JP2592747Y2 - 組立式収納ケース - Google Patents

組立式収納ケース

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JP2592747Y2
JP2592747Y2 JP1993075713U JP7571393U JP2592747Y2 JP 2592747 Y2 JP2592747 Y2 JP 2592747Y2 JP 1993075713 U JP1993075713 U JP 1993075713U JP 7571393 U JP7571393 U JP 7571393U JP 2592747 Y2 JP2592747 Y2 JP 2592747Y2
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敏 中島
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Iris Ohyama Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、引き出し式の
収納容器をに用いられる組立式収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭等においては、衣類や小
物等の整理に引き出し式の収納容器であるチェストが広
く用いられている。かかるチェストは、前面開口状の外
ケースに引き出しが出し入れ自在に収容されたものであ
って、押し入れに複数段重ねて設置することにより、簡
易な箪司として利用されている場合も多い。
【0003】一方、こうしたチェストの外ケースは、一
般的に合成樹脂製であるものが多く、また軽量化及び低
コスト化を図るため、肉厚を最小限に抑えられている。
かかることから、例えば図3に示すような構造により、
要求される剛性強度を満足させている。すなわち、外ケ
ース1は、前面及び上面開口状のケース本体2の上面側
を天板3によって閉鎖するとともに、ケース本体2と天
板3とが形成する前面側の開口縁に枠体4を外嵌するこ
とによって、前面開口状に形成されている。前記ケース
本体2は、底板5と、相対向する側板6,6、背板7と
が一体形成されたものであって、ケース本体2の上面側
の開口縁2aには図4に示すように、断面楔型の係合部
12が全域に亙って形成されている。
【0004】一方、前記天板3は、その外周部を除いた
部分を凹凸に形成されており、外周部の裏面側には、前
記上縁の形状に対応したコ字状の溝8が形成されてい
る。また、溝8を形成する相対向する両側壁9a,9b
の一方側の端縁には係合凸部10が適宜間隔をおき突出
形成されている。なお、前記溝8内には係合凸部10を
挟んで位置決め用リブ11が設けられている。これによ
り天板3は、その全域に亙って上方からの荷重に対する
強度を確保されている。
【0005】そして、前記ケース本体2に前記天板3を
組み付ける際には、天板3をケース本体2の上部に位置
を合わせて乗せた後、ケース本体2側に押し付ける。そ
して、前記溝8の位置決め用リブ11に当接するまで、
前記係合部12を溝8内に内嵌させる。すると溝8内に
内嵌された後には、係合部12が溝8の前記係合凸部1
0によって溝8からの抜けを防止される。これにより、
ケース本体2と天板3とが強固に結合される。なお、前
記枠体4の上縁側には補強用のパイプ13が収容されて
おり、これによっても、外ケース1が補強されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の外ケース1にあっては、前述したように、軽
量化及び低コスト化を図るためケース本体2の肉厚が最
小限に抑えられている。しかも組立前のケース本体2は
前面及び上面が開口状であり歪み易くなっている。この
ため、組立前のケース本体2においては係合部12が形
成されたコ字状の開口縁2aの形状にバラツキが多く、
係合部12が天板3の溝8に内嵌できないといった不都
合が生じやすかった。
【0007】したがって、製品の歩留りが悪く、また外
ケース1の組立作業のロボット化が困難となっている。
無論、かかる問題は、前記係合部12をケース本体2の
厚み方向に大きくするとともに、天板3側の溝8の開口
寸法Lを大きくすれば解消できるものの、逆にケース本
体2の軽量化が阻害されてしまうという問題があった。
【0008】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、ケース本体の軽量化を阻害するこ
となく、確実かつ容易にケース本体に天板を組み付ける
ことが可能となる組立式収納ケースを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、前面および上面が開口状のケース
本体と、前記上面を閉鎖する天板とを備え、前記ケース
本体の上面側の開口縁に係合部が形成され、該係合部が
内嵌する溝が前記天板に設けられるとともに、前記係合
部が前記溝に設けられた係合凸部に係合し前記溝からの
抜けを阻止された前面開口状の組立式収納ケースにおい
て、前記係合部を、前記開口縁に連続する前記ケース本
体の上端部と、前記開口縁から斜め下方に向けて延出す
る折り返し部とによって形成したことを特徴としてい
る。また、前記折り返し部と前記上端部との間に、前記
係止凸部を隔てて隣接する複数のリブを設けることが望
ましい。
【0010】
【作用】前記構成において、天板の溝にケース本体の係
合部を内嵌させると、一度、ケース本体側に変形した折
り返し部が、溝の内部で再び元の形状に復帰することに
より係合凸部と係合して溝からの抜けを阻止される。こ
こで、係合部が、ケース本体の上端部と、前記開口縁か
ら斜め下方に向けて延出する折り返し部とによって形成
されているため、係合部におけるケース本体の厚さ方向
の寸法が、ケース本体の厚さの少なくとも倍以上とな
る。このため、前記溝の開口寸法もそれに応じて広くな
る。しかも、前記周壁と折り返し部との間には空間が存
在するため、ケース本体の重量は従来とほぼ同様とな
る。
【0011】また、折り返し部とケース本体の上端部と
の間に、係合凸部を隔てて隣接する複数のリブを設けた
場合には、係合凸部の両側において折り返し部が上端部
側への変形を阻止される。このため、溝に内嵌された状
態での係合部の形状回復力が向上する。しかも、複数の
リブによって、ケース本体と天板との結合部分における
強度が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち図1は、従来例において既説した外ケ
ース1と同様に、引き出しが出し入れ自在に収容される
チェストを構成する、前面Fが開口状の外ケース1の要
部を示す図であって、従来例で示した図3のA矢視図に
相当する図である。また、図2は従来例で示した図4に
対応する図である。
【0013】図1及び図2に示すように、本考案の組立
式収納ケースにかかる外ケース1は、共に合成樹脂製で
ある前面および上面が開口状のケース本体2と、その上
面を閉鎖する天板3とを備えている。ケース本体2は、
相対向する側板6と、図示しない底板及び背板を一体形
成されており、側板6と背板とが形成するケース本体2
の上端部2bは、ややケース本体2の外側へ折曲してい
る。また、ケース本体2の上面側のコ字状をなす開口縁
2aの全域には、開口縁2aからケース本体2の外側に
おいて斜め下方に向けて延出する折り返し部21が一体
形成されており、折り返し部21と前記上端部2bとに
よって、断面が逆V字状の係合部12が形成されてい
る。また、係合部12の内部、つまり上端部2bと折り
返し部21との間には、略三角形状のリブ22,22が
所定の間隔をおいて設けられている。
【0014】一方、前記天板3には、その外周部の裏面
側に、ケース本体2の上縁2aの形状に対応した断面コ
字状の溝8が形成されている。溝8を形成する相対向す
る両側壁9a,9bのうち、外周方向に位置する一方側
の端縁には、他方側へ向かって突出する係合凸部10が
溝8に沿って適宜間隔をおき形成されている。また、前
記溝8内には係合凸部10を挟んで位置決め用リブ1
1,11が設けられている。そして、前述した係合部1
2側のリブ22,22は、前記係合凸部10を隔てて互
いに隣接するように双方間の間隔を予め設定されてい
る。
【0015】以上の構成からなる本実施例において、天
板3の溝8にケース本体2の係合部12を内嵌させる
と、一度、ケース本体2側に変形した折り返し部12
が、溝8の内部で再び元の形状に復帰することによっ
て、係合凸部10と係合して溝8からの抜けを阻止され
る。このため、溝8の大きさを調整することにより、ケ
ース本体2と天板3とのガタツキを防止できる。
【0016】また、かかる組立作業時には、係合部12
が、ケース本体2の前記上端部2bと、開口縁2aから
斜め下方に向けて延出する折り返し部21とによって形
成されているため、係合部12におけるケース本体2の
厚さ方向の寸法が、ケース本体2の厚さの少なくとも倍
以上となる。このため、溝8の開口寸法Nもそれに応じ
て広くなる。一方、前記上端部2bと折り返し部21と
の間には空間が存在するため、ケース本体の重量が従来
とほぼ同様となる。
【0017】よって、ケース本体2の厚みが最小限に抑
えられていることに起因して、組立前の前記開口縁2a
における形状にバラツキが多くとも、ケース本体2の軽
量化を阻害することなく、確実かつ容易にケース本体2
に天板3を組み付けることが可能となる。その結果、製
品の歩留りが向上するとともに、組立式ケースにおける
組立作業のロボット化が可能となる。
【0018】また、折り返し部21とケース本体2の上
端部2bとの間に、係止凸部10を隔てて隣接する複数
のリブ22,22が設けられているため、折り返し部2
1が溝8に内嵌された状態での形状回復力が向上する。
したがって、ケース本体2と天板3とのガタツキを防止
できるだけでなく、両者の結合強度を向上させることが
できる。しかも、ケース本体2の重量を余り増加するこ
となく、複数のリブ22,22によって、ケース本体2
と天板3との結合部分における強度が向上する。よっ
て、製品の軽量化及び低コスト化を図りつつ品質を向上
させることが可能となる。
【0019】なお、本実施例においては、本考案の組立
式収納ケースを、チェストを構成する前面開口状の外ケ
ースのみを例に取り説明したが、本考案は、前面及び上
面が開口状であるケース本体の上面を、天板又はそれに
相当する他のものを組み付けることにより閉鎖する構成
であれば、前記外ケース以外のものにも用いることが可
能であり、かつ本実施例と同様の作用効果を奏すること
が可能である。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案にあっては、
天板の溝にケース本体の係合部を内嵌させると、一度、
ケース本体側に変形した折り返し部が、溝の内部で再び
元の形状に復帰することにより係合凸部と係合して溝か
らの抜けを阻止される構成としたことから、前記溝の大
きさを調整することにより、ケース本体と天板とのガタ
ツキを防止できる。
【0021】また、折り返し部とケース本体の上端部と
の間に空間が存在する構成としたことから、ケース本体
の重量を従来とほぼ同様にしたままで、溝の開口寸法を
広くすることができる。よって、組立前の前記上縁側の
開口縁における形状にバラツキが多くとも、ケース本体
の軽量化及び低コスト化を阻害することなく、確実かつ
容易にケース本体に天板を組み付けることが可能とな
る。その結果、製品の歩留りが向上するとともに、組立
式ケースにおける組立作業のロボット化が可能となる。
【0022】また、折り返し部とケース本体の周壁の上
端部との間に、係止凸部を隔てて隣接する複数のリブを
設けた場合には、折り返し部が溝に内嵌された状態での
形状回復力が向上するため、ケース本体と天板とのガタ
ツキを防止できるだけでなく、両者の結合強度を向上さ
せることができる。しかも、ケース本体の重量を余り増
加することなく、複数のリブによって、ケース本体と天
板との結合部分における強度も向上する。よって、製品
の軽量化及び低コスト化を図りつつ品質を向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図3のA矢視図に相当
する分解斜視図である。
【図2】同実施例を示す図4に対応する断面図である。
【図3】従来例を示す外ケースの分解斜視図である。
【図4】同従来例を示す図3のB−B線に沿う断面図で
ある。
【符号の説明】
1 外ケース(組立式収納ケース) 2 ケース本体 2a (上面側)開口縁 2b 上端部 3 天板 8 溝 10 係合凸部 12 係合部 21 折り返し部 22 リブ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面および上面が開口状のケース本体
    と、前記上面を閉鎖する天板とを備え、前記ケース本体
    の上面側の開口縁に係合部が形成され、該係合部が内嵌
    する溝が前記天板に設けられるとともに、前記係合部が
    前記溝に設けられた係合凸部に係合し前記溝からの抜け
    を阻止された前面開口状の組立式収納ケースにおいて、 前記係合部を、前記開口縁に連続する前記ケース本体の
    上端部と、前記開口縁から斜め下方に向けて延出する折
    り返し部とによって形成したことを特徴とする組立式収
    納ケース。
  2. 【請求項2】 前記折り返し部と前記上端部との間に、
    前記係合凸部を隔てて隣接する複数のリブを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の組立式収納ケース。
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