JP4879173B2 - 電動機制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、工作機械におけるテーブルや産業ロボットのアームのような負荷機械を駆動する電動機を制御する電動機制御装置に関するものである。
この種の電動機制御装置としては、電動機の速度信号又は位置信号を元に生成されるトルク指令信号により電動機のトルクがトルク指令信号に一致するよう制御することでトルク伝達機構を介して電動機と接合された負荷機械を駆動するものが知られているが、電動機と負荷機械を接合するトルク伝達機構の低剛性により、外乱抑制力向上と負荷機械の振動を同時に実現することが困難である問題があった。
そこで、従来の伝統器制御装置は、電動機の速度信号及び位置信号を元に生成されるトルク指令信号から負荷機械の加速度信号を比例倍した信号を減算する構成とし、負荷機械の加速度信号に含まれる負荷機械の振動をトルク指令信号に反映させることで負荷機械の振動を抑制するように構成されていた(例えば特許文献1参照)。
又は、負荷機械の加速度信号を入力とし、位置制御回路が出力するトルク指令信号を補正する振動抑制回路を付加する構成とし、電動機と負荷機械と位置制御回路と振動抑制回路を状態方程式のモデルで表現し、位置偏差と負荷機械の加速度とモータへ与える操作エネルギーを考慮した項と状態方程式の状態変数を含んだ評価関数が最小となるよう位置制御回路と振動抑制回路が備えるゲインを決定することで、負荷機械を振動させることなく、指令追従性の高めるように構成されていた(例えば特許文献2参照)。
特開平6−91482号公報 特開平5−303427公報
特許文献1に記載の発明では、速度比例ゲインKvpがある値に固定されていれば、加速度フィードバックゲインKaを大きくすることで負荷機械の振動を抑制することが可能である。しかし、振動抑制に適切なKaの大きさが速度比例ゲインKvpによって異なるため、外乱抑制力を向上させるために速度比例ゲインKvpを調整するたびに加速度フィードバックゲインKaを調整し直す必要があり、調整作業が煩雑となる問題があった。
また、負荷機械の振動を抑制するためには加速度フィードバックゲインKaを大きくする必要があるが、負荷機械の加速度信号を比例倍した信号を速度制御回路が出力するトルク指令信号に加算する構成としていることにより、振動抑制を目的とした加速度フィードバックゲインKaの効果と、外乱抑制を目的とした速度積分ゲインKvi及び位置比例ゲインKpの効果とが干渉を起こして振動的となり、十分な振動抑制効果と外乱抑制効果を同時に得ることができないという問題があった。
また、特許文献2に記載の発明では、電動機と負荷機械を合わせた機械系に関する正確な数式モデルが必要であり、そのためには機械系の周波数特性を同定するなどの特別な手段が必要となり、装置全体の構成が大規模かつ複雑になるという問題があった。
また、位置制御回路と振動抑制回路のゲインを決定するためには評価関数の重みを設定する必要があるが、評価関数の重みゲインと得られる結果との関係が不明確であるので、満足のいく結果を得るためには試行錯誤的な調整とならざるを得ず、調整作業が煩雑となり、また、位置制御回路と振動抑制回路のゲインを決定するためにはリカッチ方程式を解く必要があることからも調整作業が繁雑となる問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、容易なゲイン調整により、外乱抑制力の向上と負荷機械の振動抑制とを同時に実現できる電動機制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電動機制御装置は、位置制御手段が、負荷機械を駆動する電動機の位置の目標値を指定する位置指令信号及び前記電動機の位置の現在値を示す位置信号を入力として前記電動機の速度の目標値を指定する速度指令信号を出力し、速度演算手段が、前記位置信号を入力として前記電動機の速度の現在値を示す速度信号を出力し、速度制御手段が、前記速度指令信号、及び前記速度信号にその速度信号を補正する速度補正信号を加算した補正速度信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力するように電動機制御装置を構成し、さらに、振動抑制手段が、前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力として前記速度補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数が、前記位置制御手段と前記速度演算手段と前記速度制御手段とで定まる前記位置信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性と積分特性とを乗じた伝達関数となるよう定める
電動機及び負荷機械からなる機械系に関する情報を得るための計算や周波数特性の同定をするなどの特別な手段は不要で、電動機及び負荷機械の速度制御における外乱抑制のための速度比例ゲイン及び速度積分ゲインの調整とは独立に、負荷機械の加速度信号のフィードバックゲインを固定値に設定すれば負荷機械の振動抑制を実現できるので、容易なゲイン調整で電動機及び負荷機械の速度制御における外乱抑制力の向上と、負荷機械の振動抑制とを同時に実現できる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の電動機制御装置を示すブロック図である。制御対象1は、負荷機械2を駆動する電動機3を含む機械系4と、電動機3が負荷機械2を駆動するトルクτmをトルク指令信号τrに一致するように制御するトルク制御回路5とからなる。また、機械系4は、負荷機械2及び電動機3のほかに、電動機3の位置の現在値である位置信号xmを検出する位置検出回路6と、負荷機械2の加速度の現在値である加速度信号alを検出する加速度検出回路7からなる。
位置制御回路8aは、電動機3の位置の目標値である位置指令信号xrと、位置信号xmを入力として、電動機3の速度の目標値である速度指令信号vrを出力する。
速度制御回路9aは、位置制御回路8aの出力する速度指令信号vrと、速度演算回路10が位置信号xmから演算して出力する速度信号vmに、その速度信号vmを補正する速度補正信号vcを加算した補正速度信号vmcとを入力として、電動機3が負荷機械2を駆動するトルクτmの目標値であるトルク指令信号τrを出力する。
速度補正信号vcは、負荷機械2の加速度信号alを入力とする振動抑制回路11aが出力するが、この振動抑制回路11aの伝達関数は、加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数が、位置信号xmからトルク指令信号τrまでの伝達関数に、所定のゲインの比例特性及び積分特性を乗じたものとなるように定められる。
この実施の形態1の原理を、図1の構成に比べて簡単になる、位置制御回路8bに位置信号xmのフィードバックを入力しない図2の構成を用いて説明する。図2において、制御対象1は図1と同一である。
位置制御回路8bは、位置指令信号xrを入力として、速度指令信号vrを出力する。
速度制御回路9bは、位置制御回路8bの出力する速度指令信号vrと、速度演算回路10が位置信号xmから演算して出力する速度信号vmに、その速度信号vmを補正する速度補正信号vcを加算した補正速度信号vmcとを入力として、トルク指令信号τrを出力する。
そして、速度補正信号vcは、振動抑制回路11bにおいて、負荷機械2の加速度信号alを比例倍して生成される。
なお、図2の構成では、位置制御回路8bは必ずしも電動機制御装置の構成要素であるとは限らず、速度指令信号vrが電動機制御装置の外部からの入力である構成も考えられる。
次に、この実施の形態1の原理を説明する。
機械系4が機械共振特性を有して、トルク指令信号τrから電動機3の速度信号vmまでの伝達関数が機械共振特性を一つだけ有する二慣性系であるとする。このとき、電動機3のトルクτmから電動機3の速度信号vmまでの伝達関数をGv(s)、電動機3のトルクτmから負荷機械2の加速度信号alまでの伝達関数をGa(s)とすると、Gv(s)及びGa(s)はそれぞれ以下のように表される。
Figure 0004879173
Figure 0004879173
ここで、ωzは反共振周波数、ωpは共振周波数、Jは機械系4の総慣性であり、電動機3の慣性をJm、負荷機械2の慣性をJlとすると、総慣性JはJmとJlとの和として表される。Gv(s)は虚軸上に一対の複素零点を有し、この複素零点をz'とすると、z'は次式で与えられる。
Figure 0004879173
また、速度制御回路9bは、補正速度信号vmcからトルク指令信号τrまでの伝達特性が次式で示すPI制御の伝達特性となるよう構成するものとする。
Figure 0004879173
ここで、kvは速度比例ゲインであり、ωviは速度積分ゲインである。
まず、振動抑制回路11bにおいて負荷機械2の加速度信号alを比例倍するゲインをαとし、このゲインαを0、すなわち電動機3の速度信号vmに速度補正信号vcを加算しない電動機制御装置を考える。トルク制御回路5の伝達特性を理想的に1とし、制御対象1の入力端でループを切り開いたときの開ループ伝達関数をLv'(s)とすると、Lv'(s)は制御対象1の入力端から電動機3の位置信号xmを検出する位置検出回路6、速度演算回路10及び速度制御回路9bを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数となり、次式のように表される。
Figure 0004879173
(5)式より、Lv'(s)が有する零点は、実数零点−ωviと虚軸上にある一対の複素零点±jωzとなり、速度制御回路9bが与える実数零点−ωviとGv(s)の複素零点z'がそのまま現れる。
一方、α>0としたときを考えると、制御対象1の入力端でループを切り開いたときの開ループ伝達関数をLv(s)とすると、Lv(s)は、制御対象1の入力端から電動機3、位置検出回路6、速度演算回路10及び速度制御回路9bを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数と、制御対象1の入力端から負荷機械2、加速度検出回路7、振動抑制回路11b及び速度制御回路9bを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数との和となり、次式のように表される。
Figure 0004879173
(6)式より、Lv(s)は、実数零点−ωviとゲインαによって変化する一対の複素零点を有する。Lv(s)の複素零点をzとすると、zは次式で与えられる。
Figure 0004879173
また、Lv(s)の複素零点zの減衰係数をζzとし、複素平面において複素零点zが実軸となす角度をφとすると、複素零点zの減衰係数ζzは次式で与えられる。
Figure 0004879173
一般に、外乱抑制効果を向上させるためには開ループ伝達関数のゲインを大きくする必要があるが、開ループ伝達関数のゲインを十分に大きくすると、ループを切り開かない閉ループ伝達関数の極(以下閉ループ極と記す)が開ループ伝達関数の零点へと漸近することが知られている。したがって、開ループ伝達関数のゲインを大きくすると、閉ループ極の減衰係数は(8)式の開ループ伝達関数の零点(以下開ループ零点と記す)の減衰係数に近づく。
この閉ループ極の減衰係数は、閉ループ応答の振動が減衰する割合を表す代表的な指標であり、閉ループ極の減衰係数が小さくなるほど閉ループ応答の振動は大きくなり、閉ループ極の減衰係数が大きくなるほど閉ループ応答の振動は速く減衰することになる。
この実施の形態1によれば、(8)式で示した開ループ複素零点の減衰係数ζzを適切に大きな値に設定しておけば、外乱抑制効果を向上させるために開ループ伝達関数のゲインを大きくしても、閉ループ複素極の減衰係数を大きくして振動を抑制することができる。すなわち外乱抑制と振動抑制とを同時に実現することができる。
上記性質について、図3及び図4を用いて詳細に説明する。
図3は、速度比例ゲインkvを変化させたときの閉ループ複素極の根軌跡を表す概略図である。ここでは、説明を容易にするためωvi=0とし、また、複素零点zの減衰係数がζz=0.5となるようにα=1/ωzとしている。
図3において、α=0としたときの閉ループ複素極の根軌跡を点線で示し、α>0としたときの閉ループ複素極の根軌跡を実線で示し、また、開ループ零点を○印で、開ループ極を×印で表し、各根軌跡の矢印は速度比例ゲインkvを大きくしたときに閉ループ極が移動する方向を表している。
なお、実軸上の閉ループ極は、速度ゲインが0のとき原点にあり、速度比例ゲインkvの増大に応じて−∞にある開ループ零点に収束するする。この軌跡はα=0とα=1/wzのいずれの場合においても同じ軌跡となる(図示せず)。
そして図4は、速度比例ゲインkvを大きくしたときの閉ループ複素極の減衰係数の変化を表す図であり、横軸は総慣性Jで正規化した速度比例ゲインkvであり、縦軸は閉ループ複素極の減衰係数である。
ゲインαが0であるとき、外乱抑制力を向上させるため速度比例ゲインkvを0から大きくすると、閉ループ複素極は虚軸から離れる方向へ移動し、閉ループ複素極の減衰係数はあるkvの値において最大となる。
速度比例ゲインkvを、減衰係数が最大になる値からさらに増大させると、閉ループ複素極は、Lv'(s)が虚軸上にもつ複素零点z'に近づき、閉ループ複素極の減衰係数は0に漸近する。それに伴って負荷機械2の振動が大きくなるが、この複素零点z'の位置は速度比例ゲインkv及び速度積分ゲインωviを調整しても変更できないため、減衰係数を大きくして負荷機械2の振動を抑制するためには速度比例ゲインkvを小さくしなければならない。
以上より、ゲインαが0である、すなわち、電動機3の速度vmに速度補正信号vcを加算しない場合は外乱抑制力の向上と振動抑制とを同時に実現することはできない。
これに対し、ゲインαを正に大きくすればGv(s)の複素零点z'の減衰係数を大きくできる。すなわち、Lv(s)の複素零点zを虚軸にあるz'から離れた位置へ移動させ、Lv(s)の複素零点zの減衰係数ζzを大きくすることができる。
このとき外乱抑制力を向上させるために速度比例ゲインkvを増大させると、閉ループ複素極が虚軸から離れる方向へ移動し、閉ループ複素極の減衰係数は増大する。さらにkvを増大させると、α=0のときと同様、閉ループ複素極の減衰係数が減少するものの、前述のようにLv(s)の複素零点zの減衰係数ζzを適度な大きさにすることができるので、閉ループ複素極がLv(s)の複素零点zに近づいても、閉ループ極の減衰係数が0になることは無く、負荷機械2を振動しないように調整することができる。
つまり、外乱抑制力の向上と負荷機械の振動抑制を同時に実現することができる。
図1の構成においても、図2の構成についてと同様に振動抑制回路11aを構成できるが、その内容は以下のとおりである。
図1において、位置制御回路8aは位置比例ゲインkpの伝達特性を、速度制御回路9aは図2と同様(4)式で示されるPI制御の伝達特性をもつように構成するものとする。このとき、位置検出回路6からのフィードバックループに着目すると、位置信号xmからトルク指令信号τrまでの伝達特性は次式で示される。
Figure 0004879173
加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達特性が、位置信号xmからトルク指令信号τrまでの伝達特性に、ゲインαの比例積分特性を乗じたものとなるように構成すれば、図2の構成と同様に開ループ複素零点の減衰を調整できることから、次式で示されるような伝達特性を持てばよい。
Figure 0004879173
一方、速度補正信号vcからトルク指令信号τrまでの伝達特性は次式で示される。
Figure 0004879173
したがって、振動抑制回路11aを、次式で示されるような比例ゲインがαで積分ゲインがkpのPI制御の伝達関数Ca(s)を持つように構成すればよい。
Figure 0004879173
次に、この実施の形態1における振動抑制回路11a及び振動抑制回路11b並びに速度制御回路9a及び速度制御回路9bの調整について説明する。
ゲインαを正に大きくすることで減衰係数ζzを大きくでき、減衰係数ζzが0.5程度もあれば、速度比例ゲインkvを大きくしたときに十分な振動抑制効果を得ることができる。また、減衰係数ζzをさらに大きくして1以上にしても特に良い効果が得られない一方、収束が遅くなる、ロバスト安定性が悪くなるといった悪影響が増大する。したがって、ゲインαは減衰係数がζz=0.5程度となるように調整すればよい。これまでの説明では、制御対象1が有する反共振の減衰が0としていたが、制御対象1の反共振減衰が0より大きい場合は、その値の大きさに応じて減衰係数ζzを0.5程度よりも小さい値としてもよい。
また、減衰係数ζzは速度比例ゲインkv及び速度積分ゲインωviには依存しない。よって、速度比例ゲインkv及び速度積分ゲインωviの調整とは独立に、負荷機械2の振動を抑制可能な範囲でゲインαをある値に固定にしておけばよい。例えばζz=0.5程度となるように、α=1/ωz程度にすれば負荷機械2の振動を十分抑制できる。
なお、機械系4の反共振周波数ωzが事前にわかっていれば、上記のように減衰係数ζzが最適な値に一致するようゲインαを設定することが可能であるが、反共振周波数ωzが不明な場合でも、ゲインαを正に大きくするだけで、減衰係数ζzを大きくして振動抑制効果を得ることができる。
したがって、反共振周波数ωzなど機械系4に関する情報を獲得するため計算や周波数特性を同定するなどの特別な手段は不要であり、αを0から徐々に大きくするだけの容易な調整で負荷機械2の振動を抑制できる。
また、減衰係数ζzが速度比例ゲインkvに依存しないことから、ゲインαと速度比例ゲインkvとは独立に調整することができ、外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制を独立に調整することができる。
また、減衰係数ζzは速度積分ゲインωviにも依存しないので、ゲインαと速度積分ゲインωviも独立に調整することができる。(6)式より、速度積分ゲインωviを変化させてもLv(s)の実数零点−ωviが実軸上を移動するだけであり、ゲインαによって変化する複素零点の減衰係数ζzに影響しないことが分かる。
実数零点の減衰係数は1であるので、実数零点−ωviに収束する閉ループ極の影響で負荷機械2が振動することはない。この種の電動機制御装置において、速度積分ゲインωviを速度比例ゲインkvに対して連動させ、速度比例ゲインkvの増大に応じてωviも大きくなるよう設定されることが多いが、そのような場合においても、速度比例ゲインkv及び速度積分ゲインωviに関する設定を変更する必要はなく、電動機3の速度信号vmに速度補正信号vcを加算する、この実施の形態1の構成として、上記のようにゲインαを調整するだけの容易な調整で外乱抑制力の向上と振動抑制が同時に実現できる。
なお、位置比例ゲインkp、については速度比例ゲインkvと同様に扱うことができる。
また、この実施の形態1では、振動抑制回路11aにおいて、負荷機械2の加速度信号alを比例倍して速度補正信号vcを生成する構成を記載したが、負荷機械2の加速度信号alから所定の周波数成分を除去した信号を比例倍するように構成してもよい。
例えば、振動抑制回路11a又は振動抑制回路11bに所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを追加することにより、機械系4の安定性に悪影響を及ぼす可能性がある、負荷機械2の加速度信号alに含まれる高周波ノイズを除去することができる。ローパスフィルタのカットオフ周波数は機械系4の反共振周波数ωzの5倍より大きければよい。
また、振動抑制回路11a又は振動抑制回路11bに所定の周波数以下の成分を除去するハイパスフィルタを追加することにより、負荷機械2の加速度信号alに含まれるオフセットに起因した定常誤差を除去することができる。なお、ハイパスフィルタのカットオフ周波数は機械系4の反共振周波数ωzの1/4より小さければよい。
この実施の形態1は、以上のように構成することで、機械系4に関する情報を得るための計算や周波数特性の同定をするなどの特別な手段は不要で、位置比例ゲインkp、速度比例ゲインkv及び速度積分ゲインωviの調整とは独立に、減衰係数ζzが1以下の適切な値となるようにゲインαを固定値に設定するだけの容易な調整で、外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現できる。
また、図2の構成のように、位置制御回路8bに位置信号xmのフィードバック入力がないときは、負荷機械2の加速度信号alを比例倍した速度補正信号vcを、電動機3の速度信号vmに加算するという、より簡単な構成で同等の効果を得ることができる。
なお、速度制御回路9a及び速度制御回路9bがPI制御の伝達特性を持つ場合を例にとって説明したが、他の伝達特性を持つ場合でも、例えばIP制御の伝達特性であれば、振動抑制回路はPID制御にωviで決まるフィルタを追加した構成とすれば良いといったように、同様の方法で振動抑制回路11a又は振動抑制回路11bを構成することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2の電動機制御装置を示したブロック図である。
制御対象1は実施の形態1と同じものである。
位置制御回路8cは、位置指令信号xrと、位置信号xmにその位置信号xmを補正する位置補正信号xcを加算した補正位置信号xmcとを入力として、速度指令信号vrを出力する。
速度制御回路9cは、位置制御回路8cの出力する速度指令信号vrと、10が位置信号xmから演算して出力する速度信号vmとを入力として、トルク指令信号τrを出力する。
位置補正信号vcは、負荷機械2の加速度信号alを入力とする振動抑制回路11cが出力するが、この振動抑制回路11cの伝達関数は、加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数が、位置信号xmからトルク指令信号τrまでの伝達関数に、所定のゲインの比例特性及び積分特性を乗じたものとなるように定められる。
この実施の形態2の原理を、図5の構成に比べて簡単になる、速度制御回路9cに速度信号vmのフィードバックを入力しない図6の構成を用いて説明する。図6において、制御対象1は図5と同一のものである。
この図6の構成では、位置制御回路8dが速度制御回路を介さずに直接トルク指令信号τrを出力するように構成され、位置指令信号xrと補正位置信号xmcとを入力として、トルク指令信号τrを出力する。また、位置補正信号xcは、振動抑制回路11dが負荷機械2の加速度信号alを比例倍した信号を積分して生成する。
次に、この実施の形態2の原理について説明する。実施の形態1と同様、機械系4は機械共振特性を有し、トルク指令信号τrから電動機3の位置信号xmまでの伝達関数が機械共振特性を一つだけ有する二慣性系であるものとする。このとき、電動機3のトルクτmから電動機3の位置信号vmまでの伝達関数をGp(s)とすると、Gp(s)は次式のように表される。
Figure 0004879173
また、振動抑制回路11dは負荷機械2の加速度信号alを比例積分するものとし、負荷機械2の加速度信号alから位置補正信号xcまでの伝達特性が次式で与えられるものとする。
Figure 0004879173
ここで、αは振動抑制回路11dの積分ゲインである。
また、位置制御回路8dにおける電動機3の位置信号xmからトルク指令信号τrまでの伝達特性が次式で示すCp(s)で表されるPID制御装置であるものとする。
Figure 0004879173
ここで、Kは位置微分ゲイン、Kpは位置比例ゲイン、Kiは位置積分ゲインである。
トルク制御回路5の伝達特性を理想的に1とし、制御対象1の入力端でループを切り開いたときの開ループ伝達関数をLp(s)とすると、Lp(s)は、制御対象1の入力端から電動機3、位置検出回路6及び位置制御回路8dを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数と、制御対象1の入力端から負荷機械2、加速度検出回路7、振動抑制回路11d及び位置制御回路8dを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数との和となり、次式のように表される。
Figure 0004879173
p(s)は、位置制御回路8dによって与えられる零点と、振動抑制回路11dの積分ゲインαによって変化する複素零点とを有する。積分ゲインαによって変化する複素零点は(7)式で示す複素零点zと同じであるので、K、Kp及びKiの調整とは独立に、αを正に大きくすることで減衰係数を大きくすることができる。
また、位置制御回路8dによって与えられる零点は、位置比例ゲインKp及び位置積分ゲインKiの値によっては複素零点となる場合もあるが、位置比例ゲインKp及び位置積分ゲインKiを調整することで複素零点の減衰係数を大きくすることができるので、位置微分ゲインKを大きくしても、この複素零点に収束する閉ループ極が負荷機械2を振動させることはない。よって、実施の形態1と同様に容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現することができる。
また、実施の形態1と同様の考え方により、図5の構成においても、図6の構成についてと同様に振動抑制回路11cを構成できる。図5において、位置制御回路8cがゲインkpのP制御の伝達特性を、速度制御回路9cがPI制御の伝達特性を持つ場合、次式で示されるような比例ゲインがα/kpで積分ゲインがkpのPI制御の伝達特性を持つように振動抑制回路11cを構成すればよい。
Figure 0004879173
なお、位置制御回路9cがPI制御ではなく、IP制御のような他の伝達特性を持つときでも、同様に振動抑制回路11cを構成することができる。
この実施の形態2では、振動抑制回路11cは負荷機械2の加速度信号alを比例積分倍して位置補正信号xcを生成するように構成したが、負荷機械2の加速度信号alから所定の周波数成分を除去した信号を比例倍するように構成してもよい。
例えば、振動抑制回路11c又は振動抑制回路11dにある所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを追加することにより、機械系4の安定性に悪影響を及ぼす可能性がある、負荷機械2の加速度信号alに含まれる高周波ノイズを除去することができる。ローパスフィルタの応答周波数は機械系4の反共振周波数ωzのおよそ5倍より大きければよい。
また、振動抑制回路11c又は振動抑制回路11dにおける積分を、積分にハイパスフィルタを併せた特性をもつ疑似積分としてもよい。このハイパスフィルタを2次以上の特性とすることにより、負荷機械2の加速度信号に含まれるオフセットに起因した定常誤差を除去することができる。このハイパスフィルタの次数は、加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達特性に含まれる積分要素の次数の合計に応じて決定すればよい。なお、ハイパスフィルタのカットオフ周波数は機械系4の反共振周波数ωzのおよそ1/4より小さければよい。
この実施の形態2は上記のように構成しているため、振動抑制回路11c又は振動抑制回路11dの積分ゲインαを大きくすることで、Lp(s)の複素零点の位置を、虚軸上にあるGp(s)の複素零点の位置とは異なる位置にして、減衰係数を大きくすることができる。よって、実施の形態1と同様に容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現することができる。
また、図6の構成のように、速度制御回路への速度信号vmのフィードバック入力がないときは、負荷機械2の加速度信号alを比例積分倍した位置補正信号xcを、電動機3の位置信号xmに加算するという、より簡単な構成で同等の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3の電動機制御装置を示したブロック図である。制御対象1は実施の形態1のものと同じである。
位置制御回路8eは位置指令信号xrと、電動機3の位置信号xmに、その位置信号xmを補正する位置補正信号xcを加算した補正位置信号xmcとを入力として、速度指令信号vrを出力する。
速度制御回路9eは、位置制御回路8eの出力とする速度指令信号vrと、速度演算回路10が位置信号xmから演算して出力する速度信号vmに、その速度信号vmを補正する速度補正信号vcを加算した補正速度信号vmcとを入力として、トルク指令信号τrを出力する。
位置補正信号xc及び速度補正信号vcは振動抑制回路11eが出力するが、この振動抑制回路11eは、負荷機械2の加速度信号alを比例倍して速度補正信号vcを生成するゲイン回路12と、その速度補正信号vcを積分して位置補正信号xcを生成する積分回路13からなる。
次に、この実施の形態3の原理について説明する。機械系4は実施の形態1と同じく二慣性系であるとする。また、振動抑制回路11eの内部にあるゲイン回路12のゲインをαとし、位置制御回路8eにおける電動機3の位置信号xmから速度指令信号vrまでの伝達特性が、次式で示す比例制御の伝達特性で表されるものとする。
Figure 0004879173
ここで、kpは位置比例ゲインである。また、速度制御回路9eは速度指令信号vrと電動機3の速度信号vmとの偏差を、次式で示すPI演算するものとする。
Figure 0004879173
ここで、kvは速度比例ゲインであり、ωviは速度積ゲインである。
トルク制御回路5の伝達特性を理想的に1とした場合の、制御対象1の入力端でループを切り開いたときの開ループ伝達関数をLp(s)とすると、Lp(s)は制御対象1の入力端から位置検出回路6、位置制御回路8e及び速度制御回路9eを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数と、制御対象1の入力端から位置検出回路6、速度演算回路10及び速度制御回路9eを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数と、制御対象1の入力端から加速度検出回路7、ゲイン回路12、積分回路13、位置制御回路8e及び速度制御回路9eを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数と、制御対象1の入力端から加速度検出回路7、ゲイン回路12及び速度制御回路9eを経由して制御対象1の入力端に戻るループの伝達関数との和となり、次式のように表される。
Figure 0004879173
p(s)は、実数零点−kp及び−ωvi並びに振動抑制回路11eの積分ゲインαによって変化する複素零点を有する。
二つの実数零点の減衰係数は常に1であるので、速度比例ゲインkvを大きくしたとき、この実数零点に収束する閉ループ極が負荷機械を振動させることはない。
また、積分ゲインαによって変化する複素零点は(7)式で示す複素零点zと同じであり、速度比例ゲインkv、速度積分ゲインωvi及び位置比例ゲインkpの調整に関係なく、積分ゲインαを正に大きくすることで、Lp(s)の複素零点zの位置を、虚軸上にあるGp(s)の複素零点z'とは異なる位置とすることで、減衰係数を大きくすることができる。
よって、実施の形態1と同様に容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現することができる。
なお、速度制御回路9eがPI制御ではなくIP制御のような他の伝達特性を持つときでも、同様に振動抑制回路11eを構成することができる。
また、この実施の形態3では、速度演算回路10において、位置検出回路6により検出される位置信号xmから、電動機3の速度信号vmを演算する構成としたが、電動機3の速度の検出値を用いてもよい。
また、振動抑制回路11eは、負荷機械2の加速度信号alを比例倍して速度補正信号vcを生成し、速度補正信号vcを積分して位置補正信号xcを生成する構成としたが、加速度信号alの代わりに、加速度信号alから所定の周波数成分を除去した信号を用いてもよい。
例えば、振動抑制回路11dに所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを追加することにより、機械系4の安定性に悪影響を及ぼす可能性がある、加速度信号alに含まれる高周波ノイズを除去することができる。ローパスフィルタの応答周波数は機械系4の反共振周波数ωzの5倍より大きければよい。
また、振動抑制回路11eにおける、負荷機械2の加速度信号alから速度補正信号vcまでの伝達特性に、所定の周波数以下の成分を除去するハイパスフィルタを追加し、かつ加速度信号alから位置補正信号xcまでの伝達特性に含まれる積分の代わりに、積分に2次以上の特性となるハイパスフィルタを併せた特性をもつ疑似積分を用いてもよい。この擬似積分に含まれるハイパスフィルタの次数は、加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達特性に含まれる積分要素の次数の合計に応じて決定すればよい。振動抑制回路11eを上記構成にすることで、加速度信号alに含まれるオフセットに起因した定常誤差を除去することができる。
加速度信号alから速度補正信号vcまでの伝達特性に追加されるハイパスフィルタと、加速度信号alから位置補正信号xcまでの伝達特性に含まれる積分の代わりに用いる疑似積分に含まれるハイパスフィルタのカットオフ周波数は、機械系4の反共振周波数ωzの1/4より小さければよい。
実施の形態3は上記のように構成しているため、振動抑制回路11eの内部にあるゲイン回路12のゲインαを大きくすることで、Lp(s)の複素零点の位置を、虚軸上にあるGp(s)の複素零点とは異なる位置として、減衰係数を大きくすることができる。よって、実施の形態1と同様に、容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現することができる。
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4の電動機制御装置を示した図である。
制御対象1は実施の形態1と同じものである。
一方、実施の形態1から3では、振動抑制回路11aないし11eは負荷機械2の加速度信号alを入力として、位置信号xmを補正する位置補正信号xc又は速度信号vmを補正する速度補正信号vcを出力するように構成したが、この実施の形態4では、振動抑制回路11fは同じく加速度信号alを入力として、速度制御回路9fが出力するトルク指令信号τvを補正するトルク補正信号τcを出力するように構成する。
位置制御回路8fは、位置指令信号xrを入力として、速度指令信号vrを出力する。
速度制御回路9fは、位置制御回路8fの出力する速度指令信号vrと、速度演算回路10が電動機3の位置信号xmから演算して出力する速度信号vmとを入力として、トルク指令信号τrを出力する。
振動抑制回路11fは、加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数が、速度信号vmからトルク指令信号τrまでの伝達関数全体にゲインを乗じたものになるように構成する。そして、速度制御回路9fが出力するトルク指令信号τvに、振動抑制回路11fが出力するトルク補正信号τcを加算して、トルク制御回路5に与える補正トルク指令信号τrを得る。
この実施の形態4の原理を以下に説明する。図8において、機械系4は二慣性系であるとし、トルク制御回路5の伝達特性を理想的に1とし、負荷機械2の加速度信号alから補正トルク指令信号τrまでの伝達関数をCa(s)とし、速度制御回路9fにおける速度信号vmから補正トルク指令信号τvまで伝達特性が(4)式で示すCv(s)であるとすれば、Ca(s)が次式で示す伝達特性となるよう振動抑制回路11fを構成すればよい。
Figure 0004879173
ここで、αは振動抑制回路11fにおいて速度信号vmから補正トルク指令信号τvまで伝達特性Cv(s)全体に乗じるゲインである。
このとき、制御対象1の入力端でループを開いたときの開ループ伝達関数は(6)式と全く同じとなり、実施の形態1と同様に容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制を同時に実現することができる。
なお、実施の形態1と同様、速度制御回路9fがPI制御ではなくIP制御のような他の伝達特性を持つときでも、同様に振動抑制回路11fを構成することができる。
上記の振動抑制回路11fは負荷機械2の加速度信号alにPI演算を施すことで速度補正信号vcを生成するものであるが、加速度信号alから所定の周波数成分を除去した信号を用いてもよい。
例えば、振動抑制回路11fに所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを追加することにより、機械系4の安定性に悪影響を及ぼす可能性がある、加速度信号alに含まれる高周波ノイズを除去することができる。ローパスフィルタのカットオフ周波数は機械系4の反共振周波数ωzの5倍より大きければよい。
また、振動抑制回路11fに積分特性が含まれる場合は、積分特性にハイパスフィルタを併せた特性をもつ疑似積分を用いてもよい。疑似積分を用いることで、加速度信号alに含まれるオフセットに起因した定常誤差を除去することができる。上記ハイパスフィルタのカットオフ周波数は機械系4の反共振周波数ωzの1/4より小さければよい。
この実施の形態4のように、負荷機械2の加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数が、速度信号vmからトルク指令信号τrまでの伝達関数全体にゲインを乗じたものになるように振動抑制回路11fを構成することにより、実施の形態1と同様に容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現するができる。
また、上記実施の形態4で示される電動機制御装置を等価変換できるものは、上記と同様の効果を奏する。
実施の形態5.
図9は、実施の形態4と同様に、加速度信号alに基づいてトルク補正信号τcを得る別の実施の形態である、実施の形態5の電動機制御装置を示した図である。
制御対象1は実施の形態1と同じものである。
位置制御回路8gは、電動機3に対する位置指令信号xrと、電動機3の位置信号xmとを入力として、速度制御回路を介さずに直接トルク指令信号τpを出力する。
振動抑制回路11gは、加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数が、位置信号xmからトルク指令信号τrまでの伝達関数全体にゲイン特性と積分特性を乗じたものになるように構成する。そして、位置制御回路8gが出力するトルク指令信号τpに、振動抑制回路11gが出力するトルク補正信号τcを加算して、トルク制御回路5に与える補正トルク指令信号τrを得る。
以下、動作原理を説明する。図9における機械系4は、実施の形態1と同様、二慣性系であるとし、トルク制御回路5の伝達特性を理想的に1であるとする。負荷機械2の加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数をCa(s)とし、位置制御回路8gにおける電動機3の速度信号vmからトルク指令信号τpまで伝達特性が、例えば、(15)式で示すCp(s)であるとき、Ca(s)は次式で示す伝達特性となるよう振動抑制回路11gを構成する。
Figure 0004879173
ここで、αは、振動抑制回路11gにおいて電動機3の位置信号xmからトルク指令信号τpまで伝達特性Cp(s)全体に乗じるゲインである。このとき、制御対象1の入力端でループを開いたときの開ループ伝達関数は(16)式と全く同じとなるので、実施の形態1と同様に、容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制を同時に実現することができる。
上記の振動抑制回路11gは負荷機械2の加速度信号alにPID演算を施すことでトルク補正信号τcを生成する構成であるが、振動抑制回路11gに所定の周波数成分を除去するフィルタを追加してもよい。
あったが
例えば、振動抑制回路11gに所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを追加することにより、機械系4の安定性に悪影響を及ぼす可能性がある、加速度信号alに含まれる高周波ノイズを除去することができる。ローパスフィルタのカットオフ周波数は機械系4の反共振周波数ωzのおよそ5倍より大きければよい。
また、振動抑制回路11gにおける積分を、積分にハイパスフィルタを併せた特性をもつ疑似積分としてもよい。また、このハイパスフィルタを2次以上の特性とすることにより、負荷機械2の加速度信号に含まれるオフセットに起因した定常誤差を除去することができる。上記ハイパスフィルタのカットオフ周波数は機械系4の反共振周波数ωzのおよそ1/4より小さければよい。
実施の形態5のように、負荷機械2の加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数が、電動機3の位置信号xmからトルク指令信号τpまでの伝達関数全体に比例積分特性を乗じた伝達関数となるように振動抑制回路11gを構成することにより、実施の形態1と同様に容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現するができ、実際の装置に合わせた最適な電動機制御装置の構成を得ることができる。
また、実施の形態4及びこの実施の形態5にそれぞれ含まれる電動機3の位置信号xm及び速度信号xmのフィードバックを併せ持つ図10のような構成においても同様に、負荷機械2の加速度信号alからトルク指令信号τrまでの伝達関数が、電動機3の位置信号xmからトルク指令信号τvまでの伝達関数全体に比例積分特性を乗じた伝達関数となるように振動抑制回路11hを構成することにより、実施の形態1と同様に容易な調整で外乱抑制力の向上と負荷機械2の振動抑制とを同時に実現することができる。
また、この実施の形態5で示される電動機制御装置を等価変換できるものは上記と同様の効果を得ることができる。
また、各実施の形態において、電動機3の位置の現在値を示す位置信号xmを位置検出回路6により検出して、速度信号vmは速度演算回路10が位置信号xmから演算して出力する構成について説明したが、逆に、電動機3の速度の現在値を示す速度信号vmを速度検出回路により検出して、位置信号xmは速度信号vmから演算する構成であっても、本発明は同様の効果を奏する。
本発明の実施の形態1による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による電動機制御装置における根軌跡を表す図である。 本発明の実施の形態1による電動機制御装置における速度比例ゲインと閉ループ複素極の減衰係数の関係を表す図である。 本発明の実施の形態2による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5による電動機制御装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
2 負荷機械 3 電動機
8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h 位置制御手段である位置制御回路
9a、9b、9c、9e、9f、9h 速度制御手段である速度制御回路
11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11h 振動抑制手段である振動抑制回路
12 ゲイン部であるゲイン回路 13 積分部である積分回路

Claims (9)

  1. 負荷機械を駆動する電動機の位置の目標値を指定する位置指令信号、及び前記電動機の位置の現在値を示す位置信号を入力として、前記電動機の速度の目標値を指定する速度指令信号を出力する位置制御手段と、
    前記位置信号を入力として前記電動機の速度の現在値を示す速度信号を出力する速度演算手段と、
    前記速度指令信号、及び前記速度信号にその速度信号を補正する速度補正信号を加算した補正速度信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する速度制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力として前記速度補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数が、前記位置制御手段と前記速度演算手段と前記速度制御手段とで定まる前記位置信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性と積分特性とを乗じた伝達関数となるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  2. 負荷機械を駆動する電動機の速度の目標値を指定する速度指令信号、及び前記電動機の速度の現在値を示す速度信号にその速度信号を補正する速度補正信号を加算した補正速度信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する速度制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力として、比例倍により前記速度補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数が、前記速度制御手段で定まる前記速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性を乗じた伝達関数になるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  3. 負荷機械を駆動する電動機の位置の目標値を指定する位置指令信号、及び前記電動機の位置の現在値を示す位置信号にこの位置信号を補正する位置補正信号を加算した補正位置信号を入力として、前記電動機の速度の目標値を指定する速度指令信号を出力する位置制御手段と、
    前記位置信号を入力として前記電動機の速度の現在値を示す速度信号を出力する速度演算手段と、
    前記速度指令信号、及び前記速度信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する速度制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力として前記位置補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数が、前記位置制御手段と前記速度演算手段と前記速度制御手段とで定まる前記位置信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性と積分特性とを乗じた伝達関数になるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  4. 荷機械を駆動する電動機の位置の目標値を指定する位置指令信号、及び前記電動機の位置の現在値を示す位置信号にその位置信号を補正する位置補正信号を加算した補正位置信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する位置制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力として、比例倍と積分により前記位置補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数が、前記位置制御手段で定まる前記位置信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性と積分特性とを乗じた伝達関数になるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  5. 負荷機械を駆動する電動機の位置の目標値を指定する位置指令信号、及び前記電動機の位置の現在を示す位置信号にその位置信号を補正する位置補正信号を加算した補正位置信号を入力として、前記電動機の速度の目標値を指定する速度指令信号を出力する位置制御手段と、
    前記位置信号を入力として前記電動機の速度の現在値を示す速度信号を出力する速度演算手段と、
    前記速度指令信号、及び前記速度信号にその速度信号を補正する速度補正信号を加算した補正速度信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する速度制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力とし、前記加速度信号の比例倍による前記速度補正信号と前記速度補正信号の積分による前記位置補正信号とを出力し、前記加速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数が、前記位置制御手段と前記速度演算手段と前記速度制御手段とで定まる前記位置信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性と積分特性とを乗じた伝達関数になるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  6. 電動機に駆動される負荷機械の速度の目標値を指定する速度指令信号、及び前記電動機の速度の現在値を示す速度信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する速度制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力とし、前記トルク指令信号を補正するトルク指令補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令補正信号までの伝達関数が、前記速度制御手段で定まる前記速度信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性を乗じた伝達関数になるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  7. 電動機に駆動される負荷機械の位置の目標値を指定する位置指令信号、及び前記電動機の位置の現在値を示す位置信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する位置制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力とし、前記トルク指令信号を補正するトルク指令補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令補正信号までの伝達関数が、前記位置制御手段で定まる前記位置信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性と積分特性とを乗じた伝達関数になるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  8. 電動機に駆動される負荷機械の位置の目標値を指定する位置指令信号、及び前記電動機の位置の現在値を示す位置信号を入力として、前記電動機の速度の目標値を指定する速度指令信号を出力する位置制御手段と、
    前記位置信号を入力として前記電動機の速度の現在値を示す速度信号を出力する速度演算手段と、
    前記速度指令信号及び前記電動機の速度の現在値を示す速度信号を入力として、前記電動機が前記負荷機械を駆動するトルクの目標値を指定するトルク指令信号を出力する速度制御手段と、
    前記負荷機械の加速度あるいはローパスフィルタとハイパスフィルタとを作用させた前記負荷機械の加速度を示す加速度信号を入力とし、前記トルク指令信号を補正するトルク指令補正信号を出力し、前記加速度信号から前記トルク指令補正信号までの伝達関数が、前記位置制御手段と前記速度演算手段と前記速度制御手段とで定まる前記位置信号から前記トルク指令信号までの伝達関数に、比例特性と積分特性とを乗じた伝達関数になるよう定めた振動抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  9. 前記負荷機械の加速度に作用させる前記ハイパスフィルタが、前記振動抑制手段を介した前記加速度から前記指令信号までの伝達特性に含まれる積分要素と同じまたはそれ以上の次数を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一に記載の電動機制御装置。
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