き(スキュー)が補正された後、当該レジストローラ30によってプラテンガラス50に向けて搬送され、プラテンガラス50の上方を非接触の状態で通過し、さらに第2中間ローラ32および第3中間ローラ34によって排出ローラ36へと搬送され、当該排出ローラ36によって、原稿排紙トレイ22へと排出される。なお、上記した各ローラは、原稿モータM1を動力源とし、図示しない動力伝達機構を介して回転駆動される。
プラテンガラス50は、ガラス駆動部60により保持されている。ガラス駆動部60は、プラテンガラス50を副走査方向に往復運動させると共に原稿をプラテンガラス50と非接触の状態で搬送させるものである。この構成については後述する。
シートスルー方式で原稿を読み取る場合には、スキャナ38は、プラテンガラス50下方の破線で示す位置(シートスルーポジション)に移動される。プラテンガラス50と非接触の状態で搬送される原稿は、当該シートスルーポジションで静止しているスキャナ38のランプ40によって照射される。原稿面からの反射光は、第1ミラー42、第2ミラー44および第3ミラー46により光路変更され、集光レンズ48によってCCDセンサ49の受光面で結像される。
上記プラテンガラス50とは別に、自動原稿搬送装置16と対向する位置に原稿の手置き用ガラス74が設けられている。
上述したように、シートスルースキャン方式で原稿を読み取る場合には、スキャナ38は、プラテンガラス50下方の破線で示すシートスルーポジションに移動され、この位置で自動原稿搬送装置16により搬送されてくる原稿を照射し、その原稿画像を読み取る。
一方、原稿を手置き用ガラス74に載置して読み取る場合には、自動原稿搬送装置16を上方に開放して、原稿を手置き用ガラス74上にセットする。この場合には、スキャナ38は、図1の矢印Aの方向に移動される。この際、第2ミラー44、第3ミラー46が対となって上記スキャナ38と同方向に、その移動速度の半分の速度で移動するようになっており、これにより原稿面から集光レンズ48までの距離(光路長)が常に一定に保たれて、原稿の反射光は、CCDセンサ49の受光面で結像される。なお、上記スキャナ38および第2ミラー44、第3ミラー46は、スキャンモータM2を動力源とし、図示しない動力伝達機構を介して走行駆動される。
CCDセンサ49は、原稿の反射光を受光すると、これを赤(R)色、緑(G)色、青(B)色成分の画像信号にそれぞれ光電変換し、制御部120に送る。
制御部120は、受信した画像信号にシェーディング補正等の公知の補正処理を施して、補正処理されたデータに基づいてレーザダイオード駆動信号を生成し、レーザダイオード78を発光させる。
レーザダイオード78から射出されたレーザ光は、ポリゴンミラー80によって偏向されfθレンズ82を通過した後、折り返しミラー84、86によって光路変更されて、矢印Bの向きに回転する感光体ドラム88表面(感光面)を露光走査する。
感光体ドラム88の周囲には、イレーサランプ90、帯電チャージャ92、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色別のトナー現像器94,96,98,100および転写チャージャ102が配されており、当該感光体ドラム88は、上記露光走査を受ける前に、イレーサランプ90による照射を受けて除電された後、帯電チャージャ92によって一様に帯電される。一様に帯電された感光面が露光されると、静電潜像が形成され、当該静電潜像は、上記いずれかのトナー現像器によってトナー像として顕像化される。
一方、給紙カセット104,106,108のいずれかからは、所望サイズの記録シートが給紙され、給紙された記録シートは、静電吸着チャージャ110の作用を受け、矢印C方向に回転する転写ドラム112に巻き付き(張り付き)、転写チャージャ102に臨む転写位置へと搬送され、当該転写チャージャ102の静電作用により感光体ドラム88上のトナー像が記録シートへと転写される。
以上の露光〜転写のプロセスが、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色別に単一の記録シートに対して繰り返され、各色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が再現される。
4色分のトナー像が転写された記録シートは、分離除電チャージャ114により、転写ドラム112への吸着力が解かれて、当該転写ドラム112から離脱し、定着装置116によってトナー像の定着がなされた後、トレイ118に排出される。
制御部120は、主な構成要素としてCPU、ROM、RAM等を備え、イメージリーダ部12およびプリンタ部14などの各部の動作を制御し、円滑なコピー動作を実現する。また、ガラス駆動部60のモータ611(図2)を駆動制御して、原稿読取中にプラテンガラス50を往復運動させる。
図2は、ガラス駆動部60の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、ガラス駆動部60は、ガラスホルダー601、ガラスガイド602、アーム603,604、カム605,606、回転軸607、ギア608,609、ベルト610、モータ611、搬送ガイド612および案内板613を備えている。
ガラスホルダー601は、プラテンガラス50を保持するものであり、原稿搬送方向(矢印D方向)上流側の辺には、アーム603,604が取着されている。アーム603,604には、円筒部6031,6041が設けられている。
円筒部6031,6041には、楕円状のカム605,606が内挿されており、カム605,606は、回転軸607に固定されている。
図3は、カム606が円筒部6041に内挿されている様子を図2の矢印E方向から見たときの図である。
同図に示すように、カム606は、その長軸が円筒部6041の内径に略等しく、かつ回転軸607の軸心がカム606の長軸上で中心からずれた位置に来るように回転軸607に固定されている。回転軸607の回転により、カム606が回転し、カム606の回転により円筒部6041も、その中心軸(不図示)の軌跡が回転軸607周りを円を描くように回転し、いわゆるクランク機構となって、アーム604が矢印D方向に沿って図3(a)の位置と図3(b)の位置の間を往復運動する。この構成は、アーム603についても同様である。
図2に戻って、回転軸607は、図示しない軸受部材により回転自在に保持されており、その一方端にはギア608が固定されている。ギア608には、ギア609が歯合されている。
ギア609は、ベルト610を張架させるためのプーリ6091と一体形成されたものであり、不図示の軸部材に回転自在に軸支されている。ベルト610は、プーリ6091とモータ611の回転軸に張架されている。制御部120は、原稿読取中にモータ611の回転軸を矢印F方向に回転駆動させる。
モータ611の駆動により、その回転駆動力がベルト610、ギア609,608、回転軸607に順次伝わって、カム605,606が矢印G方向に回転する。これによりアーム603,604が往復運動し、アーム603、604の動作に連動してガラスホルダー601(プラテンガラス50)が矢印D方向に平行な方向に往復運動することになる。なお、図3に示す距離L1は、往復のストロークを示している。
ガラスガイド602は、図示しない基台に固定され、ガラスホルダー601を矢印D方向およびその反対方向(副走査方向に相当)に移動自在に保持するものである。
搬送ガイド612は、搬送される原稿をプラテンガラス50と非接触の状態(離間させた状態)で読取位置に案内する部材であり、段差部材621と押圧部材622からなる。
段差部材621は、超高分子量ポリエチレンまたはフッ素樹脂からなり、押圧部材622の下面(プラテンガラス50との対向面)の原稿搬送方向下流側端部に固着されている。
押圧部材622は、ステンレス鋼からなる板状の部材であり、その下面の原稿搬送方向上流側端部が、ガラスガイド602の上面6021の所定位置に固着されている。これにより、段差部材621の下面がプラテンガラス50表面に所定圧で圧接される。
搬送ガイド612は、ガラスガイド602を介して不図示の基台に固定されているので、プラテンガラス50の往復運動に拘らず、その位置が固定された状態で維持される。
図4は、プラテンガラス50と搬送ガイド612およびその周辺を図2の矢印H方向から見たときの図である。同図は、主に段差部材621とプラテンガラス50の位置関係を示すため、ガラスガイド602、アーム603、案内板613等の部材についてはその図示を省略している。
図4(a)は、プラテンガラス50の往復運動において、プラテンガラス50が最も原稿搬送方向上流側に位置したときの図を示し、図4(b)は、プラテンガラス50が最も原稿搬送方向下流側に位置したときの図を示すものであり、プラテンガラス50は、図4(a)の位置と図4(b)の位置の間を副走査方向に往復運動することになる。
両図に記載の位置Pは、シートスルー方式での読取時におけるCCDセンサ49による原稿の原稿搬送方向の読取位置を示しており、位置Rは、段差部材621の原稿搬送方向下流側端部623の位置を示している。また、一点鎖線31は、原稿搬送路を示している。さらに、距離L1は、プラテンガラス50の往復運動の際のストローク(図3のL1に相当)を示し、距離L2は、位置Pと位置R間の副走査方向における距離を示している。また、幅L3は、プラテンガラス50の全幅の内、読取位置Pを通過する部分の幅(通過幅)を示しており、その長さは、距離L1に等しい。
両図に示すように、レジストローラ30を通過した原稿は、搬送ガイド612の押圧部材622の上面6221に接触しながら搬送ガイド612を通過して読取位置Pに向かう。搬送ガイド612を通過した原稿は、読取位置Pでは段差部材621のプラテンガラス50との段差による高さ分だけプラテンガラス50から離間した位置を搬送され、そのまま非接触の状態で読取位置Pを通過して、第2中間ローラ32(図1)に向かうようになっている。
原稿読取中には、制御部120によるモータ611の回転制御によりプラテンガラス50が往復運動することになる(段差部材621は移動しない。)。ここでは、1枚の原稿に対し、その読取開始から読取終了までの間にプラテンガラス50の往復運動が例えば2回行われる。これにより、例えばプラテンガラス50の通過幅L3内に汚れ33が付着した場合でも、汚れ33は、当該往復運動により読取位置Pを通過する一瞬だけ読み取られることになる。そのため、図5の再現画像の例に示すように、当該一瞬に読み取られた極めて短い小ノイズ331が副走査方向に断続的に現れる(例えば、2往復の場合には4個など)だけで済み、従来のようにプラテンガラス50が不動のため汚れ33が読取位置Pに留まると再現画像に副走査方向に一端から他端まで連続したすじ状のノイズが発生するといったことがなく、ユーザに画質劣化と認識され難くなる。
また、段差部材621は、読取位置Pから原稿搬送方向上流側に所定距離L2だけ離れた位置に配置され、かつその位置が固定された状態でプラテンガラス50表面に圧接されている。したがって、プラテンガラス50は、段差部材621の下面624に接触しながら移動(摺動)することになるが、当該摺動による振動の影響をできるだけ抑えるため、ここでは段差部材621の下面624とプラテンガラス50表面との動摩擦係数を0.3としている。
図6は、段差部材621をプラテンガラス50の移動に拘らず固定した場合(本実施の形態)と、段差部材をプラテンガラスに固着して一緒に移動させた場合(比較例)の原稿搬送速度のばらつきの実験結果の例を示す図であり、図6(a)が本実施の形態を、図6(b)が比較例を示している。
両図では、横軸が時間を、縦軸が原稿搬送速度を示している。本実験では、原稿搬送速度を測定する測定器具、具体的にはレーザドップラー速度計をプラテンガラス50の下方に配置し、読取位置Pを通過する原稿の実際の原稿搬送速度を測定し、これをプロットしたものである。同図は、基本原稿搬送速度が219[mm/秒]の場合の例であり、読取範囲と記されている部分が原稿の原稿搬送方向における有効画像読取範囲を示している。
両図の実験結果から、原稿搬送速度は読取範囲においてある程度変動しているが、平均値をm(ここでは、219[mm/秒])、偏差(標準偏差)をσとした場合、図6(a)の場合は、変化率(σ/m)の値が1.8[%]であるのに対し、図6(b)の場合は3[%]になっており、変化率が大変大きくなっていることが判る。当該変化率の値としては、略2[%]以下であれば色ずれ等による画質劣化に至らないことが別の実験から判っており、その点で少なくとも動摩擦係数を0.3以下とすればより良好な画質での読取りを行えることになる。
図4に戻って、本実施の形態では、距離L1とL2の大小関係がL1<L2になっている。これにより、プラテンガラス50と段差部材621との摺動によりプラテンガラス50表面の当該摺動部分に仮に微小な傷が入っても、当該傷の部分がプラテンガラス50の往復により読取位置Pを越える(通過する)ことがなく、換言すれば当該傷が読取位置Pよりも原稿搬送方向上流側だけの範囲に位置することとなり、当該傷が汚れとして読み取られることによるノイズ発生を防止できる。
以上説明したように、原稿をプラテンガラス50表面と非接触の状態で搬送しながら読取る原稿読取装置において、原稿読取中にプラテンガラス50を副走査方向に往復運動させる構成としたので、原稿に付着した糊等の粘着性ごみのプラテンガラス50への直接的な付着防止を図れると共に、原稿に付着していた塵等のごみが搬送中に読取位置Pに落下したとしてもプラテンガラス50の往復運動により当該ごみが読取位置Pの1箇所に常時留まるといったことがなく再現画像に現れるノイズ成分の極小化を図れる。
そして、段差部材621をプラテンガラス50の移動に拘らず固定しているので、プラテンガラス50の往復運動により微小振動が生じてもその振動が直接原稿には伝わらず色ずれ等を抑制できることになる。この点で、例えば段差部材621を3層構造、具体的には上下層に樹脂部材、上下層に挟まれる中間層に防振部材を用いる構造とすることも効果的であろう。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、プラテンガラス50を往復運動させるとしたが、例えば1枚の原稿についてその読取中に一方向にのみプラテンガラス50を移動させる構成、具体的には1枚の原稿ごとに、その読取開始に合わせてプラテンガラス50を、例えば図4(b)の位置(ホーム位置)から図4(a)の位置まで移動させ、読取が終了するとホーム位置に戻すといった動作を行う構成としても良い。この構成の場合、汚れ33は、読取中に1回だけ読取位置Pを通過することになるから、再現画像にはその1回の通過時に瞬間的に読取られた1つの極小ノイズ(例えば、図5において1つのノイズ331)だけが現れることになり、ノイズがより認識され難くなるという効果を奏する。
当該構成とする場合には、以下の具体例が考えられる。すなわち、プラテンガラス50がホーム位置にあることを検出するための光電センサ等をホームセンサとして配置し、制御部120が、当該ホームセンサによる検出信号からプラテンガラス50がホーム位置に位置しているか否かを検出し、位置していない場合には位置検出されるまでモータ611を回転駆動させてプラテンガラス50をホーム位置に戻す。
そして、原稿読取時には1枚の原稿に対する読取開始と同期してプラテンガラス50を原稿搬送方向(矢印D方向)とは逆の方向に移動し読取終了後にホーム位置に戻るように、モータ611の回転を制御するものである。なお、モータ回転速度等の制御については、予め実験等から最適値を決め、決められた値のデータをROM等に格納しておき、当該原稿読取の際にROM等から読み出すとすれば良い。モータとしては、例えば回転角制御を行い易いステッピングモータや回転速度制御を行い易いDCサーボモータ等を用いることが考えられる。
(2)また、プラテンガラス50を原稿搬送方向と同方向に移動させるとしても良い。すなわち、1枚の原稿毎に、その読取開始に合わせてプラテンガラス50を、例えば図4(a)の位置(ホーム位置)から図4(b)の位置まで移動させ、読取が終了すると原稿搬送方向とは逆の方向に移動させてホーム位置に戻すといった動作を行うものである。
なお、汚れが読取位置Pを通過するときの当該通過時間がより短い方が汚れとして読取られ難くなることを考慮すると、プラテンガラス50の移動速度をより速くすることが望まれるが、例えば一方向への移動の構成とする場合、当該移動速度を速くするほどプラテンガラス50の移動距離(ストローク)を大きくとる必要が生じ、装置が大型化することになってしまう。また、装置の構成上からプラテンガラス50に付着する可能性がある塵等が極めて小さなものでしかあり得ないと推定されるような場合には、プラテンガラス50の移動速度をある程度下げても実際にはユーザが再現画像内においてノイズとして認識できない場合もあり得る。したがって、想定される塵等の大きさ、プラテンガラス50等の設置のための許容スペース、原稿搬送速度等に基づいて最適なプラテンガラスの移動速度が実験等から予め求められることになる。また、プラテンガラス50を副走査方向に平行移動する構成に限られず、例えば主走査方向成分をある程度含む、すなわち副走査方向に対しある角度だけ斜めの方向にプラテンガラス50を移動させるとしても、ノイズ減少について一定の効果を期待できる。
(3)上記実施の形態では、カム605,606を用いたクランク機構を用いてプラテンガラス50を往復運動させるとしたが、原稿読取中にプラテンガラス50を往復運動または一方向のみに移動させることができる機構であれば上記のものに限られない。例えば、ラック・ピニオン機構を用いることもできる。具体的には、アーム603,604をラックに、カム605,606をピニオンにそれぞれ置き換え、当該ピニオンをラックに歯合させる構成とするものである。また、いわゆるねじ送り機構を用いてプラテンガラス50を移動させる構成をとることも可能である。
(4)上記実施の形態では、段差部材621とプラテンガラス50とをスライド自在に接触させるとしたが、搬送ガイド612の読取位置Pに対する位置がプラテンガラス50の移動に拘らず固定されていれば良く、その点で段差部材621とプラテンガラス50とを接触させることに限定されず、例えば非接触としても良い。具体的には、段差部材621がプラテンガラス50表面から所定距離、例えば数ミリだけ離れた位置に固定されるように段差部材621が保持部材により保持される。
また、段差部材621を板状としたが、形状はこれに限定されない。プラテンガラス50表面から所定高さの位置で搬送中の原稿に接触し、当該原稿を当該高さに応じた距離だけプラテンガラス50表面から離間させた状態で読取位置Pに送ることができるものであれば良く、例えば棒状、円柱状等とすることも可能である。
(5)また、段差部材を設ける構成にも限定されない。すなわち、読取位置Pに向かう原稿をプラテンガラス50から離した状態で(浮かせて)案内する手段(案内手段)であれば、その構成は特に限定されない。
例えば、搬送ガイド612に代えて、原稿が落下しないように原稿を上方から吸引しながら搬送路31に沿って搬送させる構成とすることが考えられる。具体的には、プラテンガラス50上方に、多数の貫通孔を設けたガイド板を搬送路31に沿って配置すると共に、当該貫通孔を介してガイド板とプラテンガラス50間の空間の空気を吸引する吸引手段を配置し、レジストローラ30から送られて来る原稿を当該ガイド板表面に吸着させながら読取位置Pに向けて搬送させるものである。吸引手段としては、例えば吸気ファンやダクト等を用いることができる。
(6)上記実施の形態では、搬送ガイド612の読取位置Pに対する位置を固定するため、搬送ガイド612をガラスガイド602を介して基台に固定する構成としたが、搬送ガイド612は、原稿読取中に、その位置が固定されていれば良く、その点で常時基台に固定されている必要はない。例えば、搬送ガイド612を自動原稿搬送装置16側に取着し、自動原稿搬送装置16が閉じられている間には、搬送ガイド612が読取位置Pに対する正規の位置に固定され、自動原稿搬送装置16が上方へ開放されると搬送ガイド612もその固定が解除されて自動原稿搬送装置16と共に移動する構成とすることも可能である。
(7)上記実施の形態では、本発明の原稿読取装置を複写機に適用した場合の例を説明したが、スキャナ、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等のカラーまたはモノクロの原稿画像を読み取るシートスルー方式の原稿読取装置一般に適用できる。また、読取手段としてCCDセンサ49を用いたが、例えばCIS(コンタクト・イメージ・センサ)等を用いることもできる。また、プラテンガラス50としてガラス材を用いたが、読取手段と原稿の間に介在し透光性を有する部材(透光性部材)であればガラスに限られず、例えば樹脂部材とすることもできる。さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、シートスルー方式の原稿読取装置に広く適用することができる。
複写機10の概略構成を示す図である。 複写機10のガラス駆動部60の構成を示す斜視図である。 ガラス駆動部60においてカム606が円筒部6041に内挿されている様子を図2の矢印E方向から見たときの図である。 プラテンガラス50と搬送ガイド612およびその周辺を図2の矢印H方向から見たときの図である。 プラテンガラス50上にごみが付着しているときに得られた再現画像の例を示す図である。 段差部材621をプラテンガラス50の移動に拘らず固定した場合と、段差部材621をプラテンガラス50に固着して一緒に移動させた場合の原稿搬送速度のばらつきの実験結果の例を示す図である。
符号の説明
12 イメージリーダ部
31 原稿搬送路
49 CCDセンサ
50 プラテンガラス(透光性部材)
60 ガラス駆動部
120 制御部
612 搬送ガイド(案内手段)
621 段差部材

Claims (8)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    原稿搬送路に沿って配設される透光性部材と、
    前記透光性部材の前記原稿搬送路とは反対側に配置され、搬送中の原稿の画像を固定の読取位置で前記透光性部材を介して読み取る読取手段と、
    前記読取位置に向かう原稿を前記透光性部材から離した状態で案内する案内手段と、
    原稿読取中に前記透光性部材を移動させる駆動手段と、
    を備えることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記案内手段は、
    前記読取位置よりも原稿搬送方向上流側に所定距離だけ離れた位置に配置され、前記透光性部材表面に対し段差をつけて当該段差の分だけ前記原稿を前記透光性部材表面から浮かせて搬送させる段差部材であることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記段差部材は、
    前記透光性部材の前記原稿搬送路側の面にスライド自在に接触していることを特徴とする請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記段差部材と前記透光性部材との接触部分における動摩擦係数が0.3以下であることを特徴とする請求項3に記載の原稿読取装置。
  5. 前記透光性部材の移動量をL1、前記読取位置から前記段差部材までの原稿搬送方向における距離をL2としたとき、L1<L2の関係を満たすことを特徴とする請求項3または4に記載の原稿読取装置。
  6. 前記段差部材は、
    前記透光性部材と非接触であることを特徴とする請求項2に記載の原稿読取装置。
  7. 前記駆動手段は、
    前記透光性部材を所定位置から副走査方向に平行な第1の方向に所定量移動させた後、前記第1の方向と反対の第2の方向に前記所定位置まで戻す往復動作を所定回数実行させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
  8. 前記駆動手段は、
    1枚の原稿ごとに、当該1枚の原稿の読取中に前記透光性部材を所定位置から副走査方向に平行な第1の方向またはその反対の第2の方向に所定量移動させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の原稿読取装置。


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JP2009152656A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置
JP2010206684A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および複写機

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