JP6967273B2 - 樹脂成形品 - Google Patents

樹脂成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP6967273B2
JP6967273B2 JP2017239325A JP2017239325A JP6967273B2 JP 6967273 B2 JP6967273 B2 JP 6967273B2 JP 2017239325 A JP2017239325 A JP 2017239325A JP 2017239325 A JP2017239325 A JP 2017239325A JP 6967273 B2 JP6967273 B2 JP 6967273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
resin molded
corner portion
molded product
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017239325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019104197A (ja
Inventor
章一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2017239325A priority Critical patent/JP6967273B2/ja
Publication of JP2019104197A publication Critical patent/JP2019104197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6967273B2 publication Critical patent/JP6967273B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、成形金型の抜き勾配に対応した傾斜角度を有する壁を備えた樹脂成形品に関する。
従来、この種の樹脂成形品として、物品を収容した状態で上下に段積み(スタッキング)することができる構造の包装容器が知られている(特許文献1)。図20は、特許文献1の第4図に対応する図であり、包装容器を上下に段積みした状態の部分縦断面図である。この包装容器は、真空成形により成形されており、底面部303(公報では符号16)から立設された縦リブ300(公報では符号12)および横リブ(図示せず(公報では符号14で示されている))によって枡形に区画された物品収容部(図示せず)を有する(公報第1図)。この包装容器は、相対向する縦リブ300の上端間に形成された上壁301(公報では上端縁18)の幅をD1とし、縦リブ300の下端間に形成された開口部302(公報では符号20)の幅をD2とすると、下側の包装容器の上壁301の幅D1が、上側の包装容器の開口部302の幅D2よりも広い(D1>D2)ことを特徴としている。この特徴を有するため、下側の包装容器の縦リブ300が上側の包装容器の縦リブ300を支持することができ、物品を収容した状態の包装容器を上下に段積みすることができる。図20(a)は縦リブ300が逆テーパ(アンダーカット)形状の例を示し、同図(b)は縦リブ300が底面部303から鉛直上方に延びた形状の例を示し、同図(c)は縦リブ300がテーパ形状の例を示す。
実開昭61−5711号公報
ところで、真空成形によって成形される樹脂成形品は、肉厚の薄い樹脂シートを用いることから、成形金型に抜き勾配を形成することにより、離型時における樹脂シートの破損や変形を防止している。
しかし、図20(a)に示したように、逆テーパ形状の縦リブ300を有する包装容器を製造する場合は、成形金型の型面が抜き勾配とは逆の逆テーパ(アンダーカット)形状になるため、離型し難いし、離型時に樹脂シートが破損したり変形したりするおそれがある。また、図20(b)に示したように、底面部303から鉛直上方に延びた縦リブ300を有する包装容器を製造する場合は、型面の抜き勾配が0度になるため、離型し難い。さらに、図20(c)に示したように、テーパ形状の縦リブ300を有する包装容器は、離型が容易になるが、上側の包装容器の縦リブ300と下側の包装容器の縦リブ300との接触面積(かかり代)が少なくなるため、安定した段積みを行うことができない。
つまり、従来の樹脂成形品では、離型の容易さと、段積みの安定化とは、トレードオフの関係にあるため、両者を両立させることは困難である。
そこで、本発明は、上記の諸問題を解決するために創出されたものであって、離型の容易さと、段積みの安定化とを両立させることができる樹脂成形品を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の樹脂成形品は、成形金型の抜き勾配に対応した傾斜角度を有する壁を備えた樹脂成形品であって、当該樹脂成形品を上下に段積みした場合に同じ角部同士が上下で当接し、下側の樹脂成形品の角部が上側の樹脂成形品の角部を支持するように構成されており、角部と、その角部の両端に接する2つの壁との境界線間の水平直線距離を角部の幅とした場合に、角部は、角部の下端および上端の一方から他方に近づくほど角部の幅が狭くなる形状に形成されており、かつ、一方から他方に至る範囲において、所定箇所から他方までの範囲が一方から所定箇所までの範囲よりも外側に位置しており、角部の一方から他方にかけての範囲の縦断面形状は、一方から所定箇所にかけて内方に膨らんでおり、所定箇所から他方にかけて外方に膨らんだ形状であることを第1の特徴とする。
本発明の樹脂成形品は、成形金型の抜き勾配に対応した傾斜角度を有する壁を備えるので、図20(c)のように角部以外は離型が容易である。一方、角部は、角部と、その角部の両端に接する2つの壁との境界線間の水平直線距離を角部の幅とした場合に、角部の下端および上端の一方から他方に近づくほど角部の幅が狭くなる形状に形成されているため、図20(a)の角部に比べてアンダーカットを減らすことができるので、容易に離型することができる。
しかも、角部は、一方から他方に至る範囲において、所定箇所から他方までの範囲が一方から所定箇所までの範囲よりも外側に位置しているため、当該樹脂成形品を上下に段積みしたときのかかり代を増やす(例えば、図20(a)や図20(b)と同等にする)ことができるので、安定した段積みを行うこともできる。
なお、「所定箇所から他方までの範囲を外側に湾曲させて、その湾曲させた範囲が、一方から所定箇所までの範囲よりも外側に位置している」とすることもできる。この場合、角部の強度を高めることができるため、角部の両端の壁が変形し難いようにすることができる。
また、本発明の樹脂成形品は、角部の下端および上端の一方から他方にかけての範囲の縦断面形状は、一方から所定箇所にかけて内方に膨らんでおり、所定箇所から他方にかけて外方に膨らんだ形状であるため、角部が下端から上端まで直線的に形成されている構造と比較して、角部の強度を高めることができるので、角部の両端の壁がより一段と変形し難いようにすることができる。
なお、「角部の下端および上端の一方から他方にかけての範囲の縦断面形状は、一方から所定箇所にかけて内方に湾曲するように膨らんでおり、所定箇所から他方にかけて外方に湾曲するように膨らんだ形状であること」としてもよい。この場合、当該樹脂成形品を真空成形または射出成形によって成形する場合は、湾曲角度と抜き勾配との差が小さいため、当該樹脂成形品を離型する際の成形金型の型面との抵抗が小さいので、当該樹脂成形品を成形金型から容易に取り出すことができる。
また、本発明の樹脂成形品は、上述した第1の特徴において、角部は、下端から上端まで同じ肉厚にそれぞれ形成されていることを第2の特徴とする。
上記の第2の特徴を有する本発明の樹脂成形品を実施すれば、角部に肉厚の薄い部分が存在する構造と比較して、角部の強度を高めることができるため、角部の両端の壁が変形し難いようにすることができる。
本発明の樹脂成形品を実施すれば、離型の容易さと、段積みの安定化とを両立させることができる樹脂成形品を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る樹脂成形品を右後方斜め上方から見た斜視図である。 図1に示す樹脂成形品が上下に段積みされた状態を右後方斜め上方から見た斜視図である。 図2に示す樹脂成形品を右後方斜め下方から見た斜視図である。 図1に示す樹脂成形品の角部の説明図であり、(a)は図1において矢印Yで示す方向から見た角部のY矢視拡大図であり、(b)は図1において矢印Zで示す方向から見た角部のZ矢視拡大図である。 図2のA−A矢視断面図である。 (a)は図2のB−B矢視断面図であり、(b)は図2のC−C矢視断面図である。 図5において破線で囲んだ部分の拡大図である。 図5における角部の断面拡大図である。 支持領域の説明図であり、(a)は上面の隅を拡大して示す平面説明図、(b)は図7の一部を拡大して示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る樹脂成形品を右後方斜め上方から見た斜視図である。 図10に示す樹脂成形品が上下に段積みされた状態を右後方斜め上方から見た斜視図である。 図11に示す樹脂成形品を右後方斜め下方から見た斜視図である。 図11のD−D矢視断面図である。 本発明の第3実施形態に係る樹脂成形品を右後方斜め上方から見た斜視図である。 図14に示す樹脂成形品が上下に段積みされた状態を右後方斜め上方から見た斜視図である。 図15に示す樹脂成形品を右後方斜め下方から見た斜視図である。 図15のE−E矢視断面図である。 他の実施形態に係る樹脂成形品の角部の正面拡大図である。 (a),(b)は、他の実施形態に係る樹脂成形品の角部の説明図である。 特許文献1の第4図に対応する図であり、(a)は縦リブ300が逆テーパ(アンダーカット)形状の例を示し、(b)は縦リブ300が底面部303から鉛直上方に延びた形状の例を示し、同図(c)は縦リブ300がテーパ形状の例を示す。
〈第1実施形態〉
本発明の第1実施形態に係る樹脂成形品について図を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図1において図面の中心から斜め右上方向を前方、斜め左下方向を後方、斜め右下方向を右方、斜め左上方向を左方とし、他の図においては図1に示す方向を基準とする。
図1ないし図3に示すように、本第1実施形態に係る樹脂成形品1は、底部10、第1外側壁21、第2外側壁22(図3)、第3外側壁23、第4外側壁24(図3)、4つの角部60、上面2、収容凹部40および4つの位置決め部80を備えており、上面が開口した容器の形状を呈している。底部10は、平面視略矩形の枠状に形成されている。底部10は、第1鍔部11、第2鍔部12(図3)、第3鍔部13および第4鍔部14(図3)を備えており、各鍔部11〜14の境界部分には、それぞれRが形成されている。第1鍔部11からは第1外側壁21が立ち上がり形成されており、第2鍔部12(図3)からは第2外側壁22が立ち上がり形成されている。第1外側壁21および第2外側壁22は相対向しており、それぞれ樹脂成形品1の内側にやや傾斜している。第1外側壁21および第2外側壁22は、それぞれ左右方向に長い板状に形成されている。
第3鍔部13からは第3外側壁23が立ち上がり形成されており、第4鍔部14(図3)からは第4外側壁24が立ち上がり形成されている。第3外側壁23および第4外側壁24は相対向しており、それぞれ樹脂成形品1の内側に傾斜している。第3外側壁23および第4外側壁24は、それぞれ前後方向に長い板状に形成されている。本実施形態では、各外側壁21〜24の各傾斜角度は、合成樹脂製材料によって樹脂成形品1を成形する際の成形金型の抜き勾配に対応する角度である。
上面2は水平面に形成されており、その上面2から収容凹部40が下方に凹んで形成されている。収容凹部40の開口面は、平面視前後方向に長い長方形を呈している。収容凹部40は、第1内側壁41(図3)、第2内側壁42、第3内側壁43(図3)、第4内側壁44および底壁45を有する。第1内側壁41は第1外側壁21と相対向しおり、その上端の高さは第1外側壁21の上端と同じである。第2内側壁42は第2外側壁22と相対向しており、その上端の高さは第2外側壁22の上端と同じである。第3内側壁43は第3外側壁23と相対向しており、その上端の高さは第3外側壁23の上端と同じである。第4内側壁44は第4外側壁24と相対向しており、その上端の高さは第4外側壁24の上端と同じである。図5に示すように、収容凹部40の底壁45は、底部10まで達する深さに形成されている。
上面2は、平面視略長方形の枠状に形成されており、第1平面部15、第2平面部16、第3平面部17および第4平面部18を有する。第1平面部15は、第1外側壁21の上端と第1内側壁41(図3)の上端とを連絡するように左右方向に形成されている。第2平面部16は、第2外側壁22(図3)の上端と第2内側壁42の上端とを連絡するように左右方向に形成されている。第3平面部17は、第3外側壁23の上端と第3内側壁43(図3)の上端とを連絡するように前後方向に形成されている。第4平面部18は、第4外側壁24(図3)の上端と第4内側壁44の上端とを連絡するように前後方向に形成されている。また、上面2の四隅には、樹脂成形品1を上下に段積みする際に、上側の樹脂成形品1の段積み位置を決めるための位置決め部80がそれぞれ上方に突出形成されている。本実施形態では、各位置決め部80は、円板形状にそれぞれ形成されている。
第1外側壁21の両端および第2外側壁22(図3)の両端には角部60がそれぞれ形成されている。第1外側壁21の両端に形成された角部60のうち、右端の角部60は、第1外側壁21と第3外側壁23との境界部分に形成されており、左端の角部60は、第1外側壁21と第4外側壁24との境界部分に形成されている。また、第2外側壁22の両端に形成された角部60のうち、右端の角部60は、第2外側壁22と第3外側壁23との境界部分に形成されており、左端の角部60は、第2外側壁22と第4外側壁24との境界部分に形成されている。各角部60は、外方に膨らんだ円弧状にそれぞれ形成されている。換言すると、各角部60はR面(曲率を有する丸まった面)にそれぞれ形成されている。また、底部10は、各角部60の各下端部の外面から外方に張り出した形状であると言い換えることができる。また、上面2は、各角部60の各上端部の内面から内方に張り出した形状であると言い換えることができる。
図4(a)は、図1において矢印Yで示す方向から見た角部60のY矢視拡大図であり、(b)は図1において矢印Zで示す方向から見た角部60のZ矢視拡大図である。なお、第1外側壁21および第2外側壁22の各両端に形成された計4つの各角部60は、それぞれ同じ形状であるため、以下では、第1外側壁21の右端に形成された角部60を例にして説明する。図4(a)において、符号61は樹脂成形品1の外側における第1外側壁21と角部60との境界線であり、符号62は樹脂成形品1の外側における第3外側壁23と角部60との境界線を示す。境界線61,62間の水平直線距離を角部60の幅Wとした場合に、図示のように、角部60の外壁65の幅Wは、角部60の下端63から上端64に近づくほど狭くなっている(W1>W2>W3)。
図4(b)に示すように、角部60を樹脂成形品1の内側から見た場合でも、角部60の内壁66の幅Wは、角部60の下端63から上端64に近づくほど狭くなっている(W4>W5>W6)。つまり、角部60の内外壁の各幅Wは、角部60下端63から上端64にかけてそれぞれ狭くなるように徐変している。換言すると、角部60は、その下端63から上端64にかけて角部の幅が狭くなる徐変Rに形成されている。また、下端63からの高さが同じ場合、角部60の幅Wは、内壁66における幅よりも外壁65における幅の方が広くなっている(W1>W4、W2>W5、W3>W6)。
なお、図8に示すように、外壁65に形成された角部60は、上面2(の上端)まで延びており、角部60の幅Wは、角部60の下端63から上面2(の上端)に近づくほど狭くなっている。また、内壁66に形成された角部60は、底部10(の下端)まで延びており、角部60の内壁66の幅Wは、角部60の底部10(の下端)から上端64に近づくほど狭くなっている。
このように、角部60の幅Wは、角部60の下端63から上端64に近づくほど狭くなっているため、角部60の強度を高めることができるので、角部60の両端の外側壁が変形し難くすることができる。
また、図7に示すように、角部60は、その下端63から上端64まで同じ肉厚にそれぞれ形成されているため、角部の一部に肉厚が薄い部分を有する構造と比較して角部60の強度を高めることができるので、角部60の両端の外側壁が変形し難くすることができる。
図8において符号Fで示す破線は、角部60を角部60の下端63から上端64まで直線状に同じ肉厚で形成した場合の仮想線である。角部60には、その下端63から所定箇所Cまでの範囲H1に、樹脂成形品1の内方に円弧状に膨らんだ第1膨らみ部60aが形成されており、所定箇所Cから上面2(の上端)までの範囲H2に、樹脂成形品1の外方に円弧状に膨らんだ第2膨らみ部60bが形成されている。換言すると、角部60は、縦断面形状が略S字状を呈するように形成されている。これにより、角部60が直線状の場合よりも角部60の強度をより一段と高めることができるので、角部60の両端の外側壁をより一段と変形し難くすることができる。
また、所定箇所Cは、角部60の下端63から上面2(の上端)に至る範囲において、角部60の膨らみが内側から外側に変化する位置を示す。図示のように、角部60の下端63から上面2(の上端)に至る範囲において所定箇所Cから上面2(の上端)までの範囲H2が、下端63から所定箇所Cまでの範囲H1よりも外側に位置している。
図8において、符号UC1は、樹脂成形品1を真空成形によって成形する際の角部60の内壁66におけるアンダーカットを示し、符号N1は、アンダーカットではない部分、つまり抜き勾配を有する非アンダーカットを示す。図示のように、非アンダーカットN1の長さは、底部10の下端から第1膨らみ部60aの頂部P1までであり、アンダーカットUC1の長さは、頂部P1から内壁66の上端64までである。アンダーカットUC1の長さは、底部10の下端から上端64まで(N1+UC1)がアンダーカットになっている構造(図20(a))よりも短い。また、アンダーカットUC1を形成している内壁66は、僅かに湾曲しているだけであり、その湾曲角度と抜き勾配との差が小さい。このため、型面が内壁66と接触している成形金型を下方に抵抗なく容易に離型することができる。
また、樹脂成形品1を射出成形によって成形する場合は、アンダーカットUC1の他に、外壁65において符号UC2で示す部分がアンダーカットとなる。非アンダーカットN2の長さは、第2膨らみ部60bの頂部P2から上面2(の上端)までであり、アンダーカットUC2の長さは、外壁65の下端63から頂部P2までである。アンダーカットUC2の長さは、外壁65の下端63から上面2(の上端)まで(UC2+N2)がアンダーカットになっている構造(図20(a))よりも短い。また、アンダーカットUC2を形成している外壁65は、僅かに湾曲しているだけであり、その湾曲角度と抜き勾配との差が小さい。このため、たとえば、成形金型の雌型の型面が外壁65と接触しており、雄型の型面が内壁66と接触している状態から雄型を抵抗なく容易に離型することができ、雌型から樹脂成形品1を抵抗なく容易に取り出すことができる。
図9は、支持領域Eの説明図であり、(a)は上面2の隅を拡大して示す平面説明図、(b)は図7の一部を拡大して示す説明図である。図9に示すように、位置決め部80の外周面81と、上面2の隅の外縁2aとの間には支持領域Eが形成されている。支持領域Eの幅、つまり、かかり代Lは、各外側壁21〜24および各角部60の各肉厚と程度である。
これにより、図7に示すように、樹脂成形品1を同じ姿勢で上下に段積みする際に、上側の樹脂成形品1の各角部60に対応した位置の底部10の下面(各角部60の下面)と下側の樹脂成形品1の各角部60に対応した位置の上面2(各角部60の上面)とが当接するようにすると、上側の樹脂成形品1の各角部60に対応した位置の底部10の下面(各角部60の下面)が、下側の樹脂成形品1の支持領域Eに当接した状態になる。このとき、上側の樹脂成形品1の各角部60に対応した位置の底部10の内面(各角部60の下端の内壁66)は、下側の樹脂成形品1の各位置決め部80の外周面81と上面2の隅の外縁2aとの間に配置される。つまり、下側の樹脂成形品1の各角部60が、上側の樹脂成形品1の各角部60をそれぞれ支持した状態になる。また、図6に示すように、上側の樹脂成形品1の各外側壁21〜24および各内側壁41〜44と、下側の樹脂成形品1の各外側壁21〜24および各内側壁41〜44とは当接していない状態になる。
前述したように、角部60の下端63から上面2(の上端)に至る範囲において所定箇所Cから上面2(の上端)までの範囲H2が、下端63から所定箇所Cまでの範囲H1よりも外側に位置している。
したがって、樹脂成形品1を上下に段積みした際の角部60におけるかかり代Lを増やすことができるので、安定した段積みを行うことができる。
さらに、位置決め部80を利用することにより、樹脂成形品1を上下に容易に段積みすることができる。
[第1実施形態の効果]
(1)上述した第1実施形態の樹脂成形品1は、成形金型の抜き勾配に対応した傾斜角度を有する壁を備えており、樹脂成形品1を上下に段積みした場合に同じ角部60同士が上下で当接し、下側の樹脂成形品1の各角部60が上側の樹脂成形品1の各角部60をそれぞれ支持するように構成されている。さらに、各角部60は、その下端63から上端64に近づくほど角部60の幅Wが狭くなる形状にそれぞれ形成されており、かつ、下端63から上端64に至る範囲において所定箇所Cから上端64までの範囲が、下端63から所定箇所Cまでの範囲よりも外側にそれぞれ位置している。
したがって、上述した第1実施形態の樹脂成形品1を実施すれば、各角部60のアンダーカットを減らすことができるため、容易に離型することができる。
しかも、樹脂成形品1を上下に段積みしたときのかかり代Lを増やすことができるため、安定した段積みを行うことができる。
(2)さらに、上述した第1実施形態の樹脂成形品1は、各角部60が、下端63から上端64まで同じ肉厚にそれぞれ形成されているため、角部に肉厚の薄い部分が存在する構造と比較して、各角部60の強度をより一段と高めることができるので、角部60の両端の壁がより一段と変形し難いようにすることができる。
(3)さらに、上述した第1実施形態の樹脂成形品1は、各角部60の下端63から上端64にかけての範囲の縦断面形状が、下端63から所定箇所Cにかけて内方に膨らんでおり、所定箇所Cから上端64にかけて外方に膨らんだ形状であるため、各角部が下端63から上端64まで直線的に形成されている構造と比較して、各角部60の強度をさらに高めることができるので、各角部の両端の壁がさらに変形し難いようにすることができる。(4)上述したように、第1実施形態の樹脂成形品1を実施すれば、離型の容易さと、段積みの安定化とを両立させることができる樹脂成形品を提供することができる。
〈第2実施形態〉
次に、本発明の第2実施形態に係る樹脂成形品ついて図を参照しつつ説明する。
図10ないし図12に示すように、本第2実施形態に係る樹脂成形品100は、鍔部110、第1側壁121、第2側壁122、第3側壁123、第4側壁124、底壁125、4つの角部160および4つの脚部180(図12)を備えており、上面が開口した容器の形状を呈している。各側壁121〜124、各角部160および底壁125により収容凹部120が形成されている。第1側壁121および第2側壁122は相対向して設けられており、第3側壁123および第4側壁124は相対向して設けられている。各側壁121〜124は、それぞれ板状に形成されており、それぞれ樹脂成形品100の外側にやや傾斜している。本実施形態では、各側壁121〜124の傾斜角度は、合成樹脂製材料によって樹脂成形品1を成形する際の成形金型の抜き勾配に対応する角度である。
第1側壁121の両端および第2側壁122の両端には角部160がそれぞれ形成されている。鍔部110は、各側壁121〜124および各角部160の各上端縁から外方に張り出した形状に形成されている。鍔部110は、平面視略矩形の枠状に形成されており、第1鍔部111と、第2鍔部112と、第3鍔部113と、第4鍔部114と、各鍔部間に形成された4つの隅部115とを備えている。各隅部115は、それぞれR形状に形成されている。
第1側壁121の両端に形成された角部160のうち、右端の角部160は、第1側壁121と第3側壁123との境界部分に形成されており、左端の角部160は、第1側壁121と第4側壁124との境界部分に形成されている。また、第2側壁122の両端に形成された角部160のうち、右端の角部160は、第2側壁122と第3側壁123との境界部分に形成されており、左端の角部160は、第2側壁122と第4側壁124との境界部分に形成されている。各角部160は、外方に膨らんだ円弧状にそれぞれ形成されている。換言すると、各角部160は、R面(曲率を有する丸まった面)にそれぞれ形成されている。
第1側壁121および第2側壁122の各両端に形成された計4つの各角部160は、それぞれ同じ形状であるため、以下では、第1側壁121の右端に形成された角部160を例にして説明する。符号161は樹脂成形品1の外側における第1側壁121と角部160との境界線であり、符号162は樹脂成形品1の外側における第3側壁123と角部160との境界線を示す。境界線161,162間の水平直線距離を角部160の幅とした場合に、図示のように、角部160の外壁165の幅は、角部160の下端163から上端164(図12)に近づくほど広くなっている。図13において中央に表れている角部160は、第1側壁121の左端に形成された角部160であるが、図示のように、角部160の内壁166の幅も、角部160の下端163から上端164に近づくほど広くなっている。つまり、角部160の内外壁の幅は、角部160の下端163から上端164にかけて広くなるようにそれぞれ徐変している。換言すると、角部160は、その下端163から上端164にかけて角部の幅が広くなる徐変Rに形成されている。また、下端163からの高さが同じ場合、角部160の幅は、内壁166における幅よりも外壁165における幅の方が広くなっている。
また、図13に示すように、角部160の上端164から下端163に至る範囲において所定箇所から下端163までの範囲が、上端164から所定箇所までの範囲よりも外側に位置している。また、各角部160は、その下端163から上端164まで同じ肉厚にそれぞれ形成されているため、肉厚が薄い部分を一部に有する構造と比較して各角部160の強度をそれぞれ高めることができるので、各角部160の両側の側壁が変形し難くすることができる。
さらに、各角部160は、その下端163から上端164にかけての範囲の縦断面形状が、上端164から所定箇所にかけて内方に膨らんでおり、その所定箇所から下端163にかけて外方に膨らんだ形状である。したがって、各角部160をそれぞれ直線状に形成した場合よりも各角部160の強度を高めることができるので、各角部160の両側の側壁が変形し難くすることができる。また、アンダーカットを減らすことができるため、樹脂成形品100を成形金型から容易に離型することができる。
図12に示すように、脚部180は底壁125の裏面の四隅にそれぞれ設けられている。本実施形態では、各脚部180は、円板形状にそれぞれ形成されている。また、図13に示すように、樹脂成形品100を上下に段積みした際に、上側の樹脂成形品100の各角部160の下端163が、下側の樹脂成形品100の鍔部110の各隅部115の上面に当接した状態になる。つまり、上側の樹脂成形品100が下側の樹脂成形品100の鍔部110によって支持された状態になる。また、上側の樹脂成形品100の各脚部180の外周面と角部160の下端163との間に形成されている段部が、下側の樹脂成形品100の鍔部110の各隅部115の内側角部に係止された状態になる。つまり、各脚部180は、樹脂成形品100を上下に段積みする際の位置決めの役割をしているため、段積み時の位置決めを容易に行うことができる。また、上側の樹脂成形品100の各脚部180が、下側の樹脂成形品100の鍔部110の各隅部115の内側角部に係止されるため、安定した段積みを行うことができる。さらに、角部160の所定箇所から下端にかけての部分が、アンダーカットになっているため、その分、角部160の上端164を内側に配置することができ、かかり代Lを増やすことができるので、安定した段積みを行うことができる。
このように、第2実施形態の樹脂成形品100を実施すれば、離型の容易さと、段積みの安定化とを両立させることができる樹脂成形品を提供することができる。
〈第3実施形態〉
次に、本発明の第3実施形態に係る樹脂成形品ついて図を参照しつつ説明する。
図14ないし図17に示すように、本実施形態に係る樹脂成形品200は、底部210、第1外側壁221、第2外側壁222(図16)、第3外側壁223、第4外側壁224(図16)、第1内側壁241(図16)、第2内側壁242、第3内側壁243(図16)、第4内側壁244、4つの第1角部270および4つの収容凹部240を備える。底部210は、平面視略矩形の枠状に形成されている。底部210は、第1鍔部211、第2鍔部212(図16)、第3鍔部213および第4鍔部214(図16)を備えており、各鍔部の境界部分には、Rが形成されている。第1鍔部211の内側縁からは第1外側壁221が立ち上がり形成されており、第2鍔部212の内側縁からは第2外側壁222が立ち上がり形成されている。第1外側壁221および第2外側壁222は相対向しており、それぞれ樹脂成形品200の内側にやや傾斜している(図17)。第3鍔部213の内側縁からは第3外側壁223が立ち上がり形成されており、第4鍔部214の内側縁からは第4外側壁224が立ち上がり形成されている。第3外側壁223および第4外側壁224は相対向しており、それぞれ樹脂成形品200の内側にやや傾斜している(図17)。本実施形態では、各外側壁221〜224はそれぞれ横長の板状に形成されており、各傾斜角度は、合成樹脂製材料によって樹脂成形品200を成形する際の金型の抜き勾配に対応する角度である。
第1内側壁241(図16)は第1外側壁221と相対向しており、第2内側壁242は第2外側壁222(図16)と相対向している。第1内側壁241および第2内側壁242は、それぞれ樹脂成形品200の外側にやや傾斜している(図17)。第3内側壁243(図16)は第3外側壁223と相対向しており、第4内側壁244は第4外側壁224(図16)と相対向している。第3内側壁243および第4内側壁244は、それぞれ樹脂成形品200の外側にやや傾斜している(図17)。本実施形態では、各内側壁241〜244はそれぞれ横長の板状に形成されており、各傾斜角度は、合成樹脂製材料によって樹脂成形品200を成形する際の金型の抜き勾配に対応する角度である。
上面230は、平面視略四角形の枠状に形成されている。上面230は水平面に形成されており、第1平面部231、第2平面部232、第3平面部233および第4平面部234を備える。第1平面部231は第1外側壁221および第1内側壁241の各上端間に左右方向に形成されており、第2平面部232は第2外側壁222および第2内側壁242の各上端間に左右方向に形成されている。第3平面部233は第3外側壁223および第3内側壁243の各上端間に前後方向に形成されており、第4平面部234は第4外側壁224および第4内側壁244の各上端間に前後方向に形成されている。
底壁245には、仕切り部250,251がそれぞれ上方に突出形成されている。仕切り部250は底壁245の中央において前後方向に形成されている。仕切り部250の前端壁と第2内側壁242との間には隙間が形成されており、仕切り部250の後端壁280と第1内側壁241との間には隙間が形成されている。仕切り部251は底壁245の中央において左右方向に形成されている。仕切り部251の右端壁と第3内側壁243との間には隙間が形成されており、仕切り部251の左端壁と第4内側壁244との間には隙間が形成されている。仕切り部250,251は、底壁245の中央において相互に直交しており、仕切り部250,251は平面視十字形状を呈している。各内側壁241〜244および底壁245によって囲まれた空間は、仕切り部250,251によって4つの収容凹部240に仕切られている。各収容凹部240は上記各隙間を介して相互に連通している。
仕切り部250,251を形成する各側壁は、それぞれ内側にやや傾斜しており、各傾斜角度は、合成樹脂製材料によって樹脂成形品200を成形する際の金型の抜き勾配に対応する角度である。仕切り部250の前端壁の両端および後端壁の両端には、それぞれ第2角部260が形成されており、仕切り部251の右端壁の両端および左端壁の両端にも、それぞれ第2角部260が形成されている。
各外側壁221〜224および各内側壁241〜244は、それぞれ同じ高さに形成されている。仕切り部250,251は各外側壁221〜224および各内側壁241〜244よりも低い高さにそれぞれ形成されている(図17)。図17に示すように、樹脂成形品200を上下に段積みすると、下側の樹脂成形品200の各外側壁221〜224および各内側壁241〜244は、それぞれ上側の樹脂成形品200の各外側壁221〜224および各内側壁241〜244の内側に入り込んだ状態になる。また、上側の樹脂成形品200の各第2角部260各下端が、下側の樹脂成形品200の各第2角部260の各上端にそれぞれ当接した状態になり、上側の樹脂成形品200の各第2角部260が、下側の樹脂成形品200の各第2角部260によってそれぞれ支持された状態になる。このように、本第3実施形態の樹脂成形品200は、上側の樹脂成形品200を支持する角部が樹脂成形品200の内方(各内側壁241〜244よりも内側)に配置されていることを特徴とする。
各第2角部260はそれぞれ同一形状であるため、ここでは、仕切り部250の後端壁280の右端に形成された第2角部260(図14)を例にして説明する。
図14に示すように、第2角部260は、仕切り部250の後端壁280と、仕切り部250の側壁281との境界に形成されている。第2角部260と後端壁280との境界線261と、第2角部260と側壁281との境界線262との間の水平直線距離を第2角部260の幅とした場合に、第2角部260は、第2角部260の下端263から上端264に近づくほど角部の幅が狭くなる形状に形成されている。また、図17に示すように、第2角部260は、その下端263から上端264にかけての範囲の縦断面形状が、下端263から所定箇所にかけて内方に膨らんでおり、その所定箇所から上端264にかけて外方に膨らんだ形状である。換言すると、第2角部260は、縦断面形状が略S字状を呈するように形成されている。さらに、第2角部260は、その下端263から上端264まで同じ肉厚にそれぞれ形成されている。
したがって、第2角部260の強度をより一段と高めることができるので、第2角部260の両端の側壁がより一段と変形し難くすることもできる。
しかも、アンダーカットを減らすことができるため、樹脂成形品200を成形金型から容易に離型することができる。
また、図17に示すように、第2角部260の下端263から上端264に至る範囲において所定箇所から上端264までの範囲が、下端263から所定箇所までの範囲よりも外側に位置している。つまり、所定箇所から上端264までの範囲が、アンダーカットになっている。
したがって、その分、上端264を内側に配置することができるため、樹脂成形品200を上下に段積みした際に、かかり代を増やすことができるので、安定した段積みを行うことができる。
上述したように、第3実施形態の樹脂成形品200を実施すれば、離型の容易さと、段積みの安定化とを両立させることができる樹脂成形品を提供することができる。
なお、前述した各実施形態の樹脂成形品1,100,200は、それぞれPE(ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)などの合成樹脂により、真空成形または射出成形により成形することができる。
〈他の実施形態〉
(1)図18に示すように、角部60は、横断面形状が面取りされたC面形状であって、かつ、角部60の下端63から上端64に近づくほど角部の幅が狭くなる形状に形成することもできる(W7>W8>W9)。この形状の角部60を有する樹脂成形品を実施した場合も前述した第1実施形態の樹脂成形品1と同じ効果を奏することができる。また、第2実施形態の角部160および第3実施形態の第2角部260についても図18に示す角部60と同様の形状に形成することができる。
(2)前述の第1実施形態では、境界線61,62間の水平直線距離を角部60の幅Wとして説明したが(第19,20段落、図4)、境界線61,62間における外壁65および内壁66をそれぞれ縁取る各円弧の長さを角部60の幅Wと定義することもできる。また、図19(a)に示すように、角部60の肉厚D1が角部60の両端の側壁の肉厚(板厚)D2よりも厚い場合がある。この場合、下端63から任意の高さにおいて角部60を水平に切断した場合の角部60の外壁65の幅(水平直線距離または円弧の長さ)をW1,W2,W3とし、W1,W2,W3と対応する高さにおける内壁66の幅(水平直線距離または円弧の長さ)をW4,W5,W6とすると、W1<W4、W2<W5、W3<W6となる。また、図19(b)に示すように、角部60の肉厚D1が角部60の両端の側壁の肉厚(板厚)D2よりも薄い場合がある。この場合は、W1>W4、W2>W5、W3>W6となる。また、角部60の肉厚D1の厚さによっては、W1=W4、W2=W5、W3=W6となる場合もある。また、上記の角部の幅の定義および角部の肉厚の変形例は、第2実施形態の角部160および第3実施形態の第2角部260についても適用することができる。
(3)樹脂成形品1を同じ姿勢で上下に段積みした場合、上側の樹脂成形品1の各角部60の各下面(底部10が形成されている場合は底部10の下面)と、下側の樹脂成形品1の各外側壁21〜24の一部(境界線61,62近傍)とが当接している状態となるように樹脂成形品1を形成することもできる。
[特許請求の範囲と実施形態との対応関係]
外側壁21〜24、側壁121〜124、後端壁280および側壁281が請求項1に記載の壁に対応する。
1,100,200 樹脂成形品
2 上面
10 底部
21 第1外側壁
22 第2外側壁
23 第3外側壁
24 第4外側壁
40,120,240 収容凹部
45,125,245 底壁
60,160 角部
61,62,161,162,261,262 境界線
63,163,263 下端
64,164,264 上端
80 位置決め部
180 脚部
260 第2角部
280 後端壁
281 側壁
C 所定箇所
E 支持領域
L かかり代
N1,N2 非アンダーカット
UC1,UC2 アンダーカット
W1〜W9 角部の幅

Claims (2)

  1. 成形金型の抜き勾配に対応した傾斜角度を有する壁を備えた樹脂成形品であって、
    当該樹脂成形品を上下に段積みした場合に同じ角部同士が上下で当接し、下側の樹脂成形品の角部が上側の樹脂成形品の角部を支持するように構成されており、
    角部と、その角部の両端に接する2つの前記壁との境界線間の水平直線距離を角部の幅とした場合に、前記角部は、前記角部の下端および上端の一方から他方に近づくほど前記角部の幅が狭くなる形状に形成されており、かつ、前記一方から前記他方に至る範囲において所定箇所から前記他方までの範囲が、前記一方から前記所定箇所までの範囲よりも外側に位置しており、
    前記角部の前記一方から前記他方にかけての範囲の縦断面形状は、
    前記一方から前記所定箇所にかけて内方に膨らんでおり、前記所定箇所から前記他方にかけて外方に膨らんだ形状であることを特徴とする樹脂成形品。
  2. 前記角部は、前記下端から前記上端まで同じ肉厚にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品。
JP2017239325A 2017-12-14 2017-12-14 樹脂成形品 Active JP6967273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017239325A JP6967273B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 樹脂成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017239325A JP6967273B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 樹脂成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019104197A JP2019104197A (ja) 2019-06-27
JP6967273B2 true JP6967273B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=67060827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017239325A Active JP6967273B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 樹脂成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6967273B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4737431U (ja) * 1971-05-17 1972-12-25
JPS52111001U (ja) * 1976-02-13 1977-08-23
JPS615711U (ja) * 1984-06-15 1986-01-14 有限会社 賛友企画 包装容器
JPH0513717Y2 (ja) * 1985-12-09 1993-04-12
JPS63154440U (ja) * 1987-03-27 1988-10-11
JP3249004B2 (ja) * 1993-12-28 2002-01-21 キヤノン株式会社 プラスチック成形型およびその成形品
JP4260981B2 (ja) * 1999-04-28 2009-04-30 岐阜プラスチック工業株式会社 運搬用容器
JP3203904U (ja) * 2016-02-12 2016-04-21 エフピコチュ−パ株式会社 爪仕切容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019104197A (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6630405B2 (ja) 保管容器システム
JP5951978B2 (ja) 収納トレー
US20200338795A1 (en) Injection molded container articles and methods
JP5698275B2 (ja) 蓋体と該蓋体を備えた包装用容器
US11254466B2 (en) Food storage tray
JP6967273B2 (ja) 樹脂成形品
JP5425580B2 (ja) 物流容器
JP6925038B2 (ja) トレー
JP7306677B2 (ja) 包装用容器
JP7429027B2 (ja) 容器
JP6890809B2 (ja) トレー
JP4963198B2 (ja) コンテナー
JP4837509B2 (ja) 発泡合成樹脂容器
JP5469378B2 (ja) 包装用容器
JP2007099321A (ja) 運搬用容器
JP2015036305A (ja) 薄型容器
JP2023137209A (ja) 包装用容器
JP5154893B2 (ja) 食品容器
JP7194959B2 (ja) 運搬用容器
JP6093532B2 (ja) 発泡樹脂製の物流容器
JP7205872B2 (ja) 内装トレー
JP6084782B2 (ja) 包装用容器
JP3140941U (ja) 食品容器
JP5749321B2 (ja) 物流容器
JP4763487B2 (ja) 包装容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6967273

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150