JP4888393B2 - クロック再生装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デュオバイナリ(Duobinary )伝送受信データからの受信クロックを高精度で再生する場合に用いて好適なクロック再生装置及び方法に関する。
近年、データ通信の通信速度の向上に伴い、さまざまな高速シリアル通信技術が開発されている。ベースバンド伝送が主流である高速シリアル通信では、伝送路の表皮効果や誘電損失などにより、データ伝送信号の周波数に比例して同伝送信号の波形が劣化してしまう。このため、隣接するビットや後続ビットに波形の劣化の影響が及び、データ通信が正しく行われないという問題がある。このような他の通信符号への干渉は、符号間干渉とよばれ、この符号間干渉を解決する波形等化技術が報告されている。すなわち、ベースバンド伝送における符号間干渉を補正する伝送方式の一つに、符号間干渉量を離散的にとるように符号を等化する方式であるパーシャルレスポンス(PR)方式がある。このPR方式の一つであるデュオバイナリ伝送では、離散的に1シンボルの時間間隔を有する連続する2つのパルスが合成されて伝送される。
合成信号波は、図1に示すように、データアイ開口部に領域A,B,C,Dなどがあり、受信端で3つのデータレベルを有する信号形式をもち、2値、4値伝送などのPAM(Pulse Amplitude Modulation、パルス振幅変調)伝送とは異なる複雑なデータ遷移をする。これらの複雑な遷移データから受信データのクロックを正しく再生する必要がある。
従来、この種の技術としては、たとえば、次のような文献に記載されたものがある。特許文献1に記載されたディジタル信号再生装置では、A/D変換回路のサンプリングクロックが、データ周期の4倍の周期をもつクロックでサンプリング(オーバーサンプリング)される。同じ符号をもつ隣接するサンプリングデータの電位が異なる場合は、サンプリングクロックがデータ波形の中心をサンプリングしていないことを示すため、このA/D変換回路でサンプリングされたアナログ値を一致させることで、再生クロックの位相が最適な位置に調整される。ところが、高速シリアル通信では、データの伝送路での振幅減衰が非常に大きく、受信データのアナログ電位をA/D変換回路で高精度に検出することは非常に困難である。また、同再生装置では、クロックの調整用の時間を取るために、データに位相調整信号ヘッダを付けたデータ伝送が行われる。この間、本来通信すべきデータを通信できないため、実効的な通信速度が低下するという問題点がある。通信速度を低下させないためには、通信するデータそのものからクロックを再生することが必須である。
特開平06−176498号公報(要約書、図1、図2、図4)
しかしながら、上記従来の再生装置では、次のような問題点があった。すなわち、A/D変換回路により高精度でデータのオーバーサンプリングを行う場合、同A/D変換回路の量子化ビット数を増加する必要があるが、一般に、A/D変換回路では、高精度を実現することと、サンプリングレートの増加とを同時に実現することは難しい。この理由は、近年のシリアル通信では、磁気記録などの低速データ通信に比べて、データ通信速度が非常に高いため、高ビットのA/D変換を行うタイミング的余裕がないことによる。また、長距離伝送や高速通信伝送では、データの振幅の減衰が非常に大きい場合には、A/D変換回路がサンプリングしなければならないアナログ値が非常に小さいため、精度を上げることが極めて困難である。また、この再生装置では、2周期分の再生クロック調整用の専用データをヘッダとして用いているため、実効的なデータ伝送速度が低下するという問題点がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、実効データ通信速度を劣化させることなく、高速のシリアル通信に用いることが可能なクロック再生装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、デュオバイナリ伝送信号からクロックを再生するクロック再生装置であって、前記デュオバイナリ伝送信号のデータは、最高データレベル、最低データレベル及び中間データレベルを有し、前記最高データレベルから前記中間データレベルへの遷移、前記最低データレベルから前記中間データレベルへの遷移、前記中間データレベルから前記最高データレベルへの遷移、及び前記中間データレベルから前記最低データレベルへの遷移の少なくとも一つを、隣接するデータ間の境界データとして用いて前記クロックを再生する構成とされていることを特徴とする。
さらに、デュオバイナリ伝送信号のデータアイの大きさをVeyeとし、参照電位Vref_H,Vref_Lを、Veye/√3≦Vref_H≦Veye/√2、及び、−Veye/√2≦Vref_L≦−Veye/√3に設定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、デュオバイナリ伝送信号のデータの最高データレベルから中間データレベルへの遷移、最低データレベルから中間データレベルへの遷移、中間データレベルから最高データレベルへの遷移、及び中間データレベルから最低データレベルへの遷移の少なくとも一つを、隣接するデータ間の境界データとして用いるので、ジッタ特性の良い再生クロックを得ることができる。
デュオバイナリ伝送信号inのパターンを示す図である。 本発明の一実施例であるクロック再生装置の電気的構成を示すブロック図である。 図2中の位相検出回路2の電気的構成を示すブロック図である。 図3中のデータ検出部11の電気的構成を示すブロック図である。 図4中のサンプリングラッチ13,14の電気的構成の一例を示す回路図である。 図3中の位相比較部12の電気的構成を示す回路図である。 データとクロックとの位相比較を説明する図である。 クロック調整に用いるデータ遷移を説明する図である。 クロック調整に用いる他のデータ遷移を説明する図である。 再生クロックの位相の調整を説明する図である。 参照電位の設定範囲を説明する図である。 サンプリングラッチの他の構成例を示す図である。
符号の説明
2 位相検出回路
3 ローパスフィルタ(LPF)
4 位相調整回路
5 位相同期ループ(Phase-Locked Loop 、PLL)
11 データ検出部
12 位相比較部
13,14 サンプリングラッチ(データ検出部の一部)
15 デコーダ(データ検出部の一部)
21,22,23,24,25,26,27 pMOS(pチャネル型MOSFET、サンプリングラッチの一部)
28,29,30,31,32 nMOS(nチャネル型MOSFET、サンプリングラッチの一部)
12a,12b 排他的論理和(ExOR)回路(位相比較部の一部)
clk 再生クロック
図2は、本発明の一実施例であるクロック再生装置の電気的構成を示すブロック図である。この例のクロック再生装置は、同図に示すように、入力端子1と、位相検出回路2と、ローパスフィルタ(LPF)3と、位相調整回路4と、位相同期ループ(Phase-Locked Loop 、PLL)5とから構成されている。入力端子1は、送信回路(図示省略)などで波形等化されたデュオバイナリ伝送信号inを入力する。位相検出回路2は、入力されたデュオバイナリ伝送信号inから、図1に示すデータとエッジタイミングとの判定結果からデータ遷移を検出し、再生クロックclkの位相を進める信号(up)又は遅らせる信号(down)であるup/down信号aを出力する。LPF3は、位相検出回路2の出力信号aを平均化することにより、ノイズなどによる誤差を除去する。PLL5は、基準クロックckaを発生する。位相調整回路4は、PLL5から供給される基準クロックckaの位相を、LPF3から得られるup/down信号aに基づいて調整し、再生クロックclkとして出力する。
図3は、図2中の位相検出回路2の電気的構成を示すブロック図である。この位相検出回路2は、同図3に示すように、データ検出部11と、位相比較部12とから構成されている。データ検出部11は、デュオバイナリ伝送信号inと再生クロックclkとを入力し、そのデータ判定結果を表す判定信号bを位相比較部12へ出力する。位相比較部12は、判定信号bに基づいてデュオバイナリ伝送信号inのデータの遷移を検知し、同データと再生クロックclkとの位相ずれから、現在の再生クロックclkの位相を進める信号(up)か又は遅らせる信号(down)を表すup/down信号aを出力する。
図4は、図3中のデータ検出部11の電気的構成を示すブロック図である。このデータ検出部11回路は、同図4に示すように、サンプリングラッチ13,14と、デコーダ15とから構成されている。サンプリングラッチ13は、入力された参照電位Vref_Hとデュオバイナリ伝送信号inとの電位の大小を判定して判定信号cを出力する。サンプリングラッチ14は、入力された参照電位Vref_Lとデュオバイナリ伝送信号inとの電位の大小を判定して判定信号dを出力する。ここで、参照電位Vref_Hは、図1中の領域A,Bを2分してデータ「0+」(最高データレベル)及びデータ「1」(中間データレベル)を判別するための参照電位(第1の参照電位)、及び参照電位Vref_Lは、領域C,Dの領域を2分してデータ「0−」(最低データレベル)及びデータ「1」(中間データレベル)を判別するための参照電位(第2の参照電位)である。デコーダ15は、判定信号c及び判定信号dに基づいて受信データを判定し、同データの判定結果(「1」又は「0」)を表す判定信号bを出力する。
図5は、図4中のサンプリングラッチ13,14の電気的構成の一例を示す回路図である。このサンプリングラッチ13は、同図5に示すように、pチャネル型MOSFET(pMOS)21,22,23,24,25,26,27と、nチャネル型MOSFET(nMOS)28,29,30,31,32とから構成されている。このサンプリングラッチ13,14は、再生クロックclkが入力されたときのデュオバイナリ伝送信号inと参照電位Vref_H,Vref_Lとの微小な大小関係を判定する。すなわち、再生クロックclkが低レベル(“L”、ほぼ電源電位Veeのレベル)のとき、nMOS32がオフ状態になると共に、pMOS21,22,26,27がオン状態となることによって、端子OUT,OUT(B)及びノードX,Yが電源電位Vccのレベルにプリチャージされる。つまり、V(X)=V(Y)=H、及び、V(OUT)=V(OUTB)=Hの状態となる。
このプリチャージされている状態で、データ対(デュオバイナリ伝送信号in/参照電位Vref_H,Vref_L)に差があるときに再生クロックclkが高レベル(“H”、ほぼ電源電位Vccのレベル)になると、ノードX/Yの電位の下がり方に差分が生じる。そして、pMOS24,25とnMOS28,29とで構成されるラッチが、この差分を最終的にV(OUT)=H、かつV(OUTB)=L、又は、V(OUT)=L、かつV(OUTB)=Hの状態にまで増大させる。この状態を、次段のSRラッチ(セット・リセット・フリップフロップ)(図示省略)がデータとしてラッチする。SRラッチは、H/Hのデータ入力に対してデータ保持機能をもつので、プリチャージ中も、再生クロックclkが“H”になったときに確定したデータを保持する。これにより、微小な差分を高速で検知することが可能なD−FF(遅延型フリップフロップ)が構成される。
図6は、図3中の位相比較部12の電気的構成を示す回路図である。この位相比較部12は、同図6に示すように、排他的論理和(ExOR)回路12a,12bから構成されている。また、データ検出部11からの判定信号bは、図1中の先のクロックφd(k)で検出されたデータData(k)、後のクロックφd(k+1)で検出されたデータData(k+1)、及び、これらの間のクロックφc(k)で検出されたエッジEdge(k)からなる。この位相比較部12では、データData(k)、エッジEdge(k)及びデータData(k+1)がExOR回路12a,12bでExOR演算されることにより、データ遷移が検出される共に再生クロックclkのデータに対する位相ずれが検出され、同再生クロックclkの位相の調整信号であるUp/Down信号aが出力される。特に、この位相比較部12では、データData(k)、エッジEdge(k)及びデータData(k+1)が「1」→「1」又は「0」→「0」と、データ遷移がないときのみ、ExOR回路12a,12bが共に同じデータを出力する。この同じデータが出力されたとき、後段の論理回路(図示省略)により、データ遷移のない状態が除外される。
図7は、データとクロックとの位相比較を説明する図、図8は、クロック調整に用いるデータ遷移を説明する図である。図9は、クロック調整に用いる他のデータ遷移を説明する図、図10は、再生クロックの位相の調整を説明する図、及び図11が、参照電位の設定範囲を説明する図である。
これらの図及び図1を参照して、この例のクロック再生装置に用いられるクロック再生方法の処理内容について説明する。このクロック再生装置では、デュオバイナリ伝送信号inのデータは、最高データレベル、最低データレベル及び中間データレベルを有し、最高データレベルから中間データレベルへの遷移、最低データレベルから中間データレベルへの遷移、中間データレベルから最高データレベルへの遷移、及び中間データレベルから最低データレベルへの遷移の少なくとも一つが、隣接するデータ間の境界データとして用いられてクロックが再生される。
すなわち、図1に示すように、位相検出回路2のサンプリングクロックφd,φc,φdでデュオバイナリ伝送信号inの波形がサンプリングされる。この判定結果を用いて再生クロックclkの位相がデュオバイナリ伝送信号inのデータに対して進んでいるか遅れているかが判定される。図7に示すように、サンプリングクロックφd(データアイの中心)でサンプリングされたデータが「0」及び「1」である場合、中間データであるエッジデータが「1」であるとき、位相検出回路2により、再生クロックclkがデュオバイナリ伝送信号inのデータに対して進んでいると判定され、また、逆に中間データが「0」であるとき、再生クロックclkがデュオバイナリ伝送信号inのデータに対して遅れていると判定される。位相検出回路2からは、この判定結果がクロック位相のup/down信号aとして出力される。
この実施例では、サンプリングクロックφcでサンプリングされるエッジに図1中のX点とY点を用いる。つまり、図8及び図9に示すデータ遷移のみを用いる。しかし、デュオバイナリ伝送信号inのデータの波形の図8及び図9におけるX点及びY点を通過する遷移によりエッジデータの「1」,「0」を判定するためには、そのレベルを判定するための2つの参照電位Vref_H,Vref_Lが必要である。一般に、参照電位Vref_H,Vref_Lの図1中における位置をデータアイの電位方向の中心値へ設定するが、データエッジであるX点及びY点を検出する場合、同参照電位Vref_H,Vref_Lの電位では、クロック再生に以下のような問題が生じる。すなわち、参照電位Vref_H,Vref_Lをデータアイの中心値に設定し、サンプリングクロックφdがデータアイの中心値に設定されている場合、図8及び図9に示すように、サンプリングクロックφcでのX点及びY点のサンプリングデータは、常に「0」判定となる。
従って、図8中のX点を通る遷移の場合、データ=1、エッジ=0、データ=0となり、位相検出回路2からdown信号が出力される。この結果、図8に示す遷移では、サンプリングクロックφcが、図10中のX1点,Y1点へ、図9に示す遷移では、図10中のX2点,Y2点へ調整される。このため、サンプリングクロックφdがデータアイの中心をサンプリングしているにも拘らず、再生クロックclkの位相が図10中のヒストグラムに示すような幅をもつ値に調整されてしまい、同再生クロックclkのジッタが大きくなるという問題点がある。
そこで、上記問題点を解決するために、この実施例では、参照電位Vref_H,Vref_Lを下記の値に設定してジッタを小さくする。すなわち、図11に示すように、デュオバイナリ伝送信号inの波形のコモンモード(中間電位)を0とし、データアイの大きさをVeyeとして、
Veye/√3≦Vref_H≦Veye/√2 ・・・(1)
−Veye/√2≦Vref_L≦−Veye/√3 ・・・(2)
特に、参照電位Vref_H,Vref_Lを、それぞれ、式(1),(2)に示す範囲の中心値に設定することにより、効果が顕著となる。この中心値では、遷移データの揺らぎ(ジッタ)が最も小さくなり、再生クロックclkのジッタ特性が最も良くなる。
一般に、デュオバイナリ伝送を実現するために、最小平均二乗法を用いて波形等化するが、そのとき、データアイの振幅値(タイミングφdでの「0+」データと「0−」データとの電位差)も同時に最適化するために、この振幅値を上記式(1),(2)のVeyeの値として用いる。また、この方法に限定されるものではなく、受信回路にピーク検出回路を搭載し、これを用いてVeyeの値を検知する方法など、データアイの振幅値を検出する回路であれば、それを用いてもよい。
以上のように、この実施例では、デュオバイナリ伝送信号inのデータの最高データレベルから中間データレベルへの遷移、最低データレベルから中間データレベルへの遷移、中間データレベルから最高データレベルへの遷移、及び中間データレベルから最低データレベルへの遷移の少なくとも一つが、隣接するデータ間の境界データとして用いられるので、ジッタ特性の良い再生クロックclkが得られる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られない。たとえば、位相検出回路2は、隣接する2つのデータ、同2つのデータの前後の複数のデータ、及び同2つのデータの境界のエッジデータを用いて再生クロックclkとデュオバイナリ伝送信号inのデータとの位相差を判定する構成としても良い。また、図4中のサンプリングラッチ13,14は、たとえば図12に示す構成としても良い。この図に示すサンプリングラッチ13では、図5に示す構成に対して、nMOS33,34が新たに付加され、デュオバイナリ伝送信号inが差動伝送される場合に適用される。
本発明は、デュオバイナリ伝送信号からクロックを再生する場合全般に適用できる。また、高速シリアル通信におけるデマルチプレクスされたデータに用いれば、1回のデータ演算時間で複数のUp/Down信号を出力できる。

Claims (8)

  1. デュオバイナリ伝送信号からクロックを再生するクロック再生装置であって、
    前記デュオバイナリ伝送信号のデータは、最高データレベル、最低データレベル及び中間データレベルを有し、前記最高データレベルから前記中間データレベルへの遷移、前記最低データレベルから前記中間データレベルへの遷移、前記中間データレベルから前記最高データレベルへの遷移、及び前記中間データレベルから前記最低データレベルへの遷移の少なくとも一つを、隣接するデータ間の境界データとして用いて前記クロックを再生する構成とされていることを特徴とするクロック再生装置。
  2. 当該中間データレベルから隣接する中間データレベルへの遷移を、前記クロックの再生に用いる境界データから除外する構成とされていることを特徴とする請求項1記載のクロック再生装置。
  3. 前記デュオバイナリ伝送信号のデータと再生クロックとを入力し、該デュオバイナリ伝送信号のデータの遷移を検出し、前記再生クロックの位相を進める信号又は遅らせる信号を出力する位相検出回路と、
    該位相検出回路の出力信号を平均化するローパスフィルタと、
    該ローパスフィルタの出力信号に基づいて基準クロックの位相を調整して前記再生クロックとして出力する位相調整回路とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のクロック再生装置。
  4. 前記位相検出回路は、
    前記デュオバイナリ伝送信号の符号化された前記データを、前記中間データレベル及び前記最高データレベルを判別するための第1の参照電位、及び前記中間データレベル及び前記最低データレベルを判別するための第2の参照電位を用いて、サンプリングラッチで検出するデータ検出部と、
    該データ検出部で検出された前記データを復号する位相比較部とから構成されていることを特徴とする請求項3記載のクロック再生装置。
  5. 前記第1の参照電位は、
    前記中間データレベルを表す電位と前記最高データレベルを表す電位との電位差をVeyeとしたとき、この中間電位からVeye/√3以上かつVeye/√2以下に設定されていることを特徴とする請求項4記載のクロック再生装置。
  6. 前記第2の参照電位は、
    前記中間データレベルを表す電位と前記最低データレベルを表す電位との電位差をVeyeとしたとき、この中間電位から−Veye/√3以下かつ−Veye/√2以上に設定されていることを特徴とする請求項4記載のクロック再生装置。
  7. 前記位相検出回路は、
    隣接する2つのデータ、前記2つのデータの前後の複数のデータ、及び前記2つのデータの境界のエッジデータを用いて前記再生クロックと前記デュオバイナリ伝送信号のデータとの位相差を判定する構成とされていることを特徴とする請求項3記載のクロック再生装置。
  8. デュオバイナリ伝送信号からクロックを再生するクロック再生方法であって、
    前記デュオバイナリ伝送信号のデータは、最高データレベル、最低データレベル及び中間データレベルを有し、前記最高データレベルから前記中間データレベルへの遷移、前記最低データレベルから前記中間データレベルへの遷移、前記中間データレベルから前記最高データレベルへの遷移、及び前記中間データレベルから前記最低データレベルへの遷移の少なくとも一つを、隣接するデータ間の境界データとして用いてクロックを再生することを特徴とするクロック再生方法。
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