JP2007102765A - 情報処理装置、情報記録システム、情報記録方法、並びにプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この情報処理装置は、参照すべき個人情報サービス群の指定を行っておき、取得したデータを保存するときに、指定した個人情報サービスを解析し、該当する情報データがあった場合、取得したデータのメタ情報あるいは参照情報として該当データの情報を書き込んで保存する。また、取得した情報をネットワークに接続された情報処理装置に保存する際に、指定した個人情報サービスを解析し、該当する情報データがあった場合、取得したデータのメタ情報あるいは参照情報として該当データの情報とを転送先の情報処理装置に書き込むようにしてもよい。
【選択図】図2
Description
これらの画像データは、同一ディレクトリに時系列順で保存されるか、または、画像管理ソフトにより、ユーザがその内容に応じてディレクトリを作成し、この画像データ毎に、保存先を選択してから、そのディレクトリに転送して時系列順で保存されていた。
また、所望の画像データの保存先を見つけるために、ユーザが画像データの内容を逐一確認する必要があり、その作業に要する時間は、画像データの数が増えるにつれて増大するので、ユーザの労力負担が大きいという問題があった。
したがって、取得情報とPIM情報とを関連付けることによって、PIM情報から該取得情報を参照することができ、取得情報の再利用を促進することができる。
請求項20に記載の発明は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項19に記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
本発明は、画像、動画、音声をはじめとする実世界の情報を電子的に記録する際に、関連する個人情報を収集する個人情報管理サービスをリストアップしておき、このリストを参照して個人関連情報を取得、記録情報へ関連メタ情報として関連付けもしくは埋め込むことにより、PIMアプリからの取得画像の呼び出しやPIMデータを用いた画像検索などの画像データの再利用の促進を促すことを目的としている。
画像、動画や音声を記録する機能を搭載する情報処理装置(例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラや、カメラ機能のついた携帯電話やPDAなどの情報端末等)で使われるもので、この情報処理装置は、ユーザがそれぞれ個別に個人情報を管理するツール群を介して個人情報(いわゆるPIM情報(スケジュール、アドレス帳、仕事情報およびメール情報など)やGPSやRFID(Radio Frequency-Identification)タグ等のセンサによる位置情報)を取得可能になっている。
即ち、ユーザが活動中にメモ代わりに画像を取得する行為や、音声を記録する行為はその取得時間におけるスケジュール情報と何らかの相関関係があると考えてよい。
画像、動画や音声を記録する機能を搭載する情報処理機器で取得した情報をネットワークで接続された情報処理装置へ転送して記録する場合である。
この情報処理装置では、ユーザがそれぞれ個別に個人情報を管理するツール群を介して、ネットワーク上で管理される個人関連情報を取得可能になっている。
<実施形態1>
本実施形態1に係る情報処理装置は、パーソナルユースを想定したメディアデータ(静止画データ、動画データ、音声データ等)を取得できる機器、例えば、PDAを例にして説明する。なお、メディアデータをファイル化したファイルを総称して、メディアデータファイルと称する。
また、静止画に関する個人関連情報を記憶するデータ形式として、Exifを用いて説明するが、データ本体とそのデータの周辺情報(撮影条件情報、メーカ情報やフォーマット情報など)を記述可能なメタ情報格納領域などを有するデータフォーマットであり、かつメタ情報格納領域にユーザが自由に書き込み可能な領域が設定されているものであれば、本発明を適用することができる。
なお、PDAの代わりに、上記機能を取り込んだ多機能機器、例えばスキャナ、コピー、プリント機能を有するMFPなどへ本発明の機能を搭載することも可能である。
また、上記の個人関連情報は、当該装置自身の記憶手段4に記憶されているとしてもよい。
この画像データファイルを記憶するとき、あるいは、入力手段8により画像データファイルが指定されたときに、画像データファイルと収集対象情報記憶手段5およびオーナ情報記憶手段6を参照して個人情報管理サービスで管理されている個人情報から検索し、取得した個人関連情報を一時ファイルとしてファイル化し、画像データファイルに関連付けて記憶手段4に記録させる。なお、この関連付けは、記憶手段4における一時ファイルの格納場所を示す一時ファイルアドレス情報を、画像データファイルのメタ情報格納領域に記録することにより行うことが可能である。
また、各収集対象関連情報取得部30iは、関連情報記憶部31、関連情報取得部32、参照情報生成部33を含んでいる。
入力部21は、情報管理部28に記憶されているメディアデータファイルのリストを表示手段9に表示させて、ユーザに入力手段8を用いて指定させる。
収集対象情報記憶部23(上記の収集対象情報記憶手段5により実現する)は、画像データファイルに記憶する個人関連情報の取得先で、PIM情報(個人情報)を管理するデータベースやこの個人関連情報を管理する手段(個人情報管理サービス)を特定するための情報を記憶する。ここで、個人関連情報とは、例えば、個人のスケジュール管理、連絡先情報DB、仕事情報やメール情報等から取得できる情報である。このような収集対象である個人情報管理サービスを特定する収集対象情報を保持するようにしたので、精度良く簡便に個人関連情報を収集することができる。
あるいは、収集対象情報記憶部23に記憶された個人情報管理サービスをすべて自動的に選択するようにしてもよい。
このように、個人情報管理サービスを任意に選択することができるので、個人情報へのアクセスが可能となる。
画像データファイルがExifフォーマットに対応していれば、図5に例示したように、画像データファイルのメタ情報格納領域に関連ファイル名(フルパス名などでも可)をテキスト情報として所定の領域に記述することにより関連付けを行ってもよい。
しかし、当該装置を1人で使うときには、機器固有の番号や記号(機器識別情報)、例えば、PDAなどの情報機器ではシリアルナンバー、携帯電話では電話番号等であってもよい。
しかし、当該装置を1人のユーザが使用するときには、ネットワーク10上に機器識別情報とユーザとを対応付けたオーナ情報を管理保管するDB(データベース)11を設置して、このDB11を参照することによりオーナ情報を得る。
関連情報取得判定部24では、入力部21で指定された画像データファイルのメタ情報格納領域内のキーワードの有無を確認する。
メタ情報格納領域内に所定の記述ルールで書かれたキーワード、例えば、接頭語「Ctxt>」をもつキーワードがあるかを解析する。
このような記述ルールで書かれたキーワードが存在しなければ、この画像データファイルの個人関連情報を抽出することは行わない。
関連情報取得判定部24は、抽出したキーワードを情報抽出部25へ送る。
情報抽出部25は、1つのキーワードについて個人関連情報を抽出するときには、オーナ情報、画像データファイルアドレス、および画像データファイルに記憶されている検索キー情報とを渡して、キーワードに対する収集対象関連情報取得部30iを起動させる。
ここで、検索キー情報とは、画像データファイルのメタ情報格納領域に記憶されている撮影日時情報や撮影場所情報をいう。
関連情報取得部32は、収集対象関連情報取得部30i内の関連情報記憶部31を参照して、オーナ情報で特定されたユーザの個人情報に対して、検索キー情報に合致する個人情報を検索し、検索キー情報の合致した個人情報の所定の項目に対応する個人情報を抽出し、個人関連情報を取得する。
次に、収集対象関連情報取得部30iは、収集対象関連情報取得部30i内の参照情報生成部33を起動する。
参照情報生成部33では、検索キー情報に合致したデータと情報抽出部25から渡された画像データファイルアドレスとをリンクするように、収集対象関連情報取得部30i内の関連情報記憶部31に記録する。
収集対象関連情報取得部30iでは、取得した個人関連情報を情報抽出部25へ戻す。
このとき、抽出された個人関連情報を画像データファイルとは別に記憶するようになっているので、収集した情報がメタ情報格納領域の容量に制限されることなく有効に保存管理でき、画像データファイルが単独で配布されたりコピーされたりしてもプライバシーを侵すことがない。
スケジュール管理PIM(収集対象関連情報取得部30i)は、抽出された個人関連情報を情報抽出部25へ送る。
また、スケジュール管理PIM(収集対象関連情報取得部30i内の参照情報生成部33)では、画像データファイルのアドレスを、撮影日時を時間範囲に含む個人スケジュールにリンクするように個人スケジュール管理PIMに登録する。
ここでは、ユーザがメモ用に会議風景や出席者、提示されているドキュメントなどを撮影した画像データを記録するときを例にして説明する。
また、予め本発明が提供する機能を実行するためのエージェントアプリを当該装置内に起動させておく。あるいは、画像の撮影あるいは明示的に指定することによって、本発明を実行するための機能を起動するようにしてもよい。
一方、収集対象情報が記録されていれば(ステップS102/YES)、当該装置を操作しているユーザのオーナ情報を取得し(ステップS103)、画像データファイルのメタ情報格納領域から撮影日時情報(検索キー情報)を取得し(ステップS104)、さらに、メタ情報格納領域の収集対象情報を解析して、個人関連情報の取得先である個人情報管理サービスのリストを個人情報管理サービスリストとして作成する(ステップS105)。
また、個人関連情報の取得先の個人情報管理サービスのリストは、メタ情報格納領域に記録されているキーワードのリストから、キーワードに対応する個人情報管理サービスを特定してリスト化したものである。
一方、撮影画像の撮影日時情報を時間範囲に含む個人情報があれば(S107/YES)、その個人情報から開始時間や終了時間、件名や場所情報等を取得して、一時ファイルとして記憶手段4へ累積して書き出す(ステップS108)。
または、取得した個人関連情報(「件名」や「場所」、「仕事情報」など)を重複するものを唯一化して整理し、所定のフォーマット(例えばxml形式)のテキストファイルを生成して、指定された画像データファイルのファイル名から一定のルールで生成されるファイル名で個人関連情報ファイルとして保存し、画像データのメタ情報格納領域にこのファイル名を記録するようにしてもよい。
次に、実施形態1の変形例について説明する。この変形例は、実施形態1のオーナ情報記憶部6に記憶されるオーナ情報が異なる場合であり、情報処理装置の全体構成および機能の構成は実施形態1と相違しないため、情報処理装置の全体構成示す図面として図1を用い、情報処理装置の機能構成を示す図面としては図2を用いて説明する。
以下の説明では、実施形態1と同じ機能動作については省略し、相違する点について説明するが、記録指示部22、関連情報取得判定部24、情報抽出部25、ユーザ特定部26、収集対象関連情報取得部30i、関連情報記憶部31、関連情報取得部32、参照情報生成部33のそれぞれを、記録指示部22’、関連情報取得判定部24’、情報抽出部25’、ユーザ特定部26’、収集対象情報取得部30i’、関連情報記憶部31’、関連情報取得部32’、参照情報生成部33’にかえて説明し、また、オーナ情報を記憶するオーナ情報記憶手段6をオーナ情報記憶手段6’にかえて説明する。
オーナ名80は、本情報処理装置を使用するユーザを示すオーナ名である。
キーワード81は、ユーザが収集対象を指定する際のキーワードであり、このキーワードは収集対象情報記憶部23に記憶されているキーワードである。
取得サービス82は、キーワード81に対応し、個人関連情報を取得するための個人情報管理サービス名(モジュール名)である。
参照パス83は、キーワード81に対応し、情報抽出部25’にて起動させる収集対象関連情報取得部30i’のファイル名(パス名であってもよい)、あるいは、個人情報管理サービスがユーザごとに管理している個人情報にアクセスするために必要となるデータベースのアドレスである。
まず、サービス開始のためのユーザ登録について説明する(初期設定)。
本情報処理装置を使用するユーザは、予め自分の使用する個人情報管理サービスに関する情報を登録する。例えば、図10に例示するような、表示手段9に表示される登録用画面84(=登録用のデータを生成するアプリケーションソフトもしくは登録用のデータを格納するデータベースへのデータ追加用インターフェースの画面)を用い、使用する個人情報管理サービス85と、個人情報管理サービスがユーザごとに管理している個人情報にアクセスするために必要となるデータベースのアドレスを示すデータベースアドレス情報86(参照するためのパス情報など)を、入力手段8を用いて設定する。
ユーザ特定部26’では、オーナ情報記憶手段6’に記憶されたオーナ情報を表示手段9に表示し、ユーザに選択されたオーナ名と、該オーナ名に対応付けられたキーワードと、キーワードに対応付けられた収集対象関連情報取得判定部30i’の名前またはパスを示す取得モジュール情報と、該キーワードに対応付けられた個人情報管理サービス内のデータベースへのパスを示すデータベースアドレス情報とをオーナ情報として記録指示部22’に戻す。
なお、キーワードの画像データファイルへの記憶は、画像データ取得時にユーザに個人情報管理サービスを指定させ、画像データファイルのメタ情報格納領域に記憶しておいてもよい。また、予め本情報処理装置で画像データ等を取得する際に、特定の個人情報管理サービスに対するキーワードを画像データファイルのメタ情報格納領域に記憶させるように設定しておいてもよい。
メタ情報格納領域に所定の記述ルールで書かれたキーワード、例えば、接頭語「Ctext>」を持つキーワードがあるかを解析する。このような記述ルールで書かれたキーワードが存在しなければ、この画像データファイルの個人関連情報を抽出することは行わない。このような記述ルールで書かれたキーワードが存在すれば、画像データファイルのメタ情報格納領域からキーワードのみを抽出する。
(2)取得モジュール情報に基づいてキーワードに対応する収集対象関連情報取得部30i’を起動させ、収集対象関連情報取得部30i’に画像データファイル名もしくはファイルアドレス、および画像データファイルに記憶されている検索キー情報とを渡す。
(3)収集対象関連情報取得部30i’は、情報抽出部25’によって起動されると、収集対象関連情報取得部30i’内の関連情報取得部32’を起動し、情報抽出部25’から受信したデータベースアドレスに基づいて収集対象関連情報取得部30i’内の関連情報記憶部31を参照し、検索キー情報に合致するデータを検索し、検索キー情報の合致したデータの中から個人関連情報を取得する。
ユーザが収集対象を指定する際のキーワード81(収集対象情報記憶部23に格納されるキーワードに対応)と、キーワードに対応する個人情報管理サービスを介して個人関連情報を取得する各サービス(収集対象関連情報取得部30i’)の名前(=ソフトウエアモジュール名)82、個人情報管理サービスがユーザごとに管理している個人情報にアクセスするために必要となるデータベースのアドレスを示すデータベースアドレス情報83を各ユーザ(オーナ)ごとにオーナ情報のデータベースとして生成し、オーナ情報記憶部6’に記憶する初期設定を行う(ステップS201)。
次に、関連情報取得判定部24’において、指定された画像データファイルのメタ情報格納領域に収集対象情報(キーワード)が格納されているかを確認し(ステップS204)、収集対象情報が記録されていなければ(ステップS204/NO)、処理を終了させる。
また、この個人情報の判定は、撮影日時情報の他にも、例えば装置が撮影場所情報を取得可能なときに、撮影場所情報もしくは撮影場所情報に対応する地図情報(装置内で参照可能であってもよいし、ネットワーク上のサービスを介して地図情報を参照してもよい)を使って個人情報に記載されている場所情報と比較し、一致するもしくは同じ建物内である等の予め決められた判定基準に基づいて該当情報かどうかを判定してもよい。
または、取得した個人関連情報(「件名」や「場所」、「仕事情報」など)を重複するものを唯一化して整理し、所定のフォーマット(例えばxml形式)のテキストファイルを生成して、指定された画像データファイルのファイル名から一定のルールで生成されるファイル名で個人関連情報ファイルとして保存し、画像データのメタ情報格納領域にこのファイル名を記録するようにしてもよい。
本実施形態2は、画像や音声情報を取得する装置に個人情報を管理する機能がない場合、取得した画像や音声情報とこの情報に関連した情報をその取得した装置以外の装置に記録するものである。
情報処理装置90は、ユーザ個人や小グループで所持するPC(パーソナルコンピュータ)、データ共有のためのサーバコンピュータであり、ネットワーク93を介して接続された情報処理装置91から画像データファイルを受信して格納する。このときに、データ管理サーバ92に記録されている個人情報を個人関連情報として取得して記録する。
ネットワーク93は、上記の各装置を接続するためのLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)やインターネットなどである。
また、情報処理装置90は、記録データ受信部72、関連情報取得判定部24、情報抽出部25、メタ情報追加部27、情報管理部28、収集対象関連情報取得部30(301、…、30n)からなっている。また、収集対象関連情報取得部30iは、関連情報記憶部31、関連情報取得部32、参照情報生成部33を含んでいる。
図16において、図2と同様な機能については同じ符号を付してその説明を省略する。
情報処理装置91の記録指示部22では、入力部21で指定された画像データファイルに付加するための個人関連情報を取得するために個人関連情報の取得先となる個人情報管理サービスを入力部21により選択し、選択された個人情報管理サービスを示す文字列(キーワード)を所定の記述ルールにしたがって生成し、生成されたキーワードを入力部21で指定された画像データファイルのメタ情報格納領域に追記して記憶手段4へ記録する。
次に、情報処理装置91の記録データ転送部71は、画像データファイルと、この装置の操作しているユーザのオーナ情報とをファイル転送機能(FTP機能)を利用して、指定された情報処理装置90へ転送する。
また、収集対象情報記憶部23を情報処理装置90に備えるようにして、記録データ受信部72で情報処理装置91から取得する画像データファイルを情報管理部28に記憶するときに、収集対象情報記憶部23に記憶された収集対象情報をメタ情報格納領域に記録するようにしてもよい。
次に、実施形態2の変形例として、実施形態2における情報処理装置91が、図17に示すようなスキャナやMFPなどの複数ユーザが共用する情報処理装置100である場合について説明する。
図17に示す実施形態2の変形例では、情報処理装置100と、情報処理装置90とデータ管理サーバ92とはネットワーク93で接続されている。また、ユーザはRFIDタグ等の認証用のデバイス101を所有し、情報処理装置100にはデバイス101のRFID情報を読み取るリーダ装置102が設置されている。また、データ管理サーバ92は、RFID情報とオーナ情報を関連させて維持管理している。
記録指示部22では、情報処理装置100に記憶された収集対象情報を表示させて、所望の収集対象の個人情報管理サービスを選択させる。
また、記録指示部22は、ユーザを特定するために、ユーザ特定部26を起動させる。
ユーザ特定部26は、リーダ装置102でデバイス101のRFID情報を読み取って、読み取ったRFID情報をデータ管理サーバ92に送って、対応するオーナ情報を取得する。
以下、転送された情報を受け取った情報処理装置90の動作は、上記の実施形態2と同様である。
そこで、図18に例示したように、画像データファイルを配信するときには、配信指示部73を起動し、情報管理部28に記録されている画像データファイルから配信対象の画像データファイルをユーザに指示させる。
その後、メタ情報削除部74を起動し、メタ情報格納領域の中から他人に知られたくないような個人関連情報だけ、あるいは、すべての個人関連情報を削除する。
削除後、配信部75で指定された宛先へ個人関連情報を削除した画像データファイルを配信する。
このように、個人として秘密にすべき情報を知られたくないような用途で配布するような場合に、意図的に削除可能にすることにより、プライバシーに配慮することも可能になる。
また、画像データファイルの画像データ処理結果から個人関連情報の一部を新たに生成することも可能である。
例えば、画像データに人物画像情報が含まれる際には顔認証を行って個人を判別し、該当する個人情報の検索対象に連絡先データを追加して、メールアドレスや所属等の個人関連情報を抽出することも可能である。
さらに、画像データに二次元バーコード等が含まれる際には、デコード処理によりバーコード内情報を復元してURLなどのドキュメントに関する情報が取得された場合には、個人関連情報にこれら情報も追加することも可能である。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の情報処理装置および情報記録システムを構成する各機能をそれぞれプログラム化して、予め記録媒体に書き込んでおき、この記録媒体に記録されたこれらのプログラムをコンピュータに備えられたメモリあるいは記憶装置に格納し、そのプログラムを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
また、上記プログラムは、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
このように、上述した実施形態の機能をプログラム化して流通させることによって、コストの低廉化、および可搬性や汎用性を向上させることができる。
Claims (20)
- 操作指示により画像や音声情報を取得して、取得した情報から所定の電子データを生成する情報処理装置において、操作指示者を特定する情報を管理記憶するユーザ情報記憶手段と、前記操作者に関連する個人関連情報を管理記憶する個人関連情報記憶手段と、収集対象となる個人関連情報に関する所望の個人情報管理サービスを記述もしくは記憶する収集対象情報記憶手段と、前記収集対象情報記憶手段の個人情報管理サービスを解釈して、前記個人情報管理サービスに対応した前記個人関連情報記憶手段に記憶された前記操作指示者の個人関連情報内の所望のデータ(個人関連データ)を抽出する情報抽出手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
- 請求項1に記載の情報処理装置において、前記ユーザ情報記憶手段、前記個人関連情報記憶手段および前記収集対象情報記憶手段のうちいずれか、あるいは任意の組み合わせは、前記装置内もしくは前記装置から通信を介して認識可能な情報処理装置内に備えられていることを特徴とする情報処理装置。
- 請求項1または2に記載の情報処理装置において、前記収集対象情報記憶手段には、個人関連情報を管理する個人情報管理サービスへの参照情報を含み、前記情報抽出手段は、前記装置で取得可能な情報を用いて取得対象データの判定を行うことを特徴とする情報処理装置。
- 請求項1、2または3に記載の情報処理装置において、前記情報抽出手段で抽出した個人関連データの全部もしくは一部と、前記電子データと関連付ける関連情報生成手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
- 請求項4に記載の情報処理装置において、前記関連情報生成手段は、前記情報抽出手段で抽出した個人関連データの全部もしくは一部を関連記録情報データとして記憶し、前記記憶した関連記録情報データへの参照情報を、前記電子データのメタ情報に埋め込むことを特徴とする情報処理装置。
- 請求項4に記載の情報処理装置において、前記関連情報生成手段は、前記情報抽出手段で抽出した個人関連データの全部もしくは一部を、前記電子データのメタ情報に埋め込むことを特徴とする情報処理装置。
- 請求項5または6に記載の情報処理装置において、収集情報に該当する個人関連情報を取得した際に、対象の個人関連情報を管理する情報管理手段に、前記電子データもしくは前記関連記録情報データを追加することを特徴とする情報処理装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置において、前記電子データを配布する際に、前記メタ情報の一部ないしは全部を削除するメタ情報削除手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
- 操作指示により画像や音声情報を取得して、取得した情報から所定の電子データを生成する情報処理端末と、前記情報処理端末から転送された前記電子データを受信して格納する情報処理装置をネットワークで接続した情報記録システムにおいて、
前記情報処理端末は、操作指示者を特定する情報を管理記憶するユーザ情報記憶手段と、収集対象となる個人関連情報に関する所望の個人情報管理サービスを記述もしくは記憶する収集対象情報記憶手段と、前記操作指示者を特定する情報と前記電子データと前記個人情報管理サービスとを前記情報処理装置へ転送する転送手段とを備え、
前記情報処理装置は、前記操作者に関連する個人関連情報を管理記憶する個人関連情報記憶手段と、
前記情報処理端末から受信した個人情報管理サービスを解釈して、前記個人関連情報記憶手段に記憶された前記操作指示者の個人関連情報内の所望のデータ(個人関連データ)を取得する情報抽出手段とを備えることを特徴とする情報記録システム。 - 請求項9に記載の情報記録システムにおいて、前記ユーザ情報記憶手段、前記個人関連情報記憶手段および前記収集対象情報記憶手段のうちいずれか、あるいは任意の組み合わせは、前記情報処理端末内もしくは前記情報処理端末から通信を介して認識可能な情報処理装置内に備えられていることを特徴とする情報記録システム。
- 請求項9または10に記載の情報記録システムにおいて、前記収集対象情報記憶手段には、個人関連情報を管理する個人情報管理サービスへの参照情報を含み、前記情報抽出手段は、前記装置で取得可能な情報を用いて取得対象データの判定を行うことを特徴とする情報記録システム。
- 請求項9、10または11に記載の情報記録システムにおいて、前記情報処理装置は、前記情報抽出手段で抽出した個人関連データの全部もしくは一部と、前記電子データと関連付ける関連情報生成手段を備えることを特徴とする情報記録システム。
- 請求項12に記載の情報記録システムにおいて、前記関連情報生成手段は、前記情報抽出手段で抽出した個人関連データの全部もしくは一部を関連記録情報データとして記憶し、前記記憶した関連記録情報データへの参照情報を、前記電子データのメタ情報に埋め込むことを特徴とする情報記録システム。
- 請求項12に記載の情報記録システムにおいて、前記関連情報生成手段は、前記情報抽出手段で抽出した個人関連データの全部もしくは一部を、前記電子データのメタ情報に埋め込むことを特徴とする情報記録システム。
- 請求項13または14に記載の情報記録システムにおいて、収集情報に該当する個人関連情報を取得した際に、対象の個人関連情報を管理する情報管理手段に、前記電子データもしくは前記関連記録情報データを追加表示することを特徴とする情報記録システム。
- 請求項9乃至15のいずれかに記載の情報記録システムにおいて、前記情報処理装置は、前記電子データを配布する際に、前記メタ情報の一部ないしは全部を削除するメタ情報削除手段を備えることを特徴とする情報記録システム。
- 操作指示により画像や音声情報を取得して、取得した情報から所定の電子データを生成して記録する情報記録方法において、操作指示者を特定する情報と、前記操作者に関連する個人関連情報を個人関連情報記憶手段に管理記憶し、収集対象となる個人関連情報に関する所望の個人情報管理サービスを収集対象情報記憶手段に記述もしくは記憶しておき、前記収集対象情報記憶手段の個人情報管理サービスを解釈して、前記個人関連情報記憶手段に記憶された前記操作指示者の個人関連情報内の所望のデータ(個人関連データ)を取得し、取得した個人関連データの全部もしくは一部と、前記電子データと関連付けることを特徴とする情報記録方法。
- 請求項17に記載の情報記録方法において、収集情報に該当する個人関連情報を取得した際に、対象の個人関連情報を管理する情報管理手段に、前記電子データもしくは、前記抽出した個人関連データの全部もしくは一部を関連記録情報データとして記憶し、前記記憶した関連記録情報データへの参照情報を追加することを特徴とする情報記録方法。
- コンピュータを、請求項1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置の各手段、または、請求項9乃至16のいずれかに記載の情報記録システムの各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項19に記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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