JP3117491U - 小魚の前処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きさの揃ったイワシ等の小魚の頭部切断、内臓除去などの前処理を効率的に行なう装置を提供する。
【解決手段】小魚を上面に載置して搬送する搬送コンベヤ1と、上流側を除いてその上部に設けられ、小魚をはさんで搬送を確実にする上部コンベヤ3と、搬送コンベヤ1の側面に設置され、頭部を切断する回転刃5と、その下流に設置され、切断部に水および空気を噴射して内臓を吸引除去する噴射吸引手段とから装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、セグロイワシ、カタクチイワシ等の小魚の頭部を切断し、内臓を除去する小魚の前処理装置に関する。
セグロイワシ、カタクチイワシ等、体長7〜15cm程度の小魚(以下単に「小魚」という)を佃煮、甘露煮、あるいはミンチ等に加工するには、まず頭部を切断し、内臓を除去するという前処理作業が必要である。こうした作業は従来はもっぱら人手によって行なわれてきたが、人員不足やコスト削減の見地から、機械化が試みられる趨勢にある。たとえば特許文献1にはスケトウ鱈などの中型の魚に対して、頭部を切断した後、内臓を除去する方法および装置が記載されている。これを図面により簡単に説明する。
図7はこの内臓除去装置の要部を示す斜視図で、1は進行方向に対してほぼ直角方向に所定間隔で区画された搬送コンベヤ、5は回転刃、61は高圧水を噴射する噴射ノズル、65は押圧板、66は固定ガイド板である。
この内臓除去装置では、搬送コンベヤ1の区画内に魚体が置かれ、まず回転刃5によって頭部を切断した後、その下流位置において、頭部を切断された魚の切り口が固定ガイド板66に押し当てられ、かつ上面からはばねで付勢された押圧板65で押圧された状態で魚の腹部の肛門から高圧水を噴射することによって内臓を絞り出すように構成されている。
押圧板65、固定ガイド板66はいずれも圧力水によって魚体そのものが吹き飛ばされないよう、拘束する役割をする。
特開平3−43040号公報
しかし特許文献1に記載の内臓除去装置は、1尾づつ区画内に載置する程度の中型、あるいは大型の魚の処理には適しているがそれより小さい小魚に対しては搬送コンベヤの構造が大掛かりで適合しないばかりでなく、一定速度で所定方向に回動する搬送コンベヤ上の魚の肛門めがけて高圧水を噴射しても命中するのはほんの一瞬であり、確実な内臓除去が期待できないなどの問題点がある。
本考案は、こうした問題点を解消し、小魚専用の、効率のよい前処理装置を実現することを目的とする。
本考案は、小魚を上面に載置して搬送する搬送コンベヤと、上流側を除いてこの搬送コンベヤの上部に設けられ、前記搬送コンベヤとの間で前記小魚をはさんで搬送を確実にする上部コンベヤと、前記搬送コンベヤの側面に設置され、載置された小魚の頭部を切断する回転刃と、前記搬送コンベヤの側面の前記回転刃の下流側に設置され、小魚の切断部に水および空気を噴射して内臓を吸引除去する噴射吸引手段とから構成される小魚の前処理装置であって、好ましくは前記の構成を有する小魚の前処理装置を左右対称に対にして配置した小魚の前処理装置であり、さらに望ましくは前記の噴射吸引手段が、上流側に配置された水および空気の噴射ノズルと、上流側から下流側にかけて配置された複数の吸引ノズルで構成される前記の小魚の前処理装置である。
本考案によれば、小魚専用の、効率のよい前処理装置が実現し、小魚加工製品の製造コストを削減できるというすぐれた効果を奏する。
本考案によれば、小魚を上下のコンベヤにはさんだ状態で移送しながら頭部を切断し、ついで水および空気の混合流体の噴射と吸引により内臓を除去するので、大量の小魚の前処理を効率よく行なうことができる。
本考案の実施例を図面により詳細に説明する。
図1は実施例の小魚の前処理装置を示す正面図、図2は上部を除いた状態で示す平面図で、1(1a、1b)は小魚を上面に載置して搬送する搬送コンベヤ、2a、2b、2cは搬送コンベヤ1に平行して上流のみに設けられる補助コンベヤ、3は上流側を除いて搬送コンベヤ1の上部に設けられる上部コンベヤ、4は上流側の補助コンベヤ2a、2cの外側に設けられるサイドガイド、5は搬送コンベヤ1の外側側面に設置され、載置された小魚の頭部を切断する回転刃、6は前記搬送コンベヤの側面の前記回転刃の下流側に設置され、小魚の切断部に水および空気を噴射して内臓を吸引除去する噴射吸引手段、8は吸引箱、9は前処理を受けた小魚が集積される集積部である。装置全体は左右対称に対にして配置されている。
実施例では搬送コンベヤ1a、1bは2列、補助コンベヤ2a、2b、2cは2列の搬送コンベヤ1a、1bの中間と外側に合計3列あり、さらにその外側にサイドガイド4が設けられている。補助コンベヤ2a、2b、2cは頭部を切断する前の、魚の体長が長い段階にのみ必要なので、回転刃5の手前まででよい。
図3は搬送コンベヤ1の上流側に小魚Fを上面に載置した状態を示す部分平面図である。このように頭部先端をサイドガイド4に当てるようにして載置し、コンベヤが左右対称であるところから1尾づつ頭部を交互にすると、より密に載置することができる。図3の矢印が回転刃5による切断位置である。搬送コンベヤ1上に小魚を載置する作業は、人手により行なう。イワシなどの小魚は、同時に捕獲される大量のものの大きさがほぼ揃っているので、サイドガイド4の位置を調整しておけば処理はしやすい。
頭部切断、内臓除去などの処理を行なう段階では小魚を拘束する必要があるので、この部分には上部コンベヤ3が設けられ、小魚は上下のコンベヤではさまれた状態で搬送される。したがって上部コンベヤ3の高さは処理する小魚の直径に見合う高さとする。
コンベヤベルトはゴム、樹脂等で、水はけのよい網状のものが好ましい。特に搬送コンベヤ1および上部コンベヤ3については拘束、搬送を確実にするため、ベルトの表面に無数のスタッドSを植え込んである。図4は搬送コンベヤ1および上部コンベヤ3の部分平面図、図5は一部断面で示す部分正面図である。スタッドSはステンレス製で、魚体を傷つけないよう、先端を尖らせずに平面状としてある。スタッドを植え込む代わりに突起、あるいは凹凸のあるコンベヤベルトを使用してもよい。
回転刃5によって切断された頭部は、排出シュート7から排出される。
頭部を除去された魚体は、引き続いて噴射吸引手段6の位置まで搬送される。図6(a)は噴射吸引手段6の正面図、(b)は平面図で、矢印は搬送方向を示す。上流側には水および空気が混合して噴射される噴射ノズル61a、61bが配置され、上流側から下流側にかけては複数の吸引ノズル62a〜62fが配置されている。噴射ノズル61a、61bには噴射よう配管63が接続され、例えば容積で水70%、空気30%の割合で流体が噴射される。噴射は頭部を切断された胴体の切り口をめがけて行なわれるから、従来例で示した肛門をめがけて噴射する場合と比較して命中しやすい。吸引ノズル62a〜62fは吸引用配管64を介して真空ポンプを備える吸引箱8に接続され、噴射によって飛び出した内臓を吸引する。
イワシ類の小魚の場合、タラなどと異なりタラコのような有価物はないので、内臓をとくに選別する必要はない。なお、最下流の吸引ノズル62e、62fについては、魚の寸法によって高さ方向のばらつきがあっても吸引可能なように、ノズルの孔を縦長にしておくとよい。
内臓を除去された小魚は、搬送コンベヤ1から排出され、集積部9に集積される。集積部9は、例えば短いコンベヤで、さらに下流にバケツ等の容器を配置してもよい。この実施例の装置で、イワシを毎分170〜220尾処理することができる。
なお実施例ではコンベヤ、回転刃、噴射吸引手段等を左右対称に対に配置して能率よく処理できるようにしてあるが、これらは片側のみでも本考案の効果は達成可能である。
各コンベヤは同調して同じ速度で動くことが必要であるから、単一の駆動源からチェーン等を用いて駆動することが望ましい。駆動モータをインバータ制御とすれば搬送速度を任意に調整できる。回転刃はコンベヤとは別駆動である。
なお、コンベヤの幅や間隔等の配置を、処理しようとする小魚の種類によって適宜変更すれば、同じ構成で体長20cm程度のサンマなどの前処理を行なうこともできる。
実施例の小魚の前処理装置を示す正面図である。 実施例の小魚の前処理装置を示す平面図である。 実施例の小魚の前処理装置を示す部分平面図である。 実施例の搬送コンベヤおよび上部コンベヤの部分平面図である。 実施例の搬送コンベヤおよび上部コンベヤを一部断面で示す部分正面図である。 実施例の噴射吸引手段の正面図および平面図である。 従来の技術における内臓除去装置の要部を示す斜視図である。
符号の説明
1、1a、1b 搬送コンベヤ
2、2a〜2c 補助コンベヤ
3 上部コンベヤ
4 サイドガイド
5 回転刃
6 噴射吸引手段
7 排出シュート
8 吸引箱
9 集積部
61、61a、61b 噴射ノズル
62、62a〜62f 吸引ノズル
63 噴射用配管
64 吸引用配管
65 押圧板
66 固定ガイド板
F 小魚
S スタッド

Claims (3)

  1. 小魚を上面に載置して搬送する搬送コンベヤ(1)と、上流側を除いてこの搬送コンベヤ(1)の上部に設けられ、前記搬送コンベヤ(1)との間で前記小魚をはさんで搬送を確実にする上部コンベヤ(3)と、前記搬送コンベヤ(1)の側面に設置され、載置された小魚の頭部を切断する回転刃(5)と、前記搬送コンベヤ(1)の側面の前記回転刃(5)の下流側に設置され、小魚の切断部に水および空気を噴射して内臓を吸引除去する噴射吸引手段(6)とから構成される小魚の前処理装置。
  2. 請求項1に記載の構成を有する小魚の前処理装置を左右対称に対にして配置した小魚の前処理装置。
  3. 前記の噴射吸引手段(6)が、上流側に配置された水および空気の噴射ノズル(61)と、上流側から下流側にかけて配置された複数の吸引ノズル(62)で構成される請求項1または2に記載の小魚の前処理装置。
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