JP3158038U - 収納ケースの横連結構造 - Google Patents

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俊康 松尾
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Abstract

【課題】収納ケースを横に並べた状態で強固に連結する横連結構造を提供する。【解決手段】上下二以上の棚枠及び支柱からなる枠組体と、上下の棚枠の間の引出とを有する収納ケースを、横に隣接させた状態で連結する連結具6を備えており、棚枠1は収納ケース6を横に隣接させた際に外側面11aが互いに接触又は近接した状態となる枠材10を有し、枠材10は外側面板部11、内側面板部12及び中間板部13を有し、内側面板部12は係止部12aを有し、連結具6は離接する枠材10の下方に位置する主強度部材61を有し、主強度部材61は一方の枠材10の係止部12aに係止する第1の被係止部62と、他方の枠材10の係止部12aに係止する第2の被係止部63と、一方及び他方の枠材10の外側面板部11を内方に挟んだ状態に維持する一対の挟持部材64とを有する。【選択図】図3

Description

本考案は、複数の収納ケースを横に並べた状態で連結することを可能とする収納ケースの横連結構造に関する。
この種の収納ケースの横連結構造としては、上下に配置した複数の棚枠を複数の支柱で連結してなる枠組体と、互いに対向する上下の棚枠の間に挿入する引出とを有する収納ケースに対して、横に隣接させた状態で連結することを可能にする連結具を備え、当該収納ケースを横に隣接させた際に外側面同士が接触あるいは近接した状態となる各棚枠の枠材には、それぞれの上面に結合孔を形成し、連結具には、各枠材の結合孔に挿入する垂直要素を設けたものが知られている(例えば、特許文献1)。
上記各枠材は、平行に配置された補強リブと、これらの補強リブを連結する平板部とによって断面が略コ字状に形成されている。上記結合孔は、その枠材の平板部を貫通するように形成されている。
実用新案登録第3010924号公報
しかしながら、上記従来の収納ケースの横連結構造においては、連結具の各垂直要素を枠材の平板部に形成した結合孔に挿入することによって、収納ケースを結合するようになっており、結合孔の周囲の平板部の剛性が劣ることから、収納ケースの結合強度が十分に得られないという問題があった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、収納ケースを横に並べた状態で強固に連結することのできる収納ケースの横連結構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、上下に配置された少なくとも二つの棚枠を複数の支柱で連結することによって構成された枠組体と、互いに対向する前記上下の棚枠の間に挿入される引出とを有する収納ケースに対して、横に隣接させた状態で連結することを可能にする連結具を備えた収納ケースの横連結構造であって、前記棚枠は、前記収納ケースを横に隣接させた際に外側面が互いに接触又は近接した状態となる枠材を有し、前記枠材は、外側面板部、内側面板部及びこれらを連結する中間板部によって上方に略凸状となるように成形された断面形状を有し、前記内側面板部は、係止部を有し、前記連結具は、前記外側面が互いに接触又は近接した状態となった前記枠材の下方から取り付けられるようになっていると共に、このように取り付けられた状態において当該枠材の下側に位置することになる主強度部材を有しており、前記主強度部材には、前記外側面が互いに接触又は近接した状態の一方の前記枠材における前記内側面板部の前記係止部に係止する第1の被係止部と、同じく前記外側面が互いに接触又は近接した状態の他方の前記枠材における前記内側面板部の前記係止部に係止する第2の被係止部とが設けられていると共に、同じく前記外側面が互いに接触又は近接した状態の一方及び他方の前記枠材における前記外側面板部を内方に挟んだ状態に維持する一対の挟持部材が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記外側面板部には、当該外側面板部を挟んだ状態となる前記挟持部材を当該外側面板部の長手方向の両側から支持する一対の支持部材が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の考案において、前記主強度部材は、平板状に形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3の何れか1項に記載の考案において、前記第1及び第2の被係止部は、前記係止部を一旦よける方向に弾性変形した後に元の形状に復帰することにより、当該係止部に係止するように形成されており、前記第1の被係止部とこの第1の被係止部に近い側の前記挟持部材と前記主強度部材とは、第1の補強部材によって連結され、前記第2の被係止部とこの第2の斜材に近い側の前記挟持部材と前記主強度部材とは、第2の補強部材によって連結されていることを特徴としている。
請求項5に記載の考案は、請求項1〜4の何れか1項に記載の考案において、前記枠材の前記中間板部には、前記外側面板部及び前記内側面板部と並列に延在するように突出する凸条部が設けられており、前記主強度部材には、前記外側面が互いに接触又は近接する状態の一方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第1の拘束部材と、同じく前記外側面が互いに接触又は近接する状態の他方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第2の拘束部材とが設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の考案は、請求項4に記載の考案において、前記枠材の前記中間板部には、前記外側面板部及び前記内側面板部と並列に延在するように突出する凸条部が設けられており、前記主強度部材には、前記外側面が互いに接触又は近接する状態の一方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第1の拘束部材と、同じく前記外側面が互いに接触又は近接する状態の他方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第2の拘束部材とが設けられており、前記第1の拘束部材は前記第1の補強部材と一体に形成され、前記第2の拘束部材は前記第2の補強部材と一体に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の考案によれば、外側面が互いに接触又は近接した状態となった枠材に対してその下方から連結具が取り付けられるようになっていると共に、その連結具は枠材の下側に位置することになる主強度部材を有しており、その主強度部材には、外周面が互いに接触又は近接した状態の一方の枠材における内側面板部の係止部に係止する第1の被係止部と、他方の枠材における内側面板部の係止部に係止する第2の被係止部とが設けられているので、主強度部材を一方及び他方の枠材の双方に確実に固定することができる。
また、主強度部材には、外側面が互いに接触又は近接した状態の一方及び他方の枠材における外側面板部を内方に挟んだ状態に維持する一対の挟持部材が設けられているので、一方の枠材における外側面板部と他方の枠材における外側面板部が離れる方向に移動するのを防止することができる。そして、一方及び他方の枠材における外側面板部を挟持部材で挟んで保持することにより、その連結部の剛性の向上を図ることができる。
従って、収納ケースを横に並べた状態で強固に連結することができる。なお、連結具によって最下位置の棚枠のみを連結するだけでも十分な連結強度を発揮することができるが、格段の棚枠を連結具で連結することにより、収納ケースの連結強度を更に高めることができる。しかも、枠材の下方から連結具を取り付けることによって、各収納ケースを連結するようになっているので、その連結具を各収納ケースから外した後においては、各収納ケースを、連結のための穴などの跡が外観上ほとんど見当たらない通常の収納ケースとして単独で使用することができるという利点もある。
請求項2に記載の考案によれば、外側面板部には当該外側面板部を挟んだ状態となる挟持部材を当該外側面板部の長手方向の両側から支持する一対の支持部材が設けられているので、収納ケースが枠材の長手方向に沿って互いに滑る方向に変位するのを防止することができる。従って、収納ケースを更に強固に連結することができる。
請求項3に記載の考案によれば、主強度部材が平板状に形成されているので、連結具が各棚枠から下方に突出する量を極めて少量に抑えることができる。従って、例えば下から二番目以上にある棚枠を連結具で連結した場合でも、その連結具が上下の棚枠の間に挿入される引出の抜き差しの邪魔になるのを防止することができる。
請求項4に記載の考案によれば、連結具の第1及び第2の被係止部が内側面板部の係止部を一旦よける方向に弾性変形した後に元の形状に復帰することにより、当該係止部に係止するように形成されており、第1の被係止部とこれに近い側の挟持部材と主強度部材とが第1の補強部材によって連結され、第2の被係止部とこれに近い側の挟持部材と主強度部材とが第2の補強部材によって連結されているので、第1及び第2の被係止部が元の形状に復帰する力を増大させることができる。そして、この場合には、係止部側の内側面板部も弾性変形することにより、第1及び第2の被係止部と各内側面板部の係止部との係止が可能となり、第1及び第2の被係止部と各内側面板部の双方における大きな弾性復帰力により、係止状態が維持されることになる。従って、連結具を隣接する枠材に強固に固定することができるので、収納ケースを横に並べた状態に更に強固に連結することができる。
請求項5に記載の考案によれば、枠材の中間板部には外側面板部及び内側面板部と並列に延在する凸条部が設けられており、主強度部材には一方の枠材における凸条部の左右の側面を拘束する凹部を有する第1の拘束部材が設けられていると共に、他方の枠材における凸条部の左右の側面を拘束する凹部を有する第2の拘束部材が設けられているので、一方の枠材と他方の枠材が離れる方向に移動するのを更に強固に阻止することができる。従って、収納ケースの連結強度を更に高めることができる。
請求項6に記載の考案によれば、第1の拘束部材が第1の補強部材と一体に形成され、第2の拘束部材が第2の補強部材と一体に形成されているので、第1の拘束部材や第2の拘束部材の剛性が高まることになる。従って、一方及び他方の枠材をより高い剛性力をもって連結することができるので、収納ケースの連結強度を更に高めることができる。
本考案の一実施例として示した収納ケースの横連結構造における連結対象の収納ケースを示す図であって、(a)は所定の間隔をおいて配置した2つの収納ケースを示す正面図であり、(b)は横に隣接させて連結した後の2つの収納ケースを示す正面図であり、(c)は(b)における各収納ケースから引出を全て取り外した後の収納ケース(即ち、枠組体のみ)を示す正面図であり、(d)は(c)のD矢視図(即ち、枠組体の底面図)である。 同収納ケースの横連結構造を示す図であって、図1(d)の要部IIを示す底面図である。 同収納ケースの横連結構造を示す図であって、(a)は図2のIII−III線に沿う断面図であり、(b)は(a)における各枠材に対して連結具を下方に移動した状態を示す断面図である。 同収納ケースの横連結構造を示す図であって、(a)は連結具の正面図であり、(b)は連結具の平面図であり、(c)は(a)のC矢視図である。 同収納ケースの横連結構造を示す図であって、図2において連結具を取り除いた後の2本の枠材が外側面で互いに接触した状態を示す要部底面図である。 同収納ケースの横連結構造を示す図であって、図5で示した部分について上方から見た状態を示す要部平面図である。 同収納ケースの横連結構造の他の例を示す図であって、連結具の位置にキャスタを設けた状態を示す要部断面図である。
本考案を実施するための形態を実施例に基づいて詳細に説明する。
この実施例で示す収納ケースの横連結構造は、図1に示すように、上下に配置された少なくとも二つ(この例では四つ)の棚枠1を複数の支柱2で連結することによって構成された枠組体3と、互いに対向する上下の棚枠1、1の間に挿入する引出4とを有する収納ケース5に対して、横に隣接させた状態で連結することを可能にする連結具6を備えた構成になっている。但し、最上位置の棚枠1は、上面を覆うカバーが設けられたものとなっている。また、棚枠1、支柱2、引出4及び連結具6については、それぞれがプラスチックによって一体的に形成されたものとなっている。
棚枠1は、図1(d)に示すように、収納ケース5を横に隣接させた際に外側面11aが互いに接触又は近接した状態となる枠材10を有している。この場合、棚枠1は、枠材10によって四角形状(この例では長方形状)に形成されており、その長辺側の枠材10の外側面11aが接触又は近接した状態となるようになっている。また、枠組体3は、組立て式のもので構成されており、各棚枠1には、支柱2との連結を図る継手部101が形成されている。また、継手部101には、棚枠1が最下位に設けられた際に、キャスタ(図示せず)の装着を可能にすべく、そのキャスタの支持軸を保持するための保持孔(図示せず)が形成されている。
連結具6によって連結する枠材10は、図2及び図3に示すように、外側面板部11、内側面板部12及びこれらを連結する中間板部13によって上方に略凸状となるように屈曲成形された断面形状を有している。内側面板部12は、図3に示すように、係止部12aを有している。係止部12aは、内側面板部12の一部が傾斜面12bを介して内方に盛り上がるように形成された圧肉部12cの上端に平面状に形成されている。傾斜面12bは、下方から上方に向うに従って漸次内方に位置するように傾斜している。係止部12aは、枠材10を平面視すると図6に示すように形成されている。傾斜面12bは、枠材10を低面視すると図5に示すように形成されている。
連結具6は、図3及び図4に示すように、外側面11aが互いに接触又は近接した状態となった各枠材10の下方から取り付けるようになっていると共に、このようにして取り付けられた状態において各枠材10の下側に位置する主強度部材61を有している。
主強度部材61は、図2に示すように、外側面11aが互いに接触又は近接した状態となった各枠材10の一方の枠材10の内側面板部12から他方の枠材10の内側面板部12にわたるような長さの直角四角形状(この例では内側面板部12、12間の方向に長い長方形状)に形成されている。そして、主強度部材61は、図3に示すように、連結具6を各枠材10に取り付けた状態において、その長手方向の各端部が一方及び他方の枠材10における各内側面板部12の下縁に接触又は近接するようになっている。
また、主強度部材61には、外側面11aが互いに接触又は近接した状態の一方の枠材10における内側面板部12の係止部12aに係止する第1の被係止部62と、他方の枠材10における内側面板部12の係止部12aに係止する第2の被係止部63とが設けられている。
第1の被係止部62は、主強度部材61の上面から垂直に突出する平板部62aと、この平板部62aの先端部に形成された鉤部62bとによって形成されている。平板部62aは、連結具6を隣接する枠材10に取り付ける際に、鉤部62aが傾斜面12bに当接することによって、当該傾斜面12b及び係止部12aを一旦よけるように弾性的に湾曲(弾性変形)した後に、当該鉤部62bが係止部12aを超えることによって、元の形状に復帰するようになっている。鉤部62bは、平板部62aが元の形状に復帰することにより、係止部12aに係止して、連結具6を枠材10に確実に固定するようになっている。第2の被係止部63についても、第1の被係止部62と同様に構成されているので、当該第1の被係止部62と同一の符号を付して説明を省略する。なお、この例においては、第1及び第の被係止部62、63がそれぞれ後述する第1及び第2の補強板(第1及び第2の補強部材)65、66によって強化されているので、当該第1及び第の被係止部62、63がそれぞれ係止部12aに係止する際には主に内側面板部12の方が弾性変形することになる。
更に、主強度部材61には、外側面11aが互いに接触又は近接した状態の一方及び他方の枠材10における外側面板部11を内方に挟んだ状態に維持する一対の挟持部材64が設けられている。一対の挟持部材64は、図4に示すように、平板状に形成されたものであり、主強度部材61の上面から垂直に突出し、かつ互いに平行となるようにして、主強度部材61の全幅にわたって延在するように形成されている。この挟持部材64は、第1及び第2の被係止部62、63の平板部62aとも平行に形成されている。
また、第1の被係止部62とこの第1の被係止部62に近い側の挟持部材64と主強度部材61とは、第1の補強板65によって一体的に連結され、第2の被係止部63とこの第2の斜材に近い側の挟持部材64と主強度部材61とは、第2の補強板66によって一体的に連結されている。
外側面板部11には、図2〜図6に示すように、その内側面11bに、当該外側面板部11を挟んだ状態となっている挟持部材64を当該外側面板部11の長手方向(主強度部材61の幅方向)の両側から支持する一対の支持部材11c、11cが設けられている。
枠材10の中間板部13には、図2及び図3に示すように、外側面板部11及び内側面板部12と並列に延在するように突出する凸条部14が設けられている。即ち、凸条部14は、中間板部13の一部を下方に凸となるように湾曲形成したものであり、その左右の側面の延在する方向が外側面板部11及び内側面板部12の延在する方向と平行に形成されている。
主強度部材61には、図3に示すように、外側面11aが互いに接触又は近接する状態の一方の枠材10における凸条部14の左右の側面を拘束するように形成された凹部67aを有する第1の拘束部材67と、他方の枠材10における凸条部14の左右の側面を拘束するように形成された凹部68aを有する第2の拘束部材68とが設けられている。そして、第1の拘束部材67は第1の補強板65と一体に形成され、第2の拘束部材68は第2の補強板66と一体に形成されている。
上記のように構成された収納ケースの横連結構造においては、連結具6の主強度部材61が枠材10、10の下側に位置するようになっており、その主強度部材61には一方の枠材10における内側面板部12の係止部12aに係止する第1の被係止部62と、他方の枠材10における内側面板部12の係止部12aに係止する第2の被係止部63とが設けられているので、主強度部材61を一方及び他方の枠材10の双方に確実に固定することができる。
しかも、主強度部材61には、一方及び他方の枠材10における互いに接触又は近接した状態の外側面11aを有する外側面板部11を内方に挟んだ状態に維持する一対の挟持部材64が設けられているので、一方の枠材10における外側面板部11と他方の枠材10における外側面板部11が離れる方向に移動するのを防止することができる。そして、一方及び他方の枠材10における外側面板部11を挟持部材64で挟んで保持することにより、その連結部の剛性の向上を図ることができる。特に、挟持部材64を主強度部材61の全幅にわたる幅広の板状材によって形成しているので、連結部とのなる外側面板部11を挟持部材64で十分に補強することができると共に、その連結部の剛性の向上を図ることができる。
従って、収納ケース5を横に並べた状態で強固に連結することができる。なお、連結具6によって最下位置の棚枠1のみを連結するだけでも十分な連結強度を得ることができるが、上下の各棚枠1を連結具6で連結することにより、収納ケース5の連結強度を更に高めることができる。しかも、枠材10の下方から連結具6を取り付けることによって、収納ケース5を連結するようになっているので、その連結具6を各収納ケース5から外した後においては、各収納ケース5を、連結のための穴などの跡が外観上ほとんど見当たらない通常の収納ケースとして、単独で使用することができるという利点もある。
また、外側面板部11には当該外側面板部11を挟んだ状態に維持する挟持部材64を当該外側面板部11の長手方向の両側から支持する一対の支持部材11cが設けられているので、収納ケース5が枠材10の長手方向に沿って互いにずれるように移動するのを防止することができる。従って、この点からも収納ケース5を確実に連結することができる。
更に、主強度部材61が平板状に形成されているので、連結具6が棚枠1の枠材10から下方に突出する量を極めて少量に抑えることができる。従って、例えば下から二番目の棚枠1を連結具6で連結した場合に、その連結具6が一番目と二番面の棚枠1の間の引出4の抜き差しに際して支障となるのを防止することができる。
そして更に、連結具6の第1及び第2の被係止部62、63が内側面板部12の係止部12aを一旦よける方向に弾性変形した後に元の形状に復帰することにより、当該係止部12aに係止するように形成されており、第1の被係止部62とこれに近い側の挟持部材64と主強度部材61とが第1の補強板65によって連結され、第2の被係止部63とこれに近い側の挟持部材64と主強度部材61とが第2の補強板66によって連結されているので、第1及び第2の被係止部62、63が元の形状に復帰する力を増大させることができる。この場合、係止部12a側の内側面板部12も弾性変形することにより、第1及び第2の被係止部62、63と各内側面板部12の係止部12aとの係止が可能となり、第1及び第2の被係止部62、63と各内側面板部12の双方における大きな弾性復帰力により、係止状態が維持されることになる。従って、連結具6を隣接する枠材10に強固に固定することができる。
また、枠材10の中間板部13には外側面板部11及び内側面板部12と並列に延在する凸条部14が設けられており、主強度部材61には一方の枠材10における凸条部14の左右の側面を拘束する凹部67aを有する第1の拘束部材67が設けられていると共に、他方の枠材10における凸条部14の左右の側面を拘束する凹部68aを有する第2の拘束部材68が設けられているので、一方の枠材10と他方の枠材10が離れる方向に移動するのを更に強固に防止することができる。従って、収納ケース5の連結強度を更に高めることができる。
かつまた、第1の拘束部材67が第1の補強板65と一体に形成され、第2の拘束部材68が第2の補強板66と一体に形成されているので、第1の拘束部材67や第2の拘束部材68自体の剛性を高めることができる。従って、連結具6によって一方及び他方の枠材10をより高い剛性力をもって保持することができるので、収納ケース5の連結強度を更に高めることができる。
なお、上記実施例においては、第1及び第2の拘束部材67、68をそれぞれ第1及び第2の補強板65、66に一体的に形成した例を示したが、第1及び第2の補強板65、66を設けずに第1及び第2の拘束部材67、68を設けたり、第1及び第2の拘束部材67、68を第1及び第2の補強板65、66とは別体のものとして設けてもよい。
また、最下位置の棚枠1には、図1(d)に示すように、支柱2との連結を図る継手部101にキャスタの保持孔が形成されていることから、連結具6によって連結した後の収納ケース5についても、その保持孔に取り付けたキャスタによって床上等を移動することが可能であるが、図7に示すように、キャスタ7を連結具6に設けるように構成してもよい。
1 棚枠
2 支柱
3 枠組体
4 引出
5 収納ケース
6 連結具
10 枠材
11 外側面板部
11a 外側面
11c 支持部材
12 内側面板部
12a 係止部
13 中間板部
14 凸条部
61 主強度部材
62 第1の被係止部
63 第2の被係止部
64 挟持部材
65 第1の補強板(第1の補強部材)
66 第2の補強板(第2の補強部材)
67 第1の拘束部材
67a、68a 凹部
68 第2の拘束部材

Claims (6)

  1. 上下に配置された少なくとも二つの棚枠を複数の支柱で連結することによって構成された枠組体と、互いに対向する前記上下の棚枠の間に挿入される引出とを有する収納ケースに対して、横に隣接させた状態で連結することを可能にする連結具を備えた収納ケースの横連結構造であって、
    前記棚枠は、前記収納ケースを横に隣接させた際に外側面が互いに接触又は近接した状態となる枠材を有し、
    前記枠材は、外側面板部、内側面板部及びこれらを連結する中間板部によって上方に略凸状となるように成形された断面形状を有し、
    前記内側面板部は、係止部を有し、
    前記連結具は、前記外側面が互いに接触又は近接した状態となった前記枠材の下方から取り付けられるようになっていると共に、このように取り付けられた状態において当該枠材の下側に位置することになる主強度部材を有しており、
    前記主強度部材には、前記外側面が互いに接触又は近接した状態の一方の前記枠材における前記内側面板部の前記係止部に係止する第1の被係止部と、同じく前記外側面が互いに接触又は近接した状態の他方の前記枠材における前記内側面板部の前記係止部に係止する第2の被係止部とが設けられていると共に、同じく前記外側面が互いに接触又は近接した状態の一方及び他方の前記枠材における前記外側面板部を内方に挟んだ状態に維持する一対の挟持部材が設けられていることを特徴とする収納ケースの横連結構造。
  2. 前記外側面板部には、当該外側面板部を挟んだ状態となる前記挟持部材を当該外側面板部の長手方向の両側から支持する一対の支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の収納ケースの横連結構造。
  3. 前記主強度部材は、平板状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収納ケースの横連結構造。
  4. 前記第1及び第2の被係止部は、前記係止部を一旦よける方向に弾性変形した後に元の形状に復帰することにより、当該係止部に係止するように形成されており、
    前記第1の被係止部とこの第1の被係止部に近い側の前記挟持部材と前記主強度部材とは、第1の補強部材によって連結され、前記第2の被係止部とこの第2の斜材に近い側の前記挟持部材と前記主強度部材とは、第2の補強部材によって連結されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の収納ケースの横連結構造。
  5. 前記枠材の前記中間板部には、前記外側面板部及び前記内側面板部と並列に延在するように突出する凸条部が設けられており、
    前記主強度部材には、前記外側面が互いに接触又は近接する状態の一方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第1の拘束部材と、同じく前記外側面が互いに接触又は近接する状態の他方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第2の拘束部材とが設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の収納ケースの横連結構造。
  6. 前記枠材の前記中間板部には、前記外側面板部及び前記内側面板部と並列に延在するように突出する凸条部が設けられており、
    前記主強度部材には、前記外側面が互いに接触又は近接する状態の一方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第1の拘束部材と、同じく前記外側面が互いに接触又は近接する状態の他方の前記枠材における前記凸条部の左右の側面を拘束するように形成された凹部を有する第2の拘束部材とが設けられており、
    前記第1の拘束部材は前記第1の補強部材と一体に形成され、前記第2の拘束部材は前記第2の補強部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の収納ケースの横連結構造。
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