JP2020083458A - 収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を向上可能にした収納ケースを提供する。【解決手段】矩形板状の底壁11と、底壁11から上方に延びる矩形筒状の周壁12と、を備え、周壁12が、矩形板状を有して前後で一対となる2つの第1側壁21と、矩形板状を有して左右で一対となる2つの第2側壁22と、から構成され、各第1側壁21が、他の第1側壁21と向かい合う対向面21Aと、対向面21Aとは反対側の面である第1外面21Bと、を備え、第1外面21Bは、収納ケースの左右方向の全幅にわたる矩形状の平面であり、第2側壁22は、対向面21Aの左右方向の端よりも中央寄りで対向面21Aと連結する。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂製の収納ケースに関する。
樹脂製の収納ケースは、屋内に置かれて衣類や雑貨などの物品を収納する(例えば、特許文献1参照)。収納ケースの使用状態は、単一で物品を収納することの他に、複数の収納ケースが積み重ねられた収納棚を構成したり、複数の収納棚の組合せである収納棚セットを構成したりする。
特開2018−039542号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、意匠性の向上を図りつつ、利用上の利便性に配慮した構造を有する収納ケースを提供することが困難であった。
例えば、従来の収納ケースでは、丸みを帯びた角部を備えて、当該角部で正面壁と左右の側面壁とを連結している。結果として、収納ケースが横に並べられる場合には、一方の正面壁と他方の正面壁との空間的な連続性が、丸みを帯びた角部によって断たれてしまう。また、収納ケースの正面壁が屋内壁に寄せられる場合にも、正面壁と屋内壁との空間的な連続性が、丸みを帯びた角部によって断たれてしまう。そして、丸みを帯びた角部による断続は、統一性を欠いた装いを屋内空間に招来させている。
上記課題を解決するための収納ケースは、矩形板状の底壁と、前記底壁から上方に延びる矩形筒状の周壁と、を備える。前記周壁は、矩形板状を有して前後で一対となる2つの第1側壁と、矩形板状を有して左右で一対となる2つの第2側壁と、から構成され、各第1側壁が、他の前記第1側壁と向かい合う対向面と、前記対向面とは反対側の面である第1外面と、を備える。そして、前記第1外面は、収納ケースの左右方向の全幅にわたる矩形状の平面であって、2つの収納ケースが左右に並べられた状態で、一方の収納ケースの前記第1外面と他方の収納ケースの前記第1外面とが面一となる平面であり、前記第2側壁は、前記対向面の左右方向の端よりも中央寄りで前記対向面と連結する。
上記収納ケースによれば、第1外面が収納ケースの左右方向の全幅にわたる矩形状の平面であり、かつ、対向面の左右方向の端よりも中央寄りで第2側壁が対向面と連結する。そのため、例えば、収納ケースが横に並べられる場合には、第1外面が横に並べられて、相互に隣り合う第1外面間での空間的な連続性が得られる。また、例えば、第1外面が屋内壁に寄せられる場合にも、第1外面と屋内壁との空間的な連続性が得られる。さらに、対向面の左右方向の端よりも中央寄りで第2側壁が対向面と連結するため、対向面の左右方向の端と第2側壁とが連結する構成と比べて、第1外面がたわむこと、および、第2側壁がたわむことが抑制可能である。
上記収納ケースにおいて、各第2側壁は、他の前記第2側壁と向かい合う内面を備え、前記底壁と前記対向面とがなす角度、および、前記底壁と前記内面とがなす角度は90°よりも大きくてもよい。この構成によれば、射出形成によって収納ケースを製造するときに、収納ケースから金型を外すことが容易ともなる。
上記収納ケースにおいて、前記底壁の下面から下方に向けて突出し、他の前記収納ケースが備える前記周壁の開口部に篏入可能な大きさを有する矩形枠状の底壁突条を備え、前記底壁突条は、前後で一対となる2つの第1突条と、左右で一対となる2つの第2突条と、から構成され、前記第1突条は、左右方向における中心に切欠きを備え、各第2側壁は、他の前記第2側壁と向かい合う内面を備えてもよい。そして、左右方向においては、前記内面から前記第1側壁の端面を含む平面までの距離は、前記第1側壁の端部幅であり、前記切欠きが有する幅は、前記端部幅の2倍以上であってもよい。この収納ケースによれば、横並びの2つの収納ケースに対し、当該2つの収納ケースの間に跨るように別の収納ケースを積み重ねることが可能ともなる。
上記収納ケースにおいて、各第2側壁は、他の前記第2側壁と向かい合う内面と、前記内面とは反対側の面である第2外面と、前記第2側壁を貫通する第2把手孔と、前記第2把手孔の開口を縁取り前記第2外面から突出する第2把手突条と、を備えてもよい。そして、第2把手孔の内周面は、前記収納ケースの内側に向けて拡開する滑らかな曲面であり、第2把手突条の内周面は、前記収納ケースの外側に向けて拡開する滑らかな曲面であってもよい。この収納ケースによれば、使用者が第2把手部を把手して収納ケースを持ち上げる際に、収納ケースの荷重が使用者の掌の一部に集中することが抑制可能ともなる。
上記収納ケースにおいて、前記2つの第1側壁のなかの一方は、前記第1外面から前記対向面までを貫通する孔を第1把手部として備えてもよい。この収納ケースによれば、第1外面が平面であることを保ちつつ、第1側壁に第1把手部を備えることが可能となる。
収納ケースの一実施形態における正面、平面、右側面側からの斜視図。 収納ケースの一実施形態における背面、底面、左側面側からの斜視図。 図1のA−A線断面図。 収納ケースの一実施形態における正面、平面、左側面側からの斜視図の一部を拡大した部分斜視図。 収納ケースの一実施形態における正面、底面、左側面側からの斜視図の一部を拡大した部分斜視図。 各種サイズの収納ケースが並べられた状態を示す斜視図。 図1のB−B線端面図。 図1のC−C線端面図。 図1のD−D線端面図。 収納ケースが横に並べられた状態での内面の位置を示す正面図。 収納ケースの変形例における蓋体の正面、平面、右側面側からの斜視図。 収納ケースの変形例における蓋体の背面、底面、左側面側からの斜視図。 収納ケースの変更例において収納ケースを組み合わせた斜視図。
以下、収納ケースの一実施形態を図1から図10を参照して説明する。
図1が示すように、収納ケースは、上面を開口した直方体状を有する樹脂製の物品である。収納ケースは、底壁11、周壁12、および、上端フランジ13を備える。底壁11、周壁12、および、上端フランジ13は、一体の樹脂成形体である。
底壁11は、矩形板状を有する。底壁11の周縁部は、周壁12の外側に位置する下端フランジ11Eである。下端フランジ11Eは、周壁12の外周面から外側に向けて突き出る。下端フランジ11Eは、周壁12の全周にわたって位置する。
周壁12は、底壁11から上方に延びる矩形筒状を有する。周壁12は、前後で一対となる2つの第1側壁21、および、左右で一対となる2つの第2側壁22から構成される。各第1側壁21は、底壁11の前後方向の端部から上方に向けて立ち上がる矩形板状を有し、前後方向で他の第1側壁21と対向する。各第2側壁22は、底壁11の左右方向の端部から上方に向けて立ち上がる矩形板状を有し、左右方向で他の第2側壁22と対向する。第1側壁21と第2側壁22とは、互いにほぼ直交する。
各第1側壁21は、対向面21A、および、第1外面21Bを備える。対向面21Aは、該対向面21Aを備えた第1側壁21において、該第1側壁21以外の他の第1側壁21と対向する面である。第1外面21Bは、該第1外面21Bを備えた第1側壁21において、対向面21Aとは反対側の面である。第1外面21Bは、収納ケースの左右方向の全幅にわたる矩形状の平面である。
各第2側壁22は、内面22A、および、第2外面22Bを備える。内面22Aは、該内面22Aを備えた第2側壁22において、該第2側壁22以外の他の第2側壁22と対向する面である。第2外面22Bは、該第2外面22Bを備えた第2側壁22において、内面22Aとは反対側の面である。第2外面22Bは、第2側壁22の前後方向の全幅にわたる矩形状の平面である。
周壁12の開口部12Tは、2つの第1側壁21の上端、および、2つの第2側壁22の上端から構成される。周壁12の開口部12Tは、上端フランジ13に連結されている。上端フランジ13は、周壁12の全周にわたる矩形枠状を有する。上端フランジ13は、底壁11が広がる水平面に沿って、周壁12の開口部12Tから外側に向けて突き出る。上端フランジ13は、周壁12の全周にわたって位置する。
図2が示すように、底壁11は、開口部12Tと対向する底壁上面11A(図1参照)と、底壁上面11Aとは反対側の面である底壁下面11Bとを備える。底壁下面11Bは、矩形枠状の底壁突条11Cを備える。底壁突条11Cは、底壁下面11Bから下方に向けて突き出る。底壁突条11Cは、他の収納ケースが備える上端フランジ13、および、周壁12の開口部12Tに篏入可能な大きさを有する。底壁突条11Cの外周面は、他の収納ケースにおける上端フランジ13の内周面、および、周壁12の内周面と摺接可能な大きさを有する。
底壁突条11Cは、前後で一対となる2つの第1突条11C1と、左右で一対となる2つの第2突条11C2とから構成される。第1突条11C1は、左右方向に延在する。第2突条11C2は、前後方向に延在する。第1突条11C1と第2突条11C2との接続部分は、底壁突条11Cの外側に曲率中心を有した弧状を有する。収納ケースを移動させるためのキャスターの軸は、例えば、第1突条11C1と第2突条11C2とが接続される部分の外側に位置する孔に嵌装される(図5参照)。
図3が示すように、各第2側壁22は、対向面21Aの左右方向の端よりも左右方向の中央寄りで対向面21Aと連結する。各第1側壁21の右端部は、周壁12の上下方向の全幅にわたり、右側の第2外面22Bから右側に向けて突出する補強リブとして機能する。各第1側壁21の左端部は、これもまた、周壁12の上下方向の全幅にわたり、左側の第2外面22Bから左側に向けて突出する補強リブとして機能する。
右側の第2側壁22の内面22Aから第1側壁21の右側の端面21Eを含む平面までの距離、および、左側の第2側壁22の内面22Aから第1側壁21の左側の端面21Eを含む平面までの距離は、共に第1側壁21の端部幅21Wである。第1側壁21の端部幅21Wは、上端フランジ13の左右方向の幅と等しい。(図4参照)なお、上端フランジ13の前後方向の幅、下端フランジ11Eの左右方向の幅、および、下端フランジ11Eの前後方向の幅は、端部幅21Wと等しくてもよい。
図4が示すように、上端フランジ13の左右方向の端面13Eは、各第1側壁21の左右方向の端面21Eと面一である。また、図5が示すように、下端フランジ11Eの左右方向の端面11ESは、各第1側壁21の左右方向の端面21Eと面一である。すなわち、各第1側壁21、および、第1側壁21の上下を挟む上端フランジ13と下端フランジ11Eとは、第1外面21Bと対向する平面視において、収納ケースの左右方向の全幅にわたる矩形状の平面を構成する。
上述したように、(a)第1外面21Bが左右方向の全幅にわたる矩形状の平面であること、(b)各第2側壁22が対向面21Aの左右方向の端よりも中央寄りで対向面21Aと連結すること、これらの形態は、収納ケースにおける外観上の要部である。また、(c)上端フランジ13の左右方向の端面13Eと、第1側壁21の左右方向の端面21Eとが面一であること、(d)下端フランジ11Eの左右方向の端面と、第1側壁21の左右方向の端面とが面一であること、これらの形態もまた、収納ケースにおける外観上の要部である。
図6が示すように、これらの要部を有した収納ケースによれば、例えば、2つの収納ケースが横並びに配置される場合、第1外面21B同士が横並びに配置されて、互いに隣り合う第1外面21Bが恰も単一の平面であるかのように、一方の第1外面21Bと他方の第1外面21Bとの空間的な連続性が得られる。また、屋内壁などに第1外面21Bが寄せられて収納ケースが配置される場合にも、第1外面21Bと屋内壁との空間的な連続性が得られる。
また、収納ケースの左右方向の幅が例えば半分に変更された他の収納ケースが並ぶ場合であれ、収納ケースの上下方向の幅が例えば半分に変更された他の収納ケースが並ぶ場合であれ、上述した空間的な連続性は得られる。特に、互いに異なるサイズの収納ケースが左右方向や上下方向に並ぶ場合では、収納ケースの外形による雑然とした外観が目立つようになるが、上述した空間的な連続性の得られるフラットなデザインであれば、雑然とした外観が目立ち難く、空間的なまとまりによる美観の向上効果がさらに高められる。その結果、例えば家庭の収納に統一感を出すことができる。
また、第1側壁21と第2側壁22とが互いにほぼ直交するため、第1側壁21と第2側壁22とが丸みを帯びた角部で接続された従来の構成と比べて、収納ケースにおける収納容積を増やすこともできる。
図7が示すように、内面22Aは、底壁11から開口部12T(図1参照)に向けて徐々に外側に位置する傾きを有する。内面22Aと底壁11とのなす角度は、90°よりも大きい。内面22Aと底壁11とのなす角度が90°よりも大きい構成であれば、収納ケースを射出成形するための金型を、収容ケースの内側から抜くことが容易である。
第2側壁22は、第2把手部を備える。第2把手部は、第2把手孔22H、および、第2把手突条22Tから構成される。第2把手孔22Hは、第2側壁22を貫通する楕円孔である。第2把手突条22Tは、第2外面22Bにおいて、第2把手孔22Hの開口を縁取り、第2外面22Bから突き出る。第2把手孔22Hの内周面は、収納ケースの内側に向けて拡開する滑らかな曲面である。第2把手突条22Tの内周面は、収納ケースの外側に向けて拡開する滑らかな曲面である。
図8が示すように、対向面21Aは、底壁11から開口部12Tに向けて徐々に外側に位置する傾きを有する。対向面21Aと底壁11とのなす角度は、90°よりも大きい。対向面21Aと底壁11とのなす角度が、90°よりも大きい構成であれば、収納ケースを射出成形するための金型を、収容ケースの内側から抜くことが容易である。
なお、上述した金型の抜き勾配を有する構成では、第1外面21B、および、第2外面22Bと、底壁11とがなす角度も90°よりも大きくなる。この際、図10が示すように、収容ケースが横に並べられた状態では、互い隣り合う第2外面22Bの間に、金型の抜き勾配の分だけ、より大きな隙間が形成されてしまう。一方、第1外面21Bが左右方向の全幅にわたる矩形状の平面であり、各第2側壁22が対向面21Aの左右方向の端よりも中央寄りで対向面21Aと連結する構成であれば、互いに隣り合う第2外面22Bが形成する隙間は、単一の平面であるかのような2つの第1外面21Bで覆われる。結果として、意匠性の向上を可能としながらも、射出成形による製造を容易なものとすることが可能ともなる。
一方の第1側壁21は、第1把手部を備える。第1把手部は、第1把手孔21Hから構成される。第1把手孔21Hは、第1外面21Bから対向面21Aまでを貫通する楕円孔である。第1把手部は、第2把手部と異なり、第1把手孔21Hの開口を縁取る把手突条を有しない。なお、2つの第1側壁21は、第1把手部を省略された構成とすることも可能であり、また、各第1側壁21が第1把手部を備える構成とすることも可能である。
上述したように、(e)左右方向の両端部から第1側壁21が突き出た第2側壁22において第2把手突条22Tを備えること、および、(f)左右方向の全幅にわたる平面である第1外面21Bを備えた第1側壁21において把手突条を有しない第1把手部を備えること、これらの形態は、収納ケースにおける外観上の要部である。第1把手部が把手突条を有しないことは、第2外面22Bと比べて、第1外面21Bが滑らかな平面であることを強調し得る。
図7に戻り、第2側壁22の内面22Aと底壁上面11Aとは、収納ケースの内側に曲率中心を有した曲面によって接続される。内面22Aと底壁上面11Aとを接続する曲面の曲率半径は、第2把手部の下方で半径R2であり、第1側壁21の近傍で半径R1(図9参照)である。半径R2は、前後方向の全体にわたり一定値であって半径R1と同じであってもよく、半径R1よりも大きくてもよい。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)第1外面21Bが収納ケースの左右方向の全幅にわたる矩形状の平面であって、対向面21Aの左右方向の端よりも中央寄りで第2側壁22が対向面21Aと連結する。すなわち、平面である第1外面21Bの左右方向の両端辺が、収納ケースの左右方向の両端に位置するため、第1外面21Bと他の構造体との空間的な連続性が得られる。
(2)第1側壁21の左右方向の両端部が、端部幅21Wを有した補強リブとして機能する。そのため、対向面21Aの左右方向の端と第2側壁22とが連結する構成と比べて、第1外面21Bがたわむこと、および、第2外面22Bがたわむことが抑制可能である。そして、第1外面21Bと対向する位置から見て、補強リブに起因した凹凸が視認されないため、収納ケースの強度を保ち、かつ、収納ケースの意匠性を高めることが可能となる。
(3)収納ケースを射出形成する際に、収納ケースから金型を外すことが容易でもある。
(4)底壁突条11Cが開口部12Tに嵌入可能な大きさであるため、収納ケースを他の収納ケースに積み重ねた際に、2つの収納ケースの相対位置の変位が抑制可能である。
(5)さらに、上端フランジ13の左右方向の幅と、下端フランジ11Eの左右方向の幅とが、端部幅21Wと等しい構成であれば、収納ケースを他の収納ケースに積み重ねた際に、上端フランジ13の外周面と、下端フランジ11Eの外周面とが、上下方向でほぼ一致する。そのため、2つの第1外面21Bと他の構造体との空間的な連続性、および、2つの第1外面21Bの間での空間的な連続性が相まって、1組の収納ケースにおける意匠性が向上可能でもある。
(6)そのうえ、上端フランジ13と下端フランジ11Eとの間に隙間が空くことが抑制可能でもあるため、フランジ間に埃がたまることが抑制可能ともなる。
(7)第1突条11C1と第2突条11C2との接続部分が、底壁突条11Cの外側に曲率中心を有した弧状を有する。そのため、第1突条11C1と第2突条11C2とが直交する構成と比べて、第1側壁21と第2側壁22とが丸みを帯びた角部で接続される従前の収納ケースに対しても、上述した収納ケースを積み重ねることが可能ともなる。
(8)第2把手孔22Hの内周面は、収納ケースの内側に向けて拡開する滑らかな曲面である。また、第2把手突条22Tの内周面は、収納ケースの外側に向けて拡開する滑らかな曲面である。そのため、使用者が第2把手部を把手して収納ケースを持ち上げる際に、収納ケースの荷重が使用者の掌の一部に集中することが抑制可能ともなる。
(9)第1把手部が一方の第1側壁21にのみ備えられる構成であれば、第1把手部を備えた第1外面21Bが視認されやすいように収納ケースを配置すること、および、第1把手部を備えた第1外面21Bが視認されないように収納ケースを配置すること、これらが使用者の好みに応じて変更可能ともなる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
[収納棚]
・収納ケースは、複数の収納ケースを多段に積み重ねた収納棚の構成物品に変更可能であり、また、収納棚セットの構成物品にも変更可能である。収納棚、および、収納棚セットにおいては、構成物品である収納ケースが集合して1つのまとまりある形状をあらわすことによる統一感が得られる。
・収納ケースの左右方向の寸法、および、収納ケースの上下方向の寸法は、適宜変更可能である。例えば、収納ケースの上下方向の寸法は、上記実施形態における上下方向の半分に変更可能である。また、例えば、収納ケースの左右方向の寸法は、上記実施形態における左右方向の寸法の半分に変更可能である。
この際、上下方向の寸法が半分である2つの第1収納ケースを積み重ね、かつ、積み重ねられた第1収納ケースの横に上記実施形態の収納ケースを並べて、単一の収納棚セットを構成することも可能である。
また、左右方向の寸法が半分である第2収納ケースを左右方向に並べ、かつ、横並びにされた第2収納ケースに上記実施形態の収納ケースを積み重ねて、単一の収納棚セットを構成することも可能である。
なお、2つの第2収納ケースに跨がって積み重ねられる収納ケースは、第1突条11C1の左右方向の中心に切欠き11CNを備える。左右方向において切欠き11CNが有する幅は、端部幅21Wの2倍以上である。切欠き11CNを備えた構成であれば、2つの第2収納ケースが備える上端フランジ13が、第1突条11C1の切欠き11CNに入り込めるため、2つの第2収納ケースの間に跨るように別の収納ケースを積み重ねることが可能ともなる。
[蓋体]
・収納ケースは、周壁12の開口部12Tを閉じるための蓋体41を備えてもよい。
図11が示すように、蓋体41は、例えば、矩形板状を有し、蓋体41の周縁は、蓋体41が開口部12Tを閉じた状態で、上端フランジ13の周縁と上下方向でほぼ一致する。蓋体41は、蓋体41の周縁で下方に向けて突出する閉蓋用突条41Bを備える。閉蓋用突条41Bは、収納ケースが備える上端フランジ13、および、周壁12の開口部12Tに篏入可能な大きさを有する。閉蓋用突条41Bの外周面は、収納ケースにおける上端フランジ13の内周面、および、周壁12の内周面と摺接可能な大きさを有する。閉蓋用突条41Bの角部は、第1突条11C1と第2突条11C2との接続部分と同じく、円弧状の突条である。
図12が示すように、蓋体41は、蓋体41の周縁で上方に向けて突出する積み重ね用突条41Tを備える。積み重ね用突条41Tは、収納ケースが備える底壁突条11Cが篏入可能な大きさを有する。積み重ね用突条41Tの内周面は、収納ケースにおける底壁突条11Cの外周面と摺接可能な大きさを有する。
(10)上述した蓋体41を備える構成であれば、閉蓋用突条41Bが周壁12の開口部12Tと篏合することによって、収納ケースの開口部12Tを蓋体41が覆う。この際、蓋体41の周縁と上端フランジ13の周縁とが上下方向でほぼ一致するため、蓋体41と収納ケースとの間に、左右方向や前後方向の段差が形成され難い。結果として、収納ケースと蓋体41とのセットにおける意匠性が向上可能ともなる。
(11)図13が示すように、蓋体41を備えた収納ケースは、蓋体41の上に他の収納ケースを積み重ねることが可能である。この際、上に位置する下端フランジ11Eの周縁と、下に位置する蓋体41の周縁とが、上下方向でほぼ一致するため、上記(1)、(5)、(6)に準じた効果が、閉蓋された収納ケースにおいても得られる。
[その他]
・対向面21A、および、内面22Aの少なくとも一方は、収納ケースの内側に向けて突出して上下方向に延在する補強リブをさらに備えてもよい。
・第1側壁21の左右方向の端面21Eは、上下方向に延在する平面に限らず、例えば、第1外面21Bと対向する位置から見て、左右方向の外側に張り出す弧状面であってもよいし、左右方向の内側に窪む弧状面であってもよい。また、第1側壁21の左右方向の両端面21Eは、左右方向の外側に張り出す弧状面と、左右方向の内側に窪む弧状面とを備えてもよい。こうした端面21Eを備える構成であっても、2つの収納ケースが横並びに配置された際には、一方の収納ケースが備える端面21Eと、他方の収納ケースが備える端面21Eとをほぼ一致させて、空間的な連続性を得ることが可能である。
・第1突条11C1と第2突条11C2との接続部分は、底壁突条11Cの内側に曲率中心を有した弧状を有してもよい。この構成であっても、上記(7)に準じた効果は得られる。
11…底壁、11C…底壁突条、11C1…第1突条、11C2…第2突条、11CN…切欠き、12…周壁、12T…開口部、21…第1側壁、21A…対向面、21B…第1外面、21W…端部幅、22…第2側壁、22A…内面、22B…第2外面、22H…第2把手孔、22T…第2把手突条。

Claims (5)

  1. 矩形板状の底壁と、
    前記底壁から上方に延びる矩形筒状の周壁と、を備え、
    前記周壁が、
    矩形板状を有して前後で一対となる2つの第1側壁と、
    矩形板状を有して左右で一対となる2つの第2側壁と、から構成され、
    各第1側壁が、
    他の前記第1側壁と向かい合う対向面と、
    前記対向面とは反対側の面である第1外面と、を備え、
    前記第1外面は、収納ケースの左右方向の全幅にわたる矩形状の平面であって、2つの収納ケースが左右に並べられた状態で、一方の収納ケースの前記第1外面と他方の収納ケースの前記第1外面とが面一となる平面であり、
    前記第2側壁は、前記対向面の左右方向の端よりも中央寄りで前記対向面と連結する
    収納ケース。
  2. 各第2側壁は、他の前記第2側壁と向かい合う内面を備え、
    前記底壁と前記対向面とがなす角度、および、前記底壁と前記内面とがなす角度は90°よりも大きい
    請求項1に記載の収納ケース。
  3. 前記底壁の下面から下方に向けて突出し、他の前記収納ケースが備える前記周壁の開口部に篏入可能な大きさを有する矩形枠状の底壁突条を備え、
    前記底壁突条は、
    前後で一対となる2つの第1突条と、
    左右で一対となる2つの第2突条と、から構成され、
    前記第1突条は、左右方向における中心に切欠きを備え、
    各第2側壁は、他の前記第2側壁と向かい合う内面を備え、
    左右方向において、
    前記内面から前記第1側壁の端面を含む平面までの距離は、前記第1側壁の端部幅であり、
    前記切欠きが有する幅は、前記端部幅の2倍以上である
    請求項1または2に記載の収納ケース。
  4. 各第2側壁は、
    他の前記第2側壁と向かい合う内面と、
    前記内面とは反対側の面である第2外面と、
    前記第2側壁を貫通する第2把手孔と、
    前記第2把手孔の開口を縁取り前記第2外面から突出する第2把手突条と、を備え、
    第2把手孔の内周面は、前記収納ケースの内側に向けて拡開する滑らかな曲面であり、
    第2把手突条の内周面は、前記収納ケースの外側に向けて拡開する滑らかな曲面である
    請求項1から3のいずれか一項に記載の収納ケース。
  5. 前記2つの第1側壁のなかの一方は、前記第1外面から前記対向面までを貫通する孔を第1把手部として備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載の収納ケース。
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