JP4881333B2 - 樹脂製プレート - Google Patents

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本発明は、例えばチェストやキャビネットなどの家具を構成する樹脂製プレートに関するものである。
従来、例えばチェストやキャビネットなどの家具を構成するプレートとして木製プレートが主流とされていたが、近年、木材の不足やコスト面での問題などから、このプレートを樹脂で成形した樹脂製プレートが注目されている。
この樹脂でプレートを製造する場合、必要な強度を得ようとして、所謂無垢で肉厚の一枚物にすると、結局材料費がかかってコスト高となり、しかも、重量が重くなってしまうなどの問題が生じることから、射出成形により外板と内板とを補強リブを介して一体成形して成る中空構造とされている。
ところが、この樹脂の一体成形による中空構造の樹脂製プレートは、成形後の表面にヒケやフローマークが発生し易く、よって、外観上の問題点が生じてしまう。
そこで、従来においても、例えば特許第3793613号や特開平5−104652号に開示されるような樹脂製プレート(以下、従来例)が提案されている。
具体的には、この従来例は、外面に補強リブを突設した樹脂製の内板材と、この内板材の外面側に重合され、適宜な手段(ビス等)で連結される樹脂製の外板材とからなる中空構造であり、つまり、プレートの外表面を構成する外板材にはヒケやフローマークが生じる原因となる補強リブは設けず内板材にのみ補強リブを設ける構造であるから、外から看取される外面にはヒケやフローマークが生じることは無く、よって、前述した外観上の問題点を確実に解消し得るものである。
特許第3793613号公報 特開平5−104652号公報
本出願人は、前述した外板材と内板材とを補強リブを介して重合してなる中空構造の樹脂製プレートについて更なる研究開発を進め、その結果、極めて商品価値の高い画期的な樹脂製プレートを開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
外面1bに補強リブ3を突設した樹脂製の内板材1と、この内板材1の外面側に重合される樹脂製の外板材2とからなる中空構造の樹脂製プレートであって、前記外板材2若しくは前記内板材1にプレート側面を構成する側板材4を突設するとともに、前記外板材2と前記内板材1とを重合させた際、前記側板材4の内面4aに重合する重合材5を前記内板材1若しくは前記外板材2に突設し、前記側板材4と前記重合材5との重合に際して、前記側板材4,前記重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、前記側板材4に設けた係止部6が係止する被係止部7を前記重合材5に設け、前記被係止部7に対する前記係止部6の係止状態において、前記側板材4の内面4aに外面5bが重合状態となる前記重合材5の内面5aを支承して、互いに重合する前記側板材4,前記重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部9を前記側板材4に設け、前記側板材4の内面4aに突設される側板補強リブ23に、該側板補強リブ23と対向する前記重合材5の先端部5cを跨いだ状態で該重合材5の内面5aを支承する支承部23aを設けて前記移動阻止部9を構成したことを特徴とする樹脂製プレートに係るものである。
また、前記移動阻止部9を前記側板材4に一体成形したことを特徴とする請求項記載の樹脂製プレートに係るものである。
また、前記側板材4の内面4a若しくは前記重合材5の外面5bに凸状の前記係止部6を設けるとともに、前記重合材5の外面5b若しくは前記側板材4の内面4aに凹状の前記被係止部7を設けて、前記側板材4と前記重合材5との重合に際して、凸状の前記係止部6が前記重合材5の外面5b若しくは前記側板材4の内面4aに乗り上がることで、前記側板材4,前記重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の樹脂製プレートに係るものである。
また、前記外板材2と前記内板材1とを重合させた際、前記内板材1の外面1bに突設した前記補強リブ3に重合する突出材10を前記外板材2の内面2aに突設し、前記突出材10に前記補強リブ3に設けた被係止部3aに係止する係止部10aを設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の樹脂製プレートに係るものである。
また、前記外板材2と前記内板材1とを重合させた際、前記突出材10,前記補強リブ3の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、前記係止部10aが前記被係止部3aに係止するように構成し、前記被係止部3aに対する前記係止部10aの係止状態において、前記補強リブ3と重合する前記突出材10における重合部位の裏側となる部位を支承して、前記突出材10,前記補強リブ3の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部12を前記補強リブ3若しくは内板材1に設けたことを特徴とする請求項記載の樹脂製プレートに係るものである。
また、前記内板材1に支柱15の上端部に設けた嵌合板材16を嵌合する嵌合凹部17を設け、この嵌合凹部17の内壁18に、前記嵌合板材16に設けた被係止部16aに係止する係止部18aを設けたことを特徴とする特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の樹脂製プレートに係るものである。
また、前記嵌合凹部17と前記嵌合板材16との嵌合に際して、前記内壁18,前記嵌合板材16の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、前記係止部18aが前記被係止部16aに係止するように構成し、前記被係止部16aに対する前記係止部18aの係止状態において、前記内壁18と重合する前記嵌合板材16における重合部位の裏側となる部位を支承して、前記内壁18,前記嵌合板材16の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部21を前記嵌合凹部17に設けたことを特徴とする請求項記載の樹脂製プレートに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、例えばチェストやキャビネットなどの家具を構成するプレートとしての十分な強度と良好な外観を有し、また、外板材と内板材との連結が簡易且つ迅速に行われることになり、しかも、この外板材と内板材との連結が極めて堅固な連結であるなど極めて商品価値の高い画期的な樹脂製プレートとなる。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて簡単に説明する。
本発明は、外面に補強リブ3を突設した樹脂製の内板材1の外面側に、樹脂製の外板材2を重合させることで中空構造の樹脂製プレートとなす。
この外板材2と内板材1との連結は、互いに重合させる動作だけで簡易に完了する。
具体的には、本発明は、外板材2若しくは内板材1にプレート側面を構成する側板材4を突設するとともに、外板材2と内板材1とを重合させた際、側板材4の内面に重合する重合材5を内板材1若しくは外板材2に突設し、側板材4と重合材5との重合に際して、側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、側板材4に設けた係止部6が係止する被係止部7を重合材5に設けている。
つまり、外板材2と内板材1とを重合させる動作の中で夫々に設けられた係止部6と被係止部7との係止状態が得られることになり(例えばビスやネジなどの連結手段が不要となる)、しかも、この係止部6と被係止部7との係止状態は、側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴うものであるため、一旦、係止状態となった後は係脱しにくい構造であり、よって、内板材1と外板材2との連結が簡易且つ堅固に行われる。
また、本発明は、外板材2若しくは内板材1にプレート側面を構成する側板材4を突設した構成のため、単に内板材1と外板材2とを連結するだけで所謂無垢で肉厚のプレートのような外観が簡易に得られることになり、しかも、単に外板材2若しくは内板材1に側板材4を突設させただけでなく、この側板材4に内板材1若しくは外板材2に突設させた重合材5を重合させてこの側板材4と重合材5とを連結するものであるから、側板材4が堅固に保持されることでプレート側面はガタツキが生じにくい構造となり、そして更に、このプレート側面を堅固とする構造が前述した外板材2と内板材1との連結構造となる極めて効率的な構造である。
また、本発明は、被係止部7に対する係止部6の係止状態において、側板材4の内面に外面が重合状態となる重合材5の内面を支承して、互いに重合する側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部9を側板材4に設けており、つまり、被係止部7に対して係止部6が係止した後は、被係止部7に対して係止部6が係脱するために必要な状態、即ち、互いに重合する側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動する状態が阻止されることになるから、被係止部7に対する係止部6の係脱が可及的に阻止されることになり、それだけ外板材2と内板材1との連結が堅固(所謂嵌め殺し状態)となり、しかも、側板材4と重合材5との連結も堅固になってより一層堅固なプレート側面が得られることになる。
本発明の具体的な一実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、外面に補強リブ3を突設した樹脂製の内板材1と、この内板材1の外面側に重合される樹脂製の外板材2とからなる中空構造の樹脂製プレートPである。尚、本実施例は、図1に図示したように引き出し体25aを上下多段に並設したチェスト25(衣類収納ケース)の天板となる樹脂製プレートPとして構成しているが、この樹脂製プレートPを用いる構成としてチェストやキャビネットやテーブルの天板などの家具に限られるものではなく、本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
具体的には、外板材2は、図2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材を一体成形した方形板状体であり、この外板材2の内面全周縁部(全ての4辺)には側板材4が突設され、この側板材4は、外板材2に後述する内板材1を重合させて樹脂製プレートPとした際にプレート側面を構成する。
また、側板材4は、図2,3に図示したように内面所定位置に複数の鉤状凸部6が並設状態に突出形成されており、この鉤状凸部6は、外板材2と内板材1とを重合させることで側板材4と後述する重合材5とを重合させた際、重合材5に凹設される凹状の被係止部7に凹凸係止する凸状の係止部6として構成されている。
この係止部6を被係止部7に係止させる際、凸状の係止部6は、側板材4と重合材5との重合に際して、重合材5の外面5bに乗り上がることで、側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動することになり(本実施例では側板材4,重合材5の双方が互いに離反方向に変形移動している。図4,5参照)、この凸状の係止部6が凹状の被係止部7まで達した際、変形移動した部位(側板材4及び重合材5の双方)の弾性作用を伴い、係止部6は被係止部7に落ち込み係止するように構成されている(図6参照)。
尚、後述する内板材1にプレート側面を構成する側板材4を設けて外板材2に後述する重合材5を設けるようにしても良く、また、凸状の係止部を重合材5に設け、凹状の被係止部を側板材4に設けるようにしても良い。
また、側板材4の内面所定には複数の側板補強リブ23が並設されている。
この側板補強リブ23は、図2,3に図示したように側板材4の内面4aと外板材2の内面2aとの間に架設される板状体であり、側板材4における外方への倒れ動を抑制する機能を発揮する。
また、側板補強リブ23は、係止部6の左右側方位置若しくは左右いずれか一方の側方位置における側方近傍位置に設けられている。
また、側板材4(側板補強リブ23)には、被係止部7に対する係止部6の係止状態において、側板材4の内面4aに外面5bが重合状態となる重合材5の内面5aを支承して、互いに重合する側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部9が設けられている。
この移動阻止部9は、図2,3に図示したように前述した側板材4の内面4aに突設される各側板補強リブ23に、該側板補強リブ23と対向する前記重合材5の先端部5cを跨いだ状態で該重合材5の内面5aを支承する凹状の支承部23aを設けて構成されている。
従って、移動阻止部9は、被係止部7に対する係止部6の係止状態において、側板材4の内面4aに外面5bが重合状態となる重合材5の内面5aにして被係止部7の左右側方近傍位置若しくは片方近傍位置を支承して、互いに重合する側板材4,重合材5が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止することになり、係止部6は被係止部7に対して堅固な抜け止め係止状態(嵌め殺し状態)となる。
また、外板材2の内面2aには複数の突出材10が設けられている。
この突出材10は、図2,3に図示したように内面先端位置に鉤状凸部10aが突出形成されており、この鉤状凸部10aは後述する内板材1の外面1bに設けられる補強リブ3に設けた凹状の被係止部3aに凹凸係止する凸状の係止部10aとして構成されている。
この係止部10aを被係止部3sに係止させる際、凸状の係止部10aは、突出材10と補強リブ3との重合に際して、補強リブ3の内面3bに乗り上がることで、突出材10,補強リブ3の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動することになり(本実施例では突出材10,補強リブ3の双方が互いに離反方向に変形移動している。図4参照)、この凸状の係止部10aが凹状の被係止部3aまで達した際、変形移動した部位(突出材10及び補強リブ3の双方)の弾性作用を伴い、係止部10aは被係止部3aに落ち込み係止するように構成されている(図6参照)。
符号20は、突出材10の倒れ動を抑制する補強リブである。
内板材1は、図2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材を一体成形した方形板状体であり、前述した外板材2と同一形状及び同一寸法に設定されている。
また、内板材1の外面全周縁部(全ての4辺)には板状体5が突設されている。
この板状体5は、内板材1に外板材2を重合させた際に該外板材1に突設される側板材4に重合する重合材5である。
この重合材5の所定位置には貫通孔7が形成されており、この貫通孔7は、外板材2に突設した側板材4の係止部6が凹凸係止する凹状の被係止部7である。
また、重合材5は、被係止部7が設けられる部位の側方所定部位に、該重合材5の先端部5cを凹状に形成してなる凹状部5dが設けられており、この凹状部5dには、後述する側板補強リブ23が対向状態となり内側に配設(嵌挿配設)される。
尚、この重合材5は、内板材1の全周縁部に設ける必要は無く、被係止部7を設ける位置にのみ設けるようにしても良い。
また、内板材1の外面1bには、所定高さの多数の補強リブ3が縦横(内板材1の外面1bを縦横に横断する升目状態)に突設されている。
この補強リブ3を介して外板材2と内板材1とを重合連結してなる樹脂製プレートPは中空構造となり、また、樹脂製プレートPは、折り曲げ方向及び捩れ方向への力に対応し得る十分な強度を有する。
この補強リブ3には、図2,3に図示したように貫通孔3aが形成されており、この貫通孔3aは前述した外板材2に突設される突出材10に設けた凸状の係止部10aが凹凸係止する凹状の被係止部3aである。
具体的には、外板材2と内板材1とを重合させた際、突出材10,補強リブ3の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、係止部10aが被係止部3aに係止するように構成されている。
また、本実施例では、被係止部3aに対する係止部10aの係止状態において、補強リブ3と重合する突出材10における重合部位の裏側となる部位を支承して、突出材10,補強リブ3の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部12を補強リブ3若しくは内板材1に設けている。
この移動阻止部12は、図3に図示したように補強リブ3の内面3bと内板材1の外面1bとの間に架設され該補強リブ3を補強する補強リブ19の上部に凹部19aを設けて構成されており、被係止部3aに対する係止部10aの係止状態において、突出材10の外面10bに当接して支承するように構成されている。
従って、係止部10aは被係止部3aに対して抜け止め係止状態(嵌め殺し状態)となり、よって、内板材1と外板材2との中央部においても堅固な連結が簡易且つ確実に得られることになる。
尚、凸状の係止部を補強リブ3に設け、凹状の被係止部を突出材10に設けるようにしても良い。
また、内板材1の内面四隅には凹部17が設けられている。この凹部17は後述する棒状体15を嵌合状態に連結する嵌合凹部17である。
この嵌合凹部17は、図8に図示したように内壁18に、後述する棒状体15の嵌合板材16に設けた凹状の被係止部16aに凹凸係止する凸状の係止部18aが設けられている。
この係止部18aを被係止部16aに係止させる際、凸状の係止部18aは、内壁18と嵌合板材16との重合に際して、嵌合板材16の外面16bに乗り上がることで、内壁18,嵌合板材16の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動することになり(本実施例では嵌合板材16,内壁18の双方が互いに離反方向に変形移動している。図9,10参照)、この凸状の係止部18aが凹状の被係止部16aまで達した際、変形移動した部位(嵌合板材16)の弾性作用を伴い、係止部18aは被係止部16aに落ち込み係止するように構成されている(図12参照)。
また、嵌合凹部17には、被係止部16aに対する係止部18aの係止状態において、内壁18と重合する嵌合板材16における重合部位(外面)の裏側となる部位(内面)を支承して、内壁18,嵌合板材16の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部21が設けられている。
この移動阻止部21は、嵌合凹部17の底面にして係止部18aの左右側方位置に突出形成したものであり、被係止部16aに対する係止部18aの係止状態において嵌合部材16の内面16cにして被係止部16aの左右近傍位置に当接して支承し得るように構成されている。
従って、係止部18aは被係止部16aに対して抜け止め係止状態(嵌め殺し状態)となり、よって、樹脂プレートP(内板材1)に対する棒状体15の堅固な連結が簡易且つ確実に得られることになる。
棒状体15は、図8に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、本実施例では、チェストを構成する支柱として構成されている。
また、この支柱15の上面には前述した内板材1に設けた嵌合凹部17に嵌合する嵌合板材16が設けられている。
この嵌合板材16は、図8に図示したように支柱15の上面にコ字状の板材を突設したものであり、この嵌合板材16には、前述した嵌合凹部17に設けた凸状の係止部18aが凹凸係止する凹状の被係止部16aが設けられている。
尚、凸状の係止部を嵌合板材16に設け、凹状の被係止部を嵌合凹部17の内壁18に設けるようにしても良い。
本実施例は上述のように構成したから、外板材2と内板材1とを重合させる動作の中で夫々に設けられた係止部6と被係止部7との係止状態が得られることになり(例えばビスやネジなどの連結手段が不要となる)、しかも、この係止部6と被係止部7との係止状態は、側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴うものであるため、一旦、係止状態となった後は係脱しにくい構造であり、よって、内板材1と外板材2との連結が簡易且つ堅固に行われる。
また、本実施例は、外板材2にプレート側面を構成する側板材4を突設した構成のため、単に内板材1と外板材2とを連結するだけで所謂無垢で肉厚のプレートのような外観が簡易に得られることになり、しかも、単に外板材2に側板材4を突設させただけでなく、この側板材4に内板材1に突設させた重合材5を重合させてこの側板材4と重合材5とを連結するものであるから、側板材4が堅固に保持されることでプレート側面はガタツキが生じにくい構造となり、そして更に、このプレート側面を堅固とする構造が前述した外板材2と内板材1との連結構造となる極めて効率的な構造である。
また、本実施例は、被係止部7に対する係止部6の係止状態において、側板材4の内面に外面が重合状態となる重合材5の内面を支承して、互いに重合する側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部9を側板材4に設けており、つまり、被係止部7に対して係止部6が係止した後は、被係止部7に対して係止部6が係脱するために必要な状態、即ち、互いに重合する側板材4,重合材5の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動する状態が阻止されることになるから、被係止部7に対する係止部6の係脱が可及的に阻止されることになり、それだけ外板材2と内板材1との連結が堅固(所謂嵌め殺し状態)となり、しかも、側板材4と重合材5との連結も堅固になってより一層堅固なプレート側面が得られることになる。
また、本実施例は、側板材4の内面4aに突設される側板補強リブ23に、該側板補強リブ23と対向する前記重合材5の先端部5cを跨いだ状態で該重合材5の内面5aを支承する支承部23aを設けて前記移動阻止部9を構成したから、単に側板材4を補強する側板補強リブ23に凹状の支承部23aを設ける構造であるから簡易且つ確実に移動阻止部9が得られることになり、しかも、無駄のない非常に効率の良い構造である。
また、本実施例は、移動阻止部9を側板材4に一体成形したものであるから、側板材4の成形と同時に簡易且つ確実に成形することができ、しかも、一体であるからそれだけ強度にも秀れることになる。
また、本実施例は、外板材2と内板材1とを重合させた際、内板材1の外面1bに突設した補強リブ3に重合する突出材10を外板材2の内面2aに突設し、突出材10に補強リブ3に設けた被係止部3aに係止する係止部10aを設けたから、外板材2と内板材1とを重合させた際の周縁部だけでなく、中央部においても係止される構造であるから、より一層堅固な外板材2と内板材1との重合連結状態が得られることになる。
また、本実施例は、外板材2と内板材1とを重合させた際、突出材10,補強リブ3の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、係止部10aが被係止部3aに係止するように構成し、被係止部3aに対する係止部10aの係止状態において、補強リブ3と重合する突出材10における重合部位の裏側となる部位を支承して、突出材10,補強リブ3の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部12を補強リブ3に設けたから、堅固な外板材2と内板材1との重合連結状態が簡易且つ確実に得られることになる。
また、本実施例は、内板材1に支柱15の上端部に設けた嵌合板材16を嵌合する嵌合凹部17を設け、この嵌合凹部17の内壁18に、嵌合板材16に設けた被係止部16aに係止する係止部18aを設けたから、樹脂プレートPに対する支柱15の連結が簡易且つ確実に得られることになる。
また、本実施例は、嵌合凹部17と嵌合板材16との嵌合に際して、内壁18,嵌合板材16の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、係止部18aが被係止部16aに係止するように構成し、被係止部16aに対する係止部18aの係止状態において、内壁18と重合する嵌合板材16における重合部位の裏側となる部位を支承して、内壁18,嵌合板材16の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部21を嵌合凹部17に設けたから、堅固な樹脂プレートPに対する棒状体15の連結が簡易且つ確実に得られることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の使用状態説明図である。 本実施例を示す分解斜視図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の分解斜視図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明断面図である。
1 内板材
1b 外面
2 外板材
2a 内面
3 補強リブ
4 側板材
4a 内面
5 重合材
5a 内面
5b 外面
5c 先端部
6 係止部
7 被係止部
9 移動阻止部
10 突出材
10a 係止部
12 移動阻止部
15 支柱,棒状体
16 嵌合板材
16a 被係止部
17 嵌合凹部
18 内壁
18a 係止部
21 移動阻止部
23 側板補強リブ
23a 支承部

Claims (7)

  1. 外面に補強リブを突設した樹脂製の内板材と、この内板材の外面側に重合される樹脂製の外板材とからなる中空構造の樹脂製プレートであって、前記外板材若しくは前記内板材にプレート側面を構成する側板材を突設するとともに、前記外板材と前記内板材とを重合させた際、前記側板材の内面に重合する重合材を前記内板材若しくは前記外板材に突設し、前記側板材と前記重合材との重合に際して、前記側板材,前記重合材の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、前記側板材に設けた係止部が係止する被係止部を前記重合材に設け、前記被係止部に対する前記係止部の係止状態において、前記側板材の内面に外面が重合状態となる前記重合材の内面を支承して、互いに重合する前記側板材,前記重合材の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部を前記側板材に設け、前記側板材の内面に突設される側板補強リブに、該側板補強リブと対向する前記重合材の先端部を跨いだ状態で該重合材の内面を支承する支承部を設けて前記移動阻止部を構成したことを特徴とする樹脂製プレート。
  2. 前記移動阻止部を前記側板材に一体成形したことを特徴とする請求項記載の樹脂製プレート。
  3. 前記側板材の内面若しくは前記重合材の外面に凸状の前記係止部を設けるとともに、前記重合材の外面若しくは前記側板材の内面に凹状の前記被係止部を設けて、前記側板材と前記重合材との重合に際して、凸状の前記係止部が前記重合材の外面若しくは前記側板材の内面に乗り上がることで、前記側板材,前記重合材の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の樹脂製プレート。
  4. 前記外板材と前記内板材とを重合させた際、前記内板材の外面に突設した前記補強リブに重合する突出材を前記外板材の内面に突設し、前記突出材に前記補強リブに設けた被係止部に係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の樹脂製プレート。
  5. 前記外板材と前記内板材とを重合させた際、前記突出材,前記補強リブの少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、前記係止部が前記被係止部に係止するように構成し、前記被係止部に対する前記係止部の係止状態において、前記補強リブと重合する前記突出材における重合部位の裏側となる部位を支承して、前記突出材,前記補強リブの少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部を前記補強リブ若しくは内板材に設けたことを特徴とする請求項記載の樹脂製プレート。
  6. 前記内板材に支柱の上端部に設けた嵌合板材を嵌合する嵌合凹部を設け、この嵌合凹部の内壁に、前記嵌合板材に設けた被係止部に係止する係止部を設けたことを特徴とする特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の樹脂製プレート。
  7. 前記嵌合凹部と前記嵌合板材との嵌合に際して、前記内壁,前記嵌合板材の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動した後に復帰動する弾性作用を伴い、前記係止部が前記被係止部に係止するように構成し、前記被係止部に対する前記係止部の係止状態において、前記内壁と重合する前記嵌合板材における重合部位の裏側となる部位を支承して、前記内壁,前記嵌合板材の少なくとも一方が他方に対して離反方向に変形移動するのを阻止する移動阻止部を前記嵌合凹部に設けたことを特徴とする請求項記載の樹脂製プレート。
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