JP4894245B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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SOI基板上に形成された電界効果型トランジスタは、素子分離の容易性、ラッチアップフリー、ソース/ドレイン接合容量が小さいなどの点から、その有用性が注目されている。特に、完全空乏型SOIトランジスタは、低消費電力かつ高速動作が可能で、低電圧駆動が容易なため、SOIトランジスタを完全空乏モードで動作させるための研究が盛んに行われている。ここで、非特許文献1には、バルク基板上にSOI層を形成することで、SOIトランジスタを低コストで形成できる方法が開示されている。この非特許文献1に開示された方法では、Si基板上にSi/SiGe層を成膜し、SiとSiGeとのエッチングレートの違いを利用してSiGe層のみを選択的に除去することにより、Si基板とSi層との間に空洞部を形成する。そして、空洞部内に露出されたSiの熱酸化を行うことにより、Si基板とSi層との間にSiO2層を埋め込み、Si基板とSi層との間にBOX層を形成する。
SOIトランジスタの微細化に伴ってSOI層およびBOX層ともに薄膜化し、素子分離溝も浅くなる。また、SOI構造では、SOI層下の電位を安定化するために、SOI層下の半導体基板にウェルを設けることが行われている。
T.Sakai et al."Separation by BondingSi Islands(SBSI) for LSI Application",Second International GiGe Technology and Device Meeting,Meeting Abstract,pp.230−231,May(2004)
しかしながら、SOIトランジスタの微細化に伴って素子分離溝を浅くすると、ゲート配線層と半導体基板との間の寄生容量が増大し、SOIトランジスタの高速化の妨げになったり、消費電力の増大を招いたりするという問題があった。一方、素子分離溝を一律に深くすると、SOI層やBOX層にかかるストレスが増大し、SOIトランジスタの特性のバラツキが大きくなるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、素子分離領域に起因するストレスの増大を抑制しつつ、寄生容量を低減することが可能な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、半導体基板の上に第1半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層の上に第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程と、前記第1溝に前記第2半導体層を支持する支持体を形成する工程と、前記第1半導体層の一部を露出させる第2溝を形成する工程と、前記第2溝から前記第1半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第2半導体層と前記半導体基板との間に前記第1半導体層が除去された空洞部を形成する工程と、前記空洞部の内部に埋め込み絶縁層を形成する工程と、前記第2溝を絶縁体により埋め込む工程と、前記第2半導体層の上にゲート電極を形成する工程と、を含み、前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程において、前記第1溝は前記半導体基板を露出させ、前記半導体基板の上から見て、前記ゲート電極の一部は前記第2溝の領域の少なくとも一部と重なり、前記ゲート電極と重なる前記第2溝の深さは、前記第1溝より深いことを特徴とする
これにより、第1半導体層上に第2半導体層が積層された場合においても、第2溝を介してエッチングガスまたはエッチング液を第1半導体層に接触させることが可能となり、第2半導体層を残したまま、第1および第2半導体層間のエッチングレートの違いを利用して第1半導体層を除去することが可能となるとともに、第2半導体層下の空洞部内に埋め込まれた埋め込み絶縁層を形成することができる。また、第2半導体層を半導体基板上で支持する支持体を設けることにより、第2半導体層下に空洞部が形成された場合においても、第2半導体層が半導体基板上に脱落することを防止することができる。さらに、第1溝と第2溝との深さを互いに異ならせることにより、第1溝と第2溝とを素子分離領域として用いた場合においても、素子分離領域に起因するストレスの増大を抑制しつつ、寄生容量を低減することが可能となる。
このため、SOI基板を用いることなく、第2半導体層上にSOIトランジスタを形成することが可能となり、SOIトランジスタの低価格化を実現することが可能となるとともに、SOIトランジスタが微細化された場合においても、SOIトランジスタの特性のバラツキを抑制しつつ、SOIトランジスタの低消費電力化および高速化を図ることができる。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、半導体基板の上に第1半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層の上に第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程と、前記第1溝に前記第2半導体層を支持する支持体を形成する工程と、前記第1半導体層の一部を露出させる第2溝を形成する工程と、前記第2溝から前記第1半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第2半導
体層と前記半導体基板との間に前記第1半導体層が除去された空洞部を形成する工程と、前記空洞部の内部に埋め込み絶縁層を形成する工程と、前記第2溝を絶縁体により埋め込む工程と、前記第2半導体層の上にゲート電極を形成する工程と、を含み、前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程において、前記第1溝は前記半導体基板を露出させ、前記半導体基板の上から見て、前記ゲート電極の一部は前記第2溝の領域の少なくとも一部と重なり、前記第2溝に埋め込む絶縁体の比誘電率は、前記第1溝に埋め込まれた支持体の比誘電率より小さいことを特徴とする。
これにより、SOI基板を用いることなく、第2半導体層上にSOIトランジスタを形成することが可能となり、SOIトランジスタの低価格化を実現することが可能となるとともに、第1溝と第2溝とを素子分離領域として用いた場合においても、素子分離領域の比誘電率を互いに異ならせることが可能となり、SOIトランジスタの特性のバラツキを抑制しつつ、SOIトランジスタの低消費電力化および高速化を図ることができる。

また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、前記半導体基板および前記第2半導体層はSi、前記第1半導体層はSiGeであることを特徴とする。
これにより、半導体基板、第2半導体層および第1半導体層間の格子整合をとることを可能としつつ、半導体基板および第2半導体層半よりも第1半導体層のエッチングレートを大きくすることが可能となる。このため、結晶品質の良い第2半導体層を第1半導体層上に形成することが可能となり、第2半導体層の品質を損なうことなく、第2半導体層と半導体基板との間の絶縁を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図1(a)〜図8(a)は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す斜視図、図1(b)〜図8(b)は、図1(a)〜図8(a)のA1−A1´〜A8−A8´線でそれぞれ切断した断面図、図1(c)〜図8(c)は、図1(a)〜図8(a)のB1−B1´〜B8−B8´線でそれぞれ切断した断面図である。
図1において、半導体基板1上には第1半導体層2がエピタキシャル成長にて形成され、第1半導体層2上には第2半導体層3がエピタキシャル成長にて形成されている。なお、第1半導体層2は、半導体基板1および第2半導体層3よりもエッチングレートが大きな材質を用いることができ、半導体基板1、第1半導体層2および第2半導体層3の材質としては、例えば、Si、Ge、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaNまたはZnSeなどの中から選択された組み合わせを用いることができる。特に、半導体基板1がSiの場合、第1半導体層2としてSiGe、第2半導体層3としてSiを用いることが好ましい。これにより、第1半導体層2と第2半導体層3との間の格子整合をとることを可能としつつ、第1半導体層2と第2半導体層3との間の選択比を確保することができる。また、第1半導体層2としては、単結晶半導体層の他、多結晶半導体層、アモルファス半導体層または多孔質半導体層を用いるようにしてもよい。また、第1半導体層2の代わり、単結晶半導体層をエピタキシャル成長にて成膜可能なγ−酸化アルミニウムなどの金属酸化膜を用いるようにしてもよい。また、第1半導体層2および第2半導体層3の膜厚は、例えば、10〜200nm程度とすることができる。
そして、第2半導体層3の熱酸化により第2半導体層3の表面に下地酸化膜4を形成する。そして、CVDなどの方法により、下地酸化膜4上の全面に酸化防止膜5を形成する。なお、酸化防止膜5としては、例えば、シリコン窒化膜を用いることができる。
次に、図2に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、酸化防止膜5、下地酸化膜4、第2半導体層3および第1半導体層2をパターニングすることにより、半導体基板1の一部を露出させる溝6を形成する。なお、溝6の配置位置は、第2半導体層3の素子分離領域の一部に対応させることができる。
次に、図3に示すように、CVDなどの方法により基板全面が覆われるようにして溝6内に埋め込まれた支持体7を成膜する。なお、支持体7は、溝6内における第1半導体層2および第2半導体層3の側壁にも成膜され、第2半導体層3を半導体基板1上で支持することができる。なお、支持体7の材質としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜あるいはシリコン酸窒化膜などの絶縁体を用いることができる。
次に、図4に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて酸化防止膜5、下地酸化膜4、第2半導体層3、第1半導体層2および半導体基板1をパターニングすることにより、第1半導体層2の一部を露出させるとともに、溝6よりも深さの深い溝8を形成する。なお、溝8の配置位置は、第2半導体層3の素子分離領域の一部に対応させることができる。ここで、溝6よりも溝8の深さを深くすることにより、溝8と交差するようにゲート電極22を配置することで、ゲート電極22の寄生容量を低減することが可能となるとともに、ゲート電極22の寄生容量への寄与が小さい部分では、溝6の深さを浅くすることができ、第2半導体層3に形成されるトランジスタにかかるストレスを抑制することができる。
次に、図5に示すように、溝8を介してエッチングガスまたはエッチング液を第1半導体層2に接触させることにより、第1半導体層2をエッチング除去し、半導体基板1と第2半導体層3との間に空洞部9を形成する。
ここで、溝6内に支持体7を設けることにより、第1半導体層2が除去された場合においても、第2半導体層3を半導体基板1上で支持することが可能となるとともに、溝6とは別に溝8を設けることにより、第2半導体層3下の第1半導体層2にエッチングガスまたはエッチング液を接触させることが可能となる。このため、第2半導体層3の品質を損なうことなく、第2半導体層3と半導体基板1との間の絶縁を図ることが可能となる。
なお、半導体基板1、第2半導体層3および支持体7がSi、第1半導体層2がSiGeの場合、第1半導体層2のエッチング液としてフッ硝酸(フッ酸、硝酸、水の混合液)を用いることが好ましい。これにより、SiとSiGeの選択比として1:100〜1000程度を得ることができ、半導体基板1、第2半導体層3および支持体7のオーバーエッチングを抑制しつつ、第1半導体層2を除去することが可能となる。また、第1半導体層2のエッチング液としてフッ硝酸過水、アンモニア過水、あるいはフッ酢酸過水などを用いても良い。
また、第1半導体層2をエッチング除去する前に、陽極酸化などの方法により第1半導体層2を多孔質化するようにしてもよいし、第1半導体層2にイオン注入を行うことにより、第1半導体層2をアモルファス化するようにしてもよい。また、半導体基板1としてP型半導体基板を用いるようにしてもよい。これにより、第1半導体層2のエッチングレートを増大させることが可能となり、第1半導体層2のエッチング面積を拡大することができる。
次に、図6に示すように、半導体基板1および第2半導体層3の熱酸化を行うことにより、半導体基板1と第2半導体層3との間の空洞部9に埋め込み絶縁層10を形成する。その際、第2半導体層3の側壁も酸化され、第2半導体層3の側壁に酸化膜11が形成される。なお、半導体基板1および第2半導体層3の熱酸化にて埋め込み絶縁層10を形成する場合、埋め込み性を向上させるために、反応律速となる低温のウェット酸化を用いることが好ましい。
また、空洞部9に埋め込み絶縁層10を形成した後、1100℃以上の高温アニールを行うようにしてもよい。これにより、埋め込み絶縁層10をリフローさせることが可能となり、埋め込み絶縁層10のストレスを緩和させることが可能となるとともに、第2半導体層3との境界における界面準位を減らすことができる。また、埋め込み絶縁層10は空洞部9を全て埋めるように形成しても良いし、空洞部9が一部残るように形成しても良い。
また、図6の方法では、半導体基板1および第2半導体層3の熱酸化を行うことにより、半導体基板1と第2半導体層3との間の空洞部9に埋め込み絶縁層10を形成する方法について説明したが、CVD法にて半導体基板1と第2半導体層3との間の空洞部9に絶縁膜を成膜させることにより、半導体基板1と第2半導体層3との間の空洞部9を埋め込み絶縁層10で埋め込むようにしてもよい。これにより、第2半導体層3の膜減りを防止しつつ、半導体基板1と第2半導体層3との間の空洞部9をシリコン酸化膜以外の材料で埋め込むことが可能となる。このため、第2半導体層3の裏面側に配置される埋め込み絶縁層10の厚膜化を図ることが可能となるとともに、誘電率を低下させることが可能となり、第2半導体層3の裏面側の寄生容量を低減させることができる。
なお、埋め込み絶縁層10の材質としては、例えば、シリコン酸化膜の他、FSG(フッ化シリケートグラス)膜やシリコン窒化膜などを用いるようにしてもよい。また、埋め込み絶縁層11として、SOG(Spin On Glass)膜の他、PSG膜、BPSG膜、PAE(poly aryleneether)系膜、HSQ(hydrogen silsesquioxane)系膜、MSQ(methyl silsesquioxane)系膜、PCB系膜、CF系膜、SiOC系膜、SiOF系膜などの有機lowk膜、或いはこれらのポーラス膜を用いるようにしてもよい。
また、第2半導体層3上に酸化防止膜5を設けることで、第2半導体層3の表面が熱酸化されることを防止しつつ、第2半導体層3の裏面側に埋め込み絶縁層10を形成することが可能となり、第2半導体層3の膜減りを抑制することが可能となる。
また、溝6、8の配置位置を第2半導体層3の素子分離領域に対応させることにより、第2半導体層3の横方向および縦方向の素子分離を一括して行うことが可能となるとともに、溝6内に支持体7を埋め込むことにより、第2半導体層3を半導体基板1上で支持する支持体7をアクティブ領域に確保する必要がなくなる。このため、工程増を抑制しつつ、SOIトランジスタを形成することが可能となるとともに、チップサイズの増大を抑制することができ、SOIトランジスタのコストダウンを図ることが可能となる。
次に、図7に示すように、CVDなどの方法により溝8内に埋め込み絶縁体13を埋め込んだ後、CMPまたはエッチバックなどの方法にて埋め込み絶縁体13、支持体7を薄膜化するとともに、酸化防止膜5をストッパー層として、CMPによる平坦化を止める。続いて、下地酸化膜4および酸化防止膜5を除去することにより、第2半導体層3の表面を露出させる。なお、埋め込み絶縁体13としては、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜あるいはシリコン酸窒化膜などの絶縁体を用いることができる。
また、埋め込み絶縁体13の比誘電率は支持体7の比誘電率よりも小さくすることが好ましい。ここで、埋め込み絶縁体13の比誘電率を支持体7の比誘電率よりも小さくすることにより、ゲート電極22が溝8と交差するように配置することで、ゲート電極22の寄生容量を低減することが可能となるとともに、ゲート電極22の寄生容量への寄与が小さい部分では、素子分離領域の比誘電率を大きくすることができ、SOI層やBOX層を強固な材料で支持することが可能となる。このため、トランジスタが微細化された場合においても、プロセスインテグレーションや熱的/機械的ストレスに対してSOI層やBOX層にミクロ的な変形が発生することを抑制することができ、トランジスタの特性のバラツキを抑制しつつ、トランジスタの低消費電力化および高速化を図ることができる。
次に、図8に示すように、第2半導体層3の表面の熱酸化を行うことにより、第2半導体層3の表面にゲート絶縁膜21を形成する。そして、ALD、MOCVDあるいはCVDなどの方法により、ゲート絶縁膜21が形成された第2半導体層3上にゲート電極層を形成する。そして、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いてゲート電極層をパターニングすることにより、第2半導体層3上にゲート電極22を形成する。なお、ゲート電極22は溝8と直交するように配置することが好ましい。
次に、ゲート電極22をマスクとして、As、P、Bなどの不純物を第2半導体層3内にイオン注入することにより、ゲート電極22の両側にそれぞれ配置された低濃度不純物導入層からなるLDD層23a、23bを第2半導体層3に形成する。そして、CVDなどの方法により、LDD層23a、23bが形成された第2半導体層3上に絶縁層を形成し、RIEなどの異方性エッチングを用いて絶縁層をエッチバックすることにより、ゲート電極22の側壁にサイドウォール24a、24bをそれぞれ形成する。そして、ゲート電極22およびサイドウォール24a、24bをマスクとして、As、P、Bなどの不純物を第2半導体層3内にイオン注入することにより、サイドウォール24a、24bの側方にそれぞれ配置された高濃度不純物導入層からなるソース25aおよびドレイン層25bを第2半導体層3に形成する。
これにより、第2半導体層3下に埋め込まれた埋め込み絶縁層10にて半導体基板1と第2半導体層3とを絶縁することが可能となるとともに、溝6、8の深さや素子分離領域の比誘電率を局所的に変化させることができる。このため、素子分離領域に起因するストレスの増大を抑制しつつ、寄生容量を低減することが可能となるとともに、SOI基板を用いることなく、第2半導体層3上にSOIトランジスタを形成することが可能となる。この結果、SOIトランジスタの低価格化を実現することが可能となるとともに、SOIトランジスタが微細化された場合においても、SOIトランジスタの特性のバラツキを抑制しつつ、SOIトランジスタの低消費電力化および高速化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、SOIトランジスタを第2半導体層3に形成する方法について説明したが、CMOSインバータやSRAMセルなど、種々の回路を第2半導体層3に形成するようにしてもよい。ここで、SRAMセルを第2半導体層3に形成する場合、SRAMセルに接続されたビットライン下の素子分離領域の厚さまたは深さがそれ以外の素子分離領域の厚さまたは深さよりも大きくすることが好ましい。或いは、SRAMセルに接続されたビットライン下の素子分離領域の比誘電率がそれ以外の素子分離領域の比誘電率よりも小さくすることが好ましい。
また、上述した実施形態では、SOIトランジスタを第2半導体層3に形成する方法を例にとって説明したが、電界効果型トランジスタを半導体基板に形成する方法に適用するようにしてもよい。すなわち、半導体基板に形成されたトランジスタと、前記トランジスタを周囲から素子分離する、2つ以上の異なる深さ、あるいは、異なる誘電率を有する素子分離絶縁膜領域と、からなる半導体装置にも適用できる。
また、上述した実施形態では、埋め込み絶縁層10を形成する際に、第2半導体層3の表面の熱酸化を防止するために、第2半導体層3上に酸化防止膜5を形成する方法について説明したが、第2半導体層3上に酸化防止膜5を形成することなく、埋め込み絶縁層10を形成するようにしてもよい。この場合、埋め込み絶縁層10の形成時に第2半導体層3の表面に形成された酸化膜は、エッチングまたは研磨により除去するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、埋め込み絶縁体13が埋め込まれた溝8の深さを支持体7が埋め込まれた溝6の深さよりも深くする方法について説明したが、支持体7が埋め込まれた溝6の深さを埋め込み絶縁体13が埋め込まれた溝8の深さよりも深くするようにしてもよい。この場合、ゲート電極22は溝6と交差するように配置するとともに、支持体7の比誘電率は埋め込み絶縁体13の比誘電率よりも小さくすることが好ましい。
また、上述した実施形態では、STI(Shallow Trench Isolation)法にて素子分離を行う方法について説明したが、LOCOS(Local Oxdation of Silicon)法にて素子分離を行うようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。
符号の説明
1 半導体基板、2 第1半導体層、3 第2半導体層、4 下地酸化膜、5 酸化防止膜、6、8 素子分離用溝、7 支持体、9 空洞部、10 埋め込み酸化膜、11 酸化膜、13 埋め込み絶縁体、21 ゲート絶縁膜、22 ゲート電極、23a、23b LDD層、24a、24b サイドウォールスペーサ、25a ソース層、25b ドレイン層

Claims (4)

  1. 半導体基板の上に第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層の上に第2半導体層を形成する工程と、
    前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程と、
    前記第1溝に前記第2半導体層を支持する支持体を形成する工程と、
    前記第1半導体層の一部を露出させる第2溝を形成する工程と、
    前記第2溝から前記第1半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第2半導
    体層と前記半導体基板との間に前記第1半導体層が除去された空洞部を形成する工程と、
    前記空洞部の内部に埋め込み絶縁層を形成する工程と、
    前記第2溝を絶縁体により埋め込む工程と、
    前記第2半導体層の上にゲート電極を形成する工程と、を含み、
    前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程において、前記第1溝は前記半導体
    基板を露出させ、
    前記半導体基板の上から見て、前記ゲート電極の一部は前記第2溝の領域の少なくとも
    一部と重なり、
    前記第2溝に埋め込む前記絶縁体の比誘電率は、前記第1溝に埋め込まれた前記支持体の比誘電率より小さいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板の上に第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層の上に第2半導体層を形成する工程と、
    前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程と、
    前記第1溝に前記第2半導体層を支持する支持体を形成する工程と、
    前記第1半導体層の一部を露出させる第2溝を形成する工程と、
    前記第2溝から前記第1半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第2半導体層と前記半導体基板との間に前記第1半導体層が除去された空洞部を形成する工程と、
    前記空洞部の内部に埋め込み絶縁層を形成する工程と、
    前記第2溝を絶縁体により埋め込む工程と、
    前記第2半導体層の上にゲート電極を形成する工程と、を含み、
    前記第2半導体層を貫通する第1溝を形成する工程において、前記第1溝は前記半導体
    基板を露出させ、
    前記半導体基板の上から見て、前記ゲート電極の一部は前記第2溝の領域の少なくとも
    一部と重なり、
    前記ゲート電極と重なる前記第2溝の深さは、前記第1溝より深いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1溝と前記第2溝とは交差することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板および前記第2半導体層はSi、前記第1半導体層はSiGeであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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