JP4892276B2 - 液体塗布方法及び液体塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軟質の長尺材に液体を塗布する液体塗布技術に関する。
軟質の長尺材に液体を塗布する液体塗布技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−127958公報(図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図10は従来の技術の基本構成を説明する図であり、ウエザーストリップなど長尺材の塗装装置100は、長尺材の押出しラインに、押出成形機102が設けられ、この押出成形機102の口金103から長尺材104が押出し成形される。押出し成形された長尺材104の側方105に、テープ貼付機構106及びテープ剥離機構107が設けられ、これらテープ貼付機構106とテープ剥離機構107間で長尺材104の上方に液体噴射器108が設けられている。
そして、長尺材104にテープ貼付機構106でテープ111を貼付け、噴射器108で液体を塗布し、テープ剥離機構107でテープ111を剥離する。
ところで、特許文献1の技術は、しっかりと支えられて、姿勢が変化しない長尺材104に好適である。姿勢が変化すると液体噴射器108による塗装品質(塗膜厚さなど)が変わるからである。
例えば、ハンガーに吊下げられて水平方向に揺れる可能性のある長尺材に対しては、特許文献1の技術は適用できない。
ゴムや軟質樹脂で構成する長尺材の場合、少ない支持点で支持すると、不可避的に変形や振れが発生する。このような場合でも塗装品質を維持しながら塗装が実施できる技術が望まれる。
本発明は、軟質の長尺材の変位を許容しながらこの長尺材の所定位置に液体を塗布可能な技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、軟質の長尺材に液体を塗布する液体塗布方法において、長尺材を対向する当て部材で挟み、これらの当て部材を長尺材に沿って移動させながら、当て部材の一方に付属させた液体噴射器を長尺部材に対し移動させ液体噴射器で長尺材に液体を噴射することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、当て部材は、長尺材に沿って回転するローラであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、軟質の長尺材に液体を塗布する液体塗布装置において、この液体塗布装置は、長尺材の一方の面に当てる第1当て部材と、長尺材の他方の面に当てる第2当て部材と、この第2当て部材を第1当て部材に対して接離する第2当て部材移動手段と、第1当て部材を支える支持部材に設けた液体噴射器とから構成され、長尺材に対し移動自在に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、第1当て部材及び第2当て部材は、長尺材に沿って回転するローラであることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、長尺材を対向する当て部材で挟み、これらの当て部材を長尺材に沿って移動させながら、当て部材の一方に付属させた液体噴射器で長尺材に液体を噴射するようにしたので、仮に、長尺材が変位した場合でも、この変位に液体噴射器を追従させることができる。長尺材の変位に液体噴射器を追従させることができるので、液体噴射器及び当て部材をロボットで移動させる場合に、ロボットに高度なティーチングを施す必要はない。従って、長尺材の変位を許容して所定部位に塗装ができるとともに、ロボットティーチングの容易化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、当て部材は、長尺材に沿って回転するローラであるので、これらのローラを長尺材に当てながら円滑に移動させることができる。従って、装置全体を移動させるときに、大きな力をかけることなく円滑な液体塗布を行うことができる。
請求項3に係る発明では、液体塗布装置は、第1当て部材と長尺材の他方の面に当てる第2当て部材とこの第2当て部材を第1当て部材に対して接離する第2当て部材移動手段と液体噴射器とから構成されるので、長尺材の両面を第1及び第2当て部材で挟み、装置全体を移動させながら液体噴射器で噴霧させるだけで、長尺材の所定箇所に液体を塗布することができる。
このとき装置のハンドリング(操作)は、ロボット又は人手による。ロボットであれば教示が簡単になり、人手なら作業が楽になる。
請求項4に係る発明では、当て部材は、長尺材に沿って回転するローラであるので、これらのローラを長尺材に当てながら円滑に移動させることができる。従って、装置全体に大きな力をかけることなく円滑な液体塗布を行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きにみるものとする。
図1は本発明に係る液体塗布装置を装備したドア組立ラインの平面図であり、ドア組立ライン10は、図下から上向きにドア11・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を搬送するドア搬送コンベヤ12と、このドア搬送コンベヤ12の側方に配置され液体塗装前の長尺材14・・・を収納する長尺材収納パレット13、13と、これら長尺材収納パレット13、13の周辺に且つドア搬送コンベヤ12の側方に配置され長尺材14・・・に液体を塗布する塗布治具としての液体塗布ハンガー15と、このハンガー15の周辺に配置される多関節形ロボット16と、このロボット16のアーム先端部17に配置される液体塗布装置20と、を主な構成要素とする。19は安全柵である。
図2は図1の2部拡大図であるとともに本発明に係る液体塗布装置の平面図、図3は本発明に係る液体塗布装置の側面図、図4は本発明に係る液体塗布装置の正面図である。図中、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々ロボットアームの後端から先端をみるときの方向を示す。以下、図2〜4を参照して液体塗布装置の構造を説明する。
液体塗布装置20は、軟質の長尺材14に液体を塗布する装置であり、多関節形ロボット16(以下、単に、ロボット16とも云う。)のアーム先端部17に取り付けられる板状の基部21と、この基部21の右部から前方に延設され側面視で略L字形状をもつ支持部材23と、この支持部材23に設けられる液体噴射器22、22と、支持部材23の前部に取り付けられ第1当て部材26を上下に移動させる第1当て部材移動手段27と、この第1当て部材移動手段27に取り付けられ長尺材14の一方の面14aを移動可能に支持する第1当て部材26と、基部21の左部から前方に延設される支持腕31と、この支持腕31の先端部に軸部材32を介して回動可能に取り付けられ長尺材14の他方の面14bを移動可能に支持する第2当て部材33と、この第2当て部材33を揺動させる第2当て部材移動手段34と、支持部材23に設けられる液体噴射器22、22と、を主要構成とする。
本実施例において、第1当て部材移動手段27及び第2当て部材移動手段34は、エアシリンダユニットであるが、これに限定されず、例えば、電気式、若しくは、油圧式のシリンダユニットを利用することは差し支えない。
第1当て部材移動手段27は、支持部材23の前部から上方に延設プレート37を延設し、この延設プレート37に、第1当て部材移動手段27のロッド38が上下に移動するように配置されている。そして、ロッド38の先端部に第1当て部材26が取り付けられている。
第1当て部材26の先端部は二股状になっており、この二股状の各先端部に各々ローラ41、41が備えられている。42は締結ボルトである。
第2当て部材移動手段34は、側面視で、支持部材23にそのロッド39が前方斜め下向きとなるように取り付けられている。そして、ロッド39の先端部に第2当て部材33の一端33aがピン44を介して揺動可能に取り付けられている。
第2当て部材33は、側面視で、略L字状の部材であり、この略L字状部材の中間点33cに揺動支点46となる軸部材32が取り付けられ、その一端33aに前述のロッド39の先端部が取り付けられ、その他端33bにローラ51が取り付けられている。
すなわち、第2当て部材33は、第2当て部材移動手段34によって、揺動支点46を中心に揺動可能に構成されている。
液体噴射器22、22は、各々、胴体部52と、この胴体部52の先端に設けられている噴射口53と、この噴射口53に液体を供給する液体供給部54とからなる。そして、支持部材23から左方に延設したピン部材55に胴体部52が取り付けられている。
液体噴射器22は、ピン部材55に胴体部52を貫通させて取り付けた部材なので、噴射口53の向きを調整することができる。従って、液体の噴射方向を長尺材14の塗布面に対して最適な噴射方向に向けることができる。液体噴射器22、22は、第1当て部材26の前後に2つ配置されている。なお、液体供給部54に連結される液体供給パイプは省略されている。
すなわち、この液体塗布装置20は、長尺材14の一方の面14aに当てる第1当て部材26と、長尺材14の他方の面14bに当てる第2当て部材33と、この第2当て部材33を第1当て部材26に対して接離する第2当て部材移動手段34と、第1当て部材26を支える支持部材23に設けた液体噴射器22とから構成されたものである。
第1当て部材26及び第2当て部材33は、各々、長尺材14に沿って回転するローラ40としての第1当て部材用ローラ41及び第2当て部材用ローラ51が備えられているので、これらのローラ41、51を長尺材14に当てながら円滑に移動させることができる。従って、装置全体に大きな力をかけることなく円滑な液体塗布を行うことができる。
図5はロボットアームの先端部に液体塗布装置を装着した場合における制御ブロック図である。
ロボット(図1の符号16)のアーム先端部(図1の符号17)と本発明に係る液体塗布装置(図1の符号20)間に、力の作用方向及びその大きさを検出する、いわゆる、力覚センサ61を介在させることを示す。
力覚センサ61は、ロボット16のアーム先端部17に加わる各方向の力を検出し、それら各方向の力のうちで、力の加わる方向が最小の方向を検出する機能をもつセンサである。
本実施例において、アーム先端部17に力覚センサ61を設け、ロボット16のアーム先端部17の軌跡を補正するように構成した。
ティーチングデータに基づき、ロボット制御手段50はロボット16のアーム先端部17を移動させ、アームの先端部17が装着される液体塗布装置20を所定の方向に移動させる。このとき、アームの先端部17に装着される液体塗布装置20に長尺材14から力を受け、力覚センサ61により力のかかる方向が最小となる方向のデータがロボット制御手段50に入力され、ロボット制御手段50によりティーチングデータが補正され、アームの先端部17の動きに反映される。
力覚センサ61を設けることにより、ティーチング(教示)データを基本に、実際の長尺材14の姿勢や位置を加味してロボットアーム18を移動させることで、液体塗布を一層円滑に行わせることができる。
以上に述べた液体塗布装置の作用を次に述べる。
図6は第2当て部材を第1当て部材に当て長尺材を挟持することを説明する作用図である。
(a)において、長尺材14の上方の所定位置に液体塗布装置20を移動する工程である。
(b)において、長尺材14の他方の面14bに第2当て部材33を当てる工程であり、第2当て部材33を第2当て部材移動手段34により、軸部材32を支点に他方の面14bに向け揺動させ、第2当て部材33の先端部に備えられるローラ51を長尺材14の他方の面14bに当てる。
(c)において、長尺材14の一方の面14aに第1当て部材26を当て、この第1当て部材26と第2当て部材33との間で長尺材14を挟持する工程であり、第1当て部材26を第1当て部材移動手段27により、第1当て部材26の先端部に備えられるローラ41を長尺材14の一方の面14aに当てることで、第2当て部材33の作動と相俟って長尺材14を挟持する。
図7は液体塗布ハンガーの斜視図であるとともにこの液体塗布ハンガー15に長尺材14を掛けることを説明する作用図であり、組立ラインの側方に設けられている作業エリア63に面して液体塗布ハンガー15が配置され、この液体塗布ハンガー15の作業エリア63とは反対の側のエリア64に液体塗布装置20を装着した多関節形ロボット16が配置されている。
液体塗布ハンガー15は、基台66と、この基台66上に回動可能に設けられる軸67と、この軸67から斜め上方に2股状で且つ逆方向に延設される一対の延設部材68、68と、これら延設部材68、68の先端部に各々水平に取り付けられるハンガー本体69、69と、これらハンガー本体69、69に垂直且つ略水平に延設され長尺材14を掛ける複数のハンガー片71a・・・、71bと、からなる。
左側のハンガー片71a・・・の数を複数としたのは、車種により長尺材のサイズが異なるため、これに対応するためであり、ハンガー片71a・・・の数を複数にすることにより、液体塗布ハンガー15の汎用性を高めることができる。
作業者Pは、図手前側のハンガー片71a、71bに長尺材14を掛けた後、軸67を回動させ、作業エリアと反対側に配置されるロボット16に設けられている液体塗布装置20側に長尺材14を向ける。そして、図示せぬ起動スイッチを操作すると、多関節形ロボット16が動作を開始して、ロボットアーム18のアーム先端部17に取り付けた液体塗布装置20が長尺材14の所定部位に液体を塗布する。
液体塗布が完了した後、作業者Pは、液体塗布ハンガー15を作業エリア側に回動させ、液体塗布済みの長尺材14を取り出すことで長尺材塗布の1サイクルが終了する。
なお、液体塗布ハンガー15において、ハンガー本体69は逆位相で2つ設けたので、作業者Pが一方の側のハンガー片に長尺材41をセットし、ロボット16側に位置する反対側のエリア64に液体塗布ハンガー15を回動させ、ロボット16に液体塗布作業をさせ、その間に、液体塗布済みの長尺材41を組立ライン上のドア11に取り付けるようにすると、作業者Pによるロボットによる塗布作業待ち時間を無くすことが可能となる。
図中、ハンガー片71a、71bには、長尺材41を1本セットする場合を示したが、ハンガー片71a、71bに長尺材41を複数本並べてセットすることもできる。
これにより、長尺材を一度に複数本着脱でき、着脱の効率化を図ることができるとともに、液体塗布装置20による液体塗布の生産性を高めることができる。
次図において、液体塗布装置20の作用について、より具体的に説明する。
図8は液体塗布装置で長尺材に液体を塗布することを説明する作用図であり、当て部材30としての第1当て部材26及び第2当て部材33を長尺材14に当て、液体塗布装置20を移動させながら長尺材14の一方の面14aに液体噴射器22を向け液体を塗布する工程を説明するものである。
長尺材14の水平部14hに液体を塗布する場合には、第1当て部材26を一方の面14aに当てながら、例えば、図矢印a方向に液体塗布装置20を移動させつつ液体噴射器22から液体を噴射する。
長尺材14の垂直部14vに液体を塗布する場合には、第1当て部材26を一方の面14aに当て、第2当て部材33を他方の面14bに当てながら、図矢印b又はc方向に液体塗布装置20を移動させつつ液体噴射器22から液体を噴射する。
すなわち、軟質の長尺材14に液体を塗布する液体塗布方法において、長尺材14を対向する当て部材30としての第1当て部材26及び第2当て部材33で挟み、これらの当て部材26、33を長尺材14に沿って移動させながら、当て部材26、33の一方に付属させた液体噴射器22で長尺材14に液体を噴射する。
当て部材26、33は、長尺材14に沿って回転するローラ41、41、51、51を備えているので、これらのローラ41、41、51、51を長尺材14に当てながら円滑に移動させることができる。従って、装置全体に大きな力をかけることなく円滑な液体塗布を行うことができる。
長尺材14を対向する当て部材26、33で挟み、これらの当て部材26、33を長尺材14に沿って移動させながら、当て部材26、33の一方に付属させた液体噴射器22で長尺材14に液体を噴射するようにしたので、仮に、長尺材14が変位した場合でも、長尺材14の変位に液体噴射器22を追従させることができる。長尺材14の変位に液体噴射器22を追従させることができるので、長尺材14の変位に対し、液体噴射器22及び当て部材26、33をロボット(図1の符号16)で移動させる場合に、ロボット16に高度なティーチングを施す必要はない。従って、ロボットティーチングの容易化を図ることができる。
図3に戻って、液体塗布装置20は、第1当て部材26と長尺材14の他方の面14bに当てる第2当て部材33とこの第2当て部材33を第1当て部材26に対して接離する第2当て部材移動手段34と液体噴射器22とから構成されるので、長尺材14の両面14a、14bを当て部材26、33で挟み、装置全体を移動させながら液体噴射器22で噴霧させるだけで、長尺材14の所定箇所に液体を塗布することができる。
このとき、装置のハンドリング(操作)は、ロボット又は人手による。ロボットであればティーチング(教示)が簡単になり、人手なら作業が楽になる。
従来技術では、長尺材41を、ハンガーなどの治具に吊下げてセットして液体を塗布する場合、軟質という長尺材41の特性により、長尺材41に変位がある場合に、このセット位置にばらつきが出る虞があった。長尺材41のセット位置にばらつきがあると、ロボットのアーム先端部の軌跡は、あらかじめ設定されているティーチングデータに基づいて移動するため、実際の長尺材41が変位すると、塗装位置が外れてしまい、ハンガーなどの治具に吊下げてセットする方法を採る場合に、塗装が困難となる場合があった。
そこで、長尺材のセット位置にばらつきが出ないように、長尺材全体を保持可能な保持治具を設ける方法が採られることがある。しかし、軟性部材の着脱に煩雑な操作を伴う。加えて、長尺材全体を保持するため、保持治具が大型になり、複雑な構造となる。
この点、本発明によれば、第1当て部材移動手段27及び第2当て部材移動手段34によって長尺材14の一部を挟持するため、煩雑な操作を伴うことなく、長尺材14の着脱を容易に行うことができる。
加えて、長尺材14の位置を厳密に管理する必要はないので、治具である液体塗布ハンガー15を簡便な構造にすることができる。
本発明に係る液体の塗布装置20は、長尺材14を対向する当て部材26、33で挟み、これらの当て部材26、33を長尺材14に沿って移動させながら、液体噴射器22で長尺材14に液体を噴射するので、長尺材14のセット位置が変位しても、この変位に液体噴射器22を追従させることができる。
長尺材14の一部を支持する構造で済むので、液体塗布装置20は複雑とはならず、費用を抑えた経済的な塗装装置とすることができる。
図9は液体塗布後にドア組立ライン上を流れるドア11の窓枠部72に長尺材14を取り付けることを説明する作用図であり、作業者は組立ラインの側方に配置される液体塗布ハンガー15から液体塗布済みの長尺材14を取り出し、この長尺材14を組立ライン上のドア11に取り付ける。
このとき、長尺材14の表面である一方の面14aに液体塗布装置(図1の符号20)によって液体を塗布したので、ドア11の溝部73に長尺材14を容易に組み付けることができる。
図1に戻って、上記に述べてきた作用をまとめる。
作業者Pは、先ず、長尺材収納パレット13から所定の長尺材14・・・を取り出し、矢印e方向に歩いて、作業エリア63に移動し、液体塗布ハンガー15に長尺材14・・・をセットし、この液体塗布ハンガー15を矢印f方向に回転させ、長尺材14・・・をセットした側が反対側のエリア64になるように液体塗布ハンガー15を移動させるとともに、液体塗布済みの長尺材41・・・を取り出す。
作業者Pは、塗布済みの長尺材41・・・を取り出し、矢印g方向に移動し、塗布済みの長尺材41をドア11に取り付ける。
作業者Pが、長尺材41をドア11に取り付けている間に、ロボットアーム18に装着された液体塗布装置20が作業を開始して、長尺材14・・・に液体を自動で塗布する。
以上で、長尺材14・・・の取り付けの1サイクルが完了する。
尚、請求項1では、当て部材は摺り板であってもよい。
請求項3では、第1当て部材と第2当て部材は、摺り板であってもよい。
また、本発明は、実施の形態では四輪車のドア組立ラインに適用したが、一般の軟質の長尺材の液体塗布に適用することは差し支えない。
本発明は、四輪車のドアに取り付ける長尺物への液体塗布に好適である。
本発明に係る液体塗布装置を装備したドア組立ラインの平面図である。 図1の2部拡大図であるとともに本発明に係る液体塗布装置の平面図である。 本発明に係る液体塗布装置の側面図である。 本発明に係る液体塗布装置の正面図である。 ロボットアームの先端部に液体塗布装置を装着した場合における制御ブロック図である。 第2当て部材を第1当て部材に当て長尺材を挟持することを説明する作用図である。 液体塗布ハンガーの斜視図であるとともにこの液体塗布ハンガーに長尺材を掛けることを説明する作用図である。 液体塗布装置で長尺材に液体を塗布することを説明する作用図である。 液体塗布後にドア組立ライン上を流れるドアの窓枠部に長尺材を取り付けることを説明する作用図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
14…長尺材、長尺材の一方の面、20…液体塗布装置、22…液体噴射器、23…支持部材、26…第1当て部材、30…当て部材、33…第2当て部材、34…第2当て部材移動手段、40…ローラ。

Claims (4)

  1. 軟質の長尺材に液体を塗布する液体塗布方法において、
    前記長尺材を対向する当て部材で挟み、これらの当て部材を前記長尺材に沿って移動させながら、前記当て部材の一方に付属させた液体噴射器を前記長尺部材に対し移動させ前記液体噴射器で前記長尺材に液体を噴射することを特徴とする液体塗布方法。
  2. 前記当て部材は、前記長尺材に沿って回転するローラであることを特徴とする請求項1記載の液体塗布方法。
  3. 軟質の長尺材に液体を塗布する液体塗布装置において、
    この液体塗布装置は、前記長尺材の一方の面に当てる第1当て部材と、前記長尺材の他方の面に当てる第2当て部材と、この第2当て部材を前記第1当て部材に対して接離する第2当て部材移動手段と、前記第1当て部材を支える支持部材に設けた液体噴射器とから構成され、前記長尺材に対し移動自在に設けられていることを特徴とする液体塗布装置。
  4. 前記第1当て部材及び第2当て部材は、前記長尺材に沿って回転するローラであることを特徴とする請求項3記載の液体塗布装置。
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