JP3411534B2 - 魚のウロコ取り装置 - Google Patents
魚のウロコ取り装置Info
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- JP3411534B2 JP3411534B2 JP2000002876A JP2000002876A JP3411534B2 JP 3411534 B2 JP3411534 B2 JP 3411534B2 JP 2000002876 A JP2000002876 A JP 2000002876A JP 2000002876 A JP2000002876 A JP 2000002876A JP 3411534 B2 JP3411534 B2 JP 3411534B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水産加工処理装置
に関し、該処理工程中のウロコ取り処理を行う魚のウロ
コ取り装置に関する。
に関し、該処理工程中のウロコ取り処理を行う魚のウロ
コ取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小規模な水産加工業者では、市販
のウロコ取り器などの道具や電動または圧縮空気による
手動式のウロコ取り器などの道具を用いて、魚を一尾ず
つ持って、魚類のウロコ取りを手作業で行なっている。
このウロコ取り作業は、たいへんな労力を必要とする。
のウロコ取り器などの道具や電動または圧縮空気による
手動式のウロコ取り器などの道具を用いて、魚を一尾ず
つ持って、魚類のウロコ取りを手作業で行なっている。
このウロコ取り作業は、たいへんな労力を必要とする。
【0003】また、大量の処理をしている水産加工業者
では、機械装置を用いてウロコ取りの作業を行なってい
るが、現在使われている機械装置のほとんどは、高圧の
水を大量に噴射させてウロコを取る方法なので、使用す
る水道料金や電気料金(例えば、使用水量毎分約150〜3
00リットル、電気容量は一台あたり約17〜24キロワッ
ト)が大きな値となり、経済的な問題を有している。ま
た、この高圧水を用いる方法は、大量の高圧水をかける
ことによって本来鮮やかな赤色の魚体の表面が白くなっ
てしまう赤魚類の色飛び現象を引き起こすという問題が
ある。
では、機械装置を用いてウロコ取りの作業を行なってい
るが、現在使われている機械装置のほとんどは、高圧の
水を大量に噴射させてウロコを取る方法なので、使用す
る水道料金や電気料金(例えば、使用水量毎分約150〜3
00リットル、電気容量は一台あたり約17〜24キロワッ
ト)が大きな値となり、経済的な問題を有している。ま
た、この高圧水を用いる方法は、大量の高圧水をかける
ことによって本来鮮やかな赤色の魚体の表面が白くなっ
てしまう赤魚類の色飛び現象を引き起こすという問題が
ある。
【0004】さらには、高圧水を用いる方法は、ウロコ
取り機械装置から排出される、大量の処理水を浄化する
為の設備が必要になってくる。この場合、処理水を循環
させて使用する方法も考えられるが、鮮魚や生食用の処
理としては、衛生上の問題がある。
取り機械装置から排出される、大量の処理水を浄化する
為の設備が必要になってくる。この場合、処理水を循環
させて使用する方法も考えられるが、鮮魚や生食用の処
理としては、衛生上の問題がある。
【0005】最近になって、各工場単位のみならず、水
産加工業界全体で、特に衛生面と安全性の面からの改善
が求められてきている。水産加工業者側では、常に解決
方法を考えているが、従来の魚のウロコ取り処理方法に
は上記のように、様々な問題がある。
産加工業界全体で、特に衛生面と安全性の面からの改善
が求められてきている。水産加工業者側では、常に解決
方法を考えているが、従来の魚のウロコ取り処理方法に
は上記のように、様々な問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の諸問
題を解決するもので、安全性・衛生面・コスト面で優れ
た魚のウロコ取り装置を提供することを目的とする。
題を解決するもので、安全性・衛生面・コスト面で優れ
た魚のウロコ取り装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、様々な魚種のウロコを確
実に取ることができる魚のウロコ取り装置を提供するこ
とを目的とする。
実に取ることができる魚のウロコ取り装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、赤魚類の色飛び現象を
引き起こさない魚のウロコ取り装置を提供することを目
的とする。
引き起こさない魚のウロコ取り装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送機構とウ
ロコ取り機構を有する魚のウロコ取り装置において、上
記ウロコ取り機構が、魚体の表面に細かい衝撃を連続的
に与えながら、ウロコを確実にとらえて起こして剥がす
高速回転する処理用ブラシを複数個所に具備した。
ロコ取り機構を有する魚のウロコ取り装置において、上
記ウロコ取り機構が、魚体の表面に細かい衝撃を連続的
に与えながら、ウロコを確実にとらえて起こして剥がす
高速回転する処理用ブラシを複数個所に具備した。
【0010】本発明は上記魚のウロコ取り装置におい
て、前記処理用ブラシが、細いナイロン製の線条を、放
射状に回転軸に支持させたブラシとして構成され、この
ブラシに水を供給して回転させるようにした。
て、前記処理用ブラシが、細いナイロン製の線条を、放
射状に回転軸に支持させたブラシとして構成され、この
ブラシに水を供給して回転させるようにした。
【0011】本発明は、搬送機構とウロコ取り機構を有
する魚のウロコ取り装置において、ウロコ取り機構は、
魚体の表面に、細かい衝撃を連続的に与えながら、ウロ
コを確実にとらえて起こして剥がす高速回転するウロコ
取り処理用羽根車を複数個所に具備した。
する魚のウロコ取り装置において、ウロコ取り機構は、
魚体の表面に、細かい衝撃を連続的に与えながら、ウロ
コを確実にとらえて起こして剥がす高速回転するウロコ
取り処理用羽根車を複数個所に具備した。
【0012】本発明は、上記魚のウロコ取り装置におい
て、前記ウロコ取り処理用羽根車を、弾力性を有する材
料からなり、本体部から放射状に設けた複数の羽根部を
有する羽根部材を複数個回転軸に支持させた羽根車とし
て構成した。
て、前記ウロコ取り処理用羽根車を、弾力性を有する材
料からなり、本体部から放射状に設けた複数の羽根部を
有する羽根部材を複数個回転軸に支持させた羽根車とし
て構成した。
【0013】本発明は、上記において、前記ウロコ取り
処理用羽根車を、自立しかつ弾力性を有する部材から構
成した。
処理用羽根車を、自立しかつ弾力性を有する部材から構
成した。
【0014】本発明は、上記魚のウロコ取り装置におい
て、前記ウロコ取り処理用羽根車を、シリコン系ゴムま
たはウレタンゴムまたは抗菌ゴムで構成した。
て、前記ウロコ取り処理用羽根車を、シリコン系ゴムま
たはウレタンゴムまたは抗菌ゴムで構成した。
【0015】本発明は、上記魚のウロコ取り装置におい
て、前記ウロコ取り処理用羽根車の羽根部の先端に突条
を設けた。
て、前記ウロコ取り処理用羽根車の羽根部の先端に突条
を設けた。
【0016】本発明は、上記魚のウロコ取り装置におい
て、前記ウロコ取り処理用羽根車の羽根部の先端から本
体部へ向けて切れ目を設けた。
て、前記ウロコ取り処理用羽根車の羽根部の先端から本
体部へ向けて切れ目を設けた。
【0017】本発明は、上記魚のウロコ取り装置におい
て、前記ウロコ取り処理用羽根車の羽根部の先端近傍に
横溝と縦溝を設けた。
て、前記ウロコ取り処理用羽根車の羽根部の先端近傍に
横溝と縦溝を設けた。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態にかか
る魚のウロコ取り装置の構成を図1〜図5を用いて説明
する。図1は第1の実施の形態にかかる魚のウロコ取り
装置の外観を示す正面図、図2はその左側面図、図3は
ウロコ取り機構の構成を説明する正面図、図4はその上
面図、図5はウロコ取り機構の働きを説明する図であ
る。
る魚のウロコ取り装置の構成を図1〜図5を用いて説明
する。図1は第1の実施の形態にかかる魚のウロコ取り
装置の外観を示す正面図、図2はその左側面図、図3は
ウロコ取り機構の構成を説明する正面図、図4はその上
面図、図5はウロコ取り機構の働きを説明する図であ
る。
【0019】この実施の形態にかかる魚のウロコ取り装
置1は、鮭、鯛、メロウなどの丸みを帯びた魚体を有す
る魚(原料)を立てた状態で処理するように構成され、
本体フレーム10と、ウロコ取り機構20とから構成さ
れる。
置1は、鮭、鯛、メロウなどの丸みを帯びた魚体を有す
る魚(原料)を立てた状態で処理するように構成され、
本体フレーム10と、ウロコ取り機構20とから構成さ
れる。
【0020】本体フレーム10は、ウロコ取り機構20
を支持する部分であり、下部にキャスタ11を備えて容
易に移動が可能に構成されている。
を支持する部分であり、下部にキャスタ11を備えて容
易に移動が可能に構成されている。
【0021】ウロコ取り機構20は、搬送機構と、ウロ
コ取り手段と、駆動機構と、給排水手段とを有して構成
される。
コ取り手段と、駆動機構と、給排水手段とを有して構成
される。
【0022】搬送機構は、原料をウロコ取り手段へ搬送
する機構で、原料投入手段31と、原料支持板32,3
3と、原料排出手段34と、原料排出口覆い35と、4
組のベルトコンベア40−1,40−2,40−3,4
0−4と、ベルト駆動機構64とを有して構成される。
する機構で、原料投入手段31と、原料支持板32,3
3と、原料排出手段34と、原料排出口覆い35と、4
組のベルトコンベア40−1,40−2,40−3,4
0−4と、ベルト駆動機構64とを有して構成される。
【0023】ベルトコンベア40−1,40−2、ベル
トコンベア40−3,40−4は、それぞれ対向するよ
うに配置され、原料搬送路を形成する。
トコンベア40−3,40−4は、それぞれ対向するよ
うに配置され、原料搬送路を形成する。
【0024】それぞれのベルトコンベア40は、コンベ
アベルト41と、少なくとも1個のベルト駆動用ローラ
42と、少なくとも1個の案内ローラ43と、複数の圧
迫ローラ44とから構成される。ベルト駆動用ローラ4
2は、ベルト駆動機構64によって駆動され、コンベア
ベルト41を矢印の方向に回転させる。案内ローラ43
は、ベルト駆動用ローラ42と対向するように配置さ
れ、コンベアベルト41を案内する。圧迫ローラ44は
例えば図示を省略したスプリングなどで付勢されてコン
ベアベルト41を原料搬送路側に押し出すように働く。
アベルト41と、少なくとも1個のベルト駆動用ローラ
42と、少なくとも1個の案内ローラ43と、複数の圧
迫ローラ44とから構成される。ベルト駆動用ローラ4
2は、ベルト駆動機構64によって駆動され、コンベア
ベルト41を矢印の方向に回転させる。案内ローラ43
は、ベルト駆動用ローラ42と対向するように配置さ
れ、コンベアベルト41を案内する。圧迫ローラ44は
例えば図示を省略したスプリングなどで付勢されてコン
ベアベルト41を原料搬送路側に押し出すように働く。
【0025】原料投入手段31は、原料を搬送機構に供
給する手段である。
給する手段である。
【0026】ウロコ取り手段は、搬送機構によって搬送
された原料のウロコを取り去る手段で、背側処理用ブラ
シ51と、側面処理用ブラシ52,53と、腹側処理用
ブラシ54とを有して構成される。これらの処理用ブラ
シ51〜54は、回転するブラシとして構成される。
された原料のウロコを取り去る手段で、背側処理用ブラ
シ51と、側面処理用ブラシ52,53と、腹側処理用
ブラシ54とを有して構成される。これらの処理用ブラ
シ51〜54は、回転するブラシとして構成される。
【0027】背側処理用ブラシ51は、原料の背面に位
置するように回転軸が水平にかつ原料の進行方向に直行
する方向に向けて配置され、背側処理用ブラシ駆動機構
61によって駆動される。側面処理用ブラシ52,53
は、原料の側面に位置するように回転軸が垂直にかつ原
料の進行方向に直行する方向に配置され、側面処理用ブ
ラシ駆動機構62によって駆動される。腹側処理用ブラ
シ54は、原料の腹側に位置するように回転軸が水平に
かつ原料の進行方向に直行する方向に向けて配置され、
腹側処理用ブラシ駆動機構63によって駆動される。
置するように回転軸が水平にかつ原料の進行方向に直行
する方向に向けて配置され、背側処理用ブラシ駆動機構
61によって駆動される。側面処理用ブラシ52,53
は、原料の側面に位置するように回転軸が垂直にかつ原
料の進行方向に直行する方向に配置され、側面処理用ブ
ラシ駆動機構62によって駆動される。腹側処理用ブラ
シ54は、原料の腹側に位置するように回転軸が水平に
かつ原料の進行方向に直行する方向に向けて配置され、
腹側処理用ブラシ駆動機構63によって駆動される。
【0028】図3に示すように、背側処理用ブラシ51
および腹側処理用ブラシ54は、一端を回転可能にフレ
ームに取付けられた支持腕513、543の他端に取り
付けられ、図示を省略したスプリングなどによって矢印
で示すように原料側に押し付けられる。側面処理用ブラ
シ52、53も、同様な機構によって原料側に押し付け
られる。
および腹側処理用ブラシ54は、一端を回転可能にフレ
ームに取付けられた支持腕513、543の他端に取り
付けられ、図示を省略したスプリングなどによって矢印
で示すように原料側に押し付けられる。側面処理用ブラ
シ52、53も、同様な機構によって原料側に押し付け
られる。
【0029】各処理用ブラシの構造を側面処理用ブラシ
53を例にとって説明する。側面処理用ブラシ53は、
図5に示すように、多数のナイロンの線条532を回転
軸531の周囲に植え込んで例えば直径150mmの円
柱状に形成され、毎分1600〜2500回転の高速
で、原料90を前方へ送り出す方向すなわちウロコ91
を引き剥がす方向に回転される。処理用ブラシには、給
水口81からの洗浄水が図示を省略した散水管から供給
され、ブラシを構成するナイロン線条532を伝って遠
心力によってブラシの周囲にはね飛ばされる。この洗浄
水によって柔軟なナイロン線条532は見かけ上剛性を
有することとなり、原料90のウロコ91を引き起こし
確実に剥がすように働く。
53を例にとって説明する。側面処理用ブラシ53は、
図5に示すように、多数のナイロンの線条532を回転
軸531の周囲に植え込んで例えば直径150mmの円
柱状に形成され、毎分1600〜2500回転の高速
で、原料90を前方へ送り出す方向すなわちウロコ91
を引き剥がす方向に回転される。処理用ブラシには、給
水口81からの洗浄水が図示を省略した散水管から供給
され、ブラシを構成するナイロン線条532を伝って遠
心力によってブラシの周囲にはね飛ばされる。この洗浄
水によって柔軟なナイロン線条532は見かけ上剛性を
有することとなり、原料90のウロコ91を引き起こし
確実に剥がすように働く。
【0030】原料投入手段31から頭部を進行方向へ向
けて供給された原料は、ベルトコンベア40−1,40
−2およびコンベアベルト40−3,40−4に挟ま
れ、原料支持板32,33に支持されて、原料排出手段
34へ向けて搬送される。
けて供給された原料は、ベルトコンベア40−1,40
−2およびコンベアベルト40−3,40−4に挟ま
れ、原料支持板32,33に支持されて、原料排出手段
34へ向けて搬送される。
【0031】コンベアベルト41−1,41−2に挟ま
れた原料は、先ず、背側処理用ブラシ51に送られてこ
こで背側のウロコが剥ぎ取られた後、コンベアベルト4
1−2に対向しコンベアベルト41−1とコンベアベル
ト41−3の間に位置する側面処理用ブラシ52に移動
し、原料の右側のウロコが剥ぎ取られる。次いで原料
は、コンベアベルト41−2,41−3に挟まれて、コ
ンベアベルト41−3に対向しコンベアベルト41−2
とコンベアベルト41−4の間に位置する側面処理用ブ
ラシ53に移動し、原料の左側のウロコが剥ぎ取られ
る。その後、コンベアベルト41−3、41−4に挟ま
れた原料は、腹側処理用ブラシ54に送られてここで腹
側のウロコが剥ぎ取られた後、原料排出手段34から排
出される。
れた原料は、先ず、背側処理用ブラシ51に送られてこ
こで背側のウロコが剥ぎ取られた後、コンベアベルト4
1−2に対向しコンベアベルト41−1とコンベアベル
ト41−3の間に位置する側面処理用ブラシ52に移動
し、原料の右側のウロコが剥ぎ取られる。次いで原料
は、コンベアベルト41−2,41−3に挟まれて、コ
ンベアベルト41−3に対向しコンベアベルト41−2
とコンベアベルト41−4の間に位置する側面処理用ブ
ラシ53に移動し、原料の左側のウロコが剥ぎ取られ
る。その後、コンベアベルト41−3、41−4に挟ま
れた原料は、腹側処理用ブラシ54に送られてここで腹
側のウロコが剥ぎ取られた後、原料排出手段34から排
出される。
【0032】それぞれの処理用ブラシで引き剥がされた
ウロコ91は、洗浄水とともに、ウロコ取り機構20の
下方に設けた下部水受けシュート71の排出口72から
排出される。
ウロコ91は、洗浄水とともに、ウロコ取り機構20の
下方に設けた下部水受けシュート71の排出口72から
排出される。
【0033】このようにして、原料投入手段31から供
給された原料は、魚体の背側、両側面、腹側の順にウロ
コが剥がされてウロコ取りされた原料が排出手段34か
ら出てくる。この処理用ブラシを用いてウロコを剥がす
方法によれば、高圧水によってうろこを剥がす方式に比
べ、使用する洗浄水が極めて少ない量ですむとともに、
ウロコを剥がすときに皮の表面にある色素を取り去るこ
とがないので、赤魚類の色飛びの発生がなくなり、製品
の商品価値を低下させない。
給された原料は、魚体の背側、両側面、腹側の順にウロ
コが剥がされてウロコ取りされた原料が排出手段34か
ら出てくる。この処理用ブラシを用いてウロコを剥がす
方法によれば、高圧水によってうろこを剥がす方式に比
べ、使用する洗浄水が極めて少ない量ですむとともに、
ウロコを剥がすときに皮の表面にある色素を取り去るこ
とがないので、赤魚類の色飛びの発生がなくなり、製品
の商品価値を低下させない。
【0034】図6、図7を用いて魚種による処理用ブラ
シの配置の相違を説明する。図1から図5に示したよう
に、胴体の断面形状が丸みを帯びた、例えば鮭や鯛やメ
ロウなどでは図6に示すように、魚体の上下左右から処
理用ブラシ51〜54を当ててウロコ取りを行う。一
方、カレイやヒラメなどの胴体の断面形状が平たい魚種
では、ウロコ取り機構20は上下にベルトコンベアを設
けたものとし、原料を寝かせて供給するとともに、図7
に示すように、上下のみから処理用ブラシ52、53を
当ててウロコ取りを行う。
シの配置の相違を説明する。図1から図5に示したよう
に、胴体の断面形状が丸みを帯びた、例えば鮭や鯛やメ
ロウなどでは図6に示すように、魚体の上下左右から処
理用ブラシ51〜54を当ててウロコ取りを行う。一
方、カレイやヒラメなどの胴体の断面形状が平たい魚種
では、ウロコ取り機構20は上下にベルトコンベアを設
けたものとし、原料を寝かせて供給するとともに、図7
に示すように、上下のみから処理用ブラシ52、53を
当ててウロコ取りを行う。
【0035】図8以降を用いて本発明の第2の実施の形
態にかかる魚のウロコ取り装置の構成を説明する。図8
は第2の実施の形態にかかる魚のウロコ取り装置のウロ
コ取り機構の構成を説明する正面図、図9はその左側面
図、図10はその上面図、図11はウロコ取り機構羽根
車の構成を示す分解斜視図である。
態にかかる魚のウロコ取り装置の構成を説明する。図8
は第2の実施の形態にかかる魚のウロコ取り装置のウロ
コ取り機構の構成を説明する正面図、図9はその左側面
図、図10はその上面図、図11はウロコ取り機構羽根
車の構成を示す分解斜視図である。
【0036】この実施の形態にかかる魚のウロコ取り装
置1は、魚(原料)を寝かせた状態で搬送して処理する
ように構成され、本体フレーム10と、ウロコ取り機構
20とから構成される。
置1は、魚(原料)を寝かせた状態で搬送して処理する
ように構成され、本体フレーム10と、ウロコ取り機構
20とから構成される。
【0037】本体フレーム10は、ウロコ取り機構20
を支持する部分であり、下部にキャスタ11を備えてい
る。
を支持する部分であり、下部にキャスタ11を備えてい
る。
【0038】ウロコ取り機構20は、搬送機構と、ウロ
コ取り手段と、駆動機構と、給排水手段とを有して構成
される。
コ取り手段と、駆動機構と、給排水手段とを有して構成
される。
【0039】搬送機構は、原料をウロコ取り手段へ搬送
する機構で、原料投入手段31と、原料排出手段34
と、4組のベルトコンベア40−1,40−2,40−
3,40−4と、ベルト駆動モータ641とを有して構
成される。
する機構で、原料投入手段31と、原料排出手段34
と、4組のベルトコンベア40−1,40−2,40−
3,40−4と、ベルト駆動モータ641とを有して構
成される。
【0040】ベルトコンベア40−1,40−2、ベル
トコンベア40−3,40−4は、それぞれ対向するよ
うに上下に配置され、原料搬送路を形成する。
トコンベア40−3,40−4は、それぞれ対向するよ
うに上下に配置され、原料搬送路を形成する。
【0041】それぞれのベルトコンベア40は、コンベ
アベルト41と、少なくとも1個のベルト駆動用ローラ
42と、少なくとも1個の案内ローラ43と、複数の圧
迫ローラ44と、圧迫ローラ支持部材45と、スプリン
グ46とを有して構成される。
アベルト41と、少なくとも1個のベルト駆動用ローラ
42と、少なくとも1個の案内ローラ43と、複数の圧
迫ローラ44と、圧迫ローラ支持部材45と、スプリン
グ46とを有して構成される。
【0042】ベルト駆動用ローラ42は、ベルト駆動モ
ータ641によって駆動され、コンベアベルト41を矢
印の方向に回転させる。案内ローラ43は、ベルト駆動
用ローラ42と対向するように配置され、コンベアベル
ト41を案内する。圧迫ローラ44は、中央部で回転可
能に支持され一端がスプリング46で付勢された支持部
材45の他端に取りつけられ、コンベアベルト41を原
料搬送路側に押し出すように働く。
ータ641によって駆動され、コンベアベルト41を矢
印の方向に回転させる。案内ローラ43は、ベルト駆動
用ローラ42と対向するように配置され、コンベアベル
ト41を案内する。圧迫ローラ44は、中央部で回転可
能に支持され一端がスプリング46で付勢された支持部
材45の他端に取りつけられ、コンベアベルト41を原
料搬送路側に押し出すように働く。
【0043】ウロコ取り手段は、下面処理用羽根車55
−1と、上面処理用羽根車55−2と、シャワーノズル
82−1、82−2とを有して構成される。
−1と、上面処理用羽根車55−2と、シャワーノズル
82−1、82−2とを有して構成される。
【0044】下面処理用羽根車55−1は、ベルトコン
ベア40−1とベルトコンベア40−3の間に、原料の
下面側に位置するようにベルトコンベア40−2と対向
して、回転軸が水平にかつ原料の進行方向に直行する方
向に向けて配置され、下面処理用羽根車駆動モータ65
1によって駆動される。上面処理用羽根車55−2は、
ベルトコンベア40−2とベルトコンベア40−4の間
に、原料の上面側に位置するようにベルトコンベア40
−3と対向して、回転軸が水平にかつ原料の進行方向に
直行する方向に向けて配置され、上面処理用羽根車駆動
モータ652によって駆動される。
ベア40−1とベルトコンベア40−3の間に、原料の
下面側に位置するようにベルトコンベア40−2と対向
して、回転軸が水平にかつ原料の進行方向に直行する方
向に向けて配置され、下面処理用羽根車駆動モータ65
1によって駆動される。上面処理用羽根車55−2は、
ベルトコンベア40−2とベルトコンベア40−4の間
に、原料の上面側に位置するようにベルトコンベア40
−3と対向して、回転軸が水平にかつ原料の進行方向に
直行する方向に向けて配置され、上面処理用羽根車駆動
モータ652によって駆動される。
【0045】下面処理用羽根車55−1および上面処理
用羽根車55−2は、一端がフレームに回転可能に取付
けられた図示を省略した支持腕の他端に取り付けられ、
図示を省略したスプリングなどによって原料側に押し付
けられる。
用羽根車55−2は、一端がフレームに回転可能に取付
けられた図示を省略した支持腕の他端に取り付けられ、
図示を省略したスプリングなどによって原料側に押し付
けられる。
【0046】ウロコ取り処理用羽根車55の構造を図1
1を用いて説明する。ウロコ取り処理用羽根車55は、
回転軸551に複数の羽根車部材56を挿入し、ワッシ
ャ552を介してナット553で締め付け固定して構成
される。複数の羽根車部材56はそれぞれ羽根の位相を
ずらして積み重ねられる。
1を用いて説明する。ウロコ取り処理用羽根車55は、
回転軸551に複数の羽根車部材56を挿入し、ワッシ
ャ552を介してナット553で締め付け固定して構成
される。複数の羽根車部材56はそれぞれ羽根の位相を
ずらして積み重ねられる。
【0047】羽根車部材56は、シリコン系ゴム,ウレ
タンゴム,抗菌性を有するゴムなどの自立した形状を保
持することができかつ弾力性を有する部材から形成され
る。羽根車部材56は、中心に貫通穴569を有する本
体部568と、本体部568の周囲から外側に向かって
延びる複数枚の羽根部561とから構成される。羽根部
561の先端部には、ウロコ取り処理用羽根車55の回
転方向側に突出する突条562が回転軸551に平行と
なるように設けられている。この形状の羽根車部材56
は、真鯛やアコウダイ(メヌケ)などうろこが大きくて
取れにくい魚体に適している。
タンゴム,抗菌性を有するゴムなどの自立した形状を保
持することができかつ弾力性を有する部材から形成され
る。羽根車部材56は、中心に貫通穴569を有する本
体部568と、本体部568の周囲から外側に向かって
延びる複数枚の羽根部561とから構成される。羽根部
561の先端部には、ウロコ取り処理用羽根車55の回
転方向側に突出する突条562が回転軸551に平行と
なるように設けられている。この形状の羽根車部材56
は、真鯛やアコウダイ(メヌケ)などうろこが大きくて
取れにくい魚体に適している。
【0048】幅25mmの羽根車部材56を10枚重ね
て幅250mmのウロコ取り処理用羽根車55を構成し
た。このウロコ取り処理用羽根車55を用いて図8〜図
10に示したウロコ取り装置1を構成した。このウロコ
取り装置1のコンベアベルト41の幅は250mmであ
り、ウロコ取り処理用羽根車55の回転速度が500〜
1000rpm、電気容量が3.4kW、使用水量が1
5〜20l/毎分、コンベアベルト41の速度を鯛を毎
分20匹処理できる速度である4〜8m/毎分で運転し
た。その結果、高圧水を用いる水圧式と比較して、使用
電気容量は約1/6であり、使用水量は羽根車や魚体に
付着したウロコを洗い流すだけで済むので1/5であ
り、鯛や赤魚なども全く色飛びしなかった。
て幅250mmのウロコ取り処理用羽根車55を構成し
た。このウロコ取り処理用羽根車55を用いて図8〜図
10に示したウロコ取り装置1を構成した。このウロコ
取り装置1のコンベアベルト41の幅は250mmであ
り、ウロコ取り処理用羽根車55の回転速度が500〜
1000rpm、電気容量が3.4kW、使用水量が1
5〜20l/毎分、コンベアベルト41の速度を鯛を毎
分20匹処理できる速度である4〜8m/毎分で運転し
た。その結果、高圧水を用いる水圧式と比較して、使用
電気容量は約1/6であり、使用水量は羽根車や魚体に
付着したウロコを洗い流すだけで済むので1/5であ
り、鯛や赤魚なども全く色飛びしなかった。
【0049】このウロコ取り処理用羽根車55を用いた
ウロコ取り装置1は、羽根車部材56を構成する材料と
して前述の材料を用いているので、衛生的であるととも
に、羽根部561の厚さや形状を変えることによって多
くの魚種に対応することができる。
ウロコ取り装置1は、羽根車部材56を構成する材料と
して前述の材料を用いているので、衛生的であるととも
に、羽根部561の厚さや形状を変えることによって多
くの魚種に対応することができる。
【0050】図12を用いて羽根車部材の他の形状を説
明する。この羽根車部材56−2は、図11に示した羽
根車部材56に比較して、羽根部561の先端に設けた
突条562を省略するとともに、縦方向の切れ目563
を入れて羽根部561を複数に分割した点に特徴があ
る。この羽根車部材56−2は、カレイやヒラメなどの
ウロコが小さくて取れやすい魚体に適している。
明する。この羽根車部材56−2は、図11に示した羽
根車部材56に比較して、羽根部561の先端に設けた
突条562を省略するとともに、縦方向の切れ目563
を入れて羽根部561を複数に分割した点に特徴があ
る。この羽根車部材56−2は、カレイやヒラメなどの
ウロコが小さくて取れやすい魚体に適している。
【0051】図13を用いて羽根車部材の他の形状を説
明する。この羽根車部材56−3は、図11に示した羽
根車部材56に比較して、縦方向の切れ目563を入れ
て羽根部561を複数に分割した点に特徴がある。この
羽根車部材56−2は、赤魚(アフリカメヌケ)やツボ
ダイなどのウロコが大きいが比較的取れやすい魚体に適
している。
明する。この羽根車部材56−3は、図11に示した羽
根車部材56に比較して、縦方向の切れ目563を入れ
て羽根部561を複数に分割した点に特徴がある。この
羽根車部材56−2は、赤魚(アフリカメヌケ)やツボ
ダイなどのウロコが大きいが比較的取れやすい魚体に適
している。
【0052】図14〜図16を用いて、ウロコ取り処理
用羽根車55の他の形状を説明する。図14はウロコ取
り処理用羽根車55の形状を示す斜視図であり、図15
は、図14の一点鎖線で囲んだ羽根車部材56−4の羽
根部561の先端部分Aを拡大して示す斜視図であり、
図16は、複数の羽根車部材56−4の配置の例を示す
図である。このウロコ取り処理用羽根車55は、回転軸
551に複数の羽根車部材56−4をキー554に沿っ
て挿入し、ワッシャ552を介してナット553で締め
付け固定して構成される。複数の羽根車部材56−4
は、前記キー554と後述するキー溝567によってそ
れぞれ隣接する羽根車部材の羽根と1/2ピッチづつ位
相をずらして積み重ねられる。
用羽根車55の他の形状を説明する。図14はウロコ取
り処理用羽根車55の形状を示す斜視図であり、図15
は、図14の一点鎖線で囲んだ羽根車部材56−4の羽
根部561の先端部分Aを拡大して示す斜視図であり、
図16は、複数の羽根車部材56−4の配置の例を示す
図である。このウロコ取り処理用羽根車55は、回転軸
551に複数の羽根車部材56−4をキー554に沿っ
て挿入し、ワッシャ552を介してナット553で締め
付け固定して構成される。複数の羽根車部材56−4
は、前記キー554と後述するキー溝567によってそ
れぞれ隣接する羽根車部材の羽根と1/2ピッチづつ位
相をずらして積み重ねられる。
【0053】羽根車部材56−4は、シリコン系ゴム,
ウレタンゴム,抗菌性を有するゴムなどの自立した形状
を保持することができかつ弾力性を有する部材から形成
される。羽根車部材56−4は、中心に貫通穴569と
キー溝567を有する本体部568と、本体部568の
周囲から外側に向かって延びる複数枚の羽根部561と
から構成される。羽根部561のウロコ取り処理用羽根
車55の回転方向側の面の先端部近傍には横溝564が
回転軸551に平行となるように設けられている。さら
に、羽根部561のウロコ取り処理用羽根車55の回転
方向側の面の先端部近傍には縦溝565が回転軸551
に直行するように設けられている。この形状の羽根車部
材56−4は、横溝564がウロコを確実に捕らえるよ
うに働き、縦溝565が魚体の背側や腹側のウロコを取
る働きをする。
ウレタンゴム,抗菌性を有するゴムなどの自立した形状
を保持することができかつ弾力性を有する部材から形成
される。羽根車部材56−4は、中心に貫通穴569と
キー溝567を有する本体部568と、本体部568の
周囲から外側に向かって延びる複数枚の羽根部561と
から構成される。羽根部561のウロコ取り処理用羽根
車55の回転方向側の面の先端部近傍には横溝564が
回転軸551に平行となるように設けられている。さら
に、羽根部561のウロコ取り処理用羽根車55の回転
方向側の面の先端部近傍には縦溝565が回転軸551
に直行するように設けられている。この形状の羽根車部
材56−4は、横溝564がウロコを確実に捕らえるよ
うに働き、縦溝565が魚体の背側や腹側のウロコを取
る働きをする。
【0054】図16に示すように、縦溝565は、ウロ
コ取り処理用羽根車55の中央から左右に対称に内側寄
りに設けられる。このようなウロコ取り処理用羽根車5
5は、羽根車部材56−4を構成する材質や羽根部56
1の厚さや羽根車55の回転数を選択することによっ
て、多くの魚種に対応することができる。
コ取り処理用羽根車55の中央から左右に対称に内側寄
りに設けられる。このようなウロコ取り処理用羽根車5
5は、羽根車部材56−4を構成する材質や羽根部56
1の厚さや羽根車55の回転数を選択することによっ
て、多くの魚種に対応することができる。
【0055】
【発明の効果】上記のように、本発明は、回転するブラ
シまたは回転する羽根車を用いてコンベアへ投入された
原料のウロコを引き起こし剥がすので、水を高圧に加圧
する必要がなく使用電力量を著しく少なくすることがで
きるとともに、使用する水は回転するブラシまたは回転
する羽車と製品などを洗浄する量があればよく、水道水
の使用量を減少ことができる。さらに使用する水の量が
少ないので、排出した水を処理する量が少なくなり、環
境へ与える悪影響を減少させることができる。
シまたは回転する羽根車を用いてコンベアへ投入された
原料のウロコを引き起こし剥がすので、水を高圧に加圧
する必要がなく使用電力量を著しく少なくすることがで
きるとともに、使用する水は回転するブラシまたは回転
する羽車と製品などを洗浄する量があればよく、水道水
の使用量を減少ことができる。さらに使用する水の量が
少ないので、排出した水を処理する量が少なくなり、環
境へ与える悪影響を減少させることができる。
【0056】したがって、本発明にかかる魚のウロコ取
り装置は、原料をコンベアに投入するだけで処理できる
ので安全性が高く、水を循環させる必要がないので衛生
の観点からも安全であり、使用電気容量、使用水量が少
ないことからコスト面からも遊離である。
り装置は、原料をコンベアに投入するだけで処理できる
ので安全性が高く、水を循環させる必要がないので衛生
の観点からも安全であり、使用電気容量、使用水量が少
ないことからコスト面からも遊離である。
【0057】さらに、本発明は、大量の高圧水をかける
ことによる赤魚類の色飛びの問題を引き起こす恐れがな
くなり、商品価値の高い製品を製造することができる。
ことによる赤魚類の色飛びの問題を引き起こす恐れがな
くなり、商品価値の高い製品を製造することができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる魚のウロ
コ取り装置の外観を示す正面図。
コ取り装置の外観を示す正面図。
【図2】 図1の魚のウロコ取り装置の外観を示す左側
面図。
面図。
【図3】 図1の魚のウロコ取り装置の機構構成を示す
正面図。
正面図。
【図4】 図1の魚のウロコ取り装置の機構構成を示す
平面図。
平面図。
【図5】 図1の魚のウロコ取り装置のウロコ取り処理
用ブラシの働きを説明する図。
用ブラシの働きを説明する図。
【図6】 図1の魚のウロコ取り装置の魚種(鯛、赤魚
など)に対応したブラシの配置を説明する図。
など)に対応したブラシの配置を説明する図。
【図7】 図1の魚のウロコ取り装置の魚種(カレイ・
ヒラメ等)に対応したブラシの配置を説明する図。
ヒラメ等)に対応したブラシの配置を説明する図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態にかかる魚のウロ
コ取り装置の機構構成を示す正面図。
コ取り装置の機構構成を示す正面図。
【図9】 図8の魚のウロコ取り装置の左側面図。
【図10】 図8の魚のウロコ取り装置の平面図。
【図11】 図8の魚のウロコ取り装置のウロコ取り処
理用羽根車の斜視図。
理用羽根車の斜視図。
【図12】 図8の魚のウロコ取り装置のウロコ取り処
理用羽根車の変形例を示す斜視図。
理用羽根車の変形例を示す斜視図。
【図13】 図8の魚のウロコ取り装置のウロコ取り処
理用羽根車の変形例を示す斜視図。
理用羽根車の変形例を示す斜視図。
【図14】 図8の魚のウロコ取り装置のウロコ取り処
理用羽根車の変形例を示す斜視図。
理用羽根車の変形例を示す斜視図。
【図15】 図14のウロコ取り処理用羽根車の詳細を
示す部分拡大斜視図。
示す部分拡大斜視図。
【図16】 図14のウロコ取り処理用羽根車配置を説
明する図。
明する図。
1 魚のウロコ取り装置
10 本体フレーム
11 キャスタ
20 ウロコ取り機構
31 原料投入手段
32,33 原料支持板
34 原料排出手段
40 ベルトコンベア
41 コンベアベルト
42 ベルト駆動用ローラ
43 案内ローラ
44 圧迫ローラ
45 圧迫ローラ支持部材
46 スプリング
51 背側処理用ブラシ
52 側面処理用ブラシ
53 側面処理用ブラシ
54 腹側処理用ブラシ
55 処理用羽根車
56 羽根車部材
61 背側処理用ブラシ駆動機構
62 側面処理用ブラシ駆動機構
63 腹側処理用ブラシ駆動機構
64 ベルト駆動機構
71 シュート
72 排出口
81 給水口
82 シャワーノズル
90 原料
91 ウロコ
513 支持腕
531 回転軸
532 ナイロン線条
551 回転軸
552 ワッシャ
553 ナット
554 キー
561 羽根部
562 突条
563 切れ目
564 横溝
565 縦溝
567 キー溝
568 本体部
569 貫通穴
641 ベルト駆動モータ
651 下面処理用羽根車駆動モータ
652 上面処理用羽根車駆動モータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A22C 25/02
Claims (3)
- 【請求項1】 原料の頭を先頭として搬送する搬送機構
とウロコ取り機構を有する魚のウロコ取り装置におい
て、 上記ウロコ取り機構は、細いナイロン製の線条を放射状
に回転軸に支持させた複数の処理用ブラシと、この処理
用ブラシに水を供給する散水管と、処理用ブラシを駆動
するブラシ駆動機構とを備え、原料の頭部を進行方向へ
向けて供給し、処理用ブラシに水を供給するとともに、
処理用ブラシを原料を送り出し、ウロコを引き剥がす方
向に高速回転させ、魚体の表面に細かい衝撃を連続的に
与えながら、ウロコを確実にとらえて起こして剥がすこ
とを特徴とする魚のウロコ取り装置。 - 【請求項2】 処理用ブラシは、複数の側面処理用ブラ
シからなることを特徴とする請求項1に記載の魚のウロ
コ取り装置。 - 【請求項3】 処理用ブラシは、背処理用ブラシと、複
数の側面処理用ブラシと、腹側処理用ブラシとからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の魚のウロコ取り装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002876A JP3411534B2 (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 魚のウロコ取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002876A JP3411534B2 (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 魚のウロコ取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001190214A JP2001190214A (ja) | 2001-07-17 |
JP3411534B2 true JP3411534B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=18531923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002876A Expired - Fee Related JP3411534B2 (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 魚のウロコ取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3411534B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108703204A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-10-26 | 泉州摩科索达科技有限公司 | 一种去鳞杀鱼机器人 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105815425B (zh) * | 2016-04-28 | 2017-11-14 | 陕西理工学院 | 大鲵宰杀机 |
KR102034874B1 (ko) * | 2017-04-27 | 2019-10-22 | 주식회사 피쉬코리아지비테크 | 생선비늘제거장치 |
-
2000
- 2000-01-11 JP JP2000002876A patent/JP3411534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108703204A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-10-26 | 泉州摩科索达科技有限公司 | 一种去鳞杀鱼机器人 |
CN108703204B (zh) * | 2018-06-01 | 2020-07-31 | 泉州台商投资区中栓机械技术有限公司 | 一种去鳞杀鱼机器人 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001190214A (ja) | 2001-07-17 |
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