JP4877764B2 - モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置 - Google Patents

モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4877764B2
JP4877764B2 JP2006209605A JP2006209605A JP4877764B2 JP 4877764 B2 JP4877764 B2 JP 4877764B2 JP 2006209605 A JP2006209605 A JP 2006209605A JP 2006209605 A JP2006209605 A JP 2006209605A JP 4877764 B2 JP4877764 B2 JP 4877764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
back electromotive
period
signal
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006209605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008042954A (ja
Inventor
尚 杉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2006209605A priority Critical patent/JP4877764B2/ja
Priority to US11/832,181 priority patent/US7609013B2/en
Priority to CNA2007101383576A priority patent/CN101119091A/zh
Publication of JP2008042954A publication Critical patent/JP2008042954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4877764B2 publication Critical patent/JP4877764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/15Controlling commutation time

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明は、回転子の回転を制御する技術に関し、特に、複数のコイルを有するステータと磁性を有するロータとを含むモータの回転を制御するモータ駆動回路に関する。
ポータブルCD(Compact Disc)装置や、DVD(Digital Versatile Disc)など、ディスク型メディアを使用した電子機器において、そのディスクを回転させるためにブラシレス直流モータが用いられる。ブラシレス直流(DC)モータは、一般に、永久磁石を備えたロータと、スター結線された複数の相のコイルを備えたステータとを備えており、コイルに供給する電流を制御することによりコイルを励磁し、ロータをステータに対して相対回転させて駆動する。ブラシレスDCモータは、ロータの回転位置を検出するために、一般に、ホール素子や光学エンコーダなどのセンサを備えており、センサにより検出された位置に応じて、各相のコイルに供給する電流を切り換えて、ロータに適切なトルクを与える。
モータをより小型化するために、ホール素子などのセンサを利用せずにロータの回転位置を検出するセンサレスモータも提案されている(たとえば、特許文献1〜3参照)。センサレスモータは、たとえばモータの中点配線の電位(以下、中点電圧という)を計測することにより、コイルに発生する逆起電圧(誘導電圧)をモニタし、中点電圧と等しくなるゼロクロス点を検出することにより位置情報を得る。
こうしたセンサレスモータの駆動において、パルス幅変調(Pulse Width Modulation:以下、PWMともいう)方式によって、相コイルに流れる電流制御し、トルクを調節したり、正弦波状やアーチ状となるように緩やかに制御する技術が知られている。
特開平3−207250号公報 特開平10−243685号公報 特開平11−75388号公報
PWM方式を採用する場合、モータのコイルには、パルス信号の信号レベルに応じた間欠的な駆動電流が流れる。図1(a)、(b)は、PWM方式によるモータ駆動における逆起電圧の波形を示す図である。図1(a)は、ゼロクロス点が、オン期間Ton中に発生した場合を、同図(b)は、ゼロクロス点がオフ期間Toff中に発生した場合を示している。図1(a)は、上から順に、駆動中の相のコイルに発生する逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomを示す。パルス信号Spwm(図示せず)は、ハイレベルとローレベルを交互に繰り返し、たとえばハイレベルのオン期間Tonの間、コイルに電流が流れ、ローレベルのオフ期間Toff中、コイル電流が遮断される。その結果、パルス幅変調を行う場合、図1に示すように、駆動中の相のコイルに発生する逆起電圧Vuは、駆動電流が流れるオン期間Ton中だけ意味をもつ電圧レベルとなり、駆動電流が流れないオフ期間Toff中において、逆起電圧Vuは、0V付近の電圧となる。逆起電圧Vuは、中点電圧Vcomとコンパレータによって比較され、2つの電圧が交差した時点で、ゼロクロス(Zero−cross)が検出される。したがって、従来では、オン期間Ton中にのみゼロクロス点の検出を行うことができ、オフ期間Toff中は、ゼロクロス点の検出を行えないという問題があった。
すなわち、ゼロクロス点が、オン期間Ton中に発生すれば、図1(a)に示すように、ゼロクロス点が発生したタイミングで即座に検出される。一方で、仮にオフ期間Toff中に、ゼロクロス点が発生した場合、その時点で電圧比較が行えないため、実際にゼロクロス点を検出するためには、次のオン期間Tonを待たなければならず、タイムラグτが発生し、回転ムラなどの要因となっていた。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その包括的な目的は、オフ時間でもゼロクロス点の検出が可能なモータ駆動技術の提供にある。
本発明のある態様によれば、多相モータにパルス状の駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路が提供される。このモータ駆動回路は、トルクに応じたデューティ比を有するパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、多相モータのコイルごとに設けられ、パルス信号生成回路からのパルス信号に応じて、接続されたコイルの一端に、オン期間とオフ期間を交互に繰り返してパルス状の駆動電流を供給する複数のスイッチング回路と、多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を出力する逆起検出回路と、逆起検出回路からの逆起検出信号にもとづき、複数のスイッチング回路の駆動シーケンスを制御するスイッチング制御回路と、を備える。逆起検出回路は、少なくとも、オン期間の逆起電圧を利用して、オフ期間の逆起電圧を補間し、補間された仮想逆起電圧と、コイルの中点電圧に応じた電圧にもとづき、ゼロクロス点を検出する。
この態様によると、オン期間中の逆起電圧を利用して、オフ期間中の逆起電圧を補間して、仮想逆起電圧を生成することにより、オフ期間中でも、逆起電圧とコイルの中点電圧の比較を行うことができ、ゼロクロス点の検出のタイムラグを低減することができる。
逆起検出回路は、あるオン期間中の第1タイミングにおける逆起電圧と、別のオン期間中の第2タイミングにおける逆起電圧とから、逆起電圧の傾きを検出し、検出された傾きを利用して、オフ期間の逆起電圧を補間してもよい。
逆起電圧の傾きは、ほぼ一定値に保たれるため、オン期間中の傾きを利用することにより、オフ期間中の逆起電圧を好適に補間することができる。
逆起検出回路は、あるオン期間中の第1タイミングにおける逆起電圧と、別のオン期間中の第2タイミングにおける逆起電圧とから、逆起電圧の傾きを検出し、パルス信号と同一の周期を有し、かつ、検出された逆起電圧の傾きに応じた傾きを有するのこぎり波状の傾斜信号を生成する傾斜信号生成回路と、オン期間ごとに設定される所定のタイミングにおける逆起電圧および中点電圧の差分に応じた差分信号を生成する差分信号生成回路と、差分信号生成回路から出力される差分信号と、傾斜信号生成回路から出力される傾斜信号の電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出するコンパレータと、を含んでもよい。
ここで、オン期間毎に設定されるあるタイミングtshにおける逆起電圧をVu(tsh)、中点電圧Vcom(tsh)とし、傾斜信号を時間の関数としてSramp(t)と表すとする。このとき、タイミングtshから、つぎのオン期間中のタイミングtshの期間の仮想逆起電圧Vu’(t)は、
Vu’(t)=Vu(tsh)+Sramp(t)
と表される。仮想逆起電圧Vu’(t)を、中点電圧Vcom(tsh)と比較することは、所定のタイミングにおける逆起電圧Vu(tsh)と中点電圧Vcom(tsh)の差分(Vu(tsh)−Vcom(tsh))を、傾斜信号Sramp(t)と比較することと等価と考えられる。したがって、逆起電圧Vu(tsh)および中点電圧Vcom(tsh)の差分信号と、傾斜信号Sramp(t)を比較することにより、ゼロクロス点を好適に検出することができる。
差分信号生成回路は、所定のタイミングごとに、逆起電圧および中点電圧をそれぞれサンプルホールドする第1、第2サンプルホールド回路を含んでもよく、第1、第2サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた逆起電圧および中点電圧の差分に応じた差分信号を生成してもよい。
サンプルホールド回路を用いることにより、タイミングtshの逆起電圧Vu(tsh)および中点電圧Vcom(tsh)の値を、パルス信号の1周期にわたって保持することができる。
傾斜信号生成回路は、あるオン期間における逆起電圧をサンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、別のオン期間における逆起電圧をサンプルホールドする第2サンプルホールド回路と、を含み、第1、第2サンプルホールド回路の出力電圧の差にもとづき、傾斜信号の傾きを設定してもよい。
2つのサンプルホールド回路を用いることにより、異なる2つの時刻における逆起電圧を取得することができ、逆起電圧の傾きを検出することができる。
傾斜信号生成回路は、第1、第2サンプルホールド回路の出力電圧の差を増幅する増幅器と、増幅器の出力電圧が傾斜信号のピーク電圧となるように、パルス信号の周期の間、傾斜信号の電圧値を一定の傾きで増加させる傾斜設定回路と、をさらに含んでもよい。
この場合、傾斜信号のピーク電圧を、第1、第2サンプルホールド回路の出力電圧の差に応じて変化させることにより、傾斜信号の傾きを、逆起電圧の傾きに応じて変化させることができる。
傾斜設定回路は、パルス信号の周期ごとにリセットされてカウントアップを開始するカウンタ回路と、カウンタ回路の出力信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換器と、を含んでもよく、増幅器の出力電圧を、デジタルアナログ変換器の基準電圧としてもよい。
パルス信号生成回路は、所定の周期の三角波信号を出力する発振器と、発振器から出力される三角波信号とトルクを指示する信号のそれぞれの電圧値を比較し、パルス信号を出力するコンパレータと、を含んでもよい。傾斜信号生成回路は、第1、第2サンプルホールド回路の出力電圧の差を増幅する増幅器と、増幅器の出力電圧を用いて、発振器から出力される三角波信号の傾きを調節することにより、傾斜信号を生成する傾斜調節回路と、を含んでもよい。
逆起検出回路は、各相のコイルに発生する逆起電圧および中点電圧のうち、選択された一つをサンプルホールドする2つのサンプルホールド回路と、傾斜設定モードおよびゼロクロス検出モードの2つのモードに応じて、2つのサンプルホールド回路それぞれに、サンプルホールドの対象となる電圧を指示する制御回路と、パルス信号と同一の周期を有する傾斜信号であって、傾斜設定モードにおける2つのサンプルホールド回路の出力電圧の差分に応じて設定された傾きを有する傾斜信号を生成する傾斜信号生成回路と、ゼロクロス検出モードにおける2つのサンプルホールド回路の出力電圧の差分に応じた電圧と、傾斜信号生成回路から出力される傾斜信号の電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出するコンパレータと、を含んでもよい。制御回路は、傾斜設定モードにおいて、あるオン期間中の第1タイミングで、一方のサンプルホールド回路に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧のサンプルホールドを指示し、別のオン期間中の第2タイミングで、他方のサンプルホールド回路に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧のサンプルホールドを指示し、ゼロクロス検出モードにおいて、オン期間ごとに設定される所定のタイミングにて、一方のサンプルホールド回路に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧を、他方のサンプルホールド回路に中点電圧をサンプルホールドするように指示してもよい。
モータ駆動回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、ディスク装置である。この装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、スピンドルモータを駆動する上述のモータ駆動回路と、を備える。
この態様によると、ゼロクロス検出の際のタイムラグを低減できるため、ディスクの回転むらを抑えることができる。
本発明のさらに別の態様によれば、多相モータにパルス状の駆動電流を供給して駆動するモータ駆動方法が提供される。このモータ駆動方法は、トルクに応じたデューティ比を有するパルス信号を生成するステップと、駆動中の相のコイルに、パルス信号に応じて、オン期間とオフ期間を交互に繰り返し、パルス状の駆動電流を供給するステップと、多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧について、オン期間の逆起電圧を利用して、オフ期間の逆起電圧を補間し、補間された仮想逆起電圧を生成するステップと、補間された仮想逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を生成するステップと、逆起検出信号にもとづき、駆動対象の相を切り換えるステップと、を備える。
ある態様において、モータ駆動方法は、あるオン期間中の第1タイミングにおける逆起電圧と、別のオン期間中の第2タイミングにおける逆起電圧とから、逆起電圧の傾きを検出するステップと、検出された傾きを利用して、オフ期間の逆起電圧を補間するステップと、をさらに備えてもよい。
ある態様において、モータ駆動方法は、あるオン期間中の第1タイミングにおける逆起電圧と、別のオン期間中の第2タイミングにおける逆起電圧とから、逆起電圧の傾きを検出するステップと、パルス信号と同一の周期を有し、かつ、検出された逆起電圧の傾きに応じた傾きを有するのこぎり波状の傾斜信号を生成するステップと、オン期間ごとに設定される所定のタイミングにおける逆起電圧および中点電圧の差分に応じた差分信号を生成するステップと、差分信号と、傾斜信号の電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出するステップと、をさらに備えてもよい。
本発明によれば、ゼロクロス点を検出する際のタイムラグを小さくすることができる。
図2は、実施の形態に係るモータ駆動回路100の構成を示すブロック図である。モータ駆動回路100は、センサレスブラシレスDCモータ(以下、単に「モータ110」という)に駆動電流を供給して回転を制御する。本実施の形態において、駆動対象となるモータ110は、U相、V相、W相のコイルLu、Lv、Lwを含む3相DCモータである。
モータ駆動回路100は、スイッチング回路10と総称されるスイッチング回路10u、10v、10wと、逆起検出回路20と、スイッチング制御回路30と、パルス信号生成回路50を備える。モータ駆動回路100は、1つの半導体基板上に機能ICとして一体集積化される。たとえば、モータ駆動回路100は、所望のトルクが得られるように、多相のモータ110にパルス状の駆動電流を供給するPWM(Pulse Width Modulation)方式によって駆動する。
スイッチング回路10u、10v、10wは、モータ110のコイルLu、Lv、Lwごとに設けられる。スイッチング回路10u、10v、10wは、たとえば電源電圧と接地電位間に直列に接続されたハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチを含んで構成され、2つのスイッチの接続点が、コイルに接続される。ハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチの制御端子には、駆動信号DRV_H(U、V、W)および駆動信号DRV_L(U、V、W)がそれぞれ入力される。スイッチング回路10u、10v、10wは、接続されたコイルの一端に、ハイサイドスイッチがオンの状態でハイレベルの電圧を印加し、ローサイドスイッチがオンの状態でローレベルの電圧を印加する。また、ハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチが同時にオフすることで、ハイインピーダンス状態に設定される。図2では、駆動信号DRV_H(U、V、W)、DRV_L(U、V、W)は、単に、DRVとして示される。スイッチング回路10は、後述するパルス信号生成回路50からのパルス信号Spwmに応じて、接続されたコイルの一端に、オン期間Tonとオフ期間Toffを交互に繰り返してパルス状の駆動電流を供給する。
逆起検出回路20は、モータ110の少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧(Vu、Vv、Vw)を、コイルの中点電圧Vcomと比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号BEMF_EDGEを出力する。本実施の形態では、逆起検出回路20は、U相のコイルLuに発生する逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomをモニタして、逆起検出信号BEMF_EDGEを生成する場合について説明する。V相、W相についても、同様の手法によって、ゼロクロス点が検出されてもよい。逆起検出回路20によって生成された逆起検出信号BEMF_EDGEは、スイッチング制御回路30へと出力される。逆起検出回路20の詳細については後述する。
パルス信号生成回路50は、少なくともモータ110の目標トルクに応じて、デューティ比が変化するパルス幅変調信号(以下、パルス信号Spwmという)を生成する。パルス信号生成回路50は、三角波やのこぎり波状の周期信号Soscと、トルクを指示する信号のレベルを比較し、大小関係に応じてPWM信号Spwmのハイレベルとローレベルの期間を変化させる。なお、パルス信号生成回路50は、アナログ回路、デジタル回路のいずれで構成されてもよい。パルス信号生成回路50は、コイルLu、Lv、Lwに流れるコイル電流を、緩やかに変化させるために、目標トルクと、正弦波状あるいはアーチ状の制御波形を合成して、PWM信号Spwmを生成してもよい。
スイッチング制御回路30は、パルス信号生成回路50からのPWM信号Spwmと、逆起検出回路20からの逆起検出信号BEMF_EDGEと、を受ける。スイッチング制御回路30は、逆起検出信号BEMF_EDGEにもとづいて、複数のスイッチング回路10u、10v、10wのオンオフ状態の駆動シーケンスを制御する。さらに、スイッチング制御回路30は、PWM信号Spwmにもとづいて、複数のスイッチング回路10u、10v、10wに含まれるハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチの少なくとも一方をスイッチング制御する。
スイッチング制御回路30は、駆動タイミング生成回路32、駆動信号合成回路34を含む。駆動タイミング生成回路32には、逆起検出信号BEMF_EDGEが入力される。駆動タイミング生成回路32は、逆起検出信号BEMF_EDGEにもとづき、駆動シーケンスを指示する駆動信号DRVを生成する。駆動信号合成回路34は、駆動信号DRVと、PWM信号Spwmを合成して、駆動信号DRV_H(u、v、w)、DRV_L(u、v、w)を出力し、スイッチング回路10u、10v、10wの状態を制御する。
次に、逆起検出回路20について詳細に説明する。本実施の形態に係る逆起検出回路20には、逆起電圧Vu、中点電圧Vcomが入力される。逆起検出回路20は、少なくとも、オン期間Tonの逆起電圧を利用して、オフ期間Toffの逆起電圧を補間し、補間された仮想逆起電圧Vu’と、コイルの中点電圧Vcomに応じた電圧にもとづき、ゼロクロス点を検出する。
図3は、逆起検出回路20の機能を示す図である。図3において、実際の逆起電圧Vuが実線で、仮想逆起電圧Vu’が破線で示される。仮想逆起電圧Vu’と、中点電圧Vcomを利用することにより、オフ期間Toffでのゼロクロス点の検出が可能となる。
逆起検出回路20は、あるパルス信号Spwm1に対応するオン期間Ton中の第1タイミングt1における逆起電圧Vu1と、別のパルス信号Spwm2に対応するオン期間Ton中の第2タイミングt2における逆起電圧Vu2とから、逆起電圧Vuの傾きαを検出し、検出された傾きαを利用して、オフ期間Toffの逆起電圧Vuを補間してもよい。同図に示されるように、逆起電圧Vuの傾きは、ほぼ一定値に保たれるため、オン期間Ton中の逆起電圧Vuを利用することで、オフ期間Toffを補間することができる。パルス信号Spwm1とSpwm2は、図3のように、隣接するパルスであってもよいが、離れた箇所のパルスであってもよい。第1タイミングt1と、第2タイミングt2の間隔は、パルス信号Spwmの周期Tpの整数倍であって一定値をとるから、電圧Vu2とVu1の差電圧ΔVが、逆起電圧Vuの傾きαを示すことになる。
逆起検出回路20は、以下の処理を行ってもよい。
(1) あるパルス信号に対応するオン期間中の第1タイミングt1における逆起電圧Vu1と、別のパルス信号に対応するオン期間中の第2タイミングt2における逆起電圧Vu2とから、逆起電圧Vuの傾きαを検出する。
(2) パルス信号Spwmと同一の周期Tpを有し、かつ、検出された逆起電圧Vuの傾きαに応じた傾きα’を有するのこぎり波状の傾斜信号Srampを生成する。
(3) オン期間ごとに設定される所定のタイミングtshにおける逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomの差分に応じた差分信号Sdiffを生成する。
(4) 差分信号Sdiffと、傾斜信号Srampの電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出する。
図4は、実施の形態に係る逆起検出回路20の構成を示すブロック図である。逆起検出回路20は、傾斜信号生成回路22、差分信号生成回路24、コンパレータ26を備える。傾斜信号生成回路22は、上記(1)、(2)の処理を、差分信号生成回路24は、上記(3)の処理を、コンパレータ26は、上記(4)の処理を実行するブロックである。
すなわち、傾斜信号生成回路22は、あるパルス信号Spwm1に対応するオン期間Ton中の第1タイミングt1における逆起電圧Vu1と、別のパルス信号Spwm2に対応するオン期間Ton中の第2タイミングt2における逆起電圧Vu2とから、逆起電圧Vuの傾きα検出する。さらに、傾斜信号生成回路22は、パルス信号Spwmと同一の周期Tpを有し、かつ、検出された逆起電圧Vuの傾きαに応じた傾きα’を有するのこぎり波状の傾斜信号Srampを生成する。逆起電圧Vuの傾きαは、ある相を駆動した後、その次に、同じ相を駆動する場合にも、同じ値をとる傾向にある。したがって、傾斜信号Srampの傾きα’は、一度設定すれば、長い期間にわたり再設定しなくてもよい。
差分信号生成回路24は、オン期間Tonごとに設定される所定のタイミングtshにおける逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomの差分(Vu−Vcom)に応じた差分信号Sdiffを生成する。
コンパレータ26は、差分信号生成回路24から出力される差分信号Sdiffと、傾斜信号生成回路22から出力される傾斜信号Srampの電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出する。コンパレータ26の出力は、逆起検出信号BEMF_EDGEとして出力される。
図5は、図4の逆起検出回路20の動作を示すタイムチャートである。すなわち、図5は、逆起検出回路20により実現される上述の(1)〜(4)の処理を示している。所定のタイミングtshは、パルス信号Spwmのオン期間ごとに設定される。このタイミングtshごとに、逆起電圧Vu、中点電圧Vcomがサンプルホールドされ、差分信号Sdiffが生成される。傾斜信号生成回路22により生成される傾斜信号Srampの傾きα’は、逆起電圧Vuの傾きαに応じて設定されている。傾斜信号Srampが、差分信号Sdiffと交差すると、コンパレータ26によってゼロクロス点が検出され、逆起検出信号BEMF_EDGEが所定レベル(たとえばハイレベル)となる。
いま、仮想逆起電圧Vu’(t)は、傾斜信号Sramp(t)を用いて、
Vu’(t)=Vu(tsh)+Sramp(t)
と表すことができる。仮想逆起電圧Vu’(t)を、中点電圧Vcom(tsh)と比較することは、所定のタイミングtshにおける逆起電圧Vu(tsh)と中点電圧Vcom(tsh)の差分(Vu(tsh)−Vcom(tsh))を、傾斜信号Vramp(t)と比較することと等価と考えられる。したがって、図4の逆起検出回路20によれば、逆起電圧Vu(tsh)および中点電圧Vcom(tsh)の差分信号と、傾斜信号Vramp(t)を比較することにより、ゼロクロス点を検出することができる。
本実施の形態に係るモータ駆動回路100によれば、オフ期間Toff中の逆起電圧Vuを補間して、中点電圧Vcomと比較するため、オフ期間Toff中に発生するゼロクロス点を好適に検出することができる。その結果、従来の回路において発生していたタイムラグを抑制することができ、モータ110の回転ムラを低減することができる。
さらに、本実施の形態に係るモータ駆動回路100によれば、オン期間中のタイミングtshにおける逆起電圧Vuの値を補間してゼロクロス点の検出を行うため、逆起ノイズの影響を排除することができる。その結果、従来の回路で行われていたマスク処理を行わなくても、安定にゼロクロス点を検出できる。
以下、より具体的な回路構成について説明する。
図6は、傾斜信号生成回路22の構成例を示す回路図である。傾斜信号生成回路22は、サンプルホールド回路SH1、SH2、増幅器AMP1、傾斜設定回路23を含む。
サンプルホールド回路SH1は、あるパルス信号Spwm1に対応するオン期間中の第1タイミングt1で、逆起電圧Vuをサンプルホールドする。サンプルホールド回路SH2は、別のパルス信号Spwm2に対応するオン期間中の第2タイミングt2で、逆起電圧Vuをサンプルホールドする。増幅器AMP1は、サンプルホールド回路SH1、SH2の出力電圧Vu1、Vu2の差を増幅する。増幅器AMP1の出力信号Sαは、逆起信号の傾きαに応じて変化する。傾斜設定回路23は、増幅器AMP1の出力電圧Sαが傾斜信号Srampのピーク電圧となるように、パルス信号Spwmの周期Tpの間、傾斜信号Srampの電圧値を増加させる。このようにして、傾斜信号生成回路22は、サンプルホールド回路SH1、SH2の出力電圧Vu1、Vu2の差にもとづき、傾斜信号Srampの傾きを設定する。
図7は、図5の傾斜設定回路23の第1の構成例を示すブロック図である。傾斜設定回路23aは、カウンタ回路40、D/A変換器42を含む。
カウンタ回路40は、クロック信号CKに応じてカウントアップするデジタルカウンタである。クロック信号CKの周波数は、パルス信号Spwmの周波数よりも十分に高く設定される。カウンタ回路40は、パルス信号Spwmの周期Tpごとにリセットされる。D/A変換器42は、カウンタ回路40の出力信号をデジタルアナログ変換する。D/A変換器42は、上側の基準電圧VrefHと、下側の基準電圧VrefLにもとづいて、デジタルアナログ変換を行う。図7の傾斜設定回路23aでは、上側の基準電圧VrefHとして、図6の増幅器AMP1の出力電圧Sαが入力されている。
カウンタ回路40は、パルス信号Spwmの周期ごとにリセットされるため、カウンタ回路40の出力信号Scountの値は、パルス信号Spwmと同じ周期を有するランプ波形となる。D/A変換器42によって、傾斜信号Srampのピーク電圧が、増幅器AMP1の出力信号Sαに応じて設定される。図7の傾斜設定回路23aによれば、傾斜信号Srampの傾きは、2つの逆起電圧Vu1、Vu2の差分に応じて設定される。
図8は、図2のパルス信号生成回路50および図6の傾斜設定回路23の第2の構成例を示すブロック図である。パルス信号生成回路50は、所定の周期の三角波信号を出力する発振器52と、発振器52から出力される三角波信号Vsawとトルクを指示する信号Strqのそれぞれの電圧値を比較し、パルス信号Spwmを出力するコンパレータ54を含む。
傾斜設定回路23bは、増幅器AMP3と、傾斜調節回路25を含む。増幅器AMP3は、図5のサンプルホールド回路SH1、SH2の出力電圧Vu1、Vu2の差を増幅する。この増幅器AMP3は、図5の増幅器AMP1に対応する。傾斜調節回路25は、増幅器AMP3の出力電圧Sαを用いて、発振器52から出力される三角波信号Vsawの傾きを調節することにより、傾斜信号Srampを生成する。図8の回路によっても、傾斜信号Srampの傾きを、2つの逆起電圧Vu1、Vu2に応じて設定することができる。
傾斜設定回路23の第3の構成例は、キャパシタを定電流によって充電する時定数回路である。この場合、増幅器AMP3の出力信号Sαに応じて、定電流の値を設定し、この定電流によって、キャパシタを充電する。周期Tpごとにキャパシタに蓄えられた電荷をリセットすることにより、傾斜信号Srampを生成することができる。第1から第3の構成例の他にも、傾斜設定回路23の構成にはさまざまなバリエーションが考えられ、こうしたバリエーションも当然に本発明の範囲に含まれるものである。
図9は、差分信号生成回路24の構成例を示す回路図である。差分信号生成回路24は、サンプルホールド回路SH3、SH4、増幅器AMP2を含む。サンプルホールド回路SH3、SH4は、それぞれ、所定のタイミングtshごとに、逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomをサンプルホールドする。増幅器AMP2は、サンプルホールド回路SH3、SH4によりサンプルホールドされた逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomの差分(Vu−Vcom)を増幅し、差分に応じた信号を、差分信号Sdiffとして出力してもよい。
図10は、逆起検出回路20の好ましい構成例を示すブロック図である。図10の逆起検出回路20aは、傾斜設定モードおよびゼロクロス検出モードの2つのモードで動作する。傾斜設定モードでは、傾斜信号Srampを生成するために、逆起電圧Vuの傾きαを検出する処理が行われる。ゼロクロス検出モードでは、傾斜信号Srampと、差分信号Sdiffにもとづいて、ゼロクロス点の検出を行う。
逆起検出回路20aは、サンプルホールド回路SH10、SH11、セレクタ回路60、62、制御回路64、傾斜信号生成回路22、増幅器AMP4、コンパレータ26を含む。
セレクタ回路60、62には、コイルに発生する逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomが入力される。図10には図示されないが、セレクタ回路60、62には、V相、W相の逆起電圧Vv、Vwが入力されてもよい。セレクタ回路60、62は、制御回路64の指示にしたがい、入力された電圧の一つを選択し、サンプルホールド回路SH10、SH11へと出力する。サンプルホールド回路SH10、SH11は、セレクタ回路60、62によって選択された電圧をサンプルホールドする。増幅器AMP4は、サンプルホールド回路SH10、SH11の出力電圧Vx1、Vx2の差分(Vx1−Vx2)を増幅する。
制御回路64は、傾斜設定モードおよびゼロクロス検出モードの2つのモードに応じて、セレクタ回路60、62を制御し、2つのサンプルホールド回路SH10、SH11それぞれのサンプルホールドの対象となる電圧を切り換える。
具体的には、制御回路64は、傾斜設定モードにおいて、あるパルス信号に対応するオン期間中の第1タイミングt1で、一方のサンプルホールド回路SH10に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧Vuのサンプルホールドを指示し、別のパルス信号に対応するオン期間中の第2タイミングt2で、他方のサンプルホールド回路SH11に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧Vuのサンプルホールドを指示する。
傾斜設定モードでは、図10のサンプルホールド回路SH10、SH11、増幅器AMP4は、それぞれ図6のサンプルホールド回路SH1、SH2、AMP1と同等の機能を果たし、電圧Vx1=Vu1、Vx2=Vu2となる。傾斜信号生成回路22は、パルス信号Spwmと同一の周期を有し、傾斜設定モードにおける2つのサンプルホールド回路SH10、SH11の出力電圧Vx1、Vx2の差分に応じて設定された傾きを有する傾斜信号Srampを生成する。
また、制御回路64は、ゼロクロス検出モードにおいて、オン期間ごとに設定される所定のタイミングtshにて、一方のサンプルホールド回路SH10に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧Vuを、他方のサンプルホールド回路SH11に中点電圧Vcomをサンプルホールドするように指示する。
ゼロクロス検出モードでは、図10のサンプルホールド回路SH10、SH11、増幅器AMP4は、それぞれ図9のサンプルホールド回路SH3、SH4、AMP2と同等の機能を果たし、Vx1=Vu、Vx2=Vcomとなる。したがって、ゼロクロス検出モードにおいて、増幅器AMP4の出力電圧Vx3と差分信号Sdiffは等価である。
コンパレータ26は、ゼロクロス検出モードにおける増幅器AMP4の出力電圧Vx4を、傾斜信号生成回路22から出力される傾斜信号Srampの電圧値と比較し、ゼロクロス点を検出する。
図11は、図10の逆起検出回路20の動作タイムチャートである。ゼロクロス検出モードは、ZCで、傾斜設定モードはSLOPEとして示される。ゼロクロス検出モードZCにおいて、サンプルホールド回路SH10、SH11はそれぞれ、所定のタイミングtshごとに、逆起電圧Vu、中点電圧Vcomをサンプルホールドする。
時刻tzcに、ゼロクロス点が検出されると、制御回路64は、次のタイミングtsh’において、サンプルホールド回路SH10のサンプルホールド動作を行わず、前回の逆起電圧Vuを保持しつづける。また、タイミングtsh’において、サンプルホールド回路SH11に、中点電圧Vcomをサンプルホールドさせる。すなわち、図11のタイムチャートでは、ゼロクロス点の検出した直後のタイミングtsh’から、次のタイミングtsh’’までの間が、傾斜設定モードSLOPEに設定されている。傾斜設定モードSLOPEの期間、サンプルホールド回路SH10、SH11によってサンプルホールドされた逆起電圧Vu1、Vu2によって、逆起電圧Vuの傾きαが検出される。つまり、ゼロクロス点を跨ぐ期間の逆起電圧の傾きが検出される。検出された傾きαは、次にU相が駆動される際に、傾斜信号Srampを生成するために利用される。
図10の逆起検出回路20によれば、逆起電圧Vuの傾きαを検出するためのサンプルホールド回路と、逆起電圧Vuと中点電圧Vcomの差分を生成するためのサンプルホールド回路を共有することができ、回路面積を縮小できる。さらに、サンプルホールド回路の出力電圧の差分を増幅する増幅器も共有することができる。
最後に、実施の形態に係るモータ駆動回路100が好適に使用されるアプリケーションについて説明する。図12は、図2のモータ駆動回路100を搭載したディスク装置200の構成を示すブロック図である。ディスク装置200は、CDやDVDなどの光ディスクに対して記録、再生処理を行うユニットであり、CDプレイヤやDVDプレイヤ、パーソナルコンピュータなどの電子機器に搭載される。ディスク装置200は、ピックアップ210、信号処理部212、ディスク214、モータ110、モータ駆動回路100を含む。
ピックアップ210は、ディスク214にレーザを照射して所望のデータを書き込み、あるいは、反射した光を読み込むことによりディスク214に書き込まれたデータを読み出す。信号処理部212は、ピックアップ210により読み書きするデータに対して増幅処理、A/D変換あるいはD/A変換など必要な信号処理を行う。モータ110は、ディスク214を回転させるために設けられたスピンドルモータである。図6に示すようなディスク装置200は、特に小型化が要求されるため、モータ110としてホール素子などを用いないセンサレスタイプが用いられる。本実施の形態に係るモータ駆動回路100は、このようなセンサレスのスピンドルモータを安定に駆動するために好適に用いることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、3相モータを駆動する場合について説明したが、本発明は3相以外のセンサレスモータの駆動にも好適に用いることができる。たとえば、5相モータであってもよい。
また、実施の形態では、U相の逆起電圧Vuを中点電圧Vcomと比較してゼロクロス点の検出を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、逆起検出回路20によって、U相、V相、W相それぞれの逆起電圧を検出して、逆起検出信号BEMF_EDGEを生成してもよい。
また、実施の形態では、相電圧Vuが上昇する過程において、Vu>Vcomとなる状態を検出することによりゼロクロス点を検出したが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆起検出回路20は、相電圧Vuが下降する過程において、Vu<Vcomとなる状態を検出することにより、ゼロクロス点を検出してもよい。
実施の形態で説明した信号のハイレベル、ローレベルのロジックの設定は一例であって、論理回路ブロックの構成には様々な変形例が考えられ、こうした変形例も本発明の範囲に含まれる。
図1(a)、(b)は、PWM方式によるモータ駆動における逆起電圧の波形を示す図である。 実施の形態に係るモータ駆動回路の構成を示すブロック図である。 逆起検出回路の機能を示す図である。 実施の形態に係る逆起検出回路の構成を示すブロック図である。 図4の逆起検出回路の動作を示すタイムチャートである。 傾斜信号生成回路の構成例を示す回路図である。 図5の傾斜設定回路の第1の構成例を示すブロック図である。 図2のパルス信号生成回路および図6の傾斜設定回路の第2の構成例を示すブロック図である。 差分信号生成回路の構成例を示す回路図である。 逆起検出回路の好ましい構成例を示すブロック図である。 図10の逆起検出回路の動作タイムチャートである。 図2のモータ駆動回路を搭載したディスク装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 モータ駆動回路、 10 スイッチング回路、 20 逆起検出回路、 22 傾斜信号生成回路、 23 傾斜設定回路、 24 差分信号生成回路、 26 コンパレータ、 30 スイッチング制御回路、 32 駆動タイミング生成回路、 34 駆動信号合成回路、 40 カウンタ回路、 42 D/A変換器、 50 パルス信号生成回路、 110 モータ、 210 ピックアップ、 212 信号処理部、 214 ディスク、 SH1 サンプルホールド回路、 SH2 サンプルホールド回路、 SH3 サンプルホールド回路、 SH4 サンプルホールド回路、 AMP1 増幅器。

Claims (10)

  1. 多相モータにパルス状の駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路であって、
    トルクに応じたデューティ比を有するパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記多相モータのコイルごとに設けられ、前記パルス信号生成回路からの前記パルス信号に応じて、接続されたコイルの一端に、オン期間とオフ期間を交互に繰り返してパルス状の駆動電流を供給する複数のスイッチング回路と、
    前記多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を出力する逆起検出回路と、
    前記逆起検出回路からの前記逆起検出信号にもとづき、前記複数のスイッチング回路の駆動シーケンスを制御するスイッチング制御回路と、
    を備え、
    前記逆起検出回路は、
    あるオン期間中の第1タイミングにおける逆起電圧と、別のオン期間中の第2タイミングにおける逆起電圧とから、前記逆起電圧の傾きを検出し、前記パルス信号と同一の周期を有し、かつ、検出された前記逆起電圧の傾きに応じた傾きを有するのこぎり波状の傾斜信号を生成する傾斜信号生成回路と、
    前記オン期間ごとに設定される所定のタイミングにおける前記逆起電圧および前記中点電圧の差分に応じた差分信号を生成する差分信号生成回路と、
    前記差分信号生成回路から出力される前記差分信号と、前記傾斜信号生成回路から出力される前記傾斜信号の電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出するコンパレータと、
    を含み、少なくとも、前記オン期間の逆起電圧を利用して、前記オフ期間の逆起電圧を補間し、補間された仮想逆起電圧と、前記コイルの中点電圧に応じた電圧にもとづき、ゼロクロス点を検出することを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記差分信号生成回路は、
    前記所定のタイミングごとに、前記逆起電圧および前記中点電圧をそれぞれサンプルホールドする第1、第2サンプルホールド回路を含み、
    前記第1、第2サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた前記逆起電圧および前記中点電圧の差分に応じた差分信号を生成することを特徴とする請求項に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記傾斜信号生成回路は、
    あるオン期間における逆起電圧をサンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、
    別のオン期間における逆起電圧をサンプルホールドする第2サンプルホールド回路と、
    を含み、前記第1、第2サンプルホールド回路の出力電圧の差にもとづき、前記傾斜信号の傾きを設定することを特徴とする請求項に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記傾斜信号生成回路は、
    前記第1、第2サンプルホールド回路の出力電圧の差を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の出力電圧が前記傾斜信号のピーク電圧となるように、前記パルス信号の周期の間、一定の傾きで前記傾斜信号の電圧値を増加させる傾斜設定回路と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記傾斜設定回路は、
    前記パルス信号の周期ごとにリセットされてカウントアップを開始するカウンタ回路と、
    前記カウンタ回路の出力信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換器と、
    を含み、
    前記増幅器の出力電圧を、前記デジタルアナログ変換器の基準電圧としたことを特徴とする請求項に記載のモータ駆動回路。
  6. 前記パルス信号生成回路は、
    所定の周期の三角波信号を出力する発振器と、
    前記発振器から出力される前記三角波信号とトルクを指示する信号のそれぞれの電圧値を比較し、前記パルス信号を出力するコンパレータと、
    を含み、
    前記傾斜信号生成回路は、
    前記第1、第2サンプルホールド回路の出力電圧の差を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の出力電圧を用いて、前記発振器から出力される前記三角波信号の傾きを調節することにより、前記傾斜信号を生成する傾斜調節回路と、
    を含むことを特徴とする請求項に記載のモータ駆動回路。
  7. 多相モータにパルス状の駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路であって、
    トルクに応じたデューティ比を有するパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記多相モータのコイルごとに設けられ、前記パルス信号生成回路からの前記パルス信号に応じて、接続されたコイルの一端に、オン期間とオフ期間を交互に繰り返してパルス状の駆動電流を供給する複数のスイッチング回路と、
    前記多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を出力する逆起検出回路と、
    前記逆起検出回路からの前記逆起検出信号にもとづき、前記複数のスイッチング回路の駆動シーケンスを制御するスイッチング制御回路と、
    を備え、
    前記逆起検出回路は、
    各相のコイルに発生する逆起電圧および前記中点電圧のうち、選択された一つをサンプルホールドする2つのサンプルホールド回路と、
    傾斜設定モードおよびゼロクロス検出モードの2つのモードに応じて、前記2つのサンプルホールド回路それぞれに、サンプルホールドの対象となる電圧を指示する制御回路と、
    前記パルス信号と同一の周期を有する傾斜信号であって、前記傾斜設定モードにおける前記2つのサンプルホールド回路の出力電圧の差分に応じて設定された傾きを有する傾斜信号を生成する傾斜信号生成回路と、
    前記ゼロクロス検出モードにおける前記2つのサンプルホールド回路の出力電圧の差分に応じた電圧と、前記傾斜信号生成回路から出力される前記傾斜信号の電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出するコンパレータと、
    を含み、少なくとも、前記オン期間の逆起電圧を利用して、前記オフ期間の逆起電圧を補間し、補間された仮想逆起電圧と、前記コイルの中点電圧に応じた電圧にもとづき、ゼロクロス点を検出し、
    前記制御回路は、
    前記傾斜設定モードにおいて、あるオン期間中の第1タイミングで、一方のサンプルホールド回路に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧のサンプルホールドを指示し、別のオン期間中の第2タイミングで、他方のサンプルホールド回路に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧のサンプルホールドを指示し、
    前記ゼロクロス検出モードにおいて、前記オン期間ごとに設定される所定のタイミングにて、一方のサンプルホールド回路に、現在駆動中の相のコイルに生ずる逆起電圧を、他方のサンプルホールド回路に前記中点電圧をサンプルホールドするように指示することを特徴とするモータ駆動回路。
  8. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動回路。
  9. ディスクを回転させるスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータを駆動する請求項1から8のいずれかに記載のモータ駆動回路と、
    を備えることを特徴とするディスク装置。
  10. 多相モータにパルス状の駆動電流を供給して駆動するモータ駆動方法であって、
    トルクに応じたデューティ比を有するパルス信号を生成するステップと、
    駆動中の相のコイルに、前記パルス信号に応じて、オン期間とオフ期間を交互に繰り返し、パルス状の駆動電流を供給するステップと、
    前記多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧について、前記オン期間の逆起電圧を利用して、前記オフ期間の逆起電圧を補間し、補間された仮想逆起電圧を生成するステップと、
    前記補間された仮想逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を生成するステップと、
    前記逆起検出信号にもとづき、駆動対象の相を切り換えるステップと、
    を備え、
    さらに、
    あるオン期間中の第1タイミングにおける逆起電圧と、別のオン期間中の第2タイミングにおける逆起電圧とから、前記逆起電圧の傾きを検出するステップと、
    前記パルス信号と同一の周期を有し、かつ、検出された前記逆起電圧の傾きに応じた傾きを有するのこぎり波状の傾斜信号を生成するステップと、
    前記オン期間ごとに設定される所定のタイミングにおける前記逆起電圧および前記中点電圧の差分に応じた差分信号を生成するステップと、
    前記差分信号と、前記傾斜信号の電圧値を比較し、ゼロクロス点を検出するステップと、
    を備えることを特徴とするモータ駆動方法。
JP2006209605A 2006-08-01 2006-08-01 モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置 Expired - Fee Related JP4877764B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006209605A JP4877764B2 (ja) 2006-08-01 2006-08-01 モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置
US11/832,181 US7609013B2 (en) 2006-08-01 2007-08-01 Motor drive circuit and method
CNA2007101383576A CN101119091A (zh) 2006-08-01 2007-08-01 电动机驱动电路及方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006209605A JP4877764B2 (ja) 2006-08-01 2006-08-01 モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008042954A JP2008042954A (ja) 2008-02-21
JP4877764B2 true JP4877764B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39055063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006209605A Expired - Fee Related JP4877764B2 (ja) 2006-08-01 2006-08-01 モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7609013B2 (ja)
JP (1) JP4877764B2 (ja)
CN (1) CN101119091A (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8030867B1 (en) * 2006-07-29 2011-10-04 Ixys Ch Gmbh Sample and hold time stamp for sensing zero crossing of back electromotive force in 3-phase brushless DC motors
GB0704439D0 (en) * 2007-03-08 2007-04-18 Ami Semiconductor Belgium Bvba Output contact for feedback in intergrated circuit motor driver
US7852028B1 (en) 2007-06-11 2010-12-14 Marvell International Ltd. Voice coil motor control system and method
TWI342106B (en) * 2007-12-28 2011-05-11 Feeling Technology Corp Method for controlling a direct current brushless motor, and control circuit
JP5566044B2 (ja) * 2008-05-22 2014-08-06 ローム株式会社 モータ駆動回路および駆動方法、および波形データの生成方法、それらを利用したハードディスク装置
TWI540825B (zh) 2010-03-25 2016-07-01 Rohm Co Ltd Motor drive circuit, cooling device, electronic machine
US8674713B2 (en) * 2010-10-21 2014-03-18 Tektronix, Inc. Zero ampere level current data correction for a power device under test
KR101707597B1 (ko) * 2010-12-07 2017-02-17 한국전자통신연구원 홀 센서리스 bldc 모터용 전원 공급 모듈
US20120249034A1 (en) * 2011-03-30 2012-10-04 Pratt & Whitney Canada Corp. Position sensing circuit for brushless motors
EP2730022B8 (de) * 2011-07-07 2015-06-17 Robert Bosch GmbH Verfahren zur elektronischen kommutierung in gleichstrom-elektromotoren
KR101388716B1 (ko) * 2012-11-30 2014-04-25 삼성전기주식회사 모터 구동 제어 장치, 모터 구동 제어 방법 및 그를 이용한 모터
CN103391099B (zh) * 2013-07-15 2016-04-13 中国科学院微电子研究所 适用于一维缓变信号的随机采样器
JP6189662B2 (ja) 2013-07-22 2017-08-30 ローム株式会社 モータの駆動装置、駆動方法、および冷却装置、電子機器
US9768717B2 (en) * 2014-12-15 2017-09-19 Stmicroelectronics S.R.L. Method of driving brushless motors, corresponding device, motor and computer program product
DE102015005677A1 (de) * 2015-02-03 2016-08-04 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Automatische Kommutierungsvergleichswertermittlung für BLDC-Motoren ohne Vorzeichenermittlung der EMK
JP6329504B2 (ja) * 2015-03-17 2018-05-23 ミネベアミツミ株式会社 モータ駆動制御装置およびモータ駆動制御方法
JP6324919B2 (ja) * 2015-03-17 2018-05-16 ミネベアミツミ株式会社 モータ駆動制御装置及びその制御方法
DE102015005678A1 (de) * 2015-04-24 2016-10-27 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Allgemeine automatische Kommutierungsvergleichswertermittlung für BLDC-Motoren
DE102015012480B4 (de) 2015-07-30 2022-12-29 Elmos Semiconductor Se Verfahren zur automatischen Ermittlung eines Vergleichswertes für die Spannungskommutierung bei der Ansteuerung eines bürstenlosen Motors im Zeitmultiplex am Produktionsende
KR102005297B1 (ko) * 2015-08-03 2019-07-31 엘에스산전 주식회사 엔코더 주축 속도 동기 제어 방법
JP6296566B2 (ja) * 2015-11-27 2018-03-20 ミネベアミツミ株式会社 モータ駆動制御装置
JP6374857B2 (ja) * 2015-11-27 2018-08-15 ミネベアミツミ株式会社 モータ駆動制御装置
DE102016115056B3 (de) * 2016-08-12 2017-10-05 Elmos Semiconductor Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Verhinderung fehlerhafter Kommutierungen für einen bürstenlosen Motor
US10263615B2 (en) 2016-08-24 2019-04-16 Texas Instruments Incorporated Circuit and method for driving a device through drive cycles
US9716430B1 (en) 2016-08-24 2017-07-25 Texas Instruments Incorporated Methods and circuitry for sampling a signal
US10024887B2 (en) 2016-08-24 2018-07-17 Texas Instruments Incorporated Methods and circuitry for analyzing voltages
US10079604B1 (en) * 2017-03-20 2018-09-18 Texas Instruments Incorporated Staggered switching in a load driver
CN108427475B (zh) * 2018-02-02 2021-06-08 武汉大学 一种基于脉冲采样的极简形式spwm数字生成系统及方法
CN108282115A (zh) * 2018-03-27 2018-07-13 新日(无锡)发展有限公司 一种基于tl494芯片的电动汽车电机控制器
CN112398373B (zh) * 2019-08-13 2022-11-04 江苏美的清洁电器股份有限公司 一种无刷直流电机的控制方法、装置及存储介质
CN110798116B (zh) * 2019-09-27 2021-12-07 清华大学 一种基于电枢模型独立前馈补偿的电机矢量复合控制器
CN112881235B (zh) * 2019-11-29 2021-11-16 深圳市帝迈生物技术有限公司 一种样本分析装置和计算凝固时长的方法
JP7352492B2 (ja) * 2020-03-02 2023-09-28 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびそれを用いたモーター駆動システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2786863B2 (ja) * 1988-11-18 1998-08-13 三洋電機株式会社 ブラシレスモータ
US5001405A (en) 1989-09-27 1991-03-19 Seagate Technology, Inc. Position detection for a brushless DC motor
JP3874482B2 (ja) 1997-02-24 2007-01-31 ローム株式会社 3相ブラシレスモータの駆動回路及び駆動ic
DE69831776T2 (de) 1997-07-15 2006-08-17 Stmicroelectronics S.R.L., Agrate Brianza Messung der momentanen Stellung des Rotors eines, im tripolaren Modus getriebenen bürstenlosen Gleichstrommotors
JP2000253692A (ja) * 1999-03-04 2000-09-14 Hitachi Ltd 記憶媒体駆動装置
JP4010912B2 (ja) * 2002-09-04 2007-11-21 ローム株式会社 モータ駆動制御回路及びモータ駆動装置
JP4261523B2 (ja) * 2004-09-03 2009-04-30 パナソニック株式会社 モータ駆動装置および駆動方法
JP2008167091A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 三角波発生回路およびpwm変調回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008042954A (ja) 2008-02-21
US7609013B2 (en) 2009-10-27
US20080252240A1 (en) 2008-10-16
CN101119091A (zh) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4877764B2 (ja) モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置
KR101322985B1 (ko) 모터 구동 회로, 방법 및 이를 이용한 디스크 장치
KR100755532B1 (ko) 다위상, 브러시리스 dc 모터를 구동하기 위한 방법 및 장치
JP4113275B2 (ja) モータ駆動器のpwm制御
JP3993502B2 (ja) 多相直流モータの回転駆動制御装置および起動方法
JP4963246B2 (ja) モータ駆動回路、駆動方法ならびにそれらを用いたディスク装置
US7855521B2 (en) Motor drive circuit
JP4880339B2 (ja) モータ駆動回路および方法ならびにそれを用いたディスク装置
JP2008113506A (ja) モータ駆動制御装置およびモータ起動方法
JP5566044B2 (ja) モータ駆動回路および駆動方法、および波形データの生成方法、それらを利用したハードディスク装置
JP4647136B2 (ja) 磁気ディスク記憶装置
JP4860980B2 (ja) モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
US7855523B2 (en) Motor driving circuit and disc apparatus using the same
JP4896568B2 (ja) モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置
JP4880340B2 (ja) モータ駆動回路および方法ならびにそれを用いたディスク装置
JP2000253692A (ja) 記憶媒体駆動装置
JP4079702B2 (ja) モータ駆動制御回路及びモータ駆動装置
JP2020061877A (ja) モータドライバ装置
JP5171079B2 (ja) モータ駆動回路、駆動方法ならびにそれらを用いたディスク装置
JP2000166280A (ja) 大容量記憶装置の三相モ―タを駆動するための方法およびシステム
KR100853588B1 (ko) 다위상 dc 모터를 작동시키는 방법 및 회로와, 다위상 dc 모터 작동시 음향 노이즈 저감 방법과, 다위상 dc 모터를 포함하는 디스크 드라이브 제품
JP4864416B2 (ja) モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
JP2007282314A (ja) モータ駆動装置およびモータ駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4877764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees