JP4406514B2 - 薬剤噴霧装置および薬剤の噴霧方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、木材に防腐防蟻用の薬剤を噴霧する薬剤噴霧装置および薬剤の噴霧方法に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
従来より、シロアリ、腐朽菌等による木材の生物被害を防止するために、防腐防蟻加工が行われている。この防腐防蟻加工の一例として、予め木材の表面に、例えば、のみ刃によって適当な間隔でのみ目を切り込んでおき、該のみ目から薬剤を木材内部に浸透させる方法がある。この木材の表面に前記のみ目等の微小孔を切り込む加工がインサイジング加工と称されている。インサイジング加工を行った木材に薬剤を浸透させる例として、特開2000−225607号公報に記載の技術が知られている。特開2000−225607号公報に記載の技術では、インサイジング加工を施した木材に薬剤を噴射ノズルにより塗布する加工を行う例が記されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術には次のような課題があった。すなわち、木材ののみ目から薬剤を木材内部に浸透させるために、木材に薬剤を噴霧するが、載置した木材の下側に位置する下面は、この下面から薬剤が垂れ落ち易いので、薬剤の塗布量が少なくなる傾向にある。このため、木材の表面に塗布された薬剤を、木材内部に均一に含浸させるのは難しい。
本発明は上記課題を鑑みてなされるものであり、木材内部へ薬剤を均一に含浸できる薬剤噴霧装置および薬剤の噴霧方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題に対し、請求項1の発明は、例えば図1に示すように、木材Mに防腐防蟻用の薬剤を噴霧する薬剤噴霧装置2であって、
前記木材Mの表面に薬剤を噴霧する2つの噴霧装置21,21と、
前記木材Mの上下位置を反転させる反転装置3,3とを備えており、
前記2つの噴霧装置21,21は、前記反転装置3,3を挟むようにして、かつ所定の間隔をあけて配置されており、
一方の噴霧装置21の搬出口23bから他方の噴霧装置21の搬入口23aに向けて、前記木材Mを搬送する搬送手段(例えば、ローラコンベア20)が設けられていることを特徴としている。
【0005】
請求項1の発明によれば、木材Mの表面に噴霧装置21にて薬剤を噴霧した後、反転装置3,3によって木材Mを反転させて、さらに、この反転した木材Mの表面に噴霧装置21から薬剤を噴霧することによって、木材Mの上面と下面とに均一に、さらには両側面にも均一に薬剤を噴霧して塗布できる。したがって、木材の表面から均一に薬剤を含浸させることができる。
また、2つの噴霧装置21,21が、前記反転装置3,3を挟むようにして配置されているので、第1の噴霧装置21で薬剤が噴霧された木材Mの上下位置を前記反転装置3,3にて反転した後、第2の噴霧装置21に送ることができる。よって、木材Mへの噴霧工程、反転工程、噴霧工程を連続して行うことができる。
また、一方の噴霧装置21の搬出口23bから他方の噴霧装置21の搬入口23aに向けて、前記木材Mを搬送する搬送手段が設けられているので、第1の噴霧装置21で薬剤が噴霧された木材Mを、搬送手段によって、第2の噴霧装置21に搬送することができる。よって、木材Mへの噴霧工程、反転工程、噴霧工程を連続して、しかも自動的に行える。
【0006】
請求項2の発明は、例えば、図6および図9に示すように、請求項1記載の薬剤噴霧装置2において、
前記反転装置3,3は、前記木材Mの少なくとも対向する側面を挟むようにして保持する保持手段(例えば、保持部31,収納部37)と、
前記保持手段(例えば、保持部31,収納部37)を、これによって保持された木材Mの上下位置が反転するように、回転移動させる回転機構(例えば、回転部33,39)とを備えていることを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明によれば、保持手段により木材Mの少なくとも対向する側面を挟むようにして保持し、前記保持手段を回転機構によって、木材Mの上下位置が反転するように、回転移動することにより、木材Mを自動的に、しかも容易かつ安定して反転できる。
【0008】
請求項3の発明は、例えば、図1および図8に示すように、請求項2記載の薬剤噴霧装置2において、
前記反転装置3,3は、木材Mの長尺方向に沿って所定間隔で複数配置されており、これら複数の反転装置3,3は同期して駆動することを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明によれば、反転装置3,3が、木材Mの長尺方向に沿って複数所定間隔で配置されているので、長尺な木材を保持手段によって安定的に保持することができ、しかも複数の反転装置3,3が同期して駆動するので、保持手段によって保持された木材Mが反転の際に捩れることがない。
【0014】
請求項4の発明は、例えば、図1に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の薬剤噴霧装置2において、
前記一方の噴霧装置21の搬入口23aの上流側には、木材Mにインサイジング加工を施すインサイジング装置1が設けられていることを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明によれば、前記一方の噴霧装置21の搬入口23aの上流側には、木材Mにインサイジング加工を施すインサイジング装置1が設けられているので、木材Mにインサイジング加工を施すことができ、インサイジング加工が施された木材Mを前記一方の噴霧装置21に容易に搬入でき、その後は、2つの噴霧装置21,21、反転装置3,3によって、噴霧工程、反転工程、噴霧工程を連続して行える。よって、木材Mへのインサイジング工程から、噴霧工程、反転工程、噴霧工程までを連続して行える。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の薬剤噴霧装置2によって木材Mに防腐防蟻用の薬剤を噴霧する薬剤の噴霧方法であって、
前記一方の噴霧装置21によって前記木材Mの表面に薬剤を噴霧した後、この木材Mを前記搬送手段(例えば、ローラコンベア20)によって前記反転装置3,3側に搬送し、
この反転装置3,3によって前記木材Mの上下位置を反転した後、この木材Mを前記搬送手段(例えば、ローラコンベア20)によって前記他方の噴霧装置21側に搬送し、その後、この他方の噴霧装置21によって、反転した木材Mの表面にさらに薬剤を噴霧することを特徴とする薬剤の噴霧方法。
【0017】
請求項5の発明によれば、前記木材Mの表面に薬剤を噴霧した後、該木材Mの位置を反転して、この反転した木材にさらに薬剤を噴霧するので、木材Mの表面に薬剤をまんべんなく噴霧し、前記木材Mの表面に斑がないように薬剤を噴霧して塗布することができる。したがって、木材Mの表面から均一に薬剤を含浸させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る薬剤噴霧装置2の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る薬剤噴霧装置2の一例を、その前工程のインサイジング加工装置1とともに示す概略構成図である。まず、前記薬剤噴霧装置2について説明する前に、前記インサイジング加工装置1について簡単に説明する。
【0019】
前記インサイジング加工装置1は、図1および図2に示すように、その外側を構成するケーシング5を有しており、該ケーシング5内には、上下方向に互いに対向して配置された一対の回転刃物6,6と、左右方向に互いに対向して配置された一対の回転刃物7,7とが設けられている。また、前記ケーシング5には、インサイジング加工を施すべき木材Mをケーシング5内に搬入するための搬入口5aと、インサイジング加工された木材Mをケーシング5から搬出するための搬出口5bとがそれぞれ設けられている。
【0020】
前記回転刃物6は、図3に示すように、複数のインサイジング刃物8…を回転軸Rに、軸方向に所定間隔で取付けることによって構成されたもので、前記回転軸Rは、図示しない駆動機構によって軸回りに回転駆動されるようになっている。そして、回転刃物6,6はそれらの回転軸R,Rを互いに上下に平行離間して配置されている。
【0021】
そして、上記構成のインサイジング刃物8を備えた回転刃物6によって、木材Mの表面に微小孔18…を形成するには、回転刃物6,6を回転させつつ、その押込刃8b…を木材Mの表面に順次押込むことで行う。このように、押込刃8b…をその先端面から木材Mの表面に押し込むことで、木材Mの表面の一部が押し潰されるように圧縮されて、微小孔18…が形成される。このようにして形成された微小孔18…は、その長辺側の側壁が復元しようと互いに近接する方向に傾斜しても、側壁間に底壁によって隙間が形成されているので、側壁の復元による微小孔18の閉鎖を防止することができる。したがって、該微小孔18…から木材内部に薬剤を効果的にしかも深く浸透させることができる。
【0022】
また、前記回転刃物7は、前記回転刃物6と同様に、複数のインサイジング刃物8…を回転軸Rに、軸方向に所定間隔で取付けることにより構成されたもので、前記回転軸Rは、図示しない駆動機構によって軸回りに回転駆動されるようになっている。そして、回転刃物7,7はそれらの回転軸R,Rを互いに左右に平行離間して配置されている。なお、前記回転刃物7は、インサイジング加工を施すべき木材Mが横断面正方形の場合には、回転刃物6と同数のインサイジング刃物8…によって構成するが、インサイジング加工を施すべき木材Mの大きさ、形状によって、回転刃物6および回転刃物7をそれぞれ構成するインサイジング刃物8の枚数は適宜調整する。そして、前記回転刃物6,6と同様に、前記回転刃物7,7で、木材Mの側面に多数の微小孔18…を形成するようになっている。
【0023】
また、上記構成のインサイジング加工装置1の搬入口5aには、図1および図2に示すように、前工程から木材Mをインサイジング加工装置1に搬送する搬送手段20が接続されている。この搬送手段20はローラコンベアであり、該ローラコンベア20は前記搬入口5aの高さ位置において水平に設置されている。
【0024】
次に、本発明に係る薬剤噴霧装置2について説明する。該薬剤噴霧装置2は、図1に示すように、2つの噴霧装置21,21と、この2つの噴霧装置21,21の間に設けられた反転装置3,3と、川下側に除去部70とを備えて構成されている。
【0025】
噴霧装置21は、図4に示すように、6本の噴射ノズル24…を備え、インサイジング加工された木材Mが搬入され、該木材Mの表面に薬剤が噴霧される室である。この噴霧装置21の搬入口23aおよび搬出口23bには、扉部25,25がそれぞれ設けられており、薬剤が噴霧装置21の周囲に飛散しないような空間とされている。前記扉部25は、可撓性を有する多数の繊維を刷毛状に纏めたものであり、木材Mが扉部25,25の多数の繊維をかき分けるようにして、噴霧装置21に搬入、搬出するようになっている。
【0026】
また、前記噴霧装置21には、歯車27aが取付けられた搬送ローラ27,27が設けられており、該搬送ローラ27,27とともに歯車27a,27aを回転させることで、該歯車27a,27a上に乗った木材Mが搬入口23aから搬出口23bに向けて搬送されるようになっている。
【0027】
前記6本の噴射ノズル24…は、3本が噴霧装置21内の上部に設けられ、残りの3本が噴霧装置21内の下部に設けられている。前記噴射ノズル24…は、可撓性を有するたわみ金属管24k…の先端部にそれぞれ取付けられており、該たわみ金属管24k…は、後述する配管44,45に接続されている。このように、噴射ノズル24…を、たわみ金属管45k…の先端部に取付けることで、該たわみ金属管24kを作業者が適宜曲げることができ、これによって、噴射ノズル24…の向きを容易に調整することができる。
【0028】
上側の3本の噴射ノズル24a,24b,24cは、図5に示すように、下方に向けて薬剤を噴射するもので、中央の噴射ノズル24bによって木材Mの上面中央部に薬剤を噴射して噴霧し、両脇の噴射ノズル24a,24cによって木材Mの上面の両側部と木材Mの両側面上部にそれぞれ薬剤を噴霧するようになっている。さらに、上側の3本の噴射ノズル24a,24b,24cは、木材Mの搬送方向(前方)を向いており、これにより木材Mの後端面にも薬剤を噴霧して塗布できるようになっている。
【0029】
また、下側の3本の噴射ノズル24d,24e,24fは、図5に示すように、上方に向けて薬剤を噴射するもので、中央の噴射ノズル24eによって木材Mの下面中央部に薬剤を噴霧し、両脇の噴射ノズル24d,24fによって木材Mの下面全体と木材Mの両側面下部にそれぞれ薬剤を噴霧して塗布するようになっている。さらに、前記下側の両脇の2本の噴射ノズル24d,24fは、木材Mの搬送方向と逆方向(後方)を向いており、これにより木材Mの先端面にも薬剤を噴霧できるようになっている。そして、上記6本の噴射ノズル24…からは、それぞれ圧縮された空気とともに薬剤が噴射され木材Mの表面に泡状になって噴霧されるようになっている。また、噴射される薬剤の量は、前記圧縮された空気の流量と噴射圧によって調整できるようになっており、前記上側の噴射ノズル24a,24b,24cより高い圧力で噴射できるようになっている。
【0030】
反転装置3,3は、噴霧装置21によって薬剤が噴霧された木材Mの上下位置を反転するものであり、図1に示すように、前記2つの噴霧装置21,21の間に、前記ローラコンベア(搬送手段)20の進行方向に沿って所定間隔離間して2つ設けられている。この反転装置3,3は、図6に示すように、枠部32と、保持部(保持手段)31と、回転部(回転機構)33とにより構成されている。
【0031】
枠部32は、円形の枠を形成し、枠の下方に台部32aを備えている。この枠部32の内側の側面には回転部(回転機構)33が、回転可能に嵌め込まれている。この回転部(回転機構)33には、2つの保持部(保持手段)31,31が、前記枠部32の円の直径に沿って、互いに対向するようにして設けられている。この保持部(保持手段)31,31は、シリンダ部31aと、シリンダ部31aに収められて枠部32の円の中心に向かって上下動を行うピストン部31bと、ピストン部31bの頂部にて、平面を形成する保持面31cとにより構成され、垂直方向の位置で停止するようになっている。
【0032】
すなわち、木材Mが、ローラコンベア(搬送手段)20により2つの反転装置3,3に当接する位置まで搬送されてきたら、2つの反転装置3,3の上下のピストン部31b,31bが、同時に前記枠部32の中心方向へ突出する。このピストン部31b,31bが突出すると、保持面31c,31cにより、木材Mを上下方向から挟むようにして保持することができる。そして、前記木材Mが保持面31c,31cに保持されると、前記回転部(回転機構)33が180度回転し、木材Mの上下位置が反転して回転移動する構造となっている。
【0033】
除去部70は、前記木材Mの表面から余分な薬剤を除去するものであり、図1、図7および図8に示すように、6個の回転ブラシ71…を備え、薬剤が塗布された木材Mが搬入、搬出される室である。除去部70は、薬剤が除去部70の周囲に飛散しないようにな空間とされている。すなわち、除去部70の搬入口70aは、図8に示すように、前記噴霧装置21の搬出口23bと共通のものであり、該搬入口70aは前記搬出口23bに設けられた扉部25によって開閉可能とされている。また、除去部70の搬出口70bには前記扉部25と同様な構成の扉部72が設けられている。
【0034】
また、前記除去部70には、搬送ローラ74…が木材Mの搬送方向に所定間隔で設けられており、該搬送ローラ74…を回転させることで、該搬送ローラ74…上に乗った木材Mが搬入口70aから搬出口70bに向けて搬送されるようになっている。さらに、前記搬送ローラ74…の上方にはそれぞれ押えローラ75…が設けられている。該押えローラ75…は木材Mの上面に上方から当接しながら、木材Mの搬送とともに回転するものであり、搬送中の木材Mの表面が前記回転ブラシ71…によって擦られることによって該木材Mが除去部70内で振動するのを防止するようになっている。該回転ブラシ71…は図示しない駆動機構によって回転するようになっている。
【0035】
また、前記上下二対の回転ブラシ71,71はそれぞれ、上側の回転ブラシ71が上下に昇降できるようになっており、木材Mの厚さに応じて回転ブラシ71間の距離の距離を調整できるようになっている。さらに、前記左右一対の回転ブラシ71,71は、それぞれ左右に移動でき、木材Mの幅に応じて回転ブラシ71,71の距離を調整できるようになっている。
【0036】
そして、上記構成の除去部70では、表面に薬剤が塗布された木材Mが除去室23に搬入されると、回転している回転ブラシ71…が木材Mの表面を擦ることにより、該木材Mの表面から余分の薬剤を拭き取るとともに、木材内部への薬剤の浸透を促すようになっている。なお、上記構成の薬剤噴霧装置2の除去部70の搬出口70bには、図1および図7に示すように、除去部70から搬出された木材を次工程の搬送する搬送手段78が前記搬出口70bの高さ位置において水平となるよう接続されている。
【0037】
また、前記薬剤噴霧装置2には回収循環供給装置40が備えられている。この回収循環供給装置40は、前記噴射ノズル24…から噴射されて木材Mの表面に付着した薬剤以外の余分の薬剤と、前記回転ブラシ71…によって木材Mの表面から拭き取られた余分の薬剤とを回収して前記噴射ノズル24…に再び循環供給するものである。まず、前記噴霧装置21と除去部70の下方には、図1に示すように、前記噴射ノズル24…に供給される薬剤を貯留しておくための薬剤タンク41が設けられている。そして、この薬剤タンク41には、前記木材Mの表面に付着した薬剤以外の余分の薬剤が流入するようになっている。前記薬剤タンク41に流入した薬剤は、接続された配管42によって、前記噴射ノズル24…にそれぞれ接続されて、各噴射ノズル24…に薬剤が供給されるようになっている。なお、薬剤タンク41内の薬剤の量は、薬剤の噴霧に伴って減少してくるので、薬剤タンク41には適宜薬剤を補給する。
【0038】
また、前記インサイジング加工装置1と薬剤噴霧装置2との間には、インサイジング加工装置1によってインサイジング加工された木材Mを薬剤噴霧装置2に搬送する搬送手段20が設けられている。この搬送手段20は、ローラコンベア20であり、前記インサイジング加工装置1の搬出口5bと薬剤噴霧装置2の搬入口23aとの間において、ほぼ水平に設置されている。
【0039】
さらに、前記インサイジング加工装置1と薬剤噴霧装置2との間に設けられた前記ローラコンベア(搬送手段)20の途中には、図1に示すように、インサイジング加工の際に生じた切粉を木材Mから除去する切粉除去部4が設けられている。前記切粉除去部4は、前記ローラコンベア(搬送手段)20上を搬送されてくる木材Mを上下に挟むようにして設けられた上下一対の回転ブラシ56,56を備えており、該回転ブラシ56,56は図示しないモータによって回転するようになっている。また、前記回転ブラシ56,56には、フード57,57が回転ブラシ56,56の外側を覆うようにして取付けられており、これらフード57,57には吸引ダクト58が接続されている。
【0040】
そして、上記構成の切粉除去部3では、前記回転ブラシ56,56が回転して木材Mの表面を擦ることによって、インサイジング加工の際に生じた切粉を木材の表面およびインサイジング加工によって形成された微小孔18…から掻き取るようにして除去し、この除去された切粉はフード57,57から吸引ダクト58に吸引排除されるようになっている。
【0041】
次に、上記構成のインサイジング加工装置1によって、木材Mにインサイジング加工を施し、さらに、本発明に係る薬剤噴霧装置2によって、インサイジング加工された木材Mの表面に薬剤を噴霧する薬剤の噴霧方法について説明する。まず、断面矩形状に形成された長尺な木材Mが、前工程から前記ローラコンベア(搬送手段)20によって搬送されてきて、インサイジング加工装置1にその搬入口5aから搬入されてくる。なお、インサイジング加工装置1においては、木材Mが搬入される前に、前記上下一対の回転刃物6,6および左右の回転刃物7,7の距離を、木材Mの厚さおよび幅に応じて適宜調整しておき、これら回転刃物6,6および回転刃物7,7を回転させておく。
【0042】
木材Mがインサイジング加工装置1内に搬入されると、前記回転刃物6,6間および回転刃物7,7間に木材Mが挿入され、これによって、これら回転刃物6,7の外周部に形成されている押込刃8…が木材Mの表面を順次押込み、押込まれた押込刃8は順次引抜かれる。このように、押込刃8bをその先端面から木材の表面に押し込むことで、木材の表面の一部が押し潰されるように圧縮されて、該木材の表面には、図3に示すように、微小孔18が形成される。
【0043】
そして、インサイジング加工されて表面に微小孔18…が形成された木材Mは、インサイジング加工装置1の搬出口5bから搬出されて、前記ローラコンベア(搬送手段)20によって、薬剤噴霧装置2に向けて搬送される。この搬送途中において、前記木材Mは切粉除去部3によって、前記微小孔18…に残留している切粉や木材Mの表面に付着している切粉が除去される。すなわち、木材Mが切粉除去部3に達すると、該切粉除去部3の、回転している回転ブラシ56,56が木材Mの表面を擦ることによって、インサイジング加工の際に生じた切粉を木材Mの表面およびインサイジング加工によって形成された微小孔18…から掻き取るようにして除去し、この除去された切粉はフード57,57から吸引ダクト58に吸引排除される。
【0044】
切粉が除去された木材Mは、前記ローラコンベア(搬送手段)20によってさらに搬送され、前記薬剤噴霧装置2の噴霧装置21に搬入される。すると、噴霧装置21において木材Mは、搬送ローラ27,27によって搬出口23bに向けて搬送され、この搬送されている間に、前記6本の噴射ノズル24…から木材Mの表面に向けて薬剤が噴射されて該木材Mの表面に噴霧される。
【0045】
噴射ノズル24…から薬剤を噴射する場合、上側中央の噴射ノズル24bによって木材Mの上面中央部に薬剤を噴射して噴霧し、両脇の噴射ノズル24a,24cによって木材Mの上面の両側部と木材Mの両側面上部にそれぞれ薬剤を噴射して噴霧する。また、図4および図5に示すように、上側の3本の噴射ノズル24a,24b,24cによって、木材Mの後端面にも薬剤を噴霧し、下側中央の噴射ノズル24eによって木材Mの下面に薬剤を噴霧し、両脇の噴射ノズル24d,24fによって木材Mの下面全体と木材Mの両側面下部にそれぞれ薬剤を噴射して噴霧する。下側の両脇の2本の噴射ノズル24d,24fによって、木材Mの先端面にも薬剤を噴霧する。このようにして、木材Mの表面全体に薬剤を噴霧することで、該薬剤は木材Mの表面に形成された多数の微小孔18…から木材内部に浸透していく。また、前記噴射ノズル24…から木材Mの表面に薬剤を噴射して噴霧する場合、噴射ノズル24…から噴射される薬剤の量を、圧縮空気の流量と噴射圧とによって調整する。
【0046】
上記のようにして表面に薬剤が噴霧された木材Mは、ローラコンベア(搬送手段)20によって、反転装置3,3側に搬送される。前記木材Mが、該木材Mの両端が、前記2つの反転装置3,3の枠部を貫通する位置まで搬送されたら、ローラコンベア(搬送手段)20が搬送を一時停止する。木材Mの搬送が停止したら、前記反転装置3,3の保持部31,31のピストン部31b,31bがシリンダー部31a,31aより突出して、保持面31c,31cで該木材Mが、上下から挟むようにして保持される。前記回転部(回転機構)33が180度回転することにより、前記保持部31,31の上下位置が反転して、前記保持された木材Mは、その上下位置が反転する。保持部31,31の反転を終えたら、前記保持部31,31のピストン部31b,31bの動作により木材Mから離れて、前記ローラコンベア(搬送手段)20上に載置されて、このローラコンベア(搬送手段)20により、除去部70側に搬送する。
【0047】
前記上下位置が反転した木材Mは、前記ローラコンベア(搬送手段)20により、図7に示すように、扉部25から除去部70に搬入される。すると、噴霧装置21において木材Mは、搬送ローラ74…によって搬出口70bに向けて搬送され、この搬送されている間に、回転している回転ブラシ71…が木材Mの表面を擦ることにより、該木材Mの表面から余分の薬剤を拭き取るとともに、木材内部への薬剤の浸透を促す。回転ブラシ71…によって木材Mの表面を擦る場合、搬入口70a側および搬出口70b側にそれぞれ設けられた上下一対ずつの回転ブラシ71a,71a、71b,71bによって木材Mの上下面を擦り、中央部に設けられた左右一対の回転ブラシ71c,71cによって木材Mの両側面を擦る。そして、前記除去部70内で表面に付着している余分の薬剤が拭き取られた木材Mは、搬出口70bから搬出され、前記ローラコンベア(搬送手段)20によって次の工程に搬送される。
【0048】
このように、本例の薬剤噴霧装置2では、インサイジング加工された木材Mの表面には、噴霧装置21内の6本の噴射ノズル24…によって薬剤が噴射されるので、該木材Mの表面に容易に均一に薬剤を噴霧することができる。また、噴射ノズル24…は噴霧装置21内に設けられているので、噴射された薬剤が噴霧装置21の周囲に飛散することがなく、木材処理装置が設置された工場内をクリーンな雰囲気に維持することができる。
【0049】
さらに、前記2つの噴霧装置21,21の間には、反転装置3,3が設けられているので、薬剤が噴霧された木材Mの上下位置を反転することができ、木材Mの両面に対して、上方から薬剤を噴霧できる。したがって、木材Mの各側面に対して、薬剤を、斑なく浸透するように噴霧することができる。
【0050】
さらに、前記噴霧装置21において、上側に配置された噴射ノズル24a,24b,24cから、木材Mの上面と側面上部に薬剤を噴霧し、下側に配置された噴射ノズル24d,24e,25fから、木材Mの下面と側面下部に薬剤を噴霧することができるので、木材Mの上下面および両側面に、より均一に薬剤を噴霧することができる。加えて、下側の両脇の2本の噴射ノズル24d,24fによって、木材Mの先端面にも薬剤を噴霧し、さらに、上側の3本の噴射ノズル24a,24b,24cにより、木材Mの後端面にも薬剤を噴霧するので、木材Mの上下面および両側面に加えて、木材Mの先端面および後端面にも薬剤を噴霧することができ、よって、木材表面全体に薬剤を噴霧して塗布することができる。
【0051】
また、インサイジング加工された木材Mの表面に薬剤噴霧装置2の噴霧装置21によって薬剤を噴霧した後、除去部70によって木材Mの表面から余分の薬剤を除去するようにしたので、インサイジング加工された木材Mには、適量の薬剤が噴霧され、よって、適量の薬剤を木材内部に浸透させることができる。さらに、前記除去部70内においては、回転ブラシ71…が回転して木材の表面を擦るので、該木材の表面から余分の薬剤を容易に拭き取ることができるとともに、木材内部への薬剤の浸透を促すことができる。また、回転ブラシ71…は除去部70内に設けられているので、回転ブラシ71…によって拭き取られた薬剤が除去室の周囲に飛散することがなく、木材処理装置が設置された工場内をクリーンな雰囲気に維持することができる。
【0052】
また、前記噴射ノズル24…から噴射されて木材Mの表面に付着した薬剤以外の余分の薬剤と、前記回転ブラシ71…によって木材の表面から拭き取られた余分の薬剤との両方が、前記回収循環供給装置40によって、噴射ノズル24…に再び供給されるので、薬剤の無駄を削減することができる。また、インサイジング加工装置1から薬剤噴霧装置2に木材Mを搬送するローラコンベア(搬送手段)20の途中に、切粉除去部4を設け、この切粉除去部4の回転ブラシ56,56によって、木材Mの表面を擦るようにしているので、該木材Mの表面に付着している切粉および木材Mの表面に形成された微小孔18…に残留している切粉を確実に除去することができる。したがって、インサイジング加工によって形成された多数の微小孔18…に切粉が根詰まりしていることがなく、よって、薬剤噴霧装置2で木材Mの表面に噴霧された薬剤を、前記微小孔18…から木材内部に確実に浸透させることができる。
【0053】
さらに、インサイジング加工装置1と、薬剤噴霧装置2との間にローラコンベア(搬送手段)20を設けたので、インサイジング加工された木材Mを自動的に薬剤噴霧装置2に搬送し、この薬剤噴霧装置2で木材に薬剤を噴霧することができる。したがって、インサイジング加工、搬送、薬剤噴霧という一連の工程を自動的に行うことができる。
【0054】
また、インサイジング加工装置1においては、互いに対向して設けられた上下一対の回転刃物6,6と左右一対の回転刃物7,7を回転させつつ、これら回転刃物6,6間および回転刃物7,7間に木材を挿入して移動することで、回転刃物6,7の外周部に形成された多数の押込刃8b…を木材の表面に押し込むようにしたので、木材Mの互いに対向する表面に、多数の微小孔18…を効率的かつ容易に形成することができる。
【0055】
なお、本実施の形態の例では、木材Mをその長尺な辺と平行に搬送して、インサイジング加工および薬剤の噴霧を行うこととしたが、木材Mの搬送の向きを限定するものではない。例えば、幅の広い搬送装置を用いて、木材を、木材の長尺な辺と垂直に搬送されるように構成してもよい。
【0056】
次に、本発明に係る薬剤噴霧装置2の第2の実施の形態の例について、説明する。第2の実施の形態における薬剤噴霧装置2は、図8および図9に示すように、前記第1の実施の形態の例と、反転装置3,3の構造が異なる。
【0057】
反転装置3,3は、図9に示すように、2つの噴霧装置21,21の間に、所定間隔を設けて配置されている。反転装置3,3は、回転軸39と、断面視コ字状の収納部37と、この収納部37と前記回転軸39とをつなぐ柱部38とにより構成されている。前記収納部37の内側に木材Mを載置して収め、回転軸39が180度回転して収納部37の位置が移動することにより、前記木材Mの上下位置が反転するようになっている。
【0058】
この反転装置3,3を用いた薬剤噴霧装置2の動作について説明する。まず、第1の噴霧装置21に搬入され、薬剤を噴霧された木材Mは、ローラコンベア(搬送手段)20により、川下方向に搬出される。木材Mが前記2つの反転装置3,3の収納部37,37に当接する位置まで搬送されると、前記2つの反転装置3,3の回転軸39,39が同時に180度回転移動し、収納部37,37の開口する向きが反転する。これにより、木材Mの上下位置が反転し、再び、ローラコンベア(搬送手段)20にて、川下側にある第2の噴霧装置21へ搬送される。第2の噴霧装置21において、再び、薬剤が噴霧されたら、除去部70へ搬送される。除去部70に搬送された木材Mは、回転ブラシ71…によって余分な薬剤が除去された後、誘導壁60によって搬送位置を誘導されながら、ローラコンベア(搬送手段)20によって次の工程へ移動する。
【0059】
本実施の形態の例における薬剤噴霧装置2によれば、第1の噴霧装置21と第2の噴霧装置21との間には、2つの反転装置3,3が設置され、この反転装置3,3は同時に動作するので、木材Mを確実に安定的に反転させることができる。これにより、前記2つの噴霧装置21,21において噴霧する木材Mの4面に斑なく噴霧することができる。
【0060】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、噴霧装置により、木材の表面に薬剤を噴霧することができる。また、反転装置を備えているので、自動的に木材の両面に薬剤を噴霧できる。したがって、木材に薬剤を噴霧する時に、上面からの噴霧を木材の両面に容易に行えるので、木材に薬剤を斑なく噴霧でき、効果的に薬剤の噴霧を行うことができる。
また、2つの噴霧装置が、前記反転装置を挟むようにして、配置されているので、第1の噴霧装置で薬剤が噴霧された木材の上下位置を前記反転装置にて反転した後、第2の噴霧装置に送ることができる。
また、搬送手段により、第1の噴霧装置で薬剤が噴霧された木材を第2の噴霧装置に搬送することができる。
【0061】
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記反転装置は、保持手段と、回転機構とによって、容易かつ安定して前記木材を反転することができる。
【0062】
請求項3の発明によれば、請求項2と同様の効果を得ることができるのはもちろんのこと、木材の長尺方向に沿って所定間隔で複数配置された反転装置は同期して駆動するので、木材を安定して反転できる。
【0065】
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果を得ることができるのはもちろんのこと、インサイジング装置により、木材にインサイジング加工を施すことができ、インサイジング加工が施された木材を前記一方の噴霧装置に容易に搬入できる。
【0066】
請求項5の発明によれば、請求項1〜4のいずれかと同様の効果を得ることができるのはもちろんのこと、木材の表面に薬剤をまんべんなく噴霧し、前記木材の表面に斑がないように噴霧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薬剤噴霧装置の一例を示すもので、該薬剤噴霧装置を、インサイジング装置とともに示した側面図である。
【図2】図1におけるインサイジング装置を示す斜視図である。
【図3】図1,2に示すインサイジング装置に設けられた回転刃物を示す斜視図である。
【図4】図1に示す薬剤噴霧装置の噴霧装置を示す斜視図である。
【図5】本発明における薬剤噴霧装置の噴霧装置によって木材の上下面および側面に薬剤を噴霧する方法を示す図である。
【図6】図1に示す薬剤噴霧装置の反転装置を示す立面図である。
【図7】図1に示す薬剤噴霧装置の除去部を示す斜視図である。
【図8】本発明における薬剤噴霧装置の第2の実施の形態を示す平面図である。
【図9】図8における反転装置を示す図である。
【符号の説明】
1 インサイジング装置
2 薬剤噴霧装置
3 反転装置
21 噴霧装置
23a 搬入口
23b 搬出口
M 木材
Claims (5)
- 木材に防腐防蟻用の薬剤を噴霧する薬剤噴霧装置であって、
前記木材の表面に薬剤を噴霧する2つの噴霧装置と、
前記木材の上下位置を反転させる反転装置とを備えており、
前記2つの噴霧装置は、前記反転装置を挟むようにして、かつ所定の間隔をあけて配置されており、
一方の噴霧装置の搬出口から他方の搬入口に向けて、前記木材を搬送する搬送手段が設けられていることを特徴とする薬剤噴霧装置。 - 請求項1記載の薬剤噴霧装置において、
前記反転装置は、前記木材の少なくとも対向する側面を挟むようにして保持する保持手段と、
前記保持手段を、これによって保持された木材の上下位置が反転するように、回転移動させる回転機構とを備えていることを特徴とする薬剤噴霧装置。 - 請求項2記載の薬剤噴霧装置において、
前記反転装置は、木材の長尺方向に沿って所定間隔で複数配置されており、これら複数の反転装置は同期して駆動することを特徴とする薬剤噴霧装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の薬剤噴霧装置において、
前記一方の噴霧装置の搬入口の上流側には、木材にインサイジング加工を施すインサイジング装置が設けられていることを特徴とする薬剤噴霧装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の薬剤噴霧装置によって木材に防腐防蟻用の薬剤を噴霧する薬剤の噴霧方法であって、
前記一方の噴霧装置によって前記木材の表面に薬剤を噴霧した後、この木材を前記搬送手段によって前記反転装置側に搬送し、
この反転装置によって前記木材の上下位置を反転した後、この木材を前記搬送手段によって前記他方の噴霧装置側に搬送し、その後、この他方の噴霧装置によって、反転した木材の表面にさらに薬剤を噴霧することを特徴とする薬剤の噴霧方法。
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