JP2017150472A - 送風装置およびこれを備えた給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の羽根11がハブ部10よりも半径方向外方に突出するように形成されている羽根車1と、この羽根車1を回転自在な状態で内部に収容し、かつ複数の羽根11のそれぞれの後縁部11aに対向接近する後側壁部22を有しているケーシング2と、を備えている、送風装置Aであって、羽根車1は、複数の羽根11の後縁部11aの先端部どうしを相互に繋ぐリング部13を備えており、かつこのリング部13は、複数の羽根11のそれぞれの後縁部11aよりも後側壁部22寄りに突出する突出部13aを有している。
【選択図】 図2
Description
同文献に記載された送風装置においては、羽根車がケーシング内に収容され、かつモータによって駆動回転自在とされている。羽根車は、複数の羽根がハブ部よりも半径方向外方に突出するように形成されており、複数の羽根の後縁部どうしは、ハブ部またはハブ部とは別体の部材を用いて互いに繋げられていない構成とされている。このような構成は、羽根車の全体を樹脂により一体成形するのに適する。
第1に、図5を参照して後述するように、ケーシングの後側壁部と羽根車の各羽根の後縁部との間には、ある程度の幅の隙間が発生した状態となるが、羽根車の回転時においては、羽根車の内側からケーシングの送風口に向かう空気流のうち、一部の空気流が、前記隙間に進入する現象を生じる。また、前記隙間に進入した空気流は、複数の羽根の後縁部どうしの隙間を通過して、羽根車の内側に戻り、羽根車の内側の空気流を大きく乱す。したがって、このような現象に起因し、送風効率が低くなる不具合がある。
第2に、羽根車の複数の羽根は、ハブ部よりも半径方向外方に突出しており、各羽根の全長域がハブ部によって支持された構成とはなっていない。このため、各羽根を比較的薄肉に形成した場合には、強度不足を生じる虞がある。
第1に、ケーシングの後側壁部と羽根車の各羽根の後縁部との間に形成される隙間を、
リング部の突出部よって塞いだ状態、またはこれに近い状態とすることができる。このため、羽根車の回転時において、羽根車の内側からケーシングの送風口に向かう空気流の一部が、前記隙間に不当に進入する現象を抑制することが可能である。その結果、羽根車の内側やその周辺部における空気流の乱れを少なくし、送風効率を高めることが可能である。
第2に、羽根車の複数の羽根の後縁部の先端部がリング部を介して繋がっているため、各羽根の強度を高めることが可能である。したがって、各羽根を比較的薄肉に形成し、全体の軽量化などを図りながらも、十分な強度を確保することができるといった利点も得られる。
すなわち、羽根車の駆動回転時には、羽根車の各羽根に回転方向に沿う負荷が作用するため、各羽根とハブ部との境界部分、とくに各羽根の後縁部の基端部とハブ部との境界部分に応力集中を生じ易い。これに対し、前記構成によれば、各羽根の後縁部のうち、切欠き状の凹部の形成箇所に、他の一般部分よりも大きな応力を生じさせることが可能である。このことにより、各羽根の後縁部の基端部とハブ部との境界部分に応力集中を生じ難くすることができる。その結果、前記境界部分への応力集中に対応すべく、前記境界部分およびその近傍をかなり厚肉に形成するといった必要を無くし、全体の薄肉・軽量化を一層好適に図ることが可能となる。
なお、バーリング部を羽根車のハブ部の内側空間に嵌入させた場合には、ハブ部の内側に空気の乱流領域が発生することを抑制し、送風装置の駆動時における騒音低下防止効果を得ることも可能となる。
て駆動回転させるための駆動軸30を有するモータ3を備えている。
のうち、基端部から先端部までの間の途中箇所に設けられている。凹部14内には、ビス5の先端部が進入しており、このことによってビス5と各羽根11とが不当に干渉しないようになっている。凹部14は、たとえば奥部側ほど上下方向の幅が狭くなる形状であり、この凹部14の内周縁とビス5との相互間に形成される隙間ができる限り小さくなるような形状およびサイズに形成されている。追加の凹部15は、凹部14と形状およびサイズが略同一の切欠き状であり、本実施形態においては、凹部14よりも各羽根11の基端部寄りに設けられている。
同図に示す給湯装置WHは、バーナ8と、このバーナ8によって発生された燃焼ガスを利用して湯水加熱を行なう熱交換器9とを備えており、送風装置Aは、バーナ8に対して燃焼用空気を供給可能に設けられている。
で用いられている羽根車1は、各羽根11の後縁部11aどうしの隙間がハブ部10によって塞がれていない構成であるため、前記の寸法Laが大きい場合には送風効率の低下がとくに著しくなる不具合を生じるが、このような不具合を適切に解消することが可能である。
これらの実施形態から理解されるように、本発明でいうリング部の具体的な形状は、とくに限定されるものではない。
部15が設けられているが、これらが設けられていない構成とすることも可能である。製造コストの低減化を図る観点からすると、羽根車は、その全体が一体成形された構成とすることが好ましいものの、やはりこれに限定されず、複数の部材を接合するなどして構成されていてもよい。
B 境界部分(羽根の基端部とハブ部との境界部分)
WH 給湯装置
1 羽根車
10 ハブ部
11 羽根
11a 後縁部(羽根の)
12 シュラウド
13 リング部
13a 突出部(リング部の)
13b リング本体部
14 凹部
15 追加の凹部
2 ケーシング
22 後側壁部(ケーシングの)
22a 主後側壁部(後側壁部)
22b 補助後側壁部(後側壁部)
27 凹部
28 孔部
29 開口部
29a バーリング部
3,3A モータ
30 駆動軸(モータの)
8 バーナ
9 熱交換器
Claims (8)
- 複数の羽根がハブ部よりも半径方向外方に突出するように形成されている羽根車と、
この羽根車を回転自在な状態で内部に収容し、かつ前記複数の羽根のそれぞれの後縁部に対向接近する後側壁部を有しているケーシングと、
を備えている、送風装置であって、
前記羽根車は、前記複数の羽根の後縁部の先端部どうしを相互に繋ぐリング部を備えており、かつこのリング部は、前記複数の羽根のそれぞれの後縁部よりも前記後側壁部寄りに突出する突出部を有していることを特徴とする、送風装置。 - 請求項1に記載の送風装置であって、
前記リング部は、前記複数の羽根の後縁部どうしを接続するリング本体部の外周縁寄り部分に、リング状に形成された前記突出部が一体的に繋がって形成された断面略L字状である、送風装置。 - 請求項1または2に記載の送風装置であって、
前記羽根車は、前記複数の羽根の前縁部どうしを繋ぐリング状のシュラウドを備えており、
前記ハブ部、前記シュラウド、および前記リング部は、前記羽根車の軸長方向視において互いにオーバラップしない構成とされ、かつ前記ハブ部、前記シュラウド、前記リング部、および前記複数の羽根は、一体成形されている、送風装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の送風装置であって、
前記複数の羽根のそれぞれの後縁部のうち、基端部から先端部までの間の途中箇所には、切欠き状の凹部が設けられている、送風装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の送風装置であって、
前記ケーシングの前記後側壁部には、前記突出部から離間する方向に窪み、かつ前記突出部が対向接近または進入する正面視リング状の凹部が形成されている、送風装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の送風装置であって、
前記ケーシングに取付けられ、かつ前記羽根車を駆動回転させるためのモータを備えており、
前記後側壁部には、前記モータの駆動軸を挿通させるための開口部が形成され、かつこの開口部の内周縁部には、前記羽根車側に向けて突出するバーリング部が連設されている、送風装置。 - 請求項6に記載の送風装置であって、
前記後側壁部のうち、前記開口部および前記バーリング部の周囲には、前記ケーシング内の空気を前記モータに触れさせることによって前記モータを冷却可能とする少なくとも1つの孔部が設けられている、送風装置。 - バーナと、このバーナに燃焼用空気を供給するための送風装置と、前記バーナによって発生された燃焼ガスを利用して湯水加熱を行なうための熱交換器と、を備えている、給湯装置であって、
前記送風装置として、請求項1ないし7のいずれかに記載の送風装置が用いられていることを特徴とする、給湯装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2017-01-20 JP JP2017008495A patent/JP6907551B2/ja active Active
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