JP2004187640A - 貝処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貝処理に手間や時間を要し、処理中に貝柱等を損傷させてしまうこともあった。
【解決手段】貝を吸引保持可能な搭載部を備えた貝搭載台をターンテーブル上に複数配置し、そのターンテーブルによる貝の搬送経路上に、貝殻に開口部を形成する開口部形成手段、上殻と貝柱とを分離させる上殻分離手段、上殻を除去する上殻除去手段、付随部を吸引除去する付随部除去手段、下殻と貝柱とを分離させる下殻分離手段、貝柱を回収する貝柱回収手段、下殻を排出する下殻排出手段を設け、前記上殻分離手段は、形成された開口部から貝内部に液体を噴射し、その液圧によって上殻内面と貝柱表面とを分離させ、前記下殻分離手段は、液圧によって下殻内面と貝柱表面とを分離させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貝の搬送、付随部の除去、貝柱の回収、貝殻の排出といった一連の処理を自動で行う貝処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
貝はその流通形態に応じて様々な処理を施す必要がある。例えば、貝柱を商品として流通させる場合には、貝を開き、開かれた貝から中腸線(通称:ウロ)、生殖巣(通称:ラン)、外套膜(通称:ヒモ)、心臓、鰓、触手といった付随部を除去し、貝柱を取り出すといった一連の処理を施す必要がある。
【0003】
従来、前記一連の貝処理工程を短時間で効率的に行うため、貝を自動的に開いて貝柱を回収する処理方法が開発されている。その一例として図12(a)〜図12(d)に示す帆立貝の処理方法がある。それは次ぎのような方法である。
(1)ベルトコンベアに取り付けられている作業テーブルの上に作業者が帆立貝90を水平に1個づつセットする。この場合、2枚の殻91、92のうち、上殻又は右殻と呼ばれる一方の殻(湾曲が浅い方)91を下にしてセットする。尚、他方の殻92は下殻又は左殻と呼ばれ、前記上殻91に比べて湾曲が深い。
(2)ベルトコンベアーにより搬送されてきた帆立貝90の上殻及91び下殻92の先端部93をダイヤモンドカッターで図12(b)のように切断除去し、図12(c)のように殻91、92に開口部94を形成する。
(3)図12(d)のように、開口部94から上殻91の内面に沿って帆立貝90の内部にへら状の分離具を挿入し、上殻91を貝柱95から分離する。貝柱95から分離された上殻91は作業テーブルから排出する。
(4)作業テーブルに残った下殻92からこれに付着している中腸線、生殖巣、外套膜、心臓、鰓、触手といった付随部を手作業で除去する。
(5)付随部が除去された下殻92の内面に沿って分離具を貝柱95の下に挿入し、貝柱95を下殻92から分離する。
【0004】
前記図12(a)〜(d)に示す貝処理方法以外にも特許文献1〜特許文献8に示すような処理装置や処理方法が開発されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−232449号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平9−172947号公報
【0007】
【特許文献3】
特開平9−74993号公報
【0008】
【特許文献4】
国際公開第97/00616号パンフレット
【0009】
【特許文献5】
特開昭63−258530号公報
【0010】
【特許文献6】
米国特許第3755855号明細書
【0011】
【特許文献7】
米国特許第5178577号明細書
【0012】
【特許文献8】
国際公開第01/06861号パンフレット
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の貝処理装置や貝処理方法には次ぎのような課題があった。
(1)一部の処理装置や処理方法は、一連の処理工程の一部を自動化したにすぎず、省力化、効率化の要求に十分に応えられていない。
(2)何らかの分離具を挿入して貝柱を殻から分離する装置や方法では、貝柱に傷が付いたり、貝柱が欠けたり、裂けたりすることがあり、貝柱の品質や等級が低下する一因となる。
(3)ベルトコンベアで貝を搬送する装置や方法は、広い設置スペースや作業スペースを必要とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、前記従来の貝処理装置や貝処理方法の諸課題を解決することにある。
【0015】
本発明の貝処理装置の一つは、貝を吸引保持可能な搭載部を備えた貝搭載台をターンテーブル上に複数配置し、ターンテーブルを回転させて各貝搭載台の搭載部に吸引保持されている貝を搬送し、その搬送途中にウロやヒモといった付随部の全部又は一部を除去すると共に、貝柱を回収する貝処理装置であって、貝の搬送経路上に、貝殻に開口部を形成する開口部形成手段と、上殻と貝柱とを分離させる上殻分離手段と、貝柱から分離された上殻を除去する上殻除去手段と、下殻内の付随部を吸引除去する付随部除去手段と、付随部が除去された下殻と貝柱とを分離させる下殻分離手段と、下殻から分離された貝柱を回収する貝柱回収手段と、貝柱が回収された下殻を排出する下殻排出手段とが設けられ、前記上殻分離手段は、前記開口部形成手段によって形成された開口部から貝内部に液体を噴射し、その液圧によって上殻内面とそこに密着している貝柱表面とを分離させるものであり、前記下殻分離手段は、液圧によって下殻内面とそこに密着している貝柱表面とを分離させるものである。
【0016】
本発明の貝処理装置の他の一つでは、貝搭載台の搭載部には、貝を吸引する吸引口とその吸引口を開閉する開閉弁が設けられ、搭載台に貝をセットすると開閉弁が自動的に開かれて貝が吸引保持され、貝を搭載台から離脱させると開閉弁が自動的に閉じられる。
【0017】
本発明の貝処理装置の他の一つでは、上殻分離手段が上殻内面とそこに密着している貝柱表面との間に液体を噴射可能な噴射ノズルである。
【0018】
本発明の貝処理装置の他の一つでは、上殻除去手段が貝柱から分離された上殻を吸引保持して排出位置まで運搬し、排出位置で保持していた上殻を開放可能な吸引保持具である。
【0019】
本発明の貝処理装置の他の一つでは、付随部除去手段がウロの全部又は一部を吸引除去する第一吸引ノズルと、ウロ以外の付随部の全部又は一部を吸引除去する第二吸引ノズルとからなる。
【0020】
本発明の貝処理装置の他の一つでは、下殻分離手段が下殻内面とそこに密着している貝柱表面との間に液体を噴射可能な噴射ノズルである。
【0021】
本発明の貝処理装置の他の一つでは、貝柱回収手段が貝柱を吸引して回収可能な吸引ノズルである。
【0022】
本発明の貝処理装置の他の一つでは、下殻排出手段が下殻を吸引保持して排出位置まで運搬し、排出位置で保持していた下殻を開放可能な吸引保持具である。
【0023】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の貝処理装置の一実施例を図1〜図8に基づいて詳細に説明する。ここに示す貝処理装置では、図1に示すように、支柱1に回動可能に取り付けられたターンテーブル2の上に貝3を搭載可能(セット可能)な貝搭載台4を複数設置し、ターンテーブル2の回転によって貝搭載台4にセットされている貝3を図中の矢印方向に搬送可能としてある。さらに、ターンテーブル2による貝3の搬送経路上に、貝3に開口部を形成する開口部形成手段A、上殻3aと貝柱5とを分離させる上殻分離手段B、貝柱5から分離された上殻3aを除去する上殻除去手段C、下殻3bから付随部6を吸引除去する付随部除去手段D、付随部6が除去された下殻3bと貝柱5とを分離させる下殻分離手段E、下殻3bから分離された貝柱5を回収する貝柱回収手段F、貝柱5が回収された後の下殻3bを排出する下殻排出手段Gを順次設け、搬送中に殻開け、付随部除去、貝柱回収、貝殻排出といった一連の処理を自動で行えるようにしてある。
【0024】
図1に示すターンテーブル2は図示されていない電動モーターを駆動源として図中の矢印方向に間欠回転し、貝搭載台4にセットされている貝3を前記各手段に順次供給する。具体的には、ターンテーブル2の回転間隔、回転速度、回転量等は予め設定されており、各手段における処理が終了する度に所定量だけ回転して、当該手段の前段の手段によって処理された貝3を次ぎの手段へ順次供給する。
【0025】
図2に示すように、前記ターンテーブル2上に設置されている夫々の貝搭載台4には、一組の搭載部7が設けられており、1つの貝搭載台4に対して2つの貝3を同時にセット可能としてある。図3に示すように、夫々の搭載部7は、可撓性材料(例えば合成樹脂)によって断面略凹形に形成されており、その底面中央には吸引口8が開口され、吸引口8にはこれを開閉する開閉弁9が設けられている。さらに、各搭載部7の下方には前記吸引口8に連通する空間10が形成され、その空間10には一端が図示されていないバキュームポンプに連通する耐圧ホース11の他端が連結されている。ここで、前記開閉弁9はスプリング12によって吸引口8を閉じる方向(上方)に常時付勢されており、スプリング12の付勢に抗して開閉弁9を押し下げると吸引口8が開口して搭載部内側と空間10とが連通する。
【0026】
次に前記構成を備える貝搭載台4の動作について説明する。下殻3bを下に向け、その下殻外面によって搭載部7の開口部を閉塞するようにして、貝3をセットと、貝3の重さによって前記開閉弁9が押し下げられ、吸引口8が開口する。
すると、下殻外面によって閉塞された搭載部内側が負圧となり、貝3が吸引保持される。貝の重さのみでは開閉弁9が十分に押し下げられない場合は、貝3をセットする際に該貝3を搭載部7に押し付ける。すると、可撓性材料からなる搭載部7が撓んで貝3が押し下げられ、開閉弁9が十分に押し下げられる。何れの場合も、可撓性材料からなる搭載部7は下殻外面の形状に追従して変形するので、下殻外面と搭載部7の開口部周縁とが密着し、十分な保持力が発揮される。尚、図3に示すように、搭載部7の後方には、そこにセットされる貝3を位置決めするためのプレート13が立設されている。
【0027】
図1に示す開口部手段Aの具体的構成を図4に示す。開口部形成手段Aは、貝3の殻3a、3bを切断可能なカッター20と、カッター20の駆動源である電動モーター21と、これらを待機位置と作業位置との間で昇降させる昇降ピストン22とを備えている。ここで、カッター20には、上殻3a及び下殻3bの先端部3cを切断するための一組の前方カッター20aと、上殻3aと下殻3bの連結部3dを切断するための一組の後方カッター20bとがあり、各組のカッター20a、20bが前後に平行に並んで対をなしている。本処理装置では、かかる2対のカッター20a、20bを横に並べて配置し、1つの貝搭載台4にセットされている2つの貝3に同時に開口部を形成可能としてある。
【0028】
前記カッター20は下方開口の透明なケース23内に収容されており、このケース23内には液体供給ノズル(図示しない)が設けられている。このノズル23は、切断時の摩擦熱の発生や切屑の飛散等を防止するための液体を供給するものである。また、前記電動モーター21は前記ケース23の上に設置されており、その回転軸に取り付けられた駆動プーリー24と、カッター20a、20bの中心に貫通固定されたシャフト25に取り付けられた受動プーリー26とに伝達ベルト27が掛け回わされている。従って、モーター21が作動すると、その回転力が回転軸→駆動プーリー24→受動プーリー26→シャフト25と伝達されてカッター20が図中の矢印方向に回転する。前記昇降ピストン22のロッド28は前記ケース23に連結されており、ロッド28の伸縮に伴ってケース23が上昇し、該ケース23内のカッター20及びケース23上のモーター21も上昇する。
【0029】
次に前記構成を備える開口部形成手段Aの動作を説明する。ターンテーブル2が回転して貝搭載台4が前記ケース23の下方に送り込まれると(ここでターンテーブル2は一端停止する)、前記電動モーター21が作動してカッター20が回転を始める。すると、カッター20の回転開始と同期して昇降ピストン22のロッド28が縮んでケース23を降下させ、回転中のカッター20を図中に実線で示す待機位置から鎖線で示す作業位置まで降下させる。この結果、前方カッター20aによって貝搭載台4の夫々の搭載部7にセットされている貝3の先端部3cが切除され、連結部3dが後方カッター20bによって切除される。この間、前記液体供給ノズルからは液体が供給されている。以上によって、夫々の貝3の先端に該貝3の内部に連通する開口部が形成されると共に、連結部3dが切除されることによって上殻3aと下殻3bが容易に分離可能な状態となる。切断作業が終了すると、電動モーター21が停止し、これと同期して前記昇降ピストン22のロッド28が伸びてケース23を上昇させ、カッター20を前記待機位置まで戻す。尚、ターンテーブル2の下にはスロープ29が設置されており、切除された貝3の先端部3c及び連結部3dは該スロープ29上に落下し、該スロープ29上を滑って図示されていない回収容器へ送り込まれる。
【0030】
図1に示す上殻分離手段B及び上殻除去手段Cの具体的構成を図5に示す。上殻分離手段Bは高圧の液体(水)を噴射可能な一組の上殻分離用噴射ノズル40と、一端が夫々のノズル40に接続された2本の圧送ホース(図示しない)と、夫々の圧送ホースの他端に接続されたポンプ(図示しない)とを備えている。上殻除去手段Cは上殻3aを吸引保持可能な一組の上殻用吸引保持具41と、一端が夫々の保持具41に接続された2本の耐圧ホース42と、夫々の耐圧ホース42に接続されたバキュームポンプ(図示しない)とを備えている。尚、二組の上殻分離用噴射ノズル40及び上殻用吸引保持具41はそれぞれ対をなし、一方は貝搭載台4の一方の搭載部7にセットされている貝3を処理し、他方は貝搭載台4の他方の搭載部7にセットされている貝3を処理する。即ち、1つの貝搭載台4にセットされて同時に供給される2つの貝3を同時に処理可能としてある。
【0031】
夫々の上殻分離用噴射ノズル40は、圧送ホースが接続される接続部43と、供給された液体の圧力をさらに高めるために先細りに形成された噴射口44と、接続部43と噴射口44とを繋ぐ連結管45とを備えている。さらに、T字形のハンドル46を時計回り又は反時計回りに回すことによって、噴射口44の位置を連結管45の軸方向前後に進退させることができるようにしてある。
【0032】
夫々の上殻用吸引保持具41は、可撓性材料(例えば合成樹脂)によって断面略凹形に形成された上殻吸引部47を備え、その上殻吸引部47の底面中央には吸引口が開口されている。さらに、前記吸引口は上殻吸引部47の上方に設けられた空間48に連通し、その空間48に42耐圧ホースの一端が連結されている。
【0033】
前記上殻分離用噴射ノズル40と上殻用吸引保持具41はアングル49によって一体化されており、昇降ピストン50及び回動ピストン51の作用によって一体に変位する。具体的には、昇降ピストン50によって図5に実線で示す待機位置と、一点鎖線で示す作業位置との間で昇降する。また、回動ピストン51によって前記作業位置から図中に二点鎖線で示す上殻排出位置まで回動すると共に、上殻排出位置から待機位置まで回動する(復帰する)。
【0034】
次に前記構成を備える上殻分離手段B及び上殻除去手段Cの動作を説明する。
前記開口部形成手段Aにおける処理が終了するとターンテーブル2が所定量だけ回転し、開口部が形成された貝3がセットされている貝搭載台4を該上殻分離手段B及び上殻除去手段Cに供給する。すると、前記昇降ピストン50のロッド51が縮み、待機位置にある上殻分離用噴射ノズル40及び上殻用吸引保持具41を前記作業位置まで降下させ、上殻用吸引保持具41の上殻吸引部47を上殻外面に押し付ける。次に、上殻分離用噴射ノズル40に接続されたポンプが作動し、該ノズル40の噴射口44から高圧液体の噴射が開始され、開口部から上殻内面とそこに密着している貝柱表面との間に向けて所定時間だけ高圧液体が噴射される。この結果、その液圧によって密着している上殻内面と貝柱表面とが分離される。この間、貝3は上殻3aに押し付けられた上殻吸引部47によって貝搭載台4に押さえ付けられているので、液圧によって位置ズレしたり、脱落したりすることはない。所定時間経過すると、上殻分離用噴射ノズル40からの液体噴射が停止すると共に、前記バキュームポンプが作動し、上殻3aを上殻吸引部7に吸着させる。その後、回動ピストン51のロッド52が伸びて、上殻分離用噴射ノズル40及び上殻用吸引保持具41を上殻殻排出位置まで移動させる。これによって、上殻3aは下殻3bから分離され、吸引保持具41に吸引保持されて上殻排出位置まで運ばれる。上殻用吸引保持具41が上殻排出位置まで到達すると、前記バキュームポンプが停止し、上殻3aの吸引保持を解除する。この結果、上殻3aは上殻排出位置下方に設置されているスロープ53上に落下し、該スロープ53上を滑って図示されていない回収容器に送り込まれる。尚、これら一連の処理中も下殻3bは常に吸引保持されている。
【0035】
図1に示す付随部除去手段Dの具体的構成を図6に示す。付随部除去手段Dは、付随部6のうち、ウロを吸引除去する一組の第一吸引ノズル60と、ウロ以外の付随部(ラン、ヒモ、心臓、鰓、触手等)6を吸引除去する一組の第二吸引ノズル61と、一端がこれらノズル60、61に接続された搬送用ホース62、63と、搬送用ホース62及び63の他端に接続されたバキュームポンプ(図示しない)とを備えている。ここで、ウロを吸引除去する第一吸引ノズル60は細長パイプ状としてあり、広くウロ以外の付随部6を吸引除去する第二吸引ノズル61は、前記第一吸引ノズル60よりも口広のホーン状としてある。尚、二組の第一吸引ノズル60と第二吸引ノズル61は、それぞれ対をなし、一方は貝搭載台4の一方の搭載部7にセットされている貝3を処理し、他方は貝搭載台4の他方の搭載部7にセットされている貝3を処理する。即ち、1つの貝搭載台4にセットされて同時に供給される2つの貝3から同時に付随部6を除去可能としてある。また、対をなす両ノズル60、61のうち、貝3の先端側に位置するウロ以外の付随部6を除去する第二吸引ノズル61は手前に、貝3の連結側に位置するウロを除去する第一吸引ノズル60は前記第二吸引ノズル61の奥に配置されている。さらに、これらノズル60、61はホルダー64によって一体化され、昇降ピストン65の作用によって待機位置と作業位置との間で昇降する。
【0036】
次に前記構成を備える付随部除去手段Dの動作を説明する。前記上殻分離手段B及び上殻除去手段Cにおける処理が終了すると、ターンテーブル2が所定量だけ回転し、下殻3bがセットされている貝搭載台4を該付随部除去手段Dに供給する。すると、前記昇降ピストン65のロッド66が縮み、待機位置にある第一吸引ノズル60及び第二吸引ノズル61を作業位置まで降下させ、第一吸引ノズル60をウロに接触させ、第二吸引ノズル61をウロ以外の付随部6に接触させる。次にこれらノズル60、61に回収ホース62、63を介して連結されているバキュームポンプが作動する(もっとも、ノズル60、61の降下前または降下途中からバキュームポンプを作動させることもできる)。この結果、第一吸引ノズル60によってウロが吸引除去され、第二吸引ノズル61によってウロ以外の付随部6が吸引除去され、回収された付随部6は夫々の搬送用ホース62、63を介して図示されていない回収容器に送り込まれる。吸引除去が終了すると、前記バキュームポンプが停止し、これと同期して昇降ピストン65のロッド66が伸び、第一吸引ノズル60及び第二吸引ノズル61を待機位置まで上昇させる(復帰させる)。尚、第一吸引ノズル60及び第二吸引ノズル61が作業位置まで降下すると、それらノズル60、61の近傍に配置されている押さ板67が下殻3bの周縁に接触し、作業中に下殻3bが位置ずれや脱落を起さないように規制する。
【0037】
図1に示す下殻分離手段E及び貝柱回収手段Fの具体的構成を図7に示す。下殻分離手段Eは、前記上殻分離手段Bを構成する上殻分離用噴射ノズル40と同様の一組の下殻分離用噴射ノズル70と、一端がこれらノズル70に接続された圧送ホース(図示しない)と、この圧送ホースの他端に接続されたポンプ(図示しない)とを備えている。もっとも、上殻分離手段Bを構成する上殻分離用噴射ノズル40は上向きに設置されているが、下殻分離手段Eを構成する下殻分離用噴射ノズル70は下向きに設置されている。また、貝柱回収手段Fは、一組の吸引ノズル71と、一端が吸引ノズル71に接続された回収用ホース72と、回収用ホース72の他端に接続されたバキュームポンプ(図示しない)とを備えている。ここで、下殻分離用噴射ノズル70と吸引ノズル71はブラケット73によって一体化されており、昇降ピストン74の作用によって待機位置と作業位置との間を昇降する。
【0038】
次に前記構成を有する下殻分離手段E及び貝柱回収手段Fの動作を説明する。
前記付随部除去手段Dにおける処理が終了すると、ターンテーブル2が所定量だけ回転し、付随部6が除去された下殻3bを該下殻分離手段E及び貝柱回収手段Fに供給する。すると、前記昇降ピストン74のロッド75が縮んで、待機位置にある下殻分離用噴射ノズル70と吸引ノズル71とを作業位置まで降下させる。次に、下殻分離用噴射ノズル70に接続されているポンプが作動し、該ノズル70から高圧液体の噴射が開始され、下殻内面と貝柱表面との間に向けて所定時間だけ高圧液体が噴射され、下殻内面と貝柱表面とが分離される。所定時間経過すると前記ポンプが停止し、これと同期して回収用ホース72に接続されているバキュームポンプが所定時間だけ作動し、下殻3bから分離されている貝柱5が回収用ホース72を介して図示されていない回収容器に回収される(もっとも、バキュームポンプは、吸引ノズル71の降下前または降下途中から作動させてもよい)。
【0039】
図1に示す下殻排出手段Gの具体的構成を図8に示す。下殻排出手段Gは、下殻3bを吸引保持可能な一組の下殻用吸引保持具80と、一端が夫々の保持具80に接続された2本の耐圧ホース81と、夫々の耐圧ホース81に接続されたバキュームポンプ(図示しない)とを備えている。さらに、夫々の下殻用吸引保持具80は、可撓性材料(例えば合成樹脂)によって断面略凹形に形成された下殻吸引部82を備え、その下殻吸引部82の底面中央には吸引口が開口され、吸引口は下殻吸引部82の上方に設けられた空間83に連通し、その空間83には耐圧ホース81の一端が連結されている。隣合う下殻吸引保持具80は一体化されており、昇降ピストン84及び回動ピストン85の作用によって一体に変位する。具体的には、昇降ピストン84によって図8に実線で示す待機位置と、一点鎖線で示す作業位置との間で昇降する。また、回動ピストン85によって前記作業位置から図中に二点鎖線で示す上殻排出位置まで回動すると共に、上殻排出位置から待機位置まで回動する(復帰する)。尚、一組の下殻用吸引保持具80は、一方が貝搭載台4の一方の搭載部7にセットされている下殻3bを処理し、他方が貝搭載台4の他方の搭載部7にセットされている下殻3bを処理する。即ち、1つの貝搭載台4にセットされて同時に供給される2つの下殻3bを同時に排出する。
【0040】
次に前記構成を備えた下殻排出手段Gの動作を説明する。前記貝柱回収手段Fにおける処理が終了すると、ターンテーブル2が所定量だけ回転し、貝柱5が回収された後に残った下殻3bを該下殻排出手段Gに供給する。すると、前記昇降ピストン84のロッド86が縮み、待機位置にある下殻用吸引保持具80が作業位置まで降下し、下殻吸引部82が下殻内面に密着する。次に、前記バキュームポンプが作動すると共に、搭載部7に接続されているバキュームポンプが停止する。この結果、下殻3bが下殻吸引保持具80の吸引部82に吸着する。次に、回動ピストン85のロッド87が伸びて、下殻吸引保持具80を排出位置まで移動させる。これによって、下殻3bは貝搭載台4から離脱され、下殻排出位置まで運ばれる。下殻用吸引保持具80が下殻排出位置まで到達すると、前記バキュームポンプが停止し、下殻3bの吸引保持が解除される。この結果、下殻3bは下殻排出位置下方に設置されているスロープ88上に落下し、該スロープ88上を滑って図示されていない回収容器に送り込まれる。該下殻排出手段における処理が終了すると、ターンテーブル2が回転を再開し、空になった貝搭載台4をセット位置まで運ぶので、作業者は運ばれてきた貝搭載台4に新たな貝をセットする。
【0041】
以上のように、図1に示す貝処理装置ではターンテーブルの回転によって貝を搬送し、貝の殻開け、付随部除去、貝柱回収、貝柱回収後の殻の排出といった一連の貝処理工程が自動的に実施される。また、各手段よる処理は同時並行的に行われ、一時に複数の貝が同時に処理される。尚、各手段における処理やこの処理と連動したターンテーブルの回転タイミングや回転量等は全て図示されていない制御部によってコントロールされている。
【0042】
ここで、図1に示す付随部除去手段Dの他例を図9に示す。ここに示す付随部除去手段は、サクションガン102と、そのサクションガン102の先に取付けられた吸引具107と、吸引具107を通してサクションガン102に吸引された付随部が貯められるタンク111を備えている。
【0043】
前記サクションガン102は、円筒状の本体103と、その本体103の側面に設けられたスイッチ106と、本体103の先に連接されたサクションマウス104とを備えている。このサクションガン102では、前記スイッチ106が押されると、前記サクションマウス104内及び該マウス104の先に取付けられた吸引具107内が負圧となり、これらの内部に吸引力が生じる。具体的には、前記スイッチ106が押されると本体103内の弁が開かれる。すると、エアーホース109を介して外部コンプレッサー110から供給される圧縮エアーがサクションマウス104内に導入され、導入された圧縮エアーが本体103とタンク111とを繋ぐホース108内に流入する。これによって、サクションマウス104内及び吸引具107内が減圧されて負圧状態となり、吸引力が生じる。
例えば、図10(a)に示すように、吸引具107の先端をウロ6の被膜122に突き刺した状態で前記スイッチ106が押されると、サクションマウス104内及び吸引具107内に生じた吸引力によって被膜122内のウロ6が下殻3bから剥離され、剥離されたウロ6は吸引具107を通して本体103内に取り込まれる。さらに、本体103内に取り込まれたウロ6は、ホース108内に流入した圧縮エアーの流れによってホース108内を移送され、タンク111まで運ばれる。尚、スイッチ106がOFFとなれば、前記弁が閉じられ、圧縮エアーの導入が途絶え、吸引力はなくなる。
【0044】
前記吸引具107は細長の金属パイプからなり、その先端はウロ6の被膜122に刺し込み易くするために鋭利に尖らせてある。
【0045】
サクションガン102の本体103とタンク111とを繋ぐ前記ホース108はゴム製のホースを用いてあるが、ホース108の素材や構造には特に限定はない。もっとも、作業性の観点からは、ホース108が自由に曲がることが望ましく、ゴム製ホースの他には、樹脂製ホースや可撓性のある構造の金属製パイプ等をホース108として用いることが望ましい。尚、図9に示す付随部除去手段では、前記ホース108内が真空又は減圧状態となることはないため、ホース108が耐圧構造を備えている必要はない。
【0046】
前記ホース108、本体103、サクションマウス104、吸引具107、タンク111は夫々分解して掃除することができる。
【0047】
図1に示す付随部除去手段Dのさらに他例を図11に示す。図11に示す付随部除去手段Dの基本構成は、前記図9に示すそれと同様である。異なるのは、バキュームポンプ113を用い、そのバキュームポンプ113から引出されたホース108の先に連結具112を取付け、その連結具112の先に吸引具107を連結したことである。さらに、前記連結具112に、スイッチ106を設け、そのスイッチ106の操作によって吸引が開始又は停止されるようにしたことである。具体的には、スイッチ106をONすると、連結具112内の通路が開いてバキュームポンプ113によってホース108内及び吸引具107内が吸引される。すると、これらホース108内及び吸引具107内が負圧状態又は真空状態となり、吸引力が発生する。例えば、吸引具107の先端をウロ6の被膜122に突き刺した状態で前記スイッチ106がONされると、被膜122内のウロ6が下殻3bから剥離され、剥離されたウロ6が吸引具107及びホース108内を通してタンク111内に送り込まれる。尚、一方、スイッチ106がOFFにされると、前記通路が閉じられて吸引力がなくなる。
【0048】
前記バキュームポンプ113と連結具112とを繋ぐホース108も、作業性の観点から自由に曲がることが望ましく、具体的には図9に示すホース108と同様の素材や構造を有するホースが適する。但し、図11に示す付随部除去手段Dでは、ホース108内が減圧状態又は真空状態となるため、耐圧構造を備えているか、耐圧性の高い素材で作られている必要がある。
【0049】
図9及び図11に示す付随部除去手段Dを構成する吸引具107は、図10(b)に示す構造とすることもできる。図10(b)に示す吸引具107は、図9又は図11に示す吸引具107に比べて径を大きくすると共に、その下端周縁に刃114を設けたものである。この吸引具107を用いる場合は、前記刃114をウロ6の被膜122に押し付けて該膜122を切り裂いて破ってから、被膜122内のウロ6を吸引除去する。この場合、被膜122の破れ方によっては、ウロ6の吸引と同時に被膜122も吸引除去されることがある。また、貝柱5及び下殻3bへの被膜122の付着が弱いときも被膜122が同時に吸引除去されることがある。
【0050】
図9及び図11に示す付随部除去手段Dを構成する吸引具107は、図10(c)に示す構造とすることもできる。図10(c)に示す吸引具107は、図9又は図11に示す吸引具107に比べて径を大きくして、ウロ6の被膜122の全体を包むように被せることができるようにしたものである。この吸引具107を用いると、吸引によって被膜122が破れて中のウロ6が吸引除去される。また、吸引力を強くすればウロ6が吸引除去された後に、被膜122をも吸引除去される。さらに、ウロ6の被膜122を包むように被せた吸引具107を横に数回往復移動させて、貝柱5及び下殻3bに付着している被膜122の一部または全部を貝柱5及び下殻3bから引き剥がすと、ウロ6を被膜122に被覆されたまま吸引除去することもできる。なお、図示は省略するが、図10(c)に示す吸引具107の下端周縁に、前記図10(b)に示す刃114と同様の刃を設けることができる。かかる吸引具7によれば、これをウロ6の被膜122を包むように被せた際に、前記刃によって被膜122の一部又は全部に切れ目を入れられるので、貝柱5及び下殻3bに付着している被膜122の一部または全部を貝柱5及び下殻3bから容易に引き剥がすことができる。
【0051】
図9及び図11に示す付随部除去手段Dを構成する吸引具107は、図10(d)に示す構造とすることもできる。図10(d)に示す吸引具107は、その内側に破損具115を設け、その破損具115の先端を吸引具107よりも下方に突出させると共に、突出した先端を鋭利に尖らせたものである。この吸引具107によれば、該吸引具107をウロ6の被膜122に被せると、破損具115の先端によって被膜122が自動的に破損され、破損された被膜122内のウロ6が吸引除去される。
【0052】
【発明の効果】
本発明の貝処理装置は次の効果を有する。
(1)貝の殻開け、付随部除去、貝柱回収、貝柱回収後の殻の排出といった一連の貝処理工程が自動化され、大幅な効率化、省力化、コストダウンが図られる。
(2)商品となる貝柱や付随部に手が触れることがないので衛生的である。
(3)貝柱や付随部の分離に液体を用いるので、これらが損傷し難い。
(4)貝柱や付随部を吸引して回収するので、回収が確実で損傷することもない。
(5)貝の搬送にターンテーブルを用いるので、ベルトコンベア等を用いる場合に比べて装置が小型化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貝処理装置の一実施例を示す平面説明図。
【図2】貝搭載台を示す平面説明図。
【図3】貝搭載台を示す側面説明図。
【図4】開口部形成手段の具体的構成を示す側面説明図。
【図5】上殻分離手段及び上殻除去手段の具体的構成を示す側面説明図。
【図6】付随部除去手段の具体的構成を示す側面説明図。
【図7】下殻分離手段及び貝柱回収手段の具体的構成を示す側面説明図。
【図8】下殻排出手段の具体的構成を示す側面説明図。
【図9】付随部除去手段の他例を示す説明図。
【図10】(a)〜(d)は図9又は図11に示す吸引具の異なる例を示す説明図。
【図11】付随部除去手段のさらに他例を示す説明図。
【図12】(a)〜(d)は従来の貝処理方法の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 支柱
2 ターンテーブル
3 貝
3a 上殻
3b 下殻
4 貝搬送台
5 貝柱
6 付随部
A 開口部形成手段
B 上殻分離手段
C 上殻除去手段
D 付随部除去手段
E 下殻分離手段
F 貝柱回収手段
G 下殻排出手段

Claims (8)

  1. 貝を吸引保持可能な搭載部を備えた貝搭載台をターンテーブル上に複数配置し、ターンテーブルを回転させて各貝搭載台の搭載部に吸引保持されている貝を搬送し、その搬送途中にウロやヒモといった付随部の全部又は一部を除去すると共に、貝柱を回収する貝処理装置であって、貝の搬送経路上に、貝殻に開口部を形成する開口部形成手段と、上殻と貝柱とを分離させる上殻分離手段と、貝柱から分離された上殻を除去する上殻除去手段と、下殻内の付随部を吸引除去する付随部除去手段と、付随部が除去された下殻と貝柱とを分離させる下殻分離手段と、下殻から分離された貝柱を回収する貝柱回収手段と、貝柱が回収された下殻を排出する下殻排出手段とが設けられ、前記上殻分離手段は、前記開口部形成手段によって形成された開口部から貝内部に液体を噴射し、その液圧によって上殻内面とそこに密着している貝柱表面とを分離させるものであり、前記下殻分離手段は、液圧によって下殻内面とそこに密着している貝柱表面とを分離させるものであることを特徴とする貝処理装置。
  2. 貝搭載台の搭載部には、貝を吸引する吸引口とその吸引口を開閉する開閉弁が設けられ、搭載台に貝をセットすると開閉弁が自動的に開かれて貝が吸引保持され、貝を搭載台から離脱させると開閉弁が自動的に閉じられることを特徴とする請求項1記載の貝処理装置。
  3. 上殻分離手段が上殻内面とそこに密着している貝柱表面との間に液体を噴射可能な噴射ノズルであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の貝処理装置。
  4. 上殻除去手段が貝柱から分離された上殻を吸引保持して排出位置まで運搬し、排出位置で保持していた上殻を開放可能な吸引保持具であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の貝処理装置。
  5. 付随部除去手段がウロの全部又は一部を吸引除去する第一吸引ノズルと、ウロ以外の付随部の全部又は一部を吸引除去する第二吸引ノズルとからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の貝処理装置。
  6. 下殻分離手段が下殻内面とそこに密着している貝柱表面との間に液体を噴射可能な噴射ノズルであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の貝処理装置。
  7. 貝柱回収手段が貝柱を吸引して回収可能な吸引ノズルであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の貝処理装置。
  8. 下殻排出手段が下殻を吸引保持して排出位置まで運搬し、排出位置で保持していた下殻を開放可能な吸引保持具であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の貝処理装置。
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