JP5711286B2 - 組立式収納体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばシューズラックや収納棚等、載置部と支柱部とを組み合わせて形成される組立式収納体に関するものである。
従来、この種の組立式収納体は、一般的には、各角部の表裏両面に支柱を連結する凹部を設けた複数の棚板と、この棚板の凹部に差し込み連結する断面矩形又は断面円形の複数の支柱とで構成され、一の棚板の各角部の表裏両面に設けられた凹部に支柱の一端を差し込み連結し、この支柱の他端に他の棚板を同様に差し込み連結して組み立ててゆき、一段または多段の収納部を形成するように構成されている。
しかしながら、従来の組立式収納体は、前述したように支柱が断面矩形又は断面円形をしており、これを差し込み連結するための凹部の形成にある程度の面積を要するため、この凹部形成によって収納部の収納面積が削られたり、或いは、引き出しや収納箱を設ける場合などは支柱により間口が狭くなり左右に無駄なスペースが生じたりして、収納部を有効利用できない問題があった。
このような問題を解決するために、特開2004−81439号(特許文献1)のように支柱形状を細長い楕円形状にして支柱の幅を狭くしたり、特開平11−346840号(特許文献2)のように棚板の角部を外方に膨出させ、この膨出部に凹部を形成するなどして、できるだけ支柱を収納部に掛からないようにして、広い収納面積を確保するように構成した様々な組立式収納体が提案されている。
特開2004−81439号公報 特開平11−346840号公報
しかしながら、これらの組立式収納体は、収納面積を確保できる反面、外形状、特に棚板と支柱の連結部において段差や凹凸が目立つようになり、支柱と棚板との一体感が無くなり、デザイン性の乏しい外観となってしまう問題があった。
本発明は、このような現状に鑑み、棚板と支柱との連結構造を改良し、従来の組立式収納体に比べて連結部付近に凹凸や段差が無くデザイン性に優れた組立式収納体を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
板状又は枠状に形成した載置部1と、この載置部1を支持する支柱部2とから成る組立式収納体において、前記載置部1の周面1Aに、前記支柱部2と係合する係合凹部3を該載置部1の周面1Aに対して内側に向かって凹設すると共に、この係合凹部3の内面に前記支柱部2を上下方向に摺動案内する摺動案内部4を設け、前記支柱部2の長さ方向一側端部と長さ方向他側端部の一方に差し込み係合片5を設け、他方に他の支柱部2又は他の部材の差込み係止片5を差し込み係合する差し込み凹部6若しくは前記載置部1と係合することで前記差し込み凹部6を形成し得る差し込み凹部形成片20を設け、且つ前記長さ方向一側端部と長さ方向他側端部のいずれか一方に前記摺動案内部4に摺動係合する摺動係合部7を設けると共に、この摺動係合部7を設けた側の端部を、前記摺動案内部4の摺動案内によって前記載置部1の周面1Aに設けた係合凹部3に上下方向に摺動させて係合した際、この係合凹部3と係合した支柱部2の端部外面が隣接する前記載置部1の周面1Aと面一状態となるように構成し、この載置部1の周面1Aに外面を面一状態にして設けた前記支柱部2の端部に他の支柱部2若しくは他の部材を連結した際、この連結した他の支柱部2若しくは他の部材の連結部付近の外面と前記載置部1の周面1Aに面一状態に設けた前記支柱部2の端部外面とが面一状態となるように構成したことを特徴とする組立式収納体に係るものである。
また、前記係合凹部3を前記載置部1の角部の周面1Aに形成すると共に、前記載置部1の角部を形成する二面に跨る折曲形状又は湾曲形状に形成すると共に、この係合凹部3に係合する前記支柱部2の端部形状を折曲形状又は湾曲形状に形成し、この端部形状を折曲形状又は湾曲形状に形成した前記支柱部2を前記係合凹部3に係合した際、前記支柱部2の左右両端部外面が隣接する前記載置部1の周面1Aと面一状態となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の組立式収納体に係るものである。
また、前記支柱部2は、該支柱部2の長さ方向一側端部と長さ方向他側端部の一方に連結係止片8を設け他方に抜け止め係止部9を設けて、この連結係止片8を他の支柱部2若しくは他の部材の抜け止め係止部9に抜け止め係止する、又はこの抜け止め係止部9に他の支柱部2若しくは他の部材の連結係止片8を抜け止め係止して、他の支柱部2若しくは他の部材と分離不能に連結し得る構成とすると共に、この支柱部2同士若しくは支柱部2と他の部材との分離不能状態を解除するために前記抜け止め係止部9に抜け止め係止している前記連結係止片8の抜け止め係止状態を解除する際、この抜け止め係止状態の連結係止片8の先端部を指先で引き操作若しくは押し操作し得る指入れ操作空間部10を前記抜け止め係止部9に連設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の組立式収納体に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、載置部に支柱部又は他の部材を連結した際、これらの外面、即ち、載置部の周面と支柱部又は他の部材(例えば底板部としての載置部に取り付ける脚部や天板部としての載置部に取り付ける天板部材など)の外面とが面一状態になり、滑らかに連続して一体感の生じる見た目に良い外観になり、従来の組立式収納体に比べて連結部付近に凹凸や段差が無くデザイン性に優れた組立式収納体となる。
また、従来は、棚板の表裏両面に支柱を差し込み連結するため、この支柱を差し込む凹部に支柱二本分を差し込む深さを要し、そのため、棚板を厚くするか、或いは、この凹部形成箇所だけ厚みを厚くしなければならず、必要以上に棚板の厚みが厚くなったり一部が突出したりして外観を損ねていたが、この点、本発明は、載置部に連結する支柱部は、上方側と下方側のいずれか一方側から係合する支柱部のみで、他方側から係合する支柱部又は他の部材は載置部と連結している支柱部に差し込み係合するので、従来のように、二本分の支柱部を差し込むために載置部の厚みを厚くしたり係合凹部の形成箇所だけ厚みを厚くしたりする必要が無く、載置部を最適な厚みや凹凸の無い形状に形成することができ、これにより、見た目の良いスマートな形状の載置部を形成することができ、よりデザイン性に優れた組立式収納体となる。
しかも、本発明は、支柱部が載置部の周面に係合する構成としたので、支柱部を載置部に連結した際に、この連結した支柱部が載置面に干渉せず、これにより、載置部の載置面を広く有効的に利用することができ、また、この載置部に収納ケースや引き出しを収納するように構成した場合も、支柱部間が広く収納ケースや引き出しを出し入れする間口が広くなるので、幅広の収納ケースや引き出しを採用することができ、より多くの収納物が収納可能となる実用性に優れた画期的な組立式収納体となる。
また、請求項2記載の発明においては、より一層デザイン性に優れ、且つ、収納体の剛性も向上する実用性に優れた組立式収納体となる。
また、請求項3記載の発明においては、抜け止め係止部に係止している連結係止片の係止解除操作が極めて容易にでき、極めて容易に分解作業を行うことができる実用性に優れた組立式収納体となる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の載置部を示す平面図である。 実施例1の載置部の角部を示す平断面図である。 実施例1の載置部の角部を示す斜視図である。 実施例1の支柱部を示す斜視図である。 実施例1の支柱部の上端部を示す平断面図である。 実施例1の支柱部の上端部を示す斜視図である。 実施例1の支柱部の下端部を示す平断面図である。 実施例1の支柱部の下端部を示す斜視図である。 実施例1の載置部と支柱部の連結状態を示す側断面図である。 実施例1の載置部と支柱部の連結状態を示す平断面図である。 実施例1の天板部材を示す斜視図である。 実施例1の脚部を示す説明斜視図である。 実施例1の組み立て手順を示す図である。 実施例1の組み立て手順を示す図である。 実施例1の組み立て手順を示す図である。 実施例1の指入れ操作空間部を示す斜視図である。 実施例2の支柱部の下端部を示す平断面図である。 実施例2の支柱部の下端部を示す斜視図である。 実施例2の差し込み凹部を示す説明平断面図である。 実施例2の支柱部の上端部を示す平断面図である。 実施例2の支柱部の上端部を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の組立式収納体の組み立てに際しては、まず、載置部1の周面1Aに凹設した係合凹部3に支柱部2の一側端部を連結する。
具体的には、載置部1の係合凹部3の内面に設けた摺動案内部4に、支柱部2の端部に設けた摺動係合部7を係合し、支柱部2を上方側又は下方側に移動すると、摺動案内部4による摺動案内により、支柱部2の一側端部が載置部1の周面1Aに沿設状態で係合連結する。
即ち、本発明は、従来のように支柱部2を載置部1の載置面1Bに差し込み連結するのではなく、周面1Aに沿設状態で連結するので、載置部1の載置面1B上に支柱部2がなく、よって、載置部1の載置面1Bを広く有効的に使用することができ、また、この載置部1に収納ケースや引き出しを収納するように構成した場合も、支柱部2間が広く収納ケースや引き出しを出し入れする間口が広くなるので、幅広の収納ケースや引き出しを採用することができ、より多くの収納物が収納可能となる。
この摺動案内部4の摺動案内により位置決めされて連結した支柱部2の一側端部は、係合凹部3に係合連結した際、外面が隣接する載置部1の周面1Aと面一状態となる。即ち、本発明は、載置部1に支柱部2の一側端部を連結した際、この載置部1に連結した支柱部2の端部の外面が載置部1の周面1Aと同化し、載置部1の周面1Aは、段差の無い連続する滑らかな周面1Aとなる。
次いで、載置部1に連結した支柱部2と反対側に、他の支柱部2又は他の部材(例えば底板部としての載置部1に取り付ける脚部11や天板部としての載置部1に取り付ける天板部材12等)を連結する。
本発明においては、この他の支柱部2又は他の部材の載置部1との連結は、前述のような載置部1との直接的な連結でなく、載置部1と連結した支柱部2に連結することで載置部1と連結する構成としている。
具体的には、載置部1と連結した支柱部2に設けた差し込み凹部6若しくは支柱部2を載置部1に連結したことにより形成された差し込み凹部6に他の支柱部2又は他の部材に設けた差し込み係合片5を差し込み係合する、或いは、載置部1と連結した支柱部2に設けた差し込み係合片5に他の支柱部2又は他の部材に設けた差し込み凹部6を被嵌係合する。
これにより、本発明は、載置部1に連結する支柱部2は、上方側と下方側(表側と裏側)のいずれか一方側から連結する支柱部2のみで、他方側から係合する支柱部2又は他の部材は載置部1と連結するので、従来のように、載置部1を、二本分の支柱部2を差し込むために厚みを厚くしたり係合凹部3の形成箇所だけ厚みを厚くしたりする必要が無く、最適な厚みや凹凸の無い形状に形成することができ、これにより、見た目の良いスマートな形状の載置部を形成することができ、よりデザイン性に優れた組立式収納体となる。
また、上述のようにして載置部1に連結した支柱部2に他の支柱部2又は他の部材を連結すると、この連結した他の支柱部2又は他の部材の外面が予め載置部1と連結していた支柱部2の外面と面一状態となり、これにより、載置部1の周面1Aと、この載置部1の周面1Aに係合した支柱部2の外面と、この載置部1と係合した支柱部2に連結した他の支柱部2又は他の部材の外面とが全て面一状態になり、連結部付近は段差の無い滑らかな面となり、見た目の良いデザイン性に優れた組立式収納体となる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図17に基づいて説明する。
本実施例は、板状に形成した載置部1と、この載置部1を支持する支柱部2とから成り、前記載置部1の周面1Aに、前記支柱部2と係合する係合凹部3を該載置部1の周面1Aに対して内側に向かって凹設すると共に、この係合凹部3の内面に前記支柱部2を上下方向に摺動案内する摺動案内部4を設け、前記支柱部2の長さ方向一側端部と長さ方向他側端部の一方に差し込み係合片5を設け、他方に他の支柱部2又は他の部材の差込み係止片5を差し込み係合する差し込み凹部6を設け、且つ前記長さ方向一側端部と長さ方向他側端部のいずれか一方に前記摺動案内部4に摺動係合する摺動係合部7を設けると共に、この摺動係合部7を設けた側の端部を、前記摺動案内部4の摺動案内によって前記載置部1の周面1Aに設けた係合凹部3に上下方向に摺動させて係合した際、この係合凹部3と係合した支柱部2の端部外面が隣接する前記載置部1の周面1Aと面一状態となるように構成し、この載置部1の周面1Aに外面を面一状態にして設けた前記支柱部2の端部に他の支柱部2若しくは他の部材を連結した際、この連結した他の支柱部2若しくは他の部材の連結部付近の外面と前記載置部1の周面1Aに面一状態に設けた前記支柱部2の端部外面とが面一状態となるように構成した組立式収納体である。
また、本実施例は、この組立式収納体を多段に構成したものであり、具体的には、図1に示すような、三枚の載置部1を有する三段構造に構成したものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細に説明する。
本実施例の載置部1は、図2に示すように、合成樹脂製の部材を平面視矩形の板状体に形成し、各角部(四隅)に支柱部2と係合する係合凹部3を設けた構成としている。
この載置部1の各角部に設けた係合凹部3は、載置部1の周面1Aに対して内側に向かって凹設した構成とし、本実施例では、この係合凹部3を角部に設けたので、係合凹部3は、載置部1の角部を形成する二面に跨る折曲形状又は湾曲形状に形成した構成とし、具体的には、本実施例は、角部をR状に形成したので、係合凹部3は平断面視90°の弧状に形成した構成としている。
また、この係合凹部3は、内面に、具体的には、図3に示すように、係合凹部3の側面となる左右の周面1Aの端面に、載置部1に支柱部2を係合する際に支柱部2を摺動案内し位置決めする摺動案内部4を設けた構成とし、本実施例では、この摺動案内部4を蟻ほぞ状の凸条部に形成し、係合凹部3の側面となる左右の周面1Aの端面に上下方向に沿って突設した構成として、支柱部2を上下方向に摺動案内すると共に、支柱部2の水平方向、具体的には外方への位置ずれ(がたつき)を可及的に低減するように構成している。
また、この摺動案内部4の上下方向一端側、本実施例では、下端側に摺動案内した支柱部2の上下方向の係合位置を位置決める位置決め係止部13Aを設けた構成としている。
また更に、本実施例の係合凹部3は、前述した摺動案内部4の他に、この摺動案内部4同様に支柱部2を摺動案内する第二摺動案内部14を設けた構成としており、この第二摺動案内部14は、蟻みぞ状の凹条部に形成し、係合凹部3の底面となる面の中央部(載置部1のR状に形成した角面)に上下方向に沿って凹設した構成とし、また、この第二摺動案内部14の下端側には、摺動案内部4同様に、摺動案内した支柱部2の上下方向の係合位置を位置決める位置決め係止部13Bを設けた構成としている。
また、この載置部1を支持する支柱部2は、合成樹脂製の部材を内方に開口する平断面視コ字状(平断面視C字状と平断面視U字状を含む)の棒状体に形成し、長さ方向両端部は載置部1の角部に設けた係合凹部3に係合し得る湾曲形状(平断面視90°の弧状)に形成した構成としている。
また、本実施例の支柱部2は、長さ方向一側端部と長さ方向他側端部の一方に差し込み係合片5を設け、他方に他の支柱部2又は他の部材の差込み係止片5を差し込み係合する差し込み凹部6を設け、且つ前記長さ方向一側端部と長さ方向他側端部のいずれか一方に載置部1の係合凹部3に設けた摺動案内部4に摺動係合する摺動係合部7を設け、この摺動係合部7を設けた側の端部を載置部1に設けた係合凹部3に係合する構成としている。
具体的には、図5に示すように、上端部2Aに差し込み係合片5、下端部2Bに差し込み凹部6及び摺動係合部7を設け、この下端部が載置部1の周面1Aに設けた係合凹部3と係合する構成としている。
より具体的には、支柱部2の上端部2Aに設けた差し込み係合片5は、図6,図7に示すように、板片を載置部1の角部形状と同等の湾曲形状(平断面視90°の弧状)に形成し、上端部2Aの端面に立設状態に設けた構成としている。
また、この差し込み係合片5を設けた支柱部2の上端部2Aは、この差し込み係合片5を他の支柱部2又は他の部材の差し込み凹部6に差し込み係合し連結した際、この他の支柱部2又は他の部材に設けられた連結係止片8を抜け止め係止する抜け止め係止部9を設けた構成とし、本実施例では、上端部2A端面に連結係止片8の先端部が貫通し得る貫通孔15を形成し、この貫通孔15を貫通した連結係止片8の先端部が引掛り係止する開孔縁を抜け止め係止部9としている。
また、本実施例は、この抜け止め係止部9の下方側に、この抜け止め係止部9に抜け止め係止している連結係止片8の先端部を指先で引き操作若しくは押し操作し得る指入れ操作空間部10を連設した構成とし、連結係止片8の抜け止め係止部9への係止解除を行う際、この指入れ操作空間部10に指を入れて容易に解除操作し得る構成としている。
また更に、この支柱部2の上端部2Aは、他の支柱部2の下端部2B又は他の部材と連結した際、この支柱部2の上端部2Aの外面が連結した他の支柱部2の下端部2Bの外面又は他の部材の外面と面一状態となるように構成し、連結した際、この連結境界部に段差が生じない構成としている。
また、支柱部2の下端部2Bに設けた差し込み凹部6は、図8,図9に示すように、開口部形状を差し込み係合片5の形状に合わせ湾曲形状(平断面視90°の弧状)に形成した構成としている。
また、摺動係合部7は、蟻ほぞ状の凸条部に形成した摺動案内部4と係合し得るよう、蟻みぞ状の凹条部に形成し、湾曲形状(平断面視90°の弧状)に形成した支柱部2の下端部2Bの左右端面に夫々凹設した構成としている。
また、本実施例の支柱部2の下端部2Bは、載置部1の係合凹部3に設けた第二摺動案内部14と摺動係合する第二摺動係合部16を設けた構成としており、具体的には、この第二摺動係合部16は、蟻みぞ状の凹条部に形成した第二摺動案内部14と係合し得る蟻ほぞ状の凸条部に形成した構成とし、支柱部2の下端部2B内面の中央部に上下方向に沿って凹設した構成としている。
また更に、支柱部2の下端部2Bは、前述した支柱部2の上端部2Aに設けた抜け止め係止部9に抜け止め係止する連結係止片8を設けた構成としている。
この連結係止片8は、支柱部2の下端部2Bの内面中央部に垂設すると共に、先端部がこの下端部2B内面の下端から突出した構成とし、更に、この連結係止片8の弾性変形により、前後方向(内外方向)に揺動自在に設けた構成としている。
更に詳しく説明すると、この連結係止片8は、基端部と連設する下端部2Bの内面に切り欠き17を設け、この切り欠き17によって、より揺動し易くした構成とし、また、連結係止片8の先端部は、図10に示すように、先端部をやや内側に傾斜状態に設けると共に、この先端部の内面側に、内方に向かって上がり傾斜するテーパー部8Aを形成し、このテーパー部8Aによって、連結係止片8の先端部が支柱部2の上端部2Aに設けた貫通孔15を通過する際に貫通孔15により相対的に押圧されて外方に傾動しながら通過し、引掛り係止部8Bとなるテーパー部8Aの上端部が貫通した際、押圧作用が解除され弾性復帰により連結係止片8の先端部が起動してテーパー部8Aの引掛り係止部8Bが貫通孔15の開孔縁となる抜け止め係止部9に引掛り係止し、また、この抜け止め係止部9に引掛り係止した連結係止片8の先端部を指先で押し操作すると、連結係止片8の先端部が傾動して抜け止め係止部9との引掛り係止状態が解除されて、貫通孔15から引き抜き可能となるように構成している。
また、この支柱部2の下端部2Bは、載置部1の係合凹部3に係合連結した際、図11に示すように、この支柱部2の下端部2Bの外面が、連結した載置部1の隣接する周面1Aと面一状態となるように構成し、連結した際、この連結境界部に段差が生じない構成としている。
即ち、本実施例では、載置部1の周面1Aに設けた係合凹部3に支柱部2の下端部2Bが係合することにより、この支柱部2の下端部2Bが、係合凹部3によって生じた載置部1の周面1Aの段差を埋め、また、この支柱部2の下端部2Bの外面が載置部1の周面1Aの一部となり一体化し、載置部1の周面1Aが段差の無い滑らかな連続した周面1Aとなるように構成している。
尚、本実施例では、連結係止片8の先端部の内面側にテーパー部8Aを形成して、連結係止片8を外方に傾動する構成とし、係止解除操作は指先で押し操作する構成としたが、連結係止片8の外面側にテーパー部8Aを形成して、連結係止片8を内方に傾動する構成とし、係止解除操作の際、指先で引き操作する構成としても良い。
また、本実施例は、最上段の載置部1の係合凹部3には、支柱部2の代わりの他の部材、具体的には、天板部材12を係合した構成としている。
この天板部材12は、図12に示すように、平面視90°の弧状に形成し、支柱部2の下端部2Bと同様に、差し込み凹部6、摺動係合部7、連結係止片8、及び第二摺動係合部16を設けた構成とし、また、係合凹部3と係合した際、載置部1の隣接する周面1Aと面一状態になると共に、載置部1の上端縁とも面一状態となり、載置部1の係合凹部3を埋め、載置部1と一体化するように構成している。
また、最下段の載置部1と連結する支柱部2の下端部2Bには、脚部11を差し込み係合した構成としている。
この脚部11は、図13に示すように、支柱部2の上端部2Aと同様に、平面視90°の弧状に形成した差し込み係合片5を設けた構成とし、また、底板11Aの中央に、キャスター18を取り付けるためのキャスター差し込み係止部19を設けた構成としている。
尚、本実施例では、各段とも共通の載置部1を用いて、最上段の載置部1には天板部材12、最下段の載置部1には脚部11を、支柱部2の代わりに係合する構成としたが、本実施例における天板部材が予め一体成形されている最上段用載置部や、脚部が一体成形されている最下段用載置部を別に設けて、組み立てパーツとして天板部材12や脚部11を不要とする構成としても良い。
本実施例は以上のように構成したから、載置部1と支柱部2との組み付けに際しては、まず、図14〜図15に示すように、載置部1の周面1Aに凹設した係合凹部3に上方側から支柱部2の下端部2Bを連結する。
具体的には、載置部1の係合凹部3の内面に設けた摺動案内部4及び第二摺動案内部14に、支柱部2の下端部2Bに設けた摺動係合部7及び第二摺動係合部16を係合してこの支柱部2を下方側に移動すると、摺動案内部4及び第二摺動案内部14により前後方向(内外方向)が位置決めされた状態で摺動し、載置部1の周面1Aに沿設状態で係合連結する。
この載置部1の係合凹部3に支柱部2の下端部2Bを係合連結した際、図11及び図15に示すように、支柱部2の下端部2Bの外面は、載置部1の周面1Aと面一状態で係合連結する。
次いで、図15〜図16に示すように、この載置部1に係合連結した支柱部2の下端部2Bに、他の支柱部2の上端部2Aを連結する。
具体的には、載置部1と連結した支柱部2の下端部2Bに設けた差し込み凹部6に他の支柱部2の上端部2Aに設けた差し込み係合片5を差し込み係合する。
この載置部1に連結した支柱部2の下端部2Bに他の支柱部2の上端部2Aを連結した際、図14に示すように、載置部1と連結した支柱部2の下端部2Bの外面と、これに連結した他の支柱部2の上端部2Aの外面とが面一状態で連結する。
また、この差し込み係合片5と差し込み凹部6とを差し込み係合することによって、差し込み凹部6側、即ち、載置部1に係合連結した支柱部2の下端部2Bに設けた連結係止片8が、差し込み係合片5側、即ち、他の支柱部2の上端部2Aに設けた抜け止め係止部9に抜け止め係止し、支柱部2同士は離脱不能になり、載置部1に対して連結状態が保持されることとなる。
このように、本実施例は、載置部1の周面1Aと、この載置部1に係合連結した支柱部2の下端部2Bの外面と、この載置部1と係合連結した支柱部2の下端部2Bに連結した他の支柱部2の上端部2Aの外面とが全て面一状態になり、連結部付近は段差の無い滑らかな面となり、見た目の良いデザイン性に優れた組立式収納体となる。
また、本実施例は、従来のように支柱部2を載置部1の載置面1Bに差し込み連結するのではなく、載置部1の周面1Aに沿設状態で連結するので、載置部1の載置面1B上に支柱部2がなく、よって、載置部1の載置面1Bを広く有効的に使用することができ、また、この載置部1に収納ケースや引き出しを収納するように構成した場合も、支柱部2間が広く収納ケースや引き出しを出し入れする間口が広くなるので、幅広の収納ケースや引き出しを採用することができ、より多くの収納物が収納可能となる。
また更に、本実施例は、載置部1に連結する支柱部2は、上方側(載置面1B側)から連結する支柱部2のみで、他方、即ち下方側(裏面側)から連結する支柱部2は載置部1と連結した支柱部2に差し込み係合して連結するので、従来のように、載置部1を、二本分の支柱部2を差し込むために厚みを厚くしたり係合凹部3の形成箇所だけ厚みを厚くしたりする必要が無く、最適な厚みや凹凸の無い形状に形成することができ、これにより、見た目の良いスマートな形状の載置部を形成することができ、よりデザイン性に優れた組立式収納体となる。
また、分解に際して、載置部1から支柱部2を分離する際は、支柱部2同士の連結を保持している連結係止片8と抜け止め係止部9との係止状態を解除する必要があるが、本実施例は、図17に示すように、この抜け止め係止部9に連接するように指入れ操作空間部10を設け、この指入れ操作空間部10に指先を入れて貫通孔15から突出している連結係止片8の先端部を容易に押し操作することができるように構成したので、抜け止め係止部9に係止している連結係止片8の係止解除操作が極めて容易にでき、極めて容易に分解作業を行うことができる実用性に優れた組立式収納体となる。
本発明の具体的な実施例2について図18〜図22に基づいて説明する。
本実施例は、実施例1における支柱部2及び脚部11に設けた差し込み係合片5を差し込み係合する差し込み凹部6を、載置部1とこの載置部1の周面1Aの係合凹部3に係合した支柱部2の下端部2Bとにより形成するように構成した場合である。
具体的には、支柱部2の下端部2Bに差し込み凹部形成片20を設け、支柱部2の下端部2Bを載置部1の係合凹部3に係合した際、この載置部1の係合凹部3の底面となる面に対して支柱部2の下端部2Bの差し込み凹部形成片20が間隔をおいて対向状態で立設状態に配設されることによって、この差し込み凹部形成片20と係合凹部3の底面となる面との間に差し込み凹部6を形成する構成としている。
更に具体的に説明すると、本実施例では、図18,図19に示すように、支柱部2の下端部2Bの壁面を差し込み凹部形成片20とした構成とし、この壁面を差し込み凹部形成片20とした支柱部2の下端部2Bを、載置部1の係合凹部3に係合すると、図20に示すような差し込み凹部6を形成する構成とし、よって、支柱部2の上端部2Aは、図21,図22に示すように、この差し込み凹部6に差し込み係合し得る形状に形成した差し込み係合片5を設けた構成としている。
また、実施例1で支柱部2の下端部2Bの内面に設けた連結係止片8及び第二摺動係合部16は、本実施例では、図19に示すように、支柱部2の下端部2Bの上部に設けた板状リブ21に垂設した構成としている。
その余は実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 載置部
1A 周面
2 支柱部
3 係合凹部
4 摺動案内部
5 差し込み係合片
6 差し込み凹部
7 摺動係合部
8 連結係止片
9 抜け止め係止部
10 指入れ操作空間部

Claims (3)

  1. 板状又は枠状に形成した載置部と、この載置部を支持する支柱部とから成る組立式収納体において、前記載置部の周面に、前記支柱部と係合する係合凹部を該載置部の周面に対して内側に向かって凹設すると共に、この係合凹部の内面に前記支柱部を上下方向に摺動案内する摺動案内部を設け、前記支柱部の長さ方向一側端部と長さ方向他側端部の一方に差し込み係合片を設け、他方に他の支柱部又は他の部材の差込み係止片を差し込み係合する差し込み凹部若しくは前記載置部と係合することで前記差し込み凹部を形成し得る差し込み凹部形成片を設け、且つ前記長さ方向一側端部と長さ方向他側端部のいずれか一方に前記摺動案内部に摺動係合する摺動係合部を設けると共に、この摺動係合部を設けた側の端部を、前記摺動案内部の摺動案内によって前記載置部の周面に設けた係合凹部に上下方向に摺動させて係合した際、この係合凹部と係合した支柱部の端部外面が隣接する前記載置部の周面と面一状態となるように構成し、この載置部の周面に外面を面一状態にして設けた前記支柱部の端部に他の支柱部若しくは他の部材を連結した際、この連結した他の支柱部若しくは他の部材の連結部付近の外面と前記載置部の周面に面一状態に設けた前記支柱部の端部外面とが面一状態となるように構成したことを特徴とする組立式収納体。
  2. 前記係合凹部を前記載置部の角部の周面に形成すると共に、前記載置部の角部を形成する二面に跨る折曲形状又は湾曲形状に形成すると共に、この係合凹部に係合する前記支柱部の端部形状を折曲形状又は湾曲形状に形成し、この端部形状を折曲形状又は湾曲形状に形成した前記支柱部を前記係合凹部に係合した際、前記支柱部の左右両端部外面が隣接する前記載置部の周面と面一状態となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の組立式収納体。
  3. 前記支柱部は、該支柱部の長さ方向一側端部と長さ方向他側端部の一方に連結係止片を設け他方に抜け止め係止部を設けて、この連結係止片を他の支柱部若しくは他の部材の抜け止め係止部に抜け止め係止する、又はこの抜け止め係止部に他の支柱部若しくは他の部材の連結係止片を抜け止め係止して、他の支柱部若しくは他の部材と分離不能に連結し得る構成とすると共に、この支柱部同士若しくは支柱部と他の部材との分離不能状態を解除するために前記抜け止め係止部に抜け止め係止している前記連結係止片の抜け止め係止状態を解除する際、この抜け止め係止状態の連結係止片の先端部を指先で引き操作若しくは押し操作し得る指入れ操作空間部を前記抜け止め係止部に連設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の組立式収納体。
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