JP2019140712A - ケーブル敷設管理装置、ケーブル敷設管理方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は同実施形態によるケーブル敷設管理システムを示す図である。
図1で示すようにケーブル敷設管理システム100は、ケーブル敷設管理装置1、データベース2、作業用端末3を備える。ケーブル敷設管理装置1はデータベース2と通信接続される。作業用端末3はケーブル敷設管理装置1と通信接続される。通信接続は、無線通信ネットワークや有線通信ネットワークを介した通信接続である。作業用端末3はケーブルの敷設状況を確認する作業者が携帯する端末である。作業用端末3はタッチパネル等のユーザインタフェースとカメラとを備えている。作業用端末3はユーザインタフェースから入力された情報や、カメラから取得した撮影画像をケーブル敷設管理装置1へ送信する。作業用端末3は当該送信の結果、ケーブル敷設管理装置1から受信した出力情報を表示する。
ケーブル敷設管理装置1はコンピュータであり、図2で示すように、CPU101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、SSD(Solid State Drive)104などの記憶部、タッチパネル等のユーザインタフェース105、通信モジュール106等のハードウェアによって構成されてよい。作業用端末3のハードウェア構成も図3と同様の構成を備えた携帯型のコンピュータであり、作業用端末3はさらにカメラ、液晶ディスプレイ、タッチパネル等を備えている。
ケーブル敷設管理装置1のCPU101はケーブル敷設管理装置1の起動後に予め記憶するケーブル敷設管理プログラムを実行する。これによりケーブル敷設管理装置1には、制御部11、判定部12、記録部13、出力部14の各制御部が備わる。
判定部12は、ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、データベース2(敷設計画情報記憶部)から読み取った敷設計画情報に含まれるケーブルの識別情報とが一致するかを判定する。
記録部13は、ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、敷設計画情報に含まれるケーブルの識別情報とが一致した場合に一致したことの一致認定結果を記録する。
出力部14は、ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、敷設計画情報に含まれるケーブルの識別情報とが一致する場合に、当該敷設計画情報に含まれる何れかの出力情報を特定する。当該出力情報は撮影画像から認識したケーブルに印字されているケーブルの識別情報に関連付けて出力される情報である。出力部14はこの出力情報を作業用端末3へ送信する。作業用端末3は撮影画像から認識したケーブルに印字されているケーブルの識別情報に関連付けて出力情報を出力する。出力情報は、敷設計画情報に含まれる何れかの情報であって、一例としてはケーブルの識別番号(識別情報)、ケーブル型式番号などである。
制御部31は作業用端末3の他の機能部を制御する。
画像解析部32は画像情報からケーブルに印字されている印字番号やトレイ番号を認識する。
敷設情報登録部33は敷設に関する登録情報を生成してケーブル敷設管理装置1へ送信する。
敷設結果確認部34は敷設結果確認作業時の各処理を行う。
画像情報生成部35は撮影画像に重畳して表示する画像情報を生成する。
表示部36は画像情報や撮影画像をディスプレイに表示する。
判定部37は敷設結果確認作業が完了したかを判定する。
データベース2は敷設計画情報を記憶する。敷設計画情報は図4で示すように、敷設計画番号、接続元装置名、接続先装置名、グループ識別番号、ケーブル種別、ケーブル型式、敷設長、敷設経路(トレイ番号)、ドラム番号、範囲特定番号等の各項目の情報を、ケーブル毎に記録したデータテーブルである。なおドラム番号はケーブルが巻かれるドラムを一意に特定するユニークな番号である。ドラム番号には、数字だけでなく、記号、文字等が含まれてよい。敷設経路が示すトレイ番号は敷設計画番号によって特定される。具体的には敷設計画が指定する敷設経路は敷設計画番号に紐づいて記述される1つまたは複数のトレイ番号によって特定される。範囲特定番号はドラムに巻かれて1本の長いケーブルの先端から末端までの間において一例としては1m間隔で印字された、先端からの距離(レングス)を示す情報である。敷設計画番号に紐づけて記録される範囲特定番号は、ドラムから切り出された一本のケーブルの先端と後端に印字された印字番号である。
敷設作業者は敷設計画情報に基づいてケーブルを敷設する際、既に購入されたケーブルドラムの中から、敷設計画情報に記録されているケーブル種別、ケーブル型式のケーブルが巻かれているケーブルドラムを選択する。敷設作業者はケーブルドラムに巻かれているケーブルを、敷設計画情報に記録されている敷設長の長さで切断し、敷設場所に運搬した上で、敷設計画情報に記録されている接続元装置名が示す装置と、接続先装置名が示す装置との間を当該ケーブルで接続する。この際、敷設作業者はケーブルが敷設計画情報に記録されている敷設経路を這うようにケーブルを敷設する。なおケーブルにはケーブルの識別番号が数1m間隔などの所定の間隔で印字されている。ケーブルに印字されている識別番号を印字番号と呼ぶこととする。印字番号は当該ケーブルが巻かれているドラムを識別するドラム番号、範囲特定番号を含む番号である。印字番号によってそのケーブルがどのドラム番号のドラムにまかれていた、先端から何メートルのケーブルかを認識することができる。敷設経路情報は一例としてはケーブルを載せるトレイの番号を示す。トレイは建物の配線に必要な箇所に設置されている。1つのトレイには一度の敷設作業によって数本〜数十本のケーブルが敷設され、合計で1万本以上のケーブルが這っていてよい。敷設作業者は敷設計画情報に記録されている敷設計画番号それぞれに対応するケーブルの敷設作業を行う。
図6は作業用端末の処理フローを示す図である。
敷設作業において敷設作業者は作業用端末3を用いて事前にケーブル敷設管理装置1と作業用端末3とを通信接続させ、ケーブル敷設管理装置1がデータベース2に記憶する敷設計画情報を作業用端末3にダウンロードさせる。この場合、ダウンロードした敷設計画情報において、敷設作業未対応の敷設計画番号に紐づく印字番号Nの情報が記録されていない状態である。なお、敷設計画時においてはケーブルを敷設するトレイ番号は既に定まっているため、この状況において敷設計画番号とトレイ番号とは紐づいて記録されている。敷設作業者は作業用端末3に敷設管理アプリケーションプログラムの実行を指示する。作業用端末3の制御部31は敷設管理アプリケーション画面をディスプレイに表示する。敷設管理アプリケーション画面には、敷設状況記録ボタンB1、敷設結果確認ボタンB2などの操作ボタンが表示される。敷設作業者は所定の敷設計画が示す敷設経路におけるケーブル1本の敷設を開始する前におけるドラムからのケーブル切り出し作業のタイミングなどにおいて、敷設状況記録ボタンB1を押下する。すると敷設情報登録部33は敷設計画番号の入力欄を表示する(ステップS101)。敷設作業者はこの入力欄を指定すると敷設情報登録部33は入力欄に敷設作業未対応の敷設計画番号の一覧を表示する。敷設作業者はこの入力欄に表示された敷設計画番号の一覧の中から自身が行おうとする1本のケーブルのケーブル敷設作業に対応する敷設計画番号を選択して入力する。敷設情報登録部33は敷設作業者から入力した敷設計画番号を取得し一時的に記憶する(ステップS102)。
次に図7を用いてケーブル敷設管理システムの処理を、順を追って説明する。
確認作業者は敷設結果確認作業において敷設計画情報に対応する敷設計画書面などを確認し、所定の検査対象のトレイ番号のトレイの設置個所へ赴く。確認作業者は敷設作業者と同一人物であってよい。確認作業者が敷設作業者である場合には、敷設作業後に直ちに行われる作業であってよい。確認作業者が管理監督者などの敷設作業者以外の作業者である場合には、敷設作業者による敷設作業時よりも時間が経過したタイミングで確認作業が行われてよい。確認作業者は作業用端末3に敷設管理アプリケーションプログラムの実行を指示する。作業用端末3の制御部31は敷設管理アプリケーション画面をディスプレイに表示する。確認作業者は敷設結果確認ボタンB2を押下する。敷設結果確認部34はカメラを起動する。
また作業用端末を所定のケーブルの敷設位置に赴いてカメラで撮影するだけで、撮影されたケーブルそれぞれについての敷設計画情報のうちの選択された項目を表示することができるので、ケーブル1本ずつが何の作業計画に基づいて敷設されたかをその場で認識することができ、また特別な管理が要求されるケーブルの敷設状態をピンポイントで確認、評価することができる。
また敷設計画情報に、ケーブル敷設作業で敷設されたケーブルのドラム番号と、敷設経路の識別情報であるトレイ番号とが紐づいて記録されることにより、敷設計画情報と実際の敷設施工実績とが紐づいて管理される。このような管理により所定の機関への作業計画と作業実績とが整合していることの説明性を高めることができる。
2・・・データベース
3・・・作業用端末
11,31・・・制御部
12,37・・・判定部
13・・・記録部
14・・・出力部
32・・・画像解析部
33・・・敷設情報登録部
34・・・敷設結果確認部
35・・・画像情報生成部
36・・・表示部
Claims (9)
- ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、少なくともケーブルの敷設経路の識別情報と当該敷設経路に敷設されるケーブルの識別情報とを含む敷設計画情報を記憶する敷設計画情報記憶部から読み取ったケーブルの識別情報とが一致するかを判定する判定部、
を備えるケーブル敷設管理装置。 - 前記判定部は、前記ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、入力した前記敷設経路の識別情報に紐づいて前記敷設計画情報に含まれる前記ケーブルの識別情報とが一致するかを判定する
請求項1に記載のケーブル敷設管理装置。 - 前記ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、前記敷設計画情報に含まれるケーブルの識別情報とが一致した場合に一致したことの一致認定結果を記録する記録部と、
を備える請求項1または請求項2に記載のケーブル敷設管理装置。 - 前記ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、前記敷設計画情報に含まれるケーブルの識別情報とが一致する場合に、当該敷設計画情報に含まれる何れかの出力情報を、当該撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報に関連付けて出力する出力部と、
を備える請求項1から請求項3の何れか一項に記載のケーブル敷設管理装置。 - 前記出力部は前記敷設計画情報に含まれる情報のうち選択された出力情報を、前記撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報に関連付けて出力する
請求項4に記載のケーブル敷設管理装置。 - 前記ケーブルの識別情報は当該ケーブルが巻かれたドラムの番号とそのケーブルの範囲特定番号を示す
請求項1から請求項5の何れか一項に記載のケーブル敷設管理装置。 - 取得したケーブルの識別情報と、少なくともケーブルの敷設経路の識別情報と当該敷設経路に敷設されるケーブルの識別情報とを含む敷設計画情報を記憶する敷設計画情報記憶部から読み取ったケーブルの識別情報とが一致するかを判定する判定部、
を備えるケーブル敷設管理装置。 - ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、少なくともケーブルの敷設経路の識別情報と当該敷設経路に敷設されるケーブルの識別情報とを含む敷設計画情報を記憶する敷設計画情報記憶部から読み取ったケーブルの識別情報とが一致するかを判定する
ケーブル敷設管理方法。 - ケーブル敷設管理装置のコンピュータを、
ケーブルの撮影画像から認識した当該ケーブルに印字されているケーブルの識別情報と、少なくともケーブルの敷設経路の識別情報と当該敷設経路に敷設されるケーブルの識別情報とを含む敷設計画情報を記憶する敷設計画情報記憶部から読み取ったケーブルの識別情報とが一致するかを判定する判定手段、
として機能させるプログラム。
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