JP4881588B2 - サービス提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、サービス提供システムに関し、特に、利用者の認証を行い、その認証成功時にその利用者に対して所定のサービスを提供するサービス提供システムに関する。
近年、マンション等の集合住宅や各種施設では、共用玄関のエントランス扉のオートロックや、入水層・エレベータ等の各種施設の故障監視といった様々なサービスが提供されている。
このような各種提供サービスの1つに、宅配便等による配達物の受取に関するものがある。
従来、配達業者は配達をするとき、その配達先が不在であった場合には、配達物をその都度持ち帰らなければならず、作業効率の面で大きな問題となっていた。一方、その配達物の受取側も、その配達物を自宅で配達業者から直接受け取るためにわざわざスケジュール調整をしなければならなかった。
このような問題を解決するために、受取側不在時に配達物の配達が可能なシステムが提案されている。このシステムはロッカーを利用したものであり、予めロッカー鍵を開錠するためのデータが登録されている。
配達業者は、受取側が不在の場合には、そのデータを入力してロッカー内に配達物を預け入れる。その後、受取側は、自分の都合のよいときに前述の開錠用のデータを入力してロッカーを開けて、自分宛の配達物を取り出す。
このようなロッカーシステムを利用することにより、配達業者は受取側が不在であっても何度も配達作業を繰り返す必要がなくなり、作業効率の面で大きく向上することとなる。
一方、受取側にとっても、配達物受け取りのためにわざわざスケジュールを調整することなく、配達業者に対して再配達の手配をする必要もなくなる。
また、集合住宅や各種施設では、このような配達物の一時預け入れサービスの他に提供されるサービスとして、特許文献1が開示するところの集合住宅用セキュリティシステムが提案されている。
このセキュリティシステムでは、自身に備えられた記憶装置に予め集合住宅への来訪者の個人データを登録しておく。そして、来訪者がその集合住宅を訪れると、その集合住宅の共用玄関に設置されている読取装置に自分の指紋等を読み取らせる。セキュリティシステムは、その読み取られた指紋等のデータと、前述の記憶装置内のデータとを照合し、一致していれば、その共用玄関に設置されているインタホンで来訪者が集合住宅の住居者と連絡することを許可する。
このように、特許文献1で提案されているセキュリティシステムは、集合住宅において、予め記憶装置に登録済みの人物に対してのみインタホン連絡を許可するので、迷惑な来訪者と応対する煩わしさを無くし、平穏な日常生活を送ることを可能にしている。
特開2005−64866
前述したように、従来、集合住宅や各種施設では、ロッカーを利用した配達物の預け入れサービスに加えて、様々なサービスが提供されてきたが、これらのサービスを提供するにあたって、特許文献1のように、システム内に認証用の個人データを登録しておく必要があった。
集合住宅や各種施設では、このように配達物の預け入れサービスに加えて、他のサービスを提供するとき、そのサービスごとに個人データをそれぞれ登録しておく必要があり、提供するサービスが増加すると、その認証用のデータの登録容量及びそのデータ管理業務において、システムの管理側に多大な負担が生じることとなっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、集合住宅や各種施設等において提供される複数のサービスに必要なデータの登録容量を縮小し、そのデータ管理を容易にするサービス提供システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明におけるサービス提供システムは、集合住宅又は施設に設置され認証を行って自装置に備えられた施解錠可能なロッカーボックスに物品を預け入れ又は取り出すロッカー装置と、同様に集合住宅又は施設に設置され集合住宅又は施設の利用者の固有のデータを読み取る読取装置とがネットワークを介して接続されてなるシステムであって、読取装置は、利用者の固有データを読み取ると、読み取った固有データをロッカー装置に送信し、ロッカー装置は、読取装置から固有データを受信すると、受信した固有データと、予め自装置に登録済みの認証に使用されるデータとを照合して認証を行い、認証結果の情報を読取装置に送信するとともに、読取装置から受信した利用者の固有データに基づいて、利用者の関係者のアドレスを自装置に登録済みのデータから抽出し、抽出したアドレス宛の端末に、利用者の現在位置が集合住宅又は施設であることを通知し、読取装置は、認証結果の情報を受信すると、受信した認証結果に基づいて、接続される機器に所定の動作を実行させるための制御信号を送信することを特徴とする。
また、本発明におけるサービス提供システムは、集合住宅又は施設に設置され認証を行って自装置に備えられたロッカーボックスに物品を預け入れ又は取り出すロッカー装置と、同様に集合住宅又は施設に設置され集合住宅又は施設の利用者の固有のデータを読み取る読取装置とがネットワークを介して接続されてなるシステムであって、読取装置は、読取装置から利用者の固有データを読み取ると、読み取った固有データをロッカー装置に送信し、ロッカー装置は、固有データを受信すると、受信した固有データと、予め自装置に登録済みの認証に使用されるデータとを照合して認証を行い、認証結果の情報を読取装置に送信し、読取装置は、認証結果の情報を受信すると、受信した認証結果に基づいて、接続される機器に所定の動作を実行させるための制御信号を送信するとともに、集合住宅又は施設の部屋のインタホンとの通話可能な通話手段と、自装置を操作する利用者を撮影する撮影手段とを備え、部屋のインタホンへの呼び出しに対して所定時間以上応答がなかったとき、撮影手段により撮影した映像データをロッカー装置へ送信し、ロッカー装置は、読取装置から映像データを受信すると、受信した映像データを部屋に関連する人物の端末に送信することを特徴とする。
また、本発明によれば、ロッカー装置は、自装置のロッカーに物品が預け入れられると、預け入れとともに入力された、物品の所有者を特定するための情報に基づいて、所有者の端末のアドレスを特定し、ロッカーへの預け入れを通知する情報を、物品の所有者の端末に送信することを特徴とする。
また、本発明によれば、サービス提供システムは、集合住宅又は施設における所定のサービスの決済情報を管理して、決済処理を行う決済サーバ(決済情報管理サーバ70又はロッカー管理サーバ80)をさらに有し、ロッカー装置は、決済を利用可能であると判断したとき、決済の情報を決済サーバに送信し、決済情報管理サーバは、決済の情報を受信すると、受信情報の内容に従って決済処理を実行することを特徴とする。
また、本発明によれば、ロッカー装置は、印刷を実行し印刷物を出力する印刷手段を備え、ロッカーボックスの施解錠が行われると、物品の預け入れ及び預け入れられた物品の取出しの際に決済を行う者に対して、物品の預け入れ及び決済が行われたことを示す印刷物を出力することを特徴とする。
また、本発明によれば、サービス提供システムは、集合住宅又は施設における扉の鍵の施錠/開錠を行う施錠装置をさらに有し、読取装置は、認証結果の情報を受信すると、受信した認証結果に基づいて、接続される施錠装置に扉の鍵を開錠させるための制御信号を送信し、施錠装置は、制御信号を受信すると、扉の鍵を開錠することを特徴とする。
また、本発明によれば、ロッカー装置は、読取装置から利用者の固有データを受信すると、利用者に関連する物品がロッカーに預け入れられているか否かを判断し、判断結果の情報を読取装置に送信し、読取装置は、判断結果の情報を受信すると、ロッカーへの預け入れ状況を利用者に通知することを特徴とする。
また、本発明によれば、サービス提供システムは、集合住宅又は施設におけるエレベータの動作を制御するエレベータ制御装置をさらに有し、読取装置は、認証結果の情報を受信すると、受信した認証結果に基づいて、エレベータを自装置の設置階まで移動させるための制御信号を、自装置に接続されるエレベータ制御装置に送信することを特徴とする。
また、本発明によれば、ロッカー装置は、利用者の固有データを受信すると、認証を行うとともに、受信データに基づいて集合住宅又は施設において利用者に関連する階数の情報を自装置に登録済みのデータから抽出し、抽出した階数データ及び認証結果の情報を読取装置に送信し、読取装置は、階数データ及び認証結果情報を受信すると、エレベータを自装置の設置階まで移動させた後に階数データにおいて指定される階に移動させるための制御信号を、エレベータ制御装置に送信することを特徴とする。
また、本発明によれば、サービス提供システムは、集合住宅又は施設の部屋に発生した障害を感知する障害感知装置をさらに有し、障害感知装置は、部屋内の障害を感知すると、該障害が発生した旨の障害発生信号を生成して、ロッカー装置に送信し、ロッカー装置は、障害発生信号を受信すると、障害が発生したことを示す情報を、部屋の居住者又は関係者の端末に送信することを特徴とする。
また、本発明によれば、障害感知装置は、障害発生信号を部屋の警備会社又は管理会社の端末に送信して、部屋で障害が発生したことを通知することを特徴とする。
また、本発明によれば、サービス提供システムは、ロッカー装置を管理するロッカー管理サーバをさらに有し、ロッカー装置は、取得した情報をロッカー管理サーバに送信し、ロッカー管理サーバは、ロッカー装置から受信した情報と自身に登録済みのデータとを照合してロッカー装置に代わって利用者の認証を行い、認証結果をロッカー装置に送信し、
前記ロッカー装置は、前記ロッカー管理サーバから前記認証結果を受信すると、前記認証結果に基づく処理を実行することを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、物品を収納するロッカーを備え、認証を行ってロッカーへ物品を預け入れ又はロッカーから物品を取り出すとともに、そのロッカーへの預け入れ又は取り出しの際に用いた認証用のデータを利用して集合住宅又は施設における他のサービスの提供を行うので、集合住宅や各種施設等において提供される複数のサービスに必要なデータの登録容量を縮小し、そのデータ管理を容易にすることが可能となる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態におけるサービス提供システムについて、「概要」、「構成」、「動作」の順に説明を進めていく。
<第1の実施の形態の概要>
本実施の形態におけるサービス提供システムは、マンション等の集合住宅や、役場又は病院等の各種施設、さらには一般の会社等に設置され、それら各建築物の居住者や従業員等に対して、ロッカーにおける配達物の預かりサービスとともに、その預かりサービスに使用される登録データを利用して各種サービスを提供するものである。
このシステムの利用者は、予め固有の個人データが書き込まれたICカード等の情報記録媒体を保有し、その媒体内の個人データをシステム側に読み込ませると、システム側はその読み取ったデータと、既に登録済みのデータとを照合する。その照合の結果、認証成功であれば、このシステムに備えられたロッカー鍵を開錠し、そのロッカーへの配達物等の預け入れ又はそのロッカーからの配達物の取り出しが可能となる。
さらに、本実施の形態におけるサービス提供システムは、そのシステム内の登録済みのデータを利用して、建築物の扉の施錠/開錠制御といったロッカーへの預け入れのサービスの他に、各種サービスを提供することができるようになっている。
<第1の実施の形態の構成>
以下、このサービス提供システムは、一例として、マンション等の集合住宅に設置されているものとして説明を進める。
また、本実施の形態では、サービス提供システムの利用者は、この集合住宅の居住者又はこの集合住宅への来訪者(配達業者、居住者の家族・知人等)であるものとする。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。
図に示すように、サービス提供システムは、このシステムの利用者に保有されこの利用者固有データが書き込まれている情報記録媒体であるIDカード1と、配達物を預けるためのロッカーを備えその施錠/開錠制御を行うロッカー装置10と、集合住宅の共用玄関扉の外側に設置されIDカード1内のデータを読み取る読取装置20と、ロッカー装置10からの制御信号により共用玄関扉の鍵の施錠/開錠を行う施錠装置30と、利用者により操作されロッカー装置10への配達物の配達状況を確認するためのユーザ端末40と、ロッカー装置10から受信したクレジット決済の情報を管理する決済情報管理サーバ70とを有して構成される。
以下、これらサービス提供システムを構成する各装置等について個別に説明する。
まず、IDカード1について説明する。
このIDカード1は、例えばICカード等の情報記録媒体であり、そのカード利用者(保有者)を特定するための固有のデータが書き込まれている。このIDカード1には、利用者の固有のデータとして、その利用者を識別するための固有の利用者IDや、パスワード(暗証番号)、利用者の氏名や住所、電話番号、メールアドレス等の利用者固有のデータが採用することが可能であるが、これらに限定されるものではない。
このIDカード1は、ロッカー装置10又は読取装置20の無線通信部から微弱な電波を受信すると、そのカード内の利用者IDを電波の送信元の装置に無線で返信する。このように、ロッカー装置10又は読取装置20は、従来の非接触型のICカードと同様な方法で、IDカード1内の情報を容易に非接触で読み取ることができるようになっている。
また、このIDカード1は、クレジットカードとしての機能を備えている。このIDカード1内にクレジット会社の種別、クレジットカード番号及びカード期限が書き込まれており、ロッカーへの配達物の配達時には、そのクレジットカード番号をシステム側に提示してカード決済が可能なようになっている。
ロッカー装置10は、例えば集合住宅の共用スペース等に設置され、居住者宛の配達物を収納するロッカーを備え、このロッカー鍵の施錠/開錠の制御を行う。
また、このロッカー装置10は、そのロッカーの施錠/開錠制御に使用される認証用のデータを利用して、この集合住宅に設置される他の機器の動作制御も行うことができるようになっている。例えば、このロッカー装置が行う動作制御としては、集合住宅の共用玄関の鍵の施錠/開錠や、居住者への配達物の配達状況の通知等がある。
図2は、そのロッカー装置10の構成を示す図である。
図に示すように、ロッカー装置10は、ロッカー装置10全体を制御するCPU等からなる制御部11と、前述のIDカード1内のデータを読み取る無線通信部12と、居住者や来訪者の個人データを格納する情報格納部13と、配達物等を収納する収納室及び施錠可能なロッカー扉等からなるロッカー部14と、キー入力等が可能な操作部15と、メッセージ等を表示する表示部16と、ネットワークを介して読取装置20、施錠装置30及びユーザ端末40と通信を行うネットワーク通信部17と、読取装置20により撮影された集合住宅内の映像データを蓄積する映像蓄積部18と、ロッカーに配達物等が預け入れられたときに発行する預り書等を印刷出力する印刷部19とを有して構成される。
また、図3は、そのロッカー装置10の外観を示す図である。
以下、この図を用いて、ロッカー装置10について説明を進める。なお、この図に示す外観及び各構成部位の形状・配置位置等は、あくまでも一例であり、これに限定されないものとする。
この外観図では、ロッカー装置10に、無線通信部12と、ロッカー部14と、操作部15と、表示部16と、印刷部19とが備えられていることが示されている。
この図の例では、操作部15と表示部16とが一体型となっており、タッチパネル式液晶モニタを構成している。
また、その無線通信部12上に前述のIDカード1をかざしたりすることにより、IDカード1内のデータを読み取る。
また、ロッカー部14は、配達物等を収納可能な収納室と、施錠可能なロッカー扉とを備えており、そのIDカード1内のデータによる認証の結果、認証成功であれば、ロッカー扉の鍵が開錠され、収納室への配達物の預け入れ、又は収納室からの取り出しが可能となる。
また、この図の例では、制御部11、情報格納部13、ネットワーク通信部17及び映像蓄積部18は、ロッカー装置10の筐体内に内蔵されている。
ロッカー装置10は、以上のような構成を備えて、居住者又は来訪者によるロッカー利用時には、以下に示すような動作を行う。
まず、居住者又は来訪者は、自分自身の固有のデータが書き込まれたIDカード1を無線通信部12で読み取らせる。
無線通信部12は居住者又は来訪者のIDカード1に書き込まれた情報を読み取ると、制御部11は、その読み取られたデータと、情報格納部13に格納済みのデータとを照合してそのIDカード1の保有者(居住者又は来訪者)の認証を行う。その認証が成功であれば、制御部11はロッカー扉の鍵を開錠させるような制御信号をロッカー部14に送信する。ロッカー部14は、その開錠の制御信号を受信すると、ロッカー扉の鍵を開錠して、収納室内への配達物の預け入れ又は取り出しが可能となる。
このロッカーの施錠/開錠以外のロッカー装置10の動作に関しては、後ほど詳述する。
また、ここで、その情報格納部13に格納されている居住者又は来訪者のデータ内容について説明する。
図4は、その情報格納部13内の居住者又は来訪者のデータ内容の一例を示す図である。
図に示すように、情報格納部13内には、サービス提供システムの利用者を特定するための固有の利用者IDに対応付けて、利用者の個人情報、クレジットカード情報、利用可能サービス情報といった各情報が格納されている。
この個人情報とは、利用者の個人情報をいい、例えば、以下のような項目からなる。
・利用者の氏名又は名称
・利用者が居住者である場合:居住する部屋番号とその部屋の階数
利用者が業者等の訪問者である場合:作業場所の部屋番号とその部屋の階数
・連絡先(メールアドレス、電話番号)
また、クレジットカード情報とは、利用者のIDカード1のクレジットカード機能に関する情報をいい、例えば、以下のような項目からなる。
・クレジット会社名
・カード番号
・クレジットカードのパスワード(暗証番号)
・クレジットカードの利用可能期間
・クレジットカードの与信情報
・サービス提供システムが提供するサービスのクレジット決済の許可を各利用者から得ているか否か(○=許可、×=禁止)
また、利用可能サービス情報とは、サービス提供システムが提供するサービスを示す情報であって、ロッカーの預け入れサービス以外にその利用者が利用可能なサービスをいう(○=利用可能、×=利用不可能)。
次に、集合住宅の共用玄関の外側に設置されている読取装置20の構成について説明する。
図5は、その読取装置20の構成を示す図である。
図に示すように、この読取装置20は、読取装置20全体を制御する制御部21と、IDカード1内のデータを読み取る無線通信部22と、キー入力等が可能な操作部23と、メッセージ等を表示する表示部24と、ネットワークを介してロッカー装置10との通信を行うネットワーク通信部25と、マイク・スピーカ等で音声の入出力を行いインタホンとして機能する音声入出力部26と、カメラ等で利用者を撮影する撮影部27とを有して構成される。
また、施錠装置30は、その読取装置20からの制御信号に応じて、集合住宅の共用玄関扉の鍵の施錠/開錠を行う。
ロッカー装置10は、読取装置20により読み取られたIDカード1内のデータを受信すると、その受信データと、情報格納部13内に登録済みの利用者のデータとを照合して、そのIDカード1の保有者の認証を行い、認証成功であれば、読取装置20に対して共用玄関扉の鍵の開錠を許可する旨の情報を送信する。読取装置20は、この鍵開錠の許可情報を受信すると、施錠装置30に対して、共用玄関扉の鍵を開錠させるための制御信号を送信する。施錠装置30は、この制御信号を受信すると、共用玄関扉の鍵を開錠させ、利用者は集合住宅へ入場可能となる。
次に、集合住宅の居住者により操作されるユーザ端末40について説明する。
このユーザ端末40は、携帯電話機、PHS又はPDA等の携帯端末、あるいはPC等であって、ロッカー内に配達物が配達されたとき、ロッカー装置10からその配達通知を受信して表示する。
居住者は、この表示内容を確認して、自分宛の配達物の配達状況を容易に把握することができる。
次に、決済情報管理サーバ70について説明する。
この決済情報管理サーバ70は、例えばクレジットカード会社により管理される情報処理装置であって、そのクレジットカード会社の顧客情報等を蓄積し、管理する。
この決済情報管理サーバ70が管理する情報内容としては、例えば、以下のようなものがある。
・顧客の氏名
・カード番号
・暗証番号
・カード使用可能期間
・与信情報
・顧客の銀行等の口座番号
・振込先(クリーニング業者等)の口座番号
また、この決済情報管理サーバ70は、ロッカー装置10からの問い合わせに応じて、利用者がクレジット決済が可能か否かの認証を行う機能を備えていてもよい。
<第1の実施の形態の動作>
次に、本実施の形態におけるサービス提供システムの各動作について説明する。
以下、これらのサービス提供システムによる動作について、
(1)ロッカーへの預け入れサービス提供時の動作
(2)共用玄関扉の鍵の施錠/開錠時の動作
(3)来訪者の映像データの送信動作
の順に説明を進める。
(1)ロッカーへの預け入れサービス提供時の動作
まず、ロッカーへの預け入れサービス提供時の動作について説明する。
以下、本実施の形態では、一例として、
(第1段階)居住者が洗濯物をロッカーに預け、
(第2段階)クリーニング業者がその洗濯物をロッカーから回収した後にクリーニングをし、
(第3段階)そのクリーニング済みの洗濯物をクリーニング業者がロッカーに預け、
(第4段階)居住者がそのクリーニング済みの洗濯物をロッカーから取り出すまでの動作
について、上記の第1〜第4の4つの段階に分けて、順に、このロッカーの預け入れサービス提供時の動作を説明していく。
(第1段階)居住者が洗濯物をロッカーに預けるときの動作
図6は、この第1段階の居住者が洗濯物をロッカーに預けるときのロッカー装置10の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、この図に沿って、第1段階における動作について説明する。
まず、居住者は、集合住宅内のロッカー装置10の設置場所まで洗濯物を持ってきて、自分のIDカード1を無線通信部12上にかざす等して利用者IDを読み取らせる(ステップS101)。
ロッカー装置10は、その読み取った利用者IDと、情報格納部13に登録済みのデータとを照合して認証を行い(ステップS102)、認証成功であれば(ステップS102/Yes)、複数のクリーニング業者名が示された一覧を画面表示する(ステップS103)。
居住者は、操作部15等のキー操作等により任意のクリーニング業者を選択する(ステップS104)。次に、居住者は、同様に操作部15により洗濯物を預けるロッカーを選択する(ステップS105)。
ロッカー装置10は、ロッカーが選択されると、その選択されたロッカーを開錠する(ステップS106)。
居住者は、その開錠されたロッカーに洗濯物を入庫してロッカー扉を閉扉すると(ステップS107/Yes)、そのロッカーの鍵が再度施錠される(ステップS108)。
再度施錠されると、ロッカー装置10は、印刷部19から洗濯物の預り書が印刷出力される(ステップS109)。居住者は、その預り書を受け取る。
図7は、この第1段階において、情報格納部13に格納されるロッカーの利用履歴の一例を示す図である。
図に示すように、情報格納部13には、ロッカーに預け入れた居住者の利用者IDと、その居住者の氏名と、その居住者の部屋番号と、その預け入れロッカーの番号と、預け入れ時刻と、選択クリーニング業者の利用者IDと、が互いに対応付けられて、ロッカーの利用履歴として記録されている。
(第2段階)クリーニング業者が洗濯物をロッカーから回収したときの動作
図8は、居住者がロッカーに洗濯物を預け入れた後に、クリーニング業者がその洗濯物を回収するときのロッカー装置10の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、この図に沿って、第2段階における動作について説明する。
まず、クリーニング業者は、集合住宅内のロッカー装置10の設置場所を訪れ、自分のIDカード1を無線通信部12上にかざす等して利用者IDを読み取らせる(ステップS201)。
ロッカー装置10は、その読み取った利用者IDをキーにして、前述のロッカーの利用履歴内のデータを検索し、そのクリーニング業者にクリーニングを依頼した洗濯物がロッカー内にあるか否かを判定する(ステップS202)。
そのクリーニング業者に対してクリーニングを依頼した洗濯物がロッカー内にあったときには(ステップS202/Yes)、ロッカー装置10は、該当するロッカーを開錠する(ステップS203)。クリーニング業者は、その開錠したロッカーから洗濯物を取り出して回収する。
また、このとき、ロッカー装置10は、そのクリーニングの依頼主、その依頼主の部屋番号及び預け入れ時刻等が示された伝票を印刷出力する(ステップS204)。
その後、クリーニング業者がIDカード1を無線通信部12に再度かざす等すると(ステップS201)、ステップS202の動作が再度行われ、そのクリーニング業者宛に預かっている洗濯物がなくなるまで前述のステップS202〜S204の動作が繰り返される。
(第3段階)クリーニング業者がクリーニング済みの洗濯物をロッカーに預けるときの動作
図9は、クリーニング業者がクリーニング済みの洗濯物をロッカーに預けるときのロッカー装置10の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、この図を用いて、第3段階の動作について説明する。
クリーニング業者は、回収した洗濯物のクリーニング後、クリーニング済みの洗濯物を持って、集合住宅内のロッカー装置10の設置場所を訪れ、自分のIDカード1を無線通信部12上にかざす等して利用者IDを読み取らせる(ステップS301)。
ロッカー装置10は、その読み取った利用者IDと、情報格納部13に登録済みのデータとを照合して認証を行い(ステップS302)、認証成功であれば(ステップS302/Yes)、クリーニング済みの洗濯物の依頼主(居住者)の部屋番号の入力フォームを画面表示する(ステップS303)。
クリーニング業者は、その入力フォームに沿って操作部15により該当する部屋番号を入力する(ステップS304)。
ロッカー装置10は、その入力された部屋番号をキーにして、情報格納部13内を検索し、その部屋番号に該当する居住者からクレジット決済の許可を受けているか否かを確認する(ステップS305)。決済許可を受けているときには(ステップS305/Yes)、ロッカー装置10は、クリーニング代の入力フォームを画面表示する(ステップS306)。
クリーニング業者は、その入力フォームに沿って操作部15により該当する金額を入力する(ステップS307)。
次に、クリーニング業者は、クリーニング済みの洗濯物を預け入れるロッカーを操作部15により選択する(ステップS308)。
ロッカー装置10は、ロッカーが選択されると、その選択されたロッカーを開錠する(ステップS309)。
クリーニング業者は、その開錠されたロッカーにクリーニング済みの洗濯物を入庫してロッカー扉を閉扉すると(ステップS310/Yes)、そのロッカーの鍵が再度施錠される(ステップS311)。
施錠されると、ロッカー装置10は、印刷部19からクリーニング代の受領書とクリーニング済みの洗濯物の配達状が印刷出力される(ステップS312)。クリーニング業者は、その発行された受領書及び配達状を受け取り、その配達状をクレジットカード会社又はクレジット決済の代行会社宛に送付する。
また、ロッカー装置10は、洗濯物のクリーニングが完了した旨の通知を電子メール等で該当する居住者のユーザ端末40に送信する(ステップS313)。居住者は、その通知を受け取ると、ユーザ端末40の画面上でクリーニング完了を確認する。
(第4段階)居住者がクリーニング済みの洗濯物をロッカーから取り出すときの動作
図10は、居住者がクリーニング済みの洗濯物をロッカーから取り出すときのロッカー装置10の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、この図に沿って、第4段階の動作について説明する。
居住者は、集合住宅内のロッカー装置10の設置場所を訪れ、自分のIDカード1を無線通信部12上にかざす等して利用者IDを読み取らせる(ステップS401)。
ロッカー装置10は、その読み取った利用者IDをキーにして、前述のロッカーの利用履歴内のデータを検索し、その居住者がクリーニングを依頼した洗濯物がロッカー内にあるか否かを判定する(ステップS402)。
その居住者が依頼した洗濯物がロッカー内にあったときには(ステップS402/Yes)、ロッカー装置10は、該当する洗濯物を示す情報(洗濯物の種類、預けた日時、業者名等)を画面表示するとともに、クレジット決済用のパスワードの入力フォームを表示する(ステップS403)。居住者は、その入力フォームに沿って、自身のIDカード1に設定されているクレジット決済用のパスワードを操作部15により入力するとともに、今回取り出す洗濯物を選択する(ステップS404)。
ロッカー装置10は、その入力されたパスワードと、情報格納部13に登録済みのパスワードとを照合し(ステップS405)、両者が一致し、クレジットカード情報内の与信等に問題がなければ(ステップS405/Yes)、ステップS307でクリーニング業者に入力された金額分のクレジット決済を行うとともに(ステップS406)、その選択された洗濯物が収納されているロッカーを開錠する(ステップS407)。居住者は、その開錠したロッカーから洗濯物を取り出す。
また、このとき、ロッカー装置10は、クレジット決済を行ったことを示す利用明細書を印刷出力する(ステップS408)。
次に、ロッカー装置10は、以上行われたクレジット決済に関する決済情報(カード番号、日付、決済金額、支払先(クリーニング業者))をクレジットカード会社の決済情報管理サーバ70に送信する(ステップS409)。
決済情報管理サーバ70は、この決済情報をロッカー装置10から受信すると、この受信した決済情報に基づいて居住者及びクリーニング業者の口座番号を検索し(ステップS410)、該当する居住者の口座からクリーニング業者の口座への振込み依頼の情報を銀行等の金融機関のサーバ(図示せず)に送信する(ステップS411)。
金融機関のサーバは、その振込み依頼を受信すると、その依頼内容に応じた口座の引き落とし及び振り込み処理を行って、クリーニング代の決済が行われる。
そして、ロッカー装置10は、再度その居住者がクリーニングを依頼した洗濯物がロッカー内にあるか否かを判定し(ステップS402)、その預かっている洗濯物がなくなるまで前述のステップS402〜S411の動作が繰り返される。
以上説明したように、ロッカー装置10は、利用者ID又はパスワードによる認証が成功した場合に、洗濯物の預け入れ又は取り出し、ならびにクレジット決済を可能としているので、居住者は、自分のスケジュールにとって都合のよいときに洗濯物をロッカーに預け入れ、または取り出すことができ、預け入れている場合には第三者による盗難等を防止してロッカー内に洗濯物を安全に保管しておくことが可能となるとともに、クリーニング代の支払手続きを簡単にとることができる。
また、クリーニング業者にとっても、居住者が在宅であるか否かにかかわらず、クリーニング済みの洗濯物をロッカーに預け入れることができ、業者側でそのクリーニング済みの洗濯物をいつまでも管理しておく煩わしさをなくすことが可能となる。
なお、本実施の形態では、サービス提供システムをクリーニング業務に適用した場合について説明したが、その他、宅配便の配送業務等にも適用可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、ロッカー装置10は、決済情報管理サーバ70に決済情報を送信してクレジット決済を処理していたが、ロッカー装置10の管理側(管理会社)が、このクレジット決済が行われたことを示す書類をクレジットカード会社又はクレジット決済の代行会社に送付して、決済を依頼するようにしてもよい。この場合、クレジットカード会社等は、前述の配達状とクレジット決済が行われたことを示す書類とを確認して、クリーニングを依頼した居住者の口座から決済金額を引き落とし、その決済金額から一定の手数料を減じたクリーニング代金をクリーニング業者の口座に振り込む処理を銀行等の金融機関に依頼して決済が行われる。
また、本実施の形態では、ロッカー装置10が、その居住者にクレジット決済サービスを利用可能か否かを判断していたが、決済情報管理サーバ70がその居住者にクレジット決済サービスを利用する資格があるか否かを判断するようにしてもよい。
この場合、ロッカー装置10が、IDカード1から読み取った情報及び居住者により入力された情報を決済情報管理サーバ70に送信すると、決済情報管理サーバ70は、この受信情報と、自身に登録済みの情報とを照合し、与信状況等も参照して、その居住者にクレジット決済サービスを利用する資格があるか否かを判断し、その判断結果をロッカー装置10に返信し、その後、同様に居住者への洗濯物の受け渡しが行われる。
このように、決済情報管理サーバ70においても、ロッカー装置10と同様に、居住者がクレジット決済を利用できるか否かを判断することができる。
(2)共用玄関扉の鍵の施錠/開錠時の動作
次に、前述のロッカーへの預け入れサービス提供時に使用した、情報格納部13内のデータを利用して、サービス提供システムが集合住宅の共用玄関扉の鍵の施錠/開錠の制御するときの動作について説明を進める。
図11は、サービス提供システムによる共用玄関扉の鍵の施錠/開錠の制御動作の流れを示すシーケンスチャートである。以下、この図に沿って、動作の説明を進める。
まず、居住者又は来訪者は、集合住宅を訪れ、その共用玄関の外側に設置されている読取装置20の無線通信部22に自分のIDカード1をかざす等して自分自身の利用者IDを読み取らせる(ステップS501)。
読取装置20は、その読み取った利用者IDをロッカー装置10に送信する(ステップS502)。
ロッカー装置10は、その入力された利用者IDをキーにして情報格納部13内のロッカーの利用履歴を参照し、その利用者IDの利用者宛の配達物(宅配物、洗濯物等)の配達状況を確認し、その配達物がロッカーに収納されているか否かを判断し(ステップS503)、その配達状況を示す情報を読取装置20に送信する(ステップS504)。
読取装置20は、その配達状況を示す情報をロッカー装置10から受信すると、その利用者宛の配達物がロッカー内に収納されているか否かを、画面表示、ランプ点灯又は音声等でその利用者に通知する(ステップS505)。
このように、利用者は、集合住宅の共用玄関を訪れた時点で自分宛の配達物があるか否かを容易に把握することが可能となる。
また、ロッカー装置10は、その入力された利用者IDをキーにして情報格納部13内のデータを参照し、その利用者IDに対応付けられているメールアドレスを抽出する(ステップS506)。
そこで、ロッカー装置10は、その抽出アドレス宛の端末(PC又は携帯端末等、図示せず)に、その利用者IDの人物が集合住宅を訪れた又は帰宅した旨の電子メールを送信する(ステップS507)。
このように、そのアドレス宛の人物は自身の端末の表示内容を確認して、IDカード1の保有者が集合住宅を訪れた又は帰宅したことを何処にいても簡単に把握することができるようになる。例えば、親はその子供が自宅マンションに帰宅したことを簡単に把握することができるし、業者が自宅マンションで業務を行っていったこと等も把握可能である。
また、ロッカー装置10は、その入力された利用者IDをキーにして、情報格納部13内のデータを参照し、その利用者IDの利用者に対して共用玄関扉の鍵の開錠が許可されているか否かを判断し(ステップS508)、その共用玄関扉の鍵の開錠の許否を示す情報を読取装置20に送信する(ステップS509)。
読取装置20は、ロッカー装置10から受信した鍵開錠の許否内容を確認し(ステップS510)、その受信情報の内容が開錠を許可するものであった場合には(ステップS510/Yes)、共用玄関扉を開錠するための制御信号を施錠装置30に対して送信する(ステップS511)。
施錠装置30は、その制御信号を受信すると、共用玄関扉の鍵を開錠し(ステップS512)、居住者又は来訪者は、集合住宅の共用玄関内へ入ることが可能となる。
このようにして、施錠装置30は、集合住宅内に入ることが許可された者に対してのみ玄関扉の鍵を開錠するので、集合住宅において高度なセキュリティを実現することが可能となる。また、利用者は、自身のIDカード1を読取装置20上にかざす等するだけで簡単に集合住宅内に入ることができ、共用玄関扉の鍵を開錠するときの煩わしさを軽減させることが可能となる。
また、サービス提供システムは、ロッカーへの預け入れの際に使用する認証用のデータを、そのまま共用玄関扉の鍵の施錠/開錠制御に利用しているので、共用玄関扉の鍵の施錠/開錠制御のために認証用のデータを改めてわざわざ用意する必要がなく、データの記録容量の削減を可能にするとともに、その認証用データの管理の煩わしさを軽減させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、共用玄関扉の鍵の開錠について説明したが、その他の鍵の開錠にも容易に適用できることは言うまでもない。
また、本実施の形態において、サービス提供システムは、利用者が鍵の開錠を試みたときに、その利用者が訪れた又は帰宅したことを認識しているが、その他の読取装置により利用者のデータを読み取ったときに認識するようにしてもよい。
(3)来訪者の映像データの送信動作
また、来訪者は、読取装置20のインタホン機能を用いて、訪問先の居住者の部屋に設置されているインタホンとの間で通話を行うことができる。また、来訪者の訪問先の居住者が不在の場合には、サービス提供システムは、その来訪者を撮影した映像データを訪問先の居住者のユーザ端末40に送信して、来訪者の訪問を通知することができる。
図12は、サービス提供システムによるその来訪者の映像データの送信動作の流れを示すシーケンスチャートである。以下、図に沿って、この映像データの送信動作について説明する。
来訪者は、集合住宅の共用玄関を訪れ、読取装置20の操作部23を用いて、訪問先の居住者の部屋番号を入力すると(ステップS601)、読取装置20は、その入力された部屋番号の部屋に設置されているインタホンに発呼する(ステップS602)。
このとき、読取装置20の撮影部27は、その読取装置20を操作する来訪者の撮影を開始する(ステップS603)。
発呼先の居住者が不在で、その発呼に応答しない時間が予め設定された基準時間を経過すると(ステップS604/Yes)、読取装置20は、その撮影した映像データを、発呼先の居住者の利用者IDとともにロッカー装置10に送信する(ステップS605)。
ロッカー装置10は、その映像データ及び利用者IDを受信すると、この受信したデータを映像蓄積部18に蓄積する(ステップS606)。
その後、ロッカー装置10は、その受信した利用者IDをキーにして、情報格納部13を参照して、そのIDで特定される居住者のメールアドレスを抽出し(ステップS607)、そのアドレス宛のユーザ端末40に、その映像データを添付した電子メールを送信する(ステップS608)。
ユーザ端末40は、その映像データを受信すると、その映像の再生を行う(ステップS609)。居住者は、その映像を閲覧することで、容易に来訪者が誰であったのかを容易に特定することができる。
なお、本実施の形態では、読取装置20によるインタホンの呼び出しをトリガーとして、読取装置20付近の利用者の撮影を開始していたが、例えばIDカード1内のデータの読み取りをトリガーとして撮影を開始するようにしてもよいし、その他のトリガーにより撮影を開始するようにしてもよい。
〔第2の実施の形態〕
以下、本発明の第2の実施の形態におけるサービス提供システムについて、「概要」、「構成」、「動作」の順に説明を進めていく。
なお、以下、特記しない限り、本実施の形態の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様であるものとする。
<第2の実施の形態の概要>
前述の第1の実施の形態におけるサービス提供システムは、ロッカーへの預け入れサービスを提供するとともに、共用玄関扉の鍵の施錠/開錠制御を行っていた。
これに対し、本実施の形態におけるサービス提供システムは、そのロッカーへの預け入れサービスに使用される認証用のデータを用いて、集合住宅のエレベータ制御を行う。
<第2の実施の形態の構成>
次に、第2の実施の形態におけるサービス提供システムの構成について説明する。
図13は、本発明の第2の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態におけるサービス提供システムは、第1の実施の形態と同様に、IDカード1と、ロッカー装置10と、ユーザ端末40とを有し、さらに、各階のエレベータの乗降口付近に設置されIDカード1内のデータを読み取る読取装置50と、ロッカー装置10からの制御信号によりエレベータの動作制御を行うエレベータ制御装置60とを有して構成される。
以下、その読取装置50及びエレベータ制御装置60の構成について詳細に説明する。
図14は、その読取装置50の構成を示す図である。
図に示すように、読取装置50は、読取装置50全体を制御する制御部51と、IDカード1内のデータを読み取る無線通信部52と、キー入力等が可能な操作部53と、メッセージ等を表示する表示部54と、ネットワークを介してロッカー装置10との通信を行うネットワーク通信部55とを有して構成される。
これら読取装置50の各構成部位51〜55は、読取装置20の各構成部位21〜25と同様であるので、その説明の詳細については省略する。
エレベータ制御装置60は、その読取装置50からの制御信号に応じて、エレベータの昇降動作等を制御する。
<第2の実施の形態の動作>
以下、本実施の形態におけるサービス提供システムによる集合住宅のエレベータの動作制御について説明する。
なお、本実施の形態におけるサービス提供システムによるロッカー預け入れ時の動作については、第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
図15は、本実施の形態におけるサービス提供システムによるエレベータ制御の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、図に沿って、このエレベータ制御動作について説明を進める。
居住者や来訪者等の利用者は、エレベータに乗り他の階へ移動するとき、その乗降口付近に設置されている読取装置50の無線通信部52上に、自身のIDカード1をかざす等して、カード内の利用者IDを読み取らせる(ステップS701)。
読取装置50は、その読み取った利用者IDをロッカー装置10に送信する(ステップS702)。
ロッカー装置10は、読取装置50から受信した利用者IDと、情報格納部13に登録済みのデータとを照合して認証を行い(ステップS703)、認証成功、すなわち情報格納部13内の登録データにおいてその利用者がエレベータ動作制御サービスを利用可能となっていれば(ステップS703/Yes)、情報格納部13内のその利用者のデータを参照し、その利用者の部屋番号からその部屋の階数を導き出す(ステップS704)。
そして、ロッカー装置10は、この階数の情報を読取装置50に送信する(ステップS705)。
読取装置50は、その階数の情報をロッカー装置10から受信すると、エレベータをこの読取装置50の設置階に呼び、その受信情報に示される階へ移動させる旨の制御信号をエレベータ制御装置60に送信する(ステップS706)。
エレベータ制御装置60は、その制御信号を受信すると、その受信した制御信号に従って、その制御信号の送信元の読取装置50の設置階にエレベータを移動させ(ステップS707)、その後、制御信号により指定された階へと移動させる(ステップS708)。
このように、サービス提供システムは、ロッカー預け入れサービスに使用する居住者や訪問者の登録済みのデータを利用することにより、居住者又は訪問者は、エレベータの乗降口前で自身のIDカード1を読取装置50にかざす等するだけで、現在いる階にエレベータを呼び、階数を示すボタンをわざわざ押すことなく自動的に自身の居住する部屋の階、又は用事や作業の目的の階までエレベータで容易に移動することが可能となる。
なお、本実施の形態におけるサービス提供システムは、第1の実施の形態におけるサービス提供システムの読取装置20及び施錠装置30に代えて読取装置50及びエレベータ制御装置60を設けた構成としていたが、第1の実施の形態の構成に、読取装置50及びエレベータ制御装置60を追加した構成にしてもよい。
〔第3の実施の形態〕
以下、本発明の第3の実施の形態におけるサービス提供システムについて、「概要」、「構成」、「動作」の順に説明を進めていく。
なお、以下、特記しない限り、本実施の形態の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様であるものとする。
<第3の実施の形態の概要>
以上説明した実施の形態では、サービス提供システムは、ロッカーへの預け入れ、共用玄関扉の鍵の施錠/開錠、来訪者の映像データの送信といった各動作を行っていた。
本実施の形態では、さらに、集合住宅の各部屋に設置されている火災報知器、ガス報知器、非常時の押しボタン等と連動して、火災やガス漏れ等の発生時には、これらの障害発生を集合住宅の警備会社や管理貴社に報知するとともに、その部屋の居住者や関係者に対して障害が発生した旨のメールを送信するようになっている。
<第3の実施の形態の構成>
次に、第3の実施の形態におけるサービス提供システムの構成について説明する。
図16は、本発明の第3の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態におけるサービス提供システムは、第1の実施の形態と同様に、IDカード1と、ロッカー装置10と、ユーザ端末40とを有し、さらに、集合住宅の各部屋に設置され火災やガス漏れ等の障害の発生を感知する障害感知装置61と、その障害感知装置61により感知された障害の発生をネットワークを介して通知する障害通知装置62と、その障害通知装置62から障害発生の通知を受信する障害管理端末63とを有して構成される。
障害感知装置61は、集合住宅の各部屋に設置されている火災やガス漏れ等の障害の発生を感知する装置である。
この障害感知装置61は、火災(一酸化炭素)、ガス漏れ、水漏れ、水の止め忘れ、機器異常等を自動的に感知するセンサであってもよいし、トイレコール、バスコール、居住者の健康異変、不審者の侵入等その部屋の居住者等によるボタンの押下等から、何らかのトラブルを感知するものであってもよい。
障害感知装置61は、それらの障害を感知すると、障害が発生した旨の信号(以下、障害発生信号という)をロッカー装置10及び障害通知装置62に送信し、障害発生を通知する。
この障害感知装置61は、自装置の設置位置を示す情報(集合住宅、部屋)を保有しており、障害発生時には、この設置位置の情報と、障害の内容(火災発生、水漏れ等)とに基づいて、障害発生信号を生成し、この信号の受信側が、障害が発生した場所及び障害の内容を把握できるようになっている。
また、障害通知装置62は、前述の障害発生信号を障害感知装置61から受信すると、この信号をネットワークを介して、集合住宅の警備会社や管理会社等に設置される障害管理端末63に送信する。
なお、この障害通知装置62は、単独で部屋内に設置されていてもよいし、室内インタホンと一体に設けられていてもよい。
また、障害管理端末63は、集合住宅の警備会社や管理会社等において使用されるPCや携帯端末等の情報処理装置である。
障害管理端末63は、障害通知装置62から障害発生信号を受信すると、その信号の内容を解読して、障害が発生した集合住宅、部屋、障害の内容を特定し、表示又は音声で報知できるようになっている。警備会社や管理会社の従業員等は、その障害の内容等を確認して、その障害を解消するために作業を開始する。
<第3の実施の形態の動作>
以下、集合住宅の部屋で障害が発生したときの、本実施の形態におけるサービス提供システムによる、その障害発生の通知動作について説明する。
図17は、本発明の第3の実施の形態におけるサービス提供システムによる障害発生の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、図に沿って、この通知動作について説明を進める。
まず、集合住宅の部屋において、急激に温度や一酸化炭素濃度が上昇したりし、障害感知装置61は、その異常を感知すると(ステップS721/Yes)、前述の障害発生信号を生成し(ステップS722)、障害通知装置62及びロッカー装置10に送信する(ステップS723,S724)。
障害通知装置62は、その障害発生信号を受信すると、この障害発生信号をネットワークを介して障害管理端末63に送信する(ステップS725)。
障害管理端末63は、その障害発生信号を受信すると、この信号の内容を解読して、発生した障害の内容及び発生場所を特定し(ステップS726)、画面表示する(ステップS727)。
警備会社や管理会社の従業員等は、この画面上の内容等を確認して、その障害発生場所に駆けつけて対応する等の作業を開始する。
一方、ロッカー装置10は、障害感知装置61から障害発生信号を受信すると、この信号の内容を解読する(ステップS728)。
次に、ロッカー装置10は、情報格納部13を参照して、この障害発生信号に含まれる、障害が発生した部屋番号等から、連絡先の人物名やメールアドレス等の情報を検索する(ステップS729)。
そして、ロッカー装置10は、障害が発生したことを示す内容のメールを自動作成し(ステップS730)、その検索したアドレス宛のユーザ端末40に送信する(ステップS731)。
ユーザ端末40は、その障害発生のメールを受信すると、その発生した障害の内容を画面表示や音声で報知する(ステップS732)。
例えば、その部屋の居住者又は関係者は、そのメールを確認することで、自分の部屋で何らかの障害が発生したことを認識し、その後、帰宅する等、迅速に行動することができるようになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、集合住宅の部屋で、火災やガス漏れ、居住者の異変といった異常事態や障害が発生した場合、その部屋に設置されている障害感知装置61は、その異変等を感知し、この障害が発生したことが集合住宅の警備会社や管理会社、さらには、外出中のその部屋の居住者等にすぐに通知されるので、居住者、警備会社、管理会社等は、その発生した障害に対して、迅速に対応を開始することができ、その障害による被害の拡大を最小限度に抑えることが可能となる。
なお、本実施の形態では、障害感知装置61が生成した障害発生信号は、障害通知装置62を介して障害管理端末63に送信していたが、障害感知装置61は、障害管理端末63に直接送信するようにしてもよい。
〔第4の実施の形態〕
<第4の実施の形態の概要>
以上説明した実施の形態では、主として、ロッカー装置10が、利用者の認証や、利用者がどのサービスを利用可能かの判断をしていた。
本実施の形態では、第1の実施の形態におけるサービス提供システムに、さらにロッカー管理サーバ80が追加されて設けられている。本実施の形態では、このロッカー管理サーバ80が、ロッカー装置10に代わって、前述の利用者の認証処理や、サービス利用の許否の判断処理を行うものとする。
なお、特記しない限り、本実施の形態における構成及び動作は、本発明の第1の実施の形態と同様であるものとする。
<第4の実施の形態の構成>
図16は、本発明の第4の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。図に示すように、本発明の第4の実施の形態におけるサービス提供システムは、第1の実施の形態におけるシステム構成に、さらに、ロッカー管理サーバ80を追加した構成となっている。ロッカー管理サーバ80は、ネットワークを介してロッカー装置10と接続されている。
このロッカー管理サーバ80は、ロッカー装置10の管理側等により管理される情報処理装置であって、第1の実施の形態におけるロッカー装置10と同様に、前述の利用者の個人情報、クレジットカード情報及び利用可能サービス情報が登録されている。ロッカー管理サーバ80は、これらの登録情報を用いて、システムの利用者の認証やその利用者がクレジット決済を利用可能か否かの判断等を行う機能を備えている。
<第4の実施の形態の動作>
前述したように、本実施の形態におけるロッカー管理サーバ80は、ロッカー装置10に代わって認証動作等を行う。
以下、本実施の形態におけるこれらの各動作(1)〜(4)について説明を進める。
(1)ロッカーへの預け入れサービス提供時の動作
(2)クレジット決済時の動作
(3)共用玄関扉の鍵の施錠/開錠時の動作
(4)エレベータの自動制御時の動作
(1)ロッカーへの預け入れサービス提供時の動作
第1の実施の形態では、居住者又はクリーニング業者は、洗濯物をロッカーに預け入れたり、取り出したりするときに、IDカード1内の利用者IDをロッカー装置10に読み取らせ、ロッカー装置10は、その読み取った利用者IDと自装置に登録済みの情報とを照合して居住者又はクリーニング業者の認証を行い、認証成功であれば、そのロッカー扉の鍵を開錠してロッカーの使用を許可していた。
これに対し、本実施の形態では、ロッカー装置10は、IDカード1内の利用者IDを読み取ると、その読み取った利用者IDをロッカー管理サーバ80に送信する。ロッカー管理サーバ80は、その受信した利用者IDと自装置に登録済みの情報とを照合して居住者又はクリーニング業者の認証を行い、その認証結果をロッカー装置10に返信する。ロッカー装置10は、その認証結果を参照し、認証成功であれば、そのロッカー扉の鍵を開錠してロッカーの使用を許可する。
(2)クレジット決済時の動作
また、第1の実施の形態では、居住者等によるクレジット決済の利用が可能であるか否かの判断をロッカー装置10が行っていたが、本実施の形態では、このクレジット決済の許否の判断処理についてもロッカー管理サーバ80が行う。
すなわち、ロッカー装置10が、IDカード1内のクレジットカード情報を読み取ると、その読み取ったクレジットカード情報をロッカー管理サーバ80に送信する。ロッカー管理サーバ80は、その受信したクレジットカード情報と自装置に登録済みの情報とを照合してその居住者等がクレジット決済が可能か否かを判断し、その判断結果をロッカー装置10に返信する。ロッカー装置10は、その判断結果がクレジット決済の利用を許可するものであれば、その後、第1の実施の形態と同様に、ステップS306以降の処理を実行する。
また、ロッカー管理サーバ80は、その判断結果がクレジット決済の利用を許可するものであれば、その決済情報を決済情報管理サーバ70に送信して、クレジット決済の実行を要求する。決済情報管理サーバ70は、その決済情報を受信すると、その決済内容に従って、銀行等の金融機関のサーバに対してその決済における口座間の引き落としや振り込み処理の要求を送信し、それらの処理を実行させる。
(3)共用玄関扉の鍵の施錠/開錠時の動作
また、第1の実施の形態では、ロッカー装置10は、読取装置20から利用者IDを受信すると、その受信した利用者IDと自装置に登録済みの情報とを照合して居住者又はクリーニング業者の認証を行い、その認証結果を読取装置20に返信し、その認証結果が成功であれば、読取装置20は施錠装置30に制御信号を送信し、共用玄関扉の鍵を開錠させていた。
これに対し、本実施の形態では、ロッカー装置10は、利用者IDを受信すると、その受信した利用者IDをロッカー管理サーバ80に送信する。ロッカー管理サーバ80は、その受信した利用者IDと自装置に登録済みの情報とを照合して、読取装置20に利用者IDを読み取らせた居住者又は来訪者の認証を行い、その認証結果をロッカー装置10に返信する。そして、ロッカー装置10は、その認証結果を読取装置20に送信し、その認証結果が成功であれば、読取装置20は施錠装置30に制御信号を送信し、共用玄関扉の鍵を開錠させる。
(4)エレベータの自動制御時の動作
また、本実施の形態におけるサービス提供システムの構成は、第1の実施の形態の構成にロッカー管理サーバ80を追加した構成となっていたが、第2の実施の形態の構成にロッカー管理サーバ80を追加した構成をとってもよいし、第1の実施の形態の構成に読取装置50、エレベータ制御装置60及びロッカー管理サーバ80を追加した構成をとってもよい。
このとき、ロッカー管理サーバ80は、ロッカー装置10に代わって、利用者によるエレベータの自動制御の利用の許否を判断することができる。
すなわち、ロッカー装置10は、利用者IDを読取装置50から受信すると、その受信した利用者IDをロッカー管理サーバ80に送信する。ロッカー管理サーバ80は、その受信した利用者IDと自装置に登録済みの情報とを照合して、読取装置50に利用者IDを読み取らせた居住者又は来訪者の認証を行い、その認証結果をロッカー装置10に返信する。そして、ロッカー装置10は、その認証結果を読取装置50に送信し、その認証結果が成功であれば、読取装置50はエレベータ制御装置60に制御信号を送信し、エレベータを動作させる。
このように、サービス提供システムに、ロッカー管理サーバ80を設けた場合、ロッカー管理サーバ80は、ロッカー装置10に代わって、認証用のデータ等を自身に登録しておき、利用者の認証、利用者によるサービス利用の許否の判断、クレジット決済利用の許否の判断、エレベータの自動制御利用の許否等を行うので、ロッカー装置10側のデータ管理及び認証処理等の負担を軽減させることが可能となる。
〔実施形態のまとめ〕
以上説明したように、前述の実施の形態においては、集合住宅や各種施設において提供されるロッカーへの物品の預け入れサービスに使用される認証用のデータに、利用可能サービスの情報やその他の情報を追加することで、その集合住宅や各種施設における他のサービスの提供時に利用可能となるので、新たにその他のサービスのために登録するデータ量を減らすことができるとともに、そのデータ管理作業の煩雑さを大幅に軽減させることが可能となる。
なお、前述の実施の形態では、集合住宅等で提供するサービスの一例として、配達物等の物品の預かり、配達物の配達状況の通知、来訪者の映像の送信及びエレベータの自動制御について説明したが、その他のサービスにも適用可能であることは言うまでもない。
また、前述の実施の形態では、利用者ID等をICカード等のIDカード1に記録して、その利用者ID等を非接触で読み取っていたが、その情報が記録される情報記録媒体の種類及び読取方法は、これに限定されない。また、IDカード1にはクレジットカードの機能が備えられているとしたが、いわゆる電子マネーの情報が記録されていてもよい。
さらに、利用者IDを情報記録媒体に記録せずに、利用者がサービス提供システムを利用するその都度、パスワードのようにキー等で入力するようにしてもよい。
また、上記のロッカー装置10、読取装置20,50、施錠装置30、読取装置40、エレベータ制御装置60、障害感知装置61、障害通知装置62、障害管理端末63、決済情報管理サーバ70又はロッカー管理サーバ80は、主にCPUとメモリにロードされたプログラムによって実現される。ただし、それ以外の任意のハードウェアおよびソフトウェアの組合せによってこの装置またはサーバを構成することも可能であり、その設計自由度の高さは当業者には容易に理解されるところである。
また、上記のロッカー装置10、読取装置20,50、施錠装置30、読取装置40、エレベータ制御装置60、障害感知装置61、障害通知装置62、障害管理端末63、決済情報管理サーバ70又はロッカー管理サーバ80をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
なお、上記の実施例は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施例は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるロッカー装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるロッカー装置の外観を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における情報格納部内の居住者又は来訪者のデータ内容の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における読取装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第1段階の居住者が洗濯物をロッカーに預けるときのロッカー装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における情報格納部に格納されるロッカーの利用履歴の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、居住者がロッカーに洗濯物を預け入れた後に、クリーニング業者がその洗濯物を回収するときのロッカー装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるクリーニング業者がクリーニング済みの洗濯物をロッカーに預けるときのロッカー装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、居住者がクリーニング済みの洗濯物をロッカーから取り出すときのロッカー装置の動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、サービス提供システムによる共用玄関扉の鍵の施錠/開錠の制御動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるサービス提供システムによるその来訪者の映像データの送信動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における読取装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるサービス提供システムによるエレベータ制御の動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるサービス提供システムによる障害発生の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第4の実施の形態におけるサービス提供システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 IDカード
10 ロッカー装置
11、21、51 制御部
12、22、52 無線通信部
13 情報格納部
14 ロッカー部
15、23、53 操作部
16、24、54 表示部
17、25、55 ネットワーク通信部
18 映像蓄積部
19 印刷部
20、50 読取装置
26 音声入出力部
27 撮影部
30 施錠装置
40 ユーザ端末
60 エレベータ制御装置
61 障害感知装置
62 障害通知装置
63 障害管理端末
70 決済情報管理サーバ
80 ロッカー管理サーバ

Claims (12)

  1. 集合住宅又は施設に設置され認証を行って自装置に備えられた施解錠可能なロッカーボックスに物品を預け入れ又は取り出すロッカー装置と、同様に前記集合住宅又は施設に設置され該集合住宅又は施設の利用者の固有のデータを読み取る読取装置とがネットワークを介して接続されてなるシステムであって、
    前記読取装置は、前記利用者の固有データを読み取ると、該読み取った固有データを前記ロッカー装置に送信し、
    前記ロッカー装置は、前記読取装置から前記固有データを受信すると、該受信した固有データと、予め自装置に登録済みの前記認証に使用されるデータとを照合して認証を行い、該認証結果の情報を前記読取装置に送信するとともに、前記読取装置から受信した利用者の固有データに基づいて、該利用者の関係者のアドレスを自装置に登録済みのデータから抽出し、該抽出したアドレス宛の端末に、前記利用者の現在位置が前記集合住宅又は施設であることを通知し、
    前記読取装置は、前記認証結果の情報を受信すると、該受信した認証結果に基づいて、接続される機器に所定の動作を実行させるための制御信号を送信することを特徴とするサービス提供システム。
  2. 集合住宅又は施設に設置され認証を行って自装置に備えられたロッカーボックスに物品を預け入れ又は取り出すロッカー装置と、同様に前記集合住宅又は施設に設置され該集合住宅又は施設の利用者の固有のデータを読み取る読取装置とがネットワークを介して接続されてなるシステムであって、
    前記読取装置は、前記読取装置から前記利用者の固有データを読み取ると、該読み取った固有データを前記ロッカー装置に送信し、
    前記ロッカー装置は、前記固有データを受信すると、該受信した固有データと、予め自装置に登録済みの前記認証に使用されるデータとを照合して認証を行い、該認証結果の情報を前記読取装置に送信し、
    前記読取装置は、前記認証結果の情報を受信すると、該受信した認証結果に基づいて、接続される機器に所定の動作を実行させるための制御信号を送信するとともに、前記集合住宅又は施設の部屋のインタホンとの通話可能な通話手段と、自装置を操作する利用者を撮影する撮影手段とを備え、前記部屋のインタホンへの呼び出しに対して所定時間以上応答がなかったとき、前記撮影手段により撮影した映像データを前記ロッカー装置へ送信し、
    前記ロッカー装置は、前記読取装置から前記映像データを受信すると、該受信した映像データを前記部屋に関連する人物の端末に送信することを特徴とするサービス提供システム。
  3. 前記ロッカー装置は、自装置のロッカーに物品が預け入れられると、該預け入れとともに入力された、物品の所有者を特定するための情報に基づいて、該所有者の端末のアドレスを特定し、前記ロッカーへの預け入れを通知する情報を、前記物品の所有者の端末に送信することを特徴とする請求項1又は2記載のサービス提供システム。
  4. 前記サービス提供システムは、前記集合住宅又は施設における所定のサービスの決済情報を管理して、該決済処理を行う決済サーバをさらに有し、
    前記ロッカー装置は、前記決済を利用可能であると判断したとき、前記決済の情報を前記決済サーバに送信し、
    前記決済情報管理サーバは、前記決済の情報を受信すると、該受信情報の内容に従って決済処理を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
  5. 前記ロッカー装置は、印刷を実行し該印刷物を出力する印刷手段を備え、
    前記ロッカーボックスの施解錠が行われると、前記物品の預け入れ及び該預け入れられた物品の取出しの際に決済を行う者に対して、該物品の預け入れ及び決済が行われたことを示す印刷物を出力することを特徴とする請求項4記載のサービス提供システム。
  6. 前記サービス提供システムは、前記集合住宅又は施設における扉の鍵の施錠/開錠を行う施錠装置をさらに有し、
    前記読取装置は、前記認証結果の情報を受信すると、該受信した認証結果に基づいて、接続される前記施錠装置に前記扉の鍵を開錠させるための制御信号を送信し、
    前記施錠装置は、該制御信号を受信すると、前記扉の鍵を開錠することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
  7. 前記ロッカー装置は、前記読取装置から前記利用者の固有データを受信すると、該利用者に関連する物品が前記ロッカーに預け入れられているか否かを判断し、該判断結果の情報を前記読取装置に送信し、
    前記読取装置は、前記判断結果の情報を受信すると、前記ロッカーへの預け入れ状況を前記利用者に通知することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
  8. 前記サービス提供システムは、前記集合住宅又は施設におけるエレベータの動作を制御するエレベータ制御装置をさらに有し、
    前記読取装置は、前記認証結果の情報を受信すると、該受信した認証結果に基づいて、前記エレベータを自装置の設置階まで移動させるための制御信号を、自装置に接続される前記エレベータ制御装置に送信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
  9. 前記ロッカー装置は、前記利用者の固有データを受信すると、認証を行うとともに、該受信データに基づいて前記集合住宅又は施設において前記利用者に関連する階数の情報を自装置に登録済みのデータから抽出し、該抽出した階数データ及び前記認証結果の情報を前記読取装置に送信し、
    前記読取装置は、前記階数データ及び認証結果情報を受信すると、前記エレベータを自装置の設置階まで移動させた後に前記階数データにおいて指定される階に移動させるための制御信号を、前記エレベータ制御装置に送信することを特徴とする請求項8記載のサービス提供システム。
  10. 前記サービス提供システムは、前記集合住宅又は施設の部屋に発生した障害を感知する障害感知装置をさらに有し、
    前記障害感知装置は、前記部屋内の障害を感知すると、該障害が発生した旨の障害発生信号を生成して、前記ロッカー装置に送信し、
    前記ロッカー装置は、前記障害発生信号を受信すると、前記障害が発生したことを示す情報を、前記部屋の居住者又は関係者の端末に送信することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
  11. 前記障害感知装置は、前記障害発生信号を前記部屋の警備会社又は管理会社の端末に送信して、前記部屋で障害が発生したことを通知することを特徴とする請求項10記載のサービス提供システム。
  12. 前記サービス提供システムは、前記ロッカー装置を管理するロッカー管理サーバをさらに有し、
    前記ロッカー装置は、取得した情報を前記ロッカー管理サーバに送信し、
    前記ロッカー管理サーバは、前記ロッカー装置から受信した情報と自身に登録済みのデータとを照合して前記ロッカー装置に代わって前記利用者の認証を行い、該認証結果を前記ロッカー装置に送信し、
    前記ロッカー装置は、前記ロッカー管理サーバから前記認証結果を受信すると、前記認証結果に基づく処理を実行することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
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