JP4885775B2 - 誘導加熱容器 - Google Patents
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Description
このため、包装容器をそのまま蒸し器として利用できれば、非常に手軽で、便利である。
また、電磁調理器により包装容器を蒸し器として利用するにあたり、機器の操作によることなく、収容された調理対象に応じて、容器ごとに設定された時間で加熱処理を自動で終わらすことができれば、加熱不足や、過剰加熱を未然に防いで、常に適切な条件で調理対象を蒸して加熱処理できるようになることが期待されるが、特許文献1では、そのような検討はなされていない。
そして、誘導加熱発熱体の底部側に、誘導加熱発熱体と被加熱物とを隔てる中空層を形成することにより、被加熱物が減少して誘導加熱発熱体が露出していくに際して、より確実に中空層が形成された部位が優先的に過剰に発熱することとなり、その温度が誘導加熱発熱体の溶融温度以上になると、当該部位が溶融して破断し、機器の操作によらずとも、所定時間経過後に自動的に加熱を終わらせるようにすることが可能となる。
このような構成とすれば、枠体で囲まれた内側に気泡が溜まり、これによって誘導加熱発熱体と被加熱物とを隔てる中空層を、導加熱発熱体の中央から外周縁に至る部位に形成されるようにすることができる。
このような構成とすれば、被加熱物が減少して誘導加熱発熱体が露出するに際して、中空層が形成される部位が先に露出するようになり、より確実に中空層が形成される部位が破断するようにして、破断部位を一意に定めることができる。
このような構成とすることにより、本発明に係る誘導加熱容器は、安全、かつ、手軽に、電磁調理器により蒸し器として利用することができる。
先ず、本発明に係る誘導加熱容器の第一実施形態について説明する。
なお、図1は、本実施形態に係る誘導加熱容器の概略を示す説明図であり、後述する図2のA−A断面に相当する位置での容器縦断面を示している。
また、容器本体2の開口部側には、側壁部2bの内周縁の全周に沿って、トレー4を支持するための段部2cが設けられている。容器本体2は、図示するように、この段部2cに調理対象6が載置されたトレー4を支持させるとともに、容器本体2の上端縁に載置した蓋体5で開口部が覆われるようになっており、これによって、容器内を蒸気で満たして、調理対象6を蒸すことができるようになっている。
より具体的には、例えば、金属材料としてアルミニウムを用いる場合、誘導加熱発熱体3は、0.10〜100μm程度の厚みのアルミニウム箔を用いて形成することができる。
なお、図2は、容器本体2に誘導加熱発熱体3を取り付けた状態の概略を示す平面図である。
なお、本実施形態における枠体8aは、その一部が誘導加熱発熱体3の外周縁に沿って垂下して気泡溜まり8を形成する枠状の構造体となっていれば、図示するような扇形の平面形状を有するものには限られない。
また、枠体8aを誘導加熱発熱体3に接合するには、誘導加熱発熱体3に対して枠体8aをヒートシールによって接合したり、接着テープや接着剤などを用いて接合したりしてもよく、その具体的な取り付け手段は特に限定されない。
これにより、誘導加熱発熱体3に接している水7が加熱されて沸騰し、容器内に発生する蒸気により調理対象6を蒸すことができる。
また、特に図示しないが、トレー4には一又は二以上の蒸気孔を穿設し、水7が沸騰して発生した蒸気が容器全体に行き渡るようにしておくことができる。蓋体5には、容器内に発生した蒸気を適度に外部に逃がすための蒸気抜きを設けておくこともできる。トレー4や、蓋体5は、前述したような容器本体2と同様の材料を用いて形成することができるが、蓋体5は、加熱対象6を目視できるように、透明性の高い材料により形成するのが好ましい。
その結果、誘導加熱発熱体3が過剰に発熱して破断するとしても、その時々によって異なる部位が破断するようになってしまい、また、破断するタイミングの制御も困難である。特に、図示する例のように、誘導加熱発熱体3が円形状とされている場合には、誘導加熱発熱体3に誘起される渦電流の密度に偏りが生じ難いため、破断部位や破断するタイミングが定まらない傾向が強い。
なお、図4は、誘導加熱発熱体3が破断した状態を示す説明図であり、破断部を符号Cで示す。
したがって、収容された調理対象6に応じて、容器ごとに設定された時間で加熱処理を自動で終わらすことができ、加熱不足や、過剰加熱を未然に防いで、常に適切な条件で調理対象を蒸して加熱処理できる。
次に、本発明に係る誘導加熱容器の第二実施形態について説明する。
なお、図5は、本実施形態の概略を示す説明図であり、前述の第一実施形態における図1に対応する。
次に、本発明に係る誘導加熱調理容器の第三実施形態について説明する。
なお、図6は、本実施形態の概略を示す説明図であり、前述の第一実施形態における図1に対応する。
また、本実施形態における枠体8aを形成する材料には、誘導加熱発熱体3と同様の導電性材料や、容器本体2と同様の汎用の非磁性材料などを用いることができる。
また、前述したいずれの実施形態にあっても、容器本体2の底部2a又は側壁部2bの一部を突出させて、枠対8aや囲繞体8bを形成するようにしてもよい。
2 容器本体
2a 底部
3 誘導加熱発熱体
4 トレー
6 調理対象
7 水
8 気泡溜まり
8a 枠体
9 中空層
Claims (7)
- 高周波磁界により渦電流が誘起されて発熱する誘導加熱発熱体が、液状の被加熱物を収容するようにされた容器本体の底部から離間して取り付けられているとともに、
前記誘導加熱発熱体の前記底部側の所定部位に、
前記誘導加熱発熱体と前記被加熱物とを隔てる中空層を予め形成しておくか、又は前記誘導加熱発熱体により前記被加熱物が加熱されて沸騰していく際に発生する気泡を溜めて前記中空層が形成されるように気泡溜まりを設けたことを特徴とする誘導加熱容器。 - 前記誘導加熱発熱体を発熱させて、前記容器本体に収容された液状の被加熱物を加熱するに際して、
前記誘導加熱発熱体の前記中空層が形成された部位が、選択的に過剰に発熱して破断するようにされた請求項1に記載の誘導加熱容器。 - 前記気泡溜まりを設けるにあたり、
記誘導加熱発熱体の前記底部側の中央から外周縁に至る部位に、一部が前記外周縁に沿って垂下するように枠体を接合した請求項1〜2のいずれか1項に記載の誘導加熱容器。 - 少なくとも前記中空層が形成される部位を水平面に対して傾斜させ、当該部位が鉛直方向上位側に位置するように、前記誘導加熱発熱体を前記容器本体に取り付けた請求項1〜2のいずれか1項に記載の誘導加熱容器。
- 前記気泡溜まりを設けるにあたり、
少なくとも一部が鉛直方向上位側に位置する外周縁に沿って垂下するように枠体を接合した請求項4項に記載の誘導加熱容器。 - 前記被加熱物として水が収容され、
前記容器本体に収容された水と接した状態で前記誘導加熱発熱体を発熱させることにより、容器内に蒸気が発生するようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱容器。 - 蒸気孔が穿設されたトレーを前記容器本体に支持させ、前記トレー上に調理対象が載置されるようにした請求項6に記載の誘導加熱容器。
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