JP4890838B2 - 半導体集積回路のレイアウト設計方法、及びレイアウト設計ツール - Google Patents

半導体集積回路のレイアウト設計方法、及びレイアウト設計ツール Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路の設計方法に関し、特に基板バイアス電圧と異なるバイアス電圧が与えられるウェルを有する半導体集積回路のレイアウト設計方法、及びレイアウト設計ツールに関する。
近年、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを用いたLSI(Large Scale Integration)等の半導体集積回路は、高度なデータ処理を実現するため、高性能化、小型化、且つ低消費電力化が求められている。しかし、高性能化、及び小型化の実現のため、半導体集積回路のプロセスが微細化し、駆動バイアスが低電圧化している。よって、トランジスタのスレッショルド電圧が低下し、オフ状態におけるリーク電流が増大する。その結果、半導体集積回路の低消費電力化が困難になるという問題が生じている。
このような問題を解決するため、半導体基板と電気的に分離したウェル領域を形成し、ウェル電位を基板電位と異なる電位に設定することで、スレッショルド電圧を見かけ上高くする等の方法が取られている。しかし、このような方法でウェル電位を分離する場合、以下のような必要が生じる。例えば、P型の半導体基板中に基板と異なる電位が与えられるPウェルを形成する場合、P型基板中にNウェルを形成し、さらにそのNウェル中にPウェルを形成する必要がある。そのため、半導体基板上には、基板上に素子が形成される領域と、基板とは電気的に分離されたウェル内に素子が形成される分離ウェル領域が形成される。
ここで、このような分離ウェル領域を形成する方法として、特許文献1が開示されている。図10は、基板電位を分離した半導体集積回路の断面図であり、特許文献1に示されたものの簡略図である。図10に示すように、Pウェル302a、及びNウェル304aは、N型ウェル分離部308a/308bによって、P型基板と電気的に分離されている。従って、Pウェル302a、及びNウェル304aは、P型基板や、P型基板上に作成されるPウェル302b、及びNウェル304bと、異なる電位を供給することで分離領域として扱うことが可能となる。特許文献1では、このような半導体集積回路のマスクパターンデータを自動的に生成し、設計時間の短縮、且つ設計品質を向上させる手法を示している。
図11は、特許文献1に係る半導体集積回路のレイアウト設計のフローチャートである。始めに、レイアウト設計ツールに入力されたウェハのプロセス情報1、ICの論理情報2、及びセル/コア情報3を用いて、基本セルの配置領域を指定する(ST1)。セルとは、MOSトランジスタによって構成されるものであり、半導体集積回路を形成する基本要素である。基本セルとは、基板電位と同電位領域に配置するセルのことを示す。次に、ST2にて基本セルを自動配置し、ST3にて基本セル同志を自動配線し、回路を作成する。その後、ST4にて、分離ウェル領域のセル周囲にウェル分離部を配置し、電源供給用の配線接続を自動生成する。最後にST5にてレイアウト検証を実施する構成となっている。
特開平11−191593号公報
しかしながら、図10に示すフローを用いて分離ウェル領域のある設計の場合、分離ウェル領域の生成/電源接続(ST4)は、基本セルの基板電位領域への配置/配線(ST1からST3)と別工程で実施している。従って、分離ウェル領域の生成/電源接続のための工程が増加することになる。
また、後から挿入した分離ウェル領域と基板電位領域に配置される基本セルとの間隔が設計基準を満足せず、再設計になる場合が生じる。それにより、更に工程が増え、設計時間がかかることになる。その上、分離ウェル領域を後から挿入する場合、半導体集積回路の設計が複雑化するため、熟練した設計者が必要となるばかりでなく、設計ミス等により設計品質が低下する場合もある。
また、図10に示すフローを用いて分離ウェル領域のない設計を行う場合、ST4は必要のないフローであるため、必要以上の設計時間がかかるという問題も発生する。
本発明は、第1導電型の半導体基板上に配置される第1のセルパターン、及び第2導電型のディープウェルを有する第2のセルパターンを準備し、前記第1のセルパターンを第1の回路配置領域に配置し、前記第2のセルパターンを前記第1の回路配置領域とは異なる基板電位が与えられる第2の回路配置領域に配置することを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計方法である。
第2のセルパターンを用いることにより、基板電位と分離した領域のレイアウト設計を、同じ工程で実施できるため、チップ設計時におけるTAT(Turn Around Time)を短縮することができる。
また、第1導電型の半導体基板上に配置される第1のセルパターン、及び第2導電型のディープウェルを有する第2のセルパターンを記憶するパターン記憶部と、前記第1のセルパターンを第1の回路配置領域に配置し、前記第2のセルパターンを前記第1の回路配置領域とは異なる基板電位が与えられる第2の回路配置領域に配置するパターン配置部を備えることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計ツールである。
予め記憶された第2のセルパターンを配置するのみで基板電位と分離した領域を形成することが可能となるため、チップ設計が容易となり、設計品質が向上する効果が得られる。
以上のような構成により、高性能化、小型化、及び低消費電力化を実現した半導体集積回路において、レイアウト設計時間の短縮、及びレイアウト設計品質の向上が可能となる。
発明の実施の形態1.
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載、及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
図面を参照して本発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る半導体集積回路1のレイアウトを簡略化した平面図である。図1に示すように、半導体集積回路1上には、基板電位を分離する領域(以後、分離ウェル領域と称す)11と、基板電位を分離しない領域(以後、基板電位領域と称す)21が、複数配置されている。
図2(a)は、分離ウェル領域11と基板電位領域21の概略平面図を示す。また、図2(b)は、図2(a)に示すX−Y方向の断面図である。図2(b)に示すように、分離ウェル領域11は、例えばP型の半導体基板(以下、P型基板と称す)31において、P型のウェル領域(以下、Pウェルと称す)110、130、及びN型のウェル領域(以下、Nウェルと称す)120が連続して隙間なく配置されている。
分離ウェル領域11の表面に形成されたPウェル110、130の表面上には、接地線111、131が電気的に接続され、接地電位が与えられる。また、Nウェル120の表面上には、電源線121が電気的に接続され、電源電位が与えられる。分離ウェル領域11において、PウェルとNウェルは規則正しく並置され、その配置数は、図2に図示した数に限らず、半導体集積回路の機能により異なるものである。図2は、分離ウェル領域11の位置関係を理解するために簡易的に示したものである。
また、図2(a)に示すように、分離ウェル領域11に配置されるPウェル110、130、及びNウェル120の下全域に亘り、N型のウェル領域(以後、ディープNウェル140と称す)が配置されている。更に、図2(b)に示すように、前記Pウェル110、130、及びNウェル120が配置される領域外側にあり、且つP型基板31の表面からディープNウェル140の表面に到達するように、N型のウェル領域(以後、Nウェル壁150と称す)が配置されている。
Nウェル壁150の表面には、電源線151が電気的に接続され、複数に配置されたコンタクト152により電源電位が与えられる。例えば、Nウェル壁150の電源線151に電源電位が印加され、P型基板31に接地電位が印加された場合、ディープNウェル140、及びNウェル壁150と、P型基板31とのPN接合は逆バイアスとなる。従って、ディープNウェル140、及びNウェル壁150は、P型基板31に対し電気的な分離領域の機能を果たす。その結果、P型基板11と、分離ウェル領域11に設けられたPウェル110、130は、電気的に分離されたことになる。
一方、基板電位領域21は、P型基板31において、Pウェル210、及びNウェル220が連続して隙間なく配置されている。基板電位領域21の表面に形成されたPウェル210の表面上には、接地線211が電気的に接続され、接地電位が与えられる。また、Nウェル220の表面上には、電源線221が電気的に接続され、電源電位が与えられる。基板電位領域21において、PウェルとNウェルは規則正しく並置され、その配置数は、図2に図示した数に限らず、半導体集積回路の機能により異なるものである。図2は、基板電位領域21の位置関係を理解するために簡易的に示したものである。
基板電位領域21においては、P型基板31の基板電位と、Pウェル210は電気的に接続されている。従って、Pウェル210に電位を供給すると、基板電位領域21全面のPウェルがP型基板31と同電位となる。それに対し、分離ウェル領域11において、P型基板31の基板電位と、Pウェル110、130は、ディープNウェル140、及びNウェル壁150によって分離されている。従って、分離ウェル領域11のPウェルにP型基板31の基板電位と異なる電位を供給する構造となっている。
ここで、図3に、本実施形態に係る半導体集積回路のセルパターンの平面図を示す。図3(a)は、基板電位領域21に配置するセルパターン(以後、基本セル230と称す)であり、例えば、図2(b)の230部をセル化したものである。基本セル230は、Pウェル210のN型拡散領域212に形成されたNMOSトランジスタと、Nウェル220のP型拡散領域222に形成されたPMOSトランジスタからなるCMOSトランジスタにより構成される。
このような基本セル230は、半導体集積回路1の構造を形成する基本要素の一つであり、これらが複数組み合わされて基板電位領域21が形成される。なお、基本セル230は、従来のレイアウト設計ツールに用いられている構造であり、当業者において周知のものである。
一方、図3(b)は、分離ウェル領域11に配置するセルパターン(以後、分離領域配置用セル170と称す)であり、例えば、図2(b)の170部をセル化したものである。分離領域配置用セル170は、基本セル230の下領域全面に、ディープNウェル140を追加した構成となっている。ディープNウェル140の上方には、Pウェル110のN型拡散領域112に形成されたNMOSトランジスタと、Nウェル120のP型拡散領域122に形成されたPMOSトランジスタにより構成されるCMOSトランジスタが配置されている。
また、図4は、分離ウェル領域11の周囲に配置するセルパターン(以後、周辺部配置用セル180と称す)の平面図を示している。また、図5は、半導体集積回路1における分離ウェル領域11を示したものであり、周辺部配置用セルの配置例を示す平面図である。図4、及び図5を参照して、周辺部配置用セル180について説明する。
周辺部配置用セル180には、ディープNウェル140、Nウェル壁150、及び基板電位を供給する電源線151が設けられている。これは、図2に示すウェル分離部160をセル化したものであり、分離ウェル領域11に隣接して配置することで、P型基板31とPウェル110、130とを分離することができる。
図5に示すように、周辺部配置用セル180は、分離ウェル領域11の周囲に配置され、半導体集積回路1における基板電位領域21から分離ウェル領域11を分離する。周辺部配置用セル180のパターンとしては、例えば、分離ウェル領域11周囲の直線部分に配置するセルが長短2種類180a、180bと、コーナー部に用いる2種類のセル180c、180d(図5において不図示)を用いることが好適である。
次に、図6は、周辺部配置用セル180と、隣接するウェル領域との間隔の制限を示したものである。図6に示すように、分離ウェル領域11と基板電位領域21が隣接する場合、Nウェル壁150と隣接する基板電位領域21側に配置されたNウェルとの間に所定の間隔22が設けられる。即ち、Nウェル壁150の電位とNウェルの電位が異なる場合、ショートする恐れがあるためである。従って、周辺部配置用セルを180作成する場合、このような間隔の基準を満足するように、予めセルのサイズが決定される。
同様に、2つの分離ウェル領域11が隣接する場合、2つの分離ウェル領域11に形成されるディープNウェル140の間にも所定の間隔23が設けられる。即ち、隣接する分離ウェル領域の電位が異なる場合があるからである。従って、周辺部配置用セル180を作成する場合、このような間隔の基準をも満足するように、予めセルのサイズが決定される。
本実施形態では、前述したような分離領域配置用セル170、及び複数種の周辺部配置用セル180を用意し、分離ウェル領域11を有した半導体集積回路1のレイアウト設計に利用される。このレイアウト設計には、自動配線装置等のレイアウト設計ツール2を利用することが可能である。
図7は、本実施形態に係るレイアウト設計ツール、及びレイアウト設計フローチャートを示した図である。このレイアウト設計ツール2は、パターン記憶部41、領域指定部42、パターン配置部43、配線部44、及び検証部45によって構成され、入力部(不図示)から半導体集積回路の設計情報をインプットし、出力部(不図示)からレイアウトデータが出力されるものである。
パターン記憶部41には、予め、セルパターンやコア・モジュールの情報、半導体集積回路の論理情報13、及びユーザによって指定されるウェハのプロセス情報14等が登録されている。コア・モジュールとは、多くの回路で使用可能な、汎用CPU(Central Processing Unit)、インターフェイス部、ROM(Read Only Memory)/RAM(Random Access Memory)、及び演算器等のことである。
通常、一般的なレイアウト設計ツールのパターン記憶部には、分離領域の無い基本セル230のセル情報と、コア・モジュールの情報(分離領域無のセル情報/コア情報11)が登録されている。しかし、本実施形態に係るレイアウト設計ツール2のパターン記憶部41には、分離領域無のセル情報/コア情報11に加え、分離領域無のセル情報/コア情報11にディープNウェル140、及びNウェル壁150の情報を挿入したセル情報/コア情報12が登録されている。このセル情報12は、基本セル230にディープNウェル140を挿入したものや、Nウェル壁150を有するセル情報である。また、コア情報12は、一般的なコア・モジュール情報に、ディープNウェル140を挿入したコア情報である。
本実施形態は、上述した情報に基づいてレイアウト設計するものである。図7を参照して、レイアウト設計に関するフローを説明する。なお、図8は、図7のST12を詳述したフローである。
始めに、ST11にて、分離ウェル領域11と基板電位領域21の配置を決定する。これは、レイアウト設計ツール2の領域指定部42にて実施される。この工程は、半導体集積回路1の機能を階層化し、機能毎のグループのレイアウトを人手により入力する工程である。この工程により、図1で示したような半導体チップ上でのフロアプランが決定される。
次に、ST12にて、ST11で決定した領域毎に、セル、及びコア・モジュールを配置する。即ち、予めレイアウト設計ツールに与えられているセル/コア情報11、12のパターン情報が、半導体集積回路の論理情報13やウェハのプロセス情報14に基づいて自動配置される。これは、レイアウト設計ツール2のパターン配置部43にて実施される。この工程では、分離ウェル領域11、及び基板電位領域21に関係なく、両方の領域にセル、及びコア・モジュールが配置される。更に、図8を用いてST12におけるフロー例を詳述する。
図8に示すように、ST12では、始めにST121にて、基本セル230が配置される。次に、ST122にて、分離領域配置用セル170が配置される。ここで、基本セル230が配置された領域は、基板電位領域21を形成し、分離領域配置用セル170が配置された領域は、分離ウェル領域11を形成する。但し、周辺部配置用セル180が配置されていないため、この時点では、図9のような状態となっている。図9では、Nウェル壁150が存在しないため、分離ウェル領域11に配置されたPウェル110、130とP型基板31が、ショートしている状態となっている。
次に、ST123にて、分離ウェル領域11の周囲に、周辺部配置用セル180を配置する。これにより、図2(b)に示すように、ウェル分離部160によってP型基板31から基板電位が分離された領域が形成される。更にこの工程を詳述すると、始めに、分離ウェル領域11の外周における直線部、及びコーナー部を識別する(ST124)。そして、レイアウト設計ツール2のパターン記憶部41に登録してある周辺部配置用セル180a、180b、180c、180dを各部に合わせて配置する(ST125)。これにより、分離ウェル領域11が形成される。
なお、ST12において、基本セル230の配置(ST121)、分離領域配置用セル170の配置(ST122)、及び周辺部配置用セル180の配置(ST123)の実施順序は、特に定められたものではない。
次に、ST13にて、配置されたセル、及びコア・モジュールの間を、自動的に配線接続する。これは、レイアウト設計ツール2の配線部44にて実施される。ここで、基本セル230、分離領域配置用セル170、周辺部配置用セル180、及びその他のコア・モジュールの配線接続が同時に行われる。なお、上記説明にて省略したが、レイアウト設計ツール2には、配置位置によって形状の異なる複数種類の配線接続セルが登録されており、この配線接続セルを用いて、自動配線されてもよい。
最後に、ST14にて、レイアウト設計ツール2によってレイアウトされた半導体集積回路1のデータを設計基準に基づいて検証し、レイアウトデータが得られる。これは、レイアウト設計ツール2の検証部45にて実施される。得られたレイアウトデータは、出力部から出力される。
なお、図7のフローにおいて、ST11までは、レイアウト設計ツール2の入力部から手作業によってインプットされる。そして、ST12、及びST13は、レイアウト設計ツール2によって自動設計される。そして、ST14は、レイアウト設計ツールによって自動検証される。
以上のように、分離領域配置用セル170、及び周辺部配置用セル180をレイアウト設計ツール2のパターン記憶部41に登録することによって、セルのレイアウトと同時に基板電位を分離した領域を形成することができる。つまり、分離ウェル領域11と基板電位領域21の形成が同じ工程で実施されることになるため、チップ設計時におけるTATを短縮することができる。
また、レイアウト設計ツールに登録された周辺部配置用セル180は、隣接するウェルとの間隔を満足するよう設計されているため、周辺部配置用セル180を配置した後に、隣接するウェルとの間隔を検証する必要がない。即ち、分離ウェル領域11と基板電位領域21との間隔が設計基準を満足せず、再設計となることがなくなる。その結果、半導体集積回路1のレイアウト設計にかかる時間や、設計の後戻りにかかる時間がなくなるため、更にTATを短縮することができる。
更に、分離ウェル領域11に配置されるセルと、その他の領域に配置するセルとの設計基準を考慮することなくレイアウト設計できるため、マスクパターンの作成が容易となる。従って、パターン作成者が限定されないため、設計が標準化され、設計品質が向上する。このように、設計ミス等がなくなることにより、実機製造後の不具合も低減し、製造コストも低減する。
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
本実施形態に係る半導体集積回路を簡略化した平面図である。 本実施形態に係る分離ウェル領域と基板電位領域の概略平面図、及び断面図である。 本実施形態に係る半導体集積回路のセルパターンの平面図である。 分離ウェル領域の周囲に配置するセルパターンの平面図である。 分離ウェル領域の周囲に配置するセルパターンの使用例を示す平面図である。 分離ウェル領域の周囲に配置するセルを配置する場合の間隔の制約を示した平面図である。 本実施形態に係るレイアウト設計ツール、及びレイアウト設計のフローチャートである。 図7のフローにおけるST12を詳述したフローチャートである。 本実施形態に係るレイアウト設計フローにおけるST12の状態を示した断面図である。 特許文献1に係る基板電位領域を分離した半導体集積回路の断面図である。 特許文献1に係る半導体集積回路のレイアウト設計のフローチャートである。
符号の説明
1 半導体集積回路、 2 レイアウト設計ツール
11 分離ウェル領域、 21 基板電位領域、 31 P型基板
22、23 間隔
41 パターン記憶部、 42 領域指定部、 43 パターン配置部
44 配線部、 45 検証部、
110、130 Pウェル、 120 Nウェル、
111、131 接地線、 121 電源線
112、132 N型拡散領域、 122、123 P型拡散領域、
140 ディープNウェル、
150 Nウェル壁、 151 電源線 152 コンタクト、
160 ウェル分離部、 170 分離領域配置用セル、
171、172 ゲート線、
180、180a、180b、180c、180d 周辺部配置用セル、
210 Pウェル、 220 Nウェル、
211 接地線、 221 電源線、
212 N型拡散領域、 222 P型拡散領域、
230 基本セル
231、232 ゲート線

Claims (10)

  1. 第1導電型の半導体基板上に配置される第1のセルパターン、及び第2導電型のディープウェルを有する第2のセルパターンを準備し、
    前記第1のセルパターンを第1の回路配置領域に配置し、
    前記第2のセルパターンを前記第1の回路配置領域とは異なる基板電位が与えられる第2の回路配置領域に配置し、
    前記半導体基板表面から前記ディープウェルに達する第2導電型のウェル壁を有する第3のセルパターンを準備し、
    前記第3のセルパターンを前記第2の回路配置領域近傍に配置し、
    前記第1の回路配置領域と前記第3のセルパターンとの間に所定の間隔を設けることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  2. 第1導電型の半導体基板上に配置される第1のセルパターン、及び第2導電型のディープウェルを有する第2のセルパターンを準備し、
    前記第1のセルパターンを第1の回路配置領域に配置し、
    前記複数の第2のセルパターンを前記第1の回路配置領域とは異なる基板電位が与えられる複数の第2の回路配置領域にそれぞれ配置し、
    前記半導体基板表面から前記ディープウェルに達する第2導電型のウェル壁を有する第3のセルパターンを準備し、
    前記複数の第3のセルパターンを前記複数の第2の回路配置領域近傍にそれぞれ配置し、
    前記複数の第3のセルパターンのディープウェル間に所定の間隔を設けることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  3. 前記所定の間隔は、設計基準に基づいて配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  4. 前記第3のセルパターンは、前記第2の回路配置領域に与える基板電位が印加されることを特徴とする請求項2〜3のうち1項に記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  5. 前記第1のセルパターン、前記第2のセルパターンは、それぞれn型トランジスタとp型トランジスタを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  6. 第1導電型の半導体基板上に配置される第1のセルパターン、及び第2導電型のディープウェルを有する第2のセルパターン、前記半導体基板表面から前記ディープウェルに達する第2導電型のウェル壁を有する第3のセルパターンを記憶するパターン記憶部と、
    前記第1のセルパターンを第1の回路配置領域に配置し、前記第2のセルパターンを前記第1の回路配置領域とは異なる基板電位が与えられる第2の回路配置領域に配置し、前記第3のセルパターンを前記第2の回路配置領域近傍に配置し、前記第1の回路配置領域と前記第3のセルパターンとの間に所定の間隔を設けるパターン配置部を備えることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計ツール。
  7. 第1導電型の半導体基板上に配置される第1のセルパターン、及び第2導電型のディープウェルを有する第2のセルパターン、前記半導体基板表面から前記ディープウェルに達する第2導電型のウェル壁を有する第3のセルパターンを記憶するパターン記憶部と、
    前記第1のセルパターンを第1の回路配置領域に配置し、前記複数の第2のセルパターンを前記第1の回路配置領域とは異なる基板電位が与えられる複数の第2の回路配置領域にそれぞれ配置し、前記複数の第3のセルパターンを前記複数の第2の回路配置領域近傍にそれぞれ配置し、前記複数の第3のセルパターンのディープウェル間に所定の間隔を設けるパターン配置部を備えることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計ツール。
  8. 前記所定の間隔は、設計基準に基づいて配設されることを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体集積回路のレイアウト設計ツール。
  9. 前記第3のセルパターンは、前記第2の回路配置領域に与える基板電位が印加されることを特徴とする請求項〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路のレイアウト設計ツール。
  10. 前記第1のセルパターン、前記第2のセルパターンは、それぞれn型トランジスタとp型トランジスタを有することを特徴とする6〜9のいずれか1項に記載の半導体集積回路のレイアウト設計ツール。
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