JPH02111316A - 食品の加温加熱調理方法およびその装置 - Google Patents

食品の加温加熱調理方法およびその装置

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JPH02111316A
JPH02111316A JP63264006A JP26400688A JPH02111316A JP H02111316 A JPH02111316 A JP H02111316A JP 63264006 A JP63264006 A JP 63264006A JP 26400688 A JP26400688 A JP 26400688A JP H02111316 A JPH02111316 A JP H02111316A
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JP
Japan
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boiling
chamber
food
bottomed
electrolyte solution
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JP63264006A
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Kingo Miyahara
宮原 欽吾
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Dowa KK
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Dowa KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/04Cooking-vessels for cooking food in steam; Devices for extracting fruit juice by means of steam ; Vacuum cooking vessels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、未包装或−は包装済みの食品材料を極く短時
間内に蒸煮したり或は加温加熱調理して直ちに食膳に供
することができる食品の加熱調理方法およびその装置に
関する。
「従来の技術」 さきに本出願人は、白米、麦或はその他任意の食品材料
を有底絶縁容器内に冠水状態のもとに収容し、該容器内
底部に配設した一対の電極間の通電作用によって発生し
た熱水と気泡蒸気とにより極く短時間内に加熱処理して
風味のある美味しい食品を食膳に供することができる通
電加工食品製造方法ふ・よびその装置は昭和62年3月
30日に特願昭62−77348号として出顕した。
[発明が解決しようとする課題」 ところで、上述のようなこの種通電加工食品製造方法ふ
・よびその装置においては、最初から食品材料を冠水状
態のもとに有底絶縁容器内に収容した後、容器内底部に
配設した一対の電極間の通電作用によって発生した熱水
と気泡蒸気とにより極く短時間内に加熱処理しようとし
たものであるので、必然的に稀塩水の量も多く必要とな
り、その結果、前記稀塩水を沸騰させる迄に相当の時間
を要し、短時間の内に食品材料を加熱調理するにはやや
時間がかかり過ぎるという問題点があった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、内
部を蒸煮室とした有底絶縁容器の底部側に一対の電極を
備え、かつ内部に電解質溶液を収容した沸騰室を特に設
けて、一対の電極間に亘って施される通電作用で少量の
電解質溶液を短時間で沸騰せしめて、発生した沸騰蒸気
熱の加熱作用で速かに蒸煮室内に収容した食品材料を加
温加熱調理した食品の加温加熱調理方法およびその装置
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明に係る第1発明の食
品の加温加熱調理方法においては、内部を蒸煮室とした
有底絶縁容器の底部に一対の電極を備えかつ内部に電解
質溶液を収容した沸騰室を設け、前記沸騰室上の蒸煮室
内には食品材料を収容して、前記食品材料を一対の電極
ITIIに亘って施される通電作用により電解質溶液を
急速に沸騰せしめて、発生した沸騰蒸気熱の加熱作用で
加温加熱調理したものであり、第1発明の方法を実施さ
せるための第2発明の食品の加温加熱調理装置において
は、上部に取外し自在の蓋を備え、内部を蒸煮室とした
有底絶縁容器の底部側に電解質溶液を収容した沸騰室全
段けると共に前記沸騰室内には収容した電解質溶液を沸
騰せしめる一対の電極を配設したものである。モして蒸
煮室内の食品材料は蒸気熱の流通するネット又はカゴ内
に収容することが効果的である。
そして、第3発明の食品の加温加熱調理方法においては
、内部を蒸煮室とした有底絶縁容器の底部側に一対の電
極を備えかつ内部に電解質溶液を収容した沸騰室を設け
、前記沸騰室上の蒸煮室内には食品材料を収容した有底
内容器を収容して、前記有底内容器内の食品材料を一対
の電極間に亘って施される通電作用により電解質溶液を
急速に沸騰せしめて、発生した沸騰蒸気熱の加熱作用で
加温加熱調理したものであり、第3発明の方法を実施さ
せるための第4発明の食品の加温加熱調理装置において
は、上部に取外し自在の蓋を備え内晶煮室とした有底絶
縁容器の底部側に一対の電極を備え、かつ内部に電解質
溶液を収容した沸騰室を設け、前記沸騰室上の蒸煮室内
には食品材料を収容した有底内容器を収納したものであ
る。
また、有底内容器は上部に取外し自在の蓋を備えるとよ
い。
また、蒸煮室内に収納した有底内容器の上部開放側周辺
には複数の蒸気通気口を開口することが好ましい。
その上さらに、有底内容器の略中央には蒸煮室に通ずる
筒状の蒸気上昇路を縦設すると効果的である。
「作      用」 今、適宜の包装体により任意の形状となるように包装し
た食品材料或は未包装の食品材料を第1図および第2図
に示された第1発明の方法および第2発明の装置を用い
て短時間内に加温加熱調理したい時には、先ず内部を蒸
煮室とした有底絶縁容器の底部に、一対の電極を備え、
かつ内部に電解質溶液を収容した沸騰室を設ける。次い
で上記沸騰室上の蒸煮室内に電解質溶液が冠水状態とな
らぬ程度に包装した食品材料又は未包装の食品材料を収
容すると共に有底絶縁容器の開放側上部を蓋により閉蓋
せしめる。
以上の操作が終了したら、一対の電極間に亘って通電を
施せば、次第に電流が増すに従い電解質溶液は急速に沸
騰されて煮立ち上や、沸騰蒸気が発生し、これが沸騰蒸
気は蒸気泡となって沸騰室より蒸煮室内に充満し、収容
した食品材料を発生した沸騰蒸気熱の加熱作用で短時間
内に所定通りに加温加熱して調理することができる。
したがって、第1発明の方法及びその装置による時には
電解質溶液が少量で済むため、沸騰蒸気の蒸気泡を短時
間で発生せしめることができ、その結果食品材料を極く
短時間で加温加熱して調理することが可能となるもので
ある。
又、第3図及び第4図或は第5図に夫々示された実施例
のように、未包装或いは包装済の食品材料を蒸気熱が自
由に流通するネット又はカゴ内に収容すると共に食品材
料を収容したネット又はカゴを蒸煮室内に収納せしめた
時には、沸騰室内にふ・−で一対の電極への通電作用に
より発生した沸騰蒸気の蒸気泡は速かにネット又はカゴ
内に流通して、これが沸騰蒸気熱の加熱作用で短時間内
に加温加熱して調理することができる。
次に、第3発明に係る食品の加温加熱調理方法を第6図
ないし第8図に夫々示された食品の加温加熱調理装置を
用いて未包装或いは包装済の食品材料を短時間内に加温
加熱調理したい時には、第1発明及び第2発明と同様に
、先ず内部を蒸煮室とした有底絶縁容器の底部側に一対
の電極を備え、かつ内部に電解質溶液を収容した沸騰室
を設ける。
次いで、沸騰室上方の蒸煮室内に、食品材料を収容した
有底内容器を第6図の実施例装置においては置台を介し
て収納し、又第7図及び第8図の実施例装置においては
吊り下げ状に収納せしめる。
この収納時に際しては有底内容器の底部が電解質溶液中
に浸たされない程度にその量を調節した後、有底絶縁容
器の開放側上部を蓋により閉蓋せしめる。
以上の操作が終了したら、一対の電極間に亘って通電を
施せば、次第に電流が増すに従い電解質溶液は急速に沸
騰され、蒸気が発生し、これが沸騰蒸気の蒸気泡は沸騰
室より有底内容器の外周に沿って蒸煮室内に充満し、こ
れが発生した沸騰蒸気熱により有底内容器全体を外側よ
り加温加熱して内部に収容した食品材料を短詩内に加温
加熱調理することができる。
なお、沸騰蒸気熱により有底内容器内に収容した食品材
料を間接加温加熱作用により調理したい時には第6図の
実施例装置に示されたように前記有底内容器の上部開放
側を蓋を用いて塞いでおけばよく、又、第7図及び第8
図の実施例装置に示されたように、蒸煮室内に収納され
た有底内容器の上部開放側周辺に複数の蒸気通気口を開
口すれば発生した沸騰蒸気の一部を有底内容器の上部開
放側より内部に進入させて食品材料を間接加熱作用と直
接加熱作用の併用加熱作用によって短時間内に加温加熱
調理せしめることができる。
その上、第8図に示さねた実施例装置の如く、有底内容
器の略中央に上端側が蒸煮室に、又下端側が沸騰室【こ
夫々通ずる筒状の蒸気上昇路を縦設した場合には収容し
た食品材料をより短時間の中に発生した沸騰蒸気熱によ
って加温加熱調理することができる。
「実  施  例」 第1図及び第2図は、第1発明の方法を実施させるため
に用いられた第2発明に係る食品の加温加熱調理装置の
実施例を示すものであって、1は上部を開放し、内部を
蒸煮室3とした有底絶縁容器であゆ、有底絶縁容器11
1の開放側周縁にはフランジ1aが設けられている。そ
して有底絶縁容器は全体を耐熱性樹脂材料で塑成するの
が一番適切であるが、上記有底絶縁容器を使い捨てとす
る場合には耐熱絶縁防水紙或は成型発泡合成樹脂等の如
く安価な材料で塑成してもよく、要は材料ならびにその
断面形状も円形の他を任意に選定できる。
2は、有底給縁容;r↓1の上部開放側を被蓋するため
の蓋であって、計器2は取外し自在となっている。モし
て計器2の適所には蒸気抜孔2aが開口されている。内
部の大部分を蒸煮室3とした有底絶縁容器1の内底部は
沸騰室4に形成され、これが沸騰室4の底部には薄板状
の一対からなる環状の電極5,6が電極間隔1をおいて
対設されている。
前記一対の電極5,6は導電性材料であればよいが、そ
の材料を金属性とした場合にはチタン或はアルミ等の薄
板、綿材、箔又は箔の表面を合成樹脂フィルムをラミネ
ートしたもの、その他炭素材或は炭素を混入した樹脂で
あってもよく、要はその材質、形状を任意にすることが
できる。
8は有底絶縁容器1内の↑■極5,6ヘリード線13を
経由して通電を施すためのプラグであって、第1図及び
第2図に示されたように有底絶縁容器1の上部開放縁部
の外周に設けたプラグ受部9とを例えば磁石型器具用プ
ラグとすることで脱着が容易にできる。
Aは、沸騰室4内に適当量収容した電解質溶液であって
、電解質溶液Aとして例えば稀塩水を一対の電極5,6
が十分に冠水する程度に沸騰室4内に収容されることが
望ましい。
10は、前記沸騰室4に設置された置台であって、該置
台10F!、耐熱絶縁合成樹脂等により成型され、全面
に多数の窓12を開口してロスドル状となし、かつ遡当
数の脚11を垂設して構成したものである。Bは、置台
10上の蒸煮室3内に収容した食品材料であって、該食
品材料Bは第1図の実施例においては、魚、畜肉等の練
製品をプラスチックフィルム等の包装材Cで包装した例
を示している。
そして前記の置台10の高さは置台10上に載置された
食品材料が電解質溶液Aと直接冠水状態とならない程度
であるように配慮すればよい。Dは、発生した沸肌蒸気
の蒸気泡である。
第3図及び第4図に示されたものは、第1図及び第2図
に示された食品の加温加熱調理装置の他例を示す実施例
であって、該tit施例においては未包装状態の食品材
料Bを沸騰蒸気熱が自由に流通できるように構成したネ
ット14内に収容せしめると共に有底絶縁容器1の下部
にプラグ受部9とプラグ8を設けた以外の構成は第1図
及び第2図に示された実施例と同一である。
前述したネット14は、織布或は合成樹脂等で塑成され
、ネット14の開放側周端は有底絶縁容器1のフランジ
部1aより外側に張り出させである。そして、前記ネッ
ト14は沸騰室4内において発生した沸騰蒸気熱が自由
に流通して食品材料8に浴びせられるように柔軟な網状
に成型せしめると共に加熱調理終了後は食品材料を収容
したまま有底絶縁容器1より取出すことができるように
しである。
この場合の未包装の食品材料としては、野菜、豆類の例
を示しているが、食品材料BFi未包装或は包装済の食
品例えば即席麺と、スープ類との混合物或は米或は加工
米等の炊飯材料と水との混合物、さらにはカレーソース
の如き惣菜等が考えられる許りか、調理法食品、蒸し菓
子品等を用いてもよい。
第5図の食品の加温加熱調理装には第3図及び第4図の
さらに他例を示すものであって、該実施例にふ・いては
ネット14の代り番二周面番こ多数の窓15′を設けた
カゴ15を蒸煮冨3内へ吊り下げ状態のもとに収納せし
めた以外の構成は第3図及び第4図の実施例と同一であ
る。そして前記カゴ15は全体を合成樹脂等により成型
され、しかもカゴ15の上部開放縁を有底絶縁容器1の
フランジ部1aに載置して吊り下げ状態のもとに収容で
きるようになっている。したがって、この実施例におい
てはカゴ15の下部に沸騰室4が設けられ、第1図及び
第3図に示された如き置台10を廃することができる。
故にカゴ15を使用した場合には第3図に示された実施
例のネット14と同桶に発生したMJe蒸気熱が多数の
窓15′よりカゴ15内に流通すると同時に食品材料日
も取り出し易くすることができる。
第6図ないし第8図に示されたものは、第3発明の方法
を実施させるために用いられた第4発明に係る食品の加
温加熱調理装置に係る実施例であって、該実施例にふ・
いては、内部を蒸煮室3となし、上部に取外し自在の蓋
2を閉蓋した有底絶縁容器1の底部に、一対の電極5,
6を備え、かつ内部に電解質溶液Aを収容した沸騰室4
を設けると共に沸騰室4Gこは脚部11を垂設した置台
10を設置する。
そして第6図においては前記u台10上には上部を開放
した有底内容器16を蒸煮室3内に収納されるように載
置せしめると同時に前記有底内容器16の内部には即席
麺とスープとからなる食品材料Bを収容する。そして、
蒸煮室3の上端内壁には収納された有底内容器16を正
確に収納支持するための支持突体17を複数設けて、有
底絶縁容器1の内壁と有底内容器16の外壁との間に上
端側が蒸煮室3に、下端側が沸騰室4に夫々通ずる環状
の蒸気上昇路18を形成せしめる。
なお、第6図に示された実施例の有底内容器16の上部
開放側には必要に応じて蓋19を取外し自在に被蓋する
ことができる。上記の蓋19には適当大の蒸気抜孔19
aが穿孔されている。
第7図に示された実施例の場合においては、前述した置
台10を廃し、これに代って有底内容器16の上部開放
側周辺に吊り下げ用のフランジ20を設けて、前記フラ
ンジ20を有底絶縁容器1の7ランジ1aに載置するこ
とで米ならびに加工米等の炊飯材料と水からなる食品材
料Bを収容した有底内容器16を蒸煮室3内に吊り下げ
状に収納せしめる。そして前記有底内容器16のフラン
ジ20には複数の蒸気通気口21を開口すると共に有底
絶縁容器1と有底内容器16との間に環状の蒸気上昇路
18を設けて、沸騰室4内において発生した沸騰蒸気を
蒸気上昇路18より蒸気通気口21を通って有底内容器
16内に流通せしめるようにしたものである。
第8図に示された実施例の場合においては、第7図の実
施例に示されたと同材の有底内容器16の略中央に、蒸
煮室3に通ずる筒状の蒸気上昇路21を貫通状に縦設し
たものであって、前記蒸気上昇路22の下端は沸R字4
に接続せしめると共に蒸気上昇路22の上端側には有底
内容器16内部と接続する蒸気口23が適当数開口され
た以外の構成は第7図に示された実施例の構成と同一で
ある。
したがって、第8図の実施例のものにお−ては有底内容
器16の外周面のみならず中央部分からも沸騰蒸気を上
昇流通せしめて例えばカレーソース等の惣村等の食品材
料Bを内外より沸騰蒸気熱で加温加熱或いは調理をより
一層早めることができる。
以上述べた各種実施例に示された食品の加温加熱調理装
置に使用された電解質溶液Aは、時間の経過に伴なって
、その殆んどが蒸発状態となった時には一対の電極間に
亘って施されていた通電作用は自動約9こ断たれること
番こなる詐りか、電解質溶液Aの収容量の調節操作によ
り通電時間を設定することができると共に消費電力も電
解質溶液Aの電解質濃度を濃くすれば通電量も大きくな
り又薄くすれば通N量は小さくなるので、予め所定の濃
度に設定することによゆ任意の通電量を設定することが
できるため、特別にこれらの制御装置を設ける必要はな
い。
「発明の効果」 本発明は、以上説明したような方法と装置とを具備した
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
有底絶縁容器の内部の略全体の空間を蒸煮室となし、有
底絶縁容器の底部側の僅かな空間を沸騰室に形成せしめ
ると共に前記沸散室内には一対の電極が冠水状態となる
程度の少量の電解質溶液を収容せしめたので、従来方法
に比較して格段の早さで電解質溶液を一対の電極間に亘
って旋される通電作用で短時間内に沸騰状態ならしめる
ことができると共に収容する食品材料の容量も多くする
ことができ、1回の加温加熱調理の能率の向上を図るこ
とができる。
その上、食品材料を収容した有底内容器を蒸煮室内に収
容せしめたので、従来方法お・よび装置に比べて食品材
料と電解質溶液とを直接接触させることなく有底内容器
を介し食品材料を間接的に沸騰蒸気熱により加温加熱調
理することが可能となり、その結果、従来の如く加温加
熱に際し不都合であったスープ、汁物、牛乳等の液状食
品材料は勿論のこと蒸し加工食品材料、惣菜食品材料に
も簡単に使用することができる外、食品材料はその内容
を問わず、また包装済或いは未包装を問わす極く短時間
で、しかも省電力の下で、加温加熱調理することができ
る。また、有底絶縁容器、一対の電極、有底内容器等の
材質を遺定すれば使い捨ての即席食品にも採用できる。
その上本発明においては、食品材料を蒸気熱が自由に流
通できるネット又はカゴ内に収容したので有底絶縁容器
への搬入或は搬出操作が簡単にできるは勿論のこと、発
生した沸騰蒸気熱により直接加温加熱し、速かに調理す
ることができる。
また本発明においては有底内容器は上部に取外し自在の
蓋を備えたので、有底内容器内に収容した食品材料を蓋
の嵌脱操作に応じて間接的或いは直接的に加温・加熱し
て調理することが可能となる。
その上さらに、蒸煮室内に収納した有底内容器の上部開
放側周辺に複数の蒸気通気口を開口したり、或は有底内
容器の略中央に蒸煮室に通ずる筒状の蒸気上昇路を縦設
したから、有底内容器内に収容した食品材料を発生した
沸騰蒸気熱の間接加温加熱作用と直接加温加熱作用とに
よし短時間で調理することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施するための食品の加温加熱調理
装置の各種実施例を示すものであって、第1図は第1発
明の方法を実施するための装置の縦断正面図、第2図は
一対の電極と置台との平面図、第3図は食品材料をネッ
ト内に収容した場合の縦断正面図、第4図は第3図にふ
・ける一対の電極と置台との平面図、第5図は食品材料
をカゴ内に収容した場合の縦断正面図、第6図は第3発
明の方法を使用して即席麺とスープとからなる食品材料
を加温加熱調理せしめた場合の食品の加温加熱調理装置
の縦断正面図、第7図は第3発明の方法を使用して米な
らびに加工米等の炊飯材料と水とからなる食品材料を加
温加熱調理せしめた場合の食品の加温加熱装置の縦断正
面図、第8図は有底内容器の略中央に蒸気上昇路を縦設
して食品材料を加温加熱調理せしめた食品の加温加熱調
理装置の縦断正面図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部を蒸煮室とした有底絶縁容器の底部に一対の
    電極を備え、かつ内部に電解質溶液を収容した沸騰室を
    設け、前記沸騰室上の蒸煮室内には食品材料を収容して
    、前記食品材料を一対の電極間に亘つて施される通電作
    用により電解質溶液を急速に沸騰せしめて、発生した沸
    騰蒸気熱の加熱作用で加温加熱調理した食品の加温加熱
    調理方法。
  2. (2)上部に取外し自在の蓋を備え、内部を蒸煮室とし
    た有底絶縁容器の底部側に電解質溶液を収容した沸騰室
    を設けると共に前記沸騰室内には収容した電解質溶液を
    沸騰せしめる一対の電極を配設した食品の加温加熱調理
    装置。
  3. (3)内部を蒸煮室とした有底絶縁容器の底部側に一対
    の電極を備えかつ内部に電解質溶液を収容した沸騰室を
    設け、前記沸騰室上の蒸煮室内には食品材料を収容した
    有底内容器を収容して、前記有底内容器内の食品材料を
    一対の電極間に亘つて施される通電作用により電解質溶
    液を急速に沸騰せしめて発生した沸騰蒸気熱の加熱作用
    で加温加熱調理した食品の加温加熱調理方法。
  4. (4)上部に取外し自在の蓋を備え内部を蒸煮室とした
    有底絶縁容器の底部側に一対の電極を備え、かつ内部に
    電解質溶液を収容した沸騰室を設け、前記沸騰室上の蒸
    煮室内には食品材料を収容した有底内容器を収納した食
    品の加温加熱調理装置。
  5. (5)蒸煮室内の食品材料は蒸気熱の流通するネット又
    はカゴ内に収容した請求項2記載の食品の加温加熱調理
    装置。
  6. (6)有底内容器は上部に取外し自在の蓋を備えた請求
    項4記載の食品の加温加熱調理装置。
  7. (7)蒸煮室内に収納した有底内容器の上部開放側周辺
    には複数の蒸気通気口を開口した請求項4又は6記載の
    食品の加温加熱調理装置。
  8. (8)有底内容器の略中央には蒸煮室に通ずる筒状の蒸
    気上昇路を縦設した請求項4又は6、7記載の食品の加
    温加熱調理装置。
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