JPH04261396A - ステッピングモータの異常監視装置 - Google Patents

ステッピングモータの異常監視装置

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JPH04261396A
JPH04261396A JP9120736A JP2073691A JPH04261396A JP H04261396 A JPH04261396 A JP H04261396A JP 9120736 A JP9120736 A JP 9120736A JP 2073691 A JP2073691 A JP 2073691A JP H04261396 A JPH04261396 A JP H04261396A
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excitation
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stepping motor
level
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JP9120736A
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Inventor
Kazuhiro Shimizu
和洋 清水
Yoshihiko Tsuzuki
都築 嘉彦
Tetsushi Haseda
長谷田 哲志
Yutaka Ohashi
豊 大橋
Hiroshi Ogura
弘 小倉
Hitoshi Iwata
仁志 岩田
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータの異
常監視装置に関し、特にステッピングモータを後輪操舵
装置の駆動源として用いた場合に有効な異常監視装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータ等の電動モー
タを後輪操舵装置の駆動源として用いた装置が種々提案
されている。この場合、モータに断線や短絡等の異常が
生じると、後輪操舵装置の制御の停止や誤作動等の原因
となったり、モータの駆動装置に損傷を与える可能性が
あるため、通常、モータの異常検出を行なっている。
【0003】その従来装置の一例として、例えば特開平
1−25768号公報に示されるものがある。この装置
においては、後輪転舵機構とその駆動源である電動モー
タとの間にクラッチを設け、装置の作動開始時にこのク
ラッチを切断して、電動モータのイニシャルチェックを
行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら上記従
来装置においては、装置の作動開始時、すなわちイグニ
ッションスイッチをオンしたときにしかモータの異常検
出を行うことができないという問題がある。このため、
車両走行時における後輪操舵装置の作動中にモータの異
常が発生しても、その異常を検出することは不可能であ
った。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、装置の作動開始時に限らず、常時ステッピングモ
ータの異常を監視することを可能として、異常検出精度
を向上させたステッピングモータの異常監視装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるステッピングモータの異常監視装置は
、第1図に示す如く、ステッピングモータと、前記ステ
ッピングモータを駆動する励磁信号を供給する供給手段
と、前記ステッピングモータへ前記励磁信号を供給する
供給経路に設けられ、前記励磁信号のレベルを検出する
レベル検出手段と、検出された前記励磁信号のレベルに
基づいて、前記ステッピングモータ及び前記供給経路の
断線或いは短絡の有無を検出する異常検出手段と、前記
異常検出手段による検出結果に応じて、前記供給手段に
対して異常状態に適応した制御信号を与える制御手段と
を備える。
【0007】また、前記レベル検出手段は、前記ステッ
ピングモータの励磁相が切り換えられる直前の励磁信号
のレベルを検出することが好ましい。
【0008】
【作用】上記構成により、本発明によるステッピングモ
ータの異常監視装置においては、ステッピングモータに
供給される励磁信号のレベルを検出し、この検出したレ
ベルに基づいて、ステッピングモータ及び励磁信号の供
給経路の断線或いは短絡の有無が検出される。このため
、ステッピングモータの作動開始時に限らず、作動中は
常に異常検出を行うことが可能となる。
【0009】また、励磁信号のレベルの検出は、ステッ
ピングモータの励磁相が切り換えられる直前に行うこと
が好ましい。これは、励磁相が切り換えられる直前の励
磁信号は、そのレベルが安定しているため、誤った異常
検出の防止に効果的であるためである。
【0010】
【実施例】以下、本発明を車両の後輪操舵装置に適用し
た場合の実施例を図面に基づいて説明する。図2におい
て、後輪操舵機構1内に取り付けられたステッピングモ
ータ2は電子制御装置(ECU)3の電気的指令信号に
応じて正逆方向に回転し、減速ギア4を通して油圧パワ
ーアシスト付ラック・アンド・ピニオン機構つまり操舵
機構1の入力軸(図示しないトーションバー)の一端に
連結されている。トーションバーの他端にはピニオンギ
ア5が装着されており、パワーピストン6の一端に形成
されたラック7と噛み合っている。即ち、モータ2によ
りトーションバーの一端が回され、トーションバーが捩
じれ、油圧バルブ8の絞り面積が変化し、トーションバ
ーの捩じれを修正する方向に油圧を供給してパワーピス
トン6を動かす機構となっている。
【0011】パワーピストン6の両端は、それぞれタイ
ロッド9を介してナックルアーム10に連結されている
。後輪11はナックルアーム10によって左右方向へ摺
動自在に支持されている。従って、図中のA矢印方向に
パワーピストン6が動くことで、後輪11は左右に操舵
される。そして、トーションバーの捩じれがなくなると
油圧バルブ8の絞り面積は「0」となり、パワーピスト
ン6を動かす油圧は「0」となってパワーピストン6を
停止する。ここで、後輪操舵角センサ12は、パワーピ
ストン6の位置を検出し信号を出力する。ECU3は、
この信号に基づいて、パワーピストン6の位置と後輪実
舵角との関係から、後輪実舵角を求めるとともに、後輪
実舵角のその変化率より操舵角速度も求める。ステッピ
ングモータ2を含む操舵機構1と制御装置3とによって
、後輪操舵角指令位置に後輪実舵角が一致するように後
輪11を位置決め制御する位置決めサーボ形を構成して
いる。尚、13は油圧バルブ8を介してパワーピストン
6に油圧を供給する油圧ポンプ、14はオイルタンクを
示す。
【0012】また、図2及び図3に示すように、車速セ
ンサ15は車軸又は車輪の回転速度を検出して、車速V
に応じた車速信号をECU3に出力する。前輪操舵角セ
ンサ16はインクリメントタイプのロータリエンコーダ
よりなり、被回転体としてのステアリングシャフト17
に設けられている。そして、ステアリングホイール18
のハンドル操作に伴うステアリングシャフト17の回転
を検出して前輪19の操舵角θS に応じた前輪操舵角
信号をECU3に出力する。ヨーレイトセンサ20はジ
ャイロ等で構成され、車両の重心を中心とした車両の回
転角速度(ヨーレイトWa)に応じたヨーレイト信号を
ECU3に出力する。左車輪速センサ21は前輪19の
左車輪の回転速(左車輪速ωL )を検出し、右車輸速
センサ22は前輪19の右車輪の回転速(右車輸速ωR
)を検出する。ブレーキスイッチ23はABS(アンチ
ロックブレーキシステム)制御実行中、もしくは、ブレ
ーキペダル操作が行われるとオンする。
【0013】ECU3は、これらの信号を入力部25を
介してマイクロコンピュータ(マイコン)24に取り込
み、所定の演算式に従って後輪操舵角指令位置を算出す
る。そして、前述のように後輪操舵角指令位置に後輪実
舵角が一致するようにサーボ演算を行い、ステッピング
モータ2の駆動電流指令値を算出する。この算出された
駆動電流指令値は駆動回路32に出力され、駆動回路3
2は駆動電流指令値に従って、ステッピングモータ2へ
駆動電流を出力する。
【0014】図4に、ステッピングモータ2の駆動回路
32の回路図を示す。本実施例においては、ステッピン
グモータ2の巻線は4相A, A’,B, B’ であ
り、A, A’ 相巻線41及びB, B’ 相巻線を
バイポーラ1−2相励磁によって励磁する。ここで、A
, A’ 相巻線41の駆動回路40と、B, B’ 
相巻線の駆動回路60との構成は同一であるので、以下
A, A’ 相巻線41の駆動回路40についてのみ説
明する。
【0015】図4において、A, A’ 相巻線41は
、ステッピングモータ2のステータ(図示せず)に巻装
されている。そして、A, A’相巻線41に電流が通
電されることにより、ステータが磁化され、ロータ(図
示せず)の歯部を引き寄せる。42〜45はスイッチン
グ用パワートランジスタであり、パワートランジスタ4
2,43はA, A’ 相巻線41の励磁相を切り換え
るためのものであり、パワートランジスタ44,45は
A, A’ 相巻線41に通電する励磁電流値を制御す
るためのものである。  抵抗46,48は、A, A
’ 相巻線41に通電される電流値を検出するものであ
り、それぞれ電源とパワートランジスタ42,43との
間に接続されている。増幅器47,49は、各々の抵抗
46,48による降下電圧を増幅して出力するものであ
り、抵抗46,48の両端にそれぞれ接続されている。 増幅器47,49から出力される増幅信号は、ダイオー
ド50,51を介して比較器52の反転入力端子および
比較器53の非反転入力端子に接続されている。なお、
増幅器47,49と比較器52,53を接続する接続線
は、ダイオード50,51と比較器52,53との間で
相互に接続されている。従って、ダイオード50,51
はOR回路として作用し、増幅器47,49の何方か一
方から増幅信号が出力された場合に、その増幅信号を比
較器52及び比較器53の両者に与える。
【0016】さらに、増幅器47,49から出力される
増幅信号は、アナログデジタル(A/D)変換器59に
も与えられ、このA/D変換器59によってデジタル信
号に変換された後、マイコン24に取り込まれる。マイ
コン24は、取り込んだ抵抗46,48の両端電圧値よ
り、抵抗46,48を流れる電流値に相当する値を演算
する。
【0017】比較器52は、A, A’ 相巻線41及
びパワートランジスタ42〜45を含む回路の短絡を検
出するためのものであり、その比較される基準電圧V2
 は、通常時に回路に流れる最大電流によって抵抗46
,48に生ずる電圧を考慮して所定の大きさに設定され
ている。また比較器53は、回路の断線を検出するため
のもので、その基準電圧V1 は、通常時に回路に流れ
る最小電流によって抵抗46,48に生ずる電圧を考慮
して所定の大きさに設定されている。
【0018】ラッチ回路54は、比較器52の出力端に
接続され、比較器52の出力信号のレベルが ’Hi’
 のときには、 ’Hi’ レベルの信号を出力し、比
較器52の出力信号のレベルが ’Lo’ となったと
き、それ以後は ’Lo’ レベルの信号を出力するも
のである。なお、ラッチ回路54はCLR端子を有し、
マイコン24からCLR信号を与えられたとき、その出
力信号のレベルが ’Hi’ となる。このラッチ回路
54の出力信号は、マイコン24に入力されるとともに
、ANDゲート55〜58のそれぞれの一方の入力端子
に与えられる。これらANDゲート55〜58の他方の
入力端子には、マイコン24から出力される制御信号が
与えられており、さらにANDゲート55〜58の出力
端子は各々パワートランジスタ42〜45のゲートに接
続されている。
【0019】次に、本実施例の作動について説明する。 ステッピングモータ2のA, A’ 相巻線41につい
て、A相を励磁する場合、マイコン24からの制御信号
によってパワートランジスタ42及び45がオンされる
。これにより、励磁電流は、抵抗46,パワートランジ
スタ42,A, A’ 相巻線41,パワートランジス
タ45の経路で流れる。
【0020】ここで、本実施例による励磁方式はバイポ
ーラ1−2相励磁であるため、次の励磁パターンはA相
及びB相となり、その次の励磁パターンはB相のみとな
る。図5に、この1−2相励磁の励磁パターン,及びそ
の励磁パターンによって変化するロータ位置の関係を示
す。図5に示すように、A相を励磁すると、ロータの歯
部はA相の巻線が巻装されたステータ歯部と対向し、A
相とB相を同時に励磁すると、ロータの歯部はA相の巻
線が巻装されたステータ歯部及びB相の巻線が巻装され
たステータ歯部との中間に位置し、B相を励磁すると、
ロータの歯部はB相の巻線が巻装されたステータ歯部と
対向する。従って、4相の励磁巻線に対し、上述のよう
な1−2相励磁によって相励磁を行うと、8ステップに
て1サイクルが終了することになる。
【0021】なお、上記の1−2相励磁において、一相
励磁の場合の励磁電流I1 と、2相を同時に励磁する
場合の励磁電流I2 との関係は以下の通りである。
【数1】I1 =√2・I2  これは、1相励磁と2相励磁とで励磁電流値を同一とす
ると励磁トルクに差が生ずるので、1相励磁と2相励磁
とで励磁トルクを一定とすべく、上記のように励磁電流
値を変更するのである。
【0022】本実施例では、PWM制御により励磁電流
を制御するものであり、このPWM制御による励磁電圧
波形と励磁電流波形を図6に示す。図6において、励磁
期間#0は図5のA相の励磁における励磁パターン0に
相当し、励磁期間#1は励磁パターン1に相当する。こ
の励磁期間#0においては、パワートランジスタ42及
び45がオンされ、A, A’ 相巻線41に励磁電流
が通電される。このとき、励磁電流の通電初期において
は、A, A’ 相巻線41のインダクタンスの影響に
より励磁電流が徐々に増加することになる。この励磁電
流によって抵抗46に電圧が発生し、その電圧値がA/
D変換器59を介してマイコン24に入力される。マイ
コン24は、入力された電圧値からA, A’ 相巻線
41に通電されている励磁電流値を演算する。そして、
マイコン24は演算された励磁電流値と基準値(1相励
磁の場合はI1,2相励磁の場合はI2)とを比較し、
励磁電流値が基準値を越えたならばパワートランジスタ
45をオフする。 これにより、励磁電流は徐々に減少して基準値を下回る
。すると、マイコン24は、再びパワートランジスタ4
5をオンしてA, A’ 相巻線41に励磁電流を通電
する。この動作を繰り返すことにより、A, A’ 相
巻線41及びB, B’ 相巻線を定電流によって励磁
する。
【0023】上述のような相励磁において、励磁巻線に
断線や短絡等の異常が生じると、ステッピングモータ2
が停止したり、駆動回路32に過大電流が流れて回路に
悪影響を及ぼす場合がある。そこで本実施例では、以下
に説明するような手法により、ステッピングモータ2の
異常検出を行う。なお、以下の説明では、A, A’ 
相巻線41のA相についての異常検出について述べるが
、A’ 相、B, B’ 相についても同様である。
【0024】A, A’ 相巻線41のA相について励
磁する場合、励磁電流は、抵抗46,パワートランジス
タ42,A, A’ 相巻線41,パワートランジスタ
45の経路で流れる。このとき、抵抗46には励磁電流
に対応した電圧が発生し、その電圧が増幅器47を介し
て比較器52,53に与えられる。ここで、上述したよ
うに、励磁電流は、A, A’ 相巻線41のインダク
タンスの影響により、その通電初期においては徐々に増
加し、通電後半になるとPWM制御によって定電流とな
る。このため、励磁巻線の断線や短絡等の異常検出は、
図7に示すように励磁相が切り換えられる直前の期間に
行う。すなわち、マイコン24は、図示しないメインル
ーチンによって、各種センサからの検出信号に基づいて
後輪操舵角指令位置を算出し、それに応じてステッピン
グモータ2の駆動電流指令値を算出するわけであるが、
このとき算出される駆動電流指令値には、各励磁相の目
標励磁電流値とステッピングモータ2の回転速度を調節
するための各励磁相の励磁期間との情報が含まれている
。そして、マイコン24は、各励磁相の励磁期間から励
磁相の切り換えタイミングを判断し、その直前の所定の
期間に入力ポートを検査して、異常検出の確認及処理を
行う。この異常検出の確認及び処理の手順を図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0025】図8に示すフローチャートは、上述の如く
、励磁相が切り換えられる直前の期間に割り込み処理さ
れるルーチンである。図8において、ステップS1では
、ラッチ回路54及び比較器53から出力される信号を
取り込む。ステップS2では、比較器53の出力信号の
レベルに基づいて、断線異常が生じているか否か判断す
る。すなわち、比較器53では、励磁電流によって抵抗
46に発生した電圧値と断線状態を検出するために設定
された所定値V1 とが比較される。そして、比較器5
3は、電圧値が所定値V1 以上の場合 ’Hi’ レ
ベルの信号を出力し、電圧値が所定値V1 以下の場合
 ’Lo’ レベルの信号を出力する。このため、比較
器53の出力信号のレベルが ’Hi’ であれば正常
、 ’Lo’ であれば異常と判断される。次に、ステ
ップS3では、ラッチ回路54から出力される信号のレ
ベルに基づいて短絡異常が生じているか否か判断する。 すなわち、比較器52では、励磁電流によって抵抗46
に発生した電圧値と短絡状態を検出するために設定され
た所定値V2 とが比較され、電圧値が所定値V2 以
下の場合 ’Hi’ レベルの信号を出力し、電圧値が
所定値V2 以上の場合 ’Lo’ レベルの信号を出
力する。そして、ラッチ回路54は、比較器52の出力
信号のレベルが ’Hi’ のときには、 ’Hi’ 
レベルの信号を出力し、比較器52の出力信号のレベル
が ’Lo’ となったとき、それ以後は ’Lo’ 
レベルの信号を出力するため、ラッチ回路54の出力信
号のレベルが ’Hi’ であれば正常、 ’Lo’ 
であれば異常と判断される。
【0026】ここで、ラッチ回路54の出力信号は、各
ANDゲート55〜58の一方の入力端子に与えられて
おり、各ANDゲート55〜58の他方の入力端子には
、マイコン24から各パワートランジスタ42〜45へ
の制御信号が与えられている。従って、短絡異常が発生
しておらず、ラッチ回路54の出力信号が ’Hi’ 
レベルであるときには、マイコン24からの制御信号が
そのまま各パワートランジスタ42〜45に与えられる
。 また、短絡異常が生じた場合には、短絡異常が検出され
た時点でラッチ回路54の出力信号が ’Lo’ レベ
ルとなるため、即座に各パワートランジスタ42〜45
への制御信号を停止することができる。これにより、駆
動回路に過大電流が流れることを確実に防止でき、仮に
短絡異常が生じた場合であっても、駆動回路に悪影響を
及ぼすことがない。
【0027】ステップS2,ステップS3において、と
もに正常と判断された場合には、ステップS4に進み、
励磁相の切り換えを行う。一方、ステップS2,ステッ
プS3のどちらか一方で異常と判断された場合は、ステ
ップS5に進む。ステップS5では、先に検出した異常
がモータ電圧の瞬断やスパイクノイズ等による一時的な
ものであるか否かを判断するため、励磁相の切り換えを
中止し、励磁相を固定する。そして、ステップS6にお
いて異常が断線であるか短絡であるか判断し、短絡異常
であればステップS7に進む。ステップS7では、ラッ
チ回路54に対してクリア信号CLRを出力し、 ’L
o’ レベルの出力信号を解除する。ステップS8では
、所定時間の経過後に、ステップS1と同様にラッチ回
路54及び比較器53から出力される信号を取り込む。
【0028】ステップS9では断線異常が継続している
か否か、またステップS10では短絡状態が継続してい
るか否かを判断する。この判断の結果、それぞれ正常に
復帰していれば検出した異常は一時的なものと判断して
ステップS4に進み、励磁相の切り換えを行う。一方、
断線異常または短絡異常が継続している場合には、異常
状態が確定したものと判断し、ステップS11において
励磁電流の通電を中止して、後輪操舵装置の作動を停止
させる。そして、ステップ12において、後輪操舵装置
に異常が発生したことを運転者に知らせるため、図示し
ないウォーニングランプ等を点灯するウォーニング表示
を行う。
【0029】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、ステッ
ピングモータに供給される励磁信号のレベルを検出し、
この検出したレベルに基づいてステッピングモータ及び
励磁信号の供給経路の断線或いは短絡の有無を検出して
いるため、ステッピングモータの作動開始時に限らず、
作動中は常に異常検出を行うことが可能となる。これに
より、ステッピングモータの異常監視装置の異常検出精
度を向上させることができるという優れた効果を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す構成図である。
【図3】電子制御装置の構成を示す構成図である。
【図4】駆動回路の回路図である。
【図5】ステッピングモータの励磁方法を説明する説明
図である。
【図6】ステッピングモータの励磁信号を説明する説明
図である。
【図7】ステッピングモータの断線及び短絡の検出方法
を説明する説明図である。
【図8】異常検出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1      後輪操舵機構 2      ステッピングモータ 3      電子制御装置 24    マイクロコンピュータ 32    駆動回路 40    A,A’相駆動回路 41    A,A’相巻線 60    B,B’相駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ステッピングモータと、前記ステッピ
    ングモータを駆動する励磁信号を供給する供給手段と、
    前記ステッピングモータへ前記励磁信号を供給する供給
    経路に設けられ、前記励磁信号のレベルを検出するレベ
    ル検出手段と、検出された前記励磁信号のレベルに基づ
    いて、前記ステッピングモータ及び前記供給経路の断線
    或いは短絡の有無を検出する異常検出手段と、前記異常
    検出手段による検出結果に応じて、前記供給手段に対し
    て異常状態に適応した制御信号を与える制御手段とを備
    えることを特徴とするステッピングモータの異常監視装
    置。
  2. 【請求項2】  前記レベル検出手段は、前記ステッピ
    ングモータの励磁相が切り換えられる直前の励磁信号の
    レベルを検出することを特徴とする請求項1記載のステ
    ッピングモータの異常監視装置。
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