JP4864416B2 - モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置 - Google Patents

モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4864416B2
JP4864416B2 JP2005305989A JP2005305989A JP4864416B2 JP 4864416 B2 JP4864416 B2 JP 4864416B2 JP 2005305989 A JP2005305989 A JP 2005305989A JP 2005305989 A JP2005305989 A JP 2005305989A JP 4864416 B2 JP4864416 B2 JP 4864416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
signal
level
phase
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005305989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007116827A (ja
Inventor
誠 桑村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2005305989A priority Critical patent/JP4864416B2/ja
Priority to PCT/JP2006/312243 priority patent/WO2006137360A1/ja
Priority to KR1020077028516A priority patent/KR20080028363A/ko
Priority to US11/917,918 priority patent/US7855523B2/en
Priority to TW095122139A priority patent/TW200707896A/zh
Publication of JP2007116827A publication Critical patent/JP2007116827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4864416B2 publication Critical patent/JP4864416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明は、複数のコイルを有するステータと磁性を有するロータを含むモータの回転を制御するモータ駆動回路であって、特にパルス駆動するモータ駆動回路に関する。
ポータブルCD(Compact Disc)装置や、DVD(Digital Versatile Disc)など、ディスク型メディアを使用した電子機器において、そのディスクを回転させるためにブラシレス直流モータが用いられる。ブラシレス直流(DC)モータは、一般に、永久磁石を備えたロータと、スター結線された複数の相のコイルを備えたステータとを備えており、コイルに供給する電流を制御することによりコイルを励磁し、ロータをステータに対して相対回転させて駆動する。ブラシレスDCモータは、ロータの回転位置を検出するために、一般に、ホール素子や光学エンコーダなどのセンサを備えており、センサにより検出された位置に応じて、各相のコイルに供給する電流を切り換えて、ロータに適切なトルクを与える。
モータをより小型化するために、ホール素子などのセンサを利用せずにロータの回転位置を検出するセンサレスモータも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。センサレスモータは、たとえばモータの中点配線の電位を計測することにより、コイルに発生する誘導電圧を検出して位置情報を得る。
特許文献2において、発明が解決しようとする課題として説明されるように、こうしたセンサレスモータにおいては、逆起ノイズなどによって各コイルに発生する逆起電圧にスパイク状のノイズが発生し、モータの回転が不安定となるという問題がある。
特開平3−207250号公報 特開平10−243685号公報
こうした逆起ノイズによる影響を低減するために、本出願人は上述の特許文献2において、逆起ノイズが発生する所定期間の間、逆起ノイズによる信号レベルの遷移をマスクして当該逆起ノイズがモータの駆動に影響を低減する技術を提案した。
ここでモータの駆動方式としては、上述の特許文献に記載されるようなリニア駆動方式と、モータのコイルに対する通電をパルス状となるように制御するパルス駆動方式とが存在する。本発明は、上述の逆起ノイズの除去技術を、パルス駆動方式のモータ駆動回路に適用するものであり、その目的は、パルス駆動を行うモータ駆動回路において、逆起ノイズを好適に除去可能な技術の提供にある。
本発明のある態様は、多相モータに駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路に関する。このモータ駆動回路は、多相モータの各相のコイルに流れる駆動電流を電圧に変換する電流電圧変換部と、電流電圧変換部から出力される検出電圧を、トルクを指示する制御電圧と比較するパルス変調コンパレータと、パルス変調コンパレータから出力される比較信号を参照し、検出電圧が制御電圧に達してから所定のオフ時間の間、各相のコイルの不通電状態を指示する第1レベルとなり、それ以外の期間、各相のコイルの通電状態を指示する第2レベルとなるパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、パルス信号が第1レベルに遷移してから、所定の第1マスク時間が経過するまでの期間と、第2レベルに遷移してから、所定の第2マスク時間が経過するまでの期間、所定レベルとなるマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、多相モータの各相のコイルに発生する逆起電圧を各相のコイルの中点電圧とそれぞれ比較し、各相の第1矩形波信号を生成する逆起検出コンパレータと、マスク信号生成回路から出力されるマスク信号を参照し、マスク信号が所定レベルの期間、逆起検出コンパレータから出力される各相の第1矩形波信号のレベル変動を無効化するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号として出力するマスク回路と、各相の第2矩形波信号およびパルス信号にもとづき、多相モータの各相のコイルに駆動電流を間欠的に供給する出力回路と、を備える。
この態様によると、多相モータの各相のコイルの通電は、オフ時間が一定で、トルクに応じてオン時間が変化するパルス信号にもとづいて制御される。この場合において、パルス信号のポジエッジ、ネガエッジから、それぞれ所定のマスク時間が経過するまでの期間をマスク期間として設定することにより、各相のコイルに、パルス信号の周期毎に発生する逆起ノイズを除去し、相切り替えのタイミングを好適に設定することができる。
第1マスク時間は、オフ時間より短く設定されてもよい。この場合、第1マスク時間の経過後、逆起電圧のゼロクロスを検出する検出期間を確実に設けることができる。また、第2マスク時間は、第1マスク時間以下に設定されてもよい。
パルス信号生成回路は、比較信号のレベル遷移を契機として、オフ時間のカウントを開始するカウンタ回路を含み、比較信号のレベル遷移から、カウント完了までの期間、第1レベルとなり、その後、第2レベルに遷移するパルス信号を出力してもよい。
マスク信号生成回路は、パルス信号の遷移を契機として、第1、第2マスク時間をカウントするカウンタ回路を含んでもよい。
パルス信号生成回路や、マスク信号生成回路をカウンタ回路を用いて構成することにより、オフ時間やマスク時間を、システムのクロック信号にもとづいて好適に設定することができ、また、その時間の調整が容易となる。
パルス信号生成回路およびマスク信号生成回路は、比較信号のレベル遷移を契機としてカウントを開始し、オフ時間の経過後にレベルが遷移するパルス信号と、第2マスク時間の経過後にレベルが遷移する第2マスク信号を出力する第1カウンタ回路と、第1カウンタ回路から出力されるパルス信号のレベル遷移を契機としてカウントを開始し、第1マスク時間の経過後にレベルが遷移する第1マスク信号を出力する第2カウンタ回路と、を含んで一体に構成され、第1マスク信号と第2マスク信号の論理演算結果を、マスク信号として出力してもよい。
モータ駆動回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。この場合、回路面積を縮小することができる。
本発明の別の態様は、ディスク装置である。このディスク装置は、ディスクを回転させる多相モータであるスピンドルモータと、スピンドルモータを駆動する上述のモータ駆動回路と、を備える。この態様によると、逆起ノイズの影響御抑え、ディスクの回転数を安定化することができる。
本発明によれば、パルス駆動を行うモータ駆動回路において、逆起ノイズを好適に除去することができる。
図1は、実施の形態に係るモータ駆動回路100の構成を示す回路図である。モータ駆動回路100は、センサレスブラシレスDCモータ(以下、単に「モータ50」という)にパルス駆動方式により駆動電流を供給して回転を制御する。本実施の形態において、モータ50は、U相、V相、W相のコイル50a〜50cを含む3相DCモータである。
モータ駆動回路100は、逆起検出コンパレータ10、マスク回路12、出力回路14、電流電圧変換部20、パルス変調コンパレータ22、パルス信号生成回路30、マスク信号生成回路40、を含む。モータ駆動回路100は、1つの半導体基板上に一体集積化された機能ICである。
逆起検出コンパレータ10は、モータ50の各相のコイル50a〜50cに発生する逆起電圧Vu〜Vwを多相のコイルの中点電圧Vnとそれぞれ比較し、各相の第1矩形波信号Pu〜Pwを生成する。第1矩形波信号Puは、Vu>Vnのときハイレベル、Vu<Vnのときローレベルとなる。同様に、第1矩形波信号Pvは、Vv>Vnのときハイレベル、Vv<Vnのときローレベルとなり、第1矩形波信号Pwは、Vw>Vnのときハイレベル、Vw<Vnのときローレベルとなる。
マスク回路12は、後述するマスク信号Smskを用いて、逆起検出コンパレータ10から出力される各相の第1矩形波信号Pv〜Pwのノイズ成分を除去するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwとして出力する。
出力回路14は、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwと、後述するパルス信号生成回路30から出力されるパルス信号Vpulseにもとづき、モータ50のステータを構成する各相のコイル50a〜50cに供給する電流を制御する。
出力回路14は、ドライブ信号合成回路16、パワートランジスタ回路18を含む。パワートランジスタ回路18は、6個のスイッチング用のトランジスタTr1〜Tr6を備え、トランジスタTr1〜Tr6のオンオフの組み合わせにより、いずれのコイル50a〜50cに電流を供給するかを制御するとともに、オンオフの時間比率を制御することにより、トルクを調節するパルス駆動を行う。実施の形態において、トランジスタTr1〜Tr6は、いずれもMOSFETである。トランジスタTr1、Tr3、Tr5は、一端が、電源電圧Vddの印加される電源ラインに共通に接続され、他端が、モータ50の各相のコイル50a、50b、50cに接続される。トランジスタTr2、Tr4、Tr6は、一端がトランジスタTr1、Tr3、Tr5および各相のコイル50a、50b、50cに接続される。トランジスタTr1〜Tr6のオンオフは、ドライブ信号合成回路16により制御される。
ドライブ信号合成回路16は、マスク回路12から出力される第2矩形波信号Mu〜Mwと、後述のパルス信号生成回路30から出力されるパルス信号Vpulseを論理演算により合成して、トランジスタTr1〜Tr6のゲートに印加すべきドライブ信号Duu〜Dulを生成する。すなわち、第2矩形波信号Mu〜Mwにもとづいて、いずれの組のトランジスタをオンして、いずれのコイルを通電するかを決定する。実施の形態では、180度通電を行ってもよいし、120度通電を行ってもよい。また、パルス信号Vpulseにもとづいて、オンオフの時間比率を調節し、トルク制御を行うために、ハイサイド側のトランジスタTr1、Tr3、Tr5のみ、ローサイド側のトランジスタTr2、Tr4、Tr6のみ、あるいは両方をスイッチング動作させてもよい。
パワートランジスタ回路18と接地間には、電流電圧変換部20が設けられる。電流電圧変換部20は、変換抵抗R1を含んで構成される。変換抵抗R1には、モータ50の各相のコイル50a、50b、50cに流れる駆動電流に比例した電圧降下が発生する。電流電圧変換部20は、変換抵抗R1で発生した電圧降下を、検出電圧Vdetとして出力する。
パルス変調コンパレータ22の非反転入力端子には、電流電圧変換部20から出力される検出電圧Vdetが入力される。パルス変調コンパレータ22の反転入力端子には、外部から入力されるトルクを指示する制御電圧Vctrlが入力される。パルス変調コンパレータ22は、電流電圧変換部20から出力される検出電圧Vdetを、制御電圧Vctrlと比較する。パルス変調コンパレータ22から出力される比較信号Vcmpは、Vdet>Vctrlのときハイレベル、Vdet<Vctrlのときローレベルとなる。パルス変調コンパレータ22から出力される比較信号Vcmpは、パルス信号生成回路30に入力される。
パルス信号生成回路30は、パルス変調コンパレータ22から出力される比較信号Vcmpを参照し、比較信号Vcmpがハイレベルに遷移してから、所定のオフ時間Toffが経過するまでの期間、ローレベル(第1レベル)となり、それ以外の期間ハイレベル(第2レベル)となるパルス信号Vpulseを出力する。言い換えれば、パルス信号Vpulseは、検出電圧Vdetが制御電圧Vctrlに達してから所定のオフ時間Toffの間、ローレベルとなり、それ以外の期間ハイレベルとなる。たとえば、オフ時間Toffは、数μs、より具体的には、一例として5.7μsに設定される。
パルス信号生成回路30は、たとえば、比較信号Vcmpのレベル遷移を契機として、オフ時間Toffのカウントを開始するカウンタ回路を用いて構成することができる。この場合、カウンタ回路は、比較信号Vcmpのレベル遷移から、カウント完了までの期間、ローレベルとなり、その後、ハイレベルに遷移するパルス信号Vpulseを出力する。
ここで、パルス信号Vpulseのローレベル(第1レベル)は、各相のコイル50a〜50cの不通電状態と対応付けられ、そのハイレベル(第2レベル)は各相のコイル50a〜50cの通電状態と対応付けられる。すなわち、パルス信号Vpulseが、ハイレベルとローレベルを交互に繰り返すことにより、モータ50のコイル50a〜50cには、電流が間欠的に流れることになり、パルス駆動される。
本実施の形態に係るモータ駆動回路100により生成されるパルス信号Vpulseは、オフ時間Toffが一定で、オン時間がトルクを指示する制御電圧Vctrlに応じて変化する。すなわち、オフ時間が一定で、トルクに応じてその周波数が変化するパルス周波数変調(PFM:Pulse Frequency Modulation)方式によってモータ50をパルス駆動する。
マスク信号生成回路40は、パルス信号生成回路30から出力されるパルス信号Vpulseを参照し、マスク信号Smskを生成する。マスク信号生成回路40は、パルス信号Vpulseがローレベル(第1レベル)に遷移してから、所定の第1マスク時間Tmsk1が経過するまでの期間、マスク信号Smskをハイレベルに設定する。さらに、このマスク信号生成回路40は、パルス信号Vpulseがハイレベル(第2レベル)に遷移してから、所定の第2マスク時間Tmsk2が経過するまでの期間、マスク信号Smskをハイレベルに設定する。
本実施の形態において、第1マスク時間Tmsk1は、オフ時間Toffより短く設定するのが望ましい。また、第2マスク時間Tmskは、第1マスク時間Tmsk以下に設定されることが望ましい。本実施の形態では、Tmsk1=Tmsk2=4.7μsに設定するものとする。
マスク信号生成回路40は、たとえば、パルス信号Vpulseの遷移を契機として、第1マスク時間Tmsk1、第2マスク時間Tmsk2をカウントするカウンタ回路を含んで構成することができる。この場合、カウンタ回路は、パルス信号Vpulseが遷移するごとに、すなわちポジエッジとネガエッジを契機として4.7μsをカウントし、カウント期間中、マスク信号Smskをハイレベルとする。
パルス信号生成回路30およびマスク信号生成回路40は、以下のように構成してもよい。図2は、パルス信号生成回路30、マスク信号生成回路40の構成の一例を示すブロック図である。
図2のパルス信号生成回路30、マスク信号生成回路40は、第1カウンタ回路32、第2カウンタ回路34、ORゲート36を含んで一体に構成される。第1カウンタ回路32は、比較信号Vcmpのレベル遷移を契機としてカウントを開始する。第1カウンタ回路32は、カウントを開始してからオフ時間Toffの経過する間での期間、ローレベルとなるパルス信号Vpulseを出力する。また、第1カウンタ回路32は、カウントを開始してから、第2マスク時間Tmsk2が経過するまでの期間、ハイレベルとなる第2マスク信号Smsk2を出力する。
第2カウンタ回路34は、第1カウンタ回路32から出力されるパルス信号Vpulseがハイレベルからローレベルに遷移すると、これを契機としてカウントを開始する。第2カウンタ回路34は、カウントを開始してから、第1マスク時間Tmsk1が経過するまでの期間、ハイレベルとなる第1マスク信号Smsk1を出力する。ORゲート36は、第1マスク信号Smsk1と第2マスク信号Smsk2の論理和を、マスク信号Smskとして出力する。マスク信号Smskは、マスク回路12へと出力される。
マスク回路12は、マスク信号Smskを用いて、逆起検出コンパレータ10から出力される各相の第1矩形波信号Pv〜Pwのノイズ成分を除去するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwとして出力する。より具体的には、マスク回路12は、マスク信号Smskがハイレベルの期間、逆起検出コンパレータ10から出力される各相の第1矩形波信号Pv〜Pwのレベル変動を無効化するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwとして出力する。
すなわち、マスク信号MSKがハイレベルの期間は、第1矩形波信号Pu〜Pwの信号レベルが変動しても、その変動は第2矩形波信号Mu〜Mwには反映されない。一方、マスク信号MSKがローレベルの期間は、第2矩形波信号Mu〜Mwは、それぞれ第1矩形波信号Pu〜Pwと等しくなる。
上述したように、出力回路14は、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwおよびパルス信号Vpulseにもとづき、多相モータの各相のコイルに前記駆動電流を間欠的に供給する。ドライブ信号合成回路16は、マスク回路12から出力される第2矩形波信号Mu〜Mwと、パルス信号生成回路30から出力されるパルス信号Vpulseを論理演算により合成して、トランジスタTr1〜Tr6のゲートに印加すべきドライブ信号Duu〜Dulを生成する。
以上のように構成されたモータ駆動回路100の動作について説明する。図3(a)〜(f)は、図1のモータ駆動回路100の動作状態を示すタイムチャートであり、パルス信号生成回路30において、パルス信号Vpulseが生成され、マスク信号生成回路40において、マスク信号Smskが生成される様子を示す。
図3(a)は、検出電圧Vdetを、同図(b)は、比較信号Vcmpを、同図(c)は、パルス信号Vpulseを、同図(d)は、第1マスク信号Smsk1を、同図(e)は、第2マスク信号Smsk2を、同図(f)は、マスク信号Smskを示す。以下の説明では、コイル50a、50bに電流が流れる場合について説明する。
時刻t0に、パルス信号Vpulseがハイレベル(第2レベル)となる。パルス信号Vpulseがハイレベルとなると、ドライブ信号合成回路16は、トランジスタTr1、Tr4がオンする。いずれのトランジスタの組み合わせがオンするかは、ロータの位置に応じて変化するものであり、第2矩形波信号Mu〜Mwにもとづいて決定される。
トランジスタTr1、Tr4がオンすると、電源ラインから、トランジスタTr1、コイル50a、50b、トランジスタTr4の経路に駆動電流が流れ、この駆動電流は時間とともに上昇し始める。駆動電流は、電流電圧変換部20の変換抵抗R1を介して接地に流れる。検出電圧Vdetは、駆動電流に比例するため、時刻t0以降、時間とともに上昇し始める。
時刻t1に、検出電圧Vdetが制御電圧Vctrlに達すると、パルス変調コンパレータ22から出力される比較信号Vcmpはハイレベルとなる。比較信号Vcmpがハイレベルとなると、パルス信号生成回路30は、パルス信号Vpulseをローレベル(第1レベル)とする。パルス信号Vpulseがローレベルのとき、ドライブ信号合成回路16は、トランジスタTr1、Tr4をオフする。
マスク信号生成回路40は、時刻t1にパルス信号Vpulseがハイレベルからローレベルに遷移すると、第1マスク信号Smsk1をハイレベルとし、第1マスク時間Tmsk1経過後の時刻t2に、第1マスク信号Smsk1をローレベルに切り換える。
パルス信号生成回路30は、時刻t1から、オフ時間Toffの経過後の時刻t3に、パルス信号Vpulseをハイレベルに切り換える。時刻t3に、トランジスタTr1、Tr4は再びオンする。
マスク信号生成回路40は、時刻t3にパルス信号Vpulseがローレベルからハイレベルに遷移すると、第2マスク信号Smsk2をハイレベルとし、第2マスク時間Tmsk2経過後の時刻t4に、第2マスク信号Smsk2をローレベルに切り換える。マスク信号Smskは、第1マスク信号Smsk1と第2マスク信号Smsk2の論理和によって得ることができる。このマスク信号Smskは、マスク回路12に出力され、マスク回路12は、マスク信号Smskがハイレベルの期間、第1矩形波信号Pu〜Pwのレベル変動を無効化するマスキング処理を行う。
図4(a)は、モータ50のU相のコイルの逆起電圧Vuおよび中点電圧Vnを、同図(b)は、マスク信号Smskを示すタイムチャートである。図4は、180度通電によりモータ50を駆動する場合の波形を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、120度通電などであってもよい。同図において、実線がU相の逆起電圧Vuを、破線が中点電圧Vnを示す。V相、W相についても、同様の波形が位相が60度シフトして現れる。パルス駆動の周波数によって、逆起電圧Vuの変動の周期は変化する。180度通電を行う場合、図4に示すように、V相、W相の駆動状態によって、U相の逆起電圧Vuは影響を受けることになる。すなわち、時刻t0〜t1の期間では、V相、W相の逆起電圧Vv、Vwがともにローレベルの期間φ1と、V相、W相の逆起電圧Vv、Vwのいずれか一方がハイレベルの期間φ2と、を繰り返す。時刻t1〜t2の期間では、U相の逆起電圧Vuはハイレベルに固定される。時刻t2〜t3の期間では、V相、W相の逆起電圧Vv、Vwがともにハイレベルの期間φ3と、V相、W相の逆起電圧Vv、Vwのいずれか一方がローレベルの期間φ4と、を繰り返す。
上述したように、実施の形態に係るモータ駆動回路100が、コイル50a〜50cに発生する逆起電圧Vu〜にもとづいて相切り替えを行い、センセレスのモータを駆動する。具体的には、逆起検出コンパレータ10によって、逆起電圧Vuと、中点電圧Vnを比較し、第1矩形波信号Puが生成する。
ここで、図4(a)の逆起電圧Vuには、スパイク状の逆起ノイズNxが、パルス駆動の周期に応じて発生している。したがって、このスパイク状の逆起ノイズによって、中点電圧Vnと、逆起電圧Vuの大小関係が反転すると、第1矩形波信号Puにも、この逆起ノイズが現れる。
マスク信号Smskは、図4(b)に示すように、パルス駆動のもととなるパルス信号Vpulseのポジエッジと、ネガエッジから所定のマスク時間、ハイレベルとなる。マスク回路12は、マスク信号生成回路40から出力されるマスク信号Smskがハイレベルの期間、第1矩形波信号Puのレベル変動を無効化する。したがって、マスク信号Smskがハイレベルの期間に現れる第1矩形波信号Puのノイズ成分は、第2矩形波信号Muには現れないことになる。その結果、U相の逆起電圧Vuと、中点電圧Vnが交差するゼロクロス点を好適に検出し、相の切り替えを良好に行うことができる。
V相、W相についても同様に処理され、第1矩形波信号Pv、Pwからノイズ成分がマスクされた第2矩形波信号Mv、Mwが生成される。
モータ駆動回路100は、以上の動作を繰り返し行うことにより、モータ50をパルス駆動する。本実施の形態に係るモータ駆動回路100によれば、パルス駆動によりモータ50のコイルへの通電のオン、オフを切り換えるたびに、所定時間ハイレベルとなるマスク信号Smskが生成される。したがって、モータ50のコイルへの通電が切り替わることにより発生する逆起ノイズを、このタイミングに併せてハイレベルとなるマスク信号Smskによって好適に除去することができる。
また、本実施の形態に係るモータ駆動回路100によれば、逆起電圧が交差するゼロクロスは、マスク信号Smskがローレベルの期間に発生することになるため、このゼロクロスを確実に検出して、相を切り換えることができる。さらに、実施の形態では、第1マスク時間Tmsk1と、第2マスク時間Tmsk2の関係を、Tmsk1≧Tmsk2となるように設定しているため、マスク信号Smskがローレベルとなる検出時間を、確実に確保することができる。
もし、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式によってモータを駆動した場合、トルクに応じてオフ時間が変化することになる。この場合、トルクが高くなり、オフ時間が短くなると、マスクの設定が困難になる。一方、本実施の形態に係るモータ駆動回路100では、PWM方式でなく、PFM方式を採用するため、逆起ノイズが現れるオン時間の直前に、所定期間のオフ時間Toffを確保することができるため、マスク時間を確実に設定することができる。
図5(a)〜(f)は、制御電圧Vctrlが低い場合の図1のモータ駆動回路100の動作状態を示すタイムチャートである。この場合、モータ50のコイルの通電時間が第2マスク時間Tmsk2よりも短くなる。したがって、オン時間中のゼロクロス検出は行わない。この場合においても、ToffTmsk1としているため、パルス信号Vpulseがハイレベルとなる直前の、ある期間は、マスク信号Smskがローレベルとなるため、ゼロクロスを確実に検出することができる。
最後に、本実施の形態に係るモータ駆動回路100のアプリケーションについて説明する。図6は、図1のモータ駆動回路100を搭載したディスク装置200の構成を示すブロック図である。ディスク装置200は、CDやDVDなどの光ディスクに対して記録、再生処理を行うユニットであり、CDプレイヤやDVDプレイヤ、パーソナルコンピュータなどの電子機器に搭載される。ディスク装置200は、ピックアップ210、信号処理部212、ディスク214、モータ50、モータ駆動回路100を含む。
ピックアップ210は、ディスク214にレーザを照射して所望のデータを書き込み、あるいは、反射した光を読み込むことによりディスク214に書き込まれたデータを読み出す。信号処理部212は、ピックアップ210により読み書きするデータに対して増幅処理、A/D変換あるいはD/A変換など必要な信号処理を行う。モータ50は、ディスク214を回転させるために設けられてスピンドルモータである。図6に示すようなディスク装置200は、特に小型化が要求されるため、モータ50としてホール素子などを用いないセンサレスタイプが用いられる。本実施の形態に係るモータ駆動回路100は、このようなセンサレスのスピンドルモータを安定に駆動するために好適に用いることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、3相モータを駆動する場合について説明したが、本発明は3相以外のセンサレスモータの駆動にも好適に用いることができる。
実施の形態で説明した信号のハイレベル、ローレベルのロジックの設定は一例であって、論理回路ブロックの構成には様々な変形例が考えられ、こうした変形例も本発明の範囲に含まれる。
実施の形態では、モータ駆動回路100が一体集積化される場合について説明したがこれには限定されず、たとえば、パワートランジスタ回路18を構成するトランジスタTr1〜Tr6や、変換抵抗R1は、モータ駆動回路100の外部にディスクリート素子やチップ部品として設けられてもよい。
実施の形態に係るモータ駆動回路の構成を示す回路図である。 パルス信号生成回路、マスク信号生成回路の構成の一例を示すブロック図である。 図3(a)〜(f)は、図1のモータ駆動回路の動作状態を示すタイムチャートである。 図4(a)、(b)は、U相の逆起電圧、中点電圧、マスク信号を示すタイムチャートである。 図5(a)〜(f)は、制御電圧が低い場合の、図1のモータ駆動回路の動作状態を示すタイムチャートである。 図1のモータ駆動回路を搭載したディスク装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 モータ駆動回路、 10 逆起検出コンパレータ、 12 マスク回路、 14 出力回路、 20 電流電圧変換部、 22 パルス変調コンパレータ、 30 パルス信号生成回路、 32 第1カウンタ回路、 34 第2カウンタ回路、 36 ORゲート、 40 マスク信号生成回路、 50 モータ、 50a〜50c コイル、 200 ディスク装置、 214 ディスク。

Claims (6)

  1. 多相モータに駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路であって、
    前記多相モータの各相のコイルに流れる駆動電流を電圧に変換する電流電圧変換部と、
    前記電流電圧変換部から出力される検出電圧を、トルクを指示する制御電圧と比較するパルス変調コンパレータと、
    前記パルス変調コンパレータから出力される比較信号を参照し、前記検出電圧が前記制御電圧に達してから所定のオフ時間の間、前記各相のコイルの不通電状態を指示する第1レベルとなり、次に前記検出電圧が前記制御電圧に達するまでの期間、前記各相のコイルの通電状態を指示する第2レベルとなるパルス周波数変調されたパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記パルス信号が前記第1レベルに遷移してから、所定の第1マスク時間が経過するまでの期間と、前記第2レベルに遷移してから、所定の第2マスク時間が経過するまでの期間、所定レベルとなるマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、
    前記多相モータの各相のコイルに発生する逆起電圧を前記各相のコイルの中点電圧とそれぞれ比較し、各相の第1矩形波信号を生成する逆起検出コンパレータと、
    前記マスク信号生成回路から出力される前記マスク信号を参照し、前記マスク信号が前記所定レベルの期間、前記逆起検出コンパレータから出力される前記各相の第1矩形波信号のレベル変動を無効化するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号として出力するマスク回路と、
    前記各相の第2矩形波信号および前記パルス信号にもとづき、前記多相モータの各相のコイルに前記駆動電流を間欠的に供給する出力回路と、
    を備え、
    前記第1マスク時間は、前記オフ時間より短く設定され、かつ
    前記第2マスク時間は、前記第1マスク時間以下に設定されることを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記パルス信号生成回路は、
    前記比較信号のレベル遷移を契機として、前記オフ時間のカウントを開始するカウンタ回路を含み、前記比較信号のレベル遷移から、カウント完了までの期間、前記第1レベルとなり、その後、前記第2レベルに遷移する前記パルス信号を出力することを特徴とする請求項に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記マスク信号生成回路は、前記パルス信号の遷移を契機として、前記第1、第2マスク時間をカウントするカウンタ回路を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記パルス信号生成回路および前記マスク信号生成回路は、
    前記比較信号のレベル遷移を契機としてカウントを開始し、前記オフ時間の経過後にレベルが遷移する前記パルス信号と、前記第2マスク時間の経過後にレベルが遷移する第2マスク信号を出力する第1カウンタ回路と、
    前記第1カウンタ回路から出力される前記パルス信号のレベル遷移を契機としてカウントを開始し、前記第1マスク時間の経過後にレベルが遷移する第1マスク信号を出力する第2カウンタ回路と、
    を含んで一体に構成され、前記第1マスク信号と前記第2マスク信号の論理演算結果を、前記マスク信号として出力することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動回路。
  5. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動回路。
  6. ディスクを回転させる多相モータであるスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータを駆動する請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動回路と、
    を備えることを特徴とするディスク装置。
JP2005305989A 2005-06-20 2005-10-20 モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置 Active JP4864416B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005305989A JP4864416B2 (ja) 2005-10-20 2005-10-20 モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
PCT/JP2006/312243 WO2006137360A1 (ja) 2005-06-20 2006-06-19 モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
KR1020077028516A KR20080028363A (ko) 2005-06-20 2006-06-19 모터 구동 회로 및 이를 이용한 디스크 장치
US11/917,918 US7855523B2 (en) 2005-06-20 2006-06-19 Motor driving circuit and disc apparatus using the same
TW095122139A TW200707896A (en) 2005-06-20 2006-06-20 Motor driving circuit and disc apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005305989A JP4864416B2 (ja) 2005-10-20 2005-10-20 モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007116827A JP2007116827A (ja) 2007-05-10
JP4864416B2 true JP4864416B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=38098496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005305989A Active JP4864416B2 (ja) 2005-06-20 2005-10-20 モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4864416B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3698583B2 (ja) * 1998-02-16 2005-09-21 ローム株式会社 センサレスモータドライバ
JP4486888B2 (ja) * 2002-10-22 2010-06-23 パナソニック株式会社 モータ駆動装置
JP2005117840A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007116827A (ja) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4877764B2 (ja) モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置
JP5731755B2 (ja) モータの駆動回路
US8093847B2 (en) Motor drive circuit, method, and disc device using the same
JP3993502B2 (ja) 多相直流モータの回転駆動制御装置および起動方法
JP4963246B2 (ja) モータ駆動回路、駆動方法ならびにそれらを用いたディスク装置
JPH11341870A (ja) 多相ブラシレスdcモ―タを駆動する方法と装置
JP2009505618A (ja) ブラシレスモータ駆動装置及びこのような駆動装置により制御されるブラシレスモータを有するデータ読み取り/書き込み装置
JP4880339B2 (ja) モータ駆動回路および方法ならびにそれを用いたディスク装置
JP6937678B2 (ja) 半導体装置およびモータ駆動システム
JP2006115599A (ja) モータの駆動制御装置および起動方法
JP2010004733A (ja) モータ駆動回路および駆動方法、および波形データの生成方法、それらを利用したハードディスク装置
JP4860980B2 (ja) モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
US7855523B2 (en) Motor driving circuit and disc apparatus using the same
JP4890796B2 (ja) モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
JP4880340B2 (ja) モータ駆動回路および方法ならびにそれを用いたディスク装置
JP4896568B2 (ja) モータ駆動回路、方法およびそれらを用いたディスク装置
JP4864416B2 (ja) モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
JP2006081396A (ja) 3相モータ用の回転駆動制御装置
JP5171079B2 (ja) モータ駆動回路、駆動方法ならびにそれらを用いたディスク装置
JP2002084774A (ja) センサレスブラシレスモータ
JP2007282314A (ja) モータ駆動装置およびモータ駆動方法
JP2012005328A (ja) センサレスモータ駆動装置および駆動方法
JPH05300787A (ja) センサレス多相直流モータの起動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4864416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250