JP4876107B2 - 内燃機関の診断制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の診断制御装置に係り、例えば、車載用多気筒内燃機関における気筒間での空燃比あるいは出力のばらつきの程度ないし有無を診断する内燃機関の診断制御装置に関する。
最近、大気汚染等の環境破壊を防止することを主目的として、内燃機関搭載車両については、排ガス規制に加えて、車載部品の劣化・故障を検出して表示するOBD(Onboard Diagnostics:車載式故障診断)システムの導入が進められている。OBDシステムは、排ガス対策装置の異常(突発的故障)を検知・監視し、異常発生時に警報表示して運転者に知らせるとともに、その故障内容を記憶保持する装置であり、現在は、各種センサ等について電気回路の断線を検知する簡易なOBDシステムの配備が義務付けられているところだが、今後ますます排ガス規制が強化され、排ガス浄化低減技術等もさらに進化することが予想されることから、各種センサ情報から車両の排気ガスレベルを診断するような高度なOBDシステムを配備し、故障を確実かつ早期に検出することが必要となる。
このような状況の中、前記OBDシステム導入に関連して、例えば、多気筒内燃機関において気筒間での空燃比のばらつきの程度ないし有無を診断する診断装置の開発が進められている。従来、多気筒内燃機関において気筒間での空燃比のばらつきを診断するためには、気筒毎に空燃比検出手段(空燃比センサ)を配備する必要があったが、気筒毎に空燃比検出手段を配備すると、コスト高となるため、一つの空燃比検出手段で各気筒の空燃比をそれぞれ推定する技術が幾つか提案されている。ところが、従来の提案技術のほとんどが所要の診断精度を確保できず、量産に適用することができない状態であり、空燃比を気筒毎に推定して気筒間でのばらつきの程度ないし有無を的確に診断することは非常に困難であった。
ここで言う気筒間での空燃比のばらつきとは、一つないし複数の気筒の空燃比が全ての気筒を合わせた平均的な空燃比に対して、リッチ側又はリーン側に大きくずれている状態を指す。
なお、前記OBDシステム導入に関連して、下記特許文献1には、多気筒内燃機関の各気筒毎に設けられる燃料噴射弁を操作することで出力軸の回転速度を目標値にフィードバック制御するようにされ、かつ、出力軸の回転変動の増大の有無に基づき、燃料噴射弁のうちのいずれかに異常があるか否かを診断する診断手段を備えた内燃機関の診断制御装置が開示されている。
特開2007−255230号公報
従来、気筒毎に空燃比検出手段を持たないシステムにおいては、気筒間での空燃比のばらつきの程度ないし有無を的確に診断することは、上記のように非常に困難であった。また、空燃比に限らず、気筒間での出力のばらつき、ひいては、バルブタイミング、バルブリフト量、圧縮比等のばらつきの程度ないし有無を的確に診断することも極めて難しいものであった。
本発明は、上記課題を解消すべくなされたもので、その目的とするところは、気筒毎に空燃比検出手段を持たないシステムでも、気筒間での空燃比等のばらつきの程度ないし有無を的確に診断することのできる内燃機関の診断制御装置を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る内燃機関の診断制御装置は、基本的には、各気筒毎に燃料噴射量を制御するとともに、気筒間での空燃比又は出力のばらつきの程度ないし有無を診断する内燃機関の診断制御装置であって、各気筒毎にクランク軸が所定角度回転するに要した時間を計測し、この計測された所要時間に基づいて、各気筒毎にクランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分又はクランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分を抽出するとともに、各気筒毎に設定期間中、前記0.5次成分又は1.0次成分が設定範囲を逸脱した回数をカウントし、該カウント値が所定値を越えたとき、該当気筒の空燃比又は出力が異常であると診断することを特徴としている。
より具体的には、図1のクレーム対応図に示されているように、各気筒の出力もしくはそれに相関する物理量を計測ないし推定する出力計測推定手段101と、いずれの気筒がどの行程にあるかを判別する気筒判別手段103と、前記出力計測推定手段101により計測推定された各気筒の出力もしくはそれに相関する物理量に基づいて、気筒間ばらつきパラメータを演算する気筒間ばらつきパラメータ演算手段102と、気筒間ばらつきカウンタの演算を許可するか否かを判定する気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段104と、前記気筒判別手段103の判別結果と前記気筒間ばらつきパラメータ演算手段102の演算結果及び前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段の判定結果104に基づいて気筒間ばらつきカウンタを演算する気筒間ばらつきカウンタ演算手段105と、前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段104の判定結果に基づいて、気筒間ばらつき判定を許可するか否かを判断する気筒間ばらつき判定許可手段106と、前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段105の演算結果、及び、前記気筒間ばらつき判定許可手段106の判断結果に基づいて、気筒間での空燃比又は出力のばらつきの程度ないし有無を検出ないし判定する気筒間ばらつき検出判定手段107と、を備えている。
前記出力計測推定手段101は、好ましくは、前記出力に相関する物理量として、各気筒毎にクランク軸が所定角度回転するに要する時間を計測し、この計測された所要時間に基づいて各気筒の出力を推定するようにされる。
前記気筒判別手段103は、好ましくは、クランク軸及び/又はそれに同期して回転する回転部材の回転・位相を検出するセンサから得られる信号に基づいて、いずれの気筒が点火爆発行程にあるかを判別する。
前記気筒間ばらつきパラメータ演算手段102は、好ましくは、前記出力計測推定手段101により計測された前記所要時間に基づいて、クランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分又はクランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分を検出する。
前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段105は、好ましくは、前記0.5次成分の上限値及び下限値を設定するとともに、前記気筒判別手段103の判別結果に従って各気筒毎に前記0.5次成分が前記上限値を上回るか前記下限値を下回った回数をカウントする。
前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段105は、好ましくは、前記1.0次成分の上限値及び下限値を設定するとともに、前記気筒判別手段103の判別結果に従って各気筒毎に前記1.0次成分が前記上限値を上回るか前記下限値を下回った回数をカウントする。
前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段105は、好ましくは、前記上限値及び前記下限値を、機関回転数、負荷に基づいて設定する。
前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段104は、好ましくは、機関回転数が所定範囲内、負荷が所定範囲内、エンジン冷却水温が所定範囲内、車速が所定範囲内、吸気温度が所定範囲内、大気圧が所定値以上、バッテリ電圧が所定範囲内、非燃料カット状態、空燃比フィードバック制御中、空燃比補正係数が所定範囲内、キャニスタパージ量が所定値以下、外部電気負荷変動が発生していない、及び、用いられるセンサが故障していないとき、前記カウンタ演算を許可する。
前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段104は、好ましくは、アイドル状態のときに前記カウンタ演算を許可する。
前記気筒間ばらつき判定許可手段106は、前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段104が演算を許可している期間の、点火回数又は経過時間を計測する。
前記気筒間ばらつき検出判定手段107は、好ましくは、前記点火回数が所定値に達したとき、又は前記経過時間が所定時間に達したとき、前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段によりカウントされた気筒毎のカウント値が所定値より大きくなっている場合、その大きくなっている気筒の空燃比又は出力が異常であると判定する。
一方、本発明に係る内燃機関の診断制御装置の他の一つは、各気筒毎に燃料噴射量を制御するとともに、気筒間でのバルブタイミング、バルブリフト量、及び圧縮比のうちの少なくとも一つのばらつきの程度ないし有無を診断する内燃機関の診断制御装置であって、
各気筒毎にクランク軸が所定角度回転するに要した時間を計測し、この計測された所要時間に基づいて、各気筒毎にクランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分又はクランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分を抽出するとともに、各気筒毎に設定期間中、前記0.5次成分又は1.0次成分が設定範囲を逸脱した回数をカウントし、該カウント値が所定値を越えたとき、該当気筒のバルブタイミング、バルブリフト量、及び圧縮比のうちの少なくとも一つが異常であると診断することを特徴としている。
本発明によれば、気筒毎に空燃比検出手段を設けることなく、気筒間での空燃比等のばらつきの程度ないし有無を的確に診断することができ、この結果、OBDシステム導入を促進し得て、運転性や排気性能(排気エミッション特性)の向上等を図ることが可能となる。
以下、本発明の内燃機関の診断制御装置の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明に係る診断制御装置の一実施形態をそれが適用された車載用内燃機関と共に示す概略構成図である。
図示実施形態の内燃機関20は、例えば、ガソリンを燃料とする6気筒(#1、#2、#3、#4、#5、#6)の多気筒内燃機関であり(図には一つの気筒のみ代表図示)、シリンダブロック及びシリンダヘッドからなるシリンダ22、該シリンダ22内に摺動自在に嵌挿されたピストン25、該ピストン25上方に画成される燃焼室26に吸気弁28、排気弁29を介して連通する吸気通路23、排気通路24を備えている。
吸気通路23には、エアークリーナ200、吸入空気量を計測するエアフローセンサ204、燃焼室26に流入する空気量を調整する電制スロットル弁213、燃料噴射弁202等が配在されている。燃焼室26の天井部中央には、点火エネルギーを供給する点火プラグを含む点火装置201が臨設されている。
前記エアークリーナ200から吸入される空気は、スロットル弁213で流量を調節された後、エアフローセンサ204で流量が計測され、燃料噴射弁202から所定の角度で噴射される燃料と混合されて各気筒214の燃焼室26に供給される。
また、排気通路24には、排気ガスを浄化する三元触媒206、三元触媒206の上流側にて排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサ205、三元触媒206の下流側にて排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサ215が配備されている。また、クランク軸27には、回転数・位相を検出するためのリングギア又はディスクプレート208を有するクランク角センサ203が備えられている。
一方、燃料タンク209内の燃料は、燃料ポンプ210によって、吸引・加圧された後、プレッシャーレギュレータ211を備えた燃料管212を通って燃料噴射弁202の燃料入口に導かれ、余分な燃料は、該燃料タンク209に戻される。
上記に加え、前記燃料噴射弁202による燃料噴射や点火装置201による点火時期等の制御を行うべく、本実施形態の診断制御装置10の主要部を構成するコントロールユニット100が備えられている。コントロールユニット100の内部構成はよく知られているので説明は省略する。このコントロールユニット100は、エアフローセンサ204からの信号(吸入空気量Qa)とクランク角センサ203からの信号(機関回転数Ne)とに基づいて、各気筒毎に燃料噴射量Tiを演算し、その燃料噴射量Tiに見合ったパルス幅を持つ駆動パルス信号を燃料噴射弁202に供給する。また、コントロールユニット100は、空燃比センサ205、215により検出される排気空燃比に基づいて、例えば機関内の空燃比が理論空燃比になるように燃料噴射量Tiを補正する空燃比フィードバック制御を行う。
以上の構成のもとで、本実施形態の内燃機関20の診断制御装置10は、気筒間での空燃比のばらつきの程度ないし有無を診断する。具体的には、各気筒毎にクランク軸27が所定角度回転するに要した時間を計測し、この計測された所要時間に基づいて、各気筒毎にクランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分又はクランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分を抽出するとともに、各気筒毎に設定期間中、前記0.5次成分又は1.0次成分が設定範囲を逸脱した回数をカウントし、該カウント数が所定値を越えたとき、該当気筒の空燃比又は出力が異常であると診断するようにされる。
かかる診断を以下に詳細に説明する。
図3に、各気筒毎にクランク軸27が所定角度回転するに要した時間を計測し、この計測された所要時間(時間信号)に基づいて、各気筒毎にクランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分やクランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分等を抽出したもの(周波数スペクトル)を示す。(a)は正常時、(b)は#5気筒の燃料噴射量を40%増量した場合、(c)は#5気筒の燃料噴射量を20%減量した場合のデータである。時間信号を目視しただけでは、その差異を定量的に把握することは困難であるが、周波数スペクトルでみると、0.5次成分又は1.0次成分に、その差異が現れる。本例では、#5気筒を例にとったが、他の気筒の燃料噴射量を増減しても同様な結果となる。
ここで、NG状態とは、上記のように特定気筒の燃料噴射量を増減したことにより、空燃比がばらつき、排気ガスが規制値を超える状態を指す。但し、空燃比がばらつく要因の一つが燃料噴射量の増減であり、これに限定されるものではない。本例では特定気筒の燃料噴射量を増減し、間接的に空燃比のばらつきを起こさせたものである。
以上より、0.5次成分又は1.0次成分を抽出するフィルタを時間信号にかければ、この状態を検出することができる。
そこで、0.5次成分を抽出するフィルタを設計する。1.0次成分を抽出しても検出は可能であるが、クランク軸27に取り付けられたディスクプレート208の製造誤差が重畳されるため、的確に空燃比の気筒別変動を検出できない可能性がある。
ここでは、0.5次成分の信号を基に説明を進める。式(1)が0.5次成分の信号を抽出することができるフィルタ式である。
ROGHNE(i) = 2・TDATA(i-5)−2・TDATA(i-7)−TDATA(i-8)+TDATA(i-10)−TDATA(i-2) +TDATA(i-4) ・・・(1)
但し、TDATA(i):クランク軸が所定角度回転するに要する時間(時間信号)
TDATA(i-n):n点火前のTDATA
ROGHNE(i):0.5次パラメータ
式(1)のボード線図(ゲイン)をプロットすると図4になる。図4からも判るように、0.5次で最大のゲインを有しており、このことから0.5次成分の信号を抽出できることが判る。また、本フィルタは1.0次でゲイン=0を示すため、1.0次成分の信号を抽出しない。上記で説明したように1.0成分でも検出は可能であるが、時間信号計測用プレートの製造誤差が含まれるので、1.0次成分をカットできるということは、時間信号計測用プレートの製造誤差による影響を排除できることを示している。
図5に、式(1)で演算した0.5次パラメータを示す。(a)は正常時、(b)は#5気筒の燃料噴射量を40%増量した場合、(c)は#5気筒の燃料噴射量を20%減量した場合である。図より、(b)、(c)は(a)と比較して0.5次成分パラメータが振れていることが判る。したがって、0.5次パラメータが上限値を超えたか、又は下限値を下回ったときに、空燃比ばらつきが発生していると判定することができる。但し、空燃比フィードバック制御の精度、センサ等の機差、経時劣化、ばらつき等を考慮すると、1度の判定で、特定気筒の空燃比がばらついていることを判定することは、誤診断を誘発する恐れがある。
そこで、下記の2条件をガードとして追加する。一つは、上限値を超えた信号のピークを検出したときのみ判定を許可する。上限値を超えていてもピークでなければ、判定を許可しない。下限値を下回ったときも同様であり、下限値を下回った信号の負のピークを検出したときのみ判定を許可する。下限値を下回っていても、負のピークでなければ、判定を許可しない。但し、0.5次パラメータは失火時にも正負に大きく振れるため、正の失火判定値を超えるか、又は負の失火判定値を下回ったときは、判定を禁止する。
もう一つは、複数回の判定を計数するカウンタ方式とする。所定の点火回数を予め設定しておき、その点火回数に到達するまでの間、上記で示した判定の成立毎に気筒別のカウンタをインクリメント(増加)する。点火回数が所定値に到達した時点で、各気筒のカウンタが所定値より大のとき、その大となった特定気筒の空燃比がばらついていると判定する。なお、予め設定した所定時間で判定しても良い。
図6に、前記時間信号と0.5次パラメータを示す。正常時と#5気筒の燃料噴射量を40%増量した場合のデータを重ね合わせている。#5気筒を40%増量した場合の時間信号について、点火気筒を図示していないが、#5気筒に当たるポイントで、時間信号が大きくなっている。これは、40%増量したことにより、気筒バランスがくずれて、クランク軸の回転が遅くなったことを示している。その影響を0.5次パラメータに上限値、下限値を設定することにより、検出できることが判る。前述したように、ピークを検出することにより、誤カウントを防止する。
図7に、コントロールユニット100が実行する診断領域判定のフローチャートを示す。ここでは、ステップ701で内燃機関の回転数が所定範囲内にあるかチェックする。ステップ702で内燃機関の負荷が所定範囲内であるかチェックする。ステップ703で水温が所定値以上かチェックする。ステップ704で車速が所定範囲内であるかチェックする。ステップ705で吸気温が所定範囲内かチェックする。ステップ706で大気圧が所定値以上かチェックする。ステップ707でバッテリ電圧が所定範囲内かチェックする。ステップ708で燃料カット中でないかチェックする。ステップ709で空燃比制御フィードバック中かチェックする。ステップ710で空燃比補正係数が所定範囲内かチェックする。ステップ711でキャニスタパージ信号が所定値以下かチェックする。ステップ712で外部電気負荷が変動していないかチェックする。ステップ713で用いられるセンサに故障がないかチェックする。ステップ714でステップ701〜713の条件が全て成立していれば、診断領域内と判定する。一つでも外れていれば、ステップ715で診断領域外と判定する。また、アイドル領域を診断領域とすることも可能である。
次に、図8のフローチャートで示される、時間信号から0.5次パラメータROGHNEを演算する処理を説明する。この処理は点火毎に起動する。ステップ801でクランク軸が所定角度回転するに要する時間(所要時間)TDATAを計測する。計測された時間TDATAを基にステップ802で、式(1)に従い、0.5次パラメータROGHNEを演算する。ステップ803で、演算した0.5次パラメータROGHNEの過去6個分を記憶する。ステップ804で、過去6個分の0.5次パラメータROGHNEの最大値をD1BMXとする。ステップ805で、過去6個分の0.5次パラメータROGHNEの最小値をD1BMNとする。ステップ806で、次の演算のために、0.5次パラメータROGHNEの過去6個分の過去値をずらす。ステップ803〜806は、0.5次パラメータROGHNEのピークを演算するために用いる。
次に、図9のフローチャートを説明する。本フローチャートが診断の主要部になる。ステップ901で診断領域内であるかチェックする。診断領域内であれば、ステップ902以降の処理を実行する。ステップ901で診断領域外であれば、無処理とする。以下、診断領域内の処理を説明する。ステップ902で、点火回数を計数するため点火カウンタをインクリメントする。ステップ903で、下記の条件1が成立していれば、0.5次パラメータROGHNEが上限値を超えて、正のピークを検出したと判定し、ステップ904の処理を実行する。
条件1
上限値 ≦ D1BMX ≦ 正の失火判定値
かつ、D1BMX =ROGHNEの前回値
ステップ904では、対応する気筒のNGカウンタをインクリメントする。詳細は図10を用いて後で説明する。ステップ903で条件1が不成立の時は、ステップ905で、下記の条件2が成立していれば、0.5次パラメータROGHNEが下限値を下回り、負のピークを検出したと判定し、ステップ906の処理を実行する。
条件2
負の失火判定値 ≦ D1BMN ≦ 下限値
かつ、D1BMN = ROGHNEの前回値
ステップ906では、対応する気筒のNGカウンタをインクリメントする。詳細は図11を用いて後で説明する。次にステップ907で、点火カウンタが判定回数に到達していない場合は、再び、ステップ901から上記の演算を繰り返す。ステップ907で失火カウンタが判定回数に到達した場合は、ステップ908で、気筒別のNGカウンタが判定値を超えているか、チェックする。超えていれば、ステップ909でNGと判定する。超えていなければ、ステップ910でOKと判定する。詳細は図12を用いて後で説明する。
図10に、前記ステップ904の詳細なフローチャートを示す。ステップ1001で点火(爆発行程にある)気筒が#1気筒であれば、ステップ1002で#1気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1003で点火気筒が#2気筒であれば、ステップ1004で#2気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1005で点火気筒が#3気筒であれば、ステップ1006で#2気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1007で点火気筒が#4気筒であれば、ステップ1008で#4気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1009で点火気筒が#5気筒であれば、ステップ1010で#5気筒のNGカウンタをインクリメントする。それ以外であれば、ステップ1011で#6気筒のNGカウンタをインクリメントする。
図11に、前記ステップ906の詳細なフローチャートを示す。ステップ1101で点火気筒が#1気筒であれば、ステップ1102で#4気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1103で点火気筒が#2気筒であれば、ステップ1104で#5気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1105で点火気筒が#3気筒であれば、ステップ1106で#6気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1107で点火気筒が#4気筒であれば、ステップ1108で#1気筒のNGカウンタをインクリメントする。ステップ1109で点火気筒が#5気筒であれば、ステップ1110で#2気筒のNGカウンタをインクリメントする。それ以外であれば、ステップ1111で#3気筒のNGカウンタをインクリメントする。
図12は、前記ステップ908の詳細なフローチャートを示す。ステップ1201で#1のNGカウンタが所定値より大であるかチェックする。ステップ1202で#2のNGカウンタが所定値より大であるかチェックする。ステップ1203で#3のNGカウンタが所定値より大であるかチェックする。ステップ1204で#4のNGカウンタが所定値より大であるかチェックする。ステップ1205で#5のNGカウンタが所定値より大であるかチェックする。ステップ1206で#6のNGカウンタが所定値より大であるかチェックする。ステップ1201〜1206で、いずれかの条件が成立していれば、ステップ1207(909)でNGと判定する。ステップ1201〜1206の全条件が不成立であれば、ステップ1208(910)でOKと判定する。
以上が、本実施形態の診断フローチャートとなる。
上記診断フローチャートに従い、気筒間での空燃比のばらつきの程度ないし有無を診断できるか否かを確認した。試験結果を図13〜15に示す。図13は、#5気筒の燃料噴射量を40%増量し、空燃比に気筒間ばらつきを起こした結果を示す。図より、#5気筒のNGカウンタがカウントアップしている様子が判る(他気筒のNGカウンタはカウントアップしないため省略)。診断領域が成立し、点火カウンタが判定回数300IGNに到達した時点で、判定を実施する。判定値を50回に設定し、#5気筒のNGカウンタが50回より大であることから、NGフラグがセットされる。これより、NG状態と判定する。
図14は、#5気筒の燃料噴射量を20%減量し、空燃比に気筒間ばらつきを起こした結果を示す。図より、#5気筒のNGカウンタがカウントアップしている様子が判る(他気筒のNGカウンタはカウントアップしないため省略)。診断領域が成立し、点火カウンタが判定回数300IGNに到達した時点で、判定を実施する。判定値を50回に設定し、#5気筒のNGカウンタが50回より大であることから、NGフラグがセットされる。これより、NG状態と判定する。
図15は、正常時の結果を示す。図より、#5気筒のNGカウンタはカウントアップしていない様子が判る(他気筒のNGカウンタもカウントアップしていない)。診断領域が成立し、点火カウンタが判定回数300IGNに到達した時点で、判定を実施する。判定値を50回に設定し、#5気筒のNGカウンタ(他気筒のNGカウンタも)が50回以下であることから、OKフラグがセットされる。これより、OK状態と判定する。
本実施形態では、0.5次パラメータの正、負両方で診断を実行する方式であるが、他の態様として、正のみ、又は負のみで診断を実行することも可能である。正側のみで診断する場合は、図8のステップ805が不要、図9のステップ905、906が不要、図11が不要となる。負側のみで診断する場合は、図8のステップ804が不要、図9のステップ903、904が不要、図10が不要となる。
以上より、気筒別に空燃比検出手段を持たないシステムにおいて、気筒間での空燃比のばらつきの程度ないし有無を的確に診断することができる。
さらに、気筒別に空燃比検出手段を持つシステムにおいても、検出結果の妥当性をチェックする上で、本方式によって、気筒間での空燃比のばらつきの検出精度を向上することができる。
また、本方式は、気筒間での空燃比のばらつきを、クランク軸が所定角度回転するに要する時間信号から、間接的に気筒間での空燃比のばらつきを検出する方式であるが、本方式の性質上、各気筒毎の出力のばらつきの他、可変動弁のバルブタイミングばらつき、リフト量ばらつき、圧縮比ばらつき等の程度ないし有無を診断するすることもできる。
特許請求の範囲における請求項2のクレーム対応図。 本発明に係る診断制御装置の一実施形態をそれが適用された車載用内燃機関の一例と共に示す概略構成図。 燃料噴射量を増減した場合の時間信号とその周波数スペクトルを示す図。 0.5次成分抽出フィルタのボード線図。 0.5次パラメータを示す図。 時間信号と0.5次パラメータを示す図。 本実施形態の診断手法の説明に供されるフローチャート。 本実施形態の診断手法の説明に供されるフローチャート。 本実施形態の診断手法の説明に供されるフローチャート。 図9のステップ904の詳細を示すフローチャート。 図9のステップ906の詳細を示すフローチャート。 図9のステップ908の詳細を示すフローチャート。 本発明の作用効果の確認のために行った試験結果(#5気筒の燃料40%増量時)を示す図。 本発明の作用効果の確認のために行った試験結果(#5気筒の燃料20%増量時)を示す図。 本発明の作用効果の確認のために行った試験結果(正常時)を示す図。
符号の説明
10:診断制御装置、20:内燃機関、100:コントロールユニット、200:エアークリーナ、201:点火装置、202:燃料噴射弁、203:クランク角センサ、204:エアフローセンサ、205:空燃比センサ、206:触媒、208:ディスクプレート、209:燃料タンク、210:燃料ポンプ、211:プレッシャーレギュレータ、212:燃料管、213:スロットル弁、214:気筒(#1、#2、#3、#4、#5、#6)、215:空燃比センサ。

Claims (14)

  1. 各気筒毎に燃料噴射量を制御するとともに、気筒間での空燃比又は出力のばらつきの程度ないし有無を診断する内燃機関の診断制御装置であって、
    各気筒毎にクランク軸が所定角度回転するに要した時間を計測し、この計測された所要時間に基づいて、各気筒毎にクランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分又はクランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分を抽出するとともに、各気筒毎に設定期間中、前記0.5次成分又は1.0次成分が設定範囲を逸脱した回数をカウントし、該カウント値が所定値を越えたとき、該当気筒の空燃比又は出力が異常であると診断することを特徴とする内燃機関の診断制御装置。
  2. 各気筒毎に燃料噴射量を制御するとともに、気筒間での空燃比又は出力のばらつきの程度ないし有無を診断する内燃機関の診断制御装置であって、
    各気筒の出力もしくはそれに相関する物理量を計測ないし推定する出力計測推定手段と、
    いずれの気筒がどの行程にあるかを判別する気筒判別手段と、
    前記出力計測推定手段により計測推定された各気筒の出力もしくはそれに相関する物理量に基づいて、気筒間ばらつきパラメータを演算する気筒間ばらつきパラメータ演算手段と、
    気筒間ばらつきカウンタの演算を許可するか否かを判定する気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段と、
    前記気筒判別手段の判別結果、前記気筒間ばらつきパラメータ演算手段の演算結果、及び、前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段の判定結果に基づいて、気筒間ばらつきカウンタを演算する気筒間ばらつきカウンタ演算手段と、
    前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段の判定結果に基づいて、気筒間ばらつき判定を許可するか否かを判断する気筒間ばらつき判定許可手段と、
    前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段の演算結果、及び、前記気筒間ばらつき判定許可手段の判断結果に基づいて、気筒間での空燃比又は出力のばらつきの程度ないし有無を検出ないし判定する気筒間ばらつき検出判定手段と、
    を備えていることを特徴とする内燃機関の診断制御装置。
  3. 前記出力計測推定手段は、前記出力に相関する物理量として、各気筒毎にクランク軸が所定角度回転するに要する時間を計測し、この計測された所要時間に基づいて各気筒の出力を推定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の診断制御装置。
  4. 前記気筒判別手段は、クランク軸及び/又はそれに同期して回転する回転部材の回転・位相を検出するセンサから得られる信号に基づいて、いずれの気筒が点火爆発行程にあるかを判別することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の診断制御装置。
  5. 前記気筒間ばらつきパラメータ演算手段は、前記出力計測推定手段により計測された前記所要時間に基づいて、クランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分を検出することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の診断制御装置。
  6. 前記気筒間ばらつきパラメータ演算手段は、前記出力計測推定手段により計測された前記所要時間に基づいて、クランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分を検出することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の診断制御装置。
  7. 前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段は、前記0.5次成分の上限値及び下限値を設定するとともに、前記気筒判別手段の判別結果に従って、各気筒毎に前記0.5次成分が前記上限値を上回るか前記下限値を下回った回数をカウントすることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の診断制御装置。
  8. 前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段は、前記1.0次成分の上限値及び下限値を設定するとともに、前記気筒判別手段の判別結果に従って、各気筒毎に前記1.0次成分が前記上限値を上回るか前記下限値を下回った回数をカウントすることを特徴とする請求項6記載の内燃機関の診断制御装置。
  9. 前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段は、前記上限値及び前記下限値を、機関回転数及び負荷に基づいて設定することを特徴とする請求項7又は8に記載の内燃機関の診断制御装置。
  10. 前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段は、機関回転数が所定範囲内、負荷が所定範囲内、エンジン冷却水温が所定範囲内、車速が所定範囲内、吸気温度が所定範囲内、大気圧が所定値以上、バッテリ電圧が所定範囲内、非燃料カット状態、空燃比フィードバック制御中、空燃比補正係数が所定範囲内、キャニスタパージ量が所定値以下、外部電気負荷変動が発生していない、及び、用いられるセンサが故障していないとき、前記カウンタ演算を許可することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の診断制御装置。
  11. 前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段は、アイドル状態のときに前記カウンタ演算を許可することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の診断制御装置。
  12. 前記気筒間ばらつき判定許可手段は、前記気筒間ばらつきカウンタ演算許可判定手段が演算を許可している期間の、点火回数又は経過時間を計測することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の診断制御装置。
  13. 前記気筒間ばらつき検出判定手段は、前記点火回数が所定値に達したとき、又は前記経過時間が所定時間に達したとき、前記気筒間ばらつきカウンタ演算手段によりカウントされた気筒毎のカウント値が所定値より大きくなっている場合、その大きくなっている気筒の空燃比又は出力が異常であると判定することを特徴とする請求項12記載の内燃機関の診断制御装置。
  14. 各気筒毎に燃料噴射量を制御するとともに、気筒間でのバルブタイミング、バルブリフト量、及び圧縮比のうちの少なくとも一つのばらつきの程度ないし有無を診断する内燃機関の診断制御装置であって、
    各気筒毎にクランク軸が所定角度回転するに要した時間を計測し、この計測された所要時間に基づいて、各気筒毎にクランク軸2回転毎の回転変動成分である0.5次成分又はクランク軸1回転毎の回転変動成分である1.0次成分を抽出するとともに、各気筒毎に設定期間中、前記0.5次成分又は1.0次成分が設定範囲を逸脱した回数をカウントし、該カウント値が所定値を越えたとき、該当気筒のバルブタイミング、バルブリフト量、及び圧縮比のうちの少なくとも一つが異常であると診断することを特徴とする内燃機関の診断制御装置。
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