JP2017107443A - 状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラム - Google Patents

状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017107443A
JP2017107443A JP2015241448A JP2015241448A JP2017107443A JP 2017107443 A JP2017107443 A JP 2017107443A JP 2015241448 A JP2015241448 A JP 2015241448A JP 2015241448 A JP2015241448 A JP 2015241448A JP 2017107443 A JP2017107443 A JP 2017107443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
storage unit
situation determination
control unit
building element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015241448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6700580B2 (ja
Inventor
拓馬 中林
Takuma Nakabayashi
拓馬 中林
金子 智弥
Tomoya Kaneko
智弥 金子
理史 鈴木
Satoshi Suzuki
理史 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2015241448A priority Critical patent/JP6700580B2/ja
Publication of JP2017107443A publication Critical patent/JP2017107443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6700580B2 publication Critical patent/JP6700580B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】建築工事等の進捗状況を効率的に判定するための状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラムを提供する。【解決手段】工事現場における工程において用いる建築要素を記録した建築要素情報記憶部25と、工事現場を撮影した撮影画像を記録する現場画像情報記録部26と、管理者端末30に接続された制御部21とを備えた管理サーバ20を用いる。そして、制御部21が、現場画像情報記録部26に記録された撮影画像に含まれる建築要素を特定する。次に、建築要素情報記憶部25を用いて、建築要素に関連付けられた工程を特定する。そして、管理者端末30に、特定した工程を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、工事等の進捗状況を判定するための状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラムに関する。
建築や土木等の現場においては、工事の前後や実施途中の写真を撮影する場合がある。これらの写真は、工事の進捗状況を管理したり、施工状況を確認したりするために用いられる。
例えば、撮影ポイントに関する情報を物理的に写真に写り込ませて写真の証拠性を担保するための技術が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に開示された技術においては、電子表示装置に撮影ポイント情報を表示させ、撮影ポイント情報を表示した電子表示装置を含む撮影ポイントの写真をカメラにより撮影する。
また、建設現場における工事の進捗状況を管理するための進捗状況管理方法も検討されている(例えば、特許文献2参照。)。この文献に開示された技術においては、所定の位置関係を有する場合に一つの標識と認識される接続タグを第1鉄骨柱と第2鉄骨柱との接続部と関連づけて記憶し、接続タグを構成する第1タグを第1鉄骨柱の接続部位に付す。第1鉄骨柱と第2鉄骨柱との接続部を撮像し、撮像した画像から記憶した接続タグが抽出された場合に第1鉄骨柱と第2鉄骨柱との接続を完了とする。
更に、カメラを用いる施工過程記録システムも検討されている(例えば、特許文献3参照。)。この文献に開示された技術においては、カメラを、各所定の施工段階にある建築物を撮像視野に収めるように設置し、その出力画像信号によって表される建築物の少なくとも特定部位の形体に関し建築物の設計データに基づく画像認識を行なう。そして、建築物の少なくとも特定部位が撮影を行なうべき施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別し、この識別結果に応じてカメラに付属のリモコンと同じトリガ操作信号を発するトリガ操作装置でカメラにトリガをかける。
一方で、バーコードラベルや無線タグが付されていない商品を画像認識処理により認識するための技術も検討されている(例えば、特許文献4参照。)。この文献に開示された技術においては、第1の認識処理部により、撮像部より撮像された認識対象物のカラー画像信号からHSV色空間に変換して、H(色相)情報とS(彩度)情報のカラーヒストグラムを作成する。そして、認識対象物の第1の特徴情報として、予め作成されている基準のカラーヒストグラムと比較して認識対象物を認識する。また、第2の認識処理部により、上記カラー画像信号に含まれる認識対象物の輝度情報からSIFT特徴量を抽出し、K−means法によるクラスタリングに対応したクラスを横軸としたヒストグラムを作成する。そして、認識対象物の第2の特徴情報として、予め作成されている基準のヒストグラムと比較して認識対象物を認識する。
特開2011−250292号公報 特開2011−221874号公報 特開2011−123642号公報 特開2012−150552号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、正確な撮影位置の取得や、写真と設計データの正確な重ね合わせが必要である。また、特許文献2に記載された技術では、所定の位置関係を有する場合に一つの標識と認識される接続タグを貼付して予め登録しておく必要があり、作業負担が大きくなる。特許文献3に記載された技術においては、建築物の設計データに基づいた特定部位の形態を判定する必要がある。このためには、予め撮影すべき形体を登録しておく必要がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、この目的は、建築工事等の進捗状況を効率的に判定するための状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するための状況判定システムは、工事現場における工程において用いる建築要素を記録した要素情報記憶部と、工事現場を撮影した撮影画像を記録する画像記憶部と、クライアント端末に接続された制御部とを備える。そして、前記制御部が、前記画像記憶部に記録された撮影画像に含まれる建築要素を特定し、前記要素情報記憶部を用いて、前記建築要素に関連付けられた工程を特定し、前記クライアント端末に、前記特定した工程を出力する。これにより、工事現場の撮影画像を用いて、工程を判定することができる。
・上記状況判定システムにおいては、建築要素を撮影した学習用画像において画像特徴量を算出し、前記画像特徴量を用いて教師データを生成し、前記制御部が、前記画像記憶部に記録された撮影画像において算出した画像特徴量と、前記教師データとを用いて、前記撮影画像に含まれる建築要素を特定することが好ましい。これにより、予め準備した教師データを用いて、建築要素を特定することができる。
・上記状況判定システムにおいては、前記撮影画像において、画像情報に基づいて領域を分割し、前記領域毎に含まれる建築要素を特定することが好ましい。これにより、一つの撮影画像に複数の建築要素が含まれている場合にも、領域毎に建築要素を特定することができる。
・上記状況判定システムにおいては、前記要素情報記憶部において、前記撮影画像に基づいて特定した建築要素が含まれる工程を工程候補として特定し、前記特定した工程候補を前記クライアント端末に出力することが好ましい。これにより、工程候補を用いて、工程を効率的に特定することができる。
・上記状況判定システムにおいては、各工程の完了予定日を記録したスケジュール情報記憶部を更に備え、前記工程を特定した撮影画像の撮影日と、前記完了予定日とを比較した結果を、前記クライアント端末に出力することが好ましい。これにより、撮影画像に基づいて、工事の進捗状況を判定することができる。
本発明によれば、建築工事等の進捗状況を効率的に判定することができる。
本実施形態のシステムの説明図。 本実施形態の記憶部に記録されたデータの説明図であって、(a)は辞書記憶部、(b)は教師情報記憶部の説明図。 本実施形態の記憶部に記録されたデータの説明図であって、(a)はスケジュール情報記憶部、(b)は建築要素情報記憶部、(c)は現場画像情報記憶部、(d)は進捗情報記憶部の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図であって、(a)は学習用画像、(b)は特徴量の抽出、(c)はクラスタリング、(d)はヒストグラム作成、(e)はラベリングの説明図。 本実施形態の画像の説明図であって、(a)は工事現場の撮影画像、(b)は領域分割された撮影画像において建築要素を特定した画像の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図であって、(a)は学習処理、(b)は工程判定処理の説明図。
以下、一実施形態を、図1〜図7に従って説明する。本実施形態では、建築工事の工事現場における工程の進捗状況を判定するための状況判定システムとして説明する。
図1に示すように、撮影装置10、管理サーバ20、管理者端末30を用いる。
撮影装置10は、工事現場を撮影する撮影手段である。撮影装置10としては、例えば、上下左右全方位の360度のパノラマ画像を撮影可能な全天球カメラを用いることが可能である。
管理者端末30は、工事現場における工程の進捗状況を管理する管理者が用いるコンピュータ端末である。この管理者端末30は、キーボードやポインティングデバイス等、各種指示を入力するための入力部や、情報処理結果を出力するための出力部を備えている。
管理サーバ20は、工事現場を撮影した撮影画像を用いて、工事の進捗状況の管理を支援するコンピュータである。この管理サーバ20は、制御部21、辞書記憶部22、教師情報記憶部23、スケジュール情報記憶部24、建築要素情報記憶部25、現場画像情報記憶部26、進捗情報記憶部27を備えている。
制御部21は、CPU、RAM、ROM等から構成された制御手段として機能し、後述する処理(画像管理段階、学習処理段階、工程判定段階、識別段階等を含む処理)を行なう。このための状況判定プログラムを実行することにより、制御部21は、画像管理部211、学習処理部212、工程判定部213、識別部214等として機能する。
画像管理部211は、管理者端末30や撮影装置10から、状況判定処理に用いる画像を取得する処理を実行する。本実施形態では、学習用画像、工事の進捗状況を判定するための撮影画像を取得する。
学習処理部212は、管理者端末30から取得した学習用画像を用いて、教師データを生成する処理を実行する。本実施形態では、特徴量抽出アルゴリズムとして、公知のSIFT(Scale-Invariant Feature Transform)法を用いる。この特徴量抽出アルゴリズムによれば、画像に含まれる特徴量を算出する。本実施形態では、このSIFT法においては、所定数のピクセル毎に、128次元の特徴量を算出する。
工程判定部213は、撮影装置10から取得した撮影画像を用いて、工事現場において用いられている建築要素を特定し、工事の進捗状況を判定する処理を実行する。
識別部214は、上述したSIFT法により、教師データを用いて、撮影画像に含まれる被写体の認識処理を実行する。本実施形態では、工事現場の撮影画像を用いて特徴量を算出し、この特徴量に基づいてヒストグラムを生成し(Bag-of-Features)、撮影画像に含まれる建築要素を特定する。
図2(a)に示すように、辞書記憶部22には、ヒストグラムを生成するために用いる特徴量についてのコードブック220が記録される。このコードブック220は、教師データ作成処理を行なった場合に記録される。コードブック220は、1又は複数のクラスタ、各クラスタの特徴量に関するデータを含んで構成される。
クラスタデータ領域には、ヒストグラムを作成する場合に用いるクラスタを特定するための識別子に関するデータが記録されている。
特徴量データ領域には、このクラスタを表わす代表的な特徴量に関するデータが記録されている。この特徴量としては、後述する教師データ作成処理において生成した複数の各クラスタの中心を表わす代表的特徴量を用いる。
図2(b)に示すように、教師情報記憶部23には、画像認識を行なうための教師データ230が記録される。本実施形態では、撮影画像の被写体を構成する建築要素を画像認識により特定する場合を想定する。この教師データ230は、教師データ作成処理を行なった場合に記録される。教師データ230は、建築要素、ヒストグラムに関するデータを含んで構成される。
建築要素データ領域には、建築に用いられる建築要素(例えば、建築材料や納まり等)を特定するための識別子(ここでは名称)に関するデータが記録される。
ヒストグラムデータ領域には、この建築要素を表わすグループに含まれるヒストグラムに関するデータが記録される。このヒストグラムは、この建築用の画像に含まれる特徴量の各クラスタの含有量によって構成される。
図3(a)に示すように、スケジュール情報記憶部24には、建築工事における各工程のスケジュールに関するスケジュール管理データ240が記録される。このスケジュール管理データ240は、建築工事における各工程の予定日が決まった場合に記録される。スケジュール管理データ240は、場所、工程、完了予定日に関するデータを含んで構成される。
場所データ領域には、工事現場の各場所を特定するための識別子に関するデータが記録される。この場所データとしては、例えば、工区や部屋を特定するためのデータを用いる。
工程データ領域には、この場所において実施される各工程を特定するための識別子に関するデータが記録される。
完了予定日データ領域には、この工程を完了する予定日に関するデータが記録される。この完了予定日に基づいて、工程の順番を特定することができる。
図3(b)に示すように、建築要素情報記憶部25には、工事現場における各工程において用いられる建築要素に関する建築要素管理データ250が記録される。この建築要素管理データ250は、建築工事における各工程で用いられる建築要素が決まった場合に記録される。建築要素管理データ250は、工程、建築要素に関するデータを含んで構成される。
工程データ領域には、建築工事における各工程を特定するための識別子に関するデータが記録される。
建築要素には、この工程において用いられる建築要素に関するデータが記録される。図3(b)に示すように、工程「コンクリート打設前」においては、鉄筋、コンクリートが表面に露出している。また、工程「断熱前」においては、コンクリートが表面に露出している。このように、表面に露出している建築要素を特定し、この建築要素に基づいて、現在の工程を特定することができる。
図3(c)に示すように、現場画像情報記憶部26には、工事現場を撮影した撮影画像についての画像管理データ260が記録される。この画像管理データ260は、撮影装置10から撮影画像を取得した場合に記録される。画像管理データ260は、画像コード、撮影日、場所、画像に関するデータを含んで構成される。
画像コードデータ領域には、工事現場を撮影した各撮影画像を特定するための識別子に関するデータが記録される。
撮影日データ領域には、この撮影画像を撮影した年月日及び時刻に関するデータが記録される。
場所データ領域には、この撮影画像を撮影した工事現場の場所を特定するための識別子に関するデータが記録される。
画像データ領域には、工事現場を撮影した撮影画像に関するデータが記録される。
図3(d)に示すように、進捗情報記憶部27には、建築工事の進捗状況を管理するための進捗管理データ270が記録される。この進捗管理データ270は、工程判定処理を行なった場合に記録される。進捗管理データ270は、場所、画像コード、工程、状況に関するデータを含んで構成される。
場所データ領域には、工事現場の各場所を特定するための識別子に関するデータが記録される。
画像コードデータ領域には、この場所を撮影した撮影画像を特定するための識別子に関するデータが記録される。
工程データ領域には、撮影画像に基づいて特定した工程を特定するための識別子に関するデータが記録される。
状況データ領域には、この工程について建築工事のスケジュールに対する状況を示すデータが記録される。
次に、上記のように構成された管理サーバ20において、建築工事の進捗状況を判定する場合の処理手順について、図4〜図7を用いて説明する。
(教師データ作成処理)
まず、図4、図6を用いて、教師データ作成処理を説明する。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、学習用画像の特定処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、管理者端末30に対して、学習用画像の入力要求を出力する。この場合、管理者端末30を用いて、教師データの作成に用いる学習用画像を入力する。本実施形態では、学習用画像として、建築要素(被写体)を含む工事現場を撮影した複数の撮影画像(例えば、数万枚の画像)を用いる場合を想定する。各学習用画像には、被写体を特定する建築要素に関する情報が関連付けられている。この場合、学習処理部212は、管理者端末30から取得した学習用画像をメモリに仮記憶する。
ここでは、図6(a)に示すように、学習用画像(1)〜(n)を用いる場合を想定する。
次に、メモリに仮記憶した学習用画像を順次、処理対象として特定し、以下の処理を繰り返す。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、特徴量の抽出処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、処理対象の学習用画像に含まれる特徴量を算出する。本実施形態では、各画像において、複数画素毎の特徴量を算出する。そして、学習処理部212は、算出した特徴量を、処理対象の撮影画像に関連付けて仮記憶する。
そして、すべての学習用画像について、以上の処理を繰り返す。
図6(b)では、各学習用画像(1)〜(n)において、複数の特徴量が算出されている。学習用画像(1)〜(n)に表示されている円表示は、SIFT法におけるキーポイントにおける特徴量のスケールと勾配強度が最も強い向きとを表わしている。
次に、管理サーバ20の制御部21は、特徴量のクラスタリング処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、公知のK−means法を用いて、算出したすべての特徴量を用いてクラスタリングを行なう。K−means法では、クラスタの平均を用い、与えられたクラスタ数k個に分類するための非階層型クラスタリングのアルゴリズムである。本実施形態では、撮影画像数、複数画素毎の特徴量数に応じた特徴点を用いて、複数のクラスタを生成する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、辞書の作成処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、生成した各クラスタの中心(代表的特徴量)を特定する。そして、学習処理部212は、特定したすべての代表的特徴量を記録したコードブック220を辞書記憶部22に記録する。
図6(c)では、クラスタA〜Dを生成した場合を想定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、学習用画像毎に以下の処理を繰り返す。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、ヒストグラムの作成処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、辞書記憶部22に記録されたコードブック220に含まれる特徴量と、学習用画像に含まれる特徴量とを比較する。そして、学習処理部212は、各クラスタの含有量を示したヒストグラムを生成する。
図6(d)では、学習用画像(1)〜(n)において、各クラスタA〜Dの成分を表わすヒストグラムが生成されている。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ラベリング処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、各学習用画像のヒストグラムに対して、学習用画像に関連付けられた建築要素をラベルとして付与して仮記録する。
ここでは、図6(e)に示すように、学習用画像(1)〜(n)において、共通する建築要素(ラベルα〜γ)がグループ分けされる。そして、学習用画像(1)〜(n)のヒストグラムからなる各グループに属する教師データが生成される。
以上の処理を、すべての学習用画像についての処理を終了するまで繰り返す。
次に、管理サーバ20の制御部21は、教師データの出力処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、ラベルリングされたヒストグラムを、教師データとして、教師情報記憶部23に記録する。
(工程判定処理)
次に、図5を用いて、工程判定処理を説明する。
まず、管理サーバ20の制御部21は、工事現場の撮影画像の取得処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、建築工事の工事現場を、撮影装置10を用いて撮影する。この場合、撮影装置10は、撮影日時及び撮影した場所を特定するための識別子を関連付けて記憶する。この撮影日時は、撮影装置10の内蔵タイマから取得することができる。また、撮影場所は、撮影装置10の入力手段を介しての手入力や、GPS(Global Positioning System)等の位置特定手段を用いて取得することができる。そして、撮影装置10に記憶された撮影画像を、管理サーバ20にアップロードする。例えば、撮影装置10に記録された複数の撮影画像を、管理者端末30を介してまとめてアップロードする。この撮影画像には、撮影日時及び場所に関する識別子が関連付けられている。この場合、制御部21の画像管理部211は、アップロードされた撮影画像に対して、画像コードを付与して、現場画像情報記憶部26に記録する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、撮影画像毎に以下の処理を繰り返す。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、撮影画像について領域分割処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、公知の方法を用いて、撮影画像に含まれる複数の領域を分割する。例えば、撮影画像に含まれるエッジや、画素の色相情報や彩度情報を用いて領域分割を行なう。
そして、管理サーバ20の制御部21は、各分割領域を順次、処理対象として特定し、以下の処理を繰り返す。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、処理対象の分割領域の特徴量の算出処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、識別部214に分割領域の画像を提供する。この場合、識別部214は、この分割領域の特徴量を算出する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、分割領域のヒストグラムの作成処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21の識別部214は、分割領域の特徴量と、辞書記憶部22のコードブック220に記録された各代表的特徴量とのマッチングを行なう。そして、識別部214は、各代表的特徴量とのマッチング状況に応じて、各クラスタの含有量を示したヒストグラムを生成する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、分割領域の建築要素の特定処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21の識別部214は、教師情報記憶部23に記録された教師データ230を用いて、生成したヒストグラムが属するグループを特定する。例えば、サポートベクターマシン(support vector machine,SVM)を用いてグループを特定する。そして、識別部214は、特定したグループの建築要素(ラベル)を特定する。
以上の処理を、すべての分割領域について終了するまで繰り返す。
図7(a)に示す撮影画像500を取得した場合を想定する。この場合には、図7(b)に示すように、分割領域511〜514に分割した撮影画像510とする。そして、各分割領域の特徴量に基づいて、分割領域511〜514の建築要素を特定する。例えば、分割領域511,513は、建築要素として「コンクリート」、分割領域512は「ウレタン」、分割領域514は「ボード」を特定した場合を想定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、工程を特定可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、識別部214から、特定した建築要素を取得する。次に、工程判定部213は、建築要素情報記憶部25を用いて、特定した建築要素が含まれる工程を検索する。建築要素情報記憶部25の各工程に含まれるすべての建築要素が、撮影画像に含まれる場合には、工程を特定可能と判定する。例えば、図7(b)の場合、建築要素情報記憶部25を用いて、「コンクリート」、「ウレタン」を含む工程として「断熱後」を特定する。一方、工程「ボード貼り前」の「軽鉄」や、工程「ボード貼り後」の「床パネル」は、撮影画像に含まれないため、対象外と判定する。なお、分割領域514の「ボード」は、ボード貼り作業の事前準備であり、ノイズとして判定の対象外とする。一方、建築要素情報記憶部25の各工程に含まれる建築要素が、撮影画像に含まれる建築要素において過不足がある場合には、工程を特定できないと判定する。
ここで、工程を特定できないと判定した場合(ステップS2−6において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、工程の選択処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、撮影画像に含まれる建築要素の少なくとも一つが含まれる工程を、工程候補として特定する。そして、工程判定部213は、特定した建築候補を管理者端末30に出力する。この場合、建築要素情報記憶部25に記録された建築要素と、撮影画像に含まれる建築要素とで共通した建築要素が多い順番に、工程候補を出力する。そして、工程判定部213は、管理者端末30において指定された工程候補を取得する。
一方、工程を特定できると判定した場合(ステップS2−6において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、工程の選択処理(ステップS2−7)をスキップする。
次に、管理サーバ20の制御部21は、工程の記録処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、撮影画像に基づいて特定した工程、又は管理者端末30において指定された工程を記録した進捗管理データ270を進捗情報記憶部27に記録する。更に、工程判定部213は、スケジュール情報記憶部24から、撮影場所、工程が記録されたスケジュール管理データ240を取得する。次に、工程判定部213は、スケジュール管理データ240に記録された完了予定日と、現場画像情報記憶部26に記録された撮影日とを比較して差分日数を算出する。そして、工程判定部213は、進捗管理データ270に状況を記録する。ここでは、撮影日が完了予定日よりも遅い場合には、「差分日数の遅延」を状況データ領域に記録する。一方、撮影日が完了予定日よりも早い場合や、撮影日と完了予定日とが一致している場合には、「予定通り」を状況データ領域に記録する。
以上の処理を、すべての撮影画像について終了するまで繰り返す。
本実施形態の状況判定システムによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、教師データ作成処理、工程判定処理を実行する。これにより、工事現場を撮影した撮影画像を用いて、効率的に状況を判定することができる。
(2)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、学習用画像について、特徴量の抽出処理(ステップS1−2)、特徴量のクラスタリング処理(ステップS1−3)、辞書の作成処理(ステップS1−4)を実行する。これにより、工事現場の撮影画像に含まれる特徴量を分類するためのコードブック220を作成することができる。
更に、管理サーバ20の制御部21は、ヒストグラムの作成処理(ステップS1−5)、ラベリング処理(ステップS1−6)を実行する。これにより、撮影画像に基づいて、建築要素を特定するための教師データを生成することができる。
(3)本実施形態では、撮影画像について領域分割処理を実行する(ステップS2−2)。そして、管理サーバ20の制御部21は、処理対象の分割領域の特徴量の算出処理(ステップS2−3)、分割領域のヒストグラムの作成処理(ステップS2−4)、分割領域の建築要素の特定処理(ステップS2−5)を実行する。これにより、撮影画像に含まれる領域毎に、建築要素を特定することができる。
(4)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、工程を特定可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−6)。そして、工程を特定できないと判定した場合(ステップS2−6において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、工程の選択処理を実行する(ステップS2−7)。この場合、撮影画像に含まれる建築要素の少なくとも一つが含まれる工程を、工程候補として特定する。そして、工程判定部213は、特定した建築候補を管理者端末30に出力する。これにより、撮影画像に基づいて自動判定が困難な場合には、工程候補に基づいて、効率的に工程を指定することができる。
(5)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、工程の記録処理を実行する(ステップS2−8)。これにより、建築工事の進捗状況を、効率的に判断することができる。
また、進捗情報記憶部27には、場所、画像コードと工程とが関連付けられて記録されるため、場所や工程毎に、撮影画像を効率的に整理することができる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、教師データ作成処理において、管理サーバ20の制御部21は、学習用画像の特定処理を実行する(ステップS1−1)。この場合、被写体として建築要素を含む工事現場を撮影した複数の撮影画像を用いる。学習用画像は、工事現場の撮影画像に限定されるものではない。建築要素の写真が含まれるカタログ等からサンプル画像を取得して、学習用画像として用いるようにしてもよい。
また、設計図面等の設計情報に基づいて、学習用画像を取得するようにしてもよい。この場合には、設計情報に含まれる建築要素(建築材料等)を取得し、この建築要素の画像を、インターネット等において検索する。また、設計情報に基づいて、建築要素の提供者を特定するようにしてもよい。この場合には、提供者の管理サーバに登録されている建築要素のサンプル画像を、教師データの作成処理時に、提供者の管理サーバにアクセスして取得する。
・上記実施形態では、工程判定処理において、管理サーバ20の制御部21は、分割領域の建築要素の特定処理を実行する(ステップS2−5)。この場合、SIFT法を用いる。建築要素の特定方法は、SIFT法に限定されるものではなく、公知の各種画像認識方法を用いることができる。また、SIFT特徴量だけではなく、色彩等をパラメータとして、建築要素を特定するようにしてもよい。
・上記実施形態では、工程判定処理において、管理サーバ20の制御部21は、工程の記録処理を実行する(ステップS2−8)。ここで、撮影画像において、建築要素情報記憶部25に記録されていない建築要素が含まれる場合、管理者端末30にアラームメッセージを出力するようにしてもよい。このアラームメッセージには、現在の工程及びこの工程で用いられない建築要素に関する情報を含める。これにより、工程において用いられる建築要素が適切でない場合に、管理者に対して注意喚起を行なうことができる。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、工程を特定可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−6)。ここで、この工事現場における先行工程に基づいて、工程を判定するようにしてもよい。この場合には、制御部21は、進捗情報記憶部27を用いて、この工事現場において既に完了した直近の先行工程を特定する。そして、制御部21は、スケジュール情報記憶部24を用いて、先行工程以降の工程を特定し、建築要素情報記憶部25から、先行工程以降の工程を、撮影画像の工程候補として特定する。
・上記実施形態では、工事現場を撮影する撮影装置10として、上下左右全方位の360度のパノラマ画像を撮影可能な全天球カメラを用いる。撮影装置10は、全天球カメラに限定されるものではない。広角レンズを有するカメラでの撮影画像や、複数の撮影画像を用いて、工程を特定するようにしてもよい。なお、同じ撮影日に同じ場所で撮影された複数の撮影画像を用いる場合には、異なる複数の工程が特定されることがある。この場合には、特定された複数の工程の中で、最も多い工程を採用する。
また、撮影時に撮影向きを記録しておき、この撮影向きを考慮して、撮影画像を合成するようにしてもよい。この場合には、撮影装置10に、3次元位置における姿勢検出センサを設ける。
・上記実施形態では、建築要素情報記憶部25には、工事現場における各工程において用いられる建築要素に関する建築要素管理データ250が記録される。ここでは、工程に対して、建築要素の有無を記録した。工程と建築要素との関係は、これに限定されるものではない。例えば、各建築要素が画像内で占める可能性がある面積割合(%)の範囲を数値で表現してもよい。この場合、建築要素情報記憶部25には、建築要素管理データ250を記録する。
・上記実施形態では、特徴量を用いて、工事現場における工程を判定した。工程の判定方法は、これに限定されるものではない。例えば、ディープラーニング(深層学習)を利用して、工程を特定するようにしてもよい。ここでは、多数の画像からなる教師データを用いて学習処理を実行し、学習処理によって生成されたモデルを用いて、工程を特定する。
(学習処理)
まず、図8(a)を用いて、学習処理を説明する。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、教師データの特定処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、管理者端末30に対して、学習用画像の入力要求を出力する。この場合、管理者端末30を用いて、教師データ(学習用画像、検証用画像)を入力する。本実施形態では、学習用画像として、建築要素(被写体)を撮影した複数の撮影画像(例えば、数万枚の画像)を用いる場合を想定する。各学習用画像、検証用画像には、被写体を特定する建築要素に関する情報が関連付けられている。この場合、学習処理部212は、管理者端末30から取得した学習用画像、検証用画像をメモリに仮記憶する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ディープラーニング処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、入力層、中間層(隠れ層)、出力層に含まれる複数のノードを結合する。なお、中間層は、必要に応じて複数階層を設けることが可能である。本実施形態では、入力層には、各学習用画像に含まれる画素を用いる。また、出力層の各ノードには、建築要素を用いる。そして、入力層のノードから出力層のノードを結びつける中間層のノード、結合からなるモデル(建築要素判定モデル)を生成する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、検証処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、ディープラーニング処理により生成した建築要素判定モデルに、検証用画像を適用して、建築要素を算出する。次に、学習処理部212は、算出した建築要素が、検証用画像に関連付けられていた建築要素と一致するかどうかを判定する。そして、学習処理部212は、すべての検証用画像において、建築要素が一致しなかった割合(エラーレート)を算出する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、学習は完了かどうかについての判定処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、算出したエラーレートと、予め定められた収束条件とを比較する。そして、エラーレートが収束条件を満たした場合には、学習は完了したと判定する。
学習は完了でないと判定した場合(ステップS3−4において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ディープラーニング処理(ステップS3−2)を再実行する。
一方、学習は完了と判定した場合(ステップS3−4において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、モデルの出力処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21の学習処理部212は、ディープラーニング処理により生成した建築要素判定モデルを、学習済みモデルとして工程判定部213に供給する。工程判定部213は、この学習済みモデルを記憶する。
(工程判定処理)
次に、図8(b)を用いて、工程判定処理を説明する。
まず、管理サーバ20の制御部21は、ステップS2−1と同様に、工事現場の撮影画像の取得処理を実行する(ステップS4−1)。
次に、管理サーバ20の制御部21は、撮影画像毎に以下の処理を繰り返す。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、撮影画像について領域分割処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、撮影画像を、任意の解像度のグリッドに分割する。例えば、解像度「3072×2304px」の画像を「256×256px」のグリッド(分割領域)に分割する。
そして、管理サーバ20の制御部21は、各分割領域を順次、処理対象として特定し、以下の処理を繰り返す。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、モデルを用いて、分割領域の建築要素の特定処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、学習済みモデル(建築要素判定モデル)を用いて、建築要素を特定する。そして、工程判定部213は、特定した建築要素を仮記憶する。
以上の処理を、すべての分割領域について終了するまで繰り返す。
次に、管理サーバ20の制御部21は、工程の選択処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21の工程判定部213は、撮影画像に含まれるすべてのグリッド(分割領域)について、仮記憶した建築要素を、建築要素毎に集計する。次に、工程判定部213は、集計に基づいて、建築要素毎の割合を算出する。これにより、面積割合が算出される。そして、工程判定部213は、算出した面積割合に基づいて工程を選択する。この場合、上述した表1を用いることができる。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ステップS2−8と同様に、工程の記録処理を実行する(ステップS4−5)。
以上の処理を、すべての撮影画像について終了するまで繰り返す。
これにより、ディープラーニングを用いて、効率的かつ的確に建築要素を特定し、この建築要素により工程を特定することができる。
更に、機械学習(ディープラーニング)により、工程を選択することも可能である。この場合には、学習処理における教師データとして、各工程がラベリングされ、各建築要素の面積割合のヒストグラムを算出した大量の撮影画像を準備する。例えば、工程「断熱後」がラベリングされた撮影画像に対して、建築要素「鉄筋」、「コンクリート」、「ウレタン」等についての面積割合のヒストグラムを生成しておく。
そして、ディープラーニング処理(ステップS3−2)において、各建築要素の面積割合のヒストグラムを算出した大量の撮影画像(学習用画像)を用いて、各学習用画像にラベリングされた工程を判定するための工程判定モデルを生成する。
検証処理(ステップS3−3)においては、検証用画像において、各建築要素の面積割合のヒストグラムを算出し、ディープラーニング処理により生成した工程判定モデルに適用することにより、工程を予測する。そして、検証用画像にラベリングされていた工程との一致を判定する。この判定により算出されるエラーレートに基づいて、学習を完了する。
工程判定処理においては、管理サーバ20の制御部21は、撮影画像において、分割領域の建築要素の特定処理を実行する(ステップS4−3)。更に、領域毎の繰り返し処理により、管理サーバ20の制御部21は、建築要素の面積割合のヒストグラムを算出する。そして、管理サーバ20の制御部21は、建築要素の面積割合のヒストグラムについて、上述したディープラーニング処理により生成した工程判定モデルを適用して工程を特定する。
工程判定に機械学習手法(ディープラーニング)を用いることにより、分割領域毎の建築要素推定の誤差に対する頑健性を強化することができる。
10…撮影装置、20…管理サーバ、21…制御部、211…画像管理部、212…学習処理部、213…工程判定部、214…識別部、22…辞書記憶部、23…教師情報記憶部、24…スケジュール情報記憶部、25…建築要素情報記憶部、26…現場画像情報記憶部、27…進捗情報記憶部、30…管理者端末。

Claims (7)

  1. 工事現場における工程において用いる建築要素を記録した要素情報記憶部と、
    工事現場を撮影した撮影画像を記録する画像記憶部と、
    クライアント端末に接続された制御部とを備えた状況判定システムであって、
    前記制御部が、
    前記画像記憶部に記録された撮影画像に含まれる建築要素を特定し、
    前記要素情報記憶部を用いて、前記建築要素に関連付けられた工程を特定し、
    前記クライアント端末に、前記特定した工程を出力することを特徴とする状況判定システム。
  2. 建築要素を撮影した学習用画像において画像特徴量を算出し、前記画像特徴量を用いて教師データを生成し、
    前記制御部が、前記画像記憶部に記録された撮影画像において算出した画像特徴量と、前記教師データとを用いて、前記撮影画像に含まれる建築要素を特定することを特徴とする請求項1に記載の状況判定システム。
  3. 前記撮影画像において、画像情報に基づいて領域を分割し、前記領域毎に含まれる建築要素を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の状況判定システム。
  4. 前記要素情報記憶部において、前記撮影画像に基づいて特定した建築要素が含まれる工程を工程候補として特定し、
    前記特定した工程候補を前記クライアント端末に出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の状況判定システム。
  5. 各工程の完了予定日を記録したスケジュール情報記憶部を更に備え、
    前記工程を特定した撮影画像の撮影日と、前記完了予定日とを比較した結果を、前記クライアント端末に出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の状況判定システム。
  6. 工事現場における工程において用いる建築要素を記録した要素情報記憶部と、
    工事現場を撮影した撮影画像を記録する画像記憶部と、
    クライアント端末に接続された制御部とを備えた状況判定システムを用いて状況判定を行なう方法であって、
    前記制御部が、
    前記画像記憶部に記録された撮影画像に含まれる建築要素を特定し、
    前記要素情報記憶部を用いて、前記建築要素に関連付けられた工程を特定し、
    前記クライアント端末に、前記特定した工程を出力することを特徴とする状況判定方法。
  7. 工事現場における工程において用いる建築要素を記録した要素情報記憶部と、
    工事現場を撮影した撮影画像を記録する画像記憶部と、
    クライアント端末に接続された制御部とを備えた状況判定システムを用いて状況判定を行なうためのプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記画像記憶部に記録された撮影画像に含まれる建築要素を特定し、
    前記要素情報記憶部を用いて、前記建築要素に関連付けられた工程を特定し、
    前記クライアント端末に、前記特定した工程を出力する手段として機能させることを特徴とする状況判定プログラム。
JP2015241448A 2015-12-10 2015-12-10 状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラム Active JP6700580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015241448A JP6700580B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015241448A JP6700580B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017107443A true JP2017107443A (ja) 2017-06-15
JP6700580B2 JP6700580B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=59059882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015241448A Active JP6700580B2 (ja) 2015-12-10 2015-12-10 状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6700580B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6341550B1 (ja) * 2017-10-12 2018-06-13 ギアヌーヴ株式会社 工事現場画像判定装置及び工事現場画像判定プログラム
JP2019027817A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 前田建設工業株式会社 施工出来高データ取得システム
JP2019192170A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 清水建設株式会社 3次元モデル生成装置及び3次元モデル生成方法
JP2019200723A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 株式会社クボタ 工事管理装置、工事管理方法、およびプログラム
WO2019229788A1 (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社オプティム コンピュータシステム、建設進捗表示方法及びプログラム
JP2019212067A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 前田建設工業株式会社 工程判別システム及び工程判別方法
JP2020041290A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 学校法人金沢工業大学 コンクリートの最適締固め判定施工システム
JP2020107341A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社クボタ 水道工事管理システム、報知装置、水道工事管理方法、およびプログラム
JP2020160734A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 沖電気工業株式会社 作業工程学習方法、作業工程識別方法、作業工程学習装置、および、作業工程識別装置
JP2021047715A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 株式会社大林組 学習支援システム、学習支援方法及び学習支援プログラム
JP2021060887A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 設備工事の検査装置、設備工事の検査方法、およびプログラム
JP2021081926A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 日本製鉄株式会社 ラベル識別装置、ラベル識別方法、学習装置、識別装置及びコンピュータプログラム
JPWO2019221110A1 (ja) * 2018-05-17 2021-07-01 Necフィールディング株式会社 管理装置、管理システム、管理方法、及びプログラム
WO2022137988A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 株式会社クボタ 作業管理装置、作業管理方法、指標推定モデル、および作業推定モデル
JP7364144B2 (ja) 2022-02-10 2023-10-18 株式会社Kddiテクノロジー データ処理装置、データ処理方法及びプログラム

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0696220A (ja) * 1992-09-16 1994-04-08 Fujitsu Ltd 階層型ニューラルネットワークを用いた物体認識方式
JPH0749910A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Jgc Corp 建設工事の進捗状況監視装置とその方法
JP2002021329A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Arc Kozo Kenkyusho:Kk 建築物施工管理システム及び建築物施工方法
JP2004032608A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd 画像管理装置、撮像装置および画像保管管理システム
JP2005229388A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Casio Comput Co Ltd 撮影装置及びプログラム
JP2005275982A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Health Suerte Japan:Kk 建築管理システム、建築管理サーバ、及び建築管理プログラム
JP2005293182A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Masuda Kensetsu:Kk ネットワークを利用した建築工事の出来高評価のためのプログラム、サーバ、およびシステム
JP2005327170A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Shimizu Corp 建築現場における品質確認システム
JP2006101173A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Casio Comput Co Ltd 撮影装置及びプログラム
JP2007193488A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Casio Comput Co Ltd 画像管理装置
US20130155058A1 (en) * 2011-12-14 2013-06-20 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Four-dimensional augmented reality models for interactive visualization and automated construction progress monitoring
JP2015204030A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 キヤノン株式会社 認識装置及び認識方法
JP2015207105A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 Necフィールディング株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0696220A (ja) * 1992-09-16 1994-04-08 Fujitsu Ltd 階層型ニューラルネットワークを用いた物体認識方式
JPH0749910A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Jgc Corp 建設工事の進捗状況監視装置とその方法
JP2002021329A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Arc Kozo Kenkyusho:Kk 建築物施工管理システム及び建築物施工方法
JP2004032608A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd 画像管理装置、撮像装置および画像保管管理システム
JP2005229388A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Casio Comput Co Ltd 撮影装置及びプログラム
JP2005275982A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Health Suerte Japan:Kk 建築管理システム、建築管理サーバ、及び建築管理プログラム
JP2005293182A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Masuda Kensetsu:Kk ネットワークを利用した建築工事の出来高評価のためのプログラム、サーバ、およびシステム
JP2005327170A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Shimizu Corp 建築現場における品質確認システム
JP2006101173A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Casio Comput Co Ltd 撮影装置及びプログラム
JP2007193488A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Casio Comput Co Ltd 画像管理装置
US20130155058A1 (en) * 2011-12-14 2013-06-20 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Four-dimensional augmented reality models for interactive visualization and automated construction progress monitoring
JP2015204030A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 キヤノン株式会社 認識装置及び認識方法
JP2015207105A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 Necフィールディング株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027817A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 前田建設工業株式会社 施工出来高データ取得システム
WO2019073615A1 (ja) * 2017-10-12 2019-04-18 ギアヌーヴ株式会社 工事現場画像判定装置及び工事現場画像判定プログラム
JP2019074774A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 ギアヌーヴ株式会社 工事現場画像判定装置及び工事現場画像判定プログラム
JP6341550B1 (ja) * 2017-10-12 2018-06-13 ギアヌーヴ株式会社 工事現場画像判定装置及び工事現場画像判定プログラム
JP2019192170A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 清水建設株式会社 3次元モデル生成装置及び3次元モデル生成方法
JP7133971B2 (ja) 2018-04-27 2022-09-09 清水建設株式会社 3次元モデル生成装置及び3次元モデル生成方法
JPWO2019221110A1 (ja) * 2018-05-17 2021-07-01 Necフィールディング株式会社 管理装置、管理システム、管理方法、及びプログラム
JP7140411B2 (ja) 2018-05-17 2022-09-21 Necフィールディング株式会社 管理装置、管理システム、管理方法、及びプログラム
JP2019200723A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 株式会社クボタ 工事管理装置、工事管理方法、およびプログラム
JP7016772B2 (ja) 2018-05-18 2022-02-07 株式会社クボタ 工事管理装置、工事管理方法、およびプログラム
WO2019229788A1 (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社オプティム コンピュータシステム、建設進捗表示方法及びプログラム
JP2019212067A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 前田建設工業株式会社 工程判別システム及び工程判別方法
JP2020041290A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 学校法人金沢工業大学 コンクリートの最適締固め判定施工システム
JP7219910B2 (ja) 2018-09-07 2023-02-09 学校法人金沢工業大学 コンクリートの最適締固め判定施工システム
WO2021131998A1 (ja) * 2018-12-27 2021-07-01 株式会社クボタ 水道工事管理システム、報知装置、水道工事管理方法、およびプログラム
JP2020107341A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社クボタ 水道工事管理システム、報知装置、水道工事管理方法、およびプログラム
JP2020160734A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 沖電気工業株式会社 作業工程学習方法、作業工程識別方法、作業工程学習装置、および、作業工程識別装置
JP2021047715A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 株式会社大林組 学習支援システム、学習支援方法及び学習支援プログラム
JP7375405B2 (ja) 2019-09-19 2023-11-08 株式会社大林組 学習支援システム、学習支援方法及び学習支援プログラム
JP2021060887A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 設備工事の検査装置、設備工事の検査方法、およびプログラム
JP7220134B2 (ja) 2019-10-09 2023-02-09 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 設備工事の検査装置、設備工事の検査方法、およびプログラム
JP2021081926A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 日本製鉄株式会社 ラベル識別装置、ラベル識別方法、学習装置、識別装置及びコンピュータプログラム
JP7410375B2 (ja) 2019-11-18 2024-01-10 日本製鉄株式会社 ラベル識別装置、ラベル識別方法、学習装置、識別装置及びコンピュータプログラム
WO2022137988A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 株式会社クボタ 作業管理装置、作業管理方法、指標推定モデル、および作業推定モデル
JP7364144B2 (ja) 2022-02-10 2023-10-18 株式会社Kddiテクノロジー データ処理装置、データ処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6700580B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6700580B2 (ja) 状況判定システム、状況判定方法及び状況判定プログラム
JP7282851B2 (ja) 装置、方法及びプログラム
CN108764024B (zh) 人脸识别模型的生成装置、方法及计算机可读存储介质
Han et al. Potential of big visual data and building information modeling for construction performance analytics: An exploratory study
US10593104B2 (en) Systems and methods for generating time discrete 3D scenes
EP3379459A1 (en) System and method for telecom inventory management
Golparvar-Fard et al. Visualization of construction progress monitoring with 4D simulation model overlaid on time-lapsed photographs
Bosche et al. Automated retrieval of 3D CAD model objects in construction range images
Bae et al. Image-based localization and content authoring in structure-from-motion point cloud models for real-time field reporting applications
JP2014056486A (ja) 画像ネットワークシステム、画像表示端末および画像処理方法
Park et al. Bringing information to the field: automated photo registration and 4D BIM
CN111524172A (zh) 建筑施工进度的评估方法、装置及存储介质
JP2023015989A (ja) 物品識別および追跡システム
KR101181967B1 (ko) 고유식별 정보를 이용한 3차원 실시간 거리뷰시스템
JP5837848B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法
CN109099915A (zh) 移动机器人定位方法、装置、计算机设备和存储介质
CN109697326B (zh) 道路病害的处理方法、装置、计算机设备和存储介质
JP7240573B2 (ja) 施工支援システムおよび施工支援装置
CN113362441A (zh) 三维重建方法、装置、计算机设备和存储介质
Golparvar-Fard et al. Interactive Visual Construction Progress Monitoring with D4 AR—4D Augmented Reality—Models
JP2018197998A (ja) 作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラム
CN112215964A (zh) 基于ar的场景导览方法和设备
Wang et al. Construction photo localization in 3D reality models for vision-based automated daily project monitoring
Lin et al. Visual and virtual progress monitoring in Construction 4.0
Golparvar-Fard et al. Automated model-based recognition of progress using daily construction photographs and IFC-based 4D models

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6700580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150