JP2003088824A - カーペットタイルの洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

カーペットタイルの洗浄装置および洗浄方法

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JP2003088824A
JP2003088824A JP2001283034A JP2001283034A JP2003088824A JP 2003088824 A JP2003088824 A JP 2003088824A JP 2001283034 A JP2001283034 A JP 2001283034A JP 2001283034 A JP2001283034 A JP 2001283034A JP 2003088824 A JP2003088824 A JP 2003088824A
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tile
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water
carpet
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Kunio Hara
都男 原
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイルをもつカーペットタイルを敷設されてい
る場所と別の場所で仕上がり良く洗浄することができる
カーペットタイルの洗浄装置および洗浄方法を提供す
る。 【解決手段】カーペットタイルAを搬送するコンベア1
と、コンベア上で洗剤が散布されたカーペットタイルA
の上方からカーペットタイルAの表面側へ高圧の洗浄液
を噴出する洗浄用ノズル3と、カーペットタイルAの上
方からカーペットタイルAの表面へ高圧のすすぎ洗浄水
を噴出するすすぎ用ノズル4と、カーペットタイルAの
表面側に残留している水分やごみなどを真空吸引する真
空吸引手段たる真空吸引装置5とを備えている。洗浄用
ノズル3は、モータ32によって、コンベア1の上面に
平行な面内でカーペットタイルAの搬送方向に直交する
方向へ往復移動するように駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モジュール方式で
使用することを目的としてあらかじめ決められた形状で
作成されたカーペットタイル(繊維製床敷物)の洗浄装
置および洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、事務所などで多く使用されて
いるカーペットタイル(タイルカーペットともいう)を
敷設されている場所と別の場所で洗浄する洗浄装置が特
開平9−285769号公報に提案されている。
【0003】この洗浄装置では、コンベアにより搬送さ
れるカーペットタイルの表面側に洗剤を散布し、カーペ
ットタイルの表面に沿って複数のブラシを回転(正転・
逆転)させることによってカーペットタイルを洗浄する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の洗浄装置では、ブラシを回転させることでカーペッ
トタイルの表面を洗浄しているので、毛足の長いカーペ
ットタイルの洗浄には適していないという不具合や、パ
イルをもつカーペットタイルを洗浄するとパイルの縒り
が崩れてしまい、特にカットパイルをもつカーペットタ
イルの洗浄には適していないという不具合があった。
【0005】また、上記従来の洗浄装置では、カーペッ
トタイルの繊維が切断されてしまうという不具合や、図
16に示すようにブラシ70ではパイル60をもつカー
ペットタイルAのパイル60内の汚れ、泥、砂などを落
すことができないという不具合や、害虫駆除が不十分で
あるという不具合などがあった。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、パイルをもつカーペットタイルを敷
設されている場所と別の場所で仕上がり良く洗浄するこ
とができるカーペットタイルの洗浄装置および洗浄方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、カーペットタイルを規定の搬送
方向へ搬送する搬送手段と、搬送手段へ投入されたカー
ペットタイルの表面側に洗剤を散布する洗剤散布手段
と、洗剤散布手段よりも前記搬送方向の下流側において
カーペットタイルの表面側へ高圧の洗浄液を噴出する洗
浄液噴出手段と、洗浄液噴出手段よりも前記搬送方向の
下流側においてカーペットタイルの表面側に残留してい
る洗浄液を洗い流す高圧のすすぎ洗浄水を噴出するすす
ぎ洗浄水噴出手段と、すすぎ洗浄水噴出手段よりも前記
搬送方向の下流側においてカーペットタイルに残留して
いる水分を真空吸引する真空吸引手段とを備えることを
特徴とするものであり、カーペットタイルの表面側に洗
剤を散布した後、カーペットタイルの表面側へ高圧の洗
浄液を噴出することで汚れや泥、砂などを洗い落とし、
その後、カーペットタイルの表面側へ高圧のすすぎ洗浄
水を噴出することでカーペットタイルに残留している洗
浄液や泥、砂などをすすぎ洗浄水で洗い流し、更にその
後にカーペットタイルに残留している水分を真空吸引す
るような処理を、連続処理によって行うことができ、カ
ーペットタイルの洗浄装置の自動化が容易になり、しか
も、カーペットタイルの表面側を従来のようにブラシを
用いて機械的に洗浄するのではなく、洗浄液噴出手段か
ら噴出する高圧の洗浄液によってカーペットタイルの表
面側および内部を洗浄しているので、パイルをもつカー
ペットタイルや毛足の長いカーペットタイルを敷設され
ている場所と別の場所で仕上がり良く十分に十分に洗浄
することができ、また、カーペットタイルに残留してい
る水分を真空吸引しているので、その後にカーペットタ
イルを乾燥させる際の乾燥時間を短縮することができ
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記搬送方向が直進方向であって、ノズルをカーペ
ットタイルの搬送方向に交差する方向に往復移動させる
駆動手段を備え、前記洗浄液噴出手段は、洗浄液を下方
へ噴出させる複数個の噴出穴がカーペットタイルの搬送
方向に交差する方向に配列されたノズルを備えるので、
カーペットタイルの表面側をほぼ全面にわたって満遍な
く洗浄することが可能になり、また、カーペットタイル
の搬送方向におけるノズルの幅を小さくすることができ
るから、全体の設備を小型化することができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記洗浄液噴出手段は、洗浄液を噴出させる複数個
ずつの噴出穴が長手方向を左右方向として左右両側に配
設されたノズルと、ノズルを水平面内で回転自在に保持
する回転冶具とを備え、ノズルの噴流の反作用によって
ノズルが水平面内で回転するように前記噴出穴が配設さ
れているので、カーペットタイルの表面側をほぼ全面に
わたって満遍なく洗浄することが可能になり、また、ノ
ズルを駆動するための駆動手段を別途に設ける必要がな
く、低コスト化を図れる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記搬送手段に投入されたカーペッ
トタイルを検知するタイル検知手段と、タイル検知手段
によりカーペットタイルが検知されたときに前記洗剤散
布手段から洗剤を散布させる制御手段とを備えるので、
洗剤が無駄に散布されるのを防ぐことができ、洗剤の使
用量を低減できる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記真空吸引手段は、カーペットタ
イルの表面の水分を真空吸引する吸気経路上に設けられ
吸引された水分を落下させて溜める回収タンクと、回収
タンク内の水の重量が規定重量に達すると回収タンク内
の水を吐出させる吐出手段とを備えるので、前記真空吸
引手段に用いる回収タンクの容積を比較的小さくしなが
らもカーペットタイルの水分を連続的に真空吸引するこ
とができ、全体の設備の小型化を図ることができる。
【0012】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記搬送手段に投入するカーペット
タイルの仕様に応じて前記洗浄液噴出手段から噴出され
る洗浄液の水圧を制御する圧力制御手段を備えるので、
仕様の異なる複数種のカーペットタイルを仕上がり良く
洗浄することが可能になる。
【0013】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記すすぎ洗浄水噴出手段へ供給さ
れるすすぎ洗浄水が溜められるとともに前記すすぎ洗浄
水噴出手段により噴出されたすすぎ洗浄水が回収される
すすぎ洗浄水用タンクと、すすぎ洗浄水用タンク中のす
すぎ洗浄水を外部にオーバーフローさせるオーバーフロ
ー路と、前記洗浄液噴出手段へ供給される洗浄液が溜め
られるとともに前記洗浄液噴出手段により噴出された洗
浄液が回収され且つ前記オーバーフロー路を通ったすす
ぎ洗浄水が回収される洗浄液用タンクとを備えるので、
すすぎ洗浄水の外部への廃棄量を少なくすることができ
る。
【0014】請求項8の発明は、カーペットタイルの表
面側に洗剤を散布する洗剤散布工程と、前記洗剤散布工
程の後にカーペットタイルの表面側に高圧の洗浄液を噴
出してカーペットタイルの表面側を洗浄する洗い工程
と、前記洗い工程の後にカーペットタイルの表面側に高
圧のすすぎ洗浄水を噴出してカーペットタイルの表面側
に付着している残留物を洗い流すためのすすぎ工程と、
前記すすぎ工程の後にカーペットタイルの表面側に残留
している水分を真空吸引する真空吸引工程とを含み、前
記各工程を搬送手段により搬送されるカーペットタイル
に対して順次行うことを特徴とし、搬送手段により搬送
されるカーペットタイルは、洗剤散布工程にて洗剤が散
布された後、洗い工程にて高圧の洗浄液により汚れや
泥、砂などが洗い落とされ、その後、すすぎ工程にてカ
ーペットタイルに残留している洗浄液や泥、砂などが洗
い流され、更にその後に真空吸引工程にてカーペットタ
イルに残留している水分が吸引されるので、カーペット
タイルの表面側を従来のようにブラシを用いて機械的に
洗浄する場合に比べて、パイルをもつカーペットタイル
や毛足の長いカーペットタイルを仕上がり良く十分に洗
浄することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態のカー
ペットタイルの洗浄装置は、図2に示すように、カーペ
ットタイルAを搬送する搬送手段たるコンベア1と、コ
ンベア1上のカーペットタイルAの表面側へ洗剤を散布
する洗剤散布手段たる洗剤散布ノズル2と、カーペット
タイルAの上方からカーペットタイルAの表面側へ高圧
の洗浄液を噴出するノズルである洗浄用ノズル3と、カ
ーペットタイルAの上方からカーペットタイルAの表面
側へ高圧のすすぎ洗浄水を噴出するノズルであるすすぎ
用ノズル4と、カーペットタイルAの表面側に残留して
いる水分やごみなどを真空吸引する真空吸引手段たる真
空吸引装置5と、カーペットタイルAの表面側へリンス
剤を散布するリンス剤用ノズル6とを備えている。ここ
において、コンベア1の上流から下流に向かって、洗剤
散布ノズル2、洗浄用ノズル3、すすぎ用ノズル4、真
空吸引装置5、リンス剤用ノズル6の順に設けられてい
る。
【0016】ところで、カーペットタイルAは、漬置槽
7に所定時間(例えば、3〜4時間)だけ漬け置きした
後にコンベア1に投入され、規定速度(例えば、1.5
〜2.5mm/sec)で搬送される。ここに、漬置槽
7には、カーペットタイルAのシミや汚れを落しやすく
するために酸素系漂白剤と水との混合水が充填されてい
る。なお、漬置槽7は、図3に示すように、下面が閉塞
され上面が開放された直方体状に形成されており、複数
枚のカーペットタイルAを収納したラック8を浸漬でき
るようになっている。
【0017】洗剤散布ノズル2は、コンベア1の搬送方
向に直交する方向を長手方向とするパイプ状(竿状)に
形成されており、長手方向において複数個の噴出穴が等
ピッチで形成されコンベア1上のカーペットタイルAに
向かって洗剤をスプレー状に噴射するように構成されて
いる(図8参照)。本実施形態では、洗剤散布ノズル2
は、カーペットタイルAを検知するタイル検知センサ2
2(図8参照)によりカーペットタイルAが検知される
と洗剤散布ノズル2から洗剤の散布が開始され、カーペ
ットタイルAが検知されなくなると洗剤の散布が停止さ
れるようになっている。すなわち、タイル検知センサ2
2の検知出力に基づいて図示しない制御手段によって洗
剤散布ノズル2から洗剤を散布するタイミングが制御さ
れるようになっている。なお、カーペットタイルAが検
知されてから所定時間(カーペットタイルAの表面に洗
剤が満遍なく散布できる程度の時間)だけ洗剤を散布す
るようにしてもよい。
【0018】ところで、本実施形態の洗浄装置は、図1
および図2に示すように、下面が閉塞され上面が開放さ
れた洗浄液用タンク12を備えており、洗浄液用タンク
12内の洗浄液を高圧ポンプ15にて汲み出して圧力調
整バルブ16を介して洗浄用ノズル3へ供給するように
なっている。ここに、高圧ポンプ15と洗浄用ノズル3
との間は高圧ポンプ15側の供給管19と洗浄用ノズル
3側の可撓性を有するホース20とにより繋がれてお
り、洗浄液用タンク12と高圧ポンプ15との間には洗
浄液に含まれているごみなどの不要物を取り除くための
フィルタ18が設けられている。このようにフィルタ1
8を設けていることによって洗浄液の洗剤濃度を高くす
ることができる。また、洗浄用ノズル3からカーペット
タイルAの表面側へ噴出された洗浄液はホッパ11を介
して洗浄液用タンク12に導入される。なお、本実施形
態では、洗浄用ノズル3、高圧ポンプ15などにより洗
浄液噴出手段を構成している。
【0019】洗浄用ノズル3は、パイプ状(竿状)に形
成されており、長手方向において複数個(本実施形態で
は、54個)の噴出穴(図示せず)が等ピッチ(本実施
形態では、10mmピッチ)で設けられている。なお、
噴出穴の直径は1.2mmに設定してあり、各噴出穴か
らそれぞれ噴出された高圧の洗浄液はカーペットタイル
Aの表面で直径が2.5mm程度の円形状のスポットが
形成されるようになっている。
【0020】洗浄用ノズル3は、モータ32によって、
コンベア1の上面に平行な面内(水平面内)でカーペッ
トAの搬送方向に交差する方向(本実施形態では、直交
する方向)へ往復移動するように駆動される。したがっ
て、カーペットタイルAの搬送方向への移動と、搬送方
向に交差する方向(直交する方向)への洗浄用ノズル3
の往復移動とが同時に生じるようになっている。すなわ
ち、カーペットタイルAから見れば洗浄用ノズル3の各
噴出穴がそれぞれ正弦波状に移動するようになるのであ
る。このようにカーペットタイルAを一方向(上記規定
の搬送方向)に搬送し且つ洗浄用ノズル3をカーペット
タイルAの搬送方向と交差する方向に往復移動させるこ
とで高圧の洗浄液をカーペットタイルAの表面側の全面
にわたって満遍なく噴きつけることができる。
【0021】ところで、上述のコンベア1、ホッパ1
1、洗浄水用タンク12などは図1に示すように、フレ
ーム40に設置されており、上述のモータ32は図4に
示すように、フレーム40に取り付けられた断面L字状
の固定テーブル37の垂直片37aに取り付けられてい
る。また、固定テーブル37の水平片37aの上面側に
は、洗浄用ノズル3の両端部をそれぞれ保持する保持金
具35が取付金具38を用いて結合されたスライドテー
ブル36がスライド自在に保持されており、上述のモー
タ32の回転軸がクランク33およびクランクシャフト
34を介して一方のスライドテーブル36(図4におけ
る左側のスライドテーブル36)に連結されている。し
たがって、洗浄用ノズル32をコンベア1の上面に平行
な面内(水平面内)においてコンベア1の搬送方向と直
交する方向に往復移動させることができるのである。な
お、コンベア1は、図4(a)に示すように、ローラ1
aに挿通されたシャフト1bの両端部がフレーム40に
支持されている。また、本実施形態では、モータ32、
クランク33、クランクシャフト34、スライドテーブ
ル36などにより洗浄用ノズル3を駆動する駆動手段を
構成している。
【0022】洗浄用ノズル3は、カーペットタイルAの
搬送方向と交差する方向に所定距離だけ所定の走査速度
で移動するようになっている。本実施形態では、上記所
定距離を30mm、上記走査速度を30mm/secに
設定してあるので、洗浄用ノズル3の1往復の時間が1
秒になる。また、上述のコンベア1によるカーペットタ
イルAの搬送速度を2mm/secに設定してあり、カ
ーペットタイルAの表面では、洗浄用ノズル3の各噴出
穴から噴出された洗浄液が隣り合う噴出穴から噴出され
た洗浄液により形成されるスポット同士に0.5mm程
度の重なりが生じ、洗浄むらが発生しにくくなってい
る。なお、本実施形態では、1枚のカーペットタイルA
の洗浄時間を4分程度に設定してある。
【0023】洗浄用ノズル3から噴出される洗浄液の圧
力は、パイルの長さ(毛足の長さ)や縒り方、カーペッ
トタイルAの種類、形状などのカーペットタイルAの仕
様に応じて洗浄液の圧力を調整するようになっている。
例えば、図5および図6に示すようなカーペットタイル
Aの仕様に応じて洗浄液の圧力(高圧洗浄圧力)が図6
に示すように0.05〜0.3MPaの範囲内で調整さ
れる。なお、パイルの種類には、カットタイプとして、
ベロア、ブラッシュ、サキソニー、シャギー、ハードツ
イストなどがあり、ループタイプとして、レベル・ルー
プ、H/L・ループ、マルチレベルループなどがあり、
カット・ループタイプとして、ハイカットローループ、
レベルカットレベルループなどがある。
【0024】本実施形態では、洗浄用ノズル3から噴出
される洗浄液の圧力を調整するために、図7に示すよう
に、洗浄用ノズル3から噴出される洗浄液の圧力を指示
するための圧力指令値設定部44と、供給管19内の洗
浄液の圧力を検知する圧力センサ17と、高圧ポンプ1
5を駆動するインバータ42と、圧力指令値設定部44
により設定された圧力指令値と圧力センサ17による検
出圧力とを比較し検出圧力が圧力指令値に略等しくなる
ようにインバータ42を制御する圧力制御手段たる圧力
制御部43とを備えている。また、すすぎ用ノズル4か
ら噴出されるすすぎ洗浄水の圧力についても同様に調整
することが望ましい。
【0025】また、上述のフレーム40には、図1に示
すように、下面が閉塞され上面が開放されたすすぎ用水
槽タンク14も設置されており、すすぎ洗浄水用タンク
14内のすすぎ洗浄水を高圧ポンプ25にて汲み出して
圧力調整バルブ26を介してすすぎ用ノズル4へ供給す
るようになっている。ここに、高圧ポンプ25とすすぎ
用ノズル4との間は高圧ポンプ25側の供給管29とす
すぎ用ノズル4側の可撓性を有するホース30とにより
繋がれており、すすぎ洗浄水用タンク14と高圧ポンプ
25との間にはすすぎ洗浄水に含まれているごみなどの
不要物を取り除くためのフィルタ28が設けられてい
る。また、すすぎ用ノズル4からカーペットタイルAの
表面側へ噴出されたすすぎ洗浄水はホッパ13を介して
すすぎ洗浄水用タンク14に導入される。なお、本実施
形態では、すすぎ用ノズル4、高圧ポンプ25などによ
りすすぎ洗浄水噴出手段を構成している。
【0026】すすぎ洗浄水用タンク14には給水管31
を介して外部から清水が給水され、すすぎ洗浄水用タン
ク14からオーバーフローした洗浄水をオーバーフロー
管24を介して洗浄液用タンク12に導入し、洗浄液用
タンク12からオーバーフローした汚れた洗浄液を配水
管21を介して排出することによって洗浄液の洗剤濃度
をほぼ一定に保つようになっている。
【0027】上記構成の洗浄装置によれば、図8に示す
ように、カーペットタイルAが搬送手段たるコンベア1
により搬送されながら、洗剤散布ノズル2から洗剤が散
布された後、洗浄用ノズル3から噴出される高圧の洗浄
液によりカーペットタイルAが洗浄され、さらにすすぎ
用ノズル4から噴出される高圧のすすぎ洗浄水によりカ
ーペットタイルAに残留している洗浄液や泥、砂などが
洗い流され、図9に示すように、真空吸引手段たる真空
吸引装置5によってカーペットタイルAの表面側の水分
が吸引されるのである。
【0028】真空吸引装置5は、図9(a)に示すよう
に、コンベア1の上方に配設されたバキュームヘッド5
1を通してカーペットタイルAの表面側の水分やちりな
どを吸引する真空ポンプ55を備えており、バキューム
ヘッド51と真空ポンプ55との間に回収タンク52が
設けられている。すなわち、カーペットタイルAの表面
の水分を真空吸引する吸気経路上に回収タンク52が設
けられている。バキュームヘッド51と回収タンク52
との間は水分吸引パイプ53により繋がれ、回収タンク
52と真空ポンプ55との間はエア吸引パイプ54によ
り繋がれており、回収タンク52においては、図9
(b)に示すようにエア吸引パイプ54の一端部の下方
に水分吸引パイプ53の一端部が配設され、水分吸引パ
イプ53の一端部は回収タンク52内で下方に折曲され
ている(90度の角度で曲げられている)。したがっ
て、この真空吸引装置5では、真空ポンプ55によって
回収タンク52内を真空状態(減圧状態)にしてあり、
コンベア1上のカーペットタイルAがバキュームヘッド
51の下方まで搬送されてくると、カーペットタイルA
からバキュームヘッド51および水分吸引パイプ53を
介して吸引された水分が回収タンク52内に落下して溜
まるようになっている。回収タンク52の下部には回収
タンク52内の水を吐出させる吐出手段たるチェック弁
(逆止め弁)56が配設されており、回収タンク52内
の水の重量が規定重量に達すると、自動的にチェック弁
56が開放され回収タンク52内の水が放出され排気管
21を介して外部へ排出される。また、回収タンク52
内の水の重量が軽くなると、チェック弁56が自動的に
閉じて回収タンク52内に吸引された水が溜まるように
なっている。したがって、回収タンク52の容積を大き
くすることなく(大型化することなく)、真空引きを止
めずにカーペットタイルAの水分を連続的に排出でき
る。
【0029】リンス剤用ノズル6は、コンベア1の搬送
方向に直交する方向を長手方向とするパイプ状(竿状)
に形成されており、長手方向において複数個の噴出穴が
等ピッチで形成されコンベア1上のカーペットタイルA
に向かってリンス剤をスプレー状に噴射するように構成
されている(図9参照)。本実施形態では、リンス剤用
ノズル6は、カーペットタイルAを検知するタイル検知
センサ23(図9参照)によりカーペットタイルAが検
知されるとリンス剤用ノズル6からリンス剤の散布が開
始され、カーペットタイルAが検知されなくなるとリン
ス剤の散布が停止されるようになっている。すなわち、
タイル検知センサ23の検知出力に基づいて図示しない
制御手段によってリンス剤用ノズル6からリンス剤を散
布するタイミングが制御されるようになっている。な
お、タイル検知センサ23によりカーペットタイルAが
検知されてから所定時間(カーペットタイルAの表面に
満遍なくリンス剤が散布される程度の時間)だけリンス
剤を散布するようにしてもよい。
【0030】リンス剤が散布されたカーペットタイルA
は支持台9(図2参照)上に載置されたラック10(図
2参照)に収納され、その後、図示しない乾燥手段によ
って乾燥される。
【0031】本実施形態の洗浄装置では、カーペットタ
イルAの洗浄に高圧の洗浄液を用いているので、比較的
重量の大きな物によってカーペットタイルAの表面が押
さえ付けられてパイルが倒れていても、高圧の洗浄液の
圧力を適宜調整することで、パイルの高さを元の高さに
戻すことができるとともに、カーペットタイルAのパイ
ル60(図10参照)内の汚れ、泥、砂などを十分に洗
い流す(洗い落とす)ことができる。
【0032】すなわち、本実施形態の洗浄装置では、カ
ーペットタイルAの表面側に洗剤を散布した後、カーペ
ットタイルAの表面側へ高圧の洗浄液を噴出することで
汚れや泥、砂などを洗い落とし、その後、カーペットタ
イルに残留している洗浄液や泥、砂などをすすぎ洗浄水
で洗い流し、更にその後にカーペットタイルAに残留し
ている水分を真空吸引するような処理を、連続処理によ
って行うことができ、カーペットタイルAの洗浄装置の
自動化が容易になり、しかも、カーペットタイルAの表
面側を従来のようにブラシ70(図6参照)を用いて機
械的に洗浄するのではなく、洗浄用ノズル3から噴出す
る高圧の洗浄液によってカーペットタイルAの表面側お
よび内部を洗浄しているので、図10に示すようにパイ
ル60をもつカーペットタイルAや毛足の長いカーペッ
トタイルAを仕上がり良く十分に十分に洗浄することが
でき、また、カーペットタイルAに残留している水分を
真空吸引しているので、その後にカーペットタイルAを
乾燥させる際の乾燥時間を短縮することができる。
【0033】言い換えれば、上述の洗浄装置を用いた洗
浄方法は、カーペットタイルAの表面側に洗剤散布用ノ
ズル2により洗剤を散布する洗剤散布工程と、洗剤散布
工程の後にカーペットタイルAの表面側に洗浄用ノズル
3により高圧の洗浄液を噴出してカーペットタイルAの
表面側を洗浄する洗い工程と、洗い工程の後にカーペッ
トタイルAに付着している残留物(洗剤や泥など)をす
すぎ用ノズル4から噴出する高圧のすすぎ洗浄水により
洗い流すすすぎ工程と、すすぎ工程の後にカーペットタ
イルAの表面側に残留している水分や泥などを真空吸引
装置5により真空吸引する真空吸引工程とを含み、前記
各工程を搬送手段たるコンベア1により搬送されるカー
ペットタイルAに対して順次行うので、コンベア1によ
り搬送されるカーペットタイルAは、洗剤散布工程にて
洗剤が散布された後、洗い工程にて高圧の洗浄液により
汚れや泥、砂などが洗い落とされ、その後、すすぎ工程
にて高圧のすすぎ洗浄水によりカーペットタイルAに残
留している洗浄液や泥、砂などが洗い流され、更にその
後に真空吸引工程にてカーペットタイルAに残留してい
る水分が吸引されるので、カーペットタイルAの表面側
を従来のようにブラシ70(図16参照)を用いて機械
的に洗浄する場合に比べて、パイルをもつカーペットタ
イルや毛足の長いカーペットタイルを仕上がり良く十分
に洗浄することができる。
【0034】なお、図11はパイルをもつカーペットタ
イルAの洗浄前後のカーペットタイルAの表面像(写
真)を示しており、本実施形態の洗浄装置によって洗浄
することで仕上がり良く洗浄されていることが確認され
た。また、図12はパイルをもつカーペットタイルAに
ついて、(a)が洗浄前の表面像(写真)を、(b)が
ブラシにより洗浄した後の表面像(写真)を、(c)が
本実施形態の洗浄装置により洗浄した後の表面像(写
真)を示しており、本実施形態の洗浄装置によって洗浄
することで仕上がり良く洗浄されていることが確認され
た。
【0035】ところで、上述の洗浄装置を用いること
で、例えば図13に示すような流れでカーペットタイル
のリサイクルを行うことが可能となる。すなわち、ビル
80内の1フロア分のカーペットタイルを購入して張り
替えて汚れたカーペットタイルを撤去し、その汚れたカ
ーペットタイルを輸送し、上述の洗浄装置において洗浄
して乾燥させ、乾燥後のカーペットタイルを輸送し、ビ
ル80内の別のフロアのカーペットタイルを撤去して洗
浄後のカーペットタイルを貼りつける(敷設する)。
【0036】しかして、汚れたカーペットタイルを洗浄
して繰り返し使用することができ、汚れたカーペットタ
イルがそのまま廃棄物として処理されることを防止する
ことができる。
【0037】(実施形態2)実施形態1では洗浄用ノズ
ル3をモータ32によってコンベア1の搬送方向と直交
する方向に往復移動させていたが、本実施形態では、図
14に示すように、コンベア1の上方から洗浄用ノズル
3をコンベア1の上面に平行な面内(つまり、水平面
内)で回転自在に保持する回転冶具39を設けてある。
また、図15に示すように、洗浄用ノズル3の噴出穴3
aは回転冶具39を中心として回転対称性を有するよう
に配設されている。言い換えれば、洗浄用ノズル3の長
手方向を左右方向として左右両側に長手方向の中心に対
して点対称となるように複数個ずつの噴出穴3aが形成
されている。また、各噴出穴3aは、高圧の洗浄液が鉛
直下方から30度傾いた斜め下方に噴出されるように配
設されている。
【0038】したがって、本実施形態では、洗浄用ノズ
ル3の噴流の反作用によって洗浄用ノズル3がコンベア
1の上面に平行な水平面内(つまり、カーペットタイル
Aの表面に平行な面内)で図15(b)の矢印Bの向き
へ回転するので、カーペットタイルAの表面側を満遍な
く洗浄することができ、実施形態1で説明したモータ3
2などからなる駆動手段を設ける必要がなく、低コスト
化を図れる。他の構成は実施形態1と同様である。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明は、カーペットタイルを
規定の搬送方向へ搬送する搬送手段と、搬送手段へ投入
されたカーペットタイルの表面側に洗剤を散布する洗剤
散布手段と、洗剤散布手段よりも前記搬送方向の下流側
においてカーペットタイルの表面側へ高圧の洗浄液を噴
出する洗浄液噴出手段と、洗浄液噴出手段よりも前記搬
送方向の下流側においてカーペットタイルの表面側に残
留している洗浄液を洗い流す高圧のすすぎ洗浄水を噴出
するすすぎ洗浄水噴出手段と、すすぎ洗浄水噴出手段よ
りも前記搬送方向の下流側においてカーペットタイルに
残留している水分を真空吸引する真空吸引手段とを備え
るものであり、カーペットタイルの表面側に洗剤を散布
した後、カーペットタイルの表面側へ高圧の洗浄液を噴
出することで汚れや泥、砂などを洗い落とし、その後、
カーペットタイルの表面側へ高圧のすすぎ洗浄水を噴出
することでカーペットタイルに残留している洗浄液や
泥、砂などをすすぎ洗浄水で洗い流し、更にその後にカ
ーペットタイルに残留している水分を真空吸引するよう
な処理を、連続処理によって行うことができ、カーペッ
トタイルの洗浄装置の自動化が容易になり、しかも、カ
ーペットタイルの表面側を従来のようにブラシを用いて
機械的に洗浄するのではなく、洗浄液噴出手段から噴出
する高圧の洗浄液によってカーペットタイルの表面側お
よび内部を洗浄しているので、パイルをもつカーペット
タイルや毛足の長いカーペットタイルを敷設されている
場所と別の場所で仕上がり良く十分に十分に洗浄するこ
とができるという効果があり、また、カーペットタイル
に残留している水分を真空吸引しているので、その後に
カーペットタイルを乾燥させる際の乾燥時間を短縮する
ことができるという利点がある。
【0040】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記搬送方向が直進方向であって、ノズルをカーペ
ットタイルの搬送方向に交差する方向に往復移動させる
駆動手段を備え、前記洗浄液噴出手段は、洗浄液を下方
へ噴出させる複数個の噴出穴がカーペットタイルの搬送
方向に交差する方向に配列されたノズルを備えるので、
カーペットタイルの表面側をほぼ全面にわたって満遍な
く洗浄することが可能になるという効果があり、また、
カーペットタイルの搬送方向におけるノズルの幅を小さ
くすることができるから、全体の設備を小型化すること
ができるという効果がある。
【0041】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記洗浄液噴出手段は、洗浄液を噴出させる複数個
ずつの噴出穴が長手方向を左右方向として左右両側に配
設されたノズルと、ノズルを水平面内で回転自在に保持
する回転冶具とを備え、ノズルの噴流の反作用によって
ノズルが水平面内で回転するように前記噴出穴が配設さ
れているので、カーペットタイルの表面側をほぼ全面に
わたって満遍なく洗浄することが可能になるという効果
があり、また、ノズルを駆動するための駆動手段を別途
に設ける必要がなく、低コスト化を図れるという効果が
ある。
【0042】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記搬送手段に投入されたカーペッ
トタイルを検知するタイル検知手段と、タイル検知手段
によりカーペットタイルが検知されたときに前記洗剤散
布手段から洗剤を散布させる制御手段とを備えるので、
洗剤が無駄に散布されるのを防ぐことができ、洗剤の使
用量を低減できるという効果がある。
【0043】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記真空吸引手段は、カーペットタ
イルの表面の水分を真空吸引する吸気経路上に設けられ
吸引された水分を落下させて溜める回収タンクと、回収
タンク内の水の重量が規定重量に達すると回収タンク内
の水を吐出させる吐出手段とを備えるので、前記真空吸
引手段に用いる回収タンクの容積を比較的小さくしなが
らもカーペットタイルの水分を連続的に真空吸引するこ
とができ、全体の設備の小型化を図ることができるとい
う効果がある。
【0044】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記搬送手段に投入するカーペット
タイルの仕様に応じて前記洗浄液噴出手段から噴出され
る洗浄液の水圧を制御する圧力制御手段を備えるので、
仕様の異なる複数種のカーペットタイルを仕上がり良く
洗浄することが可能になるという効果がある。
【0045】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記すすぎ洗浄水噴出手段へ供給さ
れるすすぎ洗浄水が溜められるとともに前記すすぎ洗浄
水噴出手段により噴出されたすすぎ洗浄水が回収される
すすぎ洗浄水用タンクと、すすぎ洗浄水用タンク中のす
すぎ洗浄水を外部にオーバーフローさせるオーバーフロ
ー路と、前記洗浄液噴出手段へ供給される洗浄液が溜め
られるとともに前記洗浄液噴出手段により噴出された洗
浄液が回収され且つ前記オーバーフロー路を通ったすす
ぎ洗浄水が回収される洗浄液用タンクとを備えるので、
すすぎ洗浄水の外部への廃棄量を少なくすることができ
るという効果がある。
【0046】請求項8の発明は、カーペットタイルの表
面側に洗剤を散布する洗剤散布工程と、前記洗剤散布工
程の後にカーペットタイルの表面側に高圧の洗浄液を噴
出してカーペットタイルの表面側を洗浄する洗い工程
と、前記洗い工程の後にカーペットタイルの表面側に高
圧のすすぎ洗浄水を噴出してカーペットタイルの表面側
に付着している残留物を洗い流すためのすすぎ工程と、
前記すすぎ工程の後にカーペットタイルの表面側に残留
している水分を真空吸引する真空吸引工程とを含み、前
記各工程を搬送手段により搬送されるカーペットタイル
に対して順次行うので、搬送手段により搬送されるカー
ペットタイルは、洗剤散布工程にて洗剤が散布された
後、洗い工程にて高圧の洗浄液により汚れや泥、砂など
が洗い落とされ、その後、すすぎ工程にてカーペットタ
イルに残留している洗浄液や泥、砂などが洗い流され、
更にその後に真空吸引工程にてカーペットタイルに残留
している水分が吸引されるから、カーペットタイルの表
面側を従来のようにブラシを用いて機械的に洗浄する場
合に比べて、パイルをもつカーペットタイルや毛足の長
いカーペットタイルを仕上がり良く十分に洗浄すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は概略側面図、
(b)概略平面図である。
【図2】同上の概略構成図である。
【図3】同上を用いた洗浄方法における漬け置き工程の
説明図である。
【図4】同上の要部を示し、(a)は概略断面図、
(b)は概略平面図である。
【図5】同上で洗浄可能なカーペットタイルのパイルの
仕様説明図である。
【図6】同上で洗浄可能なカーペットタイルに対する洗
浄液の圧力の説明図である。
【図7】同上の要部概略構成図である。
【図8】同上を用いた洗浄方法における洗浄工程の説明
図である。
【図9】同上を用いた洗浄方法における真空吸引工程の
説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上の洗浄装置による洗浄前後のカーペット
タイルの表面写真をカラー印刷したものである。
【図12】(a)は洗浄前のカーペットタイルの表面写
真をカラー印刷したもの、(b)は従来の洗浄装置によ
る洗浄後のカーペットタイルの表面写真をカラー印刷し
たもの、(c)は本実施形態の洗浄装置による洗浄後の
カーペットタイルの表面写真をカラー印刷したものであ
る。
【図13】同上の洗浄装置を利用したカーペットタイル
のリサイクル方法の説明図である。
【図14】実施形態2の要部説明図である。
【図15】同上の要部を示し、(a)は側面図、(b)
は下面図である。
【図16】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 コンベア 2 洗剤散布ノズル 3 洗浄用ノズル 4 すすぎ用ノズル 32 モータ A カーペットタイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペットタイルを規定の搬送方向へ搬
    送する搬送手段と、搬送手段へ投入されたカーペットタ
    イルの表面側に洗剤を散布する洗剤散布手段と、洗剤散
    布手段よりも前記搬送方向の下流側においてカーペット
    タイルの表面側へ高圧の洗浄液を噴出する洗浄液噴出手
    段と、洗浄液噴出手段よりも前記搬送方向の下流側にお
    いてカーペットタイルの表面側に残留している洗浄液を
    洗い流す高圧のすすぎ洗浄水を噴出するすすぎ洗浄水噴
    出手段と、すすぎ洗浄水噴出手段よりも前記搬送方向の
    下流側においてカーペットタイルに残留している水分を
    真空吸引する真空吸引手段とを備えることを特徴とする
    カーペットタイルの洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送方向が直進方向であって、ノズ
    ルをカーペットタイルの搬送方向に交差する方向に往復
    移動させる駆動手段を備え、前記洗浄液噴出手段は、洗
    浄液を下方へ噴出させる複数個の噴出穴がカーペットタ
    イルの搬送方向に交差する方向に配列されたノズルを備
    えることを特徴とする請求項1記載のカーペットタイル
    の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄液噴出手段は、洗浄液を噴出さ
    せる複数個ずつの噴出穴が長手方向を左右方向として左
    右両側に配設されたノズルと、ノズルを水平面内で回転
    自在に保持する回転冶具とを備え、ノズルの噴流の反作
    用によってノズルが水平面内で回転するように前記噴出
    穴が配設されてなることを特徴とする請求項1記載のカ
    ーペットタイルの洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段に投入されたカーペットタ
    イルを検知するタイル検知手段と、タイル検知手段によ
    りカーペットタイルが検知されたときに前記洗剤散布手
    段から洗剤を散布させる制御手段とを備えることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のカー
    ペットタイルの洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記真空吸引手段は、カーペットタイル
    の表面の水分を真空吸引する吸気経路上に設けられ吸引
    された水分を落下させて溜める回収タンクと、回収タン
    ク内の水の重量が規定重量に達すると回収タンク内の水
    を吐出させる吐出手段とを備えることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載のカーペットタイ
    ルの洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段に投入するカーペットタイ
    ルの仕様に応じて前記洗浄液噴出手段から噴出される洗
    浄液の水圧を制御する圧力制御手段を備えることを特徴
    とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のカー
    ペットタイルの洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記すすぎ洗浄水噴出手段へ供給される
    すすぎ洗浄水が溜められるとともに前記すすぎ洗浄水噴
    出手段により噴出されたすすぎ洗浄水が回収されるすす
    ぎ洗浄水用タンクと、すすぎ洗浄水用タンク中のすすぎ
    洗浄水を外部にオーバーフローさせるオーバーフロー路
    と、前記洗浄液噴出手段へ供給される洗浄液が溜められ
    るとともに前記洗浄液噴出手段により噴出された洗浄液
    が回収され且つ前記オーバーフロー路を通ったすすぎ洗
    浄水が回収される洗浄液用タンクとを備えることを特徴
    とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のカー
    ペットタイルの洗浄装置。
  8. 【請求項8】 カーペットタイルの表面側に洗剤を散布
    する洗剤散布工程と、前記洗剤散布工程の後にカーペッ
    トタイルの表面側に高圧の洗浄液を噴出してカーペット
    タイルの表面側を洗浄する洗い工程と、前記洗い工程の
    後にカーペットタイルの表面側に高圧のすすぎ洗浄水を
    噴出してカーペットタイルの表面側に付着している残留
    物を洗い流すためのすすぎ工程と、前記すすぎ工程の後
    にカーペットタイルの表面側に残留している水分を真空
    吸引する真空吸引工程とを含み、前記各工程を搬送手段
    により搬送されるカーペットタイルに対して順次行うこ
    とを特徴とするカーペットタイルの洗浄方法。
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