JP2004192118A - 電子機器 - Google Patents

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Hiroki Asai
弘樹 浅井
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Abstract

【課題】画像データをメールに添付して送信する際における送信先設定作業の煩わしさを解消できる電子機器を提供する。
【解決手段】スケジュール帳にスケジュール項目を登録する際、同時に同行者を登録しておく。同行者全員に画像を送信したい場合、ユーザは、同行者データが付加された送信画像を選択し、全同行者42を選択し、さらに送信ボタン46を選択するだけで、アドレス帳を起動させることなく、画像データをメールに添付して送信することができる。また、同行者の一部、あるいは同行者以外の人に送信する場合も、既に送信先が絞られて表示された一覧から送信先を選択する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、設定された送信先に画像データを送信する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮影機能を有する電子機器として、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き電話機、カメラ付きパーソナルコンピュータ(PC)等が知られている。このような電子機器を使用して撮影した画像を、他の用途に応用していく技術の一例として、撮影した画像を電子メールに添付して送信する技術が知られている。
【0003】
この際、送信側では、毎回送信先を手で打ち込んでいくか、あるいは予め送信先をデータベースに登録しておき、そこから送信先を選択することが行われる。また、送信先を選択する場合、データベース内でグループ化された複数の送信先に送信することも可能である。このような技術は、PC等に搭載されているメールソフトウェアで既に実現されている。
【0004】
その他、画像データを他の用途に応用していく技術として、以下の(1)〜(3)に示すものが提案されている。(1)名刺等に記載された個人情報を画像として取り込み、バーコードリーダのように、画像認識によって送信先を設定する技術およびそのデータをデータベースに登録する技術が知られている(特許文献1参照)。(2)画像認識によるデータ入力について、デジタルカメラで撮影された名刺等に記載された個人情報をアプリケーションに最適なフォーマットに変換してデータ登録する技術が知られている(特許文献2参照)。(3)撮影した顔画像から顔特徴データを抽出し、データベースからその人物に関する個人データを取り出す技術が知られている(特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−055381号公報
【特許文献2】
特開平11−167532号公報
【特許文献3】
特開平11−296674号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電子機器を使用して撮影した画像の応用例では、以下に掲げる問題があり、その改善が要望されていた。例えば、撮影した画像を電子メールで送信する際、毎回、送信先のメールアドレスを手で入力する作業は非常に煩わしかった。
【0007】
また、データベースとしてのアドレス帳に事前に登録しておき、そこから送信先を選択する場合、アドレス帳に登録した人数が増えてくると、アドレス帳への登録やアドレス帳からの送信先アドレスの検索といった作業も煩わしいものとなってくる。上記従来技術(1)、(2)に示した方法を用いる場合、アドレス帳への登録作業における煩雑さは解消されるが、アドレス帳の検索作業は依然として解消されなかった。
【0008】
また、アドレス帳内でグループ化して複数の送信先に送信することは可能であるが、その時々によって送信先の組合せが違う場合には対応することができず、毎回アドレス帳から1人ずつ検索したり、あるいは送信先のグループ化を毎回行わなければならなかった。さらに、送信先を設定する時に毎回アドレス帳のソフトウェアが起動し、そこから検索していくという作業自体が煩わしいものであった。
【0009】
そこで、本発明は、画像データをメールに添付して送信する際における送信先設定作業の煩わしさを解消できる電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、設定された送信先に画像データを送信する電子機器において、前記画像データを記憶する記憶手段と、該記憶された画像データから送信先情報を取得する取得手段と、該取得した送信先情報を基に、前記送信先を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の電子機器の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、携帯情報端末に適用された場合を示す。
【0012】
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、画像データに付加された同行者データをアドレス帳から探し出し、送信先を設定する場合を示す。図1は第1の実施形態における携帯情報端末の構成を示すブロック図である。この携帯情報端末は、CPU1、インターネットを利用してメールの送受信を行う無線通信部2、撮像回路を有し、撮像した画像データを生成するカメラ部3、液晶ディスプレイからなる表示部4、記憶部5および操作部6から構成される。
【0013】
記憶部5は、名前やメールアドレスなどの個人情報の管理機能およびスケジュール管理機能を有し、カメラ部3で生成された画像データをRAM等の記憶媒体に保存する。また、記憶部5はプログラムやデータが格納されたROM等の記憶媒体を有する。尚、画像データの保存については、既にデジタルカメラで実現されているように、カメラ部3で撮像して画像データを生成し、保存するファイルフォーマットに適した画像処理や圧縮処理を施した後、記憶部5に保存することが行われる。操作部6は、携帯情報端末の本体に備わるキー入力部やデジタイザを含む。デジタイザは表示部4に表示されるGUIに触れることにより操作可能である。
【0014】
図2はユーザ側から見た場合の送信先設定処理手順を示すフローチャートである。まず、ユーザは事前に予定の同行者をスケジュール帳に登録する(ステップS1)。図3はスケジュール帳の登録画面に登録する様子を示す図である。予定を登録したい日が含まれる1ヶ月分の表示画面20上で、予定を登録する日を選択する。予定を登録する日が選択されると、予定登録画面21が表示される。この予定登録画面21では、例えば、予定、時間、場所、同行者などのデータ(スケジュール項目)を登録する。
【0015】
同行者のデータ記入欄は、アドレス帳に登録されている表記であればよく、ニックネームなどを使用できる。尚、アドレス帳に登録されている同行者データには、同行者のメールアドレスが含まれている。また、時間のデータ記入欄および同行者のデータ記入欄については、必ず用意しておく必要がある。登録後の1ヶ月分の表示画面22では、予定の項目だけが表示されている。ここで、予定を変更したい場合、ユーザはその予定を選択すると、予定登録画面21が表示され、変更可能となる。そして、ユーザは、予定中に撮影する(ステップS2)。この撮影によって作成される画像データには、後述するように、スケジュール項目に含まれる同行者データが付加される。
【0016】
この後、予定中あるいは予定後、ユーザは送信したい画像を選択する(ステップS3)。送信画像が選択されると、メールアプリケーションを表示することなく、選択した送信画像41が表示される。図4は送信画像41の送信先設定方法を選択する画面を示す図である。送信先設定方法として、ユーザは全同行者42、同行者の一部43およびその他44のいずれかを選択する(ステップS4)。
【0017】
全同行者42が選択された場合、送信先45が自動的に設定され、ユーザによって送信ボタン46が選択されると、そのまま全同行者に送信される(ステップS5)。一方、ステップS4でユーザによって同行者の一部43が選択された場合、全同行者リスト一覧47が表示されるので、ユーザはこの全同行者リスト一覧47から送信したい相手だけを選択する(ステップS6)。そして、ユーザによって送信ボタン46が選択されると、ステップS5で送信される。また一方、その他44が選択された場合、アドレス帳に登録されている全員分から全同行者を除いた一覧48が表示されるので、ユーザはその一覧48から送信先を選択する(ステップS7)。そして、ユーザによって送信ボタン46が選択されると、ステップS5で送信される。このようにして、ユーザ側から見た送信先設定処理は終了する。
【0018】
このように、スケジュール帳にスケジュール項目を登録する際、同時に同行者を登録しておくことで、同行者全員に画像を送信したい場合、ユーザは、同行者データが付加された送信画像を選択し、全同行者42を選択し、さらに送信ボタン46を選択するだけで済む。したがって、アドレス帳を起動させることなく、画像データをメールに添付して送信することができる。また、同行者の一部、あるいは同行者以外の人に送信する場合も、既に送信先が絞られて表示された一覧から選択することができる。
【0019】
図5はスケジュール帳に同行者データを登録し、登録された同行者データを撮影画像に付加する処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、記憶部5内のROMに格納されており、CPU1によって実行される。まず、図2のステップS1に対応し、ユーザによって設定された予定時間、同行者データなどをスケジュール帳に登録し(ステップS11)、ユーザによって撮影された画像データを作成する(ステップS12)。
【0020】
スケジュール帳の撮影画像の作成時間に該当する予定に、同行者データが登録されているか否かを検索によって判別する(ステップS13)。同行者データが登録されている場合、撮影された画像データに同行者データを付加する(ステップS14)。この撮影画像ファイル(画像データ)に同行者データを付加する方法については後述する。一方、登録されていない場合、この時点では画像データに同行者データを付加することなく、ステップS15の処理に進む。そして、撮影された画像データを記憶部5内のRAM(記憶媒体)に保存し(ステップS15)、本処理を終了する。
【0021】
図6は画像データの送信処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、記憶部5内のROMに格納されており、CPU1によって実行される。まず、予定中あるいは予定後に画像を送信する際、送信したい画像を選択する(ステップS16)。選択された送信画像が表示部4に表示されると同時に、メールアプリケーションがバックグラウンドで起動するが、このメールアプリケーションは表示部4には表示されない。このとき、再度、同行者データがあるか否かを確認し(ステップS17)、同行者データがある場合、送信先設定処理を行い(ステップS18)、送信する(ステップS19)。この後、本処理を終了する。このステップS18の送信先設定処理については後述する。
【0022】
一方、撮影時に予定の同行者を登録していなかった場合にも、撮影後かつ送信画像を選択する前にスケジュール帳に同行者を登録した場合を想定する。すなわち、ステップS17で同行者データがなかった場合、画像データに付加されている撮影画像の作成日時データを基に、再度、同行者データがスケジュール帳に登録されているか否かを検索によって判別する(ステップS20)。登録されていた場合、後述する方法で画像データに同行者データを付加する(ステップS21)。そして、ステップS18の送信先設定処理を行い、ステップS19で送信する。この後、本処理を終了する。
【0023】
また一方、ステップS20で同行者データがやはり存在しない場合、送信先アドレスを手で打ち込むか、あるいはアドレス帳から自分で検索して設定する等、従来通りの方法で送信先を設定し(ステップS22)、ステップS19で送信する。この後、本処理を終了する。
【0024】
図7は同行者データが付加される画像データファイルの構造を示す図である。ここでは、デジタルカメラで撮影された画像データのファイルフォーマットとして利用されているJPEGファイルのファイル構造を示す。このJPEGファイルのファイル構造は、JPEGデータの始まりやユーザ独自の書き込みデータの始まりが記されているヘッダ領域60、ユーザ独自のデータを書き込むことが可能なユーザ領域61、およびJPEG画像データ領域62から構成されている。ユーザ領域61には、ファイル作成日時データ等が書き込まれている他、同行者データを書き込むことが可能である。
【0025】
ここでは、同行者データを付加する際、ヘッダ領域で指定されているユーザ領域に、例えばテキスト形式で同行者データを書き込むことにする。このデータを読み込む際、JPEG画像にアクセスし、ヘッダ領域60でユーザ領域の始まりを読み込むことで、その領域に書かれている同行者データを取得する。尚、この方法は同行者データを付加する方法の一例であり、この他にも電子透かし技術等を用いることによって、同行者データを画像データに付加することは可能である。
【0026】
図8はステップS18における送信先設定処理手順を示すフローチャートである。まず、アドレス帳の中から画像データに付加された全同行者データのアドレスを検索する(ステップS31)。ユーザによって選択された送信先選択方法を判別する(ステップS32)。この送信先選択方法では、図4に示すように、全同行者42が選択された場合、そのままステップS31で検索されたアドレスを、アドレス帳を起動することなく、図4の送信先45に示されるように、全同行者の送信先に設定する(ステップS33)。この後、メインの処理に復帰する。
【0027】
一方、ステップS32で一部の同行者43が選択された場合、図4の全同行者の一覧47に示すように、アドレスをリスト表示し(ステップS36)、リスト表示されたアドレスの中から、ユーザによって選択された送信したい人だけの送信先を取得し(ステップS37)、ステップS33で送信先に設定する。この後、メインの処理に復帰する。
【0028】
また一方、ステップS32でその他44が選択された場合、図4の一覧48に示すように、アドレス帳に登録されている全員から同行者全員を除いたアドレスをリスト表示し(ステップS34)、ユーザによって選択された送信したい人だけの送信先を取得し(ステップS35)、ステップS33で送信先に設定する。この後、メインの処理に復帰する。
【0029】
このように、第1の実施形態では、スケジュール帳にスケジュール項目を登録する際、同時に同行者を登録することによって、画像データをメールに添付して送信する場合、ユーザはアドレス帳を起動せずに、画像データに付加された同行者データから送信先を設定することが可能となる。この結果、アドレス帳から送信したい相手のメールアドレスを探すといった煩わしさを解消できる。
【0030】
尚、本実施形態では、スケジュール帳に予定の日時や同行者の登録、撮影画像の作成といった手順が連続的に行われ、その後、送信する手順が行われたが、これらの手順は連続的であっても、連続的でなくてもどちらでもよい。例えば、画像の撮影を行う予定が決まった時点で、スケジュール帳への登録を行い、時間をおいてから画像を撮影し、さらに時間をおいてから撮影した画像を送信するという手順であってもよい。
【0031】
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、表示された画像のうち、指定された領域内で顔画像を抽出し、抽出された顔画像を基にアドレス帳に登録されている顔画像の中から人物が特定される場合、その人物を送信先に設定する場合を示す。
【0032】
図9は第2の実施形態における携帯情報端末の構成を示すブロック図である。この携帯情報端末は、前記第1の実施形態とほぼ同様の構成を有するので、同一の構成要素に同一の符号を付すことで、その説明を省略する。図において、7は顔画像識別部であり、表示された画像の中で指定された領域の顔画像を抽出し、それを基にアドレス帳に登録されている顔画像の中から人物を特定する。
【0033】
尚、前記第1の実施形態で構成される電子機器においても、記憶部5内のメールアドレスなどの個人情報を管理する部分に顔画像データを含ませておき、CPU1が顔画像認識を行うことによって、実現させることも可能である。
【0034】
図10は表示された画像中の特定の顔画像を抽出し、アドレス帳に登録されている顔画像の中から人物が特定される場合、その人物を送信先に設定する処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、記憶部5内のROMに格納されており、CPU1によって実行される。図11は顔画像を用いて送信先を設定する様子を示す図である。
【0035】
まず、アドレス帳1007に顔画像1008を登録しておく(ステップS41)。ユーザによって指示された送信画像1001を選択する(ステップS42)。この選択によって、送信画像1001が表示部4に表示される。さらに、ユーザによって、表示されている画像の中から送信したい相手、例えば、図11の人物Aの顔画像1002を含む領域が指定され、決定ボタン1004が押されると、その領域を指定し(ステップS43)、顔画像識別処理を行う(ステップS44)。尚、図11では、顔画像1003を含む領域は指定されていない。
【0036】
この結果、アドレス帳1007に特定できる顔画像データがあるか否かを判別する(ステップS45)。特定できる顔画像データがある場合、特定した人物のアドレスを送信先に設定し(ステップS46)、送信ボタン1006の押下にしたがって送信する(ステップS47)。この後、本処理を終了する。一方、ステップS45で特定できる顔画像データがない場合、顔画像データを登録するか否かを判別する(ステップS48)。
【0037】
顔画像データを登録しない場合、送信先アドレスを手で打ち込むか、あるいはアドレス帳から自分で検索して設定する、従来通りの方法で送信先を設定し(ステップS49)、ステップS47で設定された送信先に送信する。一方、ステップS48でアドレス帳に顔画像データを登録したい場合、表示されている画像中の登録したい顔画像を選択し(ステップS50)、ステップS41に戻って、アドレス帳に顔画像データを登録する。
【0038】
図12はステップS44における顔画像識別処理手順を示すフローチャートである。この顔画像識別処理では、表示された画像内で顔画像部分の検出および顔画像識別を行う。まず、ユーザがおおまかな顔画像の輪郭位置を指示する入力を行う(ステップS61)。指示された輪郭位置情報を基に輪郭抽出を行い(ステップS62)、輪郭抽出が行われた顔画像部分を切り出す(ステップS63)。そして、その顔画像データとアドレス帳に登録されている顔画像のデータベースとのパターンマッチングを行い、顔画像を識別する(ステップS64)。ここで、顔検出および顔画像識別技術については、いくつかの手法で実現されており、例えば、従来技術の項で示した特開平11−296674号公報に示すものが挙げられる。
【0039】
尚、この顔画像識別によって、特定できる顔画像が指定した領域に複数含まれている場合、複数の顔画像の認識を行い、複数人を送信先に設定することができる。また、選択される領域は1つに限らず、複数であってもよい。複数箇所の領域を選択した場合、選択された全領域に含まれる複数人の顔画像認識を行い、複数人を送信先に設定することができる。
【0040】
このように、第2の実施形態では、アドレス帳に送信したい相手の顔画像を登録しておくことで、ユーザは、送信したい画像を選択し、その画像中の送信したい相手の顔画像部分を選択し、送信ボタンを選択するだけで、送信したい相手に画像データをメールに添付して送信することができる。
【0041】
また、第2の実施形態では、一度、アドレス帳に顔画像データを登録しておくことで、スケジュール帳の予定毎に同行者を登録する作業を省いて送信先を設定することができ、目で見てもわかりやすく複雑な手順を踏むことなく、送信先を設定可能である。
【0042】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
【0043】
例えば、上記実施形態では、画像データの送信について示したが、携帯情報端末に録音機能が付いている場合、画像データの場合と同様、その音声データをスケジュール帳の送信したいデータとして、予定の同行者を簡単に送信先に設定することが可能である。このように、画像データに限らず、種々のデータを送信する際、上記手順を用いることにより、ミーティングの議事録、実験データなど、携帯情報端末で扱うことのできるデータである限り、どのような種類のデータであっても、送信する際にその送信先を簡単に設定して送信することが可能である。
【0044】
さらに、上記実施形態では、携帯情報端末そのもので撮影して画像データを作成する場合を示したが、上記顔画像識別を用いた送信先設定方法に必要なアドレス帳、画像識別機能および通信機能を備えた携帯情報端末である限り、他人から送られてきた画像やダウンロードした画像等に対しても、同様に適用可能である。これにより、携帯情報端末に限らず、家庭や職場に設置されたPCなどの情報端末装置のメール送信機能にも適用可能である。
【0045】
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを装置に供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。この場合、プログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラム自体およびそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0046】
上記実施形態では、図5、図6、図8、図10、図12のフローチャートに示すプログラムコードは記憶媒体であるROMに格納されている。プログラムコードを供給する記憶媒体としては、ROMに限らず、例えばフレキシブルディスク、不揮発性のメモリカードなどを用いることができる。
【0047】
本発明の実施形態を以下に列挙する。
【0048】
[実施態様1] 設定された送信先に画像データを送信する電子機器において、前記画像データを記憶する記憶手段と、該記憶された画像データから送信先情報を取得する取得手段と、該取得した送信先情報を基に、前記送信先を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
【0049】
[実施態様2] 前記画像データを作成する画像作成手段と、前記画像データの作成時、該画像データに前記送信先情報を付加する付加手段とを備えたことを特徴とする実施態様1記載の電子機器。
【0050】
[実施態様3] スケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段を備え、前記送信先情報は、前記スケジュール情報のスケジュール項目に含まれる同行者データであり、前記設定手段は、前記同行者データを基に、前記送信先を設定することを特徴とする実施態様1記載の電子機器。
【0051】
[実施態様4] 前記付加された送信先情報に含まれる送信先候補の一覧を作成する一覧作成手段を備え、前記設定手段は、前記作成された一覧を基に、前記送信先を設定することを特徴とする実施態様2記載の電子機器。
【0052】
[実施態様5] 前記付加された送信先情報に含まれる送信先候補を除く、全ての送信先候補の一覧を作成する一覧作成手段を備え、前記設定手段は、前記作成された一覧を基に、前記送信先を設定することを特徴とする実施態様2記載の電子機器。
【0053】
[実施態様6] 前記画像データに含まれる顔画像を識別する識別手段を備え、前記取得手段は、前記識別結果を基に、前記送信先情報を取得することを特徴とする実施態様1記載の電子機器。
【0054】
[実施態様7] 前記識別手段は、指示された閉領域内で前記顔画像を識別することを特徴とする実施態様6記載の電子機器。
【0055】
[実施態様8] 設定された送信先にデータを送信する電子機器において、前記データを作成するデータ作成手段と、前記データの作成時、該データに送信先情報を付加する付加手段と、該送信先情報が付加されたデータを記憶する記憶手段と、該記憶されたデータから送信先情報を取得する取得手段と、該取得した送信先情報を基に、前記送信先を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
【0056】
[実施態様9] 設定された送信先に画像データを送信するデータ送信方法において、前記画像データを記憶する記憶ステップと、該記憶された画像データから送信先情報を取得する取得ステップと、該取得した送信先情報を基に、前記送信先を設定する設定ステップとを有することを特徴とするデータ送信方法。
【0057】
[実施態様10] 前記画像データを作成する画像作成ステップと、前記画像データの作成時、該画像データに前記送信先情報を付加する付加ステップとを有することを特徴とする実施態様9記載のデータ送信方法。
【0058】
[実施態様11] スケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶ステップを有し、前記送信先情報は、前記スケジュール情報のスケジュール項目に含まれる同行者データであり、前記設定ステップでは、前記同行者データを基に、前記送信先を設定することを特徴とする実施態様9記載のデータ送信方法。
【0059】
[実施態様12] 前記付加された送信先情報に含まれる送信先候補の一覧を作成する一覧作成ステップを有し、前記設定ステップでは、前記作成された一覧を基に、前記送信先を設定することを特徴とする実施態様10記載のデータ送信方法。
【0060】
[実施態様13] 前記付加された送信先情報に含まれる送信先候補を除く、全ての送信先候補の一覧を作成する一覧作成ステップを有し、前記設定ステップでは、前記作成された一覧を基に、前記送信先を設定することを特徴とする実施態様10記載のデータ送信方法。
【0061】
[実施態様14] 前記画像データに含まれる顔画像を識別する識別ステップを有し、前記取得ステップでは、前記識別結果を基に、前記送信先情報を取得することを特徴とする実施態様9記載のデータ送信方法。
【0062】
[実施態様15] 前記識別ステップでは、指示された閉領域内で前記顔画像を識別することを特徴とする実施態様14記載のデータ送信方法。
【0063】
[実施態様16] 設定された送信先にデータを送信するデータ送信方法において、前記データを作成するデータ作成ステップと、前記データの作成時、該データに送信先情報を付加する付加ステップと、該送信先情報が付加されたデータを記憶する記憶ステップと、該記憶されたデータから送信先情報を取得する取得ステップと、該取得した送信先情報を基に、前記送信先を設定する設定ステップとを有することを特徴とするデータ送信方法。
【0064】
[実施態様17] 実施態様9乃至16のいずれかに記載のデータ送信方法を実現するプログラムコードを有するコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【0065】
このような実施態様によれば、画像データを送信する際、この画像データに含まれる情報を利用することによって送信先を設定するので、送信先を選択する作業の煩わしさを解消することができる。具体的に、スケジュール帳の日時、同行者データなどの画像撮影時の情報を基に、自動的に送信先を設定することができる。また、画像内の顔画像を識別し、識別された顔画像の登録内容を基に、自動的に送信先を設定することができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、画像データをメールに添付して送信する際における送信先設定作業の煩わしさを解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における携帯情報端末の構成を示すブロック図である。
【図2】ユーザ側から見た場合の送信先設定処理手順を示すフローチャートである。
【図3】スケジュール帳の登録画面に登録する様子を示す図である。
【図4】送信画像41の送信先設定方法を選択する画面を示す図である。
【図5】スケジュール帳に同行者データを登録し、登録された同行者データを撮影画像に付加する処理手順を示すフローチャートである。
【図6】画像データの送信処理手順を示すフローチャートである。
【図7】同行者データが付加される画像データファイルの構造を示す図である。
【図8】ステップS18における送信先設定処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態における携帯情報端末の構成を示すブロック図である。
【図10】表示された画像中の特定の顔画像を抽出し、アドレス帳に登録されている顔画像の中から人物が特定される場合、その人物を送信先に設定する処理手順を示すフローチャートである。
【図11】顔画像を用いて送信先を設定する様子を示す図である。
【図12】ステップS44における顔画像識別処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
4 表示部
5 記憶部
6 操作部
41、1001 送信画像
47、48 一覧
1007 アドレス帳
1008 顔画像

Claims (1)

  1. 設定された送信先に画像データを送信する電子機器において、
    前記画像データを記憶する記憶手段と、
    該記憶された画像データから送信先情報を取得する取得手段と、
    該取得した送信先情報を基に、前記送信先を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
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