JP4876103B2 - 保守点検システム - Google Patents

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本発明は、保守点検システムに係り、特に発電所や化学プラント等のプラント設備の機器の保守点検をする保守点検システムに関するものである。
一般に、プラント現場の監視や点検は、プラント建屋内若しくはプラント外の支柱に撮影方向、ズーム倍率を遠隔操作可能なITV(工業用テレビ)カメラ装置を主要箇所に設け、本ITVカメラ装置による現場映像をプラント運転員が常駐する中央操作室に取り込み、運転員による遠隔操作により現場状況を確認する手段と、機器状態の確認項目が記載されたチェックリストを基に定期的に運転員が現場巡視を行い異常の有無を確認する手段を併用する手段が取られていた。
従来のプラント監視装置における現場監視は、監視手段となるITVカメラ装置が固定設置されており、広域視野を確保する目的からプラント機器よりかなり遠距離に設置されているケースが多い。従って、特定のプラント機器を近接撮影することは不可能であり、主に現場状況のアウトライン的な監視に用いられ、機器個別の状態点検は、プラント運転員による定期的な現場巡視により確認されているのが実状である。
そこで、プラント運転員による現場巡視のような労力を省く、現場巡視の省力化技術として、特許文献1に記載された技術が提案されている。この技術によれば、現場巡視ロボットに現場を自動巡視させ、現場映像と現場音声等をリアルタイムに取得し、プラントの操作室にて運転員が漏れなく機器の現状況を確認可能としている。
また、機器運転状態を表わす操作ボタン、運転状態表示用ランプ等の位置や表示色を撮影画像から抽出し、それと予めデータベース上に登録されたプラント運転状態に対応した正常運転時の該当機器状態値とを比較し、差分の発生した項目を判定し、運転員に状態変化を自動通知する技術が記載されている。
特開2000−039914号公報
ところで、プラント現場は必ずしも現場巡視ロボットが通行可能に軌道や通路が用意されているわけではなく、人間による巡視を前提としたものが多い。また、現場巡視員は、必ずしもプラントの運転に携わり、現場のプラント機器について詳しい知識や、プラント全体について知識が詳しいとは限らず、点検巡視や保守点検の作業員は運転員とは別のエンジニアであることが多い。
そこで、本発明の目的は、巡視や保守点検の作業員が点検マニュアルや保守点検指示書を携帯して、プラントの現場機器を点検する場合に、携帯していく携帯情報端末に適切な情報の提供ができ、ベテラン作業員に匹敵する現場巡視や保守点検作業が効率良くできる保守点検システムを提供することにある。
前記した目的を達成するため、本願発明の保守点検システムは、サーバと携帯情報端末とがそれぞれネットワークを介して相互伝送可能に接続された保守点検システムであって、
携帯情報端末は、入力手段と、表示手段と、保守点検対象機器を撮影するカメラと、このカメラで撮影された保守点検対象機器の撮影画像を当該保守点検機器の機器識別情報とともに送信、及び入力手段で入力された情報をサーバに送信、並びに、サーバから送られてくる情報を受信する通信手段と、を備え、
サーバは、
携帯情報端末から送信される情報を受信、及び、携帯情報端末に情報を送信する通信手段と、携帯情報端末から受信した保守点検対象機器の撮影画像とマッチング処理させて、保守点検対機器の撮影画像の点検領域を特定するための開口部を有するマスク画像を、機器識別情報に対応させて格納するマスク画像の記憶手段と、保守点検対象機器の保守点検結果を表示させるための機器表示画像を機器識別情報に対応させて格納する機器表示画像の記憶手段と、携帯情報端末から受信された機器識別情報にもとづいて、対応するマスク画像をマスク画像の記憶手段から検索するマスク画像検索手段と、携帯情報端末から受信された機器識別情報にもとづいて、対応する機器表示画像を機器表示画像の記憶手段から検索する機器表示画像検索手段と、携帯情報端末から受信された保守点検対象機器の撮影画像と、機器識別情報にもとづいて検索されたマスク画像と、をマッチング処理する画像マッチング手段と、マッチング処理されてマスク画像の開口部に対応した保守点検対象機器の撮影画像の点検領域から点検領域情報を取得する点検領域情報取得手段と、検索された機器表示画像の開口部に対応する所定の領域に、取得された点検領域情報を上書きして重畳し、出力用機器表示画像として生成する情報重畳手段と、を備え、携帯情報端末から受信された保守点検対象機器の機器識別情報及び保守点検対象機器の撮影画像にもとづいて、検索された機器表示画像の所定の領域に取得された点検領域情報を上書きされて生成された出力用機器表示画像を携帯情報端末に送信して、携帯情報端末の表示手段に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、保守点検対象機器の保守点家結果を示す鮮明な出力用機器表示画像を携帯情報端末に表示させることによって、作業員に機器点検履歴情報として登録する明瞭で正確な画像データを提供できる。
本発明によれば、巡視や保守点検の作業員が点検マニュアルや保守点検指示書を携帯して、プラント機器を点検する場合に、携帯していく携帯情報端末に適切な情報の提供ができ、ベテラン作業員に匹敵する現場巡視や保守点検作業が効率良くできるようにする保守点検システムを提供する。
以下、本発明の好適な実施形態である保守点検システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る保守点検システムの概略構成を示すブロック図であり、図2は、保守点検システムにおける携帯情報端末の回路構成ブロック図である。
図1に示すように保守点検システム1は、主に、プラントの現場機器(以下、「プラント機器」と略称する)6を点検するために、作業員が図示省略の保守点検指示書とともに携帯する携帯情報端末2と、携帯情報端末2がネットワーク3を介して接続するセンタ側に設置されているサーバであるセンタ情報処理サーバ4とを含んで構成されている。
ここでプラント機器6は、特許請求の範囲に記載の保守点検対象機器に対応する。
ちなみに、携帯情報端末2は、ネットワーク3に接続している無線端末3aと無線通信により接続し、センタ情報処理サーバ4はネットワーク3に接続しているノード端末3bと接続している。
また、ネットワーク3の他のノード端末3bには、機器メーカ情報サーバ5A,5Bが接続し、ノード端末3cには、サーバ管理端末7が接続している。
プラント機器6は、例えば、リレー盤、モータコントロール盤、AVR(Automatic Voltage Regulator)盤、制御盤等である。
図1にはプラント機器6の1例としてリレー盤が示されている。この例のリレー盤は、後記する機器識別情報を表示した銘板113が取り付けられたり、リレー盤の筐体表面に印刷されたりしている。また、このリレー盤は、表示灯114、リレーやスイッチのパネル115を有している。
携帯情報端末2は、携帯電話の形態、又はモバイルパソコンやPDA(Personal Digital Assistants)の形態をしており、マイク11、スピーカ12、処理部13、通信制御部(通信手段)14、アンテナ(通信手段)15、液晶等を用いた表示部(表示手段)16、キーボードやタッチパネル式の操作部(入力手段)17の他に、カメラ部(カメラ)18、プロジェクタ部(表示手段)19を備えている。
センタ情報処理サーバ4は、通信制御部(通信手段)51、処理部52、保守点検データベース(記憶手段)53を備えている。
ここで、保守点検データベース53は、特許請求範囲に記載の「マスク画像の記憶手段」、「機器表示画像の記憶手段」及び「保守点検データプレートの記憶手段」に対応する。
処理部52は、ハード的にはCPUやROM、RAM等のメモリやインタフェース回路を含んで構成され、機能的に統括制御部60、画像認識処理部61、投影画像生成部62、データベース管理部64を含んで構成されている。
また、保守点検データベース53は、前記したインタフェース回路を介して処理部52の前記したCPUに接続する記憶装置のデータ領域のことであり、そのデータ領域にはプラント機器点検関連情報71、機器点検履歴情報72、機器点検ガイダンス情報73、データ検索ディレクトリ74、機器マスク画像75、機器表示画像76等が格納されている。プラント機器点検関連情報71、機器点検履歴情報72、機器点検ガイダンス情報73、データ検索ディレクトリ74、機器マスク画像(マスク画像)75、機器表示画像76についての具体的な内容は後記する。
前記した記憶装置には、図示しないが、保守点検システム1のセンタ情報処理サーバ4として前記した通信制御部51、統括制御部60、画像認識処理部61、投影画像生成部62、データベース管理部64の各機能を実行させるためのプログラムを格納している。
《携帯情報端末》
先ず、携帯情報端末2について詳細に説明する。
携帯情報端末2の処理部13はCPUから構成され、例えば、ROMに格納されている制御プログラムを実行し、携帯情報端末2の操作部17等から入力される制御信号を用いて所定の演算を行う等して、携帯情報端末2の各部に対して制御信号を出力して、表示部16、通信制御部14、カメラ部18、プロジェクタ部19をそれぞれ制御する。
携帯情報端末2は携帯電話の機能を基本的に有しており、処理部13は通信制御部14と協調して、マイク11で取得した音声情報を処理部13で処理して、外部に送信したり、外部からの音声情報を受信して処理部13で処理してスピーカ12に出力したり、カメラ部18で撮影した撮影画像を処理部13で処理して外部に送信したり、外部から画像情報等のデータを受信して、受信した画像情報等のデータを処理部13で処理して表示部16に表示したり、プロジェクタ部19で投影表示したりする機能を有している。
電源回路21は、リチウムイオン電池等のバッテリ20への充電回路や、バッテリ20の電圧を検出する電圧検出回路や、DC/DC変換回路等を含み、外部インタフェース(図2では「外部I/F」と表示)22を介して外部から供給される充電用電流でバッテリ20を充電したり、携帯情報端末2の各部に(図2では、省略して処理部13を構成するCPUにのみ供給線を表示してあるが、実際には、マイク11、スピーカ12、通信制御部14、表示部16、操作部17、カメラ部18、プロジェクタ部19にも供給)必要な所定の電圧に変換して供給したりする。
メモリ27は、RAMであり、CPUがプログラムを実行するときのメインメモリとして用いられ、メモリ28は、例えば、ROM及びフラッシュメモリ等の不揮発メモリであり、プログラムを格納したり、各種データを一時記憶するときに用いられる。
(カメラ部)
カメラ部18は、撮影レンズ31と、CCDやCMOS撮像素子等のイメージセンサ32と、撮影制御回路33と、レンズ駆動回路34とを含んでいる。
撮影制御回路33は、処理部13からの指令によりイメージセンサ32及びレンズ駆動回路34を制御するとともに、イメージセンサ32から出力される撮像信号に対して画像処理を行い処理部13に出力する。撮影制御回路33は、操作部17からの指示入力に応じた処理部13からの撮影開始指示に応じてイメージセンサ32に撮像信号の取得を開始させ、撮像終了後にイメージセンサ32から撮像信号を読み出し、画像処理を施した後、画像データとして処理部13へ出力する。
撮影レンズ31は、図示省略の複数のレンズからなり、例えば、フォーカス調整用のフォーカスレンズ群、ズーム率調整用のズームレンズ群を含んで構成されている。
レンズ駆動回路34は、撮影制御回路33から出力されるフォーカス調節信号にもとづいて、前記したフォーカスレンズ群の一部のレンズを光軸方向に進退駆動する。また、レンズ駆動回路34は、撮影制御回路33から出力されるズーム調節信号にもとづいて、前記したズームレンズ群の一部のレンズを光軸方向へ進退駆動する。ちなみに、処理部13は、操作部17から入力される操作信号に応じてカメラ部18へのフォーカス調節量やズーム調節量を、撮影制御回路33へ出力し、撮影制御回路33においてフォーカス調節信号及びズーム調節信号として、撮影制御回路33からレンズ駆動回路34に出力される。
プロジェクタ部19は、投影制御回路41と、LED等の光源42と、液晶パネル43と、投影レンズ44と、レンズ駆動回路45とを含んで構成されている。投影制御回路41は、処理部13から出力される投影指令に応じて光源42に駆動電流を供給する。光源42は、供給された電流に応じた明るさで液晶パネル43を照明する。
投影制御回路41はさらに、処理部13から送出される画像データに応じて液晶パネル43を駆動する駆動信号を生成し、液晶パネル43に出力する。この駆動信号は、具体的には、液晶パネル43の液晶層に対して画素ごと画像信号に応じた電圧を印加するものである。電圧が印加された液晶パネル43の画素は液晶分子の配列が変わり、当該液晶層の光の透過率が変化する。このように、画像信号に応じて光源42からの光を変調することにより、液晶パネル43が光学像を生成する。
投影レンズ44は、図示省略の複数のレンズからなり、例えば、フォーカス調整用のフォーカスレンズ群、ズーム率調整用のズームレンズ群を含んで構成されている。
投影レンズ44は、液晶パネル43から射出される光学像をスクリーン等へ向けて投影する。レンズ駆動回路45は、投影制御回路41から出力されるオフセット調節信号にもとづいて、投影レンズ44を光軸に対して直交する方向へ進退駆動する。また、レンズ駆動回路45は、投影制御回路41から出力されるフォーカス調節信号にもとづいて、前記したフォーカスレンズ群の一部のレンズを光軸方向へ進退駆動する。レンズ駆動回路45はさらに、投影制御回路41から出力されるズーム調節信号にもとづいて、前記したズームレンズ群の一部のレンズを光軸方向へ進退駆動する。ちなみに、処理部13は、操作部17から入力される操作信号に応じてプロジェクタ部19へのオフセット調整量やフォーカス調節量やズーム調節量を投影制御回路41へ出力し、投影制御回路41においてオフセット調節信号、フォーカス調節信号及びズーム調節信号として、レンズ駆動回路45に出力される。
《センタ情報処理サーバ》
次に、図1に戻って適宜図3から図5を参照しながらセンタ情報処理サーバ4の各部の機能について詳細に説明する。図3は、保守点検データベースのデータ検索ディレクトリの構成を説明する図である。図4に受信画像と、それに対応する機器マスク画像の例を示す。図5は、機器表示画像の1例である。
(保守点検データベース)
先ず、保守点検データベース53の詳細な構成について説明する。
プラント機器点検関連情報71は、プラントの系統図や単線結線図等を含んだ、図面情報や文書情報であり、機器識別情報にもとづいてデータ検索ディレクトリ74を用いて検索可能に保守点検データベース53に格納されている。
機器点検履歴情報72は、携帯情報端末2で取得した撮影画像にもとづいて前記投影画像生成部62で生成した投影画像(出力用機器表示画像)(図5参照)を保守点検記録として時系列的に蓄積した履歴情報である。機器点検履歴情報72の具体的な生成方法については、後記する。機器点検履歴情報72は、機器識別情報にもとづいてデータ検索ディレクトリ74を用いて検索可能に保守点検データベース53に格納されている。
機器点検ガイダンス情報73は、例えば、機器点検マニュアルや機器異常時の処置ガイドであり、機器識別情報にもとづいてデータ検索ディレクトリ74を用いて検索可能に格納されている。
データ検索ディレクトリ74は、例えば、図3に示すようにプラント機器6を個々に識別する機器識別情報を記載する機器識別情報欄74a、型式コード(機器種別情報)を記載する型式コード欄74b、プラント機器6の名称を記載する機器名称欄74c、プラント機器6に対応するマスク画像のファイル名を指定する機器マスク画像欄74d、プラント機器6に対応する機器表示画像のファイル名を指定する機器表示画像欄74e、プラント機器6に対応する保守点検データテンプレートのファイル名を指定するデータテンプレート欄74f、プラント機器6に対応するプラント機器点検関連情報のファイル名を指定する関連情報欄74g、プラント機器6の点検履歴の存在するアドレスを指定する機器点検履歴欄74h、プラント機器6の機器点検ガイダンス情報のファイル名を指定する機器点検ガイダンス情報欄74i、制御対象のプラント機器6の機器名称欄74kが設けられ、機器識別情報をキーコードとして前記した各種情報やデータが検索可能に構成されている。
ちなみに、図3の機器識別情報欄74aに記載された機器識別情報の例では、ハイフン記号「−」の前が盤の型式コードを示し、ハイフン記号「−」の後ろがシリアル番号を示している。
ここで機器識別情報は、プラント機器6をそれぞれ個別に識別するために付された、例えば、英数字の組み合わせ符号列であり、同じ型式のプラント機器6でも個別に判別できるように、プラント機器6の種類や型式を示す型式コード(機器種別情報)と組み合わせて、1つの機器識別情報が構成されており、機器種別情報のどの部分が型式コードを示すかがわかるように書式が予め定められている。例えば、機器識別情報をハイフン記号「−」で前後の部分に分け、ハイフンの前の部分が型式コードを示し、ハイフンの後ろの部分がシリアル番号を示す。
なお、型式コードの部分とシリアル番号の部分との区別の仕方はハイフン記号に限定されず、文字認識し易いものであれば、他の文字や符号でも良い。
機器マスク画像75は、機器識別情報にもとづいてデータ検索ディレクトリ74を用いて検索可能に保守点検データベース53に格納されている。機器マスク画像75の具体例を図4の(b),(d),(f)に例示する。機器マスク画像75の詳細については、画像認識処理部61の詳細な機能説明の中で後記する。
機器表示画像76は、機器識別情報にもとづいてデータ検索ディレクトリ74を用いて検索可能に保守点検データベース53に格納されている。機器表示画像76の具体例を図5に例示する。
(通信制御部)
通信制御部51は、ネットワーク3を介して携帯情報端末2とのデータの送受信の通信を制御する機能を有している。
(統括制御部)
処理部52の統括制御部60は、センタ情報処理サーバ4として各部のデータの受け渡しの制御、保守点検データベース53からの各種データの検索、例えば、プラント機器点検関連情報71、機器点検履歴情報72、機器点検ガイダンス情報73、データ検索ディレクトリ74、機器マスク画像75、機器表示画像76等の検索の制御、携帯情報端末2との通信制御部51による通信の制御、画像認識処理部61、投影画像生成部62、データベース管理部64の制御等の全体調整をする機能を有している。
(画像認識処理部とマスク画像)
画像認識処理部61は、携帯情報端末2のカメラ部18で取得した撮影画像(受信画像とも言う)を、通信制御部51を介して取得し、統括制御部60に制御されて、取得された受信画像に含まれる機器識別情報を抽出して認識する。そして、それを受けて統括制御部60にて、保守点検データベース53のデータの一部として予め入力され格納されている複数の機器マスク画像75の中から前記認識された機器識別情報に対応する機器マスク画像75を検索し、画像認識処理部61に受け渡す。画像認識処理部61は、受信画像と検索された機器マスク画像75とをマッチング処理し、機器マスク画像75の開口部118(図4の(b),(d),(f)参照)に対応する領域の画像情報を取得したりする機能を有している。
図4は、受信画像と、それに対応する機器マスク画像の例であり、(a)は、AVR運転表示盤の正面を撮影した受信画像であり、(b)は、(a)に対応する機器マスク画像であり、(c)は、計算機背面の入出力カードユニットの正面を撮影した受信画像であり、(d)は、(c)に対応する機器マスク画像であり、(e)は、リレー回路盤の正面を撮影した受信画像であり、(f)は(e)に対応する機器マスク画像である。
図4の(a),(c),(e)に示すように受信画像111A,111B,111Cには、それぞれのプラント機器6、ここの例では電気盤を識別するための機器識別情報を表示する銘板113が写しこまれている。
なお、銘板113には、例えば、「型式:AVR1−0501」、「型式:HKC−1001」、「型式:H0001−001」と表示されているが、盤の型式とシリアル番号を組み合わせたものである。
そして、図4の(a),(c),(e)に示すように銘板113の下に盤正面には、表示灯114と、表示灯114の対応しているプラント機器名称を表示するパネルや表示灯114の対応している機器を制御するリレー、スイッチ等のパネル115と、が写しこまれている。
図4の(a)では、AVR運転表示盤の運転表示灯が表示灯114で示され、図4の(c)では、入出力カードの動作表示器が表示灯114で示され、図4の(e)では、リレー回路盤の動作灯が表示灯114で示されている。
これに対し、図4の(b),(d),(f)に示すように機器マスク画像75A,75B,75Cは、前記した表示灯114の領域に対応する開口部118と、前記したパネル115に対応する輪郭119が含まれている。
受信画像111(図4では111A,111B,111Cと表示)と機器マスク画像75(図4では75A,75B,75Cと表示)とでは、倍率が異なったりするので受信画像111の表示灯114の領域のみの画像情報を点検領域情報として抽出するためにはマッチング処理が必要となる。
(投影画像生成部)
統括制御部60(図1参照)が保守点検データベース53のデータの一部として予め入力され格納されている複数の機器表示画像76の中から画像認識処理部61が取得した機器識別情報に対応する機器表示画像76を検索したり、画像認識処理部61が取得した機器識別情報にもとづく後記する点検文字情報をデータ検索ディレクトリ74から検索したりするのを受けて、投影画像生成部62は、検索された機器表示画像76の開口部122(図5では、122A,122b,122Cで表示)に対応する領域に画像認識処理部61が取得した点検領域情報を重ね合わせ、又、検索された点検文字情報を検索された機器表示画像76の特定の領域に書き込んだりして、投影画像(出力用機器表示画像)を生成したりする。
(データベース管理部)
データベース管理部64は、例えば、パーソナルコンピュータで構成されたサーバ管理端末7からの操作によって、保守点検データベース53に含まれる各種情報(プラント機器点検関連情報71、機器点検履歴情報72、機器点検ガイダンス情報73、データ検索ディレクトリ74、機器マスク画像75、機器表示画像76)を、新たに登録したり、削除したり、変更したりする機能を有する。
なお、機器メーカからプラント機器点検関連情報71の提供を受ける役務契約にもとづいて、サーバ管理端末7から必要に応じて機器メーカ情報サーバ5A,5B等にアクセスして、保守点検対象のプラント機器6に対する新たなプラント機器点検関連情報71を入手して、サーバ管理端末7で入手したプラント機器点検関連情報71を、データベース管理部64を介して保守点検データベース53に登録することができる。
(フローチャートの説明)
次に、図6から図13を参照しながら、適宜図1から図5を参照して携帯情報端末2とセンタ情報処理サーバ4との協調による保守点検方法について説明する。
図6から図10は携帯情報端末2とセンタ情報処理サーバ4との協調による撮影画像にもとづく機器点検履歴情報72の作成の制御の流れを示すフローチャートである。
図11は携帯情報端末の保守点検メイン画面を示す説明図である。
ここでは、作業員が携帯情報端末2と作業指示書を携帯して、プラント構内のいろいろな位置に配置された単線結線図に示された盤等の内、予め作業指示書で指定された盤等を一定の順路で巡回して、盤面のオン、オフ等を示す表示灯等表示内容を点検していく場合を例に説明する。
なお、センタ情報処理サーバ4は、常時動作しており、センタ情報処理サーバ4に接続してくる携帯情報端末2との間で通信回線を確立して、相互に通信を行う。そして、携帯情報端末2との通信が終了すると、確立されていた通信回線を切断する。
携帯情報端末2側の制御の流れはステップS01〜S38で示し、センタ情報処理サーバ4側の制御の流れはステップS101〜S134で示す。
ステップS01では、作業員は携帯情報端末2の操作部17を操作して、プラント機器保守点検プログラムを起動させる。そして、プラント機器保守点検プログラムが起動して、センタと通信接続を要求(ステップS02:「センタと通信接続」)し、センタ情報処理サーバ4が通信接続する(ステップS101)。
すると、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、プラント名称、保守点検対象のメニュー画面(保守点検メイン画面80(図11参照))を携帯情報端末に送信する(ステップS102)。携帯情報端末2は、図11に示すような保守点検メイン画面80を受信し、その画面が表示部16に表示され、携帯情報端末2はプラント名称、保守点検対象の入力を受け付ける(ステップS03:「プラント名、保守点検対象受け付け」)。
保守点検メイン画面80は、「プラント名称・保守点検対象」と表示された画面タイトル欄81と入力欄82からなり、画面タイトル欄81の右端には終了ボタン101が配置され、入力欄82は「プラント名称」と表示されたコンボボックス83と、「保守点検対象」と表示されたコンボボックス84が配置されている。
コンボボックス83、84は、入力表示窓83a,84a、選択肢表示用ボタン83b,84bとから構成され、操作部17(図1参照)のキーボードを直接用いて、例えば、コンボボックス83の場合は、「xxx工場」、「△△△工場」、「○○○浄水場」、・・・等のプラント名称を入力することもできるし、コンボボックス84の場合は、「単線結線図盤表示」、「制御系指示表示」、・・・等の保守点検対象を入力することもできるし、選択肢表示用ボタン83b,84bを押下して一時的に開く選択肢表示ウインドから選択して入力表示窓83a,84aに表示させることもできる。
ここでは、マウスの代わりに操作部17にカーソル移動・決定ボタンが容易され、カーソルを移動して、アイコンボタンの押下やメニュー項目や選択肢の選択操作ができるものとする。
入力欄82には、「次へ」と表示された保守点検メイン画面80における入力完了を示す操作ボタン102が用意されている。
ちなみに、「単線結線図盤表示」とは、図12に示すような単線結線図テンプレート90に従って、単線結線図テンプレート90に示された保守点検対象の盤の表示状態を点検する場合を示し、単線結線図テンプレート90に示された保守点検対象の盤の表示灯の表示状態を記録していくものである。
単線結線図テンプレート90は、単線結線図と同じ配線及び機器系統樹を示し、単線で示された電力供給線91から電源の供給を受けるプラント機器6の機器識別情報欄95と、後記する投影画像をはめ込む記録領域93を予め記載したものである。
ここで、保守点検対象のプラント機器6に対しては、機器識別情報欄95が注意喚起されやすい背景色としてあり、そこに機器識別情報が表示されているとともに、記録領域93が書き込み可能に空白に設定されている。保守点検対象でないプラント機器6に対しては、機器識別情報欄95が、例えば、白地の背景色としてあり、そこに機器識別情報が表示されているとともに、記録領域93の代わりに、盤面表示され書き込み不能に設定されている。
「制御系指示表示」とは、保守点検対象の制御盤に設けられた指示メータの表示状態を図示省略の「制御系盤面系統図テンプレート」に従って記録していくものである。
ステップS04では、携帯情報端末2は、入力が完了したか否かをチェックし、入力が完了している場合(Yes)はステップS05に進み、入力が完了していない場合(No)はステップS03を継続する。
ステップS05では、携帯情報端末2は、ステップS03で選択されたプラント名称、保守点検対象をセンタ情報処理サーバ4に送信し、センタ情報処理サーバ4はプラント名称、保守点検対象を受信して、統括制御部60において、保守点検対象に対する保守点検データテンプレートを検索する(ステップS103)。
ここで、保守点検データテンプレートとは、前記した単線結線図テンプレート90や図示省略の制御系盤面系統図テンプレートのことである。
ちなみに、制御系盤面系統図テンプレートとは、階層化された制御系の各階層に含まれる制御機器や制御盤であるプラント機器6を系統樹的に表示したテンプレートである。
ステップS06では、携帯情報端末2は、作業員に操作部17を操作されて、カメラ部18により、プラント機器6の盤面を撮影する(「対象機器の撮影」)し、撮影画像の一時記憶をし(ステップS07)、撮影パラメータの一時記憶を行なう(ステップS08)。
ここで、撮影パラメータとは、カメラ部18で被写体を撮影するときの焦点距離、合焦信号、視線方向中心位置、フラッシュの有無、撮影日時等である。
このステップS06〜S08の流れは、作業員が複数回撮影することを許容し、撮影し記憶された撮影画像の中から、うまく写っている画像を作業員が選択して、送信操作をするものとする。
ついで、作業員が携帯情報端末2を操作して撮影画像を選択したか否かをチェックする(ステップS09)。選択された場合(Yes)はステップS10へ進み、選択されていない場合(No)はステップS06に戻り、ステップS06〜S09を繰り返す。
ステップS10では、携帯情報端末2はセンタ情報処理サーバ4と接続しているか否かをチェックする(「センタと接続?」)。接続している場合(Yes)はステップS11へ進み、接続していない場合は、接続を試みステップS10を繰り返す。このステップS10は、携帯情報端末2が、一時的にセンタ情報処理サーバ4と接続しなくなるようなプラント機器6や建物等による電波遮蔽で電波の微弱なところがありうるので、単に接続を確認するものである。
ステップS11では、携帯情報端末2は、選択された撮影画像をセンタ情報処理サーバ4に送信し、次いで選択された撮影画像に対応する撮影パラメータを送信する(ステップS12)。ステップS12の後、符号(A)に従って図7のステップS13に進む。
これを受けて、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、撮影画像を受信し(ステップS104)、撮影パラメータを受信する(ステップS105)。ステップS105の後、符号(B)に従って図7のステップS106に進む。
センタ情報処理サーバ4の画像認識処理部61は、ステップS104で受信した撮影画像からプラント機器6の機器識別情報を認識する(ステップS106:「受信画像から機器の機器識別情報の認識」)。以下では、受信された撮影画像のことを受信画像と称する。
このように撮影画像から機器識別情報のように英数字で表示された符号を抽出して認識する技術は、自動車ナンバー読取装置等で既に用いられている技術であり、ここでは説明を省略する。
ついで、ステップS107では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS106で認識された機器識別情報を携帯情報端末2に送信する。
携帯情報端末2は、送信された機器識別情報を受信して表示部16に表示する(ステップS13)。このとき表示画面には、受信された機器識別情報とともに、「機器識別情報の認識は正しいか?」との表示と「Yes」と表示のアイコンボタンと「No」と表示のアイコンボタンが表示される。
ステップS14では、携帯情報端末2は、「Yes」と表示のアイコンボタンが押下されたか、「No」と表示のアイコンボタンが押下されたかをチェックし(「Yes」を押下?)、「Yes」と表示のアイコンボタンが押下された場合(Yes)は、OK信号をセンタ情報処理サーバ4に送信し(ステップS15)、「No」と表示のアイコンボタンが押下された場合(No)は、作業員による操作部17からの機器識別情報の手入力を受け付ける(ステップS16)。機器識別情報の手入力を受け付ける画面には、例えば、「次へ」と表示のアイコンボタンが用意されており、「次へ」と表示のアイコンボタンが押下されると、入力完了となる。
ステップS17では、携帯情報端末2は、聞き識別情報の手入力が完了したか否かをチェックする。入力完了の場合(Yes)は、ステップS18へ進み、完了してない場合(No)は、ステップS16に戻る。
ステップS108では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS15に対応してOK信号を携帯情報端末2から受信したか否かをチェックする。OK信号を受信した場合(Yes)は、ステップS110へ進み、OK信号を受信しない場合(No)は、ステップS109へ進む。
ステップS109では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS18に対応して機器識別情報を受信する。ステップS18の後、符号(C)に従って図9のステップS19へ進む。
このようにステップS13〜S18のセンタ情報処理サーバ4側で受信画像から機器識別情報を認識しても、それを携帯情報端末2側に送信して作業員に確認させるので、センタ情報処理サーバ4側で、自動的に以後の処理を行うよりも信頼度が高くなる。
ステップS110では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、図3に示すようなデータ検索ディレクトリ74を用いて、機器識別情報に対応する機器マスク画像75、機器表示画像76、機器点検ガイダンス情報73を検索する。
図5に機器表示画像の例を示す。この機器表示画像76は、図5の(e)に示すリレー回路盤に対応するものであり、単線結線図用の表示領域76aと、後記する投影文字情報入力領域76bと、関連情報表示要求のためのアイコンボタン105を有している。
表示領域76aには、単線結線図の配線121が3つに分岐していることを示すように描かれ、その配線の3つの端部に丸い開口部122A,122B,122Cが配置されている。図5では開口部122A,122B,122CにステップS113において点検領域情報が張り付けられた後の状態を示し、ダブルハッチング(「赤(点灯)」)、白地(「白(消灯)」、ダブルハッチング(「赤(点灯)」)の状態で示してあるが、機器表示画像76が検索された段階では、開口部122A,122B,122Cは全て白地の無地の状態(ステップS113において点検領域情報が張り付けられる前の状態である)になっている。
更に、表示領域76aの開口部122A,122B,122Cそれぞれの下には、開口部122A,122B,122Cが示す点検領域情報の対象のプラント機器6の識別名称123A,123B,123Cが「A機」、「B機」、「C機」が表示されている。
表示領域76aの下方の投影文字情報入力領域76bには、図5では「***ポンプ」と表示のこのリレー回路盤の制御対象の機器名称124、「型式:H001−001」と表示のこのリレー回路盤そのものの機器識別情報125、「点検日時 08−02−28−16」と表示の保守点検時の日時情報126を含んだ点検文字情報の記載が表示されているが、機器表示画像76が検索された時点では投影文字情報入力領域76bには何も表示されていない。
投影文字情報入力領域76bの下には、「関連情報表示」と表示のアイコンボタン105が配置されている。
アイコンボタン105の下方に参考のために表示されているアイコンボタン領域106は、携帯情報端末2に投影画像が表示されたときに、その表示部16の画面に表示されるものであり、ステップS20の説明ところで後記する。
ステップS111では、センタ情報処理サーバ4の画像認識処理部61は、受信画像とステップS110で検索された機器マスク画像をマッチング処理する。
マッチング処理としては、例えば、ステップS105で取得された撮影パラメータにもとづいて行う。すなわち、マッチング処理では、撮影時の被写体距離又は焦点距離パラメータにもとづいて機器マスク画像のマッチング処理のためのサイズ設定を行ったり、撮影時の視線方向にもとづいて受信画像111上の中心位置に対応して機器マスク画像75の中心位置の調整を行ったりする。
マッチング処理は、前記した方法に限定されず他の方法で行なっても良い。
ステップS112では、センタ情報処理サーバ4の画像認識処理部61は、機器マスク画像の開口部118(図4参照)に対応する受信画像111(図4では111A,111B,111Cと表示)の点検領域情報を抽出して一時記憶する。
本実施形態の図4に示す例において点検領域情報を抽出とは、プラント機器6の稼働状況を示す表示灯114の盤内配列とその色を判別する処理を含む。
表示灯114の表示色は通常、「赤」、「青(緑)」、「黄」、「白」といった色に限定されているので、これらの色の基準色を予め用意しておけば、この基準色と比較することにより、色判別を容易に行うことができる。
受信画像111と機器マスク画像75とマッチング処理でのズレの影響による前記点検領域情報の抽出におけるエラーを最小限にするため、開口部118に対応する受信画像111の領域での色判別においては、その領域(以下、「判定領域」と称する)を小領域に区切り、判定領域の中心に近い1点以上の異なる小領域画像を切り出し、切り出された小領域画像を予め用意されている基準色と比較して得た、1点以上の色判別結果を総合判断(例えば2 out of 3ロジック)することにより、より高信頼の色判別ができる。
なお、基準色は厳密には所定の色バンドを有して設定され、携帯情報端末2のカメラ部18で撮影されたときの色の微妙な変化や、表示灯114の仕様やメーカによる発光色の微妙な差異を許容して、前記「赤」、「青(緑)」、「黄」、「白」を判別可能に設定する。
ちなみに、「赤」はオン状態を示し、「白(消灯)」はオフ状態を示し、「緑」はオフ状態又は「異常なし」の状態を示し、「黄」は「要注意」の状態を示し、色の使い方は様々である。
以下では、図4の(e)に示す受信画像111Cを例に説明をすることにする。
図4の(e)に示すように受信画像111Cからは、左から右に一列に配列された3つの表示灯114が、例えば、「赤(点灯)」、「白(消灯)」、「赤(点灯」の順に並んでいる。
ステップS113では、センタ情報処理サーバ4の投影画像生成部62は、ステップS110で検索された機器表示画像76(図5参照)の開口部122(図5中では122A,122B,122Cで表示)に受信画像111Cから抽出された点検領域情報を貼り付け、合成画像を生成する。その後、符号(D)に従って図8のステップS114に進む。
ステップS114では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、機器識別情報の示す機器名称をデータ検索ディレクトリ74により検索して、ステップS105で取得した撮影パラメータに含まれる日時情報とともに、点検文字情報として生成する。このとき点検文字情報の一部として、機器識別情報も含めても良い。
なお、統括制御部60はデータ検索ディレクトリ74において当該の機器識別情報に対する機器名称欄74c(図3参照)の他に制御対象の機器名称欄74kも検索して、制御対象の機器名称欄74kに機器名称が記載されている場合は、機器名称欄74kの機器名称をステップS114における機器名称とする。
これは、受信画像のプラント機器6が電気盤や制御盤の場合は、機器名称欄74cには盤の名称が記載されており、機器名称欄74kには制御対象の機器名称が記載されている。そして、盤の表示灯114の表示状態から制御対象のプラント機器の「オン」、「オフ」等の稼動状態を判別可能に、作業員に携帯情報端末2の表示部16を介して表示させるには、機器名称欄74kに記載されている機器名称の方が適切であるからである。
ステップS115では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS110で検索された機器点検ガイダンス情報73の該当する判定条件を検索する。
ちなみに、機器点検ガイダンス情報73の中に含まれる判定条件は、判定条件を示す識別子とともに対応する機器識別情報を添付して、容易に検索可能に記載されている。
ステップS116では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、該当する判定条件があるか否かチェックする。判定条件がある場合(Yes)は、ステップS117へ進み、判定条件が無い場合(No)は、ステップS120へ進む。
ステップS117では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS112で抽出された点検領域情報がステップS115,S116で検索された判定条件を満足しているか否かをチェックする。判定条件を満足している場合(Yes)は、ステップS118に進み、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、「判定条件を満足」という判定結果文字情報を生成し、ステップS121へ進む。
ステップS117において判定条件を満足していない場合(No)は、ステップS119に進み、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、「警告!!判定条件満足せず」という判定結果文字情報を生成し、ステップS121へ進む。
ステップS116においてNoでステップS120へ進むと、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS114で生成した点検文字情報をそのまま投影文字情報とする。
ステップS121では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS114で生成した点検文字情報と、ステップS118又はステップS119で生成した判定結果文字情報を合体して、投影文字情報とする。
ステップS122では、センタ情報処理サーバ4の投影画像生成部62は、ステップS120又はステップS121で作成された投影文字情報を、ステップS113で生成された合成画像の所定の領域、例えば、図5に示す機器表示画像76の投影文字情報入力領域にオーバーレイして投影画像78を生成する。ステップS122の後、符号(E)に従って、図9のステップS123へ進む。
ステップS123では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS122で生成された投影画像78を一時記憶させるとともに、携帯情報端末2に通信制御部51を介して送信する(ステップS124)。
ステップS124を受けて、ステップS19では、携帯情報端末2は、投影画像を受信し、一時記憶する。ステップS20では、携帯情報端末2は、プロジェクタ部19を介して受信した投影画像を適当な壁面等に投影する。このとき、投影画像は表示部16にも表示しても良い。
なお、機器表示画像76が携帯情報端末2に表示されたとき、携帯情報端末2の表示部16の表示画面のアイコンボタン領域106(図5参照)には、「次の機器へ」と表示の次のプラント機器6の点検に移動する指示を入力するアイコンボタン106a、「終了」と表示の一連のプラント機器6の点検の終了の指示を入力するアイコンボタン106b、「終了」のアイコンボタン106bが押下されると、そのときそれまでのアイコンボタンの存在を示すだけの半表示状態から明瞭な表示に変って「終了確認」と表示される一連のプラント機器6の点検の終了を確認入力するアイコンボタン106cが表示されている。
ステップS125では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS106又はステップS109で取得した機器識別情報のもとづいてデータ検索ディレクトリ74を検索して、機器点検ガイダンス情報73、その他プラント機器点検関連情報71のメニューリストを携帯情報端末2に送信する。
ステップS125を受けて、ステップS21では、携帯情報端末2は、メニューリストを受信し、一時記憶する。この受信されたメニューリストは、図5に示す投影画像78の「関連情報表示」と表示されたアイコンボタン105に組み込まれ、アイコンボタン105を作業員が押下すると、小ウインドが開いて図示しないメニューリストが表示される。そのメニューリスト表示の画面には「要求」、「要求しない」のアイコンボタンが表示される。
ステップS22では、携帯情報端末2は、機器点検ガイダンス情報73、その他プラント機器点検関連情報71を要求したか否かをチェックする、つまり、「要求」、「要求しない」のアイコンボタンのいずれが押下されたかをチェックする。要求した場合(Yes)は、ステップS23へ進み、要求しない場合(No)は、ステップS28へ進む。
ステップS23では、携帯情報端末2は、要求情報の入力を受け付け、ステップS24では、要求情報の入力が完了したか否かをチェックする。入力が完了した場合(Yes)はステップS25へ進み、入力が完了していない場合(No)は、ステップS23を継続する。ステップS25では、携帯情報端末2は、要求情報リストをセンタ情報処理サーバ4へ送信する。
ステップS25を受けて、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、通信制御部51を介して要求情報リストを受信し(ステップS126)、要求された情報を保守点検データベース53から検索して携帯情報端末2に送信する(ステップS127)。
ステップS127を受けて、携帯情報端末2は、要求情報を受信して、一時記憶する(ステップS26)。そして、作業員の操作部17の操作に応じて携帯情報端末2は、受信した要求情報をプロジェクタ部19で適当な壁等に投影する(ステップS27)。
この状態において携帯情報端末2の表示部16の表示画面のアイコンボタン領域106(図5参照)には、「次の機器へ」と表示の次のプラント機器6の点検に移動する指示を入力するアイコンボタン106a、「終了」と表示の一連のプラント機器6の点検の終了の指示を入力するアイコンボタン106b、「終了」のアイコンボタン106bが押下されると、そのときそれまでのアイコンボタンの存在を示すだけの半表示状態から明瞭な表示に変って「終了確認」と表示される一連のプラント機器6の点検の終了を確認入力するアイコンボタン106cが表示されている。
ステップS28では、携帯情報端末2は、次の機器への移動か否か、つまり、「次の機器へ」の表示のアイコンボタン106aが押下されたか否かをチェックする。押下された場合(Yes)は、ステップS29へ進み、押下されていない場合(No)は、符号(G)にしたがって、図10のステップS30へ進む。
ステップS29では、携帯情報端末2は、センタ情報処理サーバ4に、この機器の保守点検終了の通知を送信する。ステップS29を受けてセンタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、ステップS123において一時記憶した投影画像を、ステップS103において検索した保守点検データテンプレート(このフローチャートの説明においては単線結線図テンプレート90(図12参照)に書き込む(ステップS128)。具体的には、例えば、図12に示す単線結線図テンプレート90の現在の保守点検対象のプラント機器6の機器識別情報と一致する機器識別情報欄95に対応する記録領域93に書き込む。その後符号(H)にしたがって図10のステップS129へ進む。
ステップS30では、携帯情報端末2は、一連の保守点検を終了か否かをチェックする、つまり、前記「終了」の表示のアイコンボタン106bが押下されたか否かをチェックする。押下された場合(Yes)は、ステップS31へ進み、押下されていない場合(No)は、符号(F)にしたがって、図6のステップS06へ戻り、次のプラント機器6の保守点検を続ける。
ステップS31では、携帯情報端末2は、一連の保守点検を終了の通知をセンタ情報処理サーバ4に送信する。センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、この一連の保守点検を終了の通知を、通信制御部51を介して受信して、保守点検データテンプレートに書き込みされていない点検対象の機器があるかチェックする(ステップS129)。
ステップS130では、ステップS129を受けて、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、保守点検忘れがあるか否かをチェックする。保守点検忘れがある場合(Yes)は、ステップS131へ進み、保守点検忘れが無い場合(No)は、ステップS132へ進む。
ステップS131では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、保守点検忘れの機器を、保守点検データテンプレートに表示して携帯情報端末2に送信する。例えば、単線結線図テンプレート90の場合に、保守点検忘れのプラント機器6の機器識別情報欄95を点滅表示させるようにして送信する。
携帯情報端末2は、保守点検データテンプレートを受信してプロジェクタ部19で投影表示する(ステップS32)。その後、符号(F)にしたがって図6のステップS06に戻り、保守点検忘れのプラント機器6の保守点検を続ける。
ステップS132では、センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、保守点検データテンプレートを携帯情報端末2に送信する。
携帯情報端末2は、保守点検データテンプレートを受信してプロジェクタ部19で投影表示する(ステップS33)。その後、作業員による操作部17の操作に応じて表示する。こうして、作業員は、単線結線図テンプレート90を一通り点検検して、改めて、各プラント機器6の投影文字情報入力領域76bを点検して、異常な状態の警報表示の見落としが無いかを一通り通してチェックすることができる。
図13は保守点検データテンプレート(単線結線図テンプレートの場合)の表示画面を示し、(a)は保守点検データテンプレートの全体表示画面を示し、(b)その一つの機器を選択して拡大表示させた場合を示す。
図13の(a)に示す単線結線図テンプレート90は図12に示した構成と同じであり、図13の(b)に示す拡大図は、図5の投影画像78の構成と同じなので重複する説明を省略する。
ちなみに、表示画面に示された単線結線図テンプレート90には、縦方向のスクロールボタン107a,107b,107c、横方向のスクロールボタン108a,108b,108cが用意され、操作部17の操作によりスクロール操作ができ、表示範囲を移動することができる(ステップS34:「操作に応じて表示」)。
この状態において携帯情報端末2の表示部16の表示画面のアイコンボタン領域106(図5参照)には、「終了確認」と表示される一連のプラント機器6の点検の終了を確認入力するアイコンボタン106cが表示されている。
ステップS35において、携帯情報端末2は、一連の保守点検の「終了確認」のアイコンボタンが押下されたか否かをチェックする(一連の保守点検の終了確認ボタンを押下?)。終了確認のボタンが押下された場合(Yes)はステップS36へ進み、押下されない場合(No)は、ステップS34に戻る。
ステップS36では、携帯情報端末2は、一連の保守点検の終了確認の通知をセンタ情報処理サーバ4に送信する。センタ情報処理サーバ4の統括制御部60は、通信制御部51を介してこの通知を受け、保守点検データテンプレートを機器点検履歴情報72に書き込む(ステップS133)。これにより投影画像78が書き込まれた保守点検データテンプレートそのものが機器点検履歴情報72として、保守点検のたびに蓄積されていくことになる。
ステップS37では、携帯情報端末2は、表示部16に保守点検を終了させる図示しない「保守点検終了?」表示のアイコンボタンを表示させ、このアイコンボタンが押下されて、終了か否かのチェックをする。終了の場合(Yes)は、ステップS38へ進み、センタ情報処理サーバ4との通信を切断して一連の制御を終了する。
これをうけてセンタ情報処理サーバ4は、携帯情報端末2との通信を終了する(ステップS134)。
ステップS37において終了でない場合(No)は、符号(I)にしたがって、図6のステップS03に戻り、これまで、例えば、プラント機器6の対象として単線結線図テンプレート90に従って保守点検してきたものを、他の対象、例えば、制御系盤面系統図テンプレートにしたがって保守点検を続ける。
本実施形態におけるフローチャートのステップS110は、特許請求の範囲に記載のマスク画像検索手段及び機器表示画像検索手段に対応し、ステップS111は、特許請求の範囲に記載の画像マッチング手段に対応し、ステップS112は、特許請求の範囲に記載の点検領域情報取得手段に対応し、ステップS113は、特許請求の範囲に記載の情報重畳手段に対応する。
本実施形態によれば、保守点検に当たり、点検対象のプラント機器6が、例えば、ポンプモータ等を制御するリレー回路盤の場合に、リレー回路盤の表示灯114の点灯状態をチェックしたときに、センタ情報処理サーバ4は、投影画像78に表示させる点検文字情報として、データ検索ディレクトリ74にもとづいて、制御対象のプラント機器6の機器名称74k(図3参照)を検索してこの表示灯114がどのポンプに対するものかが投影画像78(図5参照)から容易に判別でき、作業員が点検指示書等をめくって捜さずとも容易に判別できる。したがって、プラントの系統図と制御盤の単線結線図との対応関係を熟知して正確に記憶していない作業員でも、正確な判別ができる。
また、例えば、受信画像の点検領域情報そのものを、機器表示画像76の開口部122(図5では122A,122b,122Cと表示)に自動的に貼り付けて機器点検履歴情報72とするので、転記ミスが防止でき、作業の品質が向上する。
例えば、特定の色に対して色覚異常のある作業員でも正確な点検報告が可能となる。
更に、例えば、単線結線図テンプレート90(図13参照)に投影画像78を貼り付けた形にして機器点検履歴情報72を登録するので、単線結線図に接続している点検対象の盤等の点検結果が一目瞭然に見て取れ、以前の点検結果と比較してどこが変化しているかもすぐに分かる。また、単線結線図の接続の上で下流側の盤に異常が発見されたときに、その盤と同レベルの盤や上流側の盤を見ることにより、原因の特定がしやすい。
《変形例》
本実施形態のセンタ情報処理サーバ4の画像認識処理部61におけるプラント機器6の機器識別情報の認識の方法としては、携帯情報端末2から受信した受信画像111(図4参照、ただし、図4中では111A,111B,111Cと表示)に機器識別情報が表示された銘板113が写し込まれ、受信画像111から機器識別情報を認識するとしたがそれに限定されるものではない。
例えば、携帯情報端末2から銘板113の撮影画像と、プラント機器6の盤面の表示灯114やパネル115を含んだ撮影画像の2枚をセンタ情報処理サーバ4に送信するようにし、画像認識処理部61において銘板113の撮影画像から機器識別情報を認識するようにしても良い。このように銘板113の撮影画像から機器識別情報を認識することにすると、銘板113に記載された文字を大きくして撮影できることと、盤面の他の情報が少ないことから機器識別情報の認識の精度が高まる。
また、本実施形態では、プラント機器6として、リレー盤、モータコントロール盤、AVR盤、制御盤等を例に、盤面に設けられている表示灯114の点灯状態を点検領域情報として取得することにしたが、それに限定されるものではない。
制御盤によっては、電圧メータや電流メータ等のメータが設けられているものもある。そのメータの指示針の指し示している指示値を点検領域情報として画像認識により取得するようにしても良い。
なお、メータの指示値の取得はアナログメータに限らず、デジタル値表示の場合でも画像認識により点検領域情報として取得できる。
本発明に係る保守点検システムの概略構成を示すブロック図である。 保守点検システムにおける携帯情報端末の回路構成ブロック図である。 保守点検データベースのデータ検索ディレクトリの構成を説明する図である。 受信画像と、それに対応する機器マスク画像の例である。 機器表示画像の例である。 携帯情報端末とセンタ情報処理サーバとの協調による撮影画像にもとづく機器点検履歴情報の作成の制御の流れを示すフローチャートである。 携帯情報端末とセンタ情報処理サーバとの協調による撮影画像にもとづく機器点検履歴情報の作成の制御の流れを示すフローチャートである。 携帯情報端末とセンタ情報処理サーバとの協調による撮影画像にもとづく機器点検履歴情報の作成の制御の流れを示すフローチャートである。 携帯情報端末とセンタ情報処理サーバとの協調による撮影画像にもとづく機器点検履歴情報の作成の制御の流れを示すフローチャートである。 携帯情報端末とセンタ情報処理サーバとの協調による撮影画像にもとづく機器点検履歴情報の作成の制御の流れを示すフローチャートである。 携帯情報端末の保守点検メイン画面を示す説明図である。 単線結線図テンプレートを説明する図である。 保守点検データテンプレート(単線結線図テンプレートの場合)の表示画面を示す図であり、(a)は保守点検データテンプレートの全体表示画面を示し、(b)その一つの機器を選択して拡大表示させた場合を示す。
符号の説明
1 保守点検システム
2 携帯情報端末
3 ネットワーク
3a 無線端末
3b,3c ノード端末
4 センタ情報処理サーバ
5A 機器メーカ情報サーバ
6 プラント機器(保守点検対象機器)
7 サーバ管理端末
13 処理部
14 通信制御部(通信手段)
15 アンテナ(通信手段)
16 表示部(表示手段)
17 操作部(入力手段)
18 カメラ部(カメラ)
19 プロジェクタ部(表示手段)
20 バッテリ
21 電源回路
27,28 メモリ
31 撮影レンズ
32 イメージセンサ
33 撮影制御回路
34,45 レンズ駆動回路
41 投影制御回路
42 光源
43 液晶パネル
44 投影レンズ
51 通信制御部(通信手段)
52 処理部
53 保守点検データベース(記憶手段)
60 統括制御部
61 画像認識処理部
62 投影画像生成部
64 データベース管理部
71 プラント機器点検関連情報
72 機器点検履歴情報
73 機器点検ガイダンス情報
74 データ検索ディレクトリ
74a 機器識別情報欄
74b 型式コード欄
74c 機器名称欄
74d 機器マスク画像欄
74e 機器表示画像欄
74f データテンプレート欄
74g 関連情報欄
74h 機器点検履歴欄
74i 機器点検ガイダンス情報欄
74k 機器名称欄
75,75A,75B,75C 機器マスク画像(マスク画像)
76 機器表示画像
76a 表示領域
76b 投影文字情報入力領域
78 投影画像(出力用機器表示画像)
80 保守点検メイン画面
81 画面タイトル欄
82 入力欄
83,84 コンボボックス
83a,84a 入力表示窓
83b,84b 選択肢表示用ボタン
90 単線結線図テンプレート
91 電力供給線
93 記録領域
95 機器識別情報欄
101 終了ボタン
102 操作ボタン
105,106a106b,106c アイコンボタン
106 アイコンボタン領域
111A,111B,111C 受信画像
113 銘板
114 表示灯
115 パネル
118 開口部
119 輪郭
121 配線
122A,122B,122C 開口部
123A、123B,123C 識別名称
124 機器名称
125 機器識別情報
126 日時情報

Claims (3)

  1. サーバと携帯情報端末とがそれぞれネットワークを介して相互伝送可能に接続された保守点検システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    入力手段と、
    表示手段と、
    保守点検対象機器を撮影するカメラと、
    このカメラで撮影された前記保守点検対象機器の撮影画像、及び前記入力手段で入力された情報を前記サーバに送信、並びに、前記サーバから送られてくる情報を受信する通信手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記携帯情報端末から送信される情報を受信、及び前記携帯情報端末に情報を送信する通信手段と、
    前記携帯情報端末から受信した前記保守点検対象機器の撮影画像とマッチング処理させて、前記保守点検対機器の撮影画像の点検領域を特定するための開口部を有するマスク画像を、前記機器識別情報に対応させて格納するマスク画像の記憶手段と、
    前記保守点検対象機器の保守点検結果を表示させるための機器表示画像を前記機器識別情報に対応させて格納する機器表示画像の記憶手段と、
    前記携帯情報端末から受信された前記機器識別情報にもとづいて、対応する前記マスク画像を前記マスク画像の記憶手段から検索するマスク画像検索手段と、
    前記携帯情報端末から受信された前記機器識別情報にもとづいて、対応する機器表示画像を前記機器表示画の記憶手段から検索する機器表示画像検索手段と、
    前記携帯情報端末から受信された前記保守点検対象機器の撮影画像と、前記機器識別情報にもとづいて前記検索されたマスク画像と、をマッチング処理する画像マッチング手段と、
    マッチング処理されて前記マスク画像の前記開口部に対応した前記保守点検対象機器の前記撮影画像の点検領域から前記点検領域情報を取得する点検領域情報取得手段と、
    前記検索された機器表示画像の前記開口部に対応する所定の領域に、前記取得された点検領域情報を上書きして重畳し、出力用機器表示画像として生成する情報重畳手段と、
    を備え、
    前記携帯情報端末から受信された前記保守点検対象機器の前記機器識別情報及び前記保守点検対象機器の撮影画像にもとづいて、前記検索された機器表示画像の前記所定の領域に前記取得された点検領域情報を上書きされて生成された出力用機器表示画像を前記携帯情報端末に送信して、前記携帯情報端末の前記表示手段に表示させることを特徴とする保守点検システム。
  2. 前記携帯情報端末のカメラにおいて、前記保守点検対象機器の少なくとも前記機器識別情報を含めて前記撮影画像に収められ、
    前記サーバは、前記撮影画像に含まれる前記機器識別情報を識別して取得する機器識別情報取得手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の保守点検システム。
  3. 前記サーバは、更に、少なくとも単線結線図のテンプレートを格納する保守点検データテンプレートの記憶手段を備え、
    前記携帯情報端末から受信した前記機器識別情報にもとづいて、前記出力用機器表示画像を前記単線結線図のテンプレートの所定の領域に書き込み、保守点検履歴情報とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の保守点検システム。
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