JP5835923B2 - ステッピングモータの駆動回路および集積回路 - Google Patents

ステッピングモータの駆動回路および集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、ステッピングモータの駆動回路、それを集積化した集積回路およびそれを備える電子機器、ならびに、ステッピングモータの駆動回路の制御方法に関し、より特定的には、駆動回路からステッピングモータへ励磁電流を伝達する経路の異常を検出する技術に関する。
近年、たとえば、プリンタ、ファックス、またはスキャナなどの電子機器において、ムラのない滑らかな回転を実現して低振動かつ低騒音を可能とするステッピングモータが多く使用されている。ステッピングモータは、一般的に、2相の励磁コイルに、互いに位相が90°ずれた励磁電流を正弦波に近い波形(すなわち、擬似正弦波)で変化させて印加することによって駆動される。
特開2008−029145号公報(特許文献1)には、励磁電流の上限値を示す参照電圧に基づいて励磁電流の目標値を示す目標電圧を生成する目標電圧生成部と、この目標電圧に基づいて励磁電流を制御するための電流制御部とを備えた、ステッピングモータの駆動回路の例が開示される。
特開2008−029145号公報
このようなステッピングモータの駆動システムにおいては、駆動回路とステッピングモータとは互いに配線で接続される。この配線は、駆動回路およびステッピングモータにおいて、端子またはコネクタなどの接続部によって接続される。さらに、配線の中間部においても、配線同士がコネクタなどで接続される場合がある。
この配線の接続部が緩んだり、接触不良となったり、あるいは配線が断線してしまったりした場合には、駆動回路から励磁コイルに適切に励磁電流が供給できなくなるため、ステッピングモータを駆動することができなくなる。
しかしながら、特開2008−029145号公報(特許文献1)に開示される駆動回路においては、このような配線異常を駆動回路側で検出する構成とはなっていなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ステッピングモータへ励磁電流を供給するための配線の異常を検出可能な、ステッピングモータの駆動回路を提供することである。
本発明によるステッピングモータの駆動回路は、目標電圧生成部と、電流制御部と、異常検出部とを備える。目標電圧生成部は、ステッピングモータに流れる励磁電流の上限値を示す参照電圧に基づいて定められる、励磁電流についての目標値を示す目標電圧を生成する。電流制御部は、目標電圧に基づいて、励磁電流の値が目標値に保たれるように励磁電流を制御する。電流制御部は、励磁電流に対応する信号と予め定められたしきい値とを比較するための比較部を含む。異常検出部は、駆動回路からステッピングモータに励磁電流が出力可能である状態における予め定められた所定期間内に、励磁電流に対応する信号のレベルがしきい値に到達した回数に基づいて、駆動回路からステッピングモータへ励磁電流が供給される経路の異常を検出する。
好ましくは、しきい値は目標値に基づいて定められる。異常検出部は、比較部からの出力信号に基づいて回数をカウントする。
好ましくは、しきい値は、目標値とは異なる、ステッピングモータを駆動することができる最低電流値に基づいて定められる。異常検出部は、比較部からの出力信号に基づいて回数をカウントする。
好ましくは、しきい値は、目標値よりも低い値に基づいて設定される。
好ましくは、異常検出部は、回数が予め定められた基準回数を下回った場合に異常が発生していることを検出する。
好ましくは、所定期間は、駆動回路の起動信号、駆動回路を有効化するためのイネーブル信号、および励磁電流の極性を示す制御信号の少なくとも1つに基づいて定められる。
好ましくは、異常検出部は、異常が所定回数連続して検出されたことに応答して異常を確定する。
好ましくは、異常検出部は、異常が確定したことに基づいて異常信号を出力する。
好ましくは、目標電圧生成部は、参照電圧を上限値に対する目標値の0から1まで段階的に変化する比率に従って分圧することによって目標電圧を生成する。
好ましくは、駆動回路外部からの情報に基づいて、比率を示す信号を生成する指令生成部をさらに備える。
本発明による集積回路は、上記のうちのいずれかの駆動回路が集積化されたものである。
本発明による電子機器は、ステッピングモータと、上記のうちのいずれかの駆動回路とを備える。
本発明によるステッピングモータの駆動回路の制御方法は、ステッピングモータに流れる励磁電流の上限値を示す参照電圧に基づいて定められる励磁電流についての目標値を示す目標電圧を生成するステップと、目標電圧に基づいて、励磁電流の値が目標値に保たれるように励磁電流を制御するステップと、励磁電流に対応する信号と予め定められたしきい値とを比較するステップと、駆動回路からステッピングモータに励磁電流が出力可能である状態における予め定められた所定期間内に励磁電流に対応する信号のレベルがしきい値に到達した回数をカウントするステップと、上記回数に基づいて駆動回路からステッピングモータへ励磁電流が供給される経路の異常を検出するステップと備える。
本発明によれば、ステッピングモータの駆動回路において、ステッピングモータへ励磁電流を供給するための配線の異常を検出することが可能となる。
実施の形態1に従うステッピングモータの駆動回路を含む、モータ駆動システムの全体ブロック図である。 実施の形態1における異常検出制御を説明するための第1のタイムチャートである。 実施の形態1における異常検出制御を説明するための第2のタイムチャートである。 実施の形態1において、異常検出部で実行される異常検出制御を説明するための機能ブロック図である。 実施の形態1において、異常検出部で実行される異常検出制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1の変形例に従うステッピングモータの駆動回路を含む、モータ駆動システムの全体ブロック図である。 実施の形態2に従うステッピングモータの駆動回路を含む、モータ駆動システムの全体ブロック図である。 実施の形態2における異常検出制御を説明するためのタイムチャートである。 実施の形態2において、異常検出部で実行される異常検出制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に従うステッピングモータの駆動回路100を含む、モータ駆動システム10の全体ブロック図である。このモータ駆動システム10は、たとえば、プリンタ、ファックス、スキャナ、またはカメラなどの電子機器の駆動部として使用される。
図1を参照して、ステッピングモータ200は2相のステッピングモータである。ステッピングモータ200は、2相にそれぞれ対応する励磁コイルL1,L2と、回転子210とを備える。
励磁コイルL1,L2には励磁電流IOUT1,IOUT2がそれぞれ流れる。駆動回路100はステッピングモータ200を駆動する際に励磁電流IOUT1,IOUT2の値が設定値に保たれるよう励磁電流IOUT1,IOUT2を制御する。
なお、本実施の形態では、駆動回路100は、励磁電流IOUT1,IOUT2の比率を細かく変えていくことによって、基本ステップ角よりも細かいステップ角でステッピングモータの回転子210を回転させる。
駆動回路100は、入力バッファ110と、D/Aコンバータ(DAC)120と、電流制御回路130と、異常検出部170と、PWM制御部180と、発振回路190とを含む。
電流制御回路130は、比較器131,132と、論理回路141,142を有する論理制御部140と、プリドライバ151,152を有するプリドライバ部150と、Hブリッジ161,162とを含む。
比較器131と、論理回路141と、プリドライバ151と、Hブリッジ161とにより、励磁コイルL1に励磁電流IOUT1を供給するチャンネルCH1に対応する回路が構成される。また、比較器132と、論理回路142と、プリドライバ152と、Hブリッジ162とにより、励磁コイルL2に励磁電流IOUT2を供給するチャンネルCH2に対応する回路が構成される。なお、チャンネルCH1,CH2に対応するそれぞれの回路の構成および機能は同様であるので、以下に示す回路の詳細な説明においては、チャンネルCH1に関して説明を行ない、チャンネルCH2に関しての同様の説明は繰り返さない。
駆動回路100は、外部から、起動信号であるパワーセーブ信号PSを受ける。駆動回路100は、パワーセーブ信号PSがオン(ハイレベル)となったことに応答して、駆動回路100内の各回路へ電源が供給されて動作可能状態になる。一方、パワーセーブ信号PSがオフ(ローレベル)になると、スタンバイ状態となり、ステッピングモータ200への励磁電流の出力が停止される。
入力バッファ110はいわゆるボルテージフォロワ回路であり、入力される参照電圧VREFをそのまま出力する。参照電圧VREFは励磁電流IOUT1,IOUT2の上限値を示す電圧信号である。
D/Aコンバータ120は本発明のステッピングモータの駆動回路における「目標電圧生成部」に対応する。D/Aコンバータ120は参照電圧VREFと制御信号I01,I11とを受けて、チャンネルCH1に対する目標電圧VA1を出力する。なお、制御信号I01,I11は励磁電流IOUT1の上限値に対する励磁電流IOUT1の設定値の比を0から1の間で変化させる信号である。
詳細に説明すると、制御信号I01,I11の電位レベルはH(ハイ)レベルとL(ロー)レベルとの間で切換わる。よって制御信号I01,I11の電位レベルの組合せは4通りある。励磁電流IOUT1の上限値に対する励磁電流IOUT1の設定値の比率は、制御信号I01,I11の電位レベルの組合せ(H,H),(L,H),(H,L),(L,L)に対して、たとえば、それぞれ0%,33%,67%,100%の、4つの値の間で変化する。D/Aコンバータ120は、上記の比率に従って参照電圧VREFを分圧することにより目標電圧VA1を生成する。
電流制御回路130は、目標電圧VA1を受けて励磁電流IOUT1の値が設定値に保たれるように励磁電流IOUT1を制御する。
比較器131は、駆動回路100の外部に設けられる抵抗R1によって変換されたHブリッジ161を流れる電流(励磁電流IOUT1)を示す電圧RNF1と、目標電圧VA1とを比較し、比較結果を示す出力信号CLOUT1を生成する。出力信号CLOUT1は、たとえば、電圧RNF1が目標電圧VA1に到達していない場合にはハイ(Hi)に設定され、電圧RNF1が目標電圧VA1に到達した場合にはロー(Lo)に設定される。
なお、本実施の形態においては、抵抗R1が駆動回路100の外部に設けられる構成の例を示すが、抵抗R1は駆動回路100に含まれてもよい。
論理回路141は、励磁電流IOUT1の極性を示す位相信号PHA1と、比較器131の出力信号CLOUT1と、イネーブル信号ENBとを受ける。そして、論理回路141は、これらの信号と、発振回路190からの発振信号OSCに基づきPWM制御部によって設定された制御信号PWMとを用いて駆動信号を生成する。
イネーブル信号ENBは、論理制御部140(論理回路141,142)を有効化するための信号であり、イネーブル信号ENBがオン(ハイレベル)とされることによって論理制御部140が有効とされ、Hブリッジ161,162に含まれるトランジスタが駆動されることによって、駆動回路100からステッピングモータ200へ励磁電流が供給される。一方、イネーブル信号ENBがオフ(ローレベル)とされると、論理制御部140が無効とされ、駆動回路100からステッピングモータ200へ励磁電流の供給が停止される。
発振回路190には、並列接続された抵抗R10およびコンデンサC10が接続される。この抵抗R10およびコンデンサC10の並列回路によって、図3で後述するようなチョッピング動作の周期が定められる。
プリドライバ151は論理回路141から送られる駆動信号を増幅する。プリドライバ151からの信号はHブリッジ161に与えられる。Hブリッジ161の動作に応じて、励磁コイルL1に供給される励磁電流IOUT1の大きさが変化する。
励磁電流IOUT1の大きさが上限値を超えた場合(すなわち比較器131の出力がRNF1>VA1を示す場合)には論理回路141は励磁電流IOUT1を減少させる。励磁電流IOUT1を減少させる動作を開始してから所定時間の経過後に、論理回路141は励磁電流IOUT1を増加させる。この動作を繰り返すことによって、励磁電流IOUT1の値は設定値に保たれるように制御される。
Hブリッジ161は、P型MOSトランジスタQ11,Q12とN型MOSトランジスタQ13,Q14とを含む。P型MOSトランジスタQ11とN型MOSトランジスタQ13とはステッピングモータ200の電源電位VMが与えられる電源ノードと抵抗R1の一方端が接続される端子T13との間に直列に接続される。同様にP型MOSトランジスタQ12とN型MOSトランジスタQ14とは上記の電源ノードと抵抗R1の一方端が接続される端子T13との間に直列に接続される。なお抵抗R1の他方端は接地ノードに接続される。
P型MOSトランジスタQ11とN型MOSトランジスタQ13とが接続されるノードN11は端子T11に接続される。同様にP型MOSトランジスタQ12とN型MOSトランジスタQ14とが接続されるノードN12は端子T12に接続される。励磁コイルL1の2つの端子は、配線を解して端子T11,T12にそれぞれ接続される。
なお、上記においては、P型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタで形成されたHブリッジを用いる構成の例として説明したが、Hブリッジを形成するトランジスタの構成は、全てN型MOSトランジスタを用いるようにしてもよい。このように、全てをN型MOSトランジスタを用いてHブリッジを形成した場合には、上記のP型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタを用いた場合と比べて、トランジスタを駆動するための昇圧回路が別途必要とはなるが、N型MOSトランジスタのほうがP型MOSトランジスタよりも回路面積が小さくできる傾向にあるので、たとえばP型MOSトランジスタの出力電流が大きい場合には、昇圧回路を含めたとしてもN型MOSトランジスタを全てに用いるほうが回路全体の面積を小さくできるという利点を有し得る。一方、上記の例のようにP型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタを用いると、昇圧回路が不要になる。そのため、Hブリッジを形成するトランジスタの型式は、回路に流れる電流や回路面積等のファクタを勘案して適宜選択される。
異常検出部170は、励磁電流IOUT1,IOUT2の極性をそれぞれ示す位相信号PHA1,PHA2と、比較器131,132の出力信号CLOUT1,CLOUT2と、発振回路190からの発振信号OSCと、イネーブル信号ENBと、パワーセーブ信号PSとを受ける。異常検出部170は、これらの情報に基づいて、駆動回路100からステッピングモータ200へ励磁電流IOUT1,IOUT2を供給する配線に異常が発生しているか否かを検出する異常検出制御を実行する。
次に、図2および図3を用いて、上記の異常検出部170にて実行される、異常検出制御の概要について説明する。図2は、例としてフルステップモードの場合における、一般的な出力電流を示すタイムチャートを示す。横軸には時間が示され、縦軸には励磁電流の極性を示す位相信号PHA1,PHA2の状態、目標電圧の分圧比を定める制御信号I01,I11,I02,I12の状態、および励磁電流IOUT1,IOUT2の状態が示される。なお、以下ではフルステップモードの場合を例として説明するが、励磁電流IOUT1,IOUT2の極性の組合せ状態が変化する1/4周期の半分(すなわち、1/8周期)の時間だけ、各制御信号I01,I11,I02,I12の状態が制御されるハーフステップモードや、励磁電流IOUT1,IOUT2の極性の組合せ状態が変化する1/4周期のさらに1/4(すなわち、1/16周期)の間、制御信号I01,I11,I02,I12の状態を制御するクオータステップモードにおいても以下の制御は適用可能である。
図2を参照して、このフルステップモードの場合には、制御信号I01,I11,I02,I12は常にローレベル(Lo)に設定され、励磁電流IOUT1,IOU2は、それぞれ位相信号PHA1,PHA2に同期して、+100%の状態と−100%の状態とで、方形波状に切換わる。
具体的には、励磁電流IOUT1については、時刻t1において位相信号PHA1がハイレベルからローレベルに立ち下がることに伴って、励磁電流IOUT1が+100%から−100%へ切換わり、時刻t3にて位相信号PHA1がローレベルからハイレベルに立ち上がることに伴って、励磁電流IOUT1が−100%から+100%へ切換わる。
励磁電流IOUT2については、上述のように、励磁電流IOUT2と90°の位相差があるので、時刻t2において励磁電流IOUT2が+100%から−100%へ切換わり、時刻t4において励磁電流IOUT2が−100%から+100%へ切換わる。
なお、ハーフステップモードおよびクオータステップモードにおいては、中間レベルの励磁電流を用いることによって、図2のフルステップモードよりも、より正弦波に近い励磁電流を供給することができる。
図3は、たとえば、図2の時刻0から時刻t1における、励磁電流IOUT1の状態をより詳細に説明するための図である。図3においては、横軸には時間が示され、縦軸には励磁電流IOUT、励磁電流IOUTを示す電圧RNF、発振信号OSC、出力信号CLOUTが示される。なお、以下の説明においては、チャンネルCH1,CH2についての各信号を総称して、たとえば、IOUT1,IOUT2を「IOUT」等と称することとする。
図1および図3を参照して、電流制御回路130においては、各チャンネルについて、図1で示したようなフィードバックループを用いて、出力電流IOUTが目標電流IREFとなるように制御される。
発振信号OSCは、図1に示した抵抗R10およびコンデンサC10の並列回路によって、電位VCRHと電位VCRLとの間で三角波状に変化する。より具体的には、発振信号OSCが電位VCRLとなると、並列回路のコンデンサC10が充電され、発振信号OSCが電位VCRHまで増加する。発振信号OSCが電位VCRHとなると、コンデンサC10の充電が停止され、コンデンサC10に蓄えられた電荷が抵抗R10によって放電される。この放電によって発振信号OSCの電位が電位VCRLまで低下すると、再びコンデンサC10が充電される。
このように、並列回路の抵抗R10およびコンデンサC10によって、電流制御回路130のチョッピング周期TCHが定まる。
発振信号OSCの立ち上がり(図3中の、時刻0,t12,t14,t16)において、出力信号CLOUTがオンにされ、論理制御部140およびプリドライバ部150によりHブリッジのトランジスタの駆動が開始されて励磁電流IOUTが増加する。これに伴って電圧RNFが増加する。
電圧RNFが目標電圧VAには達していない間は、出力信号CLOUTはオンの状態のままであり、励磁電流IOUTの供給が継続される。そして、電圧RNFが目標電圧VAに到達、すなわち、出力電流IOUTが目標電流IREFに到達すると、比較器からの出力信号CLOUTがオフとなる(時刻t11,t13,t15,t17)。
これにより、論理制御部140によってHブリッジの駆動が停止される。そうすると、抵抗R1,R2には電流が流れないので、電圧RNFは接地電位に低下する。そして、発振信号OSCが電位VCRLまで低下後、再び発振信号OSCが立ち上がると出力信号CLOUTがオンとされ、Hブリッジが駆動されて出力電流IOUTが増加する。
電流制御回路130においては、パワーセーブ信号PSおよびイネーブル信号ENBがオンの状態にされた状態では、励磁電流IOUTの極性を示す位相信号PHAおよび制御信号I01,I02,I11,I12によって目標電流IREFの値は変化するが、常に、短いチョッピング周期TCHで上述のようなチョッピング動作が繰り返されることによって、出力電流IOUTが所定の目標電流IREFとなるように制御される。
図3からわかるように、駆動回路100からステッピングモータ200へ励磁電流が供給される経路が正常な場合には、各チョッピング周期TCHにおいて、電圧RNFが目標電圧VAに到達、すなわち励磁電流IOUTが電流リミットである目標電流IREFに到達すると、出力信号CLOUTがオンからオフになる。しかしながら、励磁電流が供給される経路が断線している場合には、励磁電流IOUTが電流リミットに到達しないので、出力信号CLOUTはオンのままになる。
そこで、本実施の形態1においては、励磁電流IOUTが電流リミットに到達したか否か、すなわち出力信号CLOUTがオンからオフへ変化したか否かを検出することによって、励磁電流が供給される経路の異常を検出する。
図4は、実施の形態1において、異常検出部170で実行される異常検出制御を説明するための機能ブロック図である。図4の機能ブロック図に記載された各機能ブロックは、異常検出部170によるハードウェア的あるいはソフトウェア的な処理によって実現される。
図1および図4を参照して、異常検出部170は、電流リミット検知部171と、判定部172と、誤動作防止部173とを含む。
電流リミット検知部171は、発振回路190からの発振信号OSCと、比較器からの出力信号CLOUTとを受ける。電流リミット検知部171は、出力信号CLOUTについて、図3で説明した各チョッピング周期の間に、出力信号CLOUTがオンからオフになったか否か、すなわち、出力信号CLOUTが目標電圧VAに到達して、励磁電流IOUTが目標電圧VAに対応する電流リミット値に達したか否かを判定する。
電流リミット検知部171は、上記の所定の期間に出力信号CLOUTがオンからオフになった場合には、検知信号CLDをオフに設定する。一方、上記の所定の期間に出力信号CLOUTがオンのままの場合には、検知信号CLDをオンに設定する。そして、電流リミット検知部171は、検知信号CLDを判定部172に出力する。
判定部172は、電流リミット検知部171からの検知信号CLDと、位相信号PHAと、イネーブル信号ENBと、パワーセーブ信号PSとを受ける。判定部172は、たとえば、位相信号PHAの立ち上がりまたは立ち下がりに基づいて定められる、目標電流IREFが一定である所定の期間において、検知信号CLDがオフとなった回数をカウントする。
判定部172は、上記の所定の期間において、検知信号CLDがオフとなった回数が、予め定められた回数に満たない場合には、当該チャンネルの配線に異常が発生している可能性があるとして、対応するチャンネルの異常フラグDETをオンに設定する。検知信号CLDがオフとなった回数が予め定められた回数を超える場合には、配線は正常であると判定され、異常フラグDETはオフに設定される。そして、判定部172は、異常フラグDETを誤動作防止部173へ出力する。
なお、PHA信号の切換えは、ステッピングモータ200が実際に駆動(回転)されるときでないと行なわれない。そうすると、位相信号PHAの切換えに基づくタイミングのみに基づいて判定すると、ステッピングモータ200が停止状態である状態では配線の異常を判定することができない。そのため、位相信号PHAの切換えのタイミングに加えて、パワーセーブ信号PSがオンかつイネーブル信号ENBがオンとなったタイミング、すなわち駆動回路100からステッピングモータ200へ励磁電流が供給される状態となったタイミングに基づいて定められる期間においても、上述のような配線の異常の判定することが好ましい。さらに、PHA信号の切換えが一定期間行なわれない場合には、予め定められた時間間隔ごとに異常の判定を行なうようにしてもよい。
このようにすることによって、電源投入後、ステッピングモータ200が最初に駆動されるまでの状態、または、ステッピングモータ200の停止が継続されている状態においても、配線の異常を判定することが可能となる。
誤動作防止部173は、たとえば、ステッピングモータ200の動作状態による励磁電流の立ち上がり遅れやノイズの影響などにより、本来は配線の異常がないにもかかわらず、判定部172において一時的に異常と判定されてしまった場合の誤検出の影響を防止する機能である。
誤動作防止部173は、判定部172からの異常フラグDETと、位相信号PHAとを受ける。誤動作防止部173は、位相信号PHAの連続した所定回数(たとえば、3回)の周期で、判定部172において連続して異常フラグDETがオンに設定されたか否かを判定する。そして、誤動作防止部173は、所定回数連続して異常フラグDETがオンに設定されたことを検出した場合に、配線の異常が発生していることを確定し、それに応答して異常信号ALMを出力する。この異常信号ALMは、駆動回路100の外部または内部に設けられる異常通知部(図示せず)において受信され、ユーザに対して異常の発生が通知される。
なお、上述のように、位相信号PHAの切換えが行なわれず、ステッピングモータ200が停止した状態が続く場合には、予め定められた時間間隔ごとに判定した異常フラグDETが所定回数連続して異常状態を示している場合に、配線の異常が発生していることを確定するようにしてもよい。
図5は、実施の形態1において、異常検出部170で実行される異常検出制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図5に示されるフローチャートは、異常検出部170内に設けられたプログラム可能なCPU(図示せず)によって実行される場合には、CPUに予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出されて、所定周期で実行されることによって処理が実現される。あるいは、一部またはすべてのステップについて、専用のハードウェア(電子回路)で処理を実現することも可能である。
図1および図5を参照して、異常検出部170は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、比較器からの出力信号CLOUTを取得する。そして、S110にて、異常検出部170は、出力信号CLOUTについてのオンからオフへの立ち下がりが検出されたか否か、すなわち、励磁電流IOUTが電流リミットに到達したか否かを判定する。
出力信号CLOUTの立ち下がりを検出した場合(S110にてYES)は、異常検出部170は、S120にて、当該チャンネルの検知信号CLDをオンに設定する。その後、処理がS130に進められる。
出力信号CLOUTの立ち下がりが検出されなかった場合(S110にてNO)は、S120がスキップされて、処理がS130に進められる。
S130においては、異常検出部170は、位相信号PHA、あるいは、パワーセーブ信号PSおよびイネーブル信号ENBに基づいて定められる所定の検出期間中であるか否かを判定する。
所定の検出期間中でない場合(S130にてNO)は、異常検出部170は、当該処理を終了し、メインルーチンに処理を戻す。
所定の検出期間中である場合(S130にてYES)は、処理がS140に進められて、次に異常検出部170は、検出期間中に検知信号CLDがオンとなった回数CNTをカウントアップする。そして、異常検出部170は、S150にて、その検出期間の終了時点において、検知信号CLDがオンとなった回数CNTが予め定められたしきい値αよりも大きいか否かを判定する。
検知信号CLDがしきい値αより大きい場合(S150にてYES)は、励磁電流IOUTが出力されており、異常検出部170は、電流出力経路に異常が発生していないと判断し、処理を終了してメインルーチンに処理を戻す。
一方、検知信号CLDがしきい値α以下の場合(S150にてNO)は、処理がS160に進められ、異常検出部170は、配線異常が発生している可能性があるとして、該当するチャンネルの異常フラグDETをオンにセットする。
そして、異常検出部170は、S170にて、この異常フラグDETが、所定の回数(n回:nは自然数)連続して検出されたか否かを判定する。
異常フラグDETがn回連続して検出されなかった場合(S170にてNO)は、異常検出部170は、異常状態の誤検出である可能性が高いとして処理を終了する。
異常フラグDETがn回連続して検出された場合(S170にてYES)は、処理がS180に進められて、異常検出部170は、配線異常が発生していることを確定する。そして、異常検出部170は、S190にて、異常信号ALMを出力する。
このような処理に従って制御を行なうことによって、ステッピングモータの駆動回路において、ステッピングモータへ励磁電流が供給される配線の異常を検出することが可能となる。
[実施の形態1の変形例]
上述の実施の形態1におけるステッピングモータの駆動回路100においては、位相信号PHA1,PHA2および制御信号I01,I11,I02,I12が駆動回路100の外部から与えられる構成について説明したが、これらの制御信号は駆動回路内部で生成されてもよい。
実施の形態1の変形例においては、外部から与えられる制御モード等の情報に基づいて、上述の制御信号を内部で生成する機能を有するステッピングモータの駆動回路について説明する。
図6は、実施の形態1の変形例に従うステッピングモータの駆動回路100Aを含む、モータ駆動システム10Aの全体ブロック図である。図6は、実施の形態1の図1で説明した駆動回路100に、指令生成部115が追加された構成となっている。図6において、図1と重複する要素の説明は繰り返さない。
図6を参照して、駆動回路100Aは、図1に示した駆動回路100の構成に加えて、指令生成部115をさらに備える。
指令生成部115は、回路外部から、基準クロック信号CLKと、制御モード信号MODと、回転方向を示す信号CW_CCWと、イネーブル信号ENBとを受ける。制御モード信号MODは、フルステップモード,ハーフステップモード,クオータステップモードのいずれを選択するかを定める信号である。
指令生成部115は、これらの情報に基づいて、位相信号PHA1,PHA2を生成して、論理制御部140および異常検出部170へ出力する。さらに、指令生成部115は、制御信号I01,I11,I02,I12を生成して、D/Aコンバータ120へ出力する。
これらの制御信号を当該駆動回路でのみ使用するような場合には、図6に示したように駆動回路内部に指令生成部を設ける構成とすることによって、これに相当する機能を有する回路を駆動回路外部に余分に設ける必要がなくなるので、より多くの用途に適用することができるという利点を有する。
このような構成の回路についても、実施の形態1と同様の異常検出制御を適用することが可能である。
[実施の形態2]
上述の実施の形態1およびの変形例においては、電圧RNFを用いて励磁電流IOUTが目標電流IREFに到達した回数をカウントすることによって、励磁電流が供給される配線の異常を検出する構成について説明した。
ところで、励磁電流が供給される配線が異常であるかどうかの判定においては、当該配線に電流が流れることが検出されればよく、必ずしも励磁電流IOUTが上限値である目標電流IREFまで到達する必要はない。
実施の形態2においては、励磁電流IOUTを示す電圧RNFと、目標電圧VAとは異なる基準電圧との比較に基づいて、励磁電流が供給される配線の異常を検出する構成について説明する。
図7は、実施の形態2に従うステッピングモータの駆動回路100Bを含む、モータ駆動システム10Bの全体ブロック図である。図7は、実施の形態1の図1で説明した駆動回路100に、比較器131#,132#が追加された構成となっている。図7において、図1と重複する要素の説明は繰り返さない。
図7を参照して、駆動回路100Bは、図1に示した駆動回路100の構成に加えて、比較器131#,132#をさらに備える。
比較器131#は、基準電圧源B1と、励磁電流IOUT1を示す電圧RNF1とを比較し、比較結果を示す出力信号CLOUT1#を生成する。比較器131#は、電圧RNF1が基準電圧に到達した場合には、出力信号CLOUT1#をオフに設定し、電圧RNF1が基準電圧に到達していない場合には、出力信号CLOUT1#をオンに設定する。比較器131#は、出力信号CLOUT1#を、異常検出部170へ出力する。
比較器132#は、基準電圧源B2と、励磁電流IOUT2を示す電圧RNF2とを比較し、比較結果を示す出力信号CLOUT2#を生成する。比較器132#は、電圧RNF2が基準電圧に到達した場合には、出力信号CLOUT2#をオフに設定し、電圧RNF2が基準電圧に到達していない場合には、出力信号CLOUT2#をオンに設定する。比較器132#は、出力信号CLOUT2#を、異常検出部170へ出力する。
ここで、基準電圧源B1,B2の電圧は、目標電圧VAよりも小さく設定される。基準電圧B1,B2の電圧は、たとえば、使用される用途に依存して定められるステッピングモータ200の最低設定電流値に基づいて設定され、より好ましくは、基準電圧は、最低設定電流値よりも小さい値に設定される。一例としては、ステッピングモータ200の使用電流範囲が100mA〜1A(すなわち、最低設定電流値は100mA)の場合には、基準電圧は30〜50mAの電流値に対応する値に設定され得る。
異常検出部170は、比較器131#、132#からの出力信号CLOUT1#,CLOUT2#を受ける。異常検出部170は、実施の形態1の場合と同様に、所定の期間内に、出力信号CLOUT1#,CLOUT2#がオフとなる回数を検出することで、励磁電流が供給される配線の異常を検出する。
図8は、実施の形態1の図3に対応するタイムチャートである。図8においては、図3における出力信号CLOUTが出力信号CLOUT#(以下、出力信号CLOUT1#,CLOUT2#を総称して「CLOUT#」とも称する。)に置き換わったものとなっている。
図8においては、出力信号CLOUT#は、電圧RNFが、目標電圧VAよりも低い基準電圧VBに到達した場合(時刻t21,t24、t27、t30)に、オンからオフに切換わる。
図9は、実施の形態2において、異常検出部170で実行される異常検出制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図9においては、実施の形態1の図5において、ステップS100,S110がS100#,S110#に置き換わったものとなっており、比較器131,132からの出力信号CLOUT1,CLOUT2に代えて、比較器131#、132#からの出力信号CLOUT1#,CLOUT2#に基づいて、検知信号CLDが設定される(S120)。S120以降の処理は、図5の説明と同じであるので繰り返さない。
このように、追加の比較器を用いて、最低設定電流値より小さい励磁電流が流れたか否かを判定する構成とすることは、追加の要素を必要とするので部品点数が多くなるが、電圧RNFが励磁電流IOUTの上限値である目標電圧VAに到達しなくとも、励磁電流が供給される配線の異常を検出できるため、実施の形態1と比較してより確実に異常を検出することが可能になるという利点がある。
なお、実施の形態2においても、実施の形態1の変形例のように、駆動回路内部に指令生成部を設ける構成としてもよい。
実施の形態1およびその変形例、ならびに、実施の形態2で示した駆動回路は、それに含まれる回路,機能の一部または全部を個別の電子機器を用いて構築する構成としてもよいし、これらの回路全体を集積化した集積回路として構築する構成としてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A,10B モータ駆動システム、100,100A,100B 駆動回路、110 入力バッファ、115 指令生成部、120 D/Aコンバータ、130 電流制御回路、131,131#,132,132# 比較器、140 論理制御部、141,142 論理回路、150 プリドライバ部、151,152 プリドライバ、161,162 Hブリッジ、170 異常検出部、171 電流リミット検知部、172 判定部、173 誤動作防止部、180 PWM制御部、190 発振回路、200 ステッピングモータ、210 回転子、B1,B2 基準電圧源、C10 コンデンサ、CH1,CH2 チャンネル、L1,L2 励磁コイル、N11、N12,N21,N22 ノード、Q11〜Q14,Q21〜Q24 トランジスタ、R1,R2,R10 抵抗、T11〜T13,T21〜T23 端子。

Claims (7)

  1. ステッピングモータの駆動回路であって、
    位相信号に基づいて前記ステッピングモータへの励磁電流のレベル切換えを行なう駆動部と、
    前記ステッピングモータに流れる前記励磁電流が同じレベルにある状態においてその目標値を決める目標電圧を生成するための目標電圧生成部と、
    前記目標電圧に基づいて、前記励磁電流の値が前記目標値に保たれるように前記励磁電流を制御する電流制御部と
    前記駆動部の前記レベル切換えの周期よりも細かい周期の発振信号を生成する発振回路と、
    前記発振信号および比較部の出力反転とに基づき、前記ステッピングモータに流れる前記励磁電流を同じレベルに保つべき期間内において、前記駆動部を細かくオンオフする論理制御部とを備え、
    前記比較部は、前記論理制御部による前記駆動部のオンオフに応じて変化する信号と、前記目標電圧との比較に応じて出力を反転し、
    前記駆動回路は、前記励磁電流を同じレベルに保つべき期間よりも短い所定期間内において、前記比較部の出力反転が生じなくなる状態を異常状態として検出するための異常検出部をさらに備える、ステッピングモータの駆動回路。
  2. 記異常検出部は、前記比較部の出力反転が所定回数以上生じない場合に、前記異常状態と判定する、請求項1に記載のステッピングモータの駆動回路。
  3. 前記異常検出部は、前記比較部の出力反転が、予め定められた基準回数を下回った場合に前記異常状態が発生していることを検出する、請求項またはに記載のステッピングモータの駆動回路。
  4. 前記異常検出部は、前記異常状態が所定回数連続して検出されたことに応答して前記異常状態を確定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のステッピングモータの駆動回路。
  5. 前記目標電圧生成部は、前記目標電圧上限値を1としたときに、0から1まで段階的に変化する比率に従って分圧することによって前記目標電圧を生成する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のステッピングモータの駆動回路。
  6. 前記駆動回路外部からの情報に基づいて、前記比率を示す信号を生成する指令生成部をさらに備える、請求項に記載のステッピングモータの駆動回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の駆動回路が集積化された、集積回路。
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