JP4785583B2 - 作業支援システム、作業支援装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

作業支援システム、作業支援装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、設備に対する作業を支援する作業支援システム、該作業支援システムにて用いられる作業支援装置、及び該作業支援装置を実現するコンピュータプログラムに関し、特に作業の正確性を向上させる作業支援システム、作業支援装置及びコンピュータプログラムに関する。
設備に対する点検、調整等の作業の一環として、設備が配設されている作業現場に作業者が赴き、設備及び設備の周辺の見回り、各設備及び設備に配設されている装置類の点検及び調整等の作業が行われている。この様な設備に対する作業を行う場合、形状が同一又は類似の設備が存在する等の理由により、作業の対象となる設備を特定することができず作業ミスを引き起こす場合がある。また設備に対する作業の順序が決まっているにも関わらず、順序を間違えるという作業ミスが発生する場合がある。
そこで作業を確実に遂行すべく、設備IDを発信する無線タグを設備に貼付し、無線タグから読み取った設備IDを、点検スケジュールに基づいて管理する点検保守支援用携帯端末装置が特許文献1に開示されている。
特開平10−222543号公報
しかしながら特許文献1に記載されている従来の装置では、狭い区域に設備が密集している場合、複数の設備IDを読み取ることがあり、設備を特定することができない場合が生じる。設備を特定することができない場合、点検スケジュールに基づく管理に異常をきたし、作業の手順を間違えるという作業ミスを引き起こす可能性がある。なお形状が同一又は類似の設備が存在する場合にも、設備の特定をすることができず、作業ミスに繋がる可能性がある。
本発明は斯かる事情に鑑みて成されたものであり、自装置の位置を検出して予め記録している設備の位置と比較し、設備の画像を撮影して予め記録している設備の画像と比較し、位置の比較結果及び画像の比較結果に基づいて設備を特定することにより、設備の特定精度を向上させることが可能な作業支援システム、該作業支援システムにて用いられる作業支援装置、及び該作業支援装置を実現するコンピュータプログラムの提供を目的とする。
第1発明に係る作業支援システムは、設備に対する作業を支援する作業支援装置を備える作業支援システムにおいて、前記作業支援装置は、自装置を識別する識別情報を発信する手段を備え、前記作業支援装置から発信される識別情報を読み取り、夫々異なる位置に配設される複数の読取装置と、該読取装置との通信及び前記作業支援装置との無線通信が可能な無線通信装置とを更に備え、前記読取装置は、前記作業支援装置から発信される識別情報を読み取った場合に、該識別情報を前記無線通信装置へ送信する手段を備え、前記無線通信装置は、更に、前記読取装置から識別情報を受信した場合に、識別情報の送信元の前記読取装置の位置に係る情報を、受信した識別情報にて識別される前記作業支援装置へ送信する手段を備え、前記作業支援装置は、更に、撮影手段と、前記無線通信装置から受信した情報に係る前記読取装置の位置を、自装置の位置として検出する位置検出手段と、前記設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから設備位置情報を取得する手段と、前記設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから画像情報を取得する手段と、位置検出手段が検出した自装置の位置に係る自装置位置情報及び前記設備位置データベースから取得した設備位置情報を比較する位置比較手段と、撮影手段の撮影に基づく画像を示す画像情報及び前記画像データベースから取得した画像情報を比較する画像比較手段と、位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定する特定手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて設備を特定することにより、設備の位置及び形状を総合的に判断して設備を特定することができるので、設備が密集している状況、形状が同一又は類似の設備が存在している状況等の設備を特定し難い状況下でも設備の特定精度を向上させることが可能である。
第2発明に係る作業支援システムは、第1発明において、前記作業支援装置は、画像を表示する表示手段と、特定手段が設備を特定した場合に、作業の対象となる箇所を示す画像を表示手段に表示させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、作業の対象となる箇所を示す画像を表示することにより、作業の対象となる箇所の誤認による作業ミスを防止することが可能である。
発明に係る作業支援装置は、設備に対する作業を支援する作業支援装置において、撮影手段と、自装置を識別する識別情報を発信する手段と、無線通信装置と無線通信を行う手段と、夫々異なる位置に予め配設され、前記識別情報を読み取る手段を有する複数の読取装置のうちで、発信した前記識別情報を読み取った前記読取装置の位置に係る情報を、前記識別情報に基づいて送信する前記無線通信装置から受信した場合に、前記無線通信装置から受信した情報に係る前記読取装置の位置を、自装置の位置として検出する位置検出手段と、設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから設備位置情報を取得する手段と、設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから画像情報を取得する手段と、位置検出手段が検出した自装置の位置に係る自装置位置情報及び設備位置データベースから取得した設備位置情報を比較する位置比較手段と、撮影手段の撮影に基づく画像を示す画像情報及び画像データベースから取得した画像情報を比較する画像比較手段と、位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定する特定手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて設備を特定することにより、設備の位置及び形状を総合的に判断して設備を特定することができるので、設備が密集している状況、形状が同一又は類似の設備が存在している状況等の設備を特定し難い状況下でも設備の特定精度を向上させることが可能である。
発明に係るコンピュータプログラムは、無線通信装置と無線通信を行う手段を備える可搬型のコンピュータに、設備に対する作業を支援させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、撮影手段が撮影した画像を取得させる手順と、コンピュータに、自装置を識別する識別情報を発信させる手順と、コンピュータに、夫々異なる位置に予め配設され、前記識別情報を読み取る手段を有する複数の読取装置のうちで、発信した前記識別情報を読み取った前記読取装置の位置に係る情報を、前記識別情報に基づいて送信する前記無線通信装置から受信した場合に、前記無線通信装置から受信した情報に係る前記読取装置の位置を、自らの位置として検出させる手順と、コンピュータに、設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから設備位置情報を取得させる手順と、コンピュータに、設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから画像情報を取得させる手順と、コンピュータに、位置検出手段から取得した自らの位置に係る自位置情報及び設備データベースから取得した設備位置情報を比較させる手順と、コンピュータに、撮影手段から取得した画像を示す画像情報及び画像データベースから取得した画像情報を比較させる手順と、コンピュータに、自位置情報及び設備位置情報の比較結果並びに画像情報の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定させる手順とを実行させることを特徴とする。
本発明では、ウェアラブルコンピュータ等の可搬型のコンピュータにて実行することにより、コンピュータが設備に対する作業を支援する作業支援装置として動作し、位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて設備を特定することにより、設備の位置及び形状を総合的に判断して設備を特定することができるので、設備が密集している状況、形状が同一又は類似の設備が存在している状況等の設備を特定し難い状況下でも設備の特定精度を向上させることが可能である。
本発明に係る作業支援システム、作業支援装置及びコンピュータプログラムは、ウェアラブルコンピュータ等の作業支援装置を用い、自装置の位置を検出し、検出した自装置の位置に係る自装置位置情報を、設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから取得した設備位置情報と比較し、また撮影手段の撮影に基づく画像を示す画像情報を、設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから取得した画像情報と比較し、位置情報の比較結果及び画像情報の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定する。
この構成により、設備の位置及び形状を総合的に判断して設備を特定することができるので、設備が密集している状況、形状が同一又は類似の設備が存在している状況等の設備を特定し難い状況下でも設備の特定精度を向上させることが可能であり、従って作業ミスを引き起こす可能性を低減し、確実な作業の遂行を支援することが可能である等、優れた効果を奏する。
特に外光を透過し、画像を表示する半透明体を有する表示手段を備え、人体に装着可能に構成してあるウェアラブルコンピュータに適用した場合、作業の対象となる箇所を表示手段に表示することにより、作業の対象となる設備を容易に認識することができるので、作業の対象となる箇所の誤認による作業ミスを防止して確実な作業の遂行を支援することが可能である等、優れた効果を奏する。
また特定した設備に関する点検手順、点検箇所、点検項目、注意事項等の内容を記載した作業手順書として作業を支援する支援文書を表示する様に構成した場合には、作業者の習熟度に関わらず、一定以上のレベルの作業を遂行することができるので、高度の技術及び知識を有する作業者の確保、教育等の管理負担を軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の作業支援システムの構成を示す概念図である。図1中1は、人体に装着することが可能なウェアラブルコンピュータ等の可搬型コンピュータを用いた本発明の作業支援装置であり、作業支援装置1は、工場等の各種設備が配設されている作業現場に赴き設備に対して作業を行う作業者が装着している。
作業支援装置1は、作業者が頭部に装着するヘルメット等の保護具に取着されCCD等の撮影素子を有するCCDカメラ等の撮影部14、及び保護具に取着され画像を表示する半透明体15aを有するモニタ等の表示部15を備えている。撮影部14は、作業支援装置1を装着した作業者の前方を撮影する様に保護具に取着されている。表示部15は、作業者の眼前に半透明体15aが位置する様に保護具に取着されており、半透明体15aは、外光を透過し、画像を表示する。従って表示部15を装着した作業者は、前方の状況を視認しながら、作業支援装置1により表示される画像を確認することができる。
作業支援装置1は、無線LAN等の通信網を介してサーバコンピュータを用いた無線通信装置2に接続されており、無線通信装置2は、設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベース(設置位置DB)21a、設備に係る画像を示す画像情報を記録する画像データベース(画像DB)21b、設備に対する作業を支援する支援文書を示す文書情報を記録している文書データベース(文書DB)21c、作業者に関する情報を記録する作業者データベース(作業者DB)21d、作業の結果を記録する作業記録データベース(作業記録DB)21e等の各種データベースを備えている。
また作業支援装置1は、RFID(Radio Frequency Identification)タグ等の発信機3から発信される発信機識別情報を非接触で読み取るリーダ機能を有し、発信機3は、作業の対象となる各設備、設備を配設している建造物の床、天井、壁等の建造物内部、更には建造物外部等の様々な場所に貼付されている。
さらに作業支援装置1は、RFIDタグとしての機能を有し、リーダ機能を有する読取装置4に接近した場合に、読取装置4に対して、自装置を識別する装置識別情報を発信する。読取装置4は、作業の対象となる各設備、設備を配設している建造物の床、天井、壁等の建造物内部、更に建造物外部等の様々な場所に配設されており、無線通信装置2と無線又は有線にて接続されており、作業支援装置1から読み取った装置識別情報を無線通信装置2へ送信する。
図2及び図3は、本発明の作業支援システムが備える各種装置の構成を示すブロック図であり、図2が主に作業支援装置1を示し、図3が主に無線通信装置2、発信機3及び読取装置4を示している。作業支援装置1は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit) 等の制御部10と、本発明の作業支援装置用のコンピュータプログラム100及びデータ等の各種情報を記録したCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory) 等の記録媒体101から各種情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶部11と、補助記憶部11より読み取った各種情報を記録するハードディスク、フラッシュメモリ等の記録部12と、RAM(Random Access Memory)等の記憶部13とを備えている。そして記録部12に記録した本発明のコンピュータプログラム100を記憶部13に記憶させて、制御部10の制御にて実行することにより、可搬型コンピュータは、本発明の作業支援装置1として動作する。
なお記録部12の記録領域の一部は、設備位置データベース(設備位置DB)12a、画像データベース(画像DB)12b、文書データベース(文書DB)12c、作業者データベース(作業者DB)12d、作業記録データベース(作業記録DB)12e等の各種データベースを備えている。なおこれらの各種データベースは、無線通信装置2が備える各種データベースの記録内容の一部又は全部を取り込んだものであり、必要に応じて作業支援装置1及び無線通信装置2間で通信が行われ、最新の情報へ相互に更新する同期処理、無線通信装置2に記録されている情報を作業支援装置1に取り込む取込処理等の処理が行われる。なお作業支援装置1にて記録する情報の種類及び量については、作業支援装置1及び無線通信装置2間の通信速度、作業支援装置1の記録容量、処理速度等の各種要因に基づいて決定される。例えば作業支援装置1の記録容量が小さく、また処理速度が低く、さらに作業支援装置1及び無線通信装置2間の通信速度が高速である場合、作業支援装置1にデータベースを格納しない様にすることも可能である。
さらに作業支援装置1は、撮影素子を有する撮影部14、半透明体15aを有する表示部15、無線通信装置2と無線通信を行う通信部16、発信機3から発信される発信機識別情報を非接触で読み取るリーダ機能を有する読取部17、及び読取装置4に接近した場合に読取装置4に対して装置識別情報を発信する発信部18を備えている。なお装置識別情報は、発信部18が有するメモリ18aに記録されている。
無線通信装置2は、制御部20、記録部21、記憶部22、並びに作業支援装置1及び読取装置4と通信する通信部23を備えており、記録部21の記録領域の一部は、設備位置データベース21a、画像データベース21b、文書データベース21c、作業者データベース21d、作業記録データベース21e等の各種データベースとして用いられている。
発信機3は、自機を識別する発信機識別情報を記録する記録部30、及び記録部30に記録されている発信機識別情報を発信する発信部31を備え、作業支援装置1が接近した場合に、作業支援装置1の読取部17により誘起される電力にて発信部31から発信機識別情報を発信する。
読取装置4は、制御部40、無線通信装置2と通信する通信部41、リーダ機能を有する読取部42を備え、作業支援装置1が接近した場合に、作業支援装置1の発信部18に記録されている装置識別情報を読取部42にて読み取り、読み取った装置識別情報を通信部41から無線通信装置2へ送信する。
次に本発明の作業支援装置1及び無線通信装置2が備える各種データベースについて説明する。図4は、本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置2が備える設備位置データベース21aの記録内容を概念的に示す説明図である。設備位置データベース21aには、設備の名称、設備の位置を示す設備位置情報、設備の配設場所等の設備の位置に関する各種情報が対応付けられたレコードとして記録されている。
設備位置情報としては、予め設定されている座標系を用いて設備の位置を示す座標情報に、発信機3を識別する発信機識別情報又は読取装置4を識別する読取装置位置情報が対応付けて記録されている。発信機3が配設されている設備の位置及び読取装置4が配設されている位置は既知であるので、発信機3又は読取装置4が配設されている設備の位置を座標にて示す座標情報に対応付けて、発信機識別情報又は読取装置識別情報を記録することにより、発信機識別情報又は読取装置識別情報を座標情報に変換することができ、発信機識別情報及び読取装置識別情報を設備の位置を示す設備位置情報として用いることができる。なお発信機3及び読取装置4を設備以外の場所に貼付しても良く、その場合、設備の名称、設備位置情報、設備の配設場所は、夫々貼付された場所の名称、位置情報、その他の情報等の情報を示す項目として用いられる。
作業支援装置1が備える設備位置データベース12aは、無線通信装置2が備える設備位置データベース21aの記録内容から必要な情報を取り込み、形成したものであるので説明を省略する。
図5は、本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置2が備える画像データベース21bの記録内容を概念的に示す説明図である。画像データベース21bには、設備の名称に対応付けて設備の画像を示す画像情報が記録されている。記録されている画像情報とは、カメラ等の撮影装置を用いて予め設備を撮影することにより生成したものであり、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Target Image File Format)等の形式にて記録されている。なお画像データベース21bには、一つの設備に対して、被写体となる設備に対する撮影距離、撮影方向等の撮影条件が異なる複数の画像を示す画像情報を記録する様にしても良い。
作業装置1が備える画像データベース12bは、無線通信装置2が備える画像データベース21bの記録内容から必要な情報を取り込み、形成したものであるので説明を省略する。
図6は、本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置2が備える文書データベース21cの記録内容を概念的に示す説明図である。文書データベース21cには、作業の名称、作業に関する設備の順序、設備に対する作業を支援する支援文書等の各種情報が対応付けられたレコードとして記録されている。支援文書とは、作業に関する手順を設備毎に記載した点検手順、点検箇所、点検項目、注意事項等の内容を記載した作業手順書等の文書である。
作業支援装置1が備える文書データベース12cは、無線通信装置2が備える文書データベース21cの記録内容から必要な事項を取り込み、形成したものであるので説明を省略する。
図7は、本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置2が備える作業者データベース21dの記録内容を概念的に示す説明図である。作業者データベース21dには、作業者の名称、作業者が行う作業の名称、作業者の位置を示す位置情報等の各種情報が対応付けられたレコードとして記録されている。作業者の位置を示す位置情報としては、作業者が装着した作業支援装置1の位置を示す位置情報が用いられる。
作業支援装置1が備える作業者データベース12dは、無線通信装置2が備える作業者データベース21dの記録内容から必要な事項を取り込み、形成したものであるので説明を省略する。
図8は、本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置2が備える作業記録データベース21eの記録内容を概念的に示す説明図である。作業記録データベース21eには、作業者の名称、作業の名称、作業の結果が対応付けられたレコードとして記録されている。作業の結果とは、作業の日時、作業により通過した位置に係る情報、作業に用いた点検簿に記載された結果等の情報である。
作業支援装置1では、作業の経過を作業記録データベース12eに逐次記録し、作業が終了した時点で、無線通信装置2へ送信し、無線通信装置2が備える作業記録データベース21eにレコードとして記録する。従って作業支援装置1が備える作業記録データベース12eに記録された内容は、無線通信装置2が備える作業記録データベース21eのレコードに対応するので、説明を省略する。
次に本発明の作業支援システムが備える各種装置の処理を説明する。図9は、本発明の作業支援システムが備える装置の位置検出第1処理を示すフローチャートである。発信機3は、接近した作業支援装置1に対し、記録部30に記録されている発信機識別情報を発信部31から発信する。
作業支援装置1は、コンピュータプログラム100を実行する制御部10の制御により、発信機3から発信された発信機識別情報を、読取部17にて読み取り(検出し)(S101)、読み取った発信機識別情報を、作業支援装置1自らの位置を示す位置情報(自装置位置情報)として作業者データベース12dに記録する(S102)。発信機識別情報は、貼付されている設備の位置が既知である発信機3から発信される情報であるので、発信機3の位置を作業支援装置1の位置と見なすことができる。また発信機識別情報は、作業支援装置1から無線通信装置2へ送信され、無線通信装置2は、受信した発信機識別情報を作業支援装置1及び作業者の位置を示す位置情報として作業者データベース21dに記録する。図9を用いて説明した様に、作業支援装置1は、位置検出第1処理により、発信機3に接近した場合に、発信機3の位置を自装置の位置として検出する。
図10は、本発明の作業支援システムが備える装置の位置検出第2処理を示すフローチャートである。作業支援装置1は、読取装置4に接近した場合に、読取装置4に対し、メモリ18aに記録されている装置識別情報を発信部18から発信する(S201)。
読取装置4は、制御部40の制御により、読取部42にて装置識別情報を読み取り(S202)、読み取った装置識別情報を通信部41から無線通信装置2へ送信する(S203)。
無線通信装置2は、制御部20の制御により、通信部23にて装置識別情報を受信し(S204)、装置識別情報の送信元の読取装置4を識別する読取装置識別情報を、装置識別情報にて識別される作業支援装置1の位置を示す位置情報として作業者データベース21dに記録し(S205)、更に読取装置識別情報を通信部23から作業支援装置1へ送信する(S206)。
作業支援装置1は、制御部10の制御により、通信部16にて読取装置識別情報を受信し(S207)、受信した読取装置識別情報を、作業支援装置1自らの位置を示す位置情報(自装置位置情報)として作業者データベース12dに記録する(S208)。読取装置識別情報は、配設されている位置が既知である読取装置4を識別する情報であるので、読取装置4の位置を作業支援装置1の位置と見なすことができる。図10を用いて説明した様に、作業支援装置1は、位置検出第2処理により、読取装置4に接近した場合に、読取装置4の位置を自装置の位置として検出する。
上述した位置検出第1処理及び/又は位置検出第2処理により、作業支援装置1は、自装置の位置を検出する。なお設備位置データベース12a(21a)を参照し、発信機識別情報及び読取装置識別情報を座標情報に変換して用いる様にしても良い。また位置検出第1処理及び位置検出第2処理以外の方法により、自装置の位置を検出する様にしても良い。
図11は、本発明の作業支援システムが備える装置の設備特定処理を示すフローチャートである。作業支援装置1は、コンピュータプログラム100を実行する制御部10の制御に基づいて、位置検出第1処理、位置検出第2処理等の位置検出処理にて自装置の位置を検出し(S301)、作業の対象となる設備の位置に係る設備位置情報を設備位置データベース12aから取得し(S302)、位置検出処理にて検出した自装置の位置に係る位置情報及び設備位置データベース12aから取得した設備位置情報を比較する(S303)。
ステップS302において、作業の対象となる設備は、文書データベース12dに記録されている内容に基づいて判定される。またステップS302において、作業支援装置1が備える設備位置データベース12aから設備位置情報を取得するのではなく、無線通信装置2が備える設備位置データベース21aから設備位置情報を取得する様にしても良い。ステップS303の比較は、例えばステップS301にて検出した自装置の位置に係る位置情報が、発信機識別情報である場合、ステップS302にて設備位置情報として発信機識別情報を取得し、これらの情報を照合することにより行われる。
作業支援装置1は、制御部10の制御により、撮影部14を用いた撮影処理にて撮影した画像に基づく画像情報を生成し(S304)、作業の対象となる設備の画像を示す画像情報を、画像データベース12bから取得し(S305)、撮影部14の撮影に基づき生成した画像情報及び画像データベース12bから取得した画像情報を比較する(S306)。
ステップS305において、作業支援装置1は、自らが備える画像データベース12bから画像情報を取得するのではなく、無線通信装置2が備える画像データベース12bから画像情報を取得する様にしても良い。ステップS306は、撮影に基づく画像及び取得した画像を重ね合わせ一致点及び差異点を判定する画像解析にて画像情報を照合することにより行われる。またステップS306では、画像データベース12bに作業対象となる設備に係る画像情報を複数記録している場合、全ての画像について比較を行い、所定数以上の画像と一致すれば画像情報が一致したと判定する。設備と作業者との距離及び角度により、撮影にて得られる画像情報が異なるからである。なお画像解析処理は処理負荷が大きいため、画像解析用の回路を作業支援装置1に組み込み、組み込んだ回路にて照合を行うことにより、制御部10の処理負荷の軽減及び処理の高速化を行うことができる。
作業支援装置1は、制御部10の制御により、ステップS303の比較結果及びステップS306の比較結果に基づいて、即ち位置情報が一致し、かつ画像情報が一致した場合、作業支援装置1を装着した作業者は、作業の対象となる設備が配設された場所に位置し、かつ当該設備に向かっていると判断し、撮影されている設備を作業の対象となる設備であると特定し(S307)、作業の対象となる箇所を示す画像を表示部15に表示し(S308)、更に特定した設備に対する作業を支援する支援文書を文書データベース12dから取得し(S309)、取得した支援文書を表示部15に表示する(S310)。
なおステップS303及びステップS306の比較結果により、位置情報及び画像情報の少なくとも一方が一致しない場合、作業の対象となる設備が撮影されていないと判定し、ステップS301に戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS309において、作業支援装置1は、自らが備える文書データベース12dから支援文書を取得するのではなく、無線通信装置2が備える文書データベース21dから支援文書を取得する様にしても良い。
図12は、本発明の作業支援装置1の表示部15の透過光及び表示された画像を示す説明図である。図12(a)は、表示部15の半透明体15aを透過する外光、即ち表示部15の半透明体15aを通して作業者が視認する眼前の状況を示しており、図12(b)は、図12(a)に示されている眼前の状況に、作業の対象となる箇所を示す画像を重畳して半透明体15aに表示(オーバーレイ表示)した状態を示している。図12(b)内の中央付近には、作業の対象となる箇所を囲む四角形の画像が表示されている。作業支援装置1は、ステップS307にて作業者の眼前に作業の対象となる設備が存在すると特定しているので、比較に用いた画像情報に対応付けて作業の対象となる箇所を記録しておくことにより、図12(b)に示す表示を行うことが可能となる。なお透過光に重畳して表示するのではなく、図12(b)に示す設備の画像に四角形の画像を示した画像を予め記録しておき、表示する様にしても良い。設備の画像に四角形の画像を示した画像を半透明体15aに表示させることにより、作業者は、半透明体15aを透過する実際の設備の形状と、半透明体15aに表示される画像に示された設備の形状とを重ね合わせて比較することが可能となる。また作業の対象となる箇所が複数である場合、四角形の画像は夫々の箇所に対して表示される。
図13は、本発明の作業支援装置1の表示部15の透過光及び表示された画像を示す説明図である。図13(a)は、図12(b)に示した状態を示しており、図13(b)は、図13(a)に示されている状態から、支援文書を重畳して半透明体15aに表示した状態を示している。図13(b)内の左上側には、作業を支援する支援文書として点検手順、点検過箇所、点検項目、注意事項等の内容を記載した作業手順書が表示されている。作業者は、図13(b)に示す様に作業手順書を確認しながら作業を行うことができるので、習熟度に関わらず一定のレベルの作業を遂行することができる。
図13(b)の支援文書は、図13(a)に示した画像を表示してから一定の時間が経過後等の所定の条件を満足した段階で表示されるが、作業箇所を示す画像を表示せずに、支援文書のみを表示する様にしても良く、また作業箇所を示す画像及び支援文書を交互に表示する様にしても良い。
そして作業が終了後、作業者の名称及び作業の名称に対応付けて、作業の日時、作業により通過した位置に係る情報、作業に用いた点検簿に記載された結果等の作業結果が、作業支援装置1が備える作業記録データベース12eに記録され、更に無線通信装置2が備える作業記録データベース21eに記録される。
この様に本発明の作業支援装置1は、作業者が装着する作業支援装置1の位置及び画像に基づいて作業に関する設備を特定し、画像の表示等の様々な処理を行うことにより、作業の対象となる箇所及び手順の誤認等の作業ミスを防止して確実な作業の遂行を支援することができる。
前記実施の形態では、実際に作業の対象となる設備を特定し、様々な処理を行うことで作業を支援する形態を示したが、本発明はこれに限らず、広義での作業の支援に用いることが可能である。例えば実際に作業の対象となる設備に到達するまでの作業、即ち作業の対象となる設備までの誘導に用いることも可能である。具体的には、作業者が作業の対象となる設備に到達するまでの経路に分岐が有る場合、位置及び画像に基づいて対象を特定する本発明の処理を適用して分岐点を特定し、分岐点の手前で、正しい方向を示す矢印及び目的の設備を図11のステップS308の画像として表示する。これにより作業者は、矢印に従って行動することにより目的の設備に容易に到達することが可能となる。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
設備に対する作業を支援する作業支援装置を備える作業支援システムにおいて、
前記作業支援装置は、
撮影手段と、
自装置の位置を検出する位置検出手段と、
設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから情報を取得する手段と、
設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから情報を取得する手段と、
位置検出手段が検出した自装置の位置に係る自装置位置情報及び設備位置データベースから取得した設備位置情報を比較する位置比較手段と、
撮影手段の撮影に基づく画像を示す画像情報及び画像データベースから取得した画像情報を比較する画像比較手段と、
位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定する特定手段と
を備えることを特徴とする作業支援システム。
(付記2)
前記作業支援装置は、
画像を表示する表示手段と、
特定手段が設備を特定した場合に、作業の対象となる箇所を示す画像を表示手段に表示させる手段と
を備えることを特徴とする付記1に記載の作業支援システム。
(付記3)
前記作業支援装置は、
設備に対する作業を支援する支援文書を示す文書情報を記録している文書データベースから情報を取得する手段と、
特定手段が設備を特定した場合に、文書データベースから取得した文書情報に基づく文書を表示手段に表示させる手段と
を備えることを特徴とする付記2に記載の作業支援システム。
(付記4)
前記作業支援装置は、可搬型をなし、
前記撮影手段及び表示手段は、人体に装着可能に構成してあり、
前記表示手段は、外光を透過し、画像を表示する半透明体を有する
ことを特徴とする付記2又は付記3に記載の作業支援システム。
(付記5)
自機を識別する識別情報を発信する発信機を更に備え、
前記位置検出手段は、発信機から発信された識別情報を、自装置の位置として検出する様に構成してあり、
前記設備位置データベースには、前記発信機を識別する識別情報を設備位置情報として記録する様に構成してある
ことを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載の作業支援システム。
(付記6)
前記作業支援装置と無線通信が可能な無線通信装置を更に備え、
該無線通信装置は、
前記設備位置データベース及び画像データベースを備える
ことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の作業支援システム。
(付記7)
前記作業支援装置は、
自装置を識別する識別情報を発信する手段を更に備え、
前記作業支援装置から発信される識別情報を読み取る複数の読取装置を更に備え、
該読取装置は、
前記作業支援装置から読み取った識別情報を前記無線通信装置へ送信する手段を備え、
該無線通信装置は、更に、
前記読取装置から識別情報を受信した場合に、識別情報の送信元の読取装置の位置に係る情報を、受信した識別情報にて識別される前記作業支援装置へ送信する手段と
を備え、
前記位置検出手段は、前記無線通信装置から受信した情報に係る読取装置の位置を、自装置の位置として検出する様に構成してある
ことを特徴とする付記6に記載の作業支援システム。
(付記8)
設備に対する作業を支援する作業支援装置において、
撮影手段と、
自装置の位置を検出する位置検出手段と、
設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから情報を取得する手段と、
設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから情報を取得する手段と、
位置検出手段が検出した自装置の位置に係る自装置位置情報及び設備位置データベースから取得した設備位置情報を比較する位置比較手段と、
撮影手段の撮影に基づく画像を示す画像情報及び画像データベースから取得した画像情報を比較する画像比較手段と、
位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定する特定手段と
を備えることを特徴とする作業支援装置。
(付記9)
可搬型のコンピュータに、設備に対する作業を支援させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、撮影手段が撮影した画像を取得させる手順と、
コンピュータに、自らの位置を検出する位置検出手段が検出した位置を取得させる手順と、
コンピュータに、設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから情報を取得させる手順と、
コンピュータに、設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから情報を取得させる手順と、
コンピュータに、位置検出手段から取得した自らの位置に係る自位置情報及び設備データベースから取得した設備位置情報を比較させる手順と、
コンピュータに、撮影手段から取得した画像を示す画像情報及び画像データベースから取得した画像情報を比較させる手順と、
コンピュータに、自位置情報及び設備位置情報の比較結果並びに画像情報の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定させる手順と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
本発明の作業支援システムの構成を示す概念図である。 本発明の作業支援システムが備える各種装置の構成を示すブロック図である。 本発明の作業支援システムが備える各種装置の構成を示すブロック図である。 本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置が備える設備位置データベースの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置が備える画像データベースの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置が備える文書データベースの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置が備える作業者データベースの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の作業支援システムにて用いられる無線通信装置が備える作業記録データベースの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の作業支援システムが備える装置の位置検出第1処理を示すフローチャートである。 本発明の作業支援システムが備える装置の位置検出第2処理を示すフローチャートである。 本発明の作業支援システムが備える装置の設備特定処理を示すフローチャートである。 本発明の作業支援装置の表示部の透過光及び表示された画像を示す説明図である。 本発明の作業支援装置の表示部の透過光及び表示された画像を示す説明図である。
符号の説明
1 作業支援装置
12a 設備位置データベース
12b 画像データベース
12c 文書データベース
12d 作業者データベース
12e 作業記録データベース
14 撮影部
15 表示部
15a 半透明体
16 通信部
17 読取部
18 発信部
2 無線通信装置
21a 設備位置データベース
21b 画像データベース
21c 文書データベース
21d 作業者データベース
21e 作業記録データベース
23 通信部
3 発信機
31 発信部
4 読取装置
41 通信部
42 読取部

Claims (4)

  1. 設備に対する作業を支援する作業支援装置を備える作業支援システムにおいて、
    前記作業支援装置は、
    自装置を識別する識別情報を発信する手段を備え、
    前記作業支援装置から発信される識別情報を読み取り、夫々異なる位置に配設される複数の読取装置と、
    該読取装置との通信及び前記作業支援装置との無線通信が可能な無線通信装置と
    を更に備え、
    前記読取装置は、
    前記作業支援装置から発信される識別情報を読み取った場合に、該識別情報を前記無線通信装置へ送信する手段を備え、
    前記無線通信装置は、更に、
    前記読取装置から識別情報を受信した場合に、識別情報の送信元の前記読取装置の位置に係る情報を、受信した識別情報にて識別される前記作業支援装置へ送信する手段を備え、
    前記作業支援装置は、更に、
    撮影手段と、
    前記無線通信装置から受信した情報に係る前記読取装置の位置を、自装置の位置として検出する位置検出手段と、
    前記設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから設備位置情報を取得する手段と、
    前記設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから画像情報を取得する手段と、
    位置検出手段が検出した自装置の位置に係る自装置位置情報及び前記設備位置データベースから取得した設備位置情報を比較する位置比較手段と、
    撮影手段の撮影に基づく画像を示す画像情報及び前記画像データベースから取得した画像情報を比較する画像比較手段と、
    位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定する特定手段と
    を備えることを特徴とする作業支援システム。
  2. 前記作業支援装置は、
    画像を表示する表示手段と、
    特定手段が設備を特定した場合に、作業の対象となる箇所を示す画像を表示手段に表示させる手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の作業支援システム。
  3. 設備に対する作業を支援する作業支援装置において、
    撮影手段と、
    自装置を識別する識別情報を発信する手段と、
    無線通信装置と無線通信を行う手段と、
    夫々異なる位置に予め配設され、前記識別情報を読み取る手段を有する複数の読取装置のうちで、発信した前記識別情報を読み取った前記読取装置の位置に係る情報を、前記識別情報に基づいて送信する前記無線通信装置から受信した場合に、前記無線通信装置から受信した情報に係る前記読取装置の位置を、自装置の位置として検出する位置検出手段と、
    設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから設備位置情報を取得する手段と、
    設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから画像情報を取得する手段と、
    位置検出手段が検出した自装置の位置に係る自装置位置情報及び設備位置データベースから取得した設備位置情報を比較する位置比較手段と、
    撮影手段の撮影に基づく画像を示す画像情報及び画像データベースから取得した画像情報を比較する画像比較手段と、
    位置比較手段の比較結果及び画像比較手段の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定する特定手段と
    を備えることを特徴とする作業支援装置。
  4. 無線通信装置と無線通信を行う手段を備える可搬型のコンピュータに、設備に対する作業を支援させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、撮影手段が撮影した画像を取得させる手順と、
    コンピュータに、自装置を識別する識別情報を発信させる手順と、
    コンピュータに、夫々異なる位置に予め配設され、前記識別情報を読み取る手段を有する複数の読取装置のうちで、発信した前記識別情報を読み取った前記読取装置の位置に係る情報を、前記識別情報に基づいて送信する前記無線通信装置から受信した場合に、前記無線通信装置から受信した情報に係る前記読取装置の位置を、自らの位置として検出させる手順と、
    コンピュータに、設備の位置に係る設備位置情報を記録している設備位置データベースから設備位置情報を取得させる手順と、
    コンピュータに、設備に係る画像を示す画像情報を記録している画像データベースから画像情報を取得させる手順と、
    コンピュータに、位置検出手段から取得した自らの位置に係る自位置情報及び設備データベースから取得した設備位置情報を比較させる手順と、
    コンピュータに、撮影手段から取得した画像を示す画像情報及び画像データベースから取得した画像情報を比較させる手順と、
    コンピュータに、自位置情報及び設備位置情報の比較結果並びに画像情報の比較結果に基づいて作業に関する設備を特定させる手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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