JPH09204435A - ケーブル識別装置 - Google Patents

ケーブル識別装置

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Publication number
JPH09204435A
JPH09204435A JP1057696A JP1057696A JPH09204435A JP H09204435 A JPH09204435 A JP H09204435A JP 1057696 A JP1057696 A JP 1057696A JP 1057696 A JP1057696 A JP 1057696A JP H09204435 A JPH09204435 A JP H09204435A
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JP
Japan
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cable
bar code
information
processing means
database
Prior art date
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Application number
JP1057696A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Ichimori
康文 一森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ケーブルに異なるバーコードシールの貼付や
異なる周波数の電気信号を印加して、対象ケーブルを読
取器による読取りにより容易に特定すると共に、その情
報をデータベースに構築するケーブル識別装置を提供す
る。 【解決手段】請求項1記載の発明に係るケーブル識別装
置は、ケーブル1に添付する当該ケーブル1に係る各種
情報を付与したケーブルバーコードシール2を発行する
バーコード発行機3と、バーコード読取器4と、バーコ
ード発行機3が発行するバーコードと当該ケーブル1に
対応した各種情報を記憶編纂するデータベース6と、バ
ーコード読取器4の読み取ったバーコード情報によりデ
ータベース6の各種情報を検索処理する検索処理手段7
と、この検索処理した各種情報を表示する出力処理手段
8及び表示手段9とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等各
種プラントに敷設されたケーブルやケーブルトレイ等の
検索と、敷設状況の管理を行うケーブル識別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種プラントにおいては多数の電気機器
を設置してあることから、これらに対する動力用及び制
御用のケーブルは極めて大量に使用されていて、これら
のケーブルは一般に多数本のケーブルを、その配線方向
に沿って設置された同一ケーブルトレイ上に敷設してい
る。このケーブルトレイ上に敷設された各種多数のケー
ブルについて、部分取替え等を目的としてケーブルトレ
イ上の所定箇所にてケーブルの切断をする場合には、予
め対象ケーブルの用途確認等のために、明確に識別を行
う必要がある。
【0003】例えば、発電所等の大型プラントに敷設さ
れたケーブルは、通常数百m以上の長さに亘るものが敷
設されていることから、その途中を切断する場合に切断
対象となるケーブルの識別については、ケーブルのfr
om−to(ルート及び用途等)と、それぞれに接続さ
れた設備(機器,計器,制御盤名等)が予めケーブルリ
ストにおいて明確にされている。
【0004】しかしながら、前記ケーブルリストにより
ケーブルルートが判明していることから、対象ケーブル
が敷設してあるケーブルトレイの特定は容易であるが、
対象ケーブルついては、ケーブルトレイ上に類似した形
状で多数のケーブルが並べて敷設してあることから、こ
の中から特定することは困難な場合が多い。一般にケー
ブル数が少ない場合や、ケーブルの長さが比較的短い
時、及び対象ケーブル検索の環境が良好な場合には、作
業員が対象ケーブルを一端からケーブルトレイ上を順次
追跡して切断予定箇所に到達する作業を行う。
【0005】また、パルス信号送信器とパルス信号受信
器とからなるケーブル検索装置を用いて、ケーブルルー
トやケーブルのfrom−toが管理されているものに
ついては、先ず該当個所のルートを通っているケーブル
の両端を解線して、ケーブルの心線にケーブル検索装置
のパルス信号送信器を接続して、心線にパルス信号を印
加する。
【0006】次に、ケーブルトレイ上の切断しようとす
る箇所において、多数のケーブルにパルス信号受信器を
順次当てることにより、パルス信号送信器が接続された
ケーブルに流れるパルス信号を検知して、当該ケーブル
の特定を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブル検索装
置による検索方法においては、対象ケーブルの両端と機
器との接続の解線に時間を要すると共に、対象ケーブル
の長さに関係なく両端に作業員を派遣して実施しなけれ
ばならい。通常は一段のケーブルトレイに数百本のケー
ブルが敷設されているので、この多数並べられている長
いケーブルの中から対象ケーブルを特定する作業は容易
でなかった。
【0008】また、ケーブルルートが管理されていない
ケーブルについては、そのfrom−toが判らないの
で、ケーブル検索装置を使用することができず、切断し
ようとするケーブルを作業員の手作業により端部まで追
跡して行く等の確認方法を用いるしかなかった。特にケ
ーブルの敷設が狭隘な場所や、周囲環境が悪い場合には
端部までの追跡に膨大な人手と時間を要する支障があっ
た。
【0009】本発明の目的とするところは、バーコード
発行機で発行した多数のケーブル毎に異なる各種情報を
付与したバーコードシールをケーブルの表面に貼付した
り、多数のケーブル心線や予備心線等にそれぞれ異なる
周波数の電気信号を印加して、これらのケーブルをケー
ブルトレイ上に敷設された状態で、バーコード読取器あ
るいは電気信号読取器により容易に対象ケーブルの特定
と用途の識別を可能にすると共に、その情報をデータベ
ースに構築するケーブル識別装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係るケーブル識別装置は、ケーブ
ルに添付する当該ケーブルに係る各種情報を付与したバ
ーコードを記載したバーコードシールを発行するバーコ
ード発行機と、前記バーコードを読み取るバーコード読
取器と、前記発行するバーコードと前記ケーブルに対応
した各種情報を記憶編纂するデータベースと、前記バー
コード読取器が読み取ったバーコードの情報により前記
データベースの各種情報を検索処理する検索処理手段
と、前記検索処理手段にて検索処理した各種情報等を表
示する表示手段とからなることを特徴とする。
【0011】複数のケーブルを敷設する時に、予めバー
コード発行機から発行された各ケーブルバーコードシー
ルを、対応するケーブルに貼付しておく。各ケーブルの
敷設後において、前記ケーブルバーコードシールのバー
コードをバーコード読取器で読み取ることにより、これ
を検索処理手段において予めバーコード発行時に作成し
たバーコード番号とケーブル用途等を対応させたデータ
ベースとマッチングさせて、表示手段にて当該ケーブル
のケーブル番号と共に、用途等の識別表示を行う。
【0012】請求項2記載の発明に係るケーブル識別装
置は、複数のケーブル心線あるいはケーブル予備心線ま
たはシースやシールド等にそれぞれ異なる周波数の電気
信号を印加する電気信号発信器と、前記各ケーブル心線
あるいはケーブル予備心線またはシースやシールド等に
流れる電気信号を読み取る電気信号読取器と、前記各電
気信号に対応した前記各ケーブルの各種情報を記憶編纂
するデータベースと、前記電気信号読取器が読み取る電
気信号の情報により前記データベースの各種情報を検索
処理する検索処理手段と、前記検索処理手段にて検索処
理した各種情報等を表示する表示手段とからなることを
特徴とする。
【0013】敷設された多数のケーブルの内で、検索対
象の複数のケーブル心線あるいはケーブル予備心線、ま
たはシースやシールド等に電気信号発信器から印加した
異なる周波数の電気信号は、それぞれのケーブル等の全
長において流れると共に、その周波数が高い場合には一
部が外部に漏洩する。
【0014】電気信号読取器により敷設された多数のケ
ーブルから、各電気信号の読み取りを行い、この読み取
った各周波数の電気信号の情報は検索処理手段で、予め
周波数とケーブル用途等を対応させたデータベースとマ
ッチングさせて、表示手段にて当該ケーブルのケーブル
番号と共に、用途確認等の識別表示を行う。
【0015】請求項3記載の発明に係るケーブル識別装
置は、ケーブル用バーコードと前記ケーブルにて接続す
るfrom側機器用バーコード及びto側機器用バーコ
ードを記載したバーコードシールを発行するバーコード
発行機と、前記各バーコードを読み取るバーコード読取
器と、前記発行するバーコードと前記ケーブル及びケー
ブルにて接続するfrom−toの機器等が対応する各
種情報を記憶編纂するデータベースと、前記バーコード
読取器の読み取るバーコードの情報により前記データベ
ースの各種情報を検索処理する検索処理手段と、前記検
索処理手段にて検索処理した各種情報等を表示する表示
手段と、前記バーコード読取器の読み取ったバーコード
の情報からケーブル用の情報を選択処理するケーブル用
バーコード入力処理手段と、from側機器用の情報を
選択処理するfrom側バーコード入力処理手段と、t
o側機器用の情報を選択処理するto側バーコード入力
処理手段と、前記ケーブル用とfrom側機器及びto
側機器用の各情報から相互関連のあるものをマッチング
させてケーブル番号と機器の用途等のリンク付けから自
動的に前記ケーブルの用途確認を可能とする識別データ
ベースを構築して前記データベースに収納するマッチン
グ処理手段とからなることを特徴とする。
【0016】各ケーブルの敷設時に予めバーコード発行
機から発行された、当該ケーブルとこのケーブルにて接
続するfrom−to機器用のバーコードを記載した各
バーコードシールを対応するケーブル及びfrom−t
o機器等に貼付しておく。
【0017】各ケーブルの敷設後において、前記各バー
コードをバーコード読取器で読み取ることにより、これ
をケーブル用バーコード入力処理手段とfrom側バー
コード入力処理手段、及びto側バーコード入力処理手
段で処理して、マッチング処理手段にて自動的にケーブ
ル番号とその用途及びfrom−to機器等をリンク付
けさせたデータベースを構築してデータベースに入力す
る。
【0018】さらに検索処理手段において、前記バーコ
ード読取器で読み取った各バーコードの情報と、予めバ
ーコード発行時に作成したバーコード番号とケーブル用
途及び接続等を対応させたデータベースとマッチングさ
せて、表示手段にて当該ケーブルの用途確認及びfro
m−to機器等の識別表示を行う。
【0019】請求項4記載の発明に係るケーブル識別装
置は、ケーブル用バーコードと前記ケーブルにて接続す
るfrom側機器用バーコード及びto側機器用バーコ
ードとケーブルトレイ用バーコードを記載したバーコー
ドシールを発行するバーコード発行機と、前記各バーコ
ードを読み取るバーコード読取器と、前記発行するバー
コードと前記ケーブル及びケーブルにて接続するfro
m−toの機器とケーブルトレイ等に対応した各種情報
を記憶編纂するデータベースと、前記バーコード読取器
の読み取ったバーコードの情報により前記データベース
の各種情報を検索処理する検索処理手段と、前記検索処
理手段にて検索処理した各種情報等を表示する表示手段
と、前記バーコード読取器の読み取ったバーコードの情
報からケーブル用の情報を選択処理するケーブル用バー
コード入力処理手段と、from側機器用の情報を選択
処理するfrom側バーコード入力処理手段と、to側
機器用の情報を選択処理するto側バーコード入力処理
手段と、ケーブルトレイ用の情報を選択処理するケーブ
ルトレイ用バーコード入力処理手段と、前記ケーブル用
とfrom−toの機器用及びケーブルトレイ用の各情
報から相互関連のあるものをマッチングさせて自動的に
ケーブル敷設状況を示す敷設データベースを構築して前
記データベースに収納するマッチング処理手段とからな
ることを特徴とする。
【0020】各ケーブルの敷設時に予めバーコード発行
機から発行された、当該ケーブル用とこのケーブルにて
接続するfrom−to機器用のバーコード、及びケー
ブルトレイの末端,分岐点等のポイントを記載した各バ
ーコードシールを対応するケーブルとfrom−to機
器及びケーブルトレイに貼付しておく。
【0021】各ケーブルの敷設後において、前記各バー
コードをバーコード読取器で読み取ることにより、これ
をケーブル用バーコード入力処理手段とfrom側バー
コード入力処理手段及びto側バーコード入力処理手
段、さらにケーブルトレイ用バーコード入力処理手段に
おいて処理して、マッチング処理手段にて自動的にケー
ブル番号とその用途及びfrom−to機器やケーブル
トレイポイント等をリンク付けさせたデータベースを構
築してデータベースに入力する。
【0022】さらに検索処理手段において、バーコード
読取器で読み取ったバーコード情報と、予めバーコード
発行時に作成したバーコード番号とケーブル用途及び接
続やケーブルトレイポイントを対応させたデータベース
とマッチングさせて、表示手段にて当該ケーブルの用途
確認及びfrom−to機器やケーブルトレイポイント
等の識別表示を行う。
【0023】請求項5記載の発明に係るケーブル識別装
置は、ケーブル用バーコード及び前記ケーブルにて接続
するfrom−toの機器用バーコードとケーブルトレ
イ用バーコードを記載したバーコードシールを発行する
バーコード発行機と、前記各バーコードを読み取るバー
コード読取器と、前記発行するバーコードと前記ケーブ
ル及びケーブルにて接続するfrom−toの機器とケ
ーブルトレイ等に対応した各種情報を記憶編纂するデー
タベースと、前記バーコード読取器の読み取ったバーコ
ードの情報により前記データベースの各種情報を検索処
理する検索処理手段と、前記検索処理手段にて検索処理
した各種情報等を表示する表示手段と、前記バーコード
読取器の読み取ったバーコードの情報からケーブル用の
情報を選択処理するケーブル用バーコード入力処理手段
と、from側機器用の情報を選択処理するfrom側
バーコード入力処理手段と、to側機器用の情報を選択
処理するto側バーコード入力処理手段と、ケーブルト
レイ用の情報を選択処理するケーブルトレイ用バーコー
ド入力処理手段と、前記ケーブル用とfrom−toの
機器用及びケーブルトレイ用の各情報から相互関連のあ
るものをマッチングさせて自動的にケーブル敷設状況を
示す敷設データベースを構築して前記データベースに収
納するマッチング処理手段と、ケーブルトレイ及び機器
等の地図を記憶したマップデータベースと、前記マップ
データベースとバーコード読取器及びデータベースを結
合してケーブルトレイ及び機器等の地図上でケーブル敷
設状況の情報を得るマップマッチング処理手段とからな
ることを特徴とする。
【0024】上記の請求項4と同様の構成の他に、マッ
プデータベースとマップマッチング手段を備えているこ
とから、各ケーブルの敷設後において前記各バーコード
をバーコード読取器で読み取ることにより、上記請求項
4と同様の作用を行う。さらに、マップマッチング手段
によりマップデータベースから各ケーブルトレイや機器
の設置状態の地図を読み出すと共に、この地図上におい
てデータベースからの各ケーブルトレイ、及び対応する
ケーブルの敷設状況をマッチングさせて表示手段により
表示させる。
【0025】請求項6記載の発明に係るケーブル識別装
置は、ケーブル識別装置を携帯型に構成したことを特徴
とする。
【0026】上記各種のケーブル識別装置を作業員が携
帯して、各バーコードシールの発行及び添付の作業を、
当該ケーブルやこのケーブルにて接続するfrom−t
oの機器及びケーブルトレイ等の近傍において、作業員
が当該ケーブル及び機器等を確認しながら実施する。ま
た、各バーコードの読み取りと、その結果の確認が検索
対象のケーブル及び機器等を確認しながら行うことがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。第1実施の形態は請求項1に係
り、ケーブル識別装置は図1のブロック構成図に示すよ
うに、敷設するケーブル1や図示しないケーブルトレイ
等に貼付あるいは印刷等により添付する当該ケーブル1
に係る各種情報を付与したバーコードを記載したケーブ
ル用バーコードシール2を発行する、例えば印刷機能を
備えたバーコード発行機3を設けている。
【0028】また、前記ケーブル用バーコードシール2
からバーコードの情報を読み取る、例えば発受光素子に
よるバーコード読取器4と、前記バーコード発行機3か
ら発行するバーコード情報から、前記ケーブル1に対す
るデータを自動的に構築するバーコード情報入力処理手
段5と、前記ケーブル1等に対応した各種情報を記憶編
纂するデータベース6を備える。
【0029】さらに、前記バーコード読取器4の読み取
ったバーコードの情報により、前記データベース6の各
種情報を検索処理する検索処理手段7と、前記検索処理
手段7で検索処理した各種情報等の出力処理手段8、及
びLCDあるいはCRT等の表示手段9とから構成され
て、各部は電算機化されている。
【0030】次に、上記構成による作用について説明す
る。先ず、例えば予め設計されたケーブルリスト等に沿
って、ケーブル番号等の情報と対応させたバーコードを
付与した複数枚のケーブル用バーコードシール2を、バ
ーコード発行機3から発行させる。
【0031】このケーブル用バーコードシール2は、ケ
ーブル1に対して適宜の間隔をおいて作業員が貼り付け
るが、この添付はケーブル1の敷設前あるいは敷設後の
いずれでも良く、またケーブル1の製造時に、被覆表面
に適宜の間隔をおいて直接バーコードを印字する方法も
ある。ただし、直接バーコードを印字する場合には、予
め当該バーコード番号を当該ケーブル1のケーブル番号
と、対応する各種情報と共に前記データベース6に登録
しておく必要がある。
【0032】なお、バーコード発行機3においてケーブ
ル用バーコードシール2が発行されると、当該バーコー
ドの情報はバーコード情報入力処理手段5により自動的
にケーブル番号とバーコード番号を対応させたデータ処
理をして、データベース6に収納される。
【0033】前記データベース6には、予めケーブル番
号と対応させたケーブル用途(from−to,ケーブ
ルルート等)のデータベースを構築しておき、前記バー
コード情報入力処理手段5から、発行バーコードに係る
処理データが入力されると、このデータによりバーコー
ド番号に対応したケーブル番号とケーブル用途等のデー
タを構築する。
【0034】次に、前記多数敷設されたケーブル用バー
コードシール2を貼付したケーブル1に対する特定作業
は、図示しないケーブルトレイ等に多数並べられている
ケーブル1のケーブル用バーコードシール2について、
作業員はバーコード読取器4を接近させて、順次バーコ
ードの読み取り作業を行う。
【0035】バーコード読取器4は、ケーブル1に貼付
されたケーブル用バーコードシール2のバーコードを読
み取り、検索処理手段7においてデータベース6の中か
ら該当するバーコードを検索処理して、マッチングした
ものを出力処理手段8を介して、当該バーコードに対応
するケーブル番号,ケーブル用途等の情報を表示装置9
において表示する。
【0036】これにより、予めケーブル番号とケーブル
用途等を対応させたデータベース6を作成しておけば、
作業員はバーコード読取器4でケーブル1の表面に添付
したバーコードを読み取るだけで、容易にケーブルトレ
イ上に敷設されているケーブル1の特定と、その用途確
認等の識別をすることができる。
【0037】従って、ケーブル1が敷設されている途中
の環境が悪く、端部より遠く離れた場所におけるケーブ
ル1の途中切断作業に際しても、当該ケーブル1の切断
予定箇所近傍において、バーコード読取器4でケーブル
1の表面に添付されたケーブル用バーコード2を読み取
るだけで、対象ケーブル1の特定と用途確認等の識別を
同時に行える。
【0038】第2実施の形態は請求項2に係り、ケーブ
ル識別装置は図2のブロック構成図に示すように、敷設
された複数のケーブル1a,1bの心線10a,10b、あ
るいはケーブル予備心線11a,11bまたは、導電性のシ
ースやシールド等に、それぞれ異なる周波数の電気信号
を印加する電気信号発信器12を設ける。
【0039】また、前記各ケーブル心線10a,10b、あ
るいはケーブル予備心線11a,11bまたはシースやシー
ルド等より漏洩、あるいは流れる電気信号を読み取るこ
とが可能な、例えば誘導型の電気信号読取器13と、前記
各異なる周波数の電気信号に対応した前記各ケーブル1
a,1bの各種情報を記憶編纂するデータベース14を備
える。
【0040】さらに、前記電気信号読取器13が読み取っ
た電気信号の情報により前記データベース14の各種情報
を検索処理する検索処理手段7と、前記検索処理手段7
にて検索処理した各種情報等の出力処理手段8、及びL
CD等の表示手段9とから構成されている。
【0041】次に、上記構成による作用について説明す
る。先ず、多数のケーブルの中から対象とするケーブル
1a,1bの心線10a,10b、あるいはケーブル予備心
線11a,11bまたは、導電性のシースやシールド等に対
して、その端部に電気信号発信器12を接続する。
【0042】この時に各ケーブル1a,1bが活線の場
合には、心線10a,10bでなく、ケーブル予備心線11
a,11bまたは導電性のシースやシールドを対象とす
る。また、データベース14においては、予め設計された
ケーブルリスト等に沿って、電気信号とケーブル番号、
及びケーブル用途と対応させたデータベースを作成して
おく。
【0043】この後に、対象とするケーブル1a,1b
の心線10a,10b、あるいはケーブル予備心線11a,11
b、または導電性のシースやシールド等に対して、電気
信号発信器12からケーブル番号と対応させた、それぞれ
異なる周波数の電気信号を印加する。これにより、対象
ケーブル1a,1bの全長に亘って、それぞれ印加され
た異なる周波数の信号が流れ、その周波数によっては一
部が漏洩する。
【0044】なお、電気信号発信器12から印加する、そ
れぞれ異なる周波数の電気信号の周波数と出力について
は、ケーブル1a,1bの心線10a,10bに流されてい
る電力、あるいは制御信号の周波数とは異なり、かつ、
それぞれ異なる周波数の電気信号が互いに干渉しないも
の、及び前記ケーブル1a,1bの周辺に漏洩して、前
記電気信号読取器13にて容易に選別読み取りが可能なも
のを選定する。
【0045】次に、図示しないケーブルトレイ上のケー
ブル切断予定場所において、作業員は多数並べてあるケ
ーブルに対して電気信号読取器13を近付けると、前記電
気信号を印加されたケーブル1a,1bに流れ、あるい
は漏洩してくる電気信号を読み取ることができる。
【0046】この読み取った電気信号は、検索処理手段
7において該当する電気信号と、データベース14におけ
るデータとのマッチングを行い、読み取った電気信号と
対応するケーブル1a,1bの特定と、ケーブル番号,
ケーブル用途等の情報を出力処理手段8を介して表示手
段9に出力する。
【0047】これにより、予めケーブル番号とケーブル
用途を対応させたデータベース6を構築しておけば、作
業員がケーブル切断予定場所において、ケーブルトレイ
の上に多数並べてあるケーブルの中から、容易に対象ケ
ーブル1a,1bの特定と当該ケーブルのケーブル番号
や用途等の識別をすることができる。
【0048】なお、前記電気信号読取器13において、予
め検索する対象ケーブル1a,1bに相当する電気信号
の周波数を設定しておき、作業員が操作する電気信号読
取器13が対象ケーブル1a,1bに近よると表示手段に
おける表示と共に、音響による報知を行わせるようにし
ても良い。
【0049】第3実施の形態は請求項3に係り、ケーブ
ル識別装置は図3のブロック構成図に示すように、ケー
ブル用バーコードシール2と、前記ケーブルにて接続す
るfrom側機器バーコード及びto側機器バーコード
を付与した、それぞれfrom側機器用バーコードシー
ル15及びto側機器用バーコードシール16を発行するバ
ーコード発行機17を設ける。
【0050】また、前記各バーコードを読み取るバーコ
ード読取器18と、前記バーコード発行機17が発行する各
バーコード情報から、図4の外形図に示すようにケーブ
ル1及びfrom側機器18と、to側機器19に対するデ
ータを自動的に構築するバーコード情報入力処理手段5
と、前記ケーブル1等に対応した各種情報を記憶編纂す
るデータベース20を備える。
【0051】なお、前記バーコード読取器4の読み取っ
たバーコードの情報により、前記データベース20の各種
情報を検索処理する検索処理手段7と、前記検索処理手
段7にて検索処理した各種情報等の出力処理手段8、及
びLCD等の表示手段9を設ける。
【0052】さらに、前記バーコード読取器4の読み取
ったバーコード情報から、ケーブル1の情報を選択処理
するケーブルバーコード入力処理手段21と、from側
機器の情報を選択処理するfrom側バーコード入力処
理手段22と、to側機器の情報を選択処理するto側バ
ーコード入力処理手段23を備える。
【0053】また、前記ケーブル1とfrom側機器1
8、及びto側機器19の各情報から相互関連のあるもの
をマッチングさせて、ケーブル番号と各機器の用途等の
リンク付けから自動的に前記ケーブル1の用途確認を可
能とする識別データを構築して、前記データベース20に
収納するマッチング処理手段24とで構成している。
【0054】次に、上記構成による作用について説明す
る。先ず、例えば予め設計されたケーブルリスト等に沿
って、ケーブル番号等の情報と対応させたバーコードを
付与した複数枚のケーブル用バーコードシール2と共
に、from側機器名(盤名等)と対応させたfrom
側機器用バーコードシール15、及びto側機器名(計器
名等)と対応させたto側機器用バーコードシール16を
バーコード発行機17から発行させる。
【0055】前記の発行されたケーブル用バーコードシ
ール2、from側機器用バーコードシール15、及びt
o側機器名と対応させたto側機器用バーコードシール
16は、作業員によって図4の外形図に示すように、各対
象のケーブル1とfrom側機器18及びto側機器19に
貼付する。
【0056】なお、前記ケーブル用バーコードシール2
については、ケーブル1に対して適宜の間隔をあけて貼
り付けるが、この添付方法としてはケーブル1の敷設前
あるいは敷設後のいずれでも良く、またケーブル1の製
造時に被覆表面に適宜の間隔をおいて直接バーコードを
印字する方法もある。ただし、直接バーコードを印字す
る場合には、予め当該バーコード番号を当該ケーブル1
のケーブル番号と、対応する各種情報と共に前記データ
ベース6に登録しておく必要がある。
【0057】バーコード発行機17においてケーブル用バ
ーコードシール2、from側機器用バーコードシール
15、及びto側機器用バーコードシール16が発行される
と、この時の各バーコードは、バーコード情報入力処理
手段5により自動的にケーブル番号,from側機器
名,to側機器名とバーコード番号を対応させたデータ
を構築してデータベース20に収納される。
【0058】次に作業員がバーコード読取器4を用い
て、図示しないケーブルトレイ上に多数並べて敷設され
たケーブル1と、from側機器18及びto側機器19に
貼付したバーコードシール2,15,16の読取りを実施す
る。これにより前記各バーコードは、それぞれケーブル
バーコード入力処理手段21と、from側バーコード入
力処理手段22及びto側バーコード入力処理手段23に
て、それぞれケーブル1とfrom側機器18及びto側
機器の情報が選択処理される。
【0059】これらの情報はマッチング処理手段24にお
いて、読み取った各バーコードのデータを一連のものに
まとめ(マッチングさせ)、データベース22で構築され
ているバーコード番号とケーブル番号,from,to
側機器名等との対応するデータ編集を行なう。
【0060】さらに、ケーブル1に添付するバーコード
番号に対応させたケーブル番号,from−to機器等
のデータを、自動的に構築してデータベース20に収納す
る。従って、上記第1実施の形態においては、予め作成
していたケーブル番号とケーブル1及びfrom−to
機器に係るデータベースは、その都度作成する必要がな
い。
【0061】また、バーコード読取器4が読み取った、
ケーブル1とfrom側機器18及びto側機器19に添付
したバーコードシール2,15,16の各バーコードは、検
索処理手段7においてデータベース20の中から該当する
バーコード情報を検索処理して、マッチングしたものを
当該バーコードに対応するケーブル番号,from−t
o機器やケーブル用途等の情報を出力処理手段8を介し
て表示装置9に表示する。
【0062】これにより、予めケーブル番号とfrom
−to機器やケーブル用途等を対応させたデータベース
20を作成しておけば、作業員はバーコード読取器4でケ
ーブル1やfrom側機器18及びto側機器19の表面に
添付したバーコードを読み取るだけで、図示しないケー
ブルトレイ上に多数敷設されているケーブル1の特定
と、from−to機器やケーブル用途等の識別をする
ことができる。
【0063】第4実施の形態は請求項4に係り、ケーブ
ル識別装置は図5のブロック構成図に示すように、ケー
ブル用バーコードシール2と、前記ケーブルにて接続す
るfrom側機器バーコード及びto側機器バーコード
を付与した、from側機器用バーコードシール15及び
to側機器用バーコードシール16と、ケーブルトレイ用
バーコードシール25a…(通常ケーブルトレイの末端や
分岐点等のポイント数だけ、バーコード番号をとる)を
発行するバーコード発行機26を設ける。
【0064】また、前記各バーコードを読み取るバーコ
ード読取器4と、前記バーコード発行機26が発行する各
バーコード情報から、図4の外形図に示すようにケーブ
ル1とfrom側機器18及びto側機器19、さらに図6
の配置図に示すように、ケーブルトレイ27に設定した複
数の分岐点等の各ポイント28a〜28fに対するデータを
自動的に構築するバーコード情報入力処理手段5と、前
記ケーブル1等に対応した各種情報を記憶編纂するデー
タベース29を備える。
【0065】さらに、前記バーコード読取器4の読み取
ったバーコード情報から、ケーブル1の情報を選択処理
するケーブルバーコード入力処理手段21と、from側
機器18の情報を選択処理するfrom側バーコード入力
処理手段22と、ケーブルトレイ27の各ポイント28a〜28
fの情報を選択処理するケーブルトレイポイントバーコ
ード入力処理手段30と、to側機器19の情報を選択処理
するto側バーコード入力処理手段23を設ける。
【0066】また、前記ケーブル1とfrom側機器18
及びto側機器19と、ケーブルトレイ27に係る各情報か
ら相互関連のあるものをマッチングさせて、ケーブル番
号と各機器18,19およびケーブルトレイ27との用途等の
リンク付けから自動的に前記ケーブル1の用途確認を可
能とする識別データを構築すると共に、前記データベー
ス29に収納するマッチング処理手段24を備える。
【0067】なお、前記バーコード読取器4の読み取っ
たバーコードの情報により、前記データベース29の各種
情報を検索処理する検索処理手段7と、前記検索処理手
段7にて検索処理した各種情報等の出力処理手段8、及
びLCD等の表示手段9とにより構成されている。
【0068】次に、上記構成による作用について説明す
る。先ず、例えば予め設計されたケーブルリスト等に沿
って、ケーブル番号等の情報と対応させたバーコードを
付与した複数枚のケーブル用バーコードシール2と共
に、from側機器名(盤名等)と対応させたfrom
側機器用バーコードシール15、及びto側機器名(計器
名等)と対応させたto側機器用バーコードシール16、
さらに、ケーブルトレイ用バーコードシール25a〜25f
をバーコード発行機26から発行させる。
【0069】前記の発行されたケーブル用バーコードシ
ール2、from側機器用バーコードシール15、及びt
o側機器名と対応させたto側機器用バーコードシール
16と、ケーブルトレイ27の末端や分岐点に対応するケー
ブルトレイ用バーコードシール25a〜25fは、作業員に
より図4の外形図に示すように、各対象のケーブル1と
from側機器18及びto側機器19、さらに図6の配置
図に示すように、ケーブルトレイ27に設定した複数の分
岐点等の各ポイント28a〜28fに貼付する。
【0070】なお、前記ケーブル用バーコードシール2
については、ケーブル1に対して適宜の間隔をあけて貼
り付けるが、この添付方法としてはケーブル1の敷設前
あるいは、敷設後のいずれでも良く、またケーブル1の
製造時に、被覆表面に適宜の間隔をおいて直接バーコー
ドを印字する方法もある。ただし、直接バーコードを印
字する場合には、予め当該バーコード番号を当該ケーブ
ル1のケーブル番号と、対応する各種情報と共に前記デ
ータベース6に登録しておく必要がある。
【0071】次に作業員がバーコード読取器4を用い
て、図示しないケーブルトレイ上に多数並べて敷設され
たケーブル1と、from側機器18及びto側機器19に
貼付したバーコードシール2,15,16,25a〜25fの読
取りを実施する。このバーコードシール2,15,16,25
a〜25fを読み取った際に、ケーブル1の情報をケーブ
ルバーコード入力処理手段21で、またfrom側機器18
の情報をfrom側バーコード入力処理手段22で選択処
理する。
【0072】さらに、ケーブルトレイ27の複数のケーブ
ルトレイ用バーコードシール25a〜25fは、各ポイント
28a〜28fを通過するたびに、このケーブルトレイ用バ
ーコードシール25a〜f25をケーブルトレイポイントバ
ーコード入力処理手段30で読み取って行く。この後にt
o側バーコード入力処理手段23で、to側機器19に貼付
したto側機器用バーコードシール16を順に読み取る。
【0073】これらの各情報は、マッチング処理手段24
において、読み取った各バーコードのデータを一連のも
のにまとめて(マッチングさせ)、データベース29で構
築されているバーコード番号とケーブル番号,from
−to側機器名,ケーブルトレイ27の分岐点等の各ポイ
ント28a〜28fの通過順とに対応するデータ編集を実施
する。
【0074】さらに、ケーブル1に添付するバーコード
番号に対応させた各ケーブル番号,from−to機
器,ケーブルトレイポイント等のデータを自動的に構築
してデータベース29に収納する。なお、前記検索処理手
段7における検索処理と、その結果の各種情報等を出力
処理手段8を介して表示手段9にて表示することは、上
記第3実施の形態と同様に行われる。
【0075】これにより、本第4実施の形態によれば、
上記第3実施の形態で作成したデータベース20に、ケー
ブルトレイ27におけるケーブルルートのデータも自動で
構築することができる。
【0076】従って、予めケーブル番号とfrom−t
o,ケーブルルートを対応させたデータベースを作成す
ることなく、バーコード読取器4でケーブル1に添付し
たバーコードを読み取るだけで、容易にケーブルトレイ
27上に敷設されている多数のケーブル1の用途確認等の
識別ができる。また、上記第3実施の形態と比較して、
より精度の高いデータベースを構築することができる。
【0077】第5実施の形態は請求項5に係り、ケーブ
ル識別装置は図7のブロック構成図に示すように、上記
第4実施の形態の図5のブロック構成図に示した検索処
理手段7と出力処理手段8の間に、マップマッチング処
理手段31を介挿する。さらに、前記マップマッチング処
理手段31は、上記第4実施の形態における各バーコード
を付与したケーブルトレイ27や、from−to機器1
8,19等の地図を描いたデータベースマップ32を接続す
ると共に、データベース29に接続して構成されている。
【0078】次に上記構成による作用について説明す
る。上記第4実施の形態と同様に、ケーブル1とfro
m−to機器18,19、及びケーブルトレイ27に対応する
各バーコードを付与したバーコードシール2,15,16,
25a〜25fを発行すると共に、これを、それぞれのケー
ブル1とfrom−to機器18,19、及びケーブルトレ
イ27に添付する。
【0079】前記各バーコードシール2,15,16,25a
〜25fのバーコードは、作業員がバーコード読取器4に
より、ケーブル1とfrom−to機器18,19、及びケ
ーブルトレイ17の各ポイント28a〜28fにおいて読み取
らせる。読み取った各バーコード情報は、マッチング処
理手段24においてデータベース29に沿ったデータ構築が
行われてデータベース29に収納される。
【0080】さらに、前記読み取ったケーブル1に対応
するデータ情報、及びデータベース29からのデータと、
前記データベースマップ31から呼び出した地図データ
は、マップマッチング処理手段31においてマッチングさ
れて、出力処理手段8を介して表示手段9にて表示され
る。
【0081】特に本第5実施の形態によれば、上記第4
実施の形態と同様の作用の他に、地図上におけるケーブ
ル1の敷設状況が、その関連機器等と共に自動で構築さ
れて表示されることから、所定のケーブル1の敷設状況
が地図上にて詳細に確認することができる。
【0082】これにより、ケーブル1の途中切断作業に
際しての当該ケーブル1の特定と、用途等を識別する目
的の他に、地図上でケーブル1の敷設状況の管理が容易
に行える。すなわち、ケーブル番号に対応したバーコー
ド番号を発行する時に、このバーコード番号に対応させ
たケーブル1の仕様の情報(シース種類,絶縁体種類,
心数や導線太さ等)を入力させておくことにより、さら
に精度の高いケーブル敷設状況の情報を得ることができ
る。
【0083】第6実施の形態は請求項6に係り、上記第
1と第3乃至第5実施の形態に係るケーブル識別装置を
一体型、あるいはバーコード発行機3,17,26やバーコ
ード読取器4を本体からリード線を介して離した携帯型
に構成する。
【0084】また、第2実施の形態におけるケーブル識
別装置では、電気信号発信器12のみ本体と分離する構成
としている。上記構成による作用としては、前記ケーブ
ル1とfrom−to機器18,19、及びケーブルトレイ
27等に対するバーコードシール2,15,16,25a〜25f
の発行と貼付作業、また各部に添付したバーコードシー
ル2,15,16,25a〜25f、及び電気信号の読み取り作
業に際して、ケーブルトレイ27及びケーブル1の敷設さ
れている作業現場に容易にケーブル識別装置を搬入する
ことができる。
【0085】これにより、ケーブル1の特定と用途等の
認識作業が一人の作業員により容易に行うことができる
と共に、当該ケーブル1の途中における切断作業につい
ても、小人数で切断予定現場においてケーブル1の特定
と同時に実施できるので誤作業が生じにくく、作業効率
が向上する。
【0086】
【発明の効果】以上本発明によれば、ケーブルトレイ上
に多数敷設されているケーブルにおいて、その表面から
バーコードあるいは電気信号の読み取りにより、ケーブ
ルの全長に亘って容易に所定のケーブルの特定をするこ
とができる。また、バーコードのシール発行に際して、
ケーブル番号と関連情報とのデータベースを自動的に構
築すると共に、前記バーコード等の読取りと同時にケー
ブルの特定と用途確認等の識別が容易にできる。
【0087】さらに、バーコードにケーブルを敷設する
ケーブルトレイの情報を加えたり、ケーブルトレイや機
器の設置地図のデータベースを付加することにより、ケ
ーブルの特定に際して、ケーブルトレイにおけるケーブ
ル敷設、及び地図上でのケーブルの敷設状況が高精度に
得られる。なお、本発明のケーブル識別装置を携帯型と
することにより、作業員数の低減と作業現場における作
業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態のケーブル識別装
置のブロック構成図。
【図2】本発明に係る第2実施の形態のケーブル識別装
置のブロック構成図。
【図3】本発明に係る第3実施の形態のケーブル識別装
置のブロック構成図。
【図4】本発明に係る第3実施の形態の外形図。
【図5】本発明に係る第4実施の形態のケーブル識別装
置のブロック構成図。
【図6】本発明に係る第4実施の形態のケーブルトレイ
の配置図。
【図7】本発明に係る第5実施の形態のケーブル識別装
置のブロック構成図。
【符号の説明】
1,1a,1b…ケーブル、2…ケーブル用バーコード
シール、3,17,26…バーコード発行機、4…バーコー
ド読取器、5…バーコード情報入力処理手段、6,14,
20,29…データベース、7…検索処理手段、8…出力処
理手段、9…表示手段、10a,10b…心線、11a,11b
…予備心線、12…電気信号発信器、13…電気信号読取
器、15…from側機器用バーコードシール、16…to
側機器用バーコードシール、18…from側機器、19…
to側機器、21…ケーブルバーコード入力処理手段、22
…from側バーコード入力処理手段、23…to側バー
コード入力処理手段、24…マッチング処理手段、25a〜
25f…ケーブルトレイポイントバーコードシール、27…
ケーブルトレイ、28a〜28e…ケーブルトレイポイン
ト、30…ケーブルトレイポイントバーコード入力処理手
段、31…マップマッチング処理手段、32…データベース
マップ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルに添付する当該ケーブルに係る
    各種情報を付与したバーコードを記載したバーコードシ
    ールを発行するバーコード発行機と、前記バーコードを
    読み取るバーコード読取器と、前記発行するバーコード
    と前記ケーブルに対応した各種情報を記憶編纂するデー
    タベースと、前記バーコード読取器が読み取ったバーコ
    ードの情報により前記データベースの各種情報を検索処
    理する検索処理手段と、前記検索処理手段にて検索処理
    した各種情報等を表示する出力処理手段及び表示手段と
    からなることを特徴とするケーブル識別装置。
  2. 【請求項2】 複数のケーブル心線あるいはケーブル予
    備心線またはシースやシールド等にそれぞれ異なる周波
    数の電気信号を印加する電気信号発信器と、前記各ケー
    ブル心線あるいはケーブル予備心線またはシースやシー
    ルド等に流れる電気信号を読み取る電気信号読取器と、
    前記各異なる周波数の電気信号に対応した前記各ケーブ
    ルの各種情報を記憶編纂するデータベースと、前記電気
    信号読取器が読み取る電気信号の情報により前記データ
    ベースの各種情報を検索処理する検索処理手段と、前記
    検索処理手段にて検索処理した各種情報等を表示する出
    力処理手段及び表示手段とからなることを特徴とするケ
    ーブル識別装置。
  3. 【請求項3】 ケーブル用バーコードと前記ケーブルに
    て接続するfrom側機器用バーコード及びto側機器
    用バーコードを記載したバーコードシールを発行するバ
    ーコード発行機と、前記各バーコードを読み取るバーコ
    ード読取器と、前記発行するバーコードと前記ケーブル
    及びケーブルにて接続するfrom−toの機器等が対
    応する各種情報を記憶編纂するデータベースと、前記バ
    ーコード読取器の読み取ったバーコードの情報により前
    記データベースの各種情報を検索処理する検索処理手段
    と、前記検索処理手段にて検索処理した各種情報等を表
    示する出力処理手段及び表示手段と、前記バーコード読
    取器の読み取ったバーコードの情報からケーブル用の情
    報を選択処理するケーブル用バーコード入力処理手段
    と、from側機器用の情報を選択処理するfrom側
    バーコード入力処理手段と、to側機器用の情報を選択
    処理するto側バーコード入力処理手段と、前記ケーブ
    ル用とfrom側機器及びto側機器用の各情報から相
    互関連のあるものをマッチングさせてケーブル番号と機
    器の用途等のリンク付けから自動的に前記ケーブルの用
    途確認を可能とする識別データベースを構築して前記デ
    ータベースに収納するマッチング処理手段とからなるこ
    とを特徴とするケーブル識別装置。
  4. 【請求項4】 ケーブル用バーコードと前記ケーブルに
    て接続するfrom側機器用バーコード及びto側機器
    用バーコードとケーブルトレイ用バーコードを記載した
    バーコードシールを発行するバーコード発行機と、前記
    各バーコードを読み取るバーコード読取器と、前記発行
    するバーコードと前記ケーブル及びケーブルにて接続す
    るfrom−toの機器とケーブルトレイ等に対応した
    各種情報を記憶編纂するデータベースと、前記バーコー
    ド読取器の読み取ったバーコードの情報により前記デー
    タベースの各種情報を検索処理する検索処理手段と、前
    記検索処理手段にて検索処理した各種情報等を表示する
    出力処理手段及び表示手段と、前記バーコード読取器の
    読み取ったバーコードの情報からケーブル用の情報を選
    択処理するケーブル用バーコード入力処理手段と、fr
    om側機器用の情報を選択処理するfrom側バーコー
    ド入力処理手段と、to側機器用の情報を選択処理する
    to側バーコード入力処理手段と、ケーブルトレイ用の
    情報を選択処理するケーブルトレイ用バーコード入力処
    理手段と、前記ケーブル用とfrom−toの機器用及
    びケーブルトレイ用の各情報から相互関連のあるものを
    マッチングさせて自動的にケーブル敷設状況を示す敷設
    データベースを構築して前記データベースに収納するマ
    ッチング処理手段とからなることを特徴とするケーブル
    識別装置。
  5. 【請求項5】 ケーブル用バーコード及び前記ケーブル
    にて接続するfrom−toの機器用バーコードとケー
    ブルトレイ用バーコードを記載したバーコードシールを
    発行するバーコード発行機と、前記各バーコードを読み
    取るバーコード読取器と、前記発行するバーコードと前
    記ケーブル及びケーブルにて接続するfrom−toの
    機器とケーブルトレイ等に対応した各種情報を記憶編纂
    するデータベースと、前記バーコード読取器の読み取っ
    たバーコードの情報により前記データベースの各種情報
    を検索処理する検索処理手段と、前記検索処理手段にて
    検索処理した各種情報等を表示する出力処理手段及び表
    示手段と、前記バーコード読取器の読み取ったバーコー
    ドの情報からケーブル用の情報を選択処理するケーブル
    用バーコード入力処理手段と、from側機器用の情報
    を選択処理するfrom側バーコード入力処理手段と、
    to側機器用の情報を選択処理するto側バーコード入
    力処理手段と、ケーブルトレイ用の情報を選択処理する
    ケーブルトレイ用バーコード入力処理手段と、前記ケー
    ブル用とfrom−toの機器用及びケーブルトレイ用
    の各情報から相互関連のあるものをマッチングさせて自
    動的にケーブル敷設状況を示す敷設データベースを構築
    して前記データベースに収納するマッチング処理手段
    と、ケーブルトレイ及び機器等の地図を記憶したマップ
    データベースと、前記マップデータベースとバーコード
    読取器及びデータベースを結合してケーブルトレイ及び
    機器等の地図上でケーブル敷設状況の情報を得るマップ
    マッチング処理手段とからなることを特徴とするケーブ
    ル識別装置。
  6. 【請求項6】 前記ケーブル識別装置を携帯型に構成し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のケーブ
    ル識別装置。
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