JP4876841B2 - 送風装置 - Google Patents

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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04D25/08Units comprising pumps and their driving means the working fluid being air, e.g. for ventilation
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D29/58Cooling; Heating; Diminishing heat transfer
    • F04D29/5806Cooling the drive system

Description

本発明は、車両用空気調和装置等に組み込まれる送風装置に関する。
一般に、車両用空気調和装置は、車室内の前席前方に設けられており、車室内外の空気を取り入れる送風装置を有するインテーク部、この取り入れ空気を冷却するクーラ部、冷却空気を加熱するヒータ部を有している。
インテーク部に設けられている送風装置は、特許文献1にも開示されているが、例えば図10に示すように、遠心式送風ファンFが収納された送風ケース1と、送風ファンFを駆動するモータMとを有し、このモータMにより送風ファンFを駆動すると、車室内空気あるいは車室外空気を選択的に取入口3(ベルマウスとも称される)より送風ケース1内に取り込み、該送風ケース1の吹出口(図示せず)より後続のクーラ部あるいはヒータ部に向かって流す。
この送風装置においては、送風ケース1とモータMとを冷却風通路4により連通し、渦巻きケーシング部1a内を流れる空気流の一部を冷却風としてモータM内に導き、モータMを冷却している。
送風ケース1はモータ軸方向の中間部位のパーティングラインPLで上部と下部のピースP1、P2で形成され、下部ピースP2とモータMを収納するモータ収納ハウジング2が一体で成型されている。冷却風通路4は下部ピースP2に一体に形成された溝部分にファンF側からキャップで覆われて構成されている。このように構成することで、冷却風の入口からモータMまでの冷却風通路4を最短距離で結ぶことができ、効率良くモータMを冷却できる。
ところで、この送風装置は、送風ケース1の下部ピースP2とモータ収納ハウジング部2とが一体となった一体構造体であるため、モータMの交換が必要となった場合は、送風ケース1の上部ピースP1と下部ピースP2を分解してモータMを取外す必要性が生じる。通常、送風ケース1は、クーラ部およびヒータ部を有する空調ケースと接続されているため、送風ケース1を分解する際には空調ケースの分解の必要性も生じてしまい、メンテナンス効率が非常に悪くなる。
モータ収納ハウジング部2と下部ピースP2とを別体とすれば上記問題は解決できるが、特許文献1では、冷却風通路4を送風ケース1の内側面とモータMとの間に設ける構成とするため、送風ケース1の下部ピースP2とモータ収納ハウジング部2とを一体にせざるを得ない構造となっている。
特開2002−347428号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メンテナンスが容易で、かつ渦巻きケーシング部の内側からモータ冷却風を取り入れることができる送風装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の送風装置を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、送風装置は、送風ケース1とモータ収納ハウジング2とが別体として構成され、モータ収納ハウジング2は、モータを収納保持する保持部2d、2pと、保持部からファンの径方向外方に延設された延設部2hと、延設部と連続して形成され渦巻きケーシング部における拡大部の内周壁を形成する周壁部2cと、保持部と周壁部の間に設けられ渦巻きケーシング部内を流通する空気流の一部を冷却風xとしてモータへ誘導する冷却風通路4と、を備え、冷却風通路4は、渦巻きケーシング部からの空気が流入する入口開口部2aが周壁部に設けられ、モータへ空気が流出する出口開口部2bが保持部に設けられている。
送風装置は、送風ケースとモータ収納ハウジングとが別体として構成されているため、モータを交換するとき、送風ケース1を分解する必要性は生じず、送風ケースからモータが装着されたモータ収納ハウジングを取外すことにより、容易にモータを交換することが可能となる。また、上記冷却風通路構造により、モータ交換容易性を保持しつつ渦巻きケーシング部の内側からモータ冷却風を取り入れることが可能となる。
そして、冷却風通路4は、冷却風通路4の送風ファン側を覆う仕切壁2gを備えている。これにより、空気流と冷却風との衝突音(ばさばさ音)の発生を防止したり、冷却風風速を大きくしたりすることが可能となる。
そして、仕切壁2gは二つの傾斜壁が最も近接した部位2sからモータの軸心側へ延びている。
請求項2に記載の発明によれば、モータ収納ハウジング2は、第2通路部2kには、送風ファンと反対側の壁面に開口2uが形成され、開口2uには蓋2lが配設され、仕切壁2gの渦巻きケーシング部側の端部2sと、開口の渦巻きケーシング部側の端部2vが、モータの軸方向と平行な同一平面上に位置付けられている。これにより、モータ収納ハウジングを樹脂成型するとき、スライド型を使用する必要も無く、冷却風通路を構成するための別部材を使用する必要も無い。
請求項に記載の発明によれば、入口開口部2aは、渦巻ケーシングの径方向に外側へ向かって通路断面積を拡大するように径方向に対して傾斜して形成されて冷却風xを案内誘導する傾斜壁2fを備える。これにより、渦巻ケーシング内を流通する空気流の一部が冷却風通路に流入しやすくなり、結果的に冷却風風速を大きくすることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、モータ収納ハウジング2は、仕切壁2gの渦巻きケーシング部1a側の端部2sと、第1通路2jを構成する第1通路用底壁2nのモータの軸心側端部2tが、モータの軸方向と平行な同一平面上に位置付けられている。これにより、モータ収納ハウジングを樹脂成型するとき、スライド型を使用する必要も無く、冷却風通路を構成するための別部材を使用する必要も無い。
請求項に記載の発明によれば、入口開口部2aは、渦巻ケーシング1a機能部を構成するカタツムリ形状の巻き始め1xと巻き終り1yとの間で、かつ巻き始め1xより巻き方向+θと逆方向−θに巻き終り1yへ移動した位置に対応して配置されている。これにより、さらに冷却風風速を大きくすることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、渦巻きケーシング部1aの底部1bは、渦巻きケーシング部の巻き始めから巻き終わりまで、モータ軸と垂直な同一平面で形成されている。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る送風装置の断面図である。図2は、図1においてA方向から視た送風装置の概略上面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る送風装置のモータ収納ハウジングの斜視図である。
図1において、100は、本発明に係る送風装置であり、Fは遠心式送風ファン、Mはモータ、1は送風ケース、2はモータ収納ハウジング、4は冷却風通路、6はファン締結用ナットである。2a、2b、2c、2d、2e、2f、2gは、モータ収納ハウジング2の一部を表しており、2aは入口開口部、2bは出口開口部、2cは渦巻ケーシング部を形成する周壁部、2dはモータ側面Mcを固定保持する側壁、2eはモータ底部Mbを当接保持する底壁、2fは冷却風xを誘導する傾斜壁、2gは仕切壁である。送風ケース1とモータ収納ハウジング2は、別体である。
送風装置100は、モータMと、モータMにより回転駆動され吸入口Faを介して吸入した空気を径方向外方へ送出する遠心式多翼送風ファンFと、この遠心式多翼ファンFの周囲を囲んで遠心式多翼ファンFから吹き出される空気が流れる渦巻き状の通風路1fを形成する渦巻ケーシング部1aを有する送風ケース1と、モータ収納ハウジング2と、を備える。
渦巻きケーシング部1aは、遠心式送風ファンFよりも吸入口Faと反対側へ軸方向に拡大する拡大部1bを備え、その外周壁は軸方向に平行に延設されている。渦巻きケーシング部1aの底部1bは、渦巻きケーシング部1aの巻き始めから巻き終わりまで、モータ軸Mdと垂直な同一平面で形成されている。そして、渦巻ケーシング部1aの軸方向の幅Lは、周方向全体で略同一になっている。
また、遠心式多翼ファンFは渦巻ケーシング部1aの略中央に収容されている。モータMは、渦巻ケーシング部1aの略中央に設置されているモータ収納ハウジング2内に収納されて固定保持されている。モータMの回転軸Mdは、渦巻ケーシング部1aの略中央に位置しており、この回転軸Mdに遠心式多翼ファンFが固定用ナット6により連結されている。
図1、図6に示すように、モータ収納ハウジング2は、吸入口Faと反対側に設けられ、モータMを直接保持する保持部(2d、2p)を備えている。保持部(2d、2p)は、モータMの底部を保持する台座2pとモータMの外周を覆う側壁2dを備えている。側壁2dの送風ファンF側の端部からは渦巻ケーシング部1aに向かって延びるように形成された延設壁2hが一体形成されている。延設壁2hの渦巻ケーシング部1a側の端部外周からは渦巻ケーシング部1aの内周壁として機能する周壁2cが送風ファンFと反対方向へ延びるように一体形成されている。周壁2cは、モータ収納ハウジング単品状態では外周壁として機能する。
なお、この周壁2cの送風ファンFと反対方向への長さは、周方向全体に亘って同一とされている。モータMの底部を覆う底壁2eの中央部にはモータMの底部を保持する台座2pが形成されている。台座2pの外周には、モータMの底面Mbと底壁2eとの間に隙間2qが形成されている。モータ収納ハウジング2と送風ケース1は、送風ケース1の底部に形成された環状の突部1gと、モータ収納ハウジング2の周壁2cの端部に形成された環状の凹部2iとが嵌合することにより結合されている。
これにより、モータ収納ハウジング2は、モータMを直接保持する底壁2eと側壁2d、及び延設壁2h、さらに渦巻ケーシング部1aの一部を構成する周壁2cとが一体となった構成で、送風ケース1に対して着脱可能になっている。そして、モータ収納ハウジング2にモータMが収納され、送風ファンFとモータMとが組みつけられた状態では、モータ収納ハウジング2と共に送風ファンF及びモータMが送風ケース1から着脱可能にされている。このため、前記周壁2cはモータ収納ハウジング2が送風ケース1に組みつけられた状態では渦巻ケーシング部1aの一部を構成する一方で、モータ収納ハウジング2が送風ケース1から取り外された状態ではモータ収納ハウジング2の外周壁として機能する。また、モータMの交換が必要となった場合、特許文献1のように送風ケース1を分解する必要もなく、簡単にモータMを送風装置100から取外し取付けることが可能となる。
送風ケース1は、その一部に渦巻ケーシング部1aを形成している。渦巻ケーシング部1aは、吐出口に向かって径方向に拡大するように形成されており、図2に示すようにカタツムリ形状をしている。この渦巻ケーシング部1a内には送風ファンFにより遠心力を受けた空気流が流通している。この空気流の一部は、モータMを冷却する冷却風xとして、冷却風通路4内を図示の矢印方向へ流れる。冷却風xは、まず、周壁2cに配設された入口開口部2aから冷却風通路4内へ流入し、第1通路2jを通過して内壁2dへ衝突し、側壁2dに沿うように流れ方向を底壁2e方向へ転換させられて、第2通路2kを通過する。入口開口部2aのうちファン回転方向の両側は、渦巻ケーシング部の径方向に外側へ向かって通路断面積を拡大するように前記径方向に対して傾斜して形成されて冷却風xを案内誘導する傾斜壁2fを備えている。
続いて、冷却風xは、前記底壁2e近傍かつ前記側壁2dに配設されている出口開口部2bから流出しモータ底部Mb近傍へと流通する。そして、冷却風xは、モータ底部Mb近傍からモータ側面Mcと側壁2dとの隙間(図示せず)またはモータハウジングMa内を通過して送風ファンFの背後空間5の方へと上昇する。
以上により、冷却風xは、まず最も高温となっているモータ底部Mbを冷却し、続いてモータ側面Mcを冷却する。これにより、モータMは満遍なく冷却されることとなる。
また、冷却風通路4を構成する第1通路2jは、傾斜壁2fおよび周壁2cと一体形成され側壁2dに向かって延びる第1通路用底壁2nと、から形成されている。冷却風通路4を構成する第2通路2kは、底壁2eとつながって形成された第2通路用底壁2lと、第1通路用底壁2nと一体形成され側壁2dと平行にモータMの軸方向に伸びる外側壁2mと、仕切壁2gとから構成されている。仕切壁2gは、二つの傾斜壁2fが最も近接した部位2sからモータMの軸心側へ延びている。仕切壁2gは、延設壁2hの一部を構成して延設壁2hと連続して形成され、第2通路4の送風ファンF側を覆う。仕切壁2gの渦巻きケーシング部1a側の端部2sと、外側壁2mは、モータ軸方向と平行な同一平面上に位置付けられている。すなわち、仕切壁2gの渦巻きケーシング部1a側の端部2sと、第1通路2jを構成する第1通路用底壁2nのモータMの軸心側端部2tは、モータ軸方向と平行な同一平面上に位置付けられている。
そして、外側壁2mと第1通路用底壁2nは一体に形成されている。そして、仕切壁2gと側壁2dも一体に形成されている。このような冷却風通路4の構造により、モータ収納ハウジング2をコンパクトなデザインとすることが可能となった。
一方、図1〜3に示すように、入口開口部2aは、冷却風xを案内誘導する傾斜壁2fを備えている。これにより、冷却風風速を大きくすることが可能となる。図4は、入口開口部2aと冷却風風速の関係図である。図4において、aは、入口開口部2aが傾斜壁2fと仕切壁2gを備えている場合の特性線図であり、bは、入口開口部2aが傾斜壁2fを備えかつ仕切壁2gを備えていない場合の特性線図であり、cは、入口開口部2aが傾斜壁2fも仕切壁2gも備えていない場合の特性線図であり、実測に基づくものである。図4の縦軸は冷却風風速であり、横軸は入口開口部2aの周方向位置(後述する)である。図4からも判るように、傾斜壁2fを備えている場合a、bの方が、備えていない場合cよりも風速が大きい。また、仕切壁2gを備えている場合aの方が、備えていない場合bよりも風速が大きい。さらに、傾斜壁と仕切壁の両方を備えた入口開口部2aが、最も冷却風風速が大きくなることが判る。
ここで、入口開口部2aの周方向位置について説明する。入口開口部2aは、モータ収納ハウジング2に配設されており、さらには図2に示すように、渦巻ケーシング機能部を構成するカタツムリ形状1aの巻き始め1xより巻き方向(+θ)と逆方向(−θ)に少し巻き終り1yへ移動した位置(−α°)に対応して配置されている。これにより、さらに冷却風風速を大きくすることが可能となる。
図4に、入口開口部2aの周方向位置と冷却風風速の関係を示す。入口開口部2aの周方向位置は、α°のとき、最も冷却風風速が大きくなることが判る。
なお、仕切壁2gは、渦巻ケーシング部内で自由渦運動を行っている空気流と、冷却風との衝突を防ぐ役割を有するものであり、これを無くすると、空気流と冷却風との衝突音(ばさばさ音)が発生したり、冷却風風速が落ちたりする。さらに、傾斜壁2fのファンF側の部位2rには仕切壁は形成されていない。空気の取り込みに有利だからである。また、入口開口部2aは、複数個配設しても良い。
次に、モータ収納ハウジング2の樹脂成型方法について図5〜8を参照しながら説明する。図5は、図1においてB方向から視たモータ収納ハウジングの下面図である。図6は、本発明の第1実施形態に係るモータ収納ハウジングの断面図である。図7は、本発明の第1実施形態に係るモータ収納ハウジングの樹脂成型直後の断面図である。図8は、本発明の第1実施形態に係るモータ収納ハウジングの樹脂成型金型である。
モータ収納ハウジング2は、例えばポリプロピレンのような熱可塑性樹脂を用いて射出成型方法により作られる。この射出成型方法は、図8のような金型J、Kを使用してモータ収納ハウジング2を製作するものである。Jは上型、Kは下型、Lは加熱により溶融した樹脂が流入して固化されるための空洞であるキャビティである。
金型J、Kが組合わされると、ゲート口およびランナ(いずれも図示せず)を除き密封された空洞であるキャビティLが形成される。次に、射出成型機(図示せず)のシリンダ内で加熱溶融された樹脂が、ゲート口およびランナを通過し、キャビティL内に流入し充填される。キャビティL内に充填された樹脂は、金型J、Kにより吸熱されて固化する。樹脂が固化すると金型J、Kは、図8の矢印に示すように、上型Jは上方向へ下型Kは下方向へ移動することにより、型割りが行われる。この型割りにより、キャビティLの形状が転写された樹脂成型品であるモータ収納ハウジング2を金型J、Kから取出すことが可能となる。
金型J、Kから取出した直後のモータ収納ハウジング2は、図7に示すように、第2通路用底壁となる蓋2l(図5参照)と外側壁2mがつながって一直線に延びている。続いて、モータ収納ハウジング2は、蓋2lを、2vを折り曲げ起点として矢印方向へ折り曲げて底壁2eとつなげて開口2uを閉塞する。蓋2lを別部材とすることも可能である。
本発明のモータ収納ハウジング2は、主として次の二つの形状的特徴点を有しているので、成型金型が上型Jと下型Kの二つのみで良くなる。すなわち、第1点は、仕切壁2gの渦巻きケーシング部1a側の端部2sと、第1通路2jを構成する第1通路用底壁2nのモータMの軸心側端部2tが、モータ軸方向と平行な同一平面上に位置付けられていることである。第2点は、第2通路2kには、送風ファンFと反対側に開口2kが形成され、開口2kには蓋2lが配設され、仕切壁2gの渦巻きケーシング部1a側の端部2sと、開口2kの渦巻きケーシング部1a側の端部2vが、モータ軸方向と平行な同一平面上に位置付けられていることである。
仮に、第1点の形状的特徴点をモータ収納ハウジング2が備えていない場合を図9を参照しながら説明する。図9は、仕切壁2gの渦巻きケーシング部1a側の端部2sが、第1通路2jを構成する第1通路用底壁2nのモータMの軸心側端部2tよりも、渦巻きケーシング部1a側へ延びているモータ収納ハウジング2xの成型金型を表したものである。
仕切壁2gは、第1通路用底壁2nのモータMの軸心側端部2tよりも渦巻きケーシング部1a側へ延びている部分2gxを有している。このため、二つの金型を上下方向に割ることができなくなり、スライド型Sが必要となり、金型構造が複雑となる。この場合、溶融した樹脂をキャビティL1へ充填し固化した後、まずスライド型Sを図の横方向矢印に沿って移動させて上型J1から分離した後、上型J1および下型Kをそれぞれ上下方向へ移動させることにより、金型を割り、樹脂成型品であるモータ収納ハウジング2xを取出すこととなる。
以上のように、本実施形態によって、メンテナンスが容易で、かつ渦巻きケーシング部の内側からモータ冷却風を取り入れることができる送風装置を提供することが可能となる。
(他の実施形態)
入口開口部2aは、第1通路用底壁2nを傾斜壁として渦巻ケーシング部の径方向に外側へ向かって通路断面積を拡大するように前記径方向に対して傾斜するように形成してもよい。
本発明の第1実施形態に係る送風装置の断面図である。 図1においてA方向から視た送風装置の概略上面図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置のモータ収納ハウジングの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の冷却風入口開口部と冷却風風速の関係図である。 図1においてB方向から視たモータ収納ハウジングの下面図である。 本発明の第1実施形態に係るモータ収納ハウジングの断面図である。 本発明の第1実施形態に係るモータ収納ハウジングの樹脂成型直後の断面図である。 本発明の第1実施形態に係るモータ収納ハウジングの樹脂成型金型である。 仕切壁の長さが本発明と相違した場合におけるモータ収納ハウジングの樹脂成型金型である。 従来例の送風装置の断面図である。
符号の説明
1 送風ケース
2 モータ収納ハウジング
3 取入口
4 冷却風通路

Claims (6)

  1. 軸方向から吸入口を介して吸入した空気を径方向外方へ送出する遠心式送風ファン(F)と、
    前記遠心式送風ファンを回転駆動するモータ(M)と、
    前記遠心式送風ファンにより径方向外方へ送出された空気を吐出口へ導く渦巻きケーシング部(1a)が形成された送風ケース(1)と、
    前記モータを収納するモータ収納ハウジング(2)と、を備えた送風装置において、
    前記送風ケース(1)と前記モータ収納ハウジング(2)とが別体として構成され、
    前記渦巻きケーシング部(1a)は、前記遠心式送風ファンよりも前記吸入口と反対側へ軸方向に拡大する拡大部(1b)を備え、
    前記モータ収納ハウジングは、前記モータを収納保持する保持部(2d、2p)と、前記保持部から前記ファンの径方向外方に延設された延設部(2h)と、前記延設部と連続して形成され前記渦巻きケーシング部における前記拡大部の内周壁を形成する周壁部(2c)と、前記保持部と前記周壁部の間に設けられ前記渦巻きケーシング部内を流通する空気流の一部を冷却風(x)として前記モータへ誘導する冷却風通路(4)と、を備え、
    前記冷却風通路(4)は、前記渦巻きケーシング部からの空気が流入する入口開口部(2a)が前記周壁部に設けられ、前記モータへ空気が流出する出口開口部(2b)が前記保持部に設けられており、
    前記冷却風通路(4)は、前記延設部(2h)と連続して形成され、前記冷却風通路の前記送風ファン側を覆う仕切壁(2g)を備えており、
    前記仕切壁(2g)は、二つの前記傾斜壁(2f)が最も近接した部位(2s)から前記モータの軸心側へ延びていることを特徴とする、送風装置(100)。
  2. 軸方向から吸入口を介して吸入した空気を径方向外方へ送出する遠心式送風ファン(F)と、
    前記遠心式送風ファンを回転駆動するモータ(M)と、
    前記遠心式送風ファンにより径方向外方へ送出された空気を吐出口へ導く渦巻きケーシング部(1a)が形成された送風ケース(1)と、
    前記モータを収納するモータ収納ハウジング(2)と、を備えた送風装置において、
    前記送風ケース(1)と前記モータ収納ハウジング(2)とが別体として構成され、
    前記渦巻きケーシング部(1a)は、前記遠心式送風ファンよりも前記吸入口と反対側へ軸方向に拡大する拡大部(1b)を備え、
    前記モータ収納ハウジングは、前記モータを収納保持する保持部(2d、2p)と、前記保持部から前記ファンの径方向外方に延設された延設部(2h)と、前記延設部と連続して形成され前記渦巻きケーシング部における前記拡大部の内周壁を形成する周壁部(2c)と、前記保持部と前記周壁部の間に設けられ前記渦巻きケーシング部内を流通する空気流の一部を冷却風(x)として前記モータへ誘導する冷却風通路(4)と、を備え、
    前記冷却風通路(4)は、前記渦巻きケーシング部からの空気が流入する入口開口部(2a)が前記周壁部に設けられ、前記モータへ空気が流出する出口開口部(2b)が前記保持部に設けられており、
    前記保持部(2d、2p)は、前記モータの側部を保持する側壁(2d)と、前記モータ底部を保持する底壁(2p)を有し、前記出口開口部(2b)が前記底壁近傍に設けられ、前記冷却風通路(4)は、前記入口開口部から前記保持部の前記側壁に向かって延びる第1通路(2j)と、前記第1通路と連通して前記保持部の前記側壁に沿って延び前記出口開口部に繋がる第2通路(2k)を備え、
    前記第2通路(2k)には、前記送風ファンと反対側に開口(2u)が形成され、前記開口には蓋(2l)が配設され、前記仕切壁の渦巻きケーシング部側の端部(2s)と、前記開口の渦巻きケーシング部側の端部(2v)が、前記モータの軸方向と平行な同一平面上に位置付けられていることを特徴とする送風装置。
  3. 前記入口開口部(2a)は、渦巻ケーシング(1a)の径方向に外側へ向かって通路断面積を拡大するように前記径方向に対して傾斜して形成されて前記冷却風(x)を案内誘導する傾斜壁(2f)を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の送風装置(100)。
  4. 前記仕切壁(2g)の前記渦巻きケーシング部(1a)側の端部(2s)と、前記第1通路(2j)を構成する第1通路用底壁(2n)の前記モータの軸心側端部(2t)が、前記モータの軸方向と平行な同一平面上に位置付けられていることを特徴とする請求項に記載の送風装置。
  5. 前記入口開口部(2a)は、前記渦巻ケーシング(1a)機能部を構成するカタツムリ形状の巻き始め(1x)と巻き終り(1y)との間で、かつ前記巻き始め(1x)より巻き方向(+θ)と逆方向(−θ)に前記巻き終り(1y)へ移動した位置に対応して配置されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の送風装置(100)。
  6. 前記渦巻きケーシング部(1a)の底部(1b)は、前記渦巻きケーシング部の巻き始めから巻き終わりまで、モータ軸と垂直な同一平面で形成されている請求項1からのいずれか1項に記載の送風装置。
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