JP4890138B2 - モータの駆動回路および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明はモータの駆動回路および電子機器に関し、特に、入力方式の違いによらずモータを駆動可能なモータの駆動回路およびそれを備える電子機器に関する。
ステッピングモータは、入力パルス数に比例して回転角度が変化するという特徴を有する。従来、ステッピングモータの回転を制御するために、ステッピングモータに流れる電流を制御することが行なわれる。
たとえば特開平8−149892号公報(特許文献1)は、ステッピングモータの回転方向を指示する信号とパルス信号とを受けてステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置を開示する。この駆動装置は、ステッピングモータの駆動方式に応じてモータのステータに流す電流のパターンを変化させる。この駆動装置は、第1の電流パターンと第2の電流パターンと電流パターンを切換える場合には、モータに発生するトルクが同じになるように電流パターンを切換える。
また、他の例として、たとえば特開平8−37799号公報(特許文献2)に開示されるステッピングモータの駆動回路がある。この駆動回路は、励磁モードを第1の励磁モードから第2の励磁モードに切換える際に、第1のステップから第2のステップに完全に移行した後に励磁モードを切換える。
ここで、ステッピングモータの励磁モード(励磁方式)には、W1−2相励磁、1−2相励磁、2相励磁等がある。W1−2相励磁とは、励磁電流を制御することで1ステップあたりの回転角度を基本ステップ角よりも細かくすることが可能な励磁方式であり、「マイクロステップ駆動」とも呼ばれる。W1−2相励磁における1ステップあたりの回転角度は、1−2相励磁の場合の回転角度の1/2となり、2相励磁の場合の回転角度の1/4となる。このため2相励磁、1−2相励磁、W1−2相励磁はそれぞれ「フルステップ」、「ハーフステップ」、「クォータステップ」と称されることもある。
特開平8−149892号公報 特開平8−37799号公報
多くの場合、ステッピングモータの駆動回路には、出力電流を一定に制御可能な電流チョッパ回路が用いられる。たとえばステッピングモータをW1−2相励磁駆動方法により駆動する場合、電流チョッパ回路に入力される制御信号の種類(以下、「入力方式」とも称する)は大きく2種類に分かれる。この2種類の入力方式を以下では「クロック入力方式」および「パラレル入力方式」と呼ぶことにする。
図13は、クロック入力方式とパラレル入力方式との違いを説明する図である。
図13を参照して、駆動回路101はモータM(ステッピングモータ)を駆動する。クロック入力方式の場合には、駆動回路101には信号CLK,CW_CCW,MODE0,MODE1の4種類の信号が入力される。信号CLKはクロック信号であり、信号CLKが立ち上がる(または立ち下がる)たびに駆動回路101はモータMを所定の角度だけ回転させる。信号CW_CCWはモータMの回転方向(回転軸から見て時計方向および反時計方向のいずれか一方)を制御する信号である。信号MODE0,MODE1は、ステッピングモータの励磁方式(言い換えれば、上記した所定の角度)を定める信号である。
一方、パラレル入力方式の場合には、駆動回路101に信号PH1,PH2,I01,I11,I02,I12の6種類の信号が入力される。信号PH1,PH2はステッピングモータの励磁電流の極性を示す信号である。信号I01,I11,I02,I12は励磁電流の電流量を示す信号である。信号PH1,I01,I11の組合せによって、一方の相の励磁電流の極性および電流量(レベル)が示される。信号PH2,I02,I12の組合せによって、他の相の励磁電流の極性および電流量(レベル)が示される。
図13に示したようにクロック入力方式とパラレル入力方式では制御信号の種類が大きく異なる。よって、ある機器にステッピングモータおよびその駆動回路を搭載する場合には、2種類の駆動回路のうちのいずれか一方の種類の駆動回路を選択する必要がある。2種類のいずれの種類の駆動回路が選択されるかはその機器の仕様に応じて定められる。
たとえば、ある機器に搭載される駆動回路の入力方式がクロック入力方式であれば、その駆動回路をパラレル入力方式の駆動回路に置き換えることは困難である。その理由は、機器の設計変更が大掛かりになることが考えられるためである。このため、たとえばパラレル入力方式の駆動回路を販売する際に、上述の事情が販売の妨げになることが起こり得る。ここではパラレル入力方式の駆動回路の例について説明したが、クロック入力方式の駆動回路についても同様である。このような問題を解決するためには、設計者は2種類の駆動回路を開発する必要がある。しかしながらこの場合には設計者の負担が増大する。
本発明の目的は、入力方式の違いによらずモータを駆動可能なモータの駆動回路、および、それを備える電子機器を提供することである。
本発明は要約すれば、第1および第2のモードの中から選択されるモードに従ってモータを駆動するモータの駆動回路であって、駆動部と、信号生成部とを備える。駆動部は、第1のモードに従う制御信号を受けてモータを駆動する。信号生成部は、第1および第2のモードの選択を指示する選択指示を受ける。信号生成部は、第1のモードが選択された場合には、入力信号を制御信号として出力し、第2のモードが選択された場合には、入力信号に基づいて制御信号を生成する。
好ましくは、第2のモードの選択時において、入力信号は、モータの単位時間あたりの回転角度を示す信号と、単位時間を示す信号とを含む。制御信号は、モータに流れる励磁電流の電流量を示す信号と、励磁電流の極性を示す信号とを含む。
より好ましくは、信号生成部は、入力信号をデコードするデコーダと、選択指示に応じて、直接入力される入力信号と、デコーダから出力される信号との一方を出力するセレクタとを含む。
より好ましくは、モータは、ステッピングモータである。駆動回路は、第1のモードの選択時および第2のモードの選択時において、ステッピングモータを駆動させる。
より好ましくは、モータは、DCモータである。駆動回路は、第1のモードの選択時において、DCモータを駆動させる。
本発明の他の局面に従うと、電子機器であって、モータと、上述のいずれかのモータの駆動回路とを備える。
本発明によれば、制御信号の入力方式の違いによらずモータを駆動可能である。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態に係るモータの駆動回路の構成を示す図である。
図1を参照して、モータの駆動回路1は、入力される信号INSに応じてモータMを駆動する。モータMはたとえばステッピングモータであり、駆動回路1はたとえば半導体集積回路である。信号INSの詳細については後述する。
駆動回路1は、第1および第2のモードの中から選択されるモードに従ってモータMを駆動する。第1および第2のモードは「パラレル入力方式」および「クロック入力方式」にそれぞれ対応する。
駆動回路1は、信号生成部2と、駆動部3とを備える。
駆動部3は、制御信号DVSに応じてモータMの回転を制御する。制御信号DVSはモータMに流れる励磁電流の極性および電流量(レベル)を指示する信号であり、第1のモードに従う制御信号である。
信号生成部2は、第1および第2のモードの選択を指示する信号SLT(選択指示)を受ける。信号生成部2は、第1のモードが選択された場合には、信号INSを制御信号DVSとして出力し、第2のモードが選択された場合には、信号INSに基づいて制御信号DVSを生成する。
図9に示すように、従来のモータの駆動回路では制御信号の種類ごとに異なる入力インタフェースが採用されていたために、駆動回路の種類も制御信号の種類ごとに存在した。本実施の形態では、2種類の制御信号のいずれにも対応可能な入力インタフェース(信号生成部2)を備えることで制御信号の種類が2種類のいずれであってもモータMを駆動できる。
より詳細に説明すると、本実施の形態によれば、クロック入力方式およびパラレル入力方式の双方の利点が得られるとともに、双方の欠点を補うことができる。
クロック入力方式の場合には、制御装置(たとえばマイクロコンピュータ等)と駆動回路1とを接続する信号線の本数を少なくすることができる。しかしながら、信号線の本数が少ないために、ステッピングモータの制御の自由度が狭められる可能性がある。
一方、パラレル入力方式の場合にはステッピングモータの制御の自由度を高めることが可能である。しかしながら制御装置と駆動回路とを接続する信号線の本数が増える。よって制御装置および駆動回路の端子数が増える結果、制御装置および駆動回路のサイズが大きくなることが起こり得る。
本実施の形態によれば、信号線の数を大幅に増やすことなくクロック入力方式とパラレル入力方式とに対応可能である。よってステッピングモータの制御の自由度を高めることができるとともに、入力端子の数の大幅な増加を防ぐことができる。
図2は、図1に示す信号生成部2の構成を説明する図である。
図3は、図2に示す信号生成部2に入力される信号を説明する図である。
図2および図3を参照して、信号生成部2は、入力端子T1〜T6と、カウンタ21と、デコーダ22と、セレクタ23とを備える。
信号SLTの電位レベルがL(ロー)レベルの場合に信号生成部2の入力方式はクロック入力方式に設定され、電位レベルがH(ハイ)レベルの場合に信号生成部2の入力方式はパラレル入力方式に設定される。
クロック入力方式の場合には、信号CLK,PS,MODE0,MODE1,CW_CCW,ENABLEが入力端子T1〜T6にそれぞれ入力される。
信号CLKは、クロック信号である。信号CW_CCWはモータMの回転方向(回転軸から見て時計方向および反時計方向のいずれか一方)を制御する信号である。信号MODE0,MODE1は、ステッピングモータの励磁方式(いわばモータの回転角度)を定める信号である。信号ENABLEは図1に示す駆動回路1の動作と停止とを切換える信号である。言い換えると信号MODE0,MODE1,CW_CCWはモータMの単位時間あたりの回転角度を示す信号である。また、信号CLK(クロック信号)はその単位時間を示す時間を示す信号である。クロック信号の周期に応じてモータの回転速度は変化する。
カウンタ21は、信号CLK,PSを受ける。カウンタ21は信号CLKが立ち上がるたびに計数値を1つ増やす。カウンタ21は信号PSを受けると計数値を初期値(たとえば0)に戻す。
デコーダ22は、カウンタ21から出力される計数値と信号MODE0,MODE1,CW_CCW,ENABLEとをデコードして制御信号DVSを生成する。
セレクタ23は信号SLTがLレベルの場合にはデコーダ22から出力される信号およびセレクタ23に入力される信号PSを制御信号DVSとして出力する。制御信号DVSは、信号PH1,PH2,I01,I11,I02,I12,PSを含む。信号PH1,PH2はステッピングモータの励磁電流の極性を示す信号である。信号I01,I11,I02,I12は励磁電流の電流量を示す信号である。信号PSは、励磁電流を流すHブリッジ回路の動作を停止させるための信号である。
一方、パラレル入力方式の場合には、入力端子T2〜T6に信号PS,PH1,PH2,ENABLE1,ENABLE2がセレクタ23に直接入力される。なお、パラレル入力方式の場合には信号CLKは入力されない。信号SLTがHレベルの場合にはセレクタ23は入力される信号を制御信号DVSとして出力する。
ただしパラレル入力方式の場合には、セレクタ23は信号I01を出力する端子と信号I11とを短絡するとともに、信号I02を出力する端子と信号I12を出力する端子とを短絡する。すなわち信号I01(および信号I11)が信号ENABLE1に対応し、信号I02(および信号I12)が信号ENABLE2に対応する。
ここでステッピングモータの励磁方式にはフルステップ、ハーフステップおよびクォータステップがある。フルステップおよびハーフステップに関して言えば、本実施の形態に係るモータの駆動回路はクロック入力方式とパラレル入力方式の両方に対応可能である。
クォータステップに関して言えば、クロック入力方式の場合のみ駆動回路1は対応可能である。その理由は、パラレル入力方式の場合には、入力端子を少なくともあと2つ設ける必要があるが、その2つの端子はパラレル入力方式にしか使用されないためである。本実施の形態ではできるだけ少ない数の入力端子でモータを駆動させるため、パラレル入力方式の場合にはフルステップおよびハーフステップのみ対応可能である。
図4は、本実施の形態に係るステッピングモータの駆動回路の構成例を示す図である。
図4を参照して、モータMは、2相にそれぞれ対応する励磁コイルL1,L2と、回転子41とを備える。
励磁コイルL1,L2には励磁電流I1,I2がそれぞれ流れる。駆動部3は励磁電流I1,I2の値が設定値を保つように励磁電流I1,I2を制御する。
駆動部3は、励磁電流制御部31,32を備える。励磁電流制御部31は励磁コイルL1の両端に接続されて励磁電流I1を制御する。同様に励磁電流制御部32は励磁コイルL2の両端に接続されて励磁電流I2を制御する。
励磁電流制御部31,32の構成は互いに等しい。よって代表的に励磁電流制御部31の構成を説明し、励磁電流制御部32の構成については以後の説明を繰返さない。
励磁電流制御部31は、入力バッファ4と、D/Aコンバータ(DAC)6と、比較器10と、論理回路12と、プリドライバ14と、Hブリッジ16と、抵抗R1とを含む。
入力バッファ4には基準電圧VREF1が入力される。基準電圧VREF1は励磁電流I1の上限値を示す。なお入力バッファ4はいわゆるボルテージフォロワ回路である。入力バッファ4に入力された基準電圧VREF1は実質的にそのまま出力される。
D/Aコンバータ6は基準電圧VREF1と信号I01,I11とを受けて電圧VAを出力する。信号I01,I11はHレベルとLレベルとの間で電位レベルを変化させる。D/Aコンバータ6は信号I01,I11の電位レベルの組合せに従って基準電圧VREF1に対する電圧VAの比を決定する。
抵抗R1はHブリッジ16に流れる電流(励磁電流I1)を電圧VRNFに変換する。比較器10は電圧VAと電圧VRNFとを比較する。比較器10が電圧VAと電圧VRNFとを比較した結果は論理回路12に入力される。
論理回路12は、励磁電流I1の極性を示す信号PH1と比較器10の出力とに基づいて制御信号を生成する。プリドライバ14は論理回路12から送られる制御信号を増幅する。プリドライバ14からの信号はHブリッジ16に与えられる。Hブリッジ16の動作に応じて励磁電流I1の大きさが変化する。
励磁電流I1の大きさが上限値を超えた場合(すなわち比較器10の出力がVRNF>VAを示す場合)には論理回路12は励磁電流I1を減少させる。励磁電流I1を減少させる動作を開始してから所定時間の経過後に、論理回路12は励磁電流I1を増加させる。この動作を繰返すことによって、励磁電流I1の値は設定値に保たれるように制御される。
Hブリッジ16は、P型MOSトランジスタQ1,Q2とN型MOSトランジスタQ3,Q4とを含む。P型MOSトランジスタQ1とN型MOSトランジスタQ3とはモータMの電源電位VMが与えられる電源ノードと抵抗R1の一方端との間に直列に接続される。同様にP型MOSトランジスタQ2とN型MOSトランジスタQ4とは上記の電源ノードと抵抗R1の一方端との間に直列に接続される。なお抵抗R1の他方端は接地ノードに接続される。
P型MOSトランジスタQ1とN型MOSトランジスタQ3とが接続されるノードN1は端子T11に接続される。同様にP型MOSトランジスタQ2とN型MOSトランジスタQ4とが接続されるノードN2は端子T12に接続される。励磁コイルL1の2つの端子は端子T11,T12にそれぞれ接続される。
Hブリッジ16は信号PSがHブリッジ16の停止を指示する場合にはP型MOSトランジスタQ1,Q2とN型MOSトランジスタQ3,Q4をオフにする。
なお、励磁電流制御部32には基準電圧VREF2、信号I02,I12,PH2が入力される。基準電圧VREF2は励磁電流I2の上限値を示す。信号I02,I12は励磁電流I2の上限値に対する励磁電流I2の設定値の比を示す。信号PH2は励磁電流I2の極性を示す。
励磁電流制御部32の出力側は端子T21,T22に接続される。励磁コイルL2の2つの端子は端子T21,T22にそれぞれ接続される。
図5は、クォータステップにおける制御信号DVSの時間変化を説明する図である。
図5を参照して、信号PH1およびI01,I11の組合せによって、1つの相の励磁電流の極性および電流量(レベル)が示される。同様に、信号PH2およびI02,I12の組合せによって、他の相の励磁電流の極性および電流量が示される。
図6は、ハーフステップにおける制御信号DVSの時間変化を説明する図である。
図6を参照して、ハーフステップ時には、連続した2つの位相状態毎に組が構成され、各組においては、各相の励磁電流の極性および電流量は同一とされる。したがって、ある組から次の組に切換わるごとに、少なくとも1つの相において励磁電流の極性および電流量の少なくとも一方が切換えられて、ステッピングモータがステップ角θsの2倍の角度で回転する。
なお図5,6には信号PSは示していないが、信号PSの電位レベルはHブリッジを動作状態に設定するため、HレベルまたはLレベルの一方に設定されている。
図7は、クォータステップにおける励磁電流I1,I2の時間変化を説明する図である。
図7および図4を参照して、電位OUT1A,OUT1B,OUT2A,OUT2Bは、図4に示す端子T11,T12,T21,T22における電位を表わす。なお、図7には示さないが、クロック入力方式の場合には、モータM(ステッピングモータ)をクォータステップで駆動するため、信号MODE0,MODE1ともにHレベルに設定される。また、ステッピングモータの回転子41は時計回りに回転させるため信号CW_CCWはLレベルに設定される。
図7および図5を参照して、図7に示す丸付きの数字の1〜16は図5に示す位相状態の1〜16にそれぞれ対応する。信号PH1のLレベルおよびHレベルは、励磁電流I1の正極性および負極性にそれぞれ対応する。信号I01,I11によって、(I01,I11)=(L,L),(L,H),(H,L),(H,H)の4レベルの電流量が示される。同様に信号PH2のLレベルおよびHレベルは、励磁電流I2の正極性および負極性にそれぞれ対応する。信号I02,I12についても同様に電位レベルの組合せによって、4レベルの電流量が示される。
図8は、クォータステップにおけるモータMのトルクベクトルを説明する図である。
図8および図7を参照して、クォータステップにおけるステッピングモータのステップ角θs(最小ステップ角)と、ステッピングモータの励磁コイルL1,L2に流れる電流の大きさと方向とを模式的に示す。たとえば端子T11から端子T12に電流が流れるときにはトルクベクトルを示す矢印はOUT1A方向に向けられる。また、トルクベクトルの大きさは、信号I01,I11(I02,I12)によって定められる励磁電流I1(I2)の上限値に対する励磁電流I1(I2)の比を示す。またベクトルの位置はモータの回転位置を示す。本実施の形態ではステップ角θsは22.5度(=360/16)である。
図9は、ハーフステップにおける励磁電流I1,I2の時間変化を説明する図である。
図9および図6を参照して、図9に示す丸付きの数字の1〜8は、図5に示す2つの位相状態により構成される組を示す。信号I01,I11によって(L,L)および(H,H)のいずれかの2レベルの電流量が示される。この場合、励磁電流は制限値および0の一方になるように制御される。なお信号I02,I12についても同様である。
図10は、ハーフステップにおけるモータMのトルクベクトルを説明する図である。
図10を参照して、ハーフステップにおけるステップ角はクォータステップにおけるステップ角の2倍、すなわち45度(=360/8)であることが示される。
なお、本実施の形態に従うモータの駆動回路により駆動可能なモータはステッピングモータに限定されるものではない。
図11は、本実施の形態のモータの駆動回路の応用例を説明する図である。
図11および図4を参照して、駆動部3にはモータM(ステッピングモータ)に代えてDCモータM1,M2が接続される。パラレル入力方式の場合には、駆動回路1はDCモータM1,M2を独立に駆動させることが可能になる。ただしクロック入力方式の場合にはDCモータM1,M2を独立に駆動させることができない。本実施の形態では駆動回路1がDCモータを駆動する場合には、入力方式はパラレル入力方式となる。
図12は、本実施の形態のモータの駆動回路が搭載される電子機器の構成を示す模式図である。
図12を参照して、電子機器51は、制御装置52と、駆動回路1と、モータMと、駆動対象53とを備える。モータMはステッピングモータであってもよいしDCモータでもよい。以下の説明ではモータMはステッピングモータであるとする。
図1に示す信号INSは制御装置52から駆動回路1に送られる。図4に示す基準電圧VREF1,VREF2も制御装置52から駆動回路1に与えられる。駆動対象53はモータMにより駆動される。
電子機器51はたとえばプリンタ、ファクシミリ、コピー機等であり、駆動対象53は紙送りのローラ等である。
一般的にコピー機では多くのステッピングモータが使用されるため、必然的に駆動回路1の数も多くなる。これにより制御装置52は多くの駆動回路を一括して制御する必要がある。このため、パラレル入力方式の駆動回路をコピー機に用いた場合には、制御装置52から駆動回路に送られる信号を伝送する信号線の本数が極端に増えるとともに、制御装置52の処理負荷が極度に大きくなる。このため、多くのコピー機において、ステッピングモータの駆動回路にはクロック入力方式の駆動回路が用いられている。
一方、ステッピングモータ(および駆動回路)の数が少ない電子機器(たとえばプリンタ)においては、制御装置52の処理負荷に余裕があることが多いため、パラレル入力方式の駆動回路が採用されることが多い。このように電子機器に応じて駆動回路の入力方式は異なるが、本実施の形態によればこのような違いにも容易に対応することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係るモータの駆動回路の構成を示す図である。 図1に示す信号生成部2の構成を説明する図である。 図2に示す信号生成部2に入力される信号を説明する図である。 本実施の形態に係るステッピングモータの駆動回路の構成例を示す図である。 クォータステップにおける制御信号DVSの時間変化を説明する図である。 ハーフステップにおける制御信号DVSの時間変化を説明する図である。 クォータステップにおける励磁電流I1,I2の時間変化を説明する図である。 クォータステップにおけるモータMのトルクベクトルを説明する図である。 ハーフステップにおける励磁電流I1,I2の時間変化を説明する図である。 ハーフステップにおけるモータMのトルクベクトルを説明する図である。 本実施の形態のモータの駆動回路の応用例を説明する図である。 本実施の形態のモータの駆動回路が搭載される電子機器の構成を示す模式図である。 クロック入力方式とパラレル入力方式との違いを説明する図である。
符号の説明
1 駆動回路、2 信号生成部、3 駆動部、4 入力バッファ、6 D/Aコンバータ、10 比較器、12 論理回路、14 プリドライバ、16 Hブリッジ、21 カウンタ、22 デコーダ、23 セレクタ、31,32 励磁電流制御部、41 回転子、51 電子機器、52 制御装置、53 駆動対象、101 駆動回路、L1,L2 励磁コイル、M モータ、M1,M2 DCモータ、N1,N2 ノード、Q1,Q2 P型MOSトランジスタ、Q3,Q4 N型MOSトランジスタ、R1 抵抗、T1〜T6 入力端子、T11,T12,T21,T22 端子。

Claims (2)

  1. 第1および第2のモードの中から選択されるモードに従ってステッピングモータを駆動するモータの駆動回路であって、
    前記第1のモードに従う制御信号を受けて前記ステッピングモータを駆動する駆動部と、
    第1および第2のモードの選択を指示する選択指示を受け、前記第1のモードが選択された場合には、入力信号を前記制御信号として出力し、前記第2のモードが選択された場合には、前記入力信号に基づいて前記制御信号を生成する信号生成部とを備え
    前記第1のモードは、パラレル入力方式であり、
    前記第2のモードは、クロック入力方式であり、
    前記クロック入力方式の選択時において、前記入力信号は、
    前記ステッピングモータの単位時間あたりの回転角度を示す信号と、
    前記単位時間を示す信号とを含み、
    前記制御信号は、
    前記ステッピングモータに流れる励磁電流の電流量を示す信号と、
    前記励磁電流の極性を示す信号とを含み、
    前記信号生成部は、
    クロック信号が入力された場合に前記クロック信号をカウントするためのカウンタと、
    前記カウンタから出力される計数値および前記入力信号をデコードして前記制御信号を生成するデコーダと、
    前記選択指示に応じて、直接入力される前記入力信号と、前記デコーダから出力される信号との一方を出力するセレクタとを含み、
    前記クロック入力方式の選択時には前記ステッピングモータの励磁方式のうちのクォータステップ方式に対応可能であり、前記パラレル入力方式は前記ステッピングモータの励磁方式のうちのフルステップまたはハーフステップ方式に対応可能である、モータの駆動回路。
  2. 前記モータと、
    請求項に記載のモータの駆動回路とを備える、電子機器。
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