JP4403039B2 - 画像処理装置、画像処理システム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4403039B2
JP4403039B2 JP2004235495A JP2004235495A JP4403039B2 JP 4403039 B2 JP4403039 B2 JP 4403039B2 JP 2004235495 A JP2004235495 A JP 2004235495A JP 2004235495 A JP2004235495 A JP 2004235495A JP 4403039 B2 JP4403039 B2 JP 4403039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
information
processing
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004235495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006054719A (ja
Inventor
孝 松岡
孝 山崎
孝 薄井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004235495A priority Critical patent/JP4403039B2/ja
Publication of JP2006054719A publication Critical patent/JP2006054719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4403039B2 publication Critical patent/JP4403039B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

本発明は、画像処理技術に関し、特に、撮像装置により撮像された画像データに画像処理を施して表示させる監視システムの技術に関する。
犯罪などの状況確認を映像で行うことを目的として、或いは、犯罪の抑止を目的として、監視カメラを有する監視システムを利用した映像監視が行われている。この映像監視により犯罪者の顔など身体的特徴やその行動を把握することができる。そのため、監視システムは、セキュリティの確保に有効な手段と考えられている。
さて、監視システムを用いて不特定多数の人間が通行するような場所を映像監視した場合、撮像された映像データには、その撮像場所を通行したすべての人物の映像データが含まれることとなる。そして、不特定多数の人間が通行するような場所を映像監視した場合、撮像された映像データが不正に利用されてプライバシーが侵害される可能性があるという問題が指摘されている。例えば、撮像された映像データからある人物の行動などの個人情報が不正に利用されることも考えられる。特に、近年は、コンピュータ技術の発展により映像データ等を大量に蓄積して処理することが簡単に行えるようになってきている。そのため、監視システムによるセキュリティ確保とプライバシーの保護との両立を図ることは重要な問題となっている。
従来から、監視カメラが撮像した映像信号に対して、監視映像を監視するユーザ権限にしたがいレベルの異なるモザイク処理を施し、モザイク処理された映像を表示する監視システムが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1によれば、監視者のユーザ権限に応じて監視映像に対するレベルの異なる加工ができるため、プライバシーの保護を考慮した映像監視が可能となる。
特開2004−32459号公報
しかしながら、特許文献1は、監視映像を表示処理する都度、監視映像の中のモザイク処理を施す位置を算出して、所定の利用者権限に応じたモザイク処理を行なっている。したがって、特許文献1では、撮像された監視映像を繰り返して表示処理する場合、その都度、モザイク処理を施す位置を算出し、利用者権限に応じたモザイク処理を行なう必要があり、結果的に表示処理に長時間を費やしてしまう。そのため、特許文献1では、監視業務を効率よく行えない場合がある。
また、効率よく監視業務を行なう方法として、監視対象の映像の中の監視重点ポイントに目印等を表示して監視者に注意を促すことも考えられる。しかしながら、特許文献1では、モザイク処理以外の画像処理について特に考慮されていない。すなわち、特許文献1は、プライバシーの保護についての考慮はされているが、監視業務の効率を上げることについての考慮は特にされていない。
そこで、本発明の目的は、監視システムにおいて、プライバシーの保護を図り、かつ効率よくセキュリティ確保を図ることにある。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、撮像装置が撮像した画像情報を取得し、該取得した画像情報に対して画像処理を行う画像処理装置に適用される。ここで、前記画像処理装置には表示装置および記憶装置が接続されている。
そして、画像処理装置に、利用者からの画像処理を行うか否かの設定を受け付ける手段と、画像処理を行う対象物を示すパターン画像ごとに、利用者の権限に応じた画像処理の内容を示す処理情報を対応付けたパターン画像情報を前記記憶装置に記憶させる手段と、前記取得した画像情報に前記記憶装置が記憶しているパターン画像と一致する画像が含まれているか否かを判定する手段と、前記パターン画像と一致する画像が含まれている場合、前記画像情報の中の該パターン画像と一致する画像の位置を算出し、該画像情報を識別する識別情報を作成し、かつ算出した位置を示す位置情報ごとに該パターン画像に対応付けられている処理情報および該識別情報を関連づけた画像処理データを作成する手段と、前記画像処理を行う設定を受け付けている場合、前記取得した画像情報を識別する識別情報が含まれている画像処理データの位置情報および処理情報を用いて、該取得した画像情報に対する前記利用者の権限に応じた画像処理を行う手段と、前記画像処理を行う設定を受け付けている場合、前記利用者の権限に応じた画像処理が行われた画像情報を前記表示装置に表示させ、前記画像処理を行わない設定を受け付けている場合、画像処理を行うことなく前記取得した画像情報を前記表示装置に表示させる手段とを設ける。
このように本発明によれば、画像処理を行う対象物を示すパターン画像ごとに画像処理の内容を示す処理情報を対応付けたパターン画像情報を記憶するようにしている。また、本発明では、取得した画像情報に記憶しているパターン画像と一致する画像が含まれている場合、画像情報の中のパターン画像と一致する画像の位置を算出し、その画像情報を識別する識別情報を作成し、かつ算出した位置を示す位置情報ごとにパターン画像に対応付けられている処理情報および識別情報を関連づけた画像処理データを作成している。そして、本発明では、利用者からの画像処理を行う設定を受け付けている場合に、取得した画像情報を識別する識別情報が含まれている画像処理データの位置情報および処理情報を用いて、取得した画像情報に対する画像処理を行うようにしている。
そのため、本発明では、プライバシー保護が必要な対象物(人物の顔等)と監視重点箇所の対象物(例えば現金輸送用かばん等)とのそれぞれに対して、異なる画像処理の内容を示す情報を対応づけて記憶させておくことで、監視画像の中の対象物ごとに異なる画像処理を行うことができるようになる。例えば、本発明では、プライバシーの保護を図るために、人物の顔等の対象物にモザイク処理を施すことができ、かつプライバシーと関係ない監視重点箇所(例えば現金輸送用かばん等)の周囲に丸印を表示する画像処理を行い監視業務の効率化を図ることができる。
また、本発明では、作成した画像処理データを利用して取得した画像情報に対する画像処理を行うようにしている。そのため、一度画像処理データを作成しておけば、取得した画像データを繰り返し表示させたい場合であっても、画像処理を行なうための位置を算出する等の処理を行なう必要がない。すなわち、本発明によれば、取得した画像データを繰り返し表示させる場合に表示処理に長時間を費やす必要がなくなる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
最初に本実施形態の概略構成を、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の監視システムの概略構成を説明するための図である。
図示するように、本実施形態の監視システムは、街頭や店舗等の監視先(監視場所)を撮像する監視先システム100と、監視先システム100にネットワーク200を介して接続されている画像データ処理システム300とを有する。
監視先システム100は、監視先(監視場所)を撮像し、その撮像した画像データを、ネットワーク200を介して画像データ処理システム300に送信する。具体的には、監視先システム100は、カメラ101および映像送信装置102を有する。カメラ101は、監視先を撮像して撮像した画像データを映像送信装置102に出力する。映像送信装置102は、カメラ101が出力した画像データをネットワーク200経由で画像データ処理システム300に送信する。なお、本実施形態で用いるカメラ101および映像送信装置102は、従来技術により実現される。
画像データ処理システム300は、監視先システム100が出力した画像データを受信する。画像データ処理システム300は、利用者から受け付けた設定内容にしたがい受信した画像データに画像処理を施し、画像処理が施された画像データを表示する。具体的には、画像データ処理システム300は、画像受信装置305、画像パターン認識装置301、データ蓄積装置302、表示装置303、および管理端末304を有する。
画像受信装置305は、監視先システム100が出力した画像データを受信し、受信した画像データを画像パターン認識装置301に出力する。なお、画像受信装置305は、従来技術により実現される。
画像パターン認識装置301は、画像受信装置305からの画像データを受け付けて、受け付けた画像データに画像処理を行うための情報(画像処理データ)を生成する。具体的には、画像パターン認識装置301は、後述するデータ蓄積装置302に格納されているパターン画像情報400(図4)を読み出す。画像パターン認識装置301は、画像受信装置305から出力された画像データを受け付けて、その画像データと読み出したパターン画像情報400とを照合する。画像パターン認識装置301は、上記の受け付けた画像データの中に読み出したパターン画像情報400に一致する画像を検出した場合、その画像データに対応する画像処理データを生成する。なお、画像処理データのデータ構成および画像処理データを生成する処理の手順については後述する。
画像パターン認識装置301は、取得した画像データをデータ蓄積装置302に格納する。また、画像パターン認識装置301は、画像処理データを生成した場合、その生成した画像処理データをデータ蓄積装置302に格納する。さらに、画像パターン認識装置301は、生成した画像処理データを用いて取得した画像データに画像処理を行う。画像パターン認識装置301は、画像処理された画像データを表示装置303に出力する。なお、画像パターン認識装置301の機能構成およびハードウェア構成は後段で詳細に説明する。
データ蓄積装置302は、パターン画像情報400や画像パターン認識装置301が出力した画像データおよび画像処理データ等の情報を格納する記憶装置である。また、表示装置303は、画像パターン認識装置301が出力した画像データを表示する装置である。なお、本実施形態では、データ蓄積装置302および表示装置303の具体的な構成について特に限定しない。例えば、データ蓄積装置302には、ハードディスク装置、DVD(Digital Versatile Disc)装置等を用いることができる。また、表示装置303には、液晶ディスプレイ装置等を用いることができる。
管理端末304は、利用者からの監視システムに対する各種要求を受け付ける端末装置である。具体的には、管理端末304は、図示しない入力装置が接続されていて、入力装置を介して利用者からの各種要求を受け付ける。例えば、管理端末304には、入力装置を介して利用者からのパターン画像情報400(図4参照)の設定を受け付けて、受け付けた設定内容のパターン画像情報400をデータ蓄積装置302に格納する。なお、本実施形態では、管理端末304の具体的な構成については特に限定しない。例えば、管理端末304には、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを有するコンピュータを用いることができる。なお、管理端末304が有する各種要求を受け付ける機能は、画像パターン認識装置301或いは表示装置303に設けるようにしてもよい。
なお、図1の説明では、監視先システム100と画像データ処理システム300とが1対1で接続されている場合を説明しているがこれは例示に過ぎない。例えば、監視先システム100を複数個設けて、複数箇所の監視先を撮像するようにしてもよい。また、上記監視先システム100は、カメラ101と画像送信装置102とが1対1で接続されている場合を説明しているがこれは例示に過ぎない。例えば、画像送信装置102にカメラ101を複数台接続して、複数箇所の監視先を撮像するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ネットワーク200の具体的な構成については特に限定しない。例えば、ネットワーク200には、LAN(Local Area Network)、インターネット、および電話回線等を用いることができる。また、ネットワーク200は、有線であっても無線であってもかまわない。
続いて、本実施形態の画像パターン認識装置の機能構成を説明する。
図2は、本実施形態の画像パターン認識装置の機能ブロック図である。
図2では、(a)図に画像受信装置305から取得した画像データを表示装置302にリアルタイムで表示させる場合のデータの流れを表した機能ブロック図を示している。また、(b)図にデータ蓄積装置302に格納されている画像データを表示装置302に表示させる場合のデータの流れを表した機能ブロック図を示している。
さて、(a)図および(b)図に示すように、画像パターン認識装置301は、画像取得部311、画像パターン照合部312、画像処理データ作成部313、画像処理判定部314、画像合成部315、および画像表示部316を有する。
最初に(a)図を用いて、画像受信装置305から取得した画像データを表示装置302にリアルタイムで表示させる場合の処理を例に画像パターン認識装置の機能ブロックを説明する。
画像取得部311は、画像受信装置から送信された画像データを受け付けて、その受け付けた画像データを転送する処理を行う。具体的には、画像取得部311は、管理端末304を介して画像受信装置305から取得した画像データを表示装置302にリアルタイムで表示させるか否かを示す情報(表示設定情報)を受け付けて、その表示設定情報を保持する。画像取得部311は、画像受信装置から送信された画像データを受け付けた場合に、保持している表示設定情報がリアルタイムで表示させる旨を示す情報の場合、受け付けた画像データを画像パターン照合部312、画像合成部315、およびデータ蓄積装置302に出力する。一方、画像取得部311は、画像受信装置から送信された画像データを受け付けた場合に、保持している表示設定情報がリアルタイムで表示させる旨を示す情報ではない場合、受け付けた画像データを画像パターン照合部312およびデータ蓄積装置302に出力する。
画像パターン照合部312は、画像取得部311が出力した画像データを取得する。また、画像パターン照合部312は、データ蓄積装置302に格納されているパターン画像情報400を読み出す。ここで、画像データおよびパターン画像情報400について図3および図4を用いて説明する。
図3は、本実施形態の監視先システム100が出力した画像データの一例を示した図である。
図3は、監視先システム100が街頭に設置され、カメラ101が街頭を撮像した場合の画像データを例示したものである。図3には、かばん323を持って歩いる人物と、自動車とが撮像された画像データ320が示されている。そして、画像データ320には、人物の顔321や車のナンバープレート322のようにプライバシーの保護が要求されているデータが含まれている。
図4は、本実施形態の画像データ処理システム300のパターン画像情報の一例を模擬的に示した図である。
パターン画像情報400とは、画像パターン認識装置301が取得した画像データに対して行う画像処理の内容を定めたものである。図示するように、パターン画像情報400は、画像処理を行う対象物の画像(パターン画像)を識別するための「パターンナンバー」を格納するエントリ401と、エントリ401に格納された「パターンナンバー」に対応する「パターン画像」を格納するエントリ402と、エントリ402に格納された「パターン画像」に対する「画像処理方法」を示す情報を格納するエントリ403とを有する。
図示する例では、エントリ401に格納されたパターンナンバー「1」に対応づけられているエントリ402、403には、それぞれ「人物の顔」、「モザイク処理」が格納されている。このデータでは、パターンナンバー「1」が「人物の顔」のパターン画像を特定すること、および、監視先システム100から取得した画像データに含まれている「人物の顔」に「モザイク処理」を行うことが定義付けられている。
エントリ401に格納されたパターンナンバー「2」に対応づけられているエントリ402、403には、それぞれ「車のナンバープレート」、「塗りつぶし処理」が格納されている。このデータでは、パターンナンバー「2」が「車のナンバープレート」のパターン画像を特定すること、および、監視先システム100から取得した画像データに含まれている「車のナンバープレート」に「塗りつぶし処理」を行うことが定義付けられている。
また、エントリ401に格納されたパターンナンバー「3」に対応づけられているエントリ402、403には、それぞれ「かばん」、「黄色の丸で囲む処理」が格納されている。このデータでは、パターンナンバー「3」が「かばん」のパターン画像を特定すること、および、監視先システム100から取得した画像データの中の「かばん」の周辺を「黄色の丸で囲む」処理を行うことが定義付けられている。
また、パターン画像情報400は、利用者からの設定を受け付けた管理端末304によりデータ蓄積装置302に格納されるものである。なお、本実施形態では、パターン画像情報400を設定するための具体的な手段については特に限定しない。例えば、「パターンナンバー」に対応付けた「パターン画像」と、「画像処理方法」を示す情報とをデータ蓄積装置302の所定領域に保持させておく。管理端末304は、保持している「パターンナンバー」および「パターン画像」と、「画像処理方法」とをデータ蓄積装置302から読出して、利用者に提示する。管理端末304は、利用者に対して、提示した情報の中から「パターンナンバー」および「画像処理方法」の組み合わせの選択を促す。そして、管理端末304は、利用者からの「パターンナンバー」および「画像処理方法」の組み合わせの選択を受け付けて、受け付けた内容にしたがいパターン画像情報400を生成してデータ蓄積装置302に格納する。なお、管理端末304は、上記のパターン画像情報400を設定する機能により、利用者からの要求を受付けて、データ蓄積装置302に格納されているパターン画像情報400を更新することも可能である。
また、上記のように、予め「パターン画像」および「画像処理方法を示す情報」をデータ蓄積装置302に保持させておくのではなく、管理端末304が「パターン画像」および「画像処理方法を示す情報」を外部装置(図示しない)から取得するようにしてもよい。この場合、管理端末304は、上記の詩取得した「パターン画像」および「画像処理方法を示す情報」を用いてパターン画像情報400を作成し、作成したパターン画像400をデータ蓄積装置302に格納する。
図2に戻り、説明を続ける。画像パターン照合部312は、取得した画像データの中に読み出したパターン画像情報400のエントリ402に格納された「パターン画像」に一致する画像(部分)が含まれているか否かを判定する。画像パターン照合部312は、取得した画像データに「パターン画像」に一致する画像が含まれていると判定した場合、画像処理データ作成部313に画像処理データの作成を要求する。例えば、画像パターン照合部312が取得した画像データが図3に示す画像データ320であり、かつパターン画像情報400が図4に示す情報である場合、画像データ320には、パターン画像情報400のエントリ402に格納されたパターン画像である「人物の顔」、「車のナンバープレート」、および「かばん」が全て含まれている。そのため、画像パターン照合部312は、画像データ320の中にパターン画像情報400に格納されたパターン画像に一致する画像が含まれていると判定する。
画像処理データ作成部313は、画像パターン照合部312からの画像処理データの作成要求を受け付ける。画像処理データ作成部313は、画像パターン照合部312から画像データ320、パターン画像情報400、および一致したパターン画像を示す情報を取得して、画像処理データ(図7参照)を作成する。そして、画像作成処理データ作成部313は、作成した画像処理データを画像合成部315に出力する。また、画像作成処理データ作成部313は、作成した画像処理データをデータ蓄積装置302に格納する。ここで、画像作成処理データ作成部313が作成した画像処理データをデータ蓄積装置302に格納するようにしたのは、一度作成した画像処理データを繰り返して利用できるようにするためである。なお、画像パターン照合部312および画像処理データ作成部313が行う処理については後段で詳細に説明する。
画像処理判定部314は、利用者からの画像処理を行うか否を示す情報(設定情報)の入力を受け付ける。また、画像処理判定部314は、画像合成部315に対して画像処理を行うか否かを示す情報(設定情報)を出力する。なお、本実施形態では、画像処理判定部314が利用者からの画像処理を行うか否かを示す情報の入力を受け付ける具体的手段について特に限定しない。例えば、管理端末304(図1参照)に利用者からの設定情報の入力を受け付ける機能を設けておく。画像処理判定部314は、管理端末304を介して利用者からの設定情報の入力を取得し、その取得したデータを保持する。そして、画像処理判定部314は、画像合成部315に対して保持している「設定情報」を出力するようにしてもよい。
画像合成部315は、画像取得部311が出力する画像データの入力を受け付ける。画像合成作成部315は、画像取得部311が出力する画像データの入力を受け付けた場合、画像処理判定部314から「設定情報」を取得する。画像合成部315は、上記の取得した「設定情報」が画像処理を行う旨を示す情報である場合、画像処理データ作成部313から画像処理データを取得する。そして、画像合成部315は、受け付けた画像データおよび取得した画像処理データを用いて、受け付けた画像データに対する画像処理を施して、画像処理が施された画像データを画像表示部316に出力する。一方、画像合成作成部315は、取得した「設定情報」が画像処理を行わない旨を示す情報である場合、受け付けた画像データをそのまま画像表示部316に出力する。なお、画像合成部315が行う処理については後段で詳細に説明する。
画像表示部316は、画像合成部315が出力した画像データを表示装置303が表示可能なデータにして、画像データを表示装置303に表示させる。
次に、(b)図を用いて、データ蓄積装置302に格納されている画像データを読み出して表示処理を行う場合の画像パターン認識装置301の機能を説明する。
画像合成部315は、利用者からデータ蓄積装置302に蓄積された画像データの表示処理の指示を受け付ける。なお、本実施形態では、データ蓄積装置302に蓄積された画像データの表示処理の指示を受け付ける具体的な方法については特に限定しない。例えば、管理端末304(図1参照)に利用者からのデータ蓄積装置302に蓄積された画像データの表示処理の指示を受け付ける機能を設けておく。そして、画像合成部315は、管理端末304を経由して画像データの再生処理の指示を受け付けるようにしてもよい。また、画像パターン認識装置301に入力装置を接続しておいて、画像合成部315は、利用者からのデータ蓄積装置302に蓄積された画像データの再生処理の指示を、入力装置を介して受け付けるようにしてもよい。
画像合成部315は、データ蓄積装置302に蓄積された画像データの再生処理の指示を受け付けた場合、指示された画像データをデータ蓄積装置302から読み出す。また、画像合成部315は、画像データをデータ蓄積装置302から読み出して取得した場合、上記と同様に、画像処理判定部314から「設定情報」を取得する。
そして、画像合成部315は、「設定情報」が画像処理を行う旨を示す情報である場合、データ蓄積装置302から取得した画像データに対応する画像処理データを取得する。その後、その後、画像合成部315は、上記(a)図の説明と同様の処理を行う。一方、画像合成部315は、「設定情報」が画像処理を行わない旨を示す情報である場合、上記(a)図の説明と同様に、受け付けた画像データをそのまま画像表示部316に出力する。
続いて、本実施形態の画像パターン認識装置のハードウェア構成について図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態の画像パターン認識装置のハードウェア構成図である。
図示するように、画像パターン認識装置301には、CPU(中央演算装置)601、CPU601が実行するプログラムやデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等の主記憶装置602、外部装置との間で行われるデータの入出力を制御するIOI/F603、およびデータや各種プログラムを記憶する補助記憶装置604を有するコンピュータ(計算機)を用いることができる。
補助記憶装置604には、図2で示した画像取得部311、画像パターン照合部312、画像処理データ作成部313、画像処理判定部314、画像合成部315、および画像表示部316の機能を実現するためのプログラム(画像取得プログラム、画像パターン照合プログラム、画像処理データ作成プログラム、画像処理判定プログラム、画像合成プログラム、および画像表示プログラム)が格納されている。
そして、上述した各部(画像取得部311、画像パターン照合部312、画像処理データ作成部313、画像処理判定部314、画像合成部315、および画像表示部316)の機能は、CPU601が補助記憶装置604に格納された上記プログラムを主記憶装置602にロードして実行することにより実現される。また、上述した画像取得部311が受け付けた「表示設定情報」、および画像処理判定部314が受け付けた「設定情報」は、主記憶装置602および補助記憶装置604に記憶される。
続いて、本実施形態の画像パターン認識装置が行う画像処理データ作成処理について図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態の画像パターン認識装置が行う画像処理データ作成処理のフローを説明するための図である。
最初に、画像パターン認識装置301の画像取得部311は、監視先システム100が撮像した画像データを画像受信装置305を介して取得する。画像パターン認識装置301は、取得した画像データを画像パターン照合部312、画像合成部315、およびデータ蓄積装置302に出力する(S501)。
続いて、画像パターン認識装置301の画像パターン照合部312は、画像取得部311が出力した画像データを受け付ける。画像パターン照合部312は、画像データを受け付けた場合、データ蓄積装置302に格納されているパターン情報400(図4参照)を読み出す。そして、画像パターン照合部312は、受け付けた画像データと読み出したパターン情報400との照合を行う。具体的には、画像パターン照合部312は、受け付けた画像データがパターン情報400のエントリ402に格納されたパターン画像と一致する情報を含んでいる画像データであるか否かの判定を行う(S502)。
画像パターン照合部312は、受け付けた画像データの中に上記のパターン画像と一致する画像を検索できた場合、画像データが「パターン画像」に一致する画像を含んだ画像データであると判定する。そして、画像パターン照合部312は、画像処理データ作成部313に画像処理データの作成を要求してS503の処理に進む。一方、画像パターン照合部312は、受け付けた画像データの中に上記のパターン画像と一致する画像を検索できなかった場合、画像データの中に上記のパターン画像と一致する画像が無いと判定して、処理を終了する。なお、本処理ステップで行われる受け付けた画像データと読み出したパターン情報400との照合処理は従来技術により実現される。
S503では、画像処理データ作成部313は、画像パターン照合部312からの画像処理データの作成要求を受け付けて、画像処理データを作成する。具体的には、画像処理データ作成部313は、画像パターン照合部312から画像データ、パターン画像情報400、および一致したパターン画像を示す情報を取得する。そして、画像処理データ作成部313は、取得した「画像データ」、「パターン画像情報400」、および「一致したパターン画像を示す情報」を用いて、画像データの中のパターン画像と一致した領域の位置情報(座標値)を算出する。
また、画像処理データ作成部313は、取得したパターン画像情報400を用いて一致した「パターン画像」に対応付けられている「パターンナンバー」および「画像処理方法」を特定する。さらに、画像処理データ作成部313は、照合した画像データを識別する情報(画像データ識別情報)を作成する。本実施形態では、画像データ識別情報を作成する処理を特に限定しない。以下では、照合した画像データに含まれている情報の中から画像データを識別可能な情報を抽出することにより画像データ識別情報を作成する場合を例に説明する。具体的には、本実施形態では、画像データの中に「タイムスタンプ」および画像データを撮像した場所を示す情報(「画像データの名称」)が含まれているものとする。そして、画像処理データ作成部313は、画像データに含まれる「タイムスタンプ」および「画像データの名称」を抽出し、その抽出した「タイムスタンプ」および「画像データの名称」を画像データ識別情報として利用する。
そして、画像処理データ作成部313は、上記の抽出した「画像データ識別情報」と、上記算出した「画像と一致した領域の位置情報」と、上記特定した「パターンナンバー」と、「画像処理の種類」とを対応づけた画像処理データ700を作成する。画像処理データ作成部313は、画像処理データ700を作成した後、その作成した画像処理データ700をデータ蓄積装置302に格納して処理を終了する。また、画像処理データ作成部313は、画像合成部315からの画像処理データ700の送信要求を受け付けた場合、作成した画像処理データ700を画像合成部315に出力する。なお、画像合成部315からの画像処理データ700の送信要求を受け付ける場合とは、画像パターン認識装置301が取得した画像データを表示装置303にリアルタイムで表示させる場合に行われる処理である。
続いて、画像処理データ作成部313が作成する画像処理データについて図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態の画像データ処理システム300が作成する画像処理データの一例を模擬的に示した図である。
図示するように、画像処理データ700は、複数のエントリ701〜705を有する。そして、各エントリ701〜705には、各々、「パターンナンバー」、「画像処理の種類」、「画像と一致した領域の位置情報」、「画像データ名称」、および「タイムスタンプ」が対応づけられて格納される。
図示する画像処理データ700は、図3に示す画像データ320と図4に示す画像情報400とから作成したものである。そのため、画像処理データ700の各行710〜712に対応するエントリ704には、全て、図3に示す画像データの名称である「街頭1」が格納される。また、各行710〜712に対応する「タイムスタンプ」を格納するエントリ705には、同じ日時を示す情報が格納される。
また、画像処理データ700の一番上の行710に対応する「パターンナンバー」を格納するエントリ701に「1」、「画像処理の種類」を格納するエントリ702に「モザイク処理」、および「画像処理範囲の位置情報」を格納するエントリ703に「顔の表示位置の座標位置を示す情報」が格納されている。画像処理データ700の上から2番目の行711に対応する「パターンナンバー」を格納するエントリ701に「2」、「画像処理の種類」を格納するエントリ702に「塗りつぶし処理」、および「画像処理範囲の位置情報」を格納するエントリ703に「ナンバープレートの表示位置の座標位置を示す情報」が格納されている。また、画像処理データ700の上から3番目の行712に対応する「パターンナンバー」を格納するエントリ701に「3」、「画像処理の種類」を格納するエントリ702に「黄色の丸で囲む処理」、および「画像処理範囲の位置情報」を格納するエントリ703に「かばんの表示位置の座標位置を示す情報」が格納されている。
続いて、本実施形態の画像パターン認識装置が行う画像表示処理について図8を用いて説明する。
図8は、本実施形態の画像パターン認識装置が行う画像表示処理のフローを説明するための図である。
さて、画像パターン認識装置301の画像合成部315は、画像取得部311が出力した画像データを受け付けた場合、或いは、利用者からの、データ蓄積装置302に蓄積された画像データの表示処理の指示を受け付けた場合に以下の処理ステップを開始する。なお、画像取得部311から画像データを取得する場合とは、取得した画像をリアルタイムで表示装置303に表示させる場合に行われる処理である。
具体的には、画像合成部315は、画像取得部311が出力した画像データを受け付けた場合、画像処理判定部315から画像処理を行うか否かを示す情報(設定情報)を取得する。また、画像合成部315は、利用者からの、データ蓄積装置302に蓄積された画像データの表示処理の指示を受け付けた場合、データ蓄積装置302から利用者から指定された画像データを読み出して、かつ画像処理判定部315から「設定情報」を取得する(S801)。
続いて、画像合成部315は、取得した「設定情報」が画像処理を行う旨を示す情報である場合にS803の処理に進む。一方、画像合成部315は、取得した「設定情報」が画像処理を行う旨を示す情報ではない場合、S801で取得した画像データを画像表示部316に出力してS805の処理に進む(S802)。
S803では、画像合成部315は、画像処理データの読込処理を行う。具体的には、画像合成部315は、S801において、画像取得部311から画像データを取得した場合、取得した画像データに含まれる「タイムスタンプ」および「画像データの名称」を特定する。画像合成部315は、特定した「タイムスタンプ」および「画像データの名称」を有する画像処理データを画像処理データ作成部313から取得する。また、画像合成部315は、S801において、データ蓄積装置302から画像データを取得した場合、取得した画像データに含まれる「タイムスタンプ」および「画像データの名称」を特定する。画像合成部315は、特定した「タイムスタンプ」および「画像データの名称」を有する画像処理データをデータ蓄積装置302から取得する。
続いて、画像合成部315は、S801で取得した画像データ320に対して、S803で取得した画像処理データ700が示す画像データをオーバーレイした画像データを作成して、その作成した画像データを画像表示部316に出力する(S804)。
S805では、画像表示部316は、取得した画像データを表示装置303に表示させる。具体的には、S802において画像処理を行う設定がされていないと判定されて、画像処理が施されていない画像データが画像表示部316に出力された場合、画像表示部316は、画像処理が施されていない画像データを表示装置303に表示させる。一方、S804において画像処理を施した画像データが画像表示部316に出力された場合、画像表示部316は、画像処理が施された画像データを表示装置303に表示させる。
続いて、監視途中で利用者が画像パターン認識装置301に対して画像データに施す画像処理の内容を変更する場合について説明する。
監視途中で利用者が画像処理の内容を変更しようと考えた場合、利用者は管理端末304を介してデータ蓄積装置302に格納されたパターン画像情報400を変更する処理を行う。このような場合、画像パターン認識装置301は、パターン画像情報400の変更後に取得した画像データに対しては、変更したパターン画像情報400にしたがい画像処理データを作成する。
しかしながら、パターン画像情報400の変更する前にデータ蓄積装置302に格納された画像データを表示装置303に表示させる場合、パターン画像情報400の変更が表示する画像に反映されない。そのため、本実施形態では、管理端末302がパターン画像情報400の変更を受け付ける場合、データ蓄積装置302に格納された画像データに対応する画像処理データに対する変更を行うか否かを利用者に問い合わせるようにする。この変更は、管理端末304からパターンナンバーをキーとして抽出されるすべての画像処理データの画像処理の種類を変更することにより実現できる。
続いて、本実施形態の表示装置303に表示される画像処理が施された画像データの表示画面例について図9を用いて説明する。
図9は、本実施形態の表示装置に表示される画像データの表示画面例を示した図である。
図示する画面900は、図7に示す画像処理データ700を用いて画像データ320(図3参照)に画像処理を施して、表示装置303に表示した画面例を示したものである。
さて、画面900には、人物の顔にモザイク901が施され、車のナンバープレートに塗りつぶし902が施され、大きなかばんに対しては丸印903の表示処理が施されている。すなわち、画面900では、プライバシー保護が要求される「人物の顔」および「車のナンバープレート」の画像がモザイク処理および塗りつぶし処理により隠されている。また、画面900では、重点監視ポイントに対しては丸印903を付して監視者の注意を引くようにしている。
図示するモザイク901は、画像合成部315が画像処理データ700(図7参照)の行710に対応するエントリ701〜705に格納されたデータにしたがい作成したものである。また、塗りつぶし902は、画像合成部315が画像処理データ700の行711に対応するエントリ701〜705に格納されたデータにしたがい作成したものである。丸印903は、画像合成部315が画像処理データ700の行712に対応するエントリ701〜705に格納されたデータにしたがい作成したものである。そして、画面900は、画像合成部315が画像データ320に対して、モザイク901、塗りつぶし902、および丸印903をオーバーレイした画像データ作成して、そのオーバーレイした画像データを画像表示部316を介して表示装置303に表示させたものである。
このように、本実施形態では、プライバシーの保護が必要な部分に対してはモザイク処理等を施して利用者に見えないようにして、監視の重点ポイントに対しては丸印等を付して利用者に注意を促している。そのため、本実施形態によれば、プライバシーの保護を図りながら、セキュリティ確保のための監視業務の効率よく行うことができる。すなわち、本実施形態によれば、より確実なプライバシー保護と監視重点箇所の指定を行い、より高度な監視サービスを提供することができる。
また、本実施形態では、画像処理判定部314が画像処理を行うか否かを示すデータ(設定情報)を利用者から受け付けて、その受け付けた設定情報にしたがいモザイク処理等の画像処理を行うか否かを判定している。すなわち、本実施形態では、監視先システム100で撮像した画像データに対して画像処理を行うか否かを利用者の設定により変更することができる。そのため、本実施形態では、例えば、通常の監視業務においては画像データにモザイク処理等の画像処理を施してプライバシーの保護を図るようにして、犯罪捜査等のように人物の顔等の情報が必要な場合にだけ、所定の権限を有するものが画像処理を施さない設定に変更することも可能である。そして、本実施形態を上記のように利用した場合、セキュリティ確保およびプライバシー保護の両者を実現することができる。
なお、本発明は、以上で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態のパターン画像情報を利用者毎に設定するようにして、利用者毎に画像処理の内容を変えるようにしてもよい。この場合、予め利用者を識別する利用者識別情報を定めておく。画像データ処理システム300に格納するパターン画像情報400を利用者識別情報ごとに設定しておく。また、利用者が表示装置303に画像を表示させる場合、利用者識別情報の入力を受け付けるようにする。画像データ処理システム300は、利用者識別情報ごとに設定されたパターン画像情報400を用いて画像処理データを作成し、その作成した画像処理データにより画像データに対する画像処理を施すようにする。このように構成することで、利用者に与えられた権限に応じてモザイク処理等を行う対象を変えたり、または、利用者毎に監視する重点ポイントの設定を変えたりすることがでる。
また、上述した実施形態では、画像パターン認識装置301の画像処理判定部314が受け付けた設定情報を用いて取得した画像データに対する画像処理を行うか否かを判定していたが特にこれに限定するものではない。例えば、画像処理判定部314は、パターン画像情報400のエントリ402に格納されている「パターン画像」毎に画像処理を行うか否かの設定を受け付けるようにしてもよい。このように構成することにより、利用者の用途対応した監視システムを提供することができる。
さらに、本実施形態の監視システムを映像監視以外の用途にも利用することが可能である。本実施形態の画像パターン認識装置301は、取得した画像データの注意点に丸印等の映像をオーバーレイして表示することができる。そのため本実施形態の画像パターン認識装置301の上記の機能を教育用教材等に適用することもできる。
また、図示するパターン画像情報400は、例示に過ぎない。例えば、エントリ402に格納するパターン画像として、他のパターン画像を格納するようにしてもよい。また、図示する画像処理の方法も例示に過ぎない。例えば、画像処理方法として、パターン画像に矢印を付す映像処理、丸や四角のマークを付加する映像処理等を行うようにパターン画像情報400に定義付けしてもよい。また、例えば、複数種類のレベルのモザイク処理をパターン画像情報400に定義付けしてもよい。
また、上述した画像処理データ作成部313が作成する図7に示す画像処理データのデータ構成は例示に過ぎない。例えば、図6のS503において、画像処理データ作成部313は、算出した「画像と一致した領域の位置情報」の位置に、特定した「画像処理の種類」が示す画像処理を施した画像を生成するようにする(例えば、図9に示すモザイク902を生成する)。そして、画像処理データ作成部313は、生成した画像と「画像データ識別情報(画像データ名称およびタイムスタンプ)」とを対応付けた情報を画像処理データとして作成するようにしてもよい。そして、この場合、画像合成部315は、取得した画像データに対して、上記の画像処理データをオーバーレイした画像データを作成して、その作成した画像データを画像表示部316に出力する。
また、本実施形態では、画像データ処理システム300が、画像パターン認識装置301、データ蓄積装置302、表示装置303、管理端末304、および表示装置305を有する場合を示したが特にこれに限定しない。例えば、上述した画像データ処理システム300が実現する機能を1台のコンピュータ装置により実現するようにしてもよい。
本発明の実施形態の監視システムの概略構成を説明するための図である。 本発明の本実施形態の画像パターン認識装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の監視先システム100が撮像した画像データの一例を示した図である。 本発明の実施形態のパターン画像情報の一例を模擬的に示した図である。 本発明の実施形態の画像パターン認識装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態の画像パターン認識装置が行う画像処理データ作成処理のフローを説明するための図である。 本発明の実施形態の画像データ処理システムが作成する画像処理データの一例を模擬的に示した図である。 本発明の実施形態の画像パターン認識装置が行う画像表示処理のフローを説明するための図である。得・検証フェーズで行われる処理のフローを説明するための図である。 本発明の実施形態の表示装置に表示される画像データの表示画面例を示した図である。
符号の説明
100…監視先システム、101…カメラ、102…画像送信機、200…ネットワーク、300…画像データ処理システム、301…画像パターン認識装置、302…データ蓄積装置、303…表示装置、304…管理端末、305…画像受信装置、311…画像取得部、312…画像パターン照合部、313…画像処理データ作成部、314…画像処理判定部、315…画像合成部、316…画像表示部、601…CPU、602…主記憶装、603…IOI/F、604…補助記憶装置

Claims (6)

  1. 撮像装置が撮像した画像情報を取得して、該取得した画像情報に対して画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像処理装置には表示装置および記憶装置が接続されていて、
    利用者からの画像処理を行うか否かの設定を受け付ける手段と、
    画像処理を行う対象物を示すパターン画像ごとに、利用者の権限に応じた画像処理の内容を示す処理情報を対応付けたパターン画像情報を前記記憶装置に記憶させる手段と、
    前記取得した画像情報に前記記憶装置が記憶しているパターン画像と一致する画像が含まれているか否かを判定する手段と、
    前記パターン画像と一致する画像が含まれている場合、前記画像情報の中の該パターン画像と一致する画像の位置を算出し、該画像情報を識別する識別情報を作成し、かつ算出した位置を示す位置情報ごとに該パターン画像に対応付けられている処理情報および該識別情報を関連づけた画像処理データを作成する手段と、
    前記画像処理を行う設定を受け付けている場合、前記取得した画像情報を識別する識別情報が含まれている画像処理データの位置情報および処理情報を用いて、該取得した画像情報に対する前記利用者の権限に応じた画像処理を行う手段と、
    前記画像処理を行う設定を受け付けている場合、前記利用者の権限に応じた画像処理が行われた画像情報を前記表示装置に表示させ、前記画像処理を行わない設定を受け付けている場合、画像処理を行うことなく前記取得した画像情報を前記表示装置に表示させる手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記取得した画像情報および前記画像処理データを前記記憶装置に記憶させる手段と、
    前記記憶装置が記憶している画像情報を前記表示装置に表示させる表示要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記表示要求を受け付けた場合に前記表示要求の対象の画像情報を前記記憶装置から読み出す手段とを有し、
    前記画像処理を行う手段は、前記表示要求を受け付けた場合であって、かつ画像処理を行う設定を受け付けている場合に、前記読み出した画像情報を識別する識別情報が含まれている画像処理データを前記記憶装置から読出して、該読出した画像処理データの位置情報および処理情報を用いて、該読み出した画像情報に対する前記利用者の権限に応じた画像処理を行い、
    前記前記表示装置に表示させる手段は、前記画像処理を行う設定を受け付けている場合、前記利用者の権限に応じた画像処理が行われた画像情報を前記表示装置に表示させ、前記画像処理を行わない設定を受け付けている場合、前記読出し手段が読み出した画像情報を前記表示装置に表示させること
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1〜2のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理の内容とは、モザイク処理、塗りつぶし処理、および対象物に対する囲い込み処理が含まれていること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記記憶しているパターン画像情報の変更要求を受け付けて、前記記憶しているパターン画像情報を更新する手段を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理を行う手段は、
    前記画像情報の前記位置情報が示す位置に対して該位置情報に対応付けられている処理情報が示す画像処理を行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 1台以上の撮像装置と、該撮像装置にネットワークを介して接続されている画像処理装置とを有する画像処理システムであって、
    前記撮像装置は、
    監視対象物を撮像して、該撮像した画像情報を前記ネットワークを介して前記画像処理装置に送信する手段を有し、
    前記画像処理装置は、
    表示装置と、
    記憶装置と、
    前記撮像装置が送信した画像情報を受信する手段と、
    利用者からの画像処理を行うか否かの設定を受け付ける手段と、
    画像処理を行う対象物を示すパターン画像ごとに、利用者の権限に応じた画像処理の内容を示す処理情報を対応付けたパターン画像情報を前記記憶装置に記憶させる手段と、
    前記受信した画像情報に前記記憶装置が記憶しているパターン画像と一致する画像が含まれているか否かを判定する手段と、
    前記パターン画像と一致する画像が含まれている場合、前記画像情報の中の該パターン画像と一致する画像の位置を算出し、該画像情報を識別する識別情報を作成し、かつ算出した位置を示す位置情報ごとに該パターン画像に対応付けられている処理情報および該識別情報を関連づけた画像処理データを作成する手段と、
    前記画像処理を行う設定を受け付けている場合、前記受信した画像情報を識別する識別情報が含まれている画像処理データの位置情報および処理情報を用いて、該取得した画像情報に対する前記利用者の権限に応じた画像処理を行う手段と、
    前記画像処理を行う設定を受け付けている場合、前記利用者の権限に応じた画像処理が行われた画像情報を前記表示装置に表示させ、前記画像処理を行わない設定を受け付けている場合、画像処理を行うことなく前記受信した画像情報を前記表示装置に表示させる手段とを有すること
    を特徴とする画像処理システム。
JP2004235495A 2004-08-12 2004-08-12 画像処理装置、画像処理システム Expired - Fee Related JP4403039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004235495A JP4403039B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 画像処理装置、画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004235495A JP4403039B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 画像処理装置、画像処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006054719A JP2006054719A (ja) 2006-02-23
JP4403039B2 true JP4403039B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=36031893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004235495A Expired - Fee Related JP4403039B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 画像処理装置、画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4403039B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5063396B2 (ja) * 2008-02-12 2012-10-31 キヤノン株式会社 撮像装置、画像処理装置、撮像装置の制御方法、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP6861525B2 (ja) * 2017-02-01 2021-04-21 株式会社デンソーテン ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置
JP6572293B2 (ja) * 2017-03-21 2019-09-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
EP3379471A1 (en) * 2017-03-21 2018-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, method of controlling image processing apparatus, and storage medium
JP7180063B2 (ja) * 2017-09-25 2022-11-30 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 カメラ付き移動体、カメラ付き移動体制御システム、及びプログラム
JP2020184678A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 パナソニックi−PROセンシングソリューションズ株式会社 ウェアラブルカメラおよび信号付与方法
DE112020005521T5 (de) * 2019-11-08 2022-09-01 Denso Ten Limited Bildverarbeitungsvorrichtung und Bildverarbeitungsverfahren

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05290171A (ja) * 1992-04-08 1993-11-05 Hitachi Ltd 情報変換装置
JP4236785B2 (ja) * 1999-12-27 2009-03-11 株式会社Nttファシリティーズ 映像監視システム
JP2004032459A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Hitachi Ltd 監視システム、およびこれに用いるコントローラと監視端末
JP4036051B2 (ja) * 2002-07-30 2008-01-23 オムロン株式会社 顔照合装置および顔照合方法
JP3770859B2 (ja) * 2002-08-22 2006-04-26 株式会社日立国際電気 監視カメラ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006054719A (ja) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11544984B2 (en) Systems and methods for location identification and tracking using a camera
JP4701356B2 (ja) プライバシー保護画像生成装置
US20160155465A1 (en) Video masking processing method and apparatus
JP4566474B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2007219713A (ja) 照会システム、撮像装置、照会装置、情報処理方法、プログラム
JP2006333337A (ja) 画像秘匿化装置及び画像配信システム
JP2005286468A (ja) マスキング機能付き監視システムおよびカメラ、並びに該カメラとともに用いられるマスク解除装置
US10726262B2 (en) Imaging support system, device and method, and imaging terminal
CN108959884B (zh) 人证核验装置和方法
JP4403039B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム
JP7491317B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、撮像装置
TWI826638B (zh) 感測器裝置、密碼化方法
US10880735B2 (en) Method for detecting the possible taking of screenshots
KR20060119078A (ko) 불법주차 모니터링 시스템 및 방법
JP2006235865A (ja) 支援指示システム、支援指示決定装置、支援指示方法及び支援指示決定プログラム
JPWO2020039897A1 (ja) 駅監視システム及び駅監視方法
JP6861525B2 (ja) ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置
WO2022059341A1 (ja) データ送出装置、データ送出方法、情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP7107597B2 (ja) 駅監視装置、駅監視方法及びプログラム
JP6686076B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、およびアプリケーションプログラム
JP6606779B6 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
JP5592525B2 (ja) 行動管理システム及び行動管理プログラム
TWI606426B (zh) 個人週遭環境安全通報系統與方法
JP2006053676A (ja) 車両検出装置
JP4720854B2 (ja) 物体検出装置、物体検出プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091030

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees