JP4892653B2 - 端末装置、サーバシステム、これらの制御方法及び制御プログラム、ならびに情報共有システム - Google Patents

端末装置、サーバシステム、これらの制御方法及び制御プログラム、ならびに情報共有システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の端末間で画面の表示内容を共有するホワイトボードの技術において、共有画面の表示内容を受け手側で選択可能とするものである。
近年、インターネットやLANに代表される通信ネットワークによる情報の流通や共有といった情報処理技術が急速に普及し、そのなかで、複数の端末装置(単に「端末」とも表す。本出願の他の部分において同じ)間で画面の表示内容を共有し端末から画面への書込み等の操作も共有する技術が登場し(例えば、特許文献1参照)、そのような共有画面をホワイトボードなどと呼ぶ。共有の対象となる操作の代表例は、文字や図形等の描画(書込み)と、ビューと呼ばれる表示範囲の変更である。
このようなホワイトボードにおいて、従来、操作を共有する態様はいくつか用いられており、その一つは、(1)描画やビュー変更の操作をいつでも誰にでも認め、これら操作を全員に一律に反映させる態様(「常時共有」と呼ぶものとする)で、モード切替などが無く操作は簡明であった。常時共有の例として、図13は、誰の書込みも互いに他へ反映される例を示す。
常時共有は、ビュー変更についても適用可能で、例えば図14(1)のように、A画面(端末A)でのビュー変更が端末BやCのB画面、C画面へ反映され、図14(2)のように、C画面でもビュー(破線の矩形)変更が可能で、その内容はA画面、B画面へ反映される。
(2)また、誰か一人に操作の権限を独占させ、他はそれを参照(従属)させる態様(「権限独占」と呼ぶ)では、操作者が一意に決まるので操作の混乱や輻輳は避けることができた。権限独占の例として、図15の状態では、端末AのA画面に権限があるため、図形(三角形)A3のような書込みは、A画面でのみ可能であり、その書込み内容は端末BやCのB画面、C画面へも反映される。一方、権限の無い端末BやCからは書込みは行えないが、例えば端末Bからの要求に応じ端末Aからの許可による権限移譲があれば、B画面(端末B)による書込みが可能となる(図16)。
また、権限独占をビュー変更に適用する例としては、例えば、図17(1)に示すように、A画面(端末A)に権限がある場合、A画面でビューを矩形の破線の範囲に変更することが可能で、B画面、C画面へ反映されるが、図17(2)のように、権限の無い例えばC画面からのビュー変更は行えず、行うためには上記と同様に権限移譲を受ける必要があった。
(3)また、他の全員又は指定する相手ごとに、操作を反映させるか否かを操作する側で公開モードと非公開モードのようにモード切替可能とする態様(「モード切替」と呼ぶものとする)では、権限移譲などの煩雑さは無いが、反映先側では操作の内容や集中度などによっては視認性を損なうなど意に反する表示内容となる問題があった。モード切替の例として、図18の状態では、公開モードを選択中の端末A(A画面)と端末C(C画面)による書込み内容(図形A3,C5)は端末B(B画面)に表示されるが、端末B自身は非公開モードを選択しているため画面Bでの書込み内容(図形B4)はA画面にもC画面にも表示されない。
このような公開モードや非公開モードは、同じ端末からでも相手先によって異なった選択が可能な例もあり、例えば図19の例では、端末B(画面B)はその選択により、書込み(例えば図形B4)を端末A(画面A)には対しては公開するが、端末C(画面C)に対しては非公開である。
特表2004−260823
しかし、上記のうち(1)常時共有では、全ての操作が常に全端末に反映されることから、操作が輻輳すると混乱したり見づらくなり、特にビュー変更が頻発すると視認性を大きく損なう問題があった。
また、(2)権限独占では、唯一の権限を操作の際に有している必要があることから、権限の要求や移譲などの操作が煩雑という問題があった。
また、(3)モード切替では、操作を反映させるかを操作元側で選択することから、操作元側の各端末における操作の内容や集中度などによっては、反映先とされた受信側において視認性を損なうなど意に反する表示内容となる問題があった。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、ホワイトボードに代表される情報共有の技術において、共有画面の表示内容を受け手側で選択可能とすることにより、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、着目したい表示対象など受信側の自由意思に沿った見やすい表示を維持可能とすることである。
上記の目的をふまえ、本発明の一態様は(請求項1、36、62)、情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置(その制御方法、制御プログラム)であって、共有に係る前記画面への書込みを前記入力部から受け付ける操作受付手段(処理)と、自端末で受け付けた前記書込みのデータを、前記他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信手段(処理)と、他のどの端末を操作元としてその端末による書込みを自端末の前記表示内容に反映させるかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択手段(処理)と、各端末での書込みのデータを、又は前記サーバシステムが操作元の各端末での書込みを前記操作元の選択にしたがって反映させた表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信手段(処理)と、受信した前記データに基づいて、操作元の各端末での書込みを前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画手段(処理)と、を前記制御部により実現することを特徴とする。
このように、誰の書込みを表示するかを受信側で選択可能とすることにより、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、着目したい表示内容など受信側の自由意思に沿った見やすい表示を維持可能となる。
本発明の他の態様は(請求項23、53)、情報の記憶部と、端末装置との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、端末間において通信を中継することにより又は通信路確立を仲介することにより画面表示内容の共有を実現するサーバシステム(その制御方法)であって、各端末から、他のどの端末を操作元としてその端末による書込み又はビュー変更の操作を自端末の前記表示内容に反映させるかの選択内容を各端末から前記通信部により受け付けて前記記憶部に記録する参照受付手段(処理)と、各端末から前記通信部により、各端末における書込み又はビュー変更の操作データを受信する受信手段(処理)と、記録した前記選択内容と、受信した前記操作データと、にしたがって操作元の端末による操作を反映した画面表示内容のデータを作成し前記通信部により反映先へ配信する作成配信手段(処理)と、を前記制御部により実現することを特徴とする。
このように、サーバシステムで、受け側の端末ごとにどの端末を操作元として書込みやビュー変更を反映させるかの選択内容を記録し、その選択内容と他の端末から届く操作データにより、反映先の各端末用の画面表示内容を作成し配信することにより、そのような反映の機能を備えない端末を用いる場合でも、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、受信側の意思に沿った見やすい表示を維持可能となる。
本発明の他の態様は(請求項2)、上記態様において、前記描画手段(処理)は、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって前記表示内容に反映させる遡及モードを処理することを特徴とする。
このように、新たに選択した操作元での書込みについて、選択以前の分も遡って反映先で反映させる遡及モードにより、選択のタイミングにかかわらず漏れの無い確実な情報共有が実現できる。
本発明の他の態様は(請求項24)、上記態様のサーバシステムにおいて、前記作成配信手段は、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後にいずれかの端末から新たに選択された操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって前記表示内容に反映させる遡及モードを処理することを特徴とする。
このように、各端末からの操作データをサーバで一時記憶しておくことにより、新たに操作元となった端末での書込みが選択以前に遡って反映先で反映でき、端末に上記のような一時記憶の負担をかけることなく、選択のタイミングにかかわらず漏れの無い確実な情報共有が実現できる。
本発明の他の態様は(請求項3)、上記各態様の端末装置のいずれかにおいて、前記描画手段は、前記共有を開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記選択以降の書込みに限って前記表示内容に反映させる非遡及モードを処理することを特徴とする。
このように、新たに選択された操作元での書込みについて、選択以降の分に限って反映させる非遡及モードにより、選択以前の書込みについてはデータを反映先や中継サーバ等で常時蓄積しておく処理や記憶容量の負担が無く、また、過去の書込みが遡って後からの思わぬ参加者に予期せず漏洩し不都合の発生するリスクも回避可能となる。
本発明の他の態様は(請求項4)、上記各態様の端末装置のいずれかにおいて、前記遡及モードと非遡及モードの選択を前記入力部から受け付ける遡及選択手段を前記制御部により実現することを特徴とする。
このように、他の端末を操作元としてその書込みの反映を新たに選択する場合、選択以前の書込みも遡って表示するかを受け側で選択可能とすることにより、受け側の具体的な目的や事情に合った表示を容易に利用可能となるので使い勝手が向上する。
本発明の他の態様は(請求項25)、上記各態様のサーバシステムのいずれかにおいて、前記作成配信手段は、前記共有を開始後に新たに選択した操作元での書込みのうち、その選択以降の書込みに限って前記表示内容に反映させる非遡及モードを備え、前記遡及モード/非遡及モードの選択を各端末から前記通信部により受け付ける遡及受付手段を前記制御部により実現することを特徴とする。
本発明の他の態様は(請求項37,63,54)、上記各態様の端末装置(サーバシステム)の制御方法(制御プログラム)のいずれかにおいて、前記描画処理(作成配信処理)は、遡及モードと、非遡及モードと、を処理し、前記遡及モードでは、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって前記表示内容に反映させ、前記非遡及モードでは、前記共有を開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記選択以降の書込みに限って前記表示内容に反映させ、前記遡及モードと前記非遡及モードの選択を受け付ける遡及選択処理(遡及受付処理)を前記制御部により実行することを特徴とする。
このように、新たに操作元となった端末での書込みについて、選択以降の分に限って反映させる非遡及モードも反映先から選択可能とすることにより、反映先の事情に応じ、以前の部分が不要であれば反映による表示が容易に回避できて画面が見やすくなる。
本発明の他の態様は(請求項5,38)、情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置(その制御方法)であって、共有に係る前記画面のうちその端末の前記表示画面における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を前記入力部から受け付ける操作受付手段(処理)と、自端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、前記他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信手段(処理)と、他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択手段(処理)と、各端末でのビュー変更のデータを、又は前記サーバシステムが操作元の各端末でのビュー変更を前記操作元の選択にしたがって反映した表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信手段(処理)と、受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画手段(処理)と、を前記制御部により実現することを特徴とする。
このように、自端末に誰のビュー変更操作を反映させるかを受信側で選択可能とすることにより、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、着目したい画面部分など受信側の意思に沿った見やすい表示を維持可能となる。
本発明の他の態様は(請求項6,39,26)、上記各態様の端末装置(その制御方法、サーバシステム)のいずれかにおいて、前記操作受付手段(処理)又は参照選択手段(参照選択処理、参照受付手段)は、他の端末をビュー変更の操作元として選択している端末において、自端末でのビュー変更を受け付けたときは、前記選択を解除することを特徴とする。
このように、他の端末のビュー変更を選択している場合でも、自端末でビュー変更すれば選択を解除することにより、自端末のユーザによる所望のビュー変更がいつでも妨げられずかつその後も維持尊重される。
本発明の他の態様は(請求項7,40,64,55)、上記各態様の端末装置(その制御方法、制御プログラム、サーバシステムの制御方法)のいずれかにおいて、前記参照選択手段(参照選択処理、参照受付処理)は、前記ビュー変更の操作元として全ての端末又は複数の端末の選択も受け付け、前記描画手段(描画処理、作成配信処理)は、上記のように操作元として全て又は複数の端末を選択している反映先の端末については、どの操作元によるものでも最後のビュー変更を前記表示内容に反映させることを特徴とする。
このように、複数の端末を操作元とし、うち最後に変更されたビューを反映させる選択も可能とすることにより、各参加者の閲覧における着眼点の最新動向を常に容易に把握可能となる。
本発明の他の態様は(請求項8,41,65)、情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置(その制御方法、制御プログラム)であって、共有する前記画面のうちその端末の前記表示画面における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を前記入力部から受け付ける操作受付手段(処理)と、他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択手段(処理)と、自端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信手段(処理)と、各端末からのビュー変更のデータ、ビューリモコンデータ、又はこれらいずれかのデータに基づき前記サーバシステムが操作元でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信手段(処理)と、受信した前記データに基づいて、操作元でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画手段(処理)と、少なくとも前記操作元と反映先の関係にある端末間で、各端末の前記表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を、直接に又は中継用の所定のサーバシステムを経て一方向又は双方向に受け渡すことにより、自端末のビュー内に他端末のビュー範囲を図形により表示するビュー処理手段(処理)と、を前記制御部により実現することを特徴とする。
本発明の他の態様は(請求項27,56)、情報の記憶部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、各端末との間で通信により各端末間で画面の表示内容を共有させるサーバシステム(その制御方法)であって、共有する前記画面のうち各端末における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を端末から前記通信部を通じて受け付ける操作受付手段(処理)と、他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記各端末から前記通信部を通じ受け付けて前記記憶部に記録する参照受付手段(処理)と、各端末からその端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、前記通信部を通じて受信する受信手段(処理)と、受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを作成し前記通信部から反映先の端末へ送信する作成配信手段(処理)と、を前記制御部により実現し、前記作成配信手段(処理)は、各端末からその表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を受信することにより、各端末のビュー内に、その端末と参照の関係にある他の端末のビュー範囲を図形により表示する画面表示内容のデータを作成し前記通信部により該当の各端末へ配信することを特徴とする。
このように、解像度や画面サイズなどが異なっている端末間においても、他人の見ているビュー範囲を枠などで自端末に表示することにより、他の参加者の着目点についても把握や配慮をしながら効率的な情報共有が可能となる。
本発明の他の態様は(請求項9,42)、上記各態様の端末装置(その制御方法)のいずれかにおいて、前記ビュー範囲の表示について、全ての端末又は指定する端末ごとの表示/非表示、又は、自端末のビュー範囲について、他の全ての端末又は指定する端末ごとに対する公開/非公開の少なくとも一方の選択を前記入力部から受け付けるビュー表示選択手段(処理)、を前記制御部により実現することを特徴とする。
このように、各端末間でそれぞれのビュー範囲について、他の端末のものを表示するか否か、自端末のものを他の端末へ公開するか否か、の選択を可能とすることにより、端末間の事情や状況などに応じ、連携の度合いや態様をきめ細かく制御可能となる。
本発明の他の態様は(請求項10,43,66)、上記各態様の端末装置(その制御方法、制御プログラム)のいずれかにおいて、前記操作受付手段(処理)は、他の端末でのビュー範囲を示す前記図形について変更操作を前記入力部から受け付け、前記送信手段(処理)は、その変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを前記通信部から外部へ送信し、そのように他の端末から送信された自端末宛のビューリモコンデータを受信した場合に、前記描画手段(処理)は、そのビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更することを特徴とする。
本発明の他の態様は(請求項28,57)、前記各態様のサーバシステム(その制御方法)のいずれかにおいて、前記受信手段(処理)は、各端末でのビュー範囲を示す前記図形に対して行われた変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを前記通信部により受信し、前記作成配信手段(処理)は、受信したビューリモコンデータにしたがってビューを変更した画面表示内容のデータを作成し前記反映先端末へ前記通信部により配信することを特徴とする。
このように、他端末のビュー表示により他の参加者の着目点や表示領域の把握に加え、他端末のビューのリモコン操作も可能とすることにより、見てほしい部分に他人を着目させるなど、より密接な連携による情報共有が可能となる。
本発明の他の態様は(請求項11,44,29,58)、上記各態様の端末装置、サーバシステム(これらの制御方法)のいずれかにおいて、前記描画手段(描画処理、作成配信手段、作成配信処理)は、他の端末によるビュー変更又は前記ビューリモコンデータにしたがって端末のビューを変更する場合に、表示倍率は維持したまま、ビューを平行移動することを特徴とする。
このように、他の端末からのビューリモコンデータによるビュー変更の場合、自端末でのズーム率の設定はそのままでビューを平行移動することにより、受け側において変動する要素が限定され混乱が抑制できる。特に、端末により表示画面サイズが異なる場合に、個々の端末で見やすく設定した最適なズーム率を維持できる利点が生じる。
本発明の他の態様は(請求項12,45,30,59)、上記各態様の端末装置、サーバシステム(これらの制御方法)のいずれかにおいて、前記描画手段(描画処理、作成配信手段、作成配信処理)は、他の操作元端末によるビュー変更又は前記ビューリモコンデータにしたがって反映先端末のビューを変更する場合に、操作元における画面表示範囲と同じ範囲を表示できるように、反映先における表示倍率を変更することを特徴とする。
このように、操作元と受け側で画面サイズが異なる場合も、表示倍率を変更して操作元と同じ範囲を表示することにより、共通の情報や認識を共有容易となる。
本発明の他の態様は(請求項13,46,31,60)、上記各態様の端末装置、サーバシステム(これらの制御方法)のいずれかにおいて、前記描画手段(描画処理、作成配信手段、作成配信処理)は、前記表示サイズ情報が自端末よりも相対的に大きい端末からのビューリモコンデータに基づくビュー変更の際は、反映先について、共有する画面の全体表示であって変更に係る新たなビューを表示するものにいったん切替えたうえ、前記ビューリモコンデータに基づいた新たなビューに変更することを特徴とする。
このように、解像度や画素数などの相違により、リモコンされる側の表示サイズのほうが小さい場合でも、いったん全体表示に切り替えた中で示した新しいビューに、さらに画面を変更することにより、ビューがどのように変更されたかの把握が容易になる。
本発明の他の態様は(請求項14,47)、上記各態様の端末装置(その制御方法)のいずれかにおいて、前記参照選択手段(処理)は、他の端末によるビュー変更を自端末に反映する時間サイクルの設定を前記入力部から受け付け、前記描画手段(処理)は、設定された前記時間サイクルを少なくともあけて、操作元のビューを前記表示内容に反映させることを特徴とする。
このように、選択した端末からのビューの反映を全ての操作ごとではなく、設定された時間サイクルごととし、これより短い時間サイクル内のビュー変更は受け側で無視することにより、操作元でのビュー変更が予期せず頻繁でも、それがそのまま反映されて見づらくなる事態が回避できる。
本発明の他の態様は(請求項15,48)、上記各態様の端末装置(その制御方法)のいずれかにおいて、前記描画手段(処理)は、他の操作元端末によるビュー変更について、所定値以上の変化量又は変化率の場合に限って、反映先端末の前記表示内容に反映させることを特徴とする。
本発明の他の態様は(請求項32,61,67)、上記各態様の端末装置の制御プログラム、サーバシステム(その制御方法)のいずれかにおいて、前記描画処理(作成配信手段、作成配信処理)は、ビュー変更を反映する時間サイクル又は変化量もしくは変化率の少なくともいずれかについて、予め設定され又は端末からの指定を受け付けた所定値を前記記憶部に記憶するとともに、前記時間サイクルを少なくともあけて、又は、ビュー変更の変化量又は変化率が前記所定値以上の場合に限って、前記表示内容に反映させることを特徴とする。
このように、ビュー変更の変化量や変化率が大きい場合のみ追従することにより、操作元の端末で小刻みなビュー変更が繰り返されてもいちいち反映されず、再描画などで画面が見づらくなる問題が回避可能となる。
本発明の他の態様は(請求項16,49)、上記各態様の端末装置(その制御方法)のいずれかにおいて、前記描画手段(処理)は、他の端末からの反映させるべきビュー変更について、所定の一時的な停止操作を前記入力部から受け付けるとともにその停止操作が継続している間は、前記ビュー変更を前記記憶部へ一時記憶し、前記停止操作が解除されると前記一時記憶された各ビュー変更を最新状態まで前記表示内容へ反映させることを特徴とする。
このように、ビュー反映の一時停止操作を可能とすることにより、他の端末でのビュー変更に追従しながら、必要なときにいつでもビューを固定し必要な部分を納得するまで閲覧可能となる。
本発明の他の態様は(請求項17,50,33)、上記各態様の端末装置(その制御方法)、サーバシステムのいずれかにおいて、前記入力部から、前記書込み、前記ビュー又はその変更の少なくともいずれかについて、他の全てのもしくは指定する端末ごとに、公開/非公開の選択を受け付けて前記記憶部に記録する公開選択手段(処理)を前記制御部により実現し、サーバシステムにあっては、前記作成配信手段は、前記公開を選択している端末からの操作データを、その端末を操作元として選択している端末の表示内容に反映させることを特徴とする。
このように、書込みやビュー変更について、その行う側が、全ての端末に若しくは指定する端末ごとに公開するか否かを選択可能とすることにより、自分の書込みやビュー変更の内容、その時点の参加者の顔ぶれといった具体的な事情や目的に応じて、他人への開示範囲を自主的にきめ細かく指定可能となる。
本発明の他の態様は(請求項18)、上記態様の端末装置において、前記送信手段は、前記非公開を選択した書込み、ビュー変更もしくは端末について、前記送信手段による外部へのデータの送信自体を停止することを特徴とする。
このように、非公開とした書込み、ビュー変更や端末については、そのデータの送信自体を停止することにより、情報漏れを確実に防止するとともに無駄な通信トラフィックを抑制可能となる。
本発明の他の態様は(請求項19)、上記各態様の端末装置において、前記非公開を選択した書込み、ビュー変更もしくは端末について、データの送信側となる端末において、前記送信手段により、外部へのデータの送信自体は継続する一方、非公開を選択した事実を前記データとともに属性として又は別途、外部へ通知し、この通知の内容に応じて、データの受信側となる端末の前記描画手段が、到着したデータを取捨選択することを特徴とする。
このように、各端末からのデータ送信自体は全ての書込みやビュー変更について行い、受信側で操作元の選択に応じ取捨選択することにより、送信側の機能や処理が単純で済み、スーパバイザによる監視など管理の確実度も向上する。
本発明の他の態様は(請求項20,51,34)、上記各態様の端末装置(その制御方法)、サーバシステムのいずれかにおいて、前記公開選択手段(公開選択処理、公開受付手段)は、書込みについての選択を前記非公開から公開へ切り替えようとする場合、操作元の端末について、共有に係る前記画面の表示内容のうち、公開することとなる書込みの要素を強調表示するとともに、確認操作又は所定時間内の中止操作を受け付けたうえで公開へ切り替えることを特徴とする。
このように、操作側の端末で書込みやビュー変更について非公開を公開へ切り替える場合、公開することとなる部分の強調表示などにより公開前に警告のうえ、確認や中止の操作を受け付けることにより、公開を考えずに非公開の時点でした個人メモ的な書込みや、関心を持って見ているビュー部分の情報などの情報が予期せず漏洩するリスクが回避可能となる。
本発明の他の態様は(請求項21)、上記各態様の端末装置のいずれかにおいて、自端末での操作について前記送信手段により、全部又は指定した一部の端末に対しその端末での操作元の設定にかかわらず、必ず反映すべき特権命令として送信させる、特権命令手段を前記制御部により実現することを特徴とする。
本発明の他の態様は(請求項22)、上記各態様の端末装置のいずれかにおいて、各端末からの操作データについて、その公開/非公開の選択もしくは属性にかかわらず、必ず自端末に反映させる、強制読取手段を前記制御部により実現することを特徴とする。
本発明の他の態様は(請求項52)、上記各態様の端末装置の制御方法のいずれかにおいて、自端末での操作について前記送信処理により、全部又は指定した一部の端末に対しその端末での操作元の設定にかかわらず、必ず反映すべき特権命令として送信させる、特権命令処理、又は、各端末からの操作データについて、その公開/非公開の選択もしくは属性にかかわらず、必ず自端末に反映させる、強制読取処理、の少なくとも一方を前記制御部により実現することを特徴とする。
このように、会議管理者などのスーパバイザが、受け側の設定にかかわらず、自分の書込みやビュー変更などの操作を全部又は所望の端末に強制的に反映可能とすることにより、議事の円滑な進行等の管理が容易になる。また、各端末から非公開として送信されている書込みやビュー変更について、スーパーバイザ用の特別な権限を持つ端末では、強制的に反映可能とすることにより、不適切な書込みの把握など確実な管理の実現が容易になる。
本発明の他の態様は(請求項35)、情報共有システムであって、上記各態様のいずれかに記載の端末装置と、上記各態様のいずれかに記載のサーバシステムと、を通信ネットワーク経由で組み合わせることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ホワイトボードに代表される情報共有の技術において、共有画面の表示内容を受け手側で選択可能とすることにより、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、着目したい表示対象など受信側の自由意思に沿った見やすい表示を維持可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の実施形態について、図を参照して説明する。なお、背景技術や課題での説明と共通する前提事項は繰り返さない。
〔1.構成〕
本実施形態は、図1の構成図に示すように、端末装置(単に「端末」とも呼ぶ)T(T1,T2)と、サーバシステムS(以下「サーバ」と呼ぶ)とを、インターネットに代表される通信ネットワークNによって接続し、端末間やサーバと端末間の通信により画面の表示内容を共有する、情報共有システム(以下「本システム」と呼ぶ)である。なお、本発明は、本システム、端末、サーバに対応する方法やプログラムとしても把握可能である。
ここで、共有の対象とする画面、いわゆるホワイトボードの実現態様は二つに大別でき、一つは、HTMLやGIF画像などによるウェブページのようなサーバ上のコンテンツを、端末からウェブブラウザなどで閲覧する態様で、仮にウェブ型と呼ぶ。ウェブ型は、サーバの存在が前提で、端末からへ例えばTCP/IPによりhttp用の#80ポートへアクセスし、http要求に対しサーバがウェブコンテンツを返す形で共有が実現される。
実現態様の他の一つは、上記のようなウェブコンテンツに代えて、又はウェブコンテンツは固定のものとして閲覧しながらそれとは別のホワイトボードとして、端末の専用ソフトウェアによる専用画面を用いる態様で、仮にローカル型と呼ぶ。
ローカル型でもウェブ型でも、端末が他の端末やサーバと授受する情報には、典型的には、ホワイトボードや他のウェブコンテンツに関する参照URLなど保存位置等の情報、種別、ホワイトボードにおける書込みやビューの情報などがある。このうち書込みは、各参加者がホワイトボード内容として各端末で入力操作する図形、文字、注釈(アノーテーション)など描画すべき要素の情報で、ビューは、ホワイトボードの中で端末の表示画面に実際に表示する範囲で、ズーム率(表示倍率)や、中心座標等で表されるパンなどの情報を伴ってもよい。
ローカル型では、書込みの情報を座標列で表現されるベクターデータ(円、矩形などのオブジェクトでの表現でもよい)などで表して他の端末へ伝達し、受け側の端末の備える専用プログラムによりホワイトボードへ反映させるので、サーバの存在は必須ではないが、端末間の通信経路確立などのためのサーバを用いることが現実的と思われる。また、上記のような専用プログラムを搭載したローカル型と、単にウェブブラウザを備えたパソコンや携帯電話端末といったサーバ型、の2種類の端末を用意し、サーバでのプロトコル変換により併用することも可能で、本システムはそのような例である。すなわち、個々の端末に合わせ、ホワイトボードの表示内容データを、ローカル型の端末T1にはベクターデータとして送り、サーバ型の端末T2にはウェブコンテンツとして送る。
特に、本実施形態では、必須ではないが、会議システムのようにカメラ、スピーカ、マイクなどを用いて音声や動画も同時に扱うMoIP(Multimedia over Internet Protocol)を用いる例を示し、サーバと端末との間の通信は、VoIP(SIP)の手順を適用し、その通信内容には、http、音声RTP、動画RTP、制御信号などを含むものとする。
具体的には、本システムの中で、端末装置T1は、情報の入力部Eと、記憶部Mと、出力部としての表示画面Dと、外部との通信部LTと、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部Cと、を備え、を制御部Cにより、図1に示す後述の各要素を実現する。
また、サーバSは、端末T間のデータ中継用の役割もあり、情報の記憶部Mと、端末との通信部LSと、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部Cと、を備え、端末装置間において通信を中継することにより又は通信路確立を仲介することにより画面表示内容の共有を実現するもので、やはり制御部Cにより、図1に示す後述の各要素を実現する。
どのような構成をとるにしても、各端末の種類(例えば、パソコンか、PDAか、携帯電話端末かなど)、サーバの種類、OSやプログラムの種類や構成は任意で、また、通信ネットワークNとしてもLANやWANの種別や組合せは自由で、システムを事業所等の構内のみで構築してもよいし、例えば、携帯電話端末やPDAの場合、サーバとの間は携帯電話網を用いてもよい。
ところで、ADSLのように、下り速度が上り速度よりも大きい非対称の通信環境では、端末ごとの帯域幅格差によるボトルネックの発生など、端末間での通信にはデメリットが多い。このため、ホワイトボードの一態様としてであれ、単なる参照コンテンツとしてであれば、コンテンツはサーバ上にない場合でも端末間で直接授受はせず、端末がサーバにアップロードしたものを他の端末が参照(ダウンロード)することが望ましい。
ホワイトボードデータ(70)が座標列で表現されるベクターデータの場合、それ以外の単なる参照コンテンツなどウェブコンテンツデータ85は、HTMLやXML等で表され、ウェブサーバ機能部80からリクエストに応じて端末に提供する。また、会議サーバ機能部75がSIP等による呼制御処理を行う。端末Tにおいて音声や動画のエンコーディングやデコーディング等の処理は音声処理部65や動画処理部60が行う。
〔2.作用効果〕
本実施形態は、以下のような作用効果を有する。
〔2−1.書込みの反映〕
本システムでは、操作元の端末から他の端末へ書込み等の操作のデータが送信され、受信側は選択した端末からの操作のみを自端末での表示に反映させる。具体的には、各端末の操作受付部5(操作受付手段)が、ホワイトボードへの書込みを入力部Eから受け付けると(操作受付処理)、送信部10(送信手段)は、その書込みのデータを座標列で表現されるベクターデータに変換したうえVoIPのRTPにして、他の端末へ通信部LTから送信する(送信処理)。
一方、参照選択部15(参照選択手段)は、他のどの端末による書込みを自端末の表示内容に反映させるかの選択を操作元として入力部Eから受け付ける(参照選択処理)。また、受信部20(受信手段)が、各端末装置での書込みのデータを、通信部LTを通じ外部から受信する(受信処理)。このように受信したデータに基づいて描画部25(描画手段)は、操作元の各端末での書込みを前記選択にしたがって反映した表示内容を表示画面Dに表示させる(描画処理)。
このように、誰の書込みを表示するかを受信側で選択可能とすることにより、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、着目したい表示内容など受信側の自由意思に沿った見やすい表示を維持可能となる。
なお、上記のような書込みの反映は、サーバSで処理してもよい。例えば、サーバ型の端末T2については、書込みはウェブページへの操作により行い、それによる操作データは端末でベクターデータに変換したうえVoIPのRTPとしてサーバSへ送られ、サーバSが操作元の各端末での書込みを前記操作元の選択にしたがって反映させた表示内容のデータを作成し反映先の端末へ送信し表示させる。
〔2−2.遡及モードと非遡及モード〕
また、画面の共有開始後に新たに選択された操作元での書込みのうち、選択以前の分も遡及して反映先に反映させるか否かの点で、遡及モードと非遡及モードが考えられる。
遡及モードの処理では、端末T1の描画部25は、共有の開始後に他の端末から送信された各書込みの操作データを記憶部Mの操作データバッファ30に一時記憶しておくとともに、共有の開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて選択以前にさかのぼって表示内容に反映させる。
すなわち、図2の例(遡及モード)において、図2(1)に示すように、A,B,Cの三つの画面のうち、BとCがそれぞれ残りの2つずつを操作元として選択しているが、A画面はBだけ選択しCは選択していない(破線の楕円を参照)。この場合、図2(2)のように、B画面に書込まれた図形B4は、AとCの画面にも反映するが、図2(3)のように、C画面に書き込まれた図形C5は、C画面を選択していないA画面には反映されない。
遡及モードの場合、この後、図2(4)においてA画面からC画面も選択すると、既にC画面にあった図形C5が遡ってA画面に反映される(破線の楕円を参照)。選択後に、図2(5)のようにC画面に書き込まれた図形C6は、当然にA画面にも反映される。
このように、新たに選択した操作元での書込みについて、選択以前の分も遡って受け側で反映させる遡及モードは、必須ではないが、これにより、選択のタイミングにかかわらず漏れの無い確実な情報共有が実現できる。
また、非遡及モードの処理では、描画部25は、共有の開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、選択以降の書込みに限って自端末の表示内容に反映させる。すなわち、図3の例(非遡及モード)では、図2(遡及モード)と比べ、図3(4)でA画面から操作元としてC画面を選択しても、過去の書込みである図形C4はA画面に反映されない。
このように、新たに選択された操作元での書込みについて、選択以降の分に限って反映させる非遡及モードは、必須ではないが、これにより、選択以前の書込みについてはデータを受け側や中継サーバ等で常時蓄積しておく処理や記憶容量の負担が無く、また、過去の書込みが遡って後からの思わぬ参加者に予期せず漏洩し不都合の発生するリスクも回避可能となる。なお、非遡及モードでは、他端末からの操作データについて予め無差別に一時記憶しておくことは不要である。
また、上記のような遡及モードと非遡及モードについては、端末の遡及選択部30(遡及選択手段)が、どちらを利用するかの選択を前記入力部から受け付ける(遡及選択処理)。このように、他の端末を操作元としてその書込みの反映を新たに選択する場合に、選択以前の書込みも遡って表示するかを受け側で選択可能とすることは、必須ではないが、これにより、受け側の具体的な目的や事情に合った表示を容易に利用可能となるので使い勝手が向上する。
また、上記のような遡及モードの処理を、サーバSの作成配信部125によって行ってもよく、このように、各端末からの操作データをサーバで一時記憶しておくことにより、新たに操作元となった端末での書込みが選択以前に遡って受け側で反映でき、端末に上記のような一時記憶の負担をかけることなく、選択のタイミングにかかわらず漏れの無い確実な情報共有が実現できる。
同様に、上記のような非遡及モードの処理を、サーバSの作成配信部125によって行ったり、さらに、サーバSの遡及受付部130(遡及受付手段)により、前記遡及モード/非遡及モードの選択を各端末から通信部Lにより受け付けてもよい(遡及受付処理)。このように、新たに操作元となった端末での書込みについて、選択以降の分に限って反映させる非遡及モードも受け側の端末から選択可能とすることにより、受け側の事情に応じ、以前の部分が不要であれば反映による表示が容易に回避できて画面が見やすくなる。
〔2−3.ビューの反映〕
また、共有に係る前記画面のうち端末の表示画面Dにおける表示範囲であるビューについてもその変更操作を、上記の書込みに準じて、端末間で選択に基づき反映させることができる。この場合、操作受付部5が、ビュー変更についても入力部Eから受け付け、送信部10が、自端末で受け付けたビュー変更のデータを、他の端末へ又はサーバSへ通信部Lから送信する。このように送信するビューのデータの具体的形式は自由で、例えば、コンテンツ上のビュー中心位置、ビューサイズ、ズーム率(又は自端末の最大ビューサイズ)のほか、ビュー中心位置とビューサイズの代わりに、ビューを規定する座標(矩形の場合は対角の2座標)などでも良い。
そして、参照選択部15は、他のどの端末装置を操作元としてビュー変更を自端末の表示画面へ反映するかの選択を入力部Eから受け付け、受信部20は、各端末装置でのビュー変更のデータを、又はサーバSが操作元の各端末でのビュー変更を前記操作元の選択にしたがって反映した表示内容のデータを、通信部Lを通じ外部から受信し、描画部25は、受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を表示画面Dに表示させる。
例えば、図4の例では、図4(1)のように、C画面がA画面を選択し、さらにそのA画面がB画面を選択しているので、B画面のBビュー(破線)が図4(2)のように変更されると、そのビュー変更は、矢印で示すように、A画面を経て、C画面まで波及的に反映する。
このように、自端末に誰のビュー変更操作を反映させるかを受信側で選択可能とすることは、必須ではないが、これにより、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、着目したい画面部分など受信側の意思に沿った見やすい表示を維持可能となる。
ビューの反映をサーバSによって実現する場合、サーバSにおいて、参照受付部115(参照受付手段)が、他のどの端末を操作元としてその端末による書込み又はビュー変更の操作を自端末の前記表示内容に反映させるかの選択内容を、各端末Tから通信部LSにより受け付けて記憶部Mに記録する(参照受付処理)。そして、受信部120(受信手段)が、各端末Tから通信部LTにより、各端末Tにおける書込み又はビュー変更の操作データを受信する(受信処理)。そして、作成配信部125(作成配信手段)が、記録した前記選択内容と、受信した前記操作データと、にしたがって操作元の端末による操作を反映した画面表示内容のデータを作成し通信部Lにより反映先へ配信する(作成配信処理)。
このように、サーバシステムで、受け側の端末ごとにどの端末を操作元として書込みやビュー変更を反映させるかの選択内容を記録し、その選択内容と他の端末から届く操作データにより、受け側の各端末用の画面表示内容を作成し配信することにより、そのような反映の機能を備えない端末T2を用いる場合でも、権限の要求や移譲などの煩雑な操作無しで、操作が輻輳しても、受信側の意思に沿った見やすい表示を維持可能となる。
〔2−4.ビューの選択解除〕
上記のように他の端末をビュー変更の操作元として選択している場合でも、操作受付部5又は参照選択部15は、自端末の入力部Eからビュー変更を受け付けたときは、前記選択を解除する。このように、他の端末のビュー変更を選択している場合でも、自端末でビュー変更すれば選択を解除することは、必須ではないが、これにより、自端末のユーザによる所望のビュー変更がいつでも妨げられずかつその後も維持尊重される。
例えば、図4(3)のように、CはAを、AはBを選択していても、図4(4)のようにCが独自にビュー変更の操作を行うと、それによってCはAに対し選択が解除され非参照となる。また、図4(5)のように、Aの選択がBからCに変わると、CのビューがAに反映される。
なお、このようなビューの選択解除をサーバSによる処理で実現する場合は、参照受付部115が、他の端末をビュー変更の操作元として選択している反映先の端末から、その反映先独自のビュー変更の操作データを前記通信部により受信したときは、前記選択を解除する。
〔2−5.複数端末の選択〕
また、参照選択部15は、ビュー変更の操作元として全ての端末又は複数の端末の選択も受け付ける。全ての端末を選択している状態を全参照モードと呼ぶ。そして、描画部25は、上記のように操作元として全て又は複数の端末が選択されているときは、そのように選択されているどの操作元によるものでも最後のビュー変更を自端末の表示内容に反映させる。このように、複数の端末を操作元とし、うち最後に変更されたビューを反映させる選択も可能とすることは、必須ではないが、これにより、各参加者の閲覧における着眼点の最新動向を常に容易に把握可能となる。
〔2−6.ビュー範囲の表示〕
反映先と操作元の画面サイズが異なる場合のビュー変更については、反映先のビュー範囲について、操作元側に表示してそれをリモコン操作するなど、上記とは若干異なる以下のような対応が望ましい。なお、この例でも、自端末でのビュー変更については上記と同様、操作受付部5が入力部Eから受け付け、また、他のどの端末装置を操作元としてビュー変更を自端末へ反映するかの選択も上記と同様、参照選択部15が入力部Eから受け付ける。
但し、少なくとも操作元と反映先の関係にある端末間では、ビュー処理部35(ビュー処理手段)が、ビュー処理手段各端末の表示画面の表示サイズ情報(例えば、表示解像度、表示画素数又は表示情報量)とビューの情報を、直接に又はサーバSを経て一方向又は双方向に受け渡すことにより、自端末のビュー内に他端末のビュー範囲を図形により表示する(ビュー処理)。例えば、図5の例では、A画面内に、B画面とC画面のビュー範囲がそれぞれ破線の矩形で表示されている。
操作元側では、送信部10が、自端末で受け付けたビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、他の端末へ又はサーバSへ通信部Lから送信する。この場合の規則性の一例として、例えば、図6に示すように、A画面のビューを右上(実線の矩形の位置)へずらした場合、A画面内に破線の矩形で表示されていたB画面とC画面のビュー位置は、ホワイトボード画面全体の中で、ずらされたA画面のビューと中心座標が一致(センター合わせ)するように変更される。
反映先側では、受信部20が、各端末からのビュー変更のデータ、ビューリモコンデータ、又はこれらいずれかのデータに基づきサーバSが操作元の各端末でのビュー変更を反映先での選択にしたがって反映した表示内容のデータを、通信部Lを通じ外部から受信し、受信したデータに基づいて、描画部25が、操作元の端末でのビュー変更を、反映先側での選択にしたがって反映した表示内容を表示画面Dに表示させる。
このように、解像度や画面サイズなどが異なっている端末間においても、他人の見ているビュー範囲を枠などで自端末に表示することは、必須ではないが、これにより、他の参加者の着目点についても把握や配慮をしながら操作するなど効率的な情報共有が可能となる。
なお、サーバSによる処理では、作成配信部125が、各端末からその表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を受信することにより、端末のビュー内に、その端末と参照の関係にある他の端末のビュー範囲を図形により表示する画面表示内容のデータを作成し通信部LSにより該当の各端末へ配信する。
〔2−7.ビュー範囲表示についての選択〕
上記のようなビュー範囲については、表示/非表示や公開/非公開の選択を可能とすることが望ましい。この場合、ビュー表示選択部37(ビュー表示選択手段)が、ビュー範囲の自端末への表示について、他の全ての端末又は指定する端末ごとの表示又は非表示について、又は、自端末のビュー範囲について、他の全ての端末又は指定する端末ごとに対する公開又は非公開、の少なくとも一方の選択を入力部Eから受け付ける(ビュー表示選択処理)。
このように、各端末間でそれぞれのビュー範囲について、他の端末のものを表示するか否か、自端末のものを他の端末へ公開するか否か、の選択を可能とすることは、必須ではないが、これにより、端末間の事情や状況などに応じ、連携の度合いや態様をきめ細かく制御可能となる。
〔2−8.ビュー範囲表示によるリモコン〕
上記のような他端末のビュー範囲表示を操作することにより、他端末のビュー範囲をリモコンできることが望ましい。この場合、操作受付部5は、自端末の表示画面で他端末のビュー範囲を示す図形について、マウス操作や方向キー操作などによる移動等の変更操作を入力部Eから受け付け、送信部10は、その変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを通信部Lから外部へ送信し、リモコン対象の端末では、そのように他の端末から送信された自端末宛のビューリモコンデータを受信部20が受信した場合に、描画部25が、そのビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する。
例えば、図7に矢印で示すように、A画面から破線の矩形を操作することでそれぞれB画面とC画面をリモコンできる場合、例えばA画面でB画面のビュー範囲の図形を図7と比べて左下にずらすと(図8)それがB画面のビューに反映するが、C画面のビューは変わらない(図8)。
このように、他端末のビュー表示により他の参加者の着目点や表示領域の把握に加え、他端末のビューのリモコン操作も可能とすることは、必須ではないが、これにより、見てほしい部分に他人を着目させるなど、より密接な連携による情報共有が可能となる。
なお、サーバSによる処理では、受信部120が、各端末でのビュー範囲を示す図形に対して行われた変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを通信部LSにより受信し、そのように受信したビューリモコンデータにしたがって、作成配信部125が、反映先の端末について、ビューを変更した画面表示内容のデータを作成し配信する。
また、ある端末を反映先としてリモコンする権限を、操作元の端末間で移譲するようにしたり、スーパーバイザからは常時リモコン可能といった機能を採用してもよい。
〔2−9.ビューの平行移動〕
上記のように他の端末によるビュー変更又はビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する場合に、端末の描画部25が、又はサーバSの作成配信部125が、表示倍率(ズーム率)は維持したまま、ビューを平行移動(パン)するようにしてもよい。例えば、図5や図7の状態からみて、図6や図8の状態が平行移動の例である。
このように、他の端末からのビューリモコンデータによるビュー変更の場合、自端末でのズーム率の設定はそのままでビューを平行移動することは、必須ではないが、これにより、受け側において変動する要素が限定され混乱が抑制できる。特に、端末により表示画面サイズが異なる場合に、個々の端末で見やすく設定した最適なズーム率を維持できる利点が生じる。
〔2−10.ズーム率の変更〕
また、他の端末によるビュー変更又は前記ビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する場合、上記とは逆に、描画部25が、又はサーバSの作成配信部125が、操作元における画面表示範囲と同じ範囲を表示できるように、自端末における表示倍率(ズーム率)を変更するようにしてもよい。例えば、図5や図7の状態からみて、図9の状態は、A画面で破線矩形の位置にあったビューを右上の実線矩形のずらしているが、その表示範囲に合わせ、B画面とC画面の表示倍率も変更され、A画面から見れば、ホワイトボード中での表示範囲は同じで、サムネイルやミニチュアと呼ばれるような縮小表示になっている。
このように、操作元と受け側で画面サイズが異なる場合も、表示倍率を変更して操作元と同じ範囲を表示することは、必須ではないが、これにより、共通の情報や認識を共有容易となる。
〔2−11.ビュー変更時の表示切替〕
また、描画部25は、前記表示サイズ情報が自端末よりも相対的に大きい端末からのビューリモコンデータに基づくビュー変更の際は、共有する画面の全体表示であって変更に係る新たなビューを表示するものにいったん切替えたうえ、前記ビューリモコンデータに基づいた新たなビューに変更することが望ましい。
例えば、図5の状態からセンター合わせにより図6の状態へ移行する前後を考える場合、B画面では同じ図形A3が見えているので混乱が少ないが、小さなC画面では、移動が大きく、見えている図形もB4からA3に変わってしまい、ビューがどこからどこへ動いたのかわかりにくく混乱が生じやすい。そこで、図10のように、ビュー範囲の枠表示を含む全体表示をいったん経由すれば混乱が避けられる。
このように、解像度や画素数などの相違により、リモコンされる側の表示サイズのほうが小さい場合でも、いったん全体表示に切り替えた中で示した新しいビューに、さらに画面を変更することは、必須ではないが、これにより、突然の大きなビュー変更が回避でき、ビューがどのように変更されたかの把握が容易になる。なお、端末の処理能力が低い場合、遷移途中の全体表示を簡略的な表示とするなどして、処理負荷すなわち処理時間を低減するようにしてもよい。
〔2−12.ビュー変更反映の制限〕
以上いずれの場合におけるビュー変更の反映においても、全てを反映させるのではなく、参照選択部15により、操作元のビュー変更を自端末に反映する時間サイクルの設定を前記入力部から受け付け、描画部25が、前記のように設定された前記時間サイクルを少なくともあけて、操作元のビューを前記表示内容に反映させるようにしてもよい。このように、選択した端末からのビューの反映を全ての操作ごとではなく、設定された時間サイクルごととし、これより短い時間サイクル内のビュー変更を受け側で無視することは、必須ではないが、これにより、操作元でのビュー変更(例えばビュー位置やズーム率の変更)が予期せず頻繁でも、それがそのまま反映されて見づらくなる事態が回避できる。
また、描画部25により、他の端末によるビュー変更について、所定値以上の変化量又は変化率の場合に限って前記表示内容に反映させるようにしてもよい。このように、ビュー変更の変化量や変化率が大きい場合のみ追従することは、必須ではないが、これにより、操作元の端末で小刻みなビュー変更が繰り返されてもいちいち反映されず、再描画などで画面が見づらくなる問題が回避可能となる。なお、ビュー変更を反映させるかの判定閾値は、元データ上の座標系ではなく、自端末のビュー上での変化量、あるいは変化率として設定することが望ましい。
〔2−13.ビュー変更の一時停止〕
また、ビュー変更は反映先の端末側の操作で一時停止できるようにしてもよい。この場合、描画部25は、他の端末からの反映させるべきビュー変更について、所定の一時的な停止操作(例えば、キーボードのエスケープキー押下など)を受け付けるとともにその停止操作が継続している間は、前記ビュー変更を前記記憶部へ一時記憶し、停止操作が解除されると前記一時記憶された各ビュー変更を最新状態まで表示内容へ反映させる。このように、ビュー反映の一時停止操作を可能とすることは、必須ではないが、これにより、他の端末でのビュー変更に追従しながら、必要なときにいつでもビューを固定し必要な部分を納得するまで閲覧可能となる。
〔2−14.反映する操作の公開の選択〕
公開選択部40(公開選択手段)により、自端末での書込み、ビュー又はその変更の少なくともいずれかについて、他の全てのもしくは指定する端末ごとに、公開/非公開の選択を入力部Eから受け付けて記憶部Mに記録するようにしてもよい(公開選択処理)。
これをサーバSによる処理で実現する場合は、公開受付部140(公開受付手段)により、端末での書込み、ビュー又はその変更の少なくともいずれかについて、他の全てのもしくは指定する端末ごとに、公開/非公開の選択を各端末から通信部Lにより受け付けて記憶部Mに記録し(公開受付処理)、作成配信部125(作成配信手段)は、公開を選択している端末からの操作データを、その端末を操作元として選択している端末の表示内容に反映させる。
このように、書込みやビュー変更について、その行う側が、全ての端末に若しくは指定する端末ごとに公開するか否かを選択可能とすることは、必須ではないが、これにより、自分の書込みやビュー変更の内容、その時点の参加者の顔ぶれといった具体的な事情や目的に応じて、他人への開示範囲を自主的にきめ細かく指定可能となる。
〔2−15.非公開データの取扱い〕
上記のように非公開を選択した書込み、ビュー変更もしくは端末の取扱いとしては、まず、送信部10により外部へのデータの送信自体を停止することが考えられる。このように、非公開とした書込み、ビュー変更や端末について、そのデータの送信自体を停止することは、必須ではないが、これにより、情報漏れを確実に防止するとともに無駄な通信トラフィックを抑制可能となる。
もう一つの取扱いとして、同様に非公開を選択した書込み、ビュー変更もしくは端末について、データの送信側となる端末の送信部10により外部へのデータの送信自体は継続する一方、非公開を選択した事実をそれらデータとともに属性として又は別途、外部へ通知し、この通知の内容に応じて、データの受信側となる端末の描画部25が、到着したデータを取捨選択するようにすることも考えられる。このように、各端末からのデータ送信自体は全ての書込みやビュー変更について行い、受信側で選択に応じ取捨選択することにより、送信側の機能や処理が単純で済み、スーパバイザは参照可能とするなど管理の確実度も向上する。
なお、公開/非公開の選択は、HTMLなどのウェブコンテンツと、ホワイトボードで描画されるアノーテーションと、のそれぞれに対して別個独立に行えるようにしてもよい。
〔2−16.公開内容の警告〕
また、書込みについての選択を非公開から公開へ切り替えようとする場合、公開選択部40により、共有に係る前記画面の表示内容のうち、公開することととなる書込みの要素、(例えば、文字、図形、アノーテーションなど)を、点滅などにより強調表示するとともに、確認操作又は所定時間内の中止操作を受け付けたうえで公開へ切り替えるようにしてもよい。
このように、操作側の端末で書込みやビュー変更について非公開を公開へ切り替える場合、公開することとなる部分の強調表示などにより公開前に警告のうえ、確認や中止の操作を受け付けることは、必須ではないが、これにより、公開を考えずに非公開の時点でした個人メモ的な書込みや、関心を持って見ているビュー部分の情報などの情報が予期せず漏洩するリスクが回避可能となる。
〔2−17.スーパーバイザに関する処理〕
スーパーバイザなどの用いる所定の端末から、他の端末での参照や公開等の選択にかかわらず、操作を他の端末に強制的に反映させてもよい。この場合、特権命令部45(特権命令手段)が、自端末での操作について、全部又は指定した一部の端末に対しその端末での操作元(参照)の設定にかかわらず、必ず反映すべき特権命令として送信部10により送信させる(特権命令処理)。
このように、会議管理者などのスーパバイザが、受け側の設定にかかわらず、自分の書込みやビュー変更などの操作を、全ての又は所望の端末装置に強制的に反映可能とすることは、必須ではないが、これにより、議事の円滑な進行等の管理が容易になる。
また、スーパーバイザなどの用いる所定の端末から、他の端末での参照や公開等の選択にかかわらず、他の端末による操作を強制的に読み取って自端末に反映させるようにしてもよい。この場合、強制読取部50(強制読取手段)が、各端末からの操作データについて、操作元における公開/非公開の選択もしくは属性にかかわらず、必ず自端末に反映させる(強制読取処理)。
このように、各端末から非公開として送信されている書込みやビュー変更について、スーパーバイザ用の特別な権限を持つ端末装置において、強制的に反映可能とすることは、必須ではないが、これにより、不適切な書込みの把握など確実な管理の実現が容易になる。
〔2−18.処理手順の例〕
以上のような各処理を、操作元と反映先の端末同士で実現する処理手順の例を示す。すなわち、操作元側端末では、図11のフローチャートに示すように、書き込みやビュー変更の操作を受け付けると(ステップ11)、操作に従い自端末で表示更新のうえ(ステップ12)、スーパバイザとして操作を強制送信する設定の場合は(ステップ13)操作を特権命令として送信する(ステップ14)。強制送信しない場合で(ステップ13)、操作が自ビュー内に表示されている他ビューに対する操作ならば(ステップ15)、操作内容に応じたビューリモコンデータを送信する(ステップ16)。他ビューに対する操作でもない場合で(ステップ15)、公開している操作ならば(ステップ17)、通常の操作データであって公開しているものとして送信する(ステップ18)。
一方、反映側端末としては、図12のフローチャートに示すように、データを受信し(ステップ21)、それがビュー変更でなく書込みの場合(ステップ22)、その書込みを自端末の表示内容に反映するのは(ステップ45)、その書込みがスーパバイザからの強制命令の場合(ステップ41)、自端末がスーパバイザとして全ての書込みを強制読取中の場合(ステップ42)、書込みが公開されていて(ステップ43)自端末の参照対象の場合(ステップ44)であり、非公開や(ステップ43)参照対象でないものは(ステップ44)反映されない。
受信したデータが(ステップ21)ビュー変更のとき(ステップ22)、それを自端末へ反映する第一条件は、届いたデータがスーパバイザからの強制命令であるか(ステップ23)、自端末がスーパバイザとして強制読取中であるか(ステップ24)、届いたデータがビューリモコンデータでかつ自端末がリモコン受付中であるか(ステップ25)、届いたデータが公開されている操作データで(ステップ26)参照対象であるか又は自端末が全参照モードの場合(ステップ27)、のいずれかである。
この第一条件が満たされた場合、さらなる第二条件は、前回のビュー反映後に反映時間サイクルが経過済で(ステップ28)、かつ、今回のビュー変更の変化量又は変化率が所定以上(ステップ29)ということである。これら第一条件又は第二条件を満たさないビュー変更の操作データは反映されない。
第一条件と第二条件を満たした場合でも、ビュー変更は所定の一時停止操作の終了まで保留され(ステップ30)、また、操作元より反映先の表示解像度が小さいような場合は(ステップ31)、新たなビュー範囲の表示を含むホワイトボード全体表示にいったん切り替えたうえ(ステップ32)、新しいビューを反映した表示に更新するとともに(ステップ33)、反映時間サイクルのタイマーをリセットする(ステップ34)。場合によっては(例えば、特権命令や強制読取など)、図12に破線で示すように、ステップ28〜30の全部又は一部を要件をスキップしてもよい。
〔3.他の実施形態〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下の例およびそれ以外の他の実施形態を含むものである。例えば、上記実施形態で説明した個々の機能が全て必須なわけではなく、適宜組み合わせて実施したり省略することは自由であり、例えば、サーバ型又はローカル型のいずれか一方のみの端末を扱うシステムとしてもよい。また、実装においては、ウェブブラウザ画面に透明なホワイトボードのレイヤーを重畳し、そのデータのうち、前者のウェブブラウザ画面についてはサーバから受信し、後者のホワイトボードについては端末間で直接授受する形が考えられる。また、ビュー変更の反映は、画像やアプリケーション画面やウェブコンテンツなどの表示を適用対象に含めることもできる。
本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態における書込みの反映(遡及モード)を例示する図。 本発明の実施形態における書込みの反映(非遡及モード)を例示する図。 本発明の実施形態におけるビュー変更の反映を例示する図。 本発明の実施形態において、表示画面サイズの異なる端末間でのビュー変更反映を例示する図。 本発明の実施形態において、表示画面サイズの異なる端末間でのビュー変更反映を例示する図。 本発明の実施形態において、表示画面サイズの異なる端末間でのビュー変更反映を例示する図。 本発明の実施形態において、表示画面サイズの異なる端末間でのビュー変更反映を例示する図。 本発明の実施形態において、表示画面サイズの異なる端末間でのビュー変更反映を例示する図。 本発明の実施形態において、表示画面サイズの異なる端末間でのビュー変更反映を例示する図。 本発明の実施形態における操作元側としての処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態における反映先側としての処理手順を示すフローチャート。 従来技術による書込みの共有を例示する図。 従来技術による書込みの共有を例示する図。 従来技術による書込みの共有を例示する図。 従来技術による書込みの共有を例示する図。 従来技術によるビュー変更の共有を例示する図。 従来技術によるビュー変更の共有を例示する図。 従来技術によるビュー変更の共有を例示する図。
符号の説明
T(T1,T2)…端末(端末装置)
S…サーバ(サーバシステム)
N…通信ネットワーク
LT,LS…通信部
M…記憶部
C…制御部
5…操作受付部
10…送信部
15…参照選択部
20…受信部
25…描画部
30…遡及選択部
35…ビュー処理部
37…ビュー表示選択部
40…公開選択部
45…特権命令部
50…強制読取部
60…動画処理部
65…音声処理部
70…ホワイトボードデータ
75…会議サーバ機能部
80…ウェブサーバ機能部
85…ウェブコンテンツデータ
115…参照受付部
120…受信部
125…作成配信部
130…遡及受付部
140…公開受付部

Claims (67)

  1. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置であって、
    共有に係る前記画面への書込みを前記入力部から受け付ける操作受付手段と、
    自端末で受け付けた前記書込みのデータを、前記他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信手段と、
    他のどの端末を操作元としてその端末による書込みを自端末の前記表示内容に反映させるかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択手段と、
    各端末での書込みのデータを、又は前記サーバシステムが前記各操作元での書込みを前記選択にしたがって反映させた表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信手段と、
    受信した前記データに基づいて、前記操作元での書込みを前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画手段と、
    を前記制御部により実現し、
    前記描画手段が前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元での書込みのうち前記参照選択手段を通じて選択された他の端末による書込みを表示するが前記参照選択手段を通じて選択されていない他の端末による書込みを表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記描画手段は、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって前記表示内容に反映させる遡及モードを処理する
    ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記描画手段は、前記共有を開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記選択以降の書込みに限って前記表示内容に反映させる非遡及モードを処理する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の端末装置。
  4. 前記遡及モードと非遡及モードの選択を前記入力部から受け付ける遡及選択手段
    を前記制御部により実現することを特徴とする請求項3記載の端末装置。
  5. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置であって、
    共有に係る前記画面のうちその端末の前記表示画面における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を前記入力部から受け付ける操作受付手段と、
    自端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、前記他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信手段と、
    他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択手段と、
    各端末でのビュー変更のデータを、又は前記サーバシステムが操作元でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信手段と、
    受信した前記データに基づいて、操作元でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画手段と、
    を前記制御部により実現し、
    前記描画手段が前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元でのビュー変更のうち前記参照選択手段を通じて選択された他の端末によるビュー変更を表示するが前記参照選択手段を通じて選択されていない他の端末によるビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置。
  6. 前記操作受付手段又は参照選択手段は、他の端末をビュー変更の操作元として選択している場合に、自端末の前記入力部から前記ビュー変更を受け付けたときは、前記選択を解除する
    ことを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  7. 前記参照選択手段は、前記ビュー変更の操作元として全ての端末又は複数の端末の選択も受け付け、
    前記描画手段は、上記のように操作元として全て又は複数の端末が選択されているときは、どの操作元によるものでも最後のビュー変更を前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の端末装置。
  8. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置であって、
    共有する前記画面のうちその端末の前記表示画面における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を前記入力部から受け付ける操作受付手段と、
    他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択手段と、
    自端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信手段と、
    各端末からのビュー変更のデータ、ビューリモコンデータ、又は、これらいずれかのデータに基づき前記サーバシステムが操作元でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信手段と、
    受信した前記データに基づいて、操作元でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画手段と、
    少なくとも前記操作元と反映先の関係にある端末間で、各端末の前記表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を、直接に又は中継用の所定のサーバシステムを経て一方向又は双方向に受け渡すことにより、自端末のビュー内に他端末のビュー範囲を図形により表示するビュー処理手段と、
    を前記制御部により実現し、
    前記描画手段が前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元でのビュー変更のうち前記参照選択手段を通じて選択された他の端末によるビュー変更を表示するが前記参照選択手段を通じて選択されていない他の端末によるビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置。
  9. 前記ビュー範囲の表示について、全ての端末又は指定する端末ごとの表示/非表示、
    又は、
    自端末のビュー範囲について、他の全ての端末又は指定する端末ごとに対する公開/非公開
    の少なくとも一方の選択を前記入力部から受け付けるビュー表示選択手段、
    を前記制御部により実現することを特徴とする請求項8記載の端末装置。
  10. 前記操作受付手段は、他の端末でのビュー範囲を示す前記図形について変更操作を前記入力部から受け付け、
    前記送信手段は、その変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを前記通信部から外部へ送信し、
    そのように他の端末から送信された自端末宛のビューリモコンデータを前記受信手段が受信した場合に、前記描画手段は、そのビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の端末装置。
  11. 前記描画手段は、他の端末によるビュー変更又は前記ビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する場合に、表示倍率は維持したまま、ビューを平行移動する
    ことを特徴とする請求項10記載の端末装置。
  12. 前記描画手段は、他の端末によるビュー変更又は前記ビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する場合に、操作元における画面表示範囲と同じ範囲を表示できるように、自端末における表示倍率を変更する
    ことを特徴とする請求項10記載の端末装置。
  13. 前記描画手段は、前記表示サイズ情報が自端末よりも相対的に大きい端末からのビューリモコンデータに基づくビュー変更の際は、共有する画面の全体表示であって変更に係る新たなビューを表示するものにいったん切替えたうえ、前記ビューリモコンデータに基づいた新たなビューに変更する
    ことを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の端末装置。
  14. 前記参照選択手段は、他の端末によるビュー変更を自端末に反映する時間サイクルの設定を前記入力部から受け付け、
    前記描画手段は、設定された前記時間サイクルを少なくともあけて、操作元のビューを前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項5から13のいずれか一項に記載の端末装置。
  15. 前記描画手段は、他の端末によるビュー変更について、所定値以上の変化量又は変化率の場合に限って前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項5から14のいずれか一項に記載の端末装置。
  16. 前記描画手段は、他の端末からの反映させるべきビュー変更について、所定の一時的な停止操作を前記入力部から受け付けるとともにその停止操作が継続している間は、前記ビュー変更を前記記憶部へ一時記憶し、前記停止操作が解除されると前記一時記憶された各ビュー変更を最新状態まで前記表示内容へ反映させる
    ことを特徴とする請求項5から15のいずれか一項に記載の端末装置。
  17. 前記入力部から、前記書込み、前記ビュー又はその変更の少なくともいずれかについて、他の全てのもしくは指定する端末ごとに、公開/非公開の選択を受け付けて前記記憶部に記録する公開選択手段
    を前記制御部により実現することを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の端末装置。
  18. 前記送信手段は、前記非公開を選択した書込み、ビュー変更もしくは端末について、前記送信手段による外部へのデータの送信自体を停止する
    ことを特徴とする請求項17記載の端末装置。
  19. 前記非公開を選択した書込み、ビュー変更もしくは端末について、データの送信側となる端末において、前記送信手段により、
    外部へのデータの送信自体は継続する一方、非公開を選択した事実を前記データとともに属性として又は別途、外部へ通知し、
    この通知の内容に応じて、データの受信側となる端末の前記描画手段が、到着したデータを取捨選択する
    ことを特徴とする請求項17記載の端末装置。
  20. 前記公開選択手段は、書込みについての選択を前記非公開から公開へ切り替えようとする場合、共有に係る前記画面の表示内容のうち、公開することととなる書込みの要素を強調表示するとともに、確認操作又は所定時間内の中止操作を受け付けたうえで公開へ切り替える
    ことを特徴とする請求項17から19のいずれか一項に記載の端末装置。
  21. 自端末での操作について前記送信手段により、全部又は指定した一部の端末に対しその端末での操作元の設定にかかわらず、必ず反映すべき特権命令として送信させる、特権命令手段を前記制御部により実現する
    ことを特徴とする請求項1から20のいずれか一項に記載の端末装置。
  22. 各端末からの操作データについて、その公開/非公開の選択もしくは属性にかかわらず、必ず自端末に反映させる、強制読取手段を前記制御部により実現する
    ことを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載の端末装置。
  23. 情報の記憶部と、端末との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、端末間において通信を中継することにより又は通信路確立を仲介することにより画面表示内容の共有を実現するサーバシステムであって、
    各端末から、他のどの端末を操作元としてその端末による書込み又はビュー変更の操作を自端末の前記表示内容に反映させるかの選択内容を各端末から前記通信部により受け付けて前記記憶部に記録する参照受付手段と、
    各端末から前記通信部により、各端末における書込み又はビュー変更の操作データを受信する受信手段と、
    記録した前記選択内容と、受信した前記操作データと、にしたがって操作元による操作を反映した画面表示内容のデータを作成し前記通信部により反映先へ配信する作成配信手段と、
    を前記制御部により実現し、
    前記作成配信手段により反映先へ配信される前記画面表示内容は、前記操作元での書込み又はビュー変更のうち前記参照受付手段を通じて選択された端末による書込み又はビュー変更を表示するが前記参照受付手段を通じて選択されていない端末による書込み又はビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とするサーバシステム。
  24. 前記作成配信手段は、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後にいずれかの端末から新たに選択された操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって前記表示内容に反映させる遡及モードを処理する
    ことを特徴とする請求項23記載のサーバシステム。
  25. 前記作成配信手段は、前記共有を開始後に新たに選択した操作元での書込みのうち、その選択以降の書込みに限って前記表示内容に反映させる非遡及モードを備え、
    前記遡及モード/非遡及モードの選択を各端末から前記通信部により受け付ける遡及受付手段を前記制御部により実現する
    ことを特徴とする請求項23又は24記載のサーバシステム。
  26. 前記参照受付手段は、他の端末をビュー変更の操作元として選択している反映先の端末から、その反映先独自のビュー変更の操作データを前記通信部により受信したときは、前記選択を解除する
    ことを特徴とする請求項23から25のいずれか一項に記載のサーバシステム。
  27. 情報の記憶部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、各端末との間で通信により各端末間で画面の表示内容を共有させるサーバシステムであって、
    共有する前記画面のうち各端末における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を端末から前記通信部を通じて受け付ける操作受付手段と、
    他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記各端末から前記通信部を通じ受け付けて前記記憶部に記録する参照受付手段と、
    各端末からその端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、前記通信部を通じて受信する受信手段と、
    受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを作成し前記通信部から反映先の端末へ送信する作成配信手段と、
    を前記制御部により実現し、
    前記作成配信手段により反映先へ配信される前記表示内容は、前記操作元でのビュー変更のうち前記参照受付手段を通じて選択された端末によるビュー変更を表示するが前記参照受付手段を通じて選択されていない端末によるビュー変更を表示しないものであり、
    前記作成配信手段は、各端末からその表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を受信することにより、各端末のビュー内に、その端末と参照の関係にある他の端末のビュー範囲を図形により表示する画面表示内容のデータを作成し前記通信部により該当の各端末へ配信する
    ことを特徴とするサーバシステム。
  28. 前記受信手段は、各端末でのビュー範囲を示す前記図形に対して行われた変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを前記通信部により受信し、
    前記作成配信手段は、受信したビューリモコンデータにしたがってビューを変更した画面表示内容のデータを作成し前記反映先端末へ前記通信部により配信する
    ことを特徴とする請求項27記載のサーバシステム。
  29. 前記作成配信手段は、前記ビューリモコンデータにしたがって端末のビューを変更する場合に、表示倍率は維持したまま、ビューを平行移動する
    ことを特徴とする請求項28記載のサーバシステム。
  30. 前記作成配信手段は、前記ビューリモコンデータにしたがって反映先のビューを変更する場合に、操作元における画面表示範囲と同じ範囲を表示できるように、反映先における表示倍率を変更する
    ことを特徴とする請求項28又は29記載のサーバシステム。
  31. 前記作成配信手段は、前記表示サイズ情報が反映先の端末よりも相対的に大きい操作元からのビューリモコンデータに基づくビュー変更の際は、反映先について、共有する画面の全体表示であって変更に係る新たなビューを表示するものにいったん切替えたうえ、前記ビューリモコンデータに基づいた新たなビューに変更する
    ことを特徴とする請求項28から30のいずれか一項に記載のサーバシステム。
  32. 前記作成配信手段は、
    ビュー変更を反映する時間サイクル又は変化量もしくは変化率の少なくともいずれかについて、予め設定され又は端末から前記通信部経由で指定を受け付けた所定値を前記記憶部に記憶するとともに、
    前記時間サイクルを少なくともあけて、又は、ビュー変更の変化量又は変化率が前記所定値以上の場合に限って、前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項23から31のいずれか一項に記載のサーバシステム。
  33. 端末での書込み、ビュー又はその変更の少なくともいずれかについて、他の全てのもしくは指定する端末ごとに、公開/非公開の選択を各端末から前記通信部により受け付けて前記記憶部に記録する公開受付手段を前記制御部により実現し、
    前記作成配信手段は、前記公開を選択している端末からの操作データを、その端末を操作元として選択している端末の表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項23から32のいずれか一項に記載のサーバシステム。
  34. 前記公開受付手段は、書込みについての選択を前記非公開から公開へ切り替えようとする場合、操作元の端末に対し、共有に係る前記画面の表示内容のうち、公開することととなる書込みの要素を強調表示するとともに、確認操作又は所定時間内の中止操作を受け付けたうえで公開へ切り替える
    ことを特徴とする請求項33記載のサーバシステム。
  35. 請求項1から22のいずれか一項に記載の端末装置と、
    請求項23から34のいずれか一項に記載のサーバシステムと、
    を通信ネットワーク経由で組み合わせることを特徴とする情報共有システム。
  36. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置の制御方法であって、
    共有に係る前記画面への書込みを前記入力部から受け付ける操作受付処理と、
    自端末で受け付けた前記書込みのデータを、前記他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信処理と、
    他のどの端末を操作元としてその端末による書込みを自端末の前記表示内容に反映させるかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択処理と、
    各端末での書込みのデータを、又は前記サーバシステムが操作元の各端末での書込みを前記操作元の選択にしたがって反映させた表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信処理と、
    受信した前記データに基づいて、操作元の各端末での書込みを前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画処理と、
    を前記制御部により実行し、
    前記描画処理で前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元での書込みのうち前記参照選択処理を通じて選択された他の端末による書込みを表示するが前記参照選択処理を通じて選択されていない他の端末による書込みを表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置の制御方法。
  37. 前記描画処理は、遡及モードと、非遡及モードと、を処理し、
    前記遡及モードでは、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって前記表示内容に反映させ、
    前記非遡及モードでは、前記共有を開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記選択以降の書込みに限って前記表示内容に反映させ、
    前記遡及モードと前記非遡及モードの選択を前記入力部から受け付ける遡及選択処理を前記制御部により実行する
    ことを特徴とする請求項36記載の端末装置の制御方法。
  38. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置の制御方法であって、
    共有に係る前記画面のうちその端末の前記表示画面における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を前記入力部から受け付ける操作受付処理と、
    自端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、前記他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信処理と、
    他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択処理と、
    各端末でのビュー変更のデータを、又は前記サーバシステムが操作元の各端末でのビュー変更を前記操作元の選択にしたがって反映した表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信処理と、
    受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画処理と、
    を前記制御部により実行し、
    前記描画処理で前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元でのビュー変更のうち前記参照選択処理を通じて選択された他の端末によるビュー変更を表示するが前記参照選択処理を通じて選択されていない他の端末によるビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置の制御方法。
  39. 前記操作受付処理又は参照選択処理は、他の端末をビュー変更の操作元として選択している場合に、自端末の前記入力部から前記ビュー変更を受け付けたときは、前記選択を解除する
    ことを特徴とする請求項38記載の端末装置の制御方法。
  40. 前記参照選択処理は、前記ビュー変更の操作元として全ての端末又は複数の端末の選択も受け付け、
    前記描画処理は、上記のように操作元として全て又は複数の端末が選択されているときは、どの操作元によるものでも最後のビュー変更を前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項38又は39記載の端末装置の制御方法。
  41. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置の制御方法であって、
    共有する前記画面のうちその端末の前記表示画面における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を前記入力部から受け付ける操作受付処理と、
    他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択処理と、
    自端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信処理と、
    各端末からのビュー変更のデータ、ビューリモコンデータ、又はこれらいずれかのデータに基づき前記サーバシステムが操作元の各端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信処理と、
    受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画処理と、
    少なくとも前記操作元と反映先の関係にある端末間で、各端末の前記表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を、直接に又は中継用の所定のサーバシステムを経て一方向又は双方向に受け渡すことにより、自端末のビュー内に他端末のビュー範囲を図形により表示するビュー処理と、
    を前記制御部により実行させ
    前記描画処理で前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元でのビュー変更のうち前記参照選択処理を通じて選択された他の端末によるビュー変更を表示するが前記参照選択処理を通じて選択されていない他の端末によるビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置の制御方法。
  42. 前記ビュー範囲の表示について、全ての端末又は指定する端末ごとの表示/非表示、
    又は、
    自端末のビュー範囲について、他の全ての端末又は指定する端末ごとに対する公開/非公開
    の少なくとも一方の選択を前記入力部から受け付けるビュー表示選択処理、
    を前記制御部により実行することを実現する請求項41記載の端末装置の制御方法。
  43. 前記操作受付処理は、他の端末でのビュー範囲を示す前記図形について変更操作を前記入力部から受け付け、
    前記送信処理は、その変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを前記通信部から外部へ送信し、
    そのように他の端末から送信された自端末宛のビューリモコンデータを受信した場合に、前記描画処理は、そのビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する
    ことを特徴とする請求項41又は42記載の端末装置の制御方法。
  44. 前記描画処理は、他の端末によるビュー変更又は前記ビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する場合に、表示倍率は維持したまま、ビューを平行移動する
    ことを特徴とする請求項43記載の端末装置の制御方法。
  45. 前記描画処理は、他の端末によるビュー変更又は前記ビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する場合に、操作元における画面表示範囲と同じ範囲を表示できるように、自端末における表示倍率を変更する
    ことを特徴とする請求項43記載の端末装置の制御方法。
  46. 前記描画処理は、前記表示サイズ情報が自端末よりも相対的に大きい端末からのビューリモコンデータに基づくビュー変更の際は、共有する画面の全体表示であって変更に係る新たなビューを表示するものにいったん切替えたうえ、前記ビューリモコンデータに基づいた新たなビューに変更する
    ことを特徴とする請求項43から45のいずれか一項に記載の端末装置の制御方法。
  47. 前記参照選択処理は、他の端末によるビュー変更を自端末に反映する時間サイクルの設定を前記入力部から受け付け、
    前記描画処理は、設定された前記時間サイクルを少なくともあけて、操作元のビューを前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項38から46のいずれか一項に記載の端末装置の制御方法。
  48. 前記描画処理は、他の端末によるビュー変更について、所定値以上の変化量又は変化率の場合に限って前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項38から47のいずれか一項に記載の端末装置の制御方法。
  49. 前記描画処理は、他の端末からの反映させるべきビュー変更について、所定の一時的な停止操作を前記入力部から受け付けるとともにその停止操作が継続している間は、前記ビュー変更を前記記憶部へ一時記憶し、前記停止操作が解除されると前記一時記憶された各ビュー変更を最新状態まで前記表示内容へ反映させる
    ことを特徴とする請求項36から48のいずれか一項に記載の端末装置の制御方法。
  50. 前記入力部から、前記書込み、前記ビュー又はその変更の少なくともいずれかについて、他の全てのもしくは指定する端末ごとに、公開/非公開の選択を受け付けて前記記憶部に記録する公開選択処理
    を前記制御部により実行することを特徴とする請求項36から49のいずれか一項に記載の端末装置の制御方法。
  51. 前記公開選択処理は、書込みについての選択を前記非公開から公開へ切り替えようとする場合、共有に係る前記画面の表示内容のうち、公開することとなる書込みの要素を強調表示するとともに、確認操作又は所定時間内の中止操作を受け付けたうえで公開へ切り替える
    ことを特徴とする請求項50記載の端末装置の制御方法。
  52. 自端末での操作について前記送信処理により、全部又は指定した一部の端末に対しその端末での操作元の設定にかかわらず、必ず反映すべき特権命令として送信させる、特権命令処理、
    又は、
    各端末からの操作データについて、その公開/非公開の選択もしくは属性にかかわらず、必ず自端末に反映させる、強制読取処理、
    の少なくとも一方を前記制御部により実現すること
    を特徴とする請求項36から51のいずれか一項に記載の端末装置の制御方法。
  53. 情報の記憶部と、端末との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、端末間において通信を中継することにより又は通信路確立を仲介することにより画面表示内容の共有を実現するサーバシステムの制御方法であって、
    各端末から、他のどの端末を操作元としてその端末による書込み又はビュー変更の操作を自端末の前記表示内容に反映させるかの選択内容を各端末から前記通信部により受け付けて前記記憶部に記録する参照受付処理と、
    各端末から前記通信部により、各端末における書込み又はビュー変更の操作データを受信する受信処理と、
    記録した前記選択内容と、受信した前記操作データと、にしたがって操作元の端末による操作を反映した画面表示内容のデータを作成し前記通信部により反映先へ配信する作成配信処理と、
    を前記制御部により実現し、
    前記作成配信処理により反映先へ配信される前記画面表示内容は、前記操作元での書込み又はビュー変更のうち前記参照受付処理を通じて選択された端末による書込み又はビュー変更を表示するが前記参照受付処理を通じて選択されていない端末による書込み又はビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とするサーバシステムの制御方法。
  54. 前記作成配信処理は、遡及モードと、非遡及モードと、を処理し、
    前記遡及モードでは、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後に新たに選択されたた操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって反映先の前記表示内容に反映させ、
    前記非遡及モードでは、前記共有を開始後に新たに選択された操作元での書込みについて、前記選択以降の書込みに限って反映先の前記表示内容に反映させ、
    前記遡及モードと前記非遡及モードの選択を各端末から前記通信部により受け付け手前記記憶部に記録する遡及受付処理を前記制御部により実行する
    ことを特徴とする請求項53記載のサーバシステムの制御方法。
  55. 前記参照受付処理は、前記ビュー変更の操作元として全ての端末又は複数の端末の選択も受け付け、
    前記作成配信処理は、上記のように操作元として全て又は複数の端末を選択している反映先の端末については、どの操作元によるものでも最後のビュー変更を前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項53又は54記載のサーバシステムの制御方法。
  56. 情報の記憶部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、各端末との間で通信により各端末間で画面の表示内容を共有させるサーバシステムの制御方法であって、
    共有する前記画面のうち各端末における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を端末から前記通信部を通じて受け付ける操作受付処理と、
    他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記各端末から前記通信部を通じ受け付けて前記記憶部に記録する参照受付処理と、
    各端末からその端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、前記通信部を通じて受信する受信処理と、
    受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを作成し前記通信部から反映先の端末へ送信する作成配信処理と、
    を前記制御部により実行し、
    前記作成配信処理により反映先へ配信される前記表示内容は、前記操作元でのビュー変更のうち前記参照受付処理を通じて選択された端末によるビュー変更を表示するが前記参照受付処理を通じて選択されていない端末によるビュー変更を表示しないものであり、
    前記作成配信処理は、各端末からその表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を受信することにより、各端末のビュー内に、その端末と参照の関係にある他の端末のビュー範囲を図形により表示する画面表示内容のデータを作成し前記通信部により該当の各端末へ配信する
    ことを特徴とするサーバシステムの制御方法。
  57. 前記受信処理は、各端末でのビュー範囲を示す前記図形に対して行われた変更操作の内容及び対象の反映先端末を表すビューリモコンデータを前記通信部により受信し、
    前記作成配信処理は、受信したビューリモコンデータにしたがってビューを変更した画面表示内容のデータを作成し前記反映先端末へ前記通信部により配信する
    ことを特徴とする請求項56記載のサーバシステムの制御方法。
  58. 前記作成配信処理は、前記ビューリモコンデータにしたがって端末のビューを変更する場合に、表示倍率は維持したまま、ビューを平行移動する
    ことを特徴とする請求項57記載のサーバシステムの制御方法。
  59. 前記作成配信処理は、前記ビューリモコンデータにしたがって反映先のビューを変更する場合に、操作元における画面表示範囲と同じ範囲を表示できるように、反映先における表示倍率を変更する
    ことを特徴とする請求項57又は58記載のサーバシステムの制御方法。
  60. 前記作成配信処理は、前記表示サイズ情報が反映先の端末よりも相対的に大きい操作元からのビューリモコンデータに基づくビュー変更の際は、反映先について、共有する画面の全体表示であって変更に係る新たなビューを表示するものにいったん切替えたうえ、前記ビューリモコンデータに基づいた新たなビューに変更する
    ことを特徴とする請求項57から59のいずれか一項に記載のサーバシステムの制御方法。
  61. 前記作成配信処理は、
    ビュー変更を反映する時間サイクル又は変化量もしくは変化率の少なくともいずれかについて、予め設定され又は端末から前記通信部経由で指定を受け付けた所定値を前記記憶部に記憶するとともに、
    前記時間サイクルを少なくともあけて、又は、ビュー変更の変化量又は変化率が前記所定値以上の場合に限って、前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項53から60のいずれか一項に記載のサーバシステムの制御方法。
  62. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置の制御プログラムであって、
    他のどの端末を操作元としてその端末による書込み又はビュー変更の操作を自端末の前記表示内容に反映させるかの選択を操作元として前記入力部から受け付ける参照選択処理と、
    共有に係る前記画面への書込み又はビュー変更の操作を前記入力部から受け付ける操作受付処理と、
    自端末で受け付けた前記操作のデータを、前記他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信処理と、
    各端末での操作のデータを、又は前記サーバシステムが操作元の各端末での操作を前記操作元の選択にしたがって反映させた表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信処理と、
    受信した前記データに基づいて、操作元の各端末での操作を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画処理と、
    を前記制御部により実行させ
    前記描画処理で前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元での書込み又はビュー変更のうち前記参照選択処理を通じて選択された他の端末による書込み又はビュー変更を表示するが前記参照選択処理を通じて選択されていない他の端末による書込み又はビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置の制御プログラム。
  63. 前記描画処理は、遡及モードと、非遡及モードと、を処理し、
    前記遡及モードでは、前記共有の開始後に各端末から送信された各書込みの操作データを前記記憶部に一時記憶しておくとともに、前記共有の開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記一時記憶に基づいて前記選択以前にさかのぼって前記表示内容に反映させ、
    前記非遡及モードでは、前記共有を開始後に新たに選択した操作元での書込みについて、前記選択以降の書込みに限って前記表示内容に反映させ、
    前記遡及モードと前記非遡及モードの選択を前記入力部から受け付ける遡及選択処理を前記制御部により実行する
    ことを特徴とする請求項62記載の端末装置の制御プログラム。
  64. 前記参照選択処理は、前記ビュー変更の操作元として全ての端末又は複数の端末の選択も受け付け、
    前記描画処理は、上記のように操作元として全て又は複数の端末が選択されているときは、どの操作元によるものでも最後のビュー変更を前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項62又は63記載の端末装置の制御プログラム。
  65. 情報の入力部と、記憶部と、表示画面を含む出力部と、外部との通信部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備え、他の端末との間で通信により画面の表示内容を共有する端末装置の制御プログラムであって、
    共有する前記画面のうちその端末の前記表示画面における表示範囲であるビューを変更するビュー変更を前記入力部から受け付ける操作受付処理と、
    他のどの端末を操作元としてその端末によるビュー変更を自端末の前記表示画面へ反映するかの選択を前記入力部から受け付ける参照選択処理と、
    自端末で受け付けた前記ビュー変更のデータを、又はそのビュー変更を所定の規則性に基づいて変換して他の端末における表示内容のビューに反映させるビューリモコンデータを、他の端末へ又は中継用の所定のサーバシステムへ前記通信部から送信する送信処理と、
    各端末からのビュー変更のデータ、ビューリモコンデータ、又はこれらいずれかのデータに基づき前記サーバシステムが操作元の各端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容のデータを、前記通信部を通じ外部から受信する受信処理と、
    受信した前記データに基づいて、操作元の端末でのビュー変更を前記選択にしたがって反映した表示内容を前記出力部により前記表示画面に表示させる描画処理と、
    少なくとも前記操作元と反映先の関係にある端末間で、各端末の前記表示画面の表示サイズ情報とビューの情報を、直接に又は中継用の所定のサーバシステムを経て一方向又は双方向に受け渡すことにより、自端末のビュー内に他端末のビュー範囲を図形により表示するビュー処理と、
    を前記制御部により実行させ
    前記描画処理で前記表示画面に表示させる前記表示内容は、前記操作元でのビュー変更のうち前記参照選択処理を通じて選択された他の端末によるビュー変更を表示するが前記参照選択処理を通じて選択されていない他の端末によるビュー変更を表示しないものである
    ことを特徴とする端末装置の制御プログラム。
  66. 前記操作受付処理は、他の端末でのビュー範囲を示す前記図形について変更操作を前記入力部から受け付け、
    前記送信処理は、その変更操作の内容及び対象の端末を表すビューリモコンデータを前記通信部から外部へ送信し、
    そのように他の端末から送信された自端末宛のビューリモコンデータを受信した場合に、前記描画処理は、そのビューリモコンデータにしたがって自端末のビューを変更する
    ことを特徴とする請求項65記載の端末装置の制御プログラム。
  67. 前記描画処理は、
    ビュー変更を反映する時間サイクル又は変化量もしくは変化率の少なくともいずれかについて、予め設定された所定値を前記記憶部に記憶するとともに、
    前記時間サイクルを少なくともあけて、又は、ビュー変更の変化量又は変化率が前記所定値以上の場合に限って、前記表示内容に反映させる
    ことを特徴とする請求項62から66のいずれか一項に記載の端末装置の制御プログラム。
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