JP7052961B1 - 貼付装置 - Google Patents
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Abstract
Description
一般の両面テープは基材とその両面に設けられた粘着層が帯状に一体になったテープが切れ目なく連続したものであり、貼付使用前は表面が剥離紙により支持された状態であるところ、「ハーフカット済両面テープ」とは、両面テープが適宜カットされた状態となっており、貼付使用前は表面が剥離紙より支持された状態となったものである。
本発明にかかる貼付装置は、第1の貼付対象物に対してハーフカット済両面テープを転着させて貼付し、第2の貼付対象物を押圧することにより第1の貼付対象物と第2の貼付対象物の両者を貼付状態に加工する貼付装置である。
近年、環境問題がクローズアップされ、廃棄物が少ないパッケージングが強く求められている。その中、台紙付きシュリンクフィルムパッケージングの重要性が高まっている。
台紙付きシュリンクフィルムパッケージングは、商品自体はシュリンクフィルムにより包装されており、そのシュリンクフィルム包装済の商品を台紙に貼りつけて両者を一体化させたものである。なお、商品の包装自体はシュリンクフィルムラッピングの時点で完了しているが、販売店の店頭における展示方法の1つとして吊下展示があり、その吊下展示のために台紙と一体化したものが台紙付きシュリンクフィルムパッケージングである。
従来技術における一般の両面テープは、基材層の両面に粘着層が設けられたものであり、貼付使用前は片面が剥離紙テープにより支持された状態でロール状に巻かれた状態となっている。剥離紙の両面に剥離剤が塗布されたものであれば剥離紙は1枚で良く、内側からロール状に順に巻いてゆけば良い。一般の市場ではそのようなロール状に巻かれた状態で提供されている。
両面テープは、貼付対象箇所と貼付対象物との間に介在することにより両者を貼り合わせるが、両面テープの貼付使用時は、貼り合わせに必要な長さ分、両面テープを繰り出して切断し、剥離紙テープで覆われていない側の粘着剤層から貼付対象箇所に貼付して位置決めした後に、剥離紙テープを剥離して表面側に現れた粘着剤層に対して、貼付対象物を貼付ける。
そこで、従来技術において特殊な両面テープとして、「ハーフカット済両面テープ」が知られている(例えば、特開2016-008262号公報)。ハーフカット済両面テープは、両面テープが適宜カットされた短冊状となっており、貼付使用前は表面が剥離紙より支持された状態となったものである。つまり、両面テープ部分がその幅方向に多数に切断して短冊状となっており、貼付使用前には剥離紙テープ面に保持された両面テープである。ハーフカット済両面テープであれば、最初から適宜の長さの短冊状に切断済であるので、剥離紙テープから剥離紙しつつ貼付対象箇所または貼付対象物に直接貼りつければそのまま貼付でき、切断する必要がなくなるため、両面テープを用いた自動化には便利である。また、ハーフカット済両面テープであれば、貼付対象箇所または貼付対象物への両面テープの貼付け作業と同時に、剥離紙テープの剥離作業が行われるので、剥離紙テープの回収作業もやりやすい。
このような特性から、ハーフカット済両面テープは、特に工業用途に適しており、今後普及が期待される。
特に、大量生産される商品に適用すべく、パッケージングにおける工程の高速化が求められるが、従来のハーフカット済両面テープを所定対象物の所定箇所に貼付する貼付装置は文房具などを中心に使用されてきたため、高速かつ正確に貼付処理を繰り返し実行できる自動機がなかった。
前記第1の貼付対象物をコンベア装置に前記所定姿勢で搬送されるよう供給するフィーダー装置と、前記貼付対象物を前記所定姿勢で搬送するコンベア装置と、ロール状の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープを回転可能に支持するロール体取付け部と、前記ロール体取付け部から繰り出された前記剥離ライナー付きハーフカット済両面テープが通過してゆく回転貼付転圧部と、前記回転貼付転圧部を通過した前記剥離ライナーを回収する剥離ライナー回収部を備えたハーフカット済両面テープ貼付装置と、前記第2の貼付対象物を、前記第1の貼付対象物の前記ハーフカット済両面テープの貼付箇所に対して載置して押圧する第2の貼付対象物の貼付装置を備え、前記回転貼付転圧部が、回転体と前記回転体を回動可能に支持する支持機構を備え、前記支持機構が、前記回転体を支持する高さを制御する高さ制御機構を備え、前記ロール体取付け部または前記剥離ライナー回収部のいずれか又は前記ロール体取付け部および前記剥離ライナー回収部の双方が自動回転制御機構を備え、前記剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの回転制御を行うものであることを特徴とする貼付装置である。
上記構成により、ロール体取付け部または剥離ライナー回収部のいずれか、又はロール体取付け部および剥離ライナー回収部の双方が自動回転制御機構を備えた構成であるので、ハーフカット済両面テープの繰り出しを軽快に行うことができるので高速な貼付に対応でき、かつ、ハーフカット済両面テープの姿勢にたわみがなくなり、正確に貼付することができる。
この組み合わせであれば、前方の剥離ライナー回収部が回転駆動制御を行うとともに後方のロール体取付け部が連動して回転許容と回転停止を繰り返すことでハーフカット済両面テープの繰り出しを軽快に行うことができ、高速な貼付に対応できる。
この組み合わせであれば、前方の剥離ライナー回収部と後方のロール体取付け部が連動して所定量の回転を繰り返すことでハーフカット済両面テープの繰り出しを軽快に行うことができ、高速な貼付に対応できる。
この組み合わせであれば、前方の剥離ライナー回収部と中央の回転貼付転圧部と後方のロール体取付け部の3者が連動して所定量の回転を繰り返すことでハーフカット済両面テープの繰り出しを軽快に行うことができ、高速な貼付に対応できる。
この高さ制御機構は回転体の高さを制御するものである。剥離ライナー付きハーフカット済両面テープが回転貼付転圧部を介した貼付において、貼付対象箇所に当接する「当接高さ」と、貼付対象箇所から離隔する「離隔高さ」に切り替える貼付制御を行う。
本発明の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープは、もともと小片ごとに切断されているので、回転体の高さを「当接高さ」に維持して回転貼付転圧部を介して剥離ライナー付きハーフカット済両面テープを貼付対象箇所に貼付した後、ハーフカット済両面テープ貼付装置自体を上方に引き離すと、貼付済みの両面テープを貼付箇所に残したまま、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープを引き離すことができる。つまり、カッターなどであらためて切断する必要がなく、貼付ストロークを終えることができる。
一つは、垂直上方向への移動である。もっともシンプルであるが、貼付箇所からそのままハーフカット済両面テープ貼付装置を上方へ引き上げる動作である。
他には、貼付済のハーフカット済両面テープの前方斜め上方向への移動である。いわば順方向への引き上げ動作である。剥離ライナー付きハーフカット済両面テープは、もともと小片ごとに切断されているので、その貼付箇所に貼付済の小片の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープを残したまま、前方斜め上に引き上げる。貼付箇所の境目にある小片の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの端部は前方斜め上に追随しようとするが、剥離紙との間の摩擦は極めて小さく、剥離紙から剥離して貼付箇所に留まる。
例えば、前記フィーダー装置から供給される前記第1の貼付対象物が台紙であり、前記第2の貼付対象物の貼付装置から供給される前記第2の貼付対象物がシュリンクラップされた被包装体という組み合わせがあり得る。
搬送しやすい台紙をコンベア装置上で搬送しながら貼付加工を行うパターンである。
また、例えば、前記フィーダー装置から供給される前記第1の貼付対象物がシュリンクラップされた被包装体であり、前記第2の貼付対象物の貼付装置から供給される前記第2の貼付対象物が台紙という組み合わせもあり得る。
平坦で搬送しやすいシュリンクラップ被包装体をコンベア装置上で搬送しながら貼付加工を行うパターンである。
なお、付属装置として、前記コンベア装置上の前記第1の貼付対象物と前記第2の貼付対象物が前記貼付状態となっているものを前記コンベアから回収するピッキング回収装置を備える構成も可能である。
まず、ロール体取付け部が自動回転制御機構を備え、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの回転制御を行う工夫である。ロール体取付け部が剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの繰り出しに従動して回転する構成もあり得るが、ここでは、モーターなどの駆動装置を備え、自らの回転を能動的に制御することにより、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの繰り出し自体を制御する。
そして、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの貼付ストロークごとに、ロール体取付け部の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの繰り出し動作と、回転貼付転圧部の貼付動作の連動を制御する。
このように、ロール体取付け部の回転制御が能動的に行われることにより貼付ストロークの終期において、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープがロール体取付け部の回転モーメントにより余分に繰り出されてしまって緩んだり撓んだりすることがなく良好な繰り出し状態を維持できる。また、回転貼付転圧部の高さ制御機構による回転体の高さ制御が連動しているので、回転体の高さの変動による剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの緩みや撓みが発生せず良好な繰り出し状態を維持できる。
なお、サスペンション運動機構としては、回転体が備えた弾性(例えば、回転体が弾力の大きなゴム素材、シリコーン素材、スポンジ素材)とすることも可能である。
また、サスペンション運動機構として、支持機構が備えた上下に揺動する揺動機構(例えば、車両のタイヤに対するサスペンション機構のようなもの)であることも可能である。
「ステアリング運動機構」としては、回転貼付転圧部の支持機構において回転体の水平面内での角度を変え得る回動機構を組み込んだものがある。また、ハーフカット済両面テープ貼付装置全体を支持するロボットアーム内に水平面内での角度を変え得る回動機構が組み込まれてハーフカット済両面テープ貼付装置全体を水平面内で角度を変化させるものがある。
ここで、回転貼付転圧部の回転体としては、単一の回転体、または、左右一対の2つの回転体とすることもできる。
回転貼付転圧部が描く軌跡が水平面内における曲線、上下における曲線を描けることができ、いわゆる3次元的な軌跡となる。この回転貼付転圧部の3次元的軌跡において貼付対象物に対してハーフカット済両面テープの小片が3次元的軌跡上に転着・貼付されてゆくことができる。
なお、以下の説明において、剥離ライナー付き両面テープや加工用剥離テープの繰り出し方向や巻き取り方向を『長さ方向』とし、長さ方向に直交する方向を『幅方向』とする。ハーフカット済の短冊状の小片においても元々のテープの長さ方向に沿った方向を長さ方向、元々のテープの幅方向に対応するものを幅方向として説明する。
また、以下、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの符号をAとし、ハーフカット済両面テープの符号をBとし、剥離ライナーの符号をCとする。つまり、「ハーフカット済両面テープB」が「剥離ライナーC」により支持されている状態が「剥離ライナー付きハーフカット済両面テープA」である。
図1(a)は、ハーフカット済両面テープの貼付装置100の構成を側面から見た様子を示す図、図1(b)は、ハーフカット済両面テープの貼付装置100の構成を上から見た様子を示す図となっている。
図1(a)に示すように、実施例1にかかる貼付装置100は、フィーダー装置110、コンベア装置120、ハーフカット済両面テープ貼付装置130、第2の貼付対象物の貼付装置140を備えた構成例となっている。
この実施例1では、フィーダー装置110にセットされている第1の貼付対象物200が台紙であり、第2の貼付対象物の貼付装置140にセットされている第2の貼付対象物300がシュリンクラップ済の商品の例となっている。
なお、装置各部の大きさや構造は限定されない。特に、フィーダー装置110と第2の貼付対象物の貼付装置140は、単に矩形で描いているが、それは、コンベア装置120付近に配置されていることを示すものに過ぎず、実際の構造例ではない。なお、長さ方向はコンベア装置120の一部を省略して描いており、また、ハーフカット済両面テープ貼付装置130がコンベア装置120に対して相対的に大きく描かれているが、図示の関係であり実際の比率を図示したものではない。コンベア装置120の長さや幅は一例であり限定されず、コンベア装置120の長さや幅と、フィーダー装置110と第2の貼付対象物の貼付装置140の長さや幅の比率も限定されるものではない。
フィーダー装置110は、第1の貼付対象物200をコンベア装置120に所定姿勢で搬送されるよう供給する装置である。フィーダー装置110の構造自体は限定されないが、投入する第1の貼付対象物300の形状や大きさなどによって様々なものがありうる。フィーダー装置110がスタッカを備え、スタッカ内に第1の貼付対象物200である台紙が多数セットされており、当該台紙を1枚ずつ順次コンベア装置120上に投入するものでも良く、フィーダー装置110に対して台紙を一枚ずつ供給する供給装置が別途あり、当該供給装置からフィーダー装置110が台紙を一枚ずつ受け取ってコンベア装置120上に転載するものでも良い。
剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAは、ロール状となってハーフカット済両面テープ貼付装置130のロール体取付け部131に繰り出し可能に搭載されている。
貼付対象箇所の表面が粘着剤層と強力に粘着する物性のものであれば、ハーフカット済両面テープ100Bが貼付されてゆくと同時に剥離ライナーCから剥離してゆく。剥離ライナーCは、剥離ライナー回収部133に回収されてゆく。
なお、第2の貼付対象物の貼付装置140への第2の貼付対象物300の供給方法は限定されないが、スタッカを備えて当該スタッカ内に複数の第2の貼付対象物300をあらかじめ供給しておく方式でも良く、また、さらに第2の貼付対象物の貼付装置140につながる前段のコンベア装置があり、シュリンクラップ包装済みの商品が第2の貼付対象物300として流れてくる構造であっても良い。
例えば、第2の貼付対象物の貼付装置140が、第2の貼付対象物300を把持して移動させたり昇降させたりする可動部141を備えた構成であっても良い。可動部141を備えた構成であれば、第2の貼付対象物300はコンベア装置120の搬送路近くにあれば良い。可動部141により第2の貼付対象物300を把持して上昇し、コンベア装置120の上に移動させ、コンベア装置120の上にある第1の貼付対象物200に対して下降してそのまま押圧する貼付処理が可能となる。
図2から図6は、実施例1にかかる本発明の貼付装置100全体の動きの流れの概略を示す図である。
まず、図2に示すように、フィーダー装置110から第1の貼付対象物200がコンベア装置120上の搬送路に投入される。この間において、コンベア装置120が常時走行している制御でも良いが、コンベア装置120がベルト走行を一時的に停止する間歇制御でも良い。
ここで、図4に示すように、第1の貼付対象物200がハーフカット済両面テープ貼付装置130の直下を通過するが、その際に、コンベア装置120上を所定姿勢で搬送されている第1の貼付対象物200に対して、回転貼付転圧部132の高さが制御され、回転貼付転圧部132の外表面にある剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが第1の貼付対象物200の所定箇所に当接することにより、ハーフカット済両面テープBが転着させて貼付される。
なお、この図4の貼付処理の間における、ハーフカット済両面テープ貼付装置130の動きは詳しく後述することとする。
この図3から図5への流れは実際にはコンベア装置120が一時停止することなく一気に搬送することによりハーフカット済両面テープBの第1の貼付対象物200への高速な貼付処理が可能である。
次に、図6に示すように、第2の貼付対象物の貼付装置140が、第2の貼付対象物300を所定姿勢にて、第1の貼付対象物200のハーフカット済両面テープの貼付箇所に対して載置して押圧する。
その結果、第1の貼付対象物200と第2の貼付対象物300の両者が貼付状態となる。
以上が、実施例1にかかる本発明の貼付装置100全体の動きの概略である。
上記した回転貼付転圧部132は、回転体1321と回転体1321を回動可能に支持する支持機構1322を備えた構成となっている。
ハーフカット済両面テープ貼付装置130の支持機構1322には、回転貼付転圧部132の支持高さを制御する高さ制御機構(図示せず)を備えられている。
この高さ制御機構は、回転貼付転圧部1320の回転体1321の高さを制御する機構である。回転貼付転圧部1320において、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープが貼付対象箇所に当接する高さである「当接高さ」と、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープが貼付対象箇所から離隔する高さである「離隔高さ」との間で切り替える貼付制御を行う機構である。
図7において、図7(a)が回転貼付転圧部1320を「当接高さ」の位置にまで下降させた例、図7(b)が回転貼付転圧部1320を「離隔高さ」の位置にまで上昇した例を示している。
このように、ハーフカット済両面テープ100A自体は、各々が独立したハーフカット済両面テープ片となっており、貼付後は貼付対象箇所の表面において独立した状態となっている。貼付対象箇所において、所望の長さ分、ハーフカット済両面テープ100Aを貼付すれば、そのまま貼付装置100を上に引き上げれば、独立した状態である貼付済の各々のハーフカット済両面テープ片はそのまま貼付対象箇所の表面に残ることとなる。
上記のように、高さ制御機構が回転体1321の高さを、貼付対象箇所に当接する「当接高さ」と、貼付対象箇所から離隔する「離隔高さ」に切り替える貼付制御を行うものであるが、ここで、「当接高さ」と「離隔高さ」との切り替えにおいて、高さ制御機構が回転体1321を上方へ引き上げるものであるが、引き上げるパターンが幾つかあり得る。
図8(a)に示したものは、高さ制御機構による貼付制御の第1のパターンであり、「当接高さ」から「離隔高さ」への変化が、垂直上方向のパターンである。これは既に上記に述べたものである。
剥離ライナー付きハーフカット済両面テープは、もともと小片ごとに切断されているので、その貼付箇所に貼付済の小片の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープを残したまま、前方斜め上に引き上げると、貼付箇所の境目にある小片の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの端部は前方斜め上に追随することが考えられるが、しかし、実際には剥離紙との間の摩擦は極めて小さく、図8(b)に示したように、剥離紙から剥離して貼付箇所に留まる。
上記したように、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープは、もともと小片ごとに切断されているので、その貼付箇所に貼付済の小片の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープを残したまま、戻るように後方斜め上に引き上げる。貼付箇所の境目にある小片の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの端部は後方斜め上に追随することが考えられるが、しかし、剥離紙との間の摩擦は極めて小さく、図8(c)に示したように、剥離紙から剥離して貼付箇所に留まる。
ロール体取付け部の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの繰り出し動作と、回転貼付転圧部の貼付動作を連動する制御が実行されるが、ここで、ロール体取付け部131、回転貼付転圧部132、剥離ライナー回収部133のいずれか、またはそれらの組み合わせが自動回転制御機構を備えた構成とし、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの繰り出し制御を行うことが可能である。
自動回転制御機構を搭載することにより、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAの貼付ストロークごとに、貼付ストロークの始期において、回転駆動の始動と、高さ制御機構による回転体の支持高さの制御が連動し、また、貼付ストロークの終期において、回転駆動の停止と、高さ制御機構による回転体の支持高さの制御が連動できる。
図9は、この第1のパターンにかかる自動回転制御機構を説明した図である。
第1のパターンにかかる自動回転制御機構は、剥離ライナー回収部133に回転駆動機構が搭載されて回転制御が可能であり、ロール体取付け部131にはストッパー(図示せず)があり、ストッパーの切り替えにより回転許容と回転停止の切り替え制御が可能となっている構成である。この自動回転制御機構により剥離ライナー回収部133とロール体取付け部131の両者が連動して制御され、回転貼付転圧部132が従動的に回転するものである。
図9(a)は、貼付ストロークの始期の状態を示す図である。第1の貼付対象物200が回転貼付転圧部132の直下に搬送されて到達している。
図9(a)に見るように、貼付ストロークの始期において、ストッパー(図示せず)が外れ、ロール体取付け部131が回転許容に切り替わり、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが繰り出し可能な状態になり、剥離ライナー回収部133が回転駆動を始める。この図9(a)の状態であれば、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAは剥離ライナー回収部133の回転力によりロール体取付け部131から繰り出され、回転貼付転圧部132の外表面を経由して剥離ライナー回収部133へ巻き取られて行く。
貼付ストロークの始期(貼付開始)において、ロール体取付け部131および剥離ライナー回収部133の回転制御によりその回転の始動が同期し、高さ制御機構の貼付制御による「離隔高さ」から「当接高さ」への移行の動きが連動していれば、図9(b)の状態は高速でも対応できるため、コンベア装置120の搬送速度が高速でも貼付ストロークを処理できる。
図9(c)に見るように、ストッパーが作動してロール体取付け部131が回転停止に切り替わり、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが繰り出し不能な状態になる。また、剥離ライナー回収部133が回転駆動を停止する。この図9(c)の状態であれば、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAはロール体取付け部131から繰り出されない。回転停止となっているので、図9(b)で付いた回転モーメントにより余剰に繰り出されてしまうことがなく、たわみが発生しない。また、ロール体取付け部131の回転停止が高速に対応できれば、図9(a)から図9(c)まで高速に切り替えることができる。また、高速であってもハーフカット済両面テープBが第1の貼付対象物200側へ正確に貼付される。
この図9(c)の後、第1の貼付対象物200は、そのままコンベア装置120上での搬送を続け、第2の貼付対象物の貼付装置140へと搬送されてゆく。
一方、回転貼付転圧部132は、この図9(c)の後、次の貼付ストロークに備え、高さ制御機構により高さが第1の貼付対象物200の貼付対象箇所に当接する「当接高さ」に戻る。
この図9(a)から図9(c)との切り替えを繰り返すことにより貼付処理が実行できる。
図10は、この第2のパターンにかかる自動回転制御機構を説明した図である。
図10(a)は、貼付ストロークの始期の状態を示す図である。第1の貼付対象物200が回転貼付転圧部132の直下に搬送されて到達している。
図10(a)に見るように、ロール体取付け部131が回転駆動により剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが繰り出し可能な状態になり、剥離ライナー回収部133が回転駆動により剥離ライナーCの巻き取りが可能となる。この図10(a)の状態であれば、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAは、ロール体取付け部131の回転と剥離ライナー回収部133の回転の連動によりロール体取付け部131から繰り出され、回転貼付転圧部132の外表面を経由して剥離ライナー回収部133へ巻き取られて行く。
図10(c)に見るように、ロール体取付け部131が回転停止に切り替わり、剥離ライナー回収部133が回転駆動を停止し、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが繰り出し不能な状態になる。この図10(c)の状態であれば、回転停止となっているので、図10(b)で付いた回転モーメントにより余剰に繰り出されてしまうことがなく、たわみが発生しない。また、ロール体取付け部131の回転停止が高速に対応できれば、図10(a)から図10(c)まで高速に切り替えることができる。
この間、高さ制御機構により剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが貼付対象箇所から離隔する離隔高さに切り替えることにより、ハーフカット済両面テープBが第1の貼付対象物200側へ正確に貼付される。
図11は、この第3のパターンにかかる自動回転制御機構を説明した図である。
図11(a)は、貼付ストロークの始期の状態を示す図である。第1の貼付対象物200が回転貼付転圧部132の直下に搬送されて到達している。
図11(a)に見るように、ロール体取付け部131、回転貼付転圧部132、剥離ライナー回収部133がともに回転開始に切り替わり、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが繰り出されてゆく。この図11(a)の状態であれば、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAはロール体取付け部131から繰り出され、回転貼付転圧部132の外表面を経由して剥離ライナー回収部133へ巻き取られて行く。
このように、貼付ストロークの始期(貼付開始)において、ロール体取付け部131、回転貼付転圧部132、剥離ライナー回収部133が連動した回転制御により回転始動が同期し、高さ制御機構の貼付制御による「離隔高さ」から「当接高さ」への移行の動きが連動していれば、図11(b)の状態は高速でも対応できるため、コンベア装置120の搬送速度が高速でも貼付ストロークを処理できる。
図11(b)に見るように、ロール体取付け部131、回転貼付転圧部132、剥離ライナー回収部133ともに回転停止に切り替わり、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが繰り出し不能な状態になる。この図11(b)の状態であれば、剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAはロール体取付け部131から繰り出されない。回転停止となっているので、図11(b)で付いた回転モーメントにより余剰に繰り出されてしまうことがなく、たわみが発生しない。また、ロール体取付け部131の回転停止が高速に対応できれば、図11(a)から図11(c)まで高速に切り替えることができる。また、高速であってもハーフカット済両面テープBが第1の貼付対象物200側へ正確に貼付される。
この図11(b)の後、第1の貼付対象物200は、そのままコンベア装置120上での搬送を続け、第2の貼付対象物の貼付装置140へと搬送されてゆく。
一方、回転貼付転圧部132は、この図11(b)の後、次の貼付ストロークに備え、高さ制御機構により高さが第1の貼付対象物200の貼付対象箇所に当接する「当接高さ」に戻る。
この図11(a)から図11(c)との切り替えを高速に繰り返すことにより貼付処理が実行できる。
回転貼付転圧部132が、回転体1321と、回転体1321の回転軸を支持する支持機構1322を備えている点は上記と同様であるが、さらに、回転体1321の被貼付物に対する上下動を可能とするサスペンション運動機構と、回転体1321の水平面内で角度を変えるステアリング運動機構を備えたものとなっている。
なお、ここで言う回転体1321の「サスペンション運動機構」とは、すでに上記した支持機構の高さ制御機構における回転体の「当接高さ」と「離隔高さ」への変化ではなく、貼付ストロークにおける「貼付開始」-「貼付期間」における高さ制御機構における回転体の「当接高さ」での維持において、被貼付体の凹凸に従動的に追随するようなサスペンションを言う。
回転体1321の被貼付物に対する上下動を可能とするサスペンション運動機構としては様々なものがあるが、例えば、回転体1321の全体が、ゴム素材、シリコーン素材、スポンジ素材などの弾性体で構成され、その弾性によりサスペンション運動機構が疑似されるものや、回転体1321が多層構造であって少なくとも表面層がゴム素材、シリコーン素材、スポンジ素材などの弾性体で構成されるものがある(図示は省略)。また、図12(a)に示すように、回転体1321を支持する支持機構1322において回転軸を上下方向に揺動させるバネなどの弾性体を組み込んだ構成や空気バネを組み込んだ構成なども可能である。
「ステアリング運動機構」は、回転体が水平面内で角度を変えるステアリング運動機構であるが、「ステアリング運動機構」が、支持機構1322に組み込まれたものや、ハーフカット済両面テープ貼付装置400全体を支持するロボットアーム内に組み込まれてハーフカット済両面テープ貼付装置400全体の水平面内での角度を変えるものもあり得る。
図12(b)は、回転軸を支持する支持機構1322が水平面内で角度を変えるよう制御できるものである。図12(b)に示すように、外部からの支持により能動的に角度を変える機構でも良く、また、貼付装置100の進行方向に応じて角度が従動的に変化するものでも良い。
回転貼付転圧部132の回転体1321は、単一の回転体でも良く、左右一対となった2つの回転体であっても良い。
本発明のハーフカット済両面テープの製造方法で製造された剥離ライナー付きハーフカット済両面テープは、各々のハーフカット済の両面テープ片は独立した状態で貼付対象箇所に貼付できるので、剥離ライナー120から剥離する際に全体としてカーブを描くように剥離させて貼付することが可能である。
第2の貼付対象物の貼付装置140は、第2の貼付対象物300を、第1の貼付対象物200のハーフカット済両面テープの貼付箇所に対して載置して押圧することにより両者を貼付合体する。
図15は、第2の貼付対象物の貼付装置140における貼付処理を簡単に示した図である。
図15は、コンベア装置120の横断面が正面視になるように描いている。例えば、紙面奥から紙面の正面に向けてコンベア装置120が走行しているものとする。
なお、この例では、第2の貼付対象物の貼付装置140は、第2の貼付対象物300を把持して移動させたり昇降させたりする可動部141を備えた構成となっている。コンベア装置120の搬送路近くに貯留されている第2の貼付対象物300を可動部141により把持して移動させたり昇降したりする仕組みの例となっている。
第2の貼付対象物300を第1の貼付対象物200のハーフカット済両面テープの貼付箇所に対して載置し、適度な押圧力にて押圧する。
この結果、第1の貼付対象物200と第2の貼付対象物300がハーフカット済両面テープBの接着力にて両者が貼付され一体化される。
なお、図15(a)から図15(b)までの状態はコンベア装置120が停止していた方が良いので、コンベア装置120が図15(a)の状態となった瞬間に一時停止し、図15(b)の貼付処理を経たのち、図15(c)の段階で搬送を再開する方式で良い。
この図15(a)から図15(d)までの動作を繰り返す。この図15(a)から図15(d)の動作は一例であり、その他の動作も可能である。
なお、貼付装置100全体の動作としては、図2→図6のパターンを繰り返すこととなる。
実施例2にかかるハーフカット済両面テープの貼付装置100Aは、第1の貼付対象物と第2の貼付対象物との関係が逆になっているものである。つまり、この実施例2では、フィーダー装置110Aにセットされている第1の貼付対象物200Aがシュリンクラップ済の商品であり、第2の貼付対象物の貼付装置140Aにセットされている第2の貼付対象物300Aが台紙の例となっている。
図16(a)は、ハーフカット済両面テープの貼付装置100Aの構成を側面から見た様子を示す図、図16(b)は、ハーフカット済両面テープの貼付装置100Aの構成を上から見た様子を示す図となっている。
図16(a)に示すように、実施例2にかかる貼付装置100Aは、フィーダー装置110A、コンベア装置120A、ハーフカット済両面テープ貼付装置130A、第2の貼付対象物の貼付装置140Aを備えた構成例となっている。この実施例2では、フィーダー装置110Aにセットされている第1の貼付対象物200Aがシュリンクラップ済の商品であり、第2の貼付対象物の貼付装置140Aにセットされている第2の貼付対象物300Aが台紙の例となっている。
フィーダー装置110Aは、第1の貼付対象物200Aをコンベア装置120に所定姿勢で搬送されるよう供給する装置であるが、実施例2ではフィーダー装置110Aにセットされている第1の貼付対象物200Aがシュリンクラップ済の商品である。
フィーダー装置110Aの構造自体は限定されないが、投入する第1の貼付対象物300Aの形状や大きさなどによって様々なものがありうる。
フィーダー装置110Aへの第1の貼付対象物200Aの供給方法は限定されないが、スタッカを備えて当該スタッカ内に複数の第2の貼付対象物300をあらかじめ供給しておくものでも良く、また、フィーダー装置110Aにつながる前段のコンベア装置があり、シュリンクラップ包装済みの商品が第1の貼付対象物200Aとして流れてくる構造であっても良い。
この例では、フィーダー装置110Aは、第1の貼付対象物300Aを把持して移動させたり昇降させたりする可動部111を備えた構成となっている。コンベア装置120Aの搬送路近くに貯留されている第1の貼付対象物200Aを可動部111により把持して移動させたり昇降したりする仕組みの例となっている。
コンベア装置120Aは実施例1と同様でよい。
なお、第2の貼付対象物の貼付装置140Aへの第2の貼付対象物300Aの供給方法は限定されないが、スタッカを備えて当該スタッカ内に複数の第2の貼付対象物300Aをあらかじめ供給しておく方式でも良く、また、さらに第2の貼付対象物の貼付装置140Aにつながる前段の装置があり、台紙が第2の貼付対象物300Aとして流れてくる構造であっても良い。
図17から図21は、実施例2にかかる本発明の貼付装置100A全体の動きの流れの概略を示す図である。
まず、図17に示すように、フィーダー装置110Aから第1の貼付対象物200Aがコンベア装置120A上の搬送路に投入される。ここではシュリンクラップ済の商品となっている。コンベア装置120Aが常時走行している制御でも良いが、コンベア装置120Aがベルト走行を一時的に停止する間歇制御でも良い。
ここで、図19に示すように、第1の貼付対象物200Aがハーフカット済両面テープ貼付装置130Aの直下を通過するが、その際に、コンベア装置120A上を所定姿勢で搬送されている第1の貼付対象物200Aに対して、回転貼付転圧部132Aの高さが制御され、回転貼付転圧部132Aの外表面にある剥離ライナー付きハーフカット済両面テープAが第1の貼付対象物200Aの所定箇所に当接することにより、ハーフカット済両面テープBが転着させて貼付される。ここではシュリンクラップ済の商品の所定箇所に対してハーフカット済両面テープBが転着される。
次に、図21に示すように、第2の貼付対象物の貼付装置140Aが、第2の貼付対象物300Aである台紙を所定姿勢にて、第1の貼付対象物200Aのハーフカット済両面テープの貼付箇所に対して載置して押圧する。ここでは、シュリンクラップ済の商品に対して、台紙が載置され、適切な押圧力にて押圧され、両者が一体化する。
その結果、第1の貼付対象物200Aと第2の貼付対象物300Aの両者が貼付状態となる。
以上が、実施例2にかかる本発明の貼付装置100A全体の動きの概略である。
110 フィーダー装置
120 コンベア装置
130 ハーフカット済両面テープ貼付装置
131 ロール体取付け部
132 回転貼付転圧部
133 剥離ライナー回収部
140 第2の貼付対象物の貼付装置
Claims (15)
- コンベア装置上を所定姿勢で搬送されている第1の貼付対象物に対して、多数の小片にハーフカットされた状態となっているハーフカット済両面テープを剥離ライナーから第1の貼付対象物の所定箇所に転着させて貼付し、さらに、前記第1の貼付対象物の前記ハーフカット済両面テープの貼付箇所に対して第2の貼付対象物を所定姿勢にて載置して押圧し、前記第1の貼付対象物と前記第2の貼付対象物の両者を貼付状態に加工する貼付装置であって、
前記第1の貼付対象物をコンベア装置に前記所定姿勢で搬送されるよう供給するフィーダー装置と、
前記第1の貼付対象物を前記所定姿勢で搬送するコンベア装置と、
ロール状の剥離ライナー付きハーフカット済両面テープを回転可能に支持するロール体取付け部と、前記ロール体取付け部から繰り出された前記剥離ライナー付きハーフカット済両面テープが通過してゆく回転貼付転圧部と、前記回転貼付転圧部を通過した前記剥離ライナーを回収する剥離ライナー回収部を備えたハーフカット済両面テープ貼付装置と、
前記第2の貼付対象物を、前記第1の貼付対象物の前記ハーフカット済両面テープの貼付箇所に対して載置して押圧する第2の貼付対象物の貼付装置を備え、
前記回転貼付転圧部が、回転体と前記回転体を回動可能に支持する支持機構を備え、
前記支持機構が、前記回転体を支持する高さを制御する高さ制御機構を備え、
前記ロール体取付け部または前記剥離ライナー回収部のいずれか又は前記ロール体取付け部および前記剥離ライナー回収部の双方が自動回転制御機構を備え、前記剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの回転制御を行うものであることを特徴とする貼付装置。 - 前記高さ制御機構が、前記剥離ライナー付きハーフカット済両面テープが前記貼付対象箇所に当接する当接高さと、前記貼付対象箇所から離隔する離隔高さに切り替える貼付制御を行うことを特徴とする請求項1に貼付装置。
- 前記高さ制御機構による前記貼付制御において、前記当接高さから前記離隔高さへの変化が、垂直上方向、貼付済の前記ハーフカット済両面テープの前方斜め上方向、貼付済の前記ハーフカット済両面テープの後方斜め上方向のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の貼付装置。
- 前記自動回転制御機構が、前記剥離ライナー付きハーフカット済両面テープの貼付ストロークごとに、前記貼付ストロークの始期において、前記ロール体取付け部または前記剥離ライナー回収部のいずれか又は前記ロール体取付け部および前記剥離ライナー回収部の双方の回転駆動の始動と、前記高さ制御機構による前記回転体の支持高さの制御が連動する制御と、前記貼付ストロークの終期において、前記回転駆動の停止と、前記高さ制御機構による前記回転体の支持高さの制御が連動するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の貼付装置。
- 前記自動回転制御機構における前記回転について、前記剥離ライナー回収部が回転駆動の制御が可能であり、前記ロール体取付け部が回転許容と回転停止の切り替えが可能であり、前記剥離ライナー回収部と前記ロール体取付け部の両者が連動して制御され、前記回転貼付転圧部が従動的に回転するものであることを特徴とする請求項4に記載の貼付装置。
- 前記自動回転制御機構における前記回転について、前記剥離ライナー回収部および前記ロール体取付け部が回転駆動の制御が可能であり、前記剥離ライナー回収部と前記ロール体取付け部の両者が連動して制御され、前記回転貼付転圧部が従動的に回転するものであることを特徴とする請求項4に記載の貼付装置。
- 前記自動回転制御機構における前記回転について、前記剥離ライナー回収部と前記回転貼付転圧部と前記ロール体取付け部が回転駆動の制御が可能であり、前記剥離ライナー回収部と前記回転貼付転圧部と前記ロール体取付け部の3者が連動して制御されるものであることを特徴とする請求項4に記載の貼付装置。
- 前記フィーダー装置から供給される前記第1の貼付対象物が台紙であり、
前記第2の貼付対象物の貼付装置から供給される前記第2の貼付対象物がシュリンクラップされた被包装体であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載された貼付装置。 - 前記フィーダー装置から供給される前記第1の貼付対象物がシュリンクラップされた被包装体であり、
前記第2の貼付対象物の貼付装置から供給される前記第2の貼付対象物が台紙であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載された貼付装置。 - 前記支持機構における前記回転体を支持する機構として、被貼付体の凹凸に従動的に追随するサスペンション運動機構を備えたものであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の貼付装置。
- 前記サスペンション運動機構が、前記回転体が備えた弾性であることを特徴とする請求項10に記載の貼付装置。
- 前記サスペンション運動機構が、前記支持機構が備えた上下に揺動する揺動機構であることを特徴とする請求項10に記載の貼付装置。
- 前記回転体の水平面内での角度を変えるステアリング運動機構を備えたものであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の貼付装置。
- 前記ステアリング運動機構が、前記支持機構に組み込まれたものであるか、前記ハーフカット済両面テープ貼付装置全体を支持するロボットアーム内に組み込まれて前記ハーフカット済両面テープ貼付装置全体の水平面内での角度を変えるものであるかのいずれかであることを特徴とする請求項13に記載の貼付装置。
- 前記回転貼付転圧部の前記回転体が、単一の回転体、または、左右一対の2つの回転体であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の貼付装置。
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