JPWO2012029597A1 - クロック再生回路およびクロック再生方法 - Google Patents

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Abstract

符号間干渉を積極的に利用する、デュオバイナリへの等化技術の高速通信に対する適用が企図されている。この場合、クロックのタイミング余裕が少ないためクロックのタイミングを正確に検出するクロック再生回路が求められている。デュオバイナリ波形に等化された入力信号を複数の閾値と比較することによって、入力信号とクロック信号との位相のずれを検出すると共に、判定結果及び過去に判別されたバイナリ値を用いて現在のタイミングにおけるバイナリ値を出力できる位相検出回路を備えたデュオバイナリクロック再生回路が得られる。

Description

本発明は、デュオバイナリ伝送方式において使用されるクロック再生回路およびクロック再生方法に関し、特に、クロック位相検出に関する。
シリアル通信の受信回路は、入力されるデータ波形を最適なタイミングで受信するために、クロック再生回路を用いて受信に用いるクロック信号の位相を調整する。クロック再生回路を用いることで、入力されたデータ波形に対して、波形の遷移点から最もタイミングマージンの大きい位置にクロック信号の位相を調整することができる。クロック再生回路では、このようなタイミングの調整を行うために、現在のクロック信号の位相が入力されたデータ波形に対して早いか、遅いかを判断する必要がある。このような判断を行う回路ブロックは位相検出器と呼ばれ、位相検出結果を元にしたフィードバック制御によってクロック信号の位相は最適な位置に調整される。
また、通信速度の高速化に伴い伝送線路の帯域不足が顕在化し、帯域不足が引き起こす符号間干渉によって信号品質の劣化が問題となっている。
一方、この符号間干渉を積極的に利用し、従来の2値波形より低帯域伝送が可能なデュオバイナリ通信が提案されている。このデュオバイナリ通信に用いられるクロック再生回路が、特許文献1及び、特許文献2に記載されている。
特許文献1は、デュオバイナリ伝送信号のデータのレベル間の遷移を、隣接するデータ間の境界データとして用いて、クロックを再生するクロック再生装置を開示している。特許文献1に示されたクロック再生装置は、デュオバイナリ伝送信号のデータと再生クロックから、再生クロックの位相を進める信号又は遅らせる信号を出力する位相検出回路を備えている。
特許文献2は、デュオバイナリ信号のレベルを複数の閾値に対して判別した判別結果に基いて、シンボルレートクロック信号の位相のずれをあらわす位相比較結果を出力する位相比較回路と、位相比較結果に基いてシンボルレートクロック信号の周期を増加又は減少させる位相調整回路を備えたクロック再生回路を開示している。
国際公開WO2007/037312号公報 国際公開WO2010/032699号公報
一般に、高速通信ではクロックのタイミング余裕が少ないため正確なクロックのタイミングを検出して、再生する必要がある。特許文献1は、互いに異なる2つの参照電位を用いてデュオバイナリ伝送信号のデータを判別し、判定結果を表す信号を出力する位相検出回路を使用している。
他方、特許文献2は、遷移検出部と、Up/Down決定部を備えた単位位相比較回路を用いている。ここで、遷移検出部には、シンボルレートで入力される非ゼロ閾値の判別結果信号として、現クロックタイミングkと、1クロック前のクロックタイミングk−1の判別結果(例えば、VH(k)、VH(k−1))と、ゼロ閾値の判別結果信号VC(k)が与えられ、これらの判別結果信号を論理演算することにより、Up/Down決定部で、シンボルレートクロック信号の周期を増加又は減少させている。
本発明者等の研究によれば、通信が高速になると、正確なクロック信号の位相を再生できない場合が生じることが判明した。その結果、クロックのタイミング余裕が少なくなりエラーレートが悪化してしまう。このため、高速通信では、タイミング調整への正確さがさらに要求されるため、高速化が困難となるため、更なる工夫が必要であることが見出された。
本発明は、デュオバイナリ伝送信号のデータの高速化にも充分対処できるクロック再生回路を得ようとするものである。
本発明の1つの観点によれば、入力信号をデュオバイナリ信号に等化し、前記デュオバイナリ信号のレベルを複数の閾値に対して判定した判定結果を出力する等化回路と、前記判定結果に基づいてクロック信号と入力信号との位相のずれを表す位相検出結果を出力する位相検出回路と、前記位相検出結果に基づいてクロック信号の位相を調整し、出力する位相調整回路と、を備え、前記位相検出回路は前記判定結果に基づいて現在のタイミングのバイナリ値を出力することを特徴とするクロック再生回路が得られる。
本発明の他の観点によれば、入力信号をデュオバイナリ信号に等化し、前記デュオバイナリ信号のレベルを複数の閾値に対して判定した判定結果を出力するステップと、前記判定結果に基づいてクロック信号の位相のずれを表す位相検出結果と、現在のタイミングのバイナリ値とを出力するステップと、前記位相検出結果に基づいてクロック信号の位相を調整するステップと、を備えることを特徴とするクロック再生方法が得られる。
本発明のクロック再生回路は、デュオバイナリ波形に等化された入力波形を複数の閾値に対して判定した判定結果と、過去に判別した結果を用いて位相検出結果を得る。このように複数の閾値に対して判定した結果を位相情報として、クロックタイミングを再生するため、より正確なクロック再生が可能となり、さらなる高速動作可能であるという利点を有している。即ち、本発明では、すべての位相情報からクロックの位相を検出することで、正確なクロック信号を再生し、高速化を達成することである。
図1は、本発明に係るクロック再生回路の原理的構成を示すブロック図である。
図2は、デュオバイナリ波形の例を示す波形図である。
図3は、位相検出回路の一例を示す回路図である。
図4は、デュオバイナリ波形の遷移検出を示す波形図である。
図5は、三値波形の“0−0”遷移の位相を検出する一例を示す波形図である。
本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明に係るクロック再生回路の原理的構成を示すブロック図である。本発明に係るクロック再生回路は、判定帰還型等化回路108を含み、当該判定帰還型等化回路108は、プラス閾値判定部102、マイナス閾値判定部103、ゼロ閾値判定部104、FIRフィルタ(Finite Impulse Response Filter)101および加算部100から構成されている。プラス閾値判定部102とマイナス閾値判定部103で判定された信号はFIRフィルタ101へ出力される。FIRフィルタ101では入力波形をデュオバイナリ波形に等化するように信号を加算部へ出力する。加算部では入力波形とFIRフィルタ101からの信号を加算する。
さらに、プラス閾値判定部102、マイナス閾値判定部103、ゼロ閾値判定部104では、等化されたデュオバイナリ波形の電圧と、プラス閾値VH、マイナス閾値VL、ゼロ閾値VCとを比較判定する。それぞれの判定結果として、プラス閾値判定結果DH[n]109、マイナス閾値判定結果DL[n]110、ゼロ閾値判定結果DC[n]111が、位相検出回路105へと送られる。図示された判定帰還型等化回路108は3つの閾値VH、VC、及びVLを用いて比較を行っている。
位相検出回路105は、入力された判定帰還型等化回路108からの判定結果と、前のビットのバイナリ値112(D[n−1])とが入力される。位相検出回路は、これらの入力信号からクロックの位相が早いか、または遅いかを検出し、位相検出結果としての信号を位相タイミング決定回路106へ出力するだけでなく、現在のビットのバイナリ値113(D[n])を出力する機能をも備えている。
前のビットのバイナリ値112(D[n−1])とは、例えば、ラッチ回路120にラッチされているその前のビットのバイナリ値である。ここで[n]や、[n−1]はクロックのタイミングを示し、[n]は第n番目のクロックのタイミングであり、[n−1]は、その前の第(n−1)番目クロックのタイミングを示す。従って、クロックの第n、(n−1)番目を区別することなく、一般的なクロックのタイミングとして総称する場合には省略される。
位相タイミング決定回路106では入力された位相検出結果信号から位相タイミングを決定し、クロック出力回路107へ信号を出力する。クロック出力回路107では、位相タイミング決定回路106からの入力信号から最適な位相のクロックを判定帰還型等化回路108へ出力する。また、入力された位相検出結果信号から位相タイミングを決定する位相タイミング決定回路106と、最適な位相のクロックを出力するクロック出力回路107と、を併せて位相調整回路と表すことができる。
本発明のクロック再生回路は、入力波形をデュオバイナリ信号に等化する。デュオバイナリ信号への等化は、バイナリデータ列(1/−1)をz関数1+z−1で表される伝達関数で処理することに相当する。1+z−1の伝達関数は1ビットの符号間干渉に相当し、例えば現在の伝送データが“0”で1ビット前の伝送データが“1”ならば、デュオバイナリ信号のデータレベルは“0”になる。また現在の伝送データと1ビット前の伝送データが共に1ならば、デュオバイナリ信号のデータレベルは1となる。その結果、入力波形は図2の3値信号となり、準位間の遷移は1→0→−1、−1→0→1、1→0→0、−1→0→0、0→0→−1、0→0→1となる。
デュオバイナリ波形は、図2に示すように、特定のクロックタイミングにおいて、適切な電圧値を持ったプラス閾値及びマイナス閾値に対して、データレベルが判定される。デュオバイナリ波形のデータレベルとしては、プラス閾値よりも大きいデータは“1(D=+1)”、マイナス閾値よりも小さいデータは“―1(D=―1)”、プラス閾値とマイナス閾値との間のデータは“0(D=0)”と判定される。このデータ受信に必要なクロックはシンボルレートクロックと呼ばれるが、以下、単にクロックと表する。
図3は本発明のクロック再生回路の位相検出回路105の実施例である。ここで、クロックタイミングclk(n)で入力波形をプラス閾値に対して判定した結果をDH[n]、マイナス閾値に対して判定した結果をDL[n]、ゼロ閾値に対して判定した結果をDC[n]とする。位相検出回路は、XOR回路307と313、インバータ回路308と312、AND回路309と310、選択回路311から構成されている。
XOR回路307は、ゼロ閾値判定結果300(DC[n])および前のビットのバイナリ値301(D[n−1])を入力とし、その出力をインバータ回路308およびAND回路310に出力する。インバータ回路308は、XOR回路307からの出力を入力とし、その出力をAND回路309に出力する。AND回路309は、インバータ回路308およびXOR回路313からの出力を入力とし、位相検出結果としてのDOWN[n]信号304を出力する。AND回路310は、XOR回路307およびXOR回路313からの出力を入力とし、位相検出結果としてのUP[n]信号305を出力する。
インバータ回路312は、前のビットのバイナリ値301(D[n−1])を入力とし、その出力を選択回路311に出力する。選択回路311は、インバータ回路312からの出力とプラス閾値判定結果302(DH[n])とを入力とし、XOR回路313からの出力を選択制御信号とし、現在のビットのバイナリ値306(D[n])を出力する。現在のビットのバイナリ値306(D[n])は、ラッチ回路120(図1)でラッチされ、次のクロックタイミングにおいて、前のビットのバイナリ値となる。XOR回路313は、プラス閾値判定結果302(DH[n])とマイナス閾値判定結果303(DL[n])とを入力とし、その出力をAND回路309、310、および選択回路311に出力する。
図3に示す位相検出回路105は、入力波形を判定したプラス閾値判定結果302(DH[n])、マイナス閾値判定結果303(DL[n])、ゼロ閾値判定結果300(DC[n])および前のビットのバイナリ値301(D[n−1])を入力として、論理演算を行い位相検出結果としてDOWN[n]信号304及びUP[n]信号305を出力する。さらにプラス閾値判定結果302(DH[n])、マイナス閾値判定結果303(DL[n])と前のビットのバイナリ値301(D[n−1])を入力として、論理演算を行い現在のビットのバイナリ値306(D[n])を出力する。
現在のビットのバイナリ値306(D[n])は、選択回路311により前のビットのバイナリ値301(D[n−1])の反転信号、またはプラス閾値判定結果302(DH[n])の一方が選択、出力される。現在のビットのバイナリ値306(D[n])として、XOR回路313の出力が“1”の場合には、前のビットのバイナリ値301(D[n−1])の反転信号が選択される。一方、XOR回路313の出力が“0”の場合には、プラス閾値判定結果302(DH[n])が現在のビットのバイナリ値306(D[n])として選択される。
図示された位相検出回路105は、図4の(a)、(b)いずれかの遷移を検出して、位相検出結果としてUP/Down信号を出力する。図4(a)のデュオバイナリ波形は、プラス閾値VH400、ゼロ閾値VC401、マイナス閾値VL402を閾値電圧とし、クロックタイミングClk(n−1)403、クロックタイミングClk(n)404が示されている。ここではクロックタイミングが遅れていることから、位相検出結果UP信号によりクロックタイミングを早めるように調整する。
図4(b)のデュオバイナリ波形は、プラス閾値VH405、ゼロ閾値VC406、マイナス閾値VL407を閾値電圧とし、クロックタイミングClk(n−1)408、クロックタイミングClk(n)409が示されている。ここではクロックタイミングが早いことから、位相検出結果DOWN信号によりクロックタイミングを遅くするように調整する。
以下、図5を用いて、これらの動作原理を説明する。UP信号を出力すべき位相関係(図5(a))で、例えば、3値信号におけるデータ遷移が1→0→0の場合である。図5(a)のCLK(n)のタイミングでのプラス閾値(VH)での判定結果はバイナリ値で“0”、マイナス閾値(VL)での判定結果は“1”、ゼロ閾値(VC)での判定結果は“1”となる。しかし、波形が立ち上がりでも立ち下がりでもプラス閾値とマイナス閾値の判定値がそれぞれ“1”と“0”なのでUPかDOWNか判別できない。
そこで、本発明のクロック再生回路では、前のビットのバイナリ値を計算しておきそのバイナリ値のデータから判断、算出することを特徴とする。ビットのバイナリ値が分かれば立ち上がりか立ち下がりかが計算できるからである。CLK(n−2)のタイミングが3値信号で“1”であるとする。3値信号で“1”の場合、バイナリ値は“1”と計算できる。CLK(n−1)のタイミングの3値信号が“0”であるとする。3値信号が“0”の場合、バイナリ値は“0”と“1”の両方があり得る。しかし、前のビットのバイナリ値が分かると“0”と“1”が計算できる。例えば、前のビットのバイナリ値が“0”ならば、現在のビットのバイナリ値は“0”と逆の“1”となる。CLK(n−2)のタイミングのバイナリ値が“1”であるため、CLK(n−1)のタイミングのバイナリ値は“0”である。この計算結果からCLK(n)のタイミングのバイナリ値が“1”であることが計算される。さらに、前のビットが“0”で現在のビットが“1”であるため、立ち上がりであることが計算でき、論理演算結果はUPが出力される。同様に、DOWN信号を出力すべき位相関係(図5(b))では、ゼロ閾値(VC)での判定結果は“0”となるので、論理演算結果はDOWNが出力される。一方、−1→0→0の遷移に着目すると、ゼロ閾値判定結果の符号とUP/DOWNの関係が上記とは逆になることが理解できることから、その説明は略する。
本発明のクロック再生回路は、デュオバイナリ波形に等化された入力波形を複数の閾値に対して判定した結果と、過去に判別した結果を用いて位相検出結果を得る。そのため本発明のクロック再生回路は、等化回路と、位相検出回路と、位相調整回路と、を備えている。等化回路は、バイナリ波形を有する入力信号をデュオバイナリ信号に等化し、シンボルレートクロックのタイミングにおいてデュオバイナリ信号のレベルを複数の閾値に対して判定して、判定結果を出力する。位相検出回路は、判定結果に基づいてシンボルレートクロック信号の位相のずれを検出し、位相検出結果を出力する。位相調整回路は、入力された位相検出結果に基づいてシンボルレートクロックの位相タイミングを決定し、最適な位相のシンボルレートクロックを等化回路へ出力する。
本発明のクロック再生回路においては、現在の受信した信号の電圧値と、複数の閾値(プラス閾値、ゼロ閾値、マイナス閾値)とを比較判定し、判定結果とする。位相検出回路では、1ビット前に受信したデュオバイナリ波形からバイナリ信号へ変換された信号と、判定結果から位相検出結果が得られる。このように、1ビット前のバイナリ信号をも位相検出回路で参照することにより現在のタイミングにおけるバイナリ値を計算することで、最適な位相のクロックを出力するクロック再生回路及びクロック再生方法が得られる。
以上、本発明を好ましい実施の形態として詳細に説明したが、本発明はこれら実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜の変更が可能なものである。
この出願は、2010年9月1日に出願された日本出願特願第2010−195713号を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。
100 加算部
101 FIRフィルタ回路
102 プラス閾値判定部
103 マイナス閾値判定部
104 ゼロ閾値判定部
105 位相検出回路
106 位相タイミング決定回路
107 クロック出力回路
108 判定帰還型等化回路
300 ゼロ閾値判定結果
301 前のビットのバイナリ値
302 プラス閾値判定結果
303 マイナス閾値判定結果
304 DOWN信号
305 UP信号
306 現在のビットのバイナリ値
307、313 XOR回路
308、312 インバータ回路
309、310 AND回路
311 選択回路
400、405、500、506 プラス閾値
401、406、501、507 ゼロ閾値
402、407、502、508 マイナス閾値
403、408、504、510 n―1番目のクロックタイミング
404、409、505、511 n番目のクロックタイミング
503、509 n―2番目のクロックタイミング

Claims (6)

  1. 入力信号をデュオバイナリ信号に等化し、前記デュオバイナリ信号のレベルを複数の閾値に対して判定した判定結果を出力する等化回路と、前記判定結果に基づいてクロック信号と入力信号との位相のずれを表す位相検出結果を出力する位相検出回路と、前記位相検出結果に基づいてクロック信号の位相を調整し、出力する位相調整回路と、を備え、前記位相検出回路は前記判定結果に基づいて現在のタイミングのバイナリ値を出力することを特徴とするクロック再生回路。
  2. 前記複数の閾値は、プラス閾値と、マイナス閾値と、ゼロ閾値と、を含むことを特徴とする請求項1記載のクロック再生回路。
  3. 前記位相検出回路は、プラス閾値を用いた判定結果、マイナス閾値を用いた判定結果、ゼロ閾値の判定結果、および過去に判別した結果から計算したバイナリ値に基づいて前記位相検出結果を得ることを特徴とする請求項2記載のクロック再生回路。
  4. 前記位相検出回路は、プラス閾値を用いた判定結果、マイナス閾値を用いた判定結果、および過去に判別した結果から計算したバイナリ値に基づいて計算した現在のタイミングのバイナリ値を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のクロック再生回路。
  5. 入力信号をデュオバイナリ信号に等化し、前記デュオバイナリ信号のレベルを複数の閾値に対して判定した判定結果を出力するステップと、
    前記判定結果に基づいてクロック信号の位相のずれを表す位相検出結果と、現在のタイミングのバイナリ値とを出力するステップと、
    前記位相検出結果に基づいてクロック信号の位相を調整するステップと、を備えることを特徴とするクロック再生方法。
  6. 前記位相検出結果を出力するステップにおいて、プラス閾値とマイナス閾値とを用いた判定結果が不一致の場合には、過去に判別した結果から計算したバイナリ値に基づいて現在のタイミングのバイナリ値を出力することを特徴とする請求項5に記載のクロック再生方法。
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