JP2005229388A - 撮影装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 一連の作業工程の撮影計画情報に基づいて撮影を行う撮影装置におけるデータ転送を容易に行えるようにする。
【解決手段】 本発明に係る撮影システム100によれば、パーソナルコンピュータ1は、一連の作業工程に関する撮影計画データファイルを電子メールに添付して携帯電話機2に送信し、携帯電話機2は、パーソナルコンピュータ1から送信された撮影計画データファイルのうち何れかの撮影計画情報に従って撮影された撮影画像情報をその撮影計画情報に対応付けて記録し、この記録された撮影画像情報及び対応する撮影計画情報を電子メールに添付してパーソナルコンピュータ1に送信する。パーソナルコンピュータ1においては、受信された撮影画像情報を対応する撮影計画情報に基づいて分類して記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一連の作業工程の撮影計画情報を作成して記録する管理装置と、この一連の撮影計画情報を管理装置から受信し、撮影計画情報に従って撮影するカメラ付携帯端末を備えた撮影装置及びプログラムに関する。
一般的に、公共工事等においては、工事現場における作業工程をデジタルカメラ等の撮影装置で記録している。この工事記録写真は、工事施工状況の記録や工事完成後に目視できない箇所の出来形の資料となるもので、施工管理上重要なものの一つとして位置付けられている。この工事記録写真の撮影は、工事の着手に先立ち、工事記録写真撮影計画書を作成し、発注者の承認を得て、撮影計画に従って行われるものである。
このような工事写真等の作業記録写真を撮影するためのデジタルカメラシステムとして、例えば、特許文献1には、コンピュータで入力された撮影情報をデジタルカメラに送信し、デジタルカメラで撮影された画像データと撮影情報をコンピュータに返信し、コンピュータ側で画像データベースを完成させて管理する装置(システム)が提案されている。
特開2001−24982号公報
しかしながら、デジタルカメラとコンピュータとのデータ通信にはUSB等のケーブルが必要となり、デジタルカメラをコンピュータに接続する手間もあり、しかもデータの取り込みを行うために所定の操作を行う必要があり、面倒であった。
本発明の課題は、一連の作業工程の撮影計画情報に基づいて撮影を行う撮影装置におけるデータ転送を容易に行えるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
一連の作業工程の各工程に関する撮影計画情報を記録する管理装置と、通信ネットワークを介して前記管理装置に接続され、一連の作業工程に関する一連の撮影計画情報を前記管理装置から受信して記録するカメラ付携帯端末を備えた撮影装置であって、
前記管理装置は、前記一連の撮影計画情報を電子メールにて前記カメラ付携帯端末に送信する手段を備え、
前記カメラ付携帯端末は、前記管理装置から送信された電子メールの前記一連の撮影計画情報を受信し、前記受信された一連の撮影計画情報のうち何れかの撮影計画情報に従って撮影された撮影画像情報を当該撮影計画情報に対応付けて記録する手段と、前記記録された撮影画像情報及び対応する撮影計画情報を電子メールにて前記管理装置に送信する手段とを備え、
前記管理装置は、更に前記カメラ付携帯端末から送信された電子メールの撮影画像情報及び撮影計画情報を対応付けて記録する手段を備えたことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、
コンピュータに、
一連の作業工程に関する一連の撮影計画情報を電子メールにて外部のカメラ付携帯端末に送信する機能と、
前記外部のカメラ付携帯端末から、電子メールにて一連の撮影計画情報のうち何れかの撮影計画情報に従って撮影された撮影画像情報及びこの撮影画像情報に対応する撮影計画情報を受信する機能と、
前記受信された電子メールの撮影画像情報及び撮影計画情報を対応付けて記録する機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴としている。
請求項1、8に記載の発明によれば、一連の作業工程に関する一連の撮影計画情報を電子メールにてカメラ付携帯端末に送信し、カメラ付携帯端末から、電子メールにて一連の撮影計画情報のうち何れかの撮影計画情報に従って撮影された撮影画像情報及びこの撮影画像情報に対応する撮影計画情報を受信すると、受信された電子メールの撮影画像情報及び撮影計画情報を対応付けて記録する。
従って、一連の作業工程に関する撮影計画情報及び撮影画像情報を管理する管理装置側と撮影計画情報に基づいて撮影を行うカメラ側とのデータの送受信を現在使用頻度の高い電子メールを用いて行うことができ、従来の、デジタルカメラで撮影を行っていた場合のように、データ通信ケーブルによりカメラを管理装置に接続する手間なく、また、専用の知識を必要とせずに、撮影計画情報や撮影画像情報等のデータの送受信を容易に行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、一連の作業工程に関する撮影計画情報及び撮影画像情報を管理する管理装置側と撮影計画情報に基づいて撮影を行うカメラ側とのデータの送受信を現在使用頻度の高い電子メールに添付して行うことができるため、請求項1のものに比べ更にデータの送受信を容易に行うことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、カメラ付携帯端末は、管理装置から送信された一連の撮影計画情報に、更に撮影計画情報を追加することが可能であるので、作業の現場で突発的に生じた撮影計画情報を追加して撮影を行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、一連の撮影計画情報は、一連の作業工程の各工程を階層的に分類した階層構造を有しており、管理装置は、一連の撮影計画情報の階層構造に基づいて、撮影画像情報を分類する。従って、撮影画像情報の分類を手作業で行う必要がなくなるとともに、撮影画像情報の管理を容易に行うことが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、外部機器から受信された音声情報に基づいて撮影された撮影画像情報を、その音声情報に対応付けて電子メールに添付して管理装置に送信し、管理装置は、カメラ付携帯端末から受信された音声情報を文字変換し、その変換結果に基づいて、受信された撮影画像情報を分類する。従って、作業現場に音声通信で伝達された撮影指示に従って撮影を行うことが可能となり、また、音声による撮影指示に従って撮影された撮影画像情報を容易に分類することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、カメラ付携帯端末は、撮影画像情報に対応する撮影計画情報に基づいて撮影画像情報を添付する電子メールの本文を作成するので、電子メールを受信した管理装置側で電子メール読んだ人物が、電子メールに添付された撮影画像情報がどのような撮影計画情報に従って撮影されたのかを容易に認識することが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、管理装置は、カメラ付携帯端末において撮影計画情報に基づいて作成された電子メールを受信した場合に、電子メールの本文の文字情報に基づいて、電子メールに添付された撮影画像情報を分類するので、撮影画像情報の分類が容易になる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態における撮影装置(以下、撮影システムと呼ぶ)100の全体構成を示す図である。
撮影システム100は、一連の作業工程を構成する各作業工程の撮影を管理するシステムであり、図1に示すようにパーソナルコンピュータ1と携帯電話機2が無線基地局A及びネットワークNTを介して相互にデータの送受信が可能なように接続されて構成されるものである。
撮影システム100で撮影を管理する一連の作業工程はどのようなものであってもよいが、本実施の形態においては、工事の各作業工程の撮影を管理する場合を例にとり説明する。
管理装置としてのパーソナルコンピュータ1は、一連の工事を構成する各作業工程を撮影する際の一連の撮影計画情報を作成、記録し、この撮影計画情報を電子メール(以下、メールと称する)に添付して携帯電話機2に送信し、携帯電話機2から各撮影計画情報及びこの各撮影計画情報に対応する撮影画像情報を受信して、一連の工事を構成する各作業工程の撮影画像情報を分類、管理するものである。
カメラ付携帯端末としての携帯電話機2は、外部の機器と音声通信を行う機能と、メール送受信機能及び撮影機能を有する携帯端末であり、パーソナルコンピュータ1から工事に関する一連の撮影計画情報が添付されたメールを受信し、受信した各撮影計画情報に基づいて撮影された撮影画像情報をその撮影計画情報と対応付け、メールに添付してパーソナルコンピュータ1に送信する。なお、図1には、携帯電話機2を1台として図示しているが、これに限定されるものではない。
ネットワークNTは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。ネットワークNTには、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
無線基地局Aは、ネットワークNTに接続され、無線基地局Aが管理するエリア内にある携帯電話機2と、ネットワークNTに接続されたパーソナルコンピュータ1との間のデータの送受信を行う。なお、図1には、無線基地局Aを1台として図示しているが、これに限定されるものではない。
次に、図2を参照して、パーソナルコンピュータ1の内部構成について説明する。
図2は、パーソナルコンピュータ1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、パーソナルコンピュータ1は、CPU(Central Processing Unit )11、入力部12、表示部13、RAM(Random Access Memory)14、記録部15、通信制御部16等により構成されており、各部はバス17により接続されている。
CPU11は、記録部15に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM14内に形成されたワークメモリに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU11は、記録部15に記憶されている撮影計画データ作成及びメール送信処理プログラム、メール受信処理プログラム、音声処理プログラム、自動分類記録処理プログラム、メールソフト等の各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラムを読み出してワークメモリに展開し、後述する撮影計画データ作成及びメール送信処理(図5参照)、メール受信処理(図13参照)、音声処理(図14参照)、自動分類記録処理(図15参照)を始めとする各種処理を実行し、それらの処理結果をRAM14内のワークメモリに記憶すると共に表示部13に表示させる。そして、ワークメモリに格納した処理結果を記録部15内の指定の保存先に保存させる。
入力部12は、文字/英数字入力キー、カーソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポインティングデバイスであるマウスと、を備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU11出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に各種画面を表示する。
RAM14は、バッファとしてCPU11により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、アプリケーションプログラム、各処理において処理中のデータ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成する。例えば、RAM14は、図2に示すように、携帯電話機2から受信されたメールに添付された未分類の撮影画像情報を一時的に格納する未分類画像エリア141と、携帯電話機2から受信されたメールに添付された未分類の音声情報を一時的に格納する未分類音声エリア142とを有する。
記録部15は、パーソナルコンピュータ1に対応するシステムプログラム、撮影計画データ作成及びメール送信処理プログラム、メール受信処理プログラム、音声処理プログラム、自動分類記録処理プログラム、メールソフト等の各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラム、各種データ等が予め記録されており、この記録部15は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリなどCPU11で読み取り可能な記録媒体を含んだ構成である。この記録媒体はCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、メモリカード等の可搬型の媒体やハードディスク等の固定的な媒体を含む。また、この記録媒体に格納するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアントからWAN、LANなどのネットワークを介して通信制御部16から受信する構成にしてもよく、更に、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバやクライアントの記録媒体であってもよい。
また、記録部15は、後述する撮影計画データ作成及びメール送信処理(図5参照)において工事毎に作成される撮影計画データファイル151を記録する。図4に、撮影計画データファイル151の一例を示す。撮影計画データファイル151は、一連の作業工程に関する一連の撮影計画情報を記録するものであり、図4に示すように、撮影する順番を示すとともに各撮影計画情報を一意的に識別するための識別情報としての「撮影計画番号」と、これに対応する「区分」「工種」、「種別」、「細別」、「タイトル」、「撮影時期」、「撮影場所」、「コメント」「撮影済フラグ」等の項目を有し、撮影対象の工事における各作業工程の撮影計画情報のデータを撮影計画番号に対応付けて格納するデータベースである。この撮影計画データファイル151は、工事毎に作成されるものであり、そのヘッダには、工事を一意的に識別するための「工事番号」、「工事件名」、「発注年度」等の工事情報や、「発注者名(省庁名、局名)」等の発注者情報、「支社名」「請負者の正式名称」等の請負者情報等のデータが格納される。
また、記録部15は、キーワードとなる文字情報と撮影計画情報に使用される「区分」「工種」「種別」の組み合わせとを対応付けて格納するキーワードファイル152を記録している。キーワードファイル152は、キーワードとなる文字情報が表す撮影対象が撮影される工事の作業工程の「区分」「工種」「種別」の組み合わせを経験的に割り出した結果に基づいて作成されたファイルである。更に、記録部15は、携帯電話機2から受信された撮影画像情報及び音声情報を記録、格納する画像・音声格納部153を有している。
通信制御部16は、外部機器との通信を行うためのネットワークカードなどにより構成され、ネットワークNTに接続された機器と通信を行う。
次に、図3を参照して、携帯電話機2について説明する。
図3は、携帯電話機2の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、携帯電話機2は、CPU21、入力部22、表示部23、RAM24、記録部25、音声入出力部26、撮影部27、通信制御部28等により構成され、各部はバス29により接続されている。
CPU21は、記録部25に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM24内に形成されたワークメモリに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU21は、記録部25に記憶されている撮影計画追加処理プログラム、撮影処理プログラム、音声指示に従った撮影処理プログラム、メール作成送信処理等の各種処理プログラムやメールソフト等のアプリケーションプログラムを読み出してワークメモリに展開し、後述する撮影計画追加処理(図7参照)、撮影処理(図8参照)音声指示に従った撮影処理(図10参照)、メール作成送信処理(図11参照)を始めとする各種処理を実行し、それらの処理結果をRAM24内のワークメモリに記憶すると共に表示部23に表示させる。そして、ワークメモリに格納した処理結果を記録部25内の指定の保存先に保存させる。
入力部22は、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キー等を有し、そのキー操作による押下信号をCPU21に出力する。
表示部23は、LCDパネル等により構成され、CPU21から入力される表示データに基づいて画面表示を行う。
RAM24は、バッファとして各種プログラムや処理中のデータ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成する。例えば、RAM24は、現在撮影中の工事を識別するための工事番号を格納するための現在工事番号格納エリア241を有している。
記録部25は、フラッシュメモリなどの不揮発メモリ等により構成され、携帯電話機2に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラム、アプリケーションプログラム及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記録する。
記録部25は、パーソナルコンピュータ1から受信された撮影計画データファイルを撮影計画データファイル251として記録する。また、記録部25は、撮影された撮影画像情報を工事番号毎のフォルダに記録、格納する撮影画像格納部252、音声入力されたコメントの音声情報を工事番号毎のフォルダに記録、格納する音声コメント格納部253及び通話により得られた音声指示の音声情報を記録、格納する音声指示格納部254を有している。
音声入出力部26は、マイク、スピーカ、増幅器、A/D変換部、及びD/A変換部等を有し、マイクから入力されるユーザの音声信号をデジタル音声情報に変換し、その音声情報をCPU21に出力するとともに、受話中にCPU21から入力される音声情報や、着信音、操作確認音等の音声情報をアナログの音声信号に変換して増幅し、スピーカから出力する。
撮影部27は、ガラス又はプラスチックからなる光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Diode)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子、A/D変換器等により構成され、光学レンズを介して入力される画像を撮像素子で電気信号に変換し、更にA/D変換してデジタルの撮影画像情報を生成する。撮影部27は、入力部22のレリーズキー(シャッターキー、以下同様)が押下されると、被写体の撮影を実行する。
無線通信部28は、アンテナ281を含む無線通信部で構成され、CPU21から入力される指示に従って、無線基地局Aを介してネットワークNT上の各機器と各種情報を送受信する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
<撮影計画データ作成及びメール送信処理>
図5は、パーソナルコンピュータ1のCPU11により実行される撮影計画データ作成及びメール送信処理を示すフローチャートである。以下、図5を参照して、パーソナルコンピュータ1のCPU11により実行される撮影計画データ作成及びメール送信処理について説明する。当該処理は、入力部12から撮影計画の作成が指示された際に実行される処理である。
まず、表示部13に、図6に示す撮影計画データ作成画面131が表示される(ステップS101)。この撮影計画データ作成画面131のヘッダ情報入力領域131aからヘッダ情報(「工事件名」、「工事番号」、「発注年度」等)が入力され(ステップS102)、撮影計画情報入力領域131bから、撮影対象となる工事の各作業工程に関する撮影計画情報(例えば、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」「タイトル」、「撮影時期」、「撮影場所」、「コメント」等)が撮影する順番に入力され(ステップS103)、撮影対象となる工事の全ての撮影計画情報の入力が終了して「確定」ボタンが押下されると(ステップS104;YES)、入力された情報に基づいて撮影計画データファイル151(図4参照)が作成され、記録部15に記録される(ステップS105)。撮影計画データファイル151において、入力されたヘッダ情報はヘッダ領域に格納され、入力された撮影計画情報は項目に従って格納される。撮影計画番号の項目には、入力された順番を示す情報が格納される。次いで、撮影計画データファイル151が添付されたメールが作成され(ステップS106)、通信制御部16により作成されたメールが携帯電話機2に送信され(ステップS107)、本処理は終了する。
この撮影計画データファイル151は、例えば、国土交通省により定められた基準書に基づいて作成されるものである。積算データやCADデータ等、工事計画時に作成されたデータから撮影計画に必要なデータを抽出し、抽出されたデータに基づいて撮影計画データファイル151を作成するようにしてもよい。また、撮影対象物や場所の設計図や写真等の画像データ、図形データを入力して撮影計画情報と対応付けて撮影計画データファイル151に格納し、画像データ、図形データを含む撮影計画データファイル151を携帯電話機2に送信し、携帯電話機2の表示画面上にこれらの画像を表示するようにしてもよい。
また、工事内容や使用する部材の変更等が予測される作業工程等、工事現場の状況に関するコメントを音声入力しておく必要がある作業工程には、撮影計画情報入力領域131bのコメント欄から「音声コメント要」等を入力しておくことにより、携帯電話機2において音声コメントの入力をする必要のある作業工程を識別させることが可能となる。
パーソナルコンピュータ1からのメールを受信すると、携帯電話機2においては、受信したメールに添付された撮影計画データファイルが撮影計画データファイル251として記録部25に記録される。撮影計画データファイル251は、パーソナルコンピュータ1から送信されるメールに応じて複数記録されることもある。また、パーソナルコンピュータ1からのメールを受信した際に、携帯電話機2において撮影計画データファイルが添付されたメールの受信であるか否かを判別し、撮影計画データファイルが添付されたメールの受信であれば、そのことを報知すると共に、撮影計画メニューを含むメニュー画面を表示部23に表示させ、ユーザが撮影計画メニューを選択すれば後述する撮影処理を実行するようにしてもよい。
<撮影計画追加処理>
撮影計画データファイル251を記録した携帯電話機2においては、工事現場で突発的に発生した撮影計画に応じて撮影計画情報を作成し、撮影計画データファイル251に追加することが可能である。
図7は、携帯電話機2のCPU21により実行される撮影計画追加処理を示すフローチャートである。以下、図7を参照して撮影計画追加処理について説明する。当該処理は、携帯電話機2の表示部23に表示されたメニュー画面から撮影計画追加メニューが選択されることにより実行される処理である。
まず、記録部25に記録された各撮影計画データファイル251のヘッダ情報から工事件名がそれぞれ抽出され、表示部23に工事件名一覧画面が表示される(ステップS201)。工事件名一覧画面から入力部22のカーソルキーにより工事件名が選択されると(ステップS202)、表示部23に撮影計画データ追加画面が表示され(ステップS203)、当該画面の項目に従って、入力部12の文字/数字キーにより撮影計画情報が入力されると(ステップS204)、入力された撮影計画情報が選択された工事件名に応じた撮影計画データファイル251に追加される(ステップS205)。撮影計画データ追加画面の入力項目は、図6に示す撮影計画データ作成画面131の撮影計画情報入力領域131bと同様の項目である。ただし、携帯電話機2は、表示画面が小さいので、1つの撮影計画データ追加画面からは1つの撮影計画情報の入力が可能となっており、表示画面上の「次頁」表示に対応する次頁キーの操作等により次の撮影計画情報を入力するための撮影計画データ追加画面が表示される。撮影計画番号には、選択された工事件名に対応する撮影計画データファイル251に格納されている最終の撮影計画番号に1を加算した数値が自動設定される。
追加したい全ての撮影計画情報の入力が終了するまで、ステップS204〜205が繰り返し実行される。追加したい全ての撮影計画情報の入力が終了した場合は(ステップS206;YES)、本処理は終了する。
なお、携帯電話機2の撮影計画データ追加画面においても、コメント欄から「音声コメント要」等を入力しておくことにより、撮影時に、携帯電話機2において音声入力をする必要のある作業工程を識別させることが可能となる。
また、携帯電話機2において、撮影計画情報を修正することも可能である。修正は、下記の手順により実施される。
携帯電話機2の表示部23に表示されたメニュー画面から撮影計画修正メニューが選択されると、記録部25に記録された各撮影計画データファイル251のヘッダ情報から工事件名がそれぞれ抽出され、表示部23に工事件名一覧画面が表示され、入力部22のカーソルキーにより工事件名が選択されると、表示部23に撮影番号順に撮影計画情報のタイトルを一覧表示したタイトル一覧画面が表示され、入力部22のカーソルキーにより撮影計画情報のタイトルが選択されると、選択されたタイトルに対応する撮影計画情報の修正画面が表示される。この修正画面から撮影計画情報の修正入力行うと、選択された工事件名に対応する撮影計画データファイル251が修正される。
作業の現場において、事前に音声によるコメント入力が必要となった場合には、この修正画面からコメント欄に「音声コメント要」等を入力しておくことにより、撮影時に、携帯電話機2において音声によるコメント入力をする必要のある作業工程を識別させることが可能となる。
<撮影処理>
図8は、携帯電話機2のCPU21により実行される撮影処理を示すフローチャートである。以下、図8を参照して、携帯電話機2のCPU21により実行される撮影処理について説明する。当該処理は、携帯電話機2の表示部23に表示されたメニュー画面から撮影計画メニューが選択されることにより実行される処理である。即ち、撮影計画メニューが選択されることにより携帯電話機2は電話機能を有する装置から、工事写真を撮影する機能を有した装置に切り替わる。
まず、記録部25に記録された各撮影計画データファイル251のヘッダ情報から工事件名がそれぞれ抽出され、表示部23に工事件名一覧画面231が表示される(ステップS211)。図9(a)に、工事件名一覧画面231の一例を示す。全ての作業工程の撮影が終了している場合には「済」欄にマークが付されて表示される。
入力部22のカーソルキーにより工事件名が選択されると(ステップS212)、表示部23に撮影番号順に撮影計画情報のタイトルを一覧表示したタイトル一覧画面232が表示される(ステップS213)。図9(b)に、タイトル一覧画面232の一例を示す。撮影が終了している作業工程については「済」欄にマークが付されて表示される。
入力部22のカーソルキーにより撮影計画情報のタイトルが選択されると(ステップS214)、選択されたタイトルに対応する撮影計画情報が表示される(ステップS215)。ここで、事前にコメント欄に「音声入力要」等のコメントが入力されていれば、撮影者は、この撮影計画情報に対応する作業工程が現場の状況を音声入力する必要のある工程であることを認識することが可能となる。
次いで、レリーズキーの押下が待機され(ステップS216、図示はしないが待機中に解除キーが操作されればステップS213に戻ることとする)、レリーズキーが押下されると(ステップS216;YES)、撮影部27により撮影対象が撮影されて撮影画像情報が記録される(ステップS217)。音声コメントの入力が指示された場合は(S218;YES)、音声入出力部26のマイクから入力される音声が録音(記録)される(ステップS219)。そして、表示されている撮影計画情報と入力された撮影画像情報及び音声情報とが対応付けられ、撮影画像情報は撮影画像格納部252に、音声情報は音声コメント格納部253に記録、格納される(ステップS220)。具体的には、撮影画像情報及び音声情報はそれぞれ1ファイルとして記録され、各ファイルの所定領域(例えば、ヘッダ領域。以下、ヘッダ領域に格納するものとして説明する。)には、当該撮影計画情報の工事番号及び撮影計画番号が記録される。これにより、各ファイルは撮影計画情報と対応付けられる。また、撮影を行った撮影計画データファイル251の当該撮影計画情報の撮影済みフラグ領域には「済」情報が付加される(ステップS221)。
撮影後、全ての作業工程の撮影が終了したか否かが確認され、終了していなければ(ステップS222;NO)、処理はステップS223に進んで次の撮影計画番号のタイトル一覧表示を行なう。この場合、図9(b)に示したタイトル一覧画面232に示す最終行「地中電線路/標杭」まで終了すると、次の撮影計画番号の「地中電線路/埋設」が最終行に表示され、先頭行の「給水/根切・布設」が消去されるよう画面が上スクロールされる。また、タイトル一覧表示に無い撮影計画番号のタイトルを表示したい場合はスクロールキーによってタイトル一覧画面をスクロールする。この後ステップS214に戻り、ステップS214〜S222が繰り返し実行される。そして、全ての作業工程の撮影が終了した場合は(ステップS222;YES)、本処理は終了する。
<音声指示に従った撮影処理>
また、例えば、工事を統括する本部等から、工事の最中に携帯電話機2の音声通信で撮影の指示が伝達される場合がある。このような場合に、音声を保存して音声に従って撮影を行うことが可能である。
図10は、携帯電話機2のCPU21により実行される音声指示に従った撮影処理のフローチャートである。以下、図10を参照して音声指示に従った撮影処理について説明する。
通話中に入力部22の録音機能に対応するキーが操作されると(ステップS231)、通信制御部28により受信された音声情報が音声指示格納部254に保存される(ステップS232)。この音声情報はファイルとして保存され、ヘッダ領域には、現在工事番号格納エリア241に格納されている工事番号が格納される。入力部22によりこの保存された音声情報の再生が指示されると(ステップS233;YES)、音声情報が再生され(ステップS234)、音声情報の再生中にレリーズキーが押下されると(ステップS235;YES)、撮影部27により撮影対象が撮影されて撮影画像情報が記録される(ステップS236)。この音声情報はファイルとして記録され、ヘッダ領域には、現在工事番号格納エリア241に格納されている工事番号が格納される。そして、所定の形式により当該撮影が音声指示に基づくものであることを示すメール本文が作成され(ステップS237)、このメール本文に音声情報及び撮影画像情報が添付され、通信制御部28を介してパーソナルコンピュータ1へ送信され、この撮影画像情報と対応する送信済みフラグが送信済みとされる(ステップS238)。
<メール作成送信処理>
一連の作業工程の撮影の終了後、携帯電話機2においては、撮影画像情報を添付したメールが作成され、パーソナルコンピュータ1へ送信される。図11は、CPU21により実行されるメール作成送信処理のフローチャートである。以下、図11を参照してメール作成送信処理について説明する。当該処理は、携帯電話機2の入力部22から撮影計画に基づく撮影計画情報の送信が指示されることにより実行される処理である。
まず、RAM24の現在工事番号格納エリア241に格納されている現在撮影を行っている工事の工事番号が参照され、撮影画像格納部252の当該工事番号に対応するフォルダ内の撮影画像情報のファイル数Nがカウントされる(ステップS241)。また、カウンタnに初期値1が格納される(ステップS242)。
次いで、工事番号に対応する撮影計画データファイル251から、撮影画像格納部252の当該工事番号のフォルダにn番目に格納されている撮影画像情報のヘッダ領域に格納されている撮影計画番号に対応する撮影計画情報が取得され(ステップS243)、取得された撮影計画情報に対応する撮影画像情報が既に送信済みであるか否かが判断される。取得された撮影計画情報に送信済みフラグが対応付けられており、当該撮影計画情報に対応する撮影画像情報が送信済みである場合(ステップS244;YES)、処理はステップS250に移行する。
一方、取得された撮影計画情報に送信済みフラグが対応付けられておらず、当該撮影計画情報に対応する撮影画像情報が未送信である場合(ステップS244;NO)、当該撮影画像情報に音声コメントが対応付けられているか否かが判断され(ステップS245)、対応付けられている場合には、その音声コメントの音声情報が音声コメント格納部253から取得される(ステップS246)。
次いで、当該撮影計画情報に基づいて、所定の形式でメール本文が作成される(ステップS247)。メール本文の内容は、例えば、工事番号及び撮影計画情報の区分、工種、種別、細別等、当該メールを読んで添付されている撮影画像情報がどのような作業工程を撮影したものであるかを判別できるものであればよい。図12に、ステップS247で作成されるメール本文の一例を示す。
メール本文が作成されると、撮影計画情報及び撮影画像情報、音声コメントがある場合には撮影計画情報、撮影画像情報及び音声コメントの音声情報が作成されたメール本文に添付され、送信フォルダへ格納され(ステップS248)、撮影計画情報に送信済みフラグが付加され(ステップS249)、処理はステップS250に移行する。
ステップS250においては、カウンタnがインクリメントされ(ステップS250)、n>Nでない場合、即ち、nがフォルダに格納されている撮影画像情報のファイル数を超えない場合は(ステップS251;NO)、処理はステップS243に戻り、ステップS243〜251が繰り返し実行される。nがフォルダに格納されている撮影画像情報のファイル数を超えると(ステップS251;YES)、通信制御部29により送信フォルダ内のメールデータがパーソナルコンピュータ1へ送信され(ステップS252)、本処理は終了する。
<メール受信処理>
図13は、パーソナルコンピュータ1のCPU11により実行されるメール受信処理のフローチャートである。以下、図13を参照してメール受信処理について説明する。当該処理は、所定時間毎に実行される処理である。
まず、通信制御部16を介して新着メールが受信されているか否かが判断され(ステップS111)、新着メールが受信されていない場合は(ステップS111;NO)、本処理は終了する。新着メールが受信されている場合は(ステップS111;YES)、受信されている新着メールの内容が判別され、受信された新着メールが工事の撮影に関するメールであるか否かが判断される(ステップS112)。即ち、受信された新着メールの本文が、図10のステップS237で作成された音声指示による撮影画像の添付を示すメール、もしくは図11のステップS247で作成された撮影計画情報の内容を示すメールである場合は、工事の撮影に関するメールであると判断される。
受信された新着メールが工事の撮影に関するメールではない場合(ステップS112;NO)、通常のメール受信処理が行われ(ステップS113)、本処理は終了する。即ち、受信されたメールが受信フォルダに格納される。
受信された新着メールが工事の撮影に関するメールであり(ステップS112;YES)、かつ当該メールが音声指示による撮影画像情報の添付を示すメールである場合(ステップS114;YES)、音声指示により撮影された撮影画像情報を分類するための音声処理が実行される(ステップS115)。
図14は、CPU11によりステップS115で実行される音声処理を示すフローチャートである。以下、図14を参照して音声処理について説明する。
まず、受信された新着メールに添付されている音声情報が文字情報に変換される(ステップS301)。次いで、キーワードファイル152が参照され、変換された文字情報をキーワードとして、このキーワードに対応する撮影計画情報の「区分」「工種」「種別」の組み合わせが判別され、記録部15に記録されている当該工事に対応する撮影計画データファイル151から、判別された「区分」「工種」「種別」の組み合わせを含む撮影計画情報が検索される(ステップS302)。そして、検索された撮影計画情報にメールに添付された撮影画像情報が対応付けられ(ステップS303)、即ち、メールに添付された撮影画像情報のヘッダ領域に検索された撮影計画情報の撮影計画番号が格納され、処理は図13のステップS119に移行する。
図13において、受信された新着メールが工事の撮影に関するメールであり(ステップS112;YES)、かつ当該メールが音声指示による撮影画像が添付されたメールでない場合、即ち、当該メールが撮影計画情報の内容を示すメールである場合(ステップS114;NO)、記録部15に格納されている撮影計画データファイル151の内容が当該撮影計画情報に基づいて更新される(ステップS116)。例えば、対応する撮影計画情報の内容がメールに添付された内容と一致しない場合は、記録部15に格納されている撮影計画データファイル151の内容が、メールに添付された内容に置換される。対応する撮影計画情報が存在しない場合は、記録部15に格納されている撮影計画データファイル151に追加される。
また、当該撮影計画情報の内容を示すメールに音声情報が添付されている場合、即ち、添付された撮影画像情報に対応する音声コメントがある場合(ステップS117;YES)、当該メールに添付されている音声情報が未分類音声エリア142に格納され(ステップS118)、処理はステップS119に移行する。
ステップS119において、受信されたメールに添付された撮影画像情報がRAM14の未分類画像エリア141に格納される。受信された全ての新着メールについてステップS112〜120が繰り返し実行され、全ての新着メールについて終了すると(ステップS120;YES)、自動分類記録処理が実行され(ステップS121)、本処理は終了する。
図15は、CPU11によりステップS121で実行される自動分類記録処理を示すフローチャートである。以下、図15を参照して自動分類記録処理について説明する。
まず、記録部15の画像・音声格納部153に、当該工事に関する撮影計画データファイル151の撮影画像情報格納用のフォルダ階層構造が作成されているか否かが判断され(ステップS311)、作成されていない場合には(ステップS311;NO)、撮影計画データファイル151の全撮影計画情報が取得され、各撮影計画情報の分類体系に合わせたフォルダ階層構造が作成される(ステップS312)。
図16に、ステップS312において作成される各撮影計画情報の分類体系に合わせたフォルダ階層構造の一例を示す。図16に示すように、画像・音声格納部153には、第1階層を「工事件名」のフォルダ(例えば、○○街道舗装工)、第2階層を「区分」のフォルダ(例えば、出来形管理)、第3階層を「工種」のフォルダ(例えば、舗装工)、第4階層を「種別」のフォルダ(例えば、路盤工1、路盤工2・・・)、第5階層を「撮影計画番号」のフォルダ(例えば、“001”、“002”、“003”・・・)・・・とするフォルダ階層構造が作成される。
次いで、RAM14の未分類画像エリア141に記憶されている撮影画像情報のファイルが先頭から1ファイル分ずつアクセスされ、処理対象の撮影画像情報のファイルとして特定される(ステップS313)。次いで、特定されたファイルのヘッダ領域の撮影計画番号が読み出され(ステップS314)、当該撮影計画番号に対応するフォルダの存在の有無がチェックされる(ステップS315)。当該撮影計画番号に対応する該当するフォルダが無い場合は、この撮影計画番号を有する撮影画像情報のファイルを格納するためのフォルダが作成され(ステップS316)、対応するフォルダに撮影画像情報のファイルが格納され、未分類画像エリア141の当該撮影画像情報が削除される(ステップS317)。未分類画像エリア141に格納されている撮影画像情報の全てのファイルについてステップS313〜317が繰り返し実行され、全てのファイルについて終了し、未分類の撮影画像情報がなくなると(ステップS318;NO)、処理はステップS319に移行する。
ステップS319において、RAM14の未分類音声エリア142が先頭から1ファイル分ずつアクセスされ、処理対象の音声情報ファイルとして特定される(ステップS319)。次いで、特定されたファイルのヘッダ領域の撮影計画番号が読み出され(ステップS320)、対応するフォルダに特定された音声情報のファイルが格納され、未分類エリアの当該音声情報ファイルが削除される(ステップS321)。未分類音声エリア141に記憶されている音声情報の全てのファイルについてステップS319〜S321が繰り返し実行され、全てのファイルについて終了し、未分類の音声情報がなくなると(ステップS322;NO)、本処理は終了する。
なお、撮影画像情報を分類する際に、メール本文に記載されている撮影計画情報の文字情報に基づいて、撮影画像情報に対応する撮影計画情報の「区分」「工種」「種別」等を認識し、認識した情報に基づいてメールに添付された撮影画像情報を自動的に分類するようにしてもよい。
また、撮影計画情報及び撮影画像情報の分類は、パーソナルコンピュータ1により修正、編集することが可能である。
上述したように、撮影計画データファイル151は、一連の工事を構成する各作業工程を階層的に分類した階層構造の情報であり、パーソナルコンピュータ1のCPU11は、自動分類記録処理により携帯電話機2から受信した撮影画像情報及び音声情報を分類する際に、撮影計画データファイル通りの階層構造で自動的に分類仕分けするので、使い勝手のよい画像及び音声コメントの管理が可能となるとともに、例えば、分類仕分けされた各撮影画像情報に基づいて発注元に提出するための工事記録アルバム等を作成する場合においても、作成が容易となる。
以上説明したように、撮影システム100によれば、パーソナルコンピュータ1は、一連の作業工程に関する撮影計画データファイルを電子メールに添付して携帯電話機2に送信し、携帯電話機2は、パーソナルコンピュータ1から送信された撮影計画データファイルを受信して記録し、記録された撮影計画データファイルを構成する各撮影計画情報のうち何れかの撮影計画情報に従って撮影された撮影画像情報をその撮影計画情報に対応付けて記録し、この記録された撮影画像情報及び対応する撮影計画情報を電子メールに添付してパーソナルコンピュータ1に送信する。パーソナルコンピュータ1においては、受信された撮影画像情報を対応する撮影計画情報に基づいて分類して記録する。
従って、パーソナルコンピュータ1と携帯電話機2と撮影画像情報を始めとするデータの送受信を現在使用頻度の高い電子メールを用いて行うことができ、従来の、デジタルカメラで撮影を行っていた場合のように、データ通信ケーブルによりデジタルカメラをパーソナルコンピュータに接続する手間なく、また、専用の知識を必要とせずに、容易に撮影画像情報等のデータの送受信を行うことが可能となる。
また、携帯電話機2は、パーソナルコンピュータ1から送信された撮影計画データファイルに、更に撮影計画情報を追加することが可能であるので、工事の現場で突発的に生じた撮影計画情報を追加して撮影を行うことが可能となる。
また、撮影計画データファイル151は、一連の作業工程の各工程を階層的に分類した階層構造を有しており、パーソナルコンピュータ1は、一連の撮影計画情報の階層構造に基づいて、撮影画像情報を自動分類するので、撮影画像情報の分類を手作業で行う必要がなくなるとともに、撮影画像情報の管理を容易に行うことが可能となる。
また、携帯電話機2は、通話により指示された撮影指示の音声情報を保存し、この音声情報を再生して音声情報に基づいて撮影を行い、撮影された撮影画像情報を、その音声情報に対応付けて電子メールに添付してパーソナルコンピュータ1に送信し、パーソナルコンピュータ1は、携帯電話機2から受信された音声情報を文字変換し、その変換結果に基づいて、受信された撮影画像情報を分類する。従って、工事現場に音声通信で伝達された撮影指示に従って撮影を行うことが可能となり、また、音声による撮影指示に従って撮影された撮影画像情報を容易に分類することが可能となる。
また、携帯電話機2は、撮影画像情報に対応する撮影計画情報に基づいて電子メールの本文を作成するので、電子メールを受信したパーソナルコンピュータ1で電子メール読んだ人物が、電子メールに添付された撮影画像情報がどのような撮影計画情報に従って撮影されたのかを容易に認識することが可能となる。
また、パーソナルコンピュータ1は、カメラ付携帯端末において撮影計画情報に基づいて作成された電子メールを受信した場合に、電子メールの本文の文字情報に基づいて、電子メールに添付された撮影画像情報を分類するので、撮影画像情報の分類が容易になる。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る撮影システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、工事の一連の作業工程を撮影する場合を例にとり説明したが、これに限定されない。例えば、送電鉄塔の保守点検結果を撮影する場合や、事故や災害の現場写真の撮影等、撮影計画に従って撮影を行う場合に本発明は適用可能である。
また、上記実施の形態においては、携帯電話機2で撮影を行うこととしたが、例えば、PHS、カメラ一体型のパーソナルコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ等でメール通信機能及び撮影機能を備えた装置であればよい。
また、上記実施の形態のように撮影計画情報を電子メールに添付するのではなく、電子メールの本文として携帯電話機2とパーソナルコンピュータ1との間で送受信をおこなってもよい。
その他、撮影システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る撮影システム100の全体構成を示すブロック図である。 図1のパーソナルコンピュータ1の機能的構成を示すブロック図である。 図1の携帯電話機2の機能的構成を示すブロック図である。 撮影計画データファイル151のデータ格納例を示す図である。 図2のCPU11により実行される撮影計画データ作成及びメール送信処理を示すフローチャートである。 撮影計画データ作成画面131の一例を示す図である。 図3のCPU21により実行される撮影計画追加処理を示すフローチャートである。 図3のCPU21により実行される撮影処理を示すフローチャートである。 工事件名一覧画面231及びタイトル一覧画面232の一例を示す図である。 図3のCPU21により実行される音声指示に従った撮影処理を示すフローチャートである。 図3のCPU21により実行されるメール作成送信処理を示すフローチャートである。 図11のステップS247で作成されるメール本文の一例を示す図である。 図2のCPU11により実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。 図2のCPU11により実行される音声処理を示すフローチャートである。 図2のCPU11により実行される自動分類記録処理を示すフローチャートである。 撮影計画情報の分類体系に合わせたフォルダ階層構造の一例を示す図である。
符号の説明
100 撮影システム
1 パーソナルコンピュータ
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 RAM
141 未分類画像エリア
142 未分類音声エリア
15 記録部
151 撮影計画データファイル
152 キーワードファイル
153 画像・音声格納部
16 通信制御部
2 携帯電話機
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 RAM
241 現在工事番号格納エリア
25 記録部
251 撮影計画データファイル
252 撮影画像格納部
253 音声コメント格納部
254 音声指示格納部
26 音声入出力部
27 撮影部
28 通信制御部
281 アンテナ

Claims (8)

  1. 一連の作業工程の各工程に関する撮影計画情報を記録する管理装置と、通信ネットワークを介して前記管理装置に接続され、一連の作業工程に関する一連の撮影計画情報を前記管理装置から受信して記録するカメラ付携帯端末を備えた撮影装置であって、
    前記管理装置は、前記一連の撮影計画情報を電子メールにて前記カメラ付携帯端末に送信する手段を備え、
    前記カメラ付携帯端末は、前記管理装置から送信された電子メールの前記一連の撮影計画情報を受信し、前記受信された一連の撮影計画情報のうち何れかの撮影計画情報に従って撮影された撮影画像情報を当該撮影計画情報に対応付けて記録する手段と、前記記録された撮影画像情報及び対応する撮影計画情報を電子メールにて前記管理装置に送信する手段とを備え、
    前記管理装置は、更に前記カメラ付携帯端末から送信された電子メールの撮影画像情報及び撮影計画情報を対応付けて記録する手段を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記管理装置の前記一連の撮影計画情報を電子メールにて前記カメラ付携帯端末に送信する手段は、前記一連の撮影計画情報を電子メールに添付して前記カメラ付携帯端末に送信し、
    前記カメラ付携帯端末の前記記録された撮影画像情報及び対応する撮影計画情報を電子メールにて前記管理装置に送信する手段は、前記記録された撮影画像情報及び対応する撮影計画情報を電子メールに添付して前記管理装置に送信し、
    前記管理装置の前記カメラ付携帯端末から送信された電子メールの撮影画像情報及び撮影計画情報を対応付けて記録する手段は、前記カメラ付携帯端末から送信された電子メールに添付された撮影画像情報及び撮影計画情報を対応付けて記録するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記カメラ付携帯端末は、前記記録された一連の撮影計画情報に、更に撮影計画情報を追加する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  4. 前記一連の撮影計画情報は、前記一連の作業工程の各工程を階層的に分類した階層構造を有する情報であり、
    前記管理装置は、更に前記一連の撮影計画情報の階層構造に基づいて、前記撮影画像情報を分類する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮影装置。
  5. 前記カメラ付携帯端末は、更に外部機器と音声情報を送受信する手段と、前記外部機器と音声情報を送受信する手段により受信された音声情報に基づいて撮影された撮影画像情報を前記音声情報に対応付けて電子メールに添付して前記管理装置に送信する手段を備え、
    前記管理装置は、更に前記カメラ付携帯端末から受信された前記音声情報を文字変換し、その変換結果に基づいて、対応する前記撮影画像情報を分類する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の撮影装置。
  6. 前記カメラ付携帯端末は、更に前記撮影画像情報に対応する撮影計画情報に基づいて前記撮影画像情報を添付する電子メールの本文を作成する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の撮影装置。
  7. 前記管理装置は、前記カメラ付携帯端末において前記撮影計画情報に基づいて作成された電子メールを受信した場合に、前記電子メールの本文の文字情報に基づいて、当該電子メールに添付された撮影画像情報を分類する手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の撮影装置。
  8. コンピュータに、
    一連の作業工程に関する一連の撮影計画情報を電子メールにて外部のカメラ付携帯端末に送信する機能と、
    前記外部のカメラ付携帯端末から、電子メールにて一連の撮影計画情報のうち何れかの撮影計画情報に従って撮影された撮影画像情報及びこの撮影画像情報に対応する撮影計画情報を受信する機能と、
    前記受信された電子メールの撮影画像情報及び撮影計画情報を対応付けて記録する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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