JP2003284213A - 光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム - Google Patents

光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム

Info

Publication number
JP2003284213A
JP2003284213A JP2002086700A JP2002086700A JP2003284213A JP 2003284213 A JP2003284213 A JP 2003284213A JP 2002086700 A JP2002086700 A JP 2002086700A JP 2002086700 A JP2002086700 A JP 2002086700A JP 2003284213 A JP2003284213 A JP 2003284213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
work
optical
connection
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002086700A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Takayama
一郎 高山
Masahide Ogawa
雅英 小川
Takeshi Abe
剛 阿部
Masao Sasaki
正男 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KENDEN SETSUBI KK
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
KENDEN SETSUBI KK
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KENDEN SETSUBI KK, Furukawa Electric Co Ltd filed Critical KENDEN SETSUBI KK
Priority to JP2002086700A priority Critical patent/JP2003284213A/ja
Publication of JP2003284213A publication Critical patent/JP2003284213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光接続箱における光ファイバ心線の接続・分
岐作業を効果的に支援することのできる光ファイバ心線
の接続・分岐作業管理システムを提供する。 【解決手段】 複数の光接続箱にそれぞれ設けられて各
光接続箱に固有な管理情報(管理ID)を予め記憶した
タグ(電磁誘導型メモリ素子)と、光接続箱の配置(設
置場所)と光接続箱の管理情報、および光接続箱におけ
る光ファイバ心線接続情報を記憶したデータベースを備
えた管理装置と、この管理装置から光ファイバ心線の接
続・分岐作業内容と共にその作業対象となる光接続箱の
管理情報がダウンロードされ、また作業現場おいて光接
続箱にそれぞれ設けられたタグから個別に非接触に読み
取られる管理情報が上記ダウンロードした管理情報に一
致したときに上記接続・分岐作業内容を作業者に提示す
る情報端末とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光ファイバ
ケーブル間を相互に接続して光ファイバ網を形成する複
数の光接続箱における光ファイバ心線の接続・分岐作業
を支援して、作業ミスの発生を防止するに好適な光ファ
イバ心線の接続・分岐作業管理システムに関する。
【0002】
【関連する背景技術】高度情報インフラストラクチャ設
備としての光ファイバ網は、例えば道路や河川に沿って
敷設されている。この種の光ファイバ網は、複数の光フ
ァイバケーブルにそれぞれ含まれる心線(光ファイバ心
線)をクロージャや成端箱等と称される光接続箱を介し
て相互に接続し、或いは分岐することにより敷設され、
これによって光ファイバネットワークが構築される。ち
なみに光接続箱は、光ファイバケーブルの長さに応じ
て、一般的には1km程度の間隔で設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで光接続箱が設
けられるハンドホールやマンホール内には、一般的には
多数本の光ファイバケーブルが敷設されており、これに
伴って同一箇所に多くの光接続箱が並べて設けられるこ
とも多い。しかもこれらの光接続箱は、一般的には互い
に似た外観形状を有している。この為、光ファイバ線路
の接続・分岐作業を行うべくその設置現場に赴いても、
作業対象とする光接続箱がどれであるかを識別すること
が困難である。
【0004】ちなみに光接続箱はその内部を水密にシー
ルした構造を有する。そして一旦、その蓋部を開けた場
合には、蓋部とその筐体部との間に設けられるパッキン
グ材を交換した後、再度、水密にシールすることが必要
である。これ故、試行錯誤的に光接続箱を開けて、その
内部に導かれた光ファイバケーブルを識別することは避
けるべきであり、従って光ファイバ線路の接続・分岐作
業の対象とする光接続箱がどれであるかを正確に識別す
ることが重要となる。
【0005】一方、光ファイバ線路の接続・分岐作業
は、専ら、光ファイバ線路設備における複数の心線間の
接続関係図や、接続先の回線ルート情報を記載した台帳
等に従って行われる。しかしながら光ファイバケーブル
が内蔵する心線(光ファイバ心線)は、一般的には数百
本から千本程度にも及ぶ。これ故、上記図面や台帳等に
よって示される光ファイバ線路の接続・分岐作業内容を
示す情報が膨大なものとなることが否めない。しかも上
記図面や台帳等を作業現場に持参して光ファイバ線路の
接続・分岐作業を行うには多大な負担が伴い、作業ミス
を招来する要因にもなり易い。更には光ファイバ線路の
接続・分岐作業後の、新たな心線間の接続関係やその接
続先の回線ルートを、如何にして管理するかと言う点で
も課題が残される。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、作業対象とする光接続箱を容易
に特定して該光接続箱における光ファイバ心線の接続・
分岐作業を効果的に支援することができ、作業ミスの発
生を防止するに好適な光ファイバ心線の接続・分岐作業
管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る光ファイバ心線の接続・分岐作業管理
システムは、 道路や河川等に沿って敷設された複数の光ファイバ
ケーブル間を相互に接続して光ファイバ網を形成する複
数の光接続箱にそれぞれ設けられて、上記各光接続箱に
固有な管理情報(管理ID)を予め記憶した、例えば電
磁誘導型メモリ素子からなるタグと、 前記光ファイバ網における複数の光接続箱の配置
(設置場所)と各光接続箱の管理情報、および各光接続
箱における光ファイバ心線接続情報を記憶したデータベ
ースを備えた、例えばコンピュータからなる管理装置
と、 作業現場に赴く作業者が携帯する情報端末であっ
て、上記管理装置から前記管理情報により特定される光
接続箱における光ファイバ心線の接続・分岐作業内容と
共に、その作業対象となる光接続箱の管理情報がダウン
ロードされ、また作業現場おいて光接続箱にそれぞれ設
けられたタグから個別に非接触に読み取られる管理情報
が上記ダウンロードした管理情報に一致したときに上記
接続・分岐作業内容を作業者に提示する情報端末とを具
備したことを特徴としている。
【0008】ちなみに前記光ファイバ心線の接続・分岐
作業内容は、例えば管理情報により特定される光接続箱
における光ファイバケーブル間の心線接続・分岐の作業
項目とその作業手順として与えられる。また前記情報端
末は、前記光ファイバ心線の接続・分岐作業内容に従っ
てその作業が完了したときには前記管理装置に対して作
業完了報告する手段を備え、一方、前記管理装置は、上
記作業完了報告を受けたとき、前記管理情報により特定
される光接続箱における光ファイバ心線の接続・分岐作
業内容に従って前記データベースに記憶された該当光接
続箱における光ファイバ心線接続情報を更新する手段を
備えることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る光ファイバ心線の接続・分岐作業管理シ
ステムについて説明する。図1はこの実施形態に係る光
ファイバ心線の接続・分岐作業管理システムの概略構成
図であって、1(1A,〜1N)はクロージャ等と称せ
られる光接続箱である。これらの光接続箱1は、道路や
河川等に沿って敷設される光ファイバケーブル2を順次
接続して光ファイバ網を形成するものであり、例えば光
ファイバケーブル2の長さに応じて1km程度の間隔で
ハンドホールやマンホール内に設けられる。ちなみに光
ファイバケーブル2は、その仕様にもよるが、例えば数
百本から千本程度の心線(光ファイバ心線)を内蔵す
る。光接続箱1はこのような光ファイバケーブル2の心
線を、個々にその接続先ルートをなす光ファイバケーブ
ル2の心線に接続することで、光伝送路の接続・分岐を
行う役割を担う。
【0010】尚、光ファイバ網における主要幹線路等に
おいては、光ファイバケーブル2は複数本並列に敷設さ
れることがある。また種々の接続先ルートを形成する光
ファイバ2の敷設経路が同一地点に集中することも多々
ある。これ故、同一箇所に複数の光接続箱1(1A,〜
1N)が並べて設置されることも希ではない。また光フ
ァイバ心線の接続・分岐は、専ら、上述したように複数
の光ファイバケーブル2が集中している箇所、即ち、複
数の光接続箱1(1A,〜1N)が並べて設置されてい
る箇所を拠点として行われることが多い。
【0011】さて本システムは、上述した光接続箱1
(1A,〜1N)における光ファイバケーブル2間の接
続・分岐作業を支援するものであり、基本的には複数の
光ファイバケーブル2を相互に接続して光ファイバ網を
形成する複数の光接続箱1(1A,〜1N)のそれぞれ
に、各光接続箱1(1A,〜1N)に固有なID情報
(例えば識別番号)からなる管理情報を予め記憶したタ
グ5を設けている。これらのタグ5は、例えば外部機器
との間で非接触に情報の書き込み/読み出しが可能な電
磁誘導型メモリ素子(非接触ICカード等)からなり、
予め光接続箱1の筐体内部に組み込まれたり、或いは締
結バンドを用いて光接続箱1の筐体の外周面に固定する
等して設けられる。
【0012】ちなみに電磁誘導型メモリ素子(タグ5)
は、後述する情報表示端末(外部機器)10に設けられ
たリード・ライト装置11との間で電磁誘導結合するこ
とにより該情報表示端末10(リード・ライト装置1
1)から与えられる電磁エネルギを駆動源として作動す
る。そして情報表示端末10による電磁誘導型メモリ素
子(タグ5)への情報の書き込みおよび/またはその読
み出しは、例えば電磁誘導方式により13.56MHzの
周波数帯を利用して、5〜10cm程度の通信距離を確
保して行われる。
【0013】一方、前記光ファイバ網を管理する管理装
置20は、ミニコンピュータやパーソナルコンピュータ
からなる処理装置21を主体とし、表示装置22やキー
ボード等の入力装置23を備えて構成される。特にこの
管理装置20は、光ファイバ網における複数の光接続箱
1(1A,〜1N)の配置(設置位置)と各光接続箱1
(1A,〜1N)の管理情報(識別ID)、および各光
接続箱1(1A,〜1N)における光ファイバ心線接続
情報等を記憶したデータベース24を備える。具体的に
はこのデータベース24は、光ファイバ網を構築した光
ファイバケーブル2の線路系統図を記憶した線路系統デ
ータベース24a、前記光ファイバ網における各光接続
箱1(1A,〜1N)の設置位置を記憶した光接続箱配
置データベース24b、前記各光接続箱1(1A,〜1
N)の管理情報(識別ID)等を含む管理台帳を記憶し
た光接続箱管理データベース24c、前記各光接続箱1
(1A,〜1N)における心線間の接続関係(光ファイ
バ心線接続情報)を記憶した心線接続データベース24
d、および前記光接続箱1(1A,〜1N)における心
線間の接続・分岐を指示する変更内容を記憶した変更指
示データベース24eからなる。
【0014】このようなデータベース24(24a,2
4b,〜24)を備えた管理装置20は、前記処理装置
21の下で前記光ファイバ網における光ファイバ(光フ
ァイバ心線)の接続・分岐を指示する作業指示書を発行
する。そしてこの作業指示書に基づいて実行された光フ
ァイバ(光ファイバ心線)の接続・分岐作業結果を収集
して前記光ファイバ網の線路系統図や前記各光接続箱1
(1A,〜1N)における心線間の接続関係(光ファイ
バ心線接続情報)を更新し、常に前記光ファイバ網の最
新の構成(構築内容)を管理するものとなっている。
【0015】さて管理装置20による作業指示書の発行
は、作業者が携帯するノート型パーソナルコンピュータ
やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)等か
らなる情報表示端末(情報端末)10に、光ファイバ心
線の接続・分岐作業対象となる光接続箱1を特定する管
理情報(識別ID)、その光接続箱1の設置位置(場
所)、および光ファイバ心線の接続・分岐作業内容(作
業項目とその作業手順)をダウンロードすることによっ
て行われる。即ち、管理装置20のI/Oインターフェ
ース25を介して接続された情報表示端末10に、前記
データベース24から光ファイバ心線の接続・分岐作業
に必要となる情報をダウンロードすることによって、そ
の作業が指示される。
【0016】このような情報(作業指示書)がダウンロ
ードされた情報表示端末10は、作業者により携帯され
てその作業現場に持ち出されるものであり、作業現場に
おいてその作業内容(作業項目とその作業手順)を作業
者に提示する役割を担う。具体的には、作業者は情報表
示端末10にダウンロードされた光接続箱1の設置位置
(場所)の情報に従い、その設置場所(作業現場)に赴
く。そして前述したリード・ライト装置11を光接続箱
1に取り付けられたタグ5に順次あてがうことで、該タ
グ5に予め記憶されている管理情報(識別ID)を読み
込む。そしてタグ5から読み込んだ管理情報(識別I
D)が、作業指示書の内容の一部としてダウンロードさ
れた管理情報(識別ID)と比較することで、そのタグ
5が取り付けられた光接続箱1が作業対象とするもので
あるか否かを判定する。
【0017】ちなみに管理情報(識別ID)が不一致の
場合には、情報表示端末10においては「間違い(作業
対象とする光接続箱ではない)」である旨を表示し、別
の光接続箱1の管理情報(識別ID)の確認作業を示唆
する。そして情報表示端末10は、上記管理情報(識別
ID)が一致した場合にだけ、前述した作業内容(作業
項目とその作業手順)を表示することで、光ファイバ心
線の接続・分岐作業を指示するものとなっている。
【0018】このようにして光接続箱1に取り付けられ
たタグ5から読み取られる管理情報(識別ID)に従っ
て作業対象とする光接続箱1が特定されるので、仮に外
観形状が似ている複数の光接続箱1が並べて設けられて
いる場合であっても、作業者は、その中の作業対象とす
る光接続箱1を容易に、間違いなく見出すことが可能と
なる。従って間違って別の光接続箱1を開けてしまう等
の作業ミスを未然に防ぐことができる。
【0019】そして作業対象とする光接続箱1が特定さ
れたならば、前記情報表示端末10に当該光接続箱1に
おける光ファイバ心線の接続・分岐の作業内容(作業項
目とその作業手順)が表示されるので、作業者は上記特
定された光接続箱1を開け、前記情報表示端末10に表
示された作業内容(作業項目とその作業手順)に従って
光ファイバ心線の接続・分岐作業を順に進めるだけで良
いので、作業の容易化と作業効率の向上を図ることがで
きる。
【0020】しかも前記情報表示端末10に表示する作
業内容を、所定の作業手順に従ってその作業項目を順に
示すようにしておけば、特定のファイバ心線の接続・分
岐作業をし忘れる等のミスの未然に防ぐことができる。
従って作業者にとっては情報表示端末10に表示された
指示に従うことで光ファイバ心線の接続・分岐作業を容
易に、しかも正確に遂行することが可能となり、逆に情
報表示端末10はその接続・分岐作業を効果的に支援す
ることが可能となる。
【0021】この際、指定された作業項目に従って、そ
の作業項目として示されるファイバ心線の接続・分岐作
業を完了する都度、その確認情報を情報表示端末10に
入力するようにしておけば、全ての作業項目について確
認情報が得られた時点で作業完了を確認することができ
る。そこでこの作業完了情報を前記管理装置20に通知
すれば、前述した作業指示書により指定した光ファイバ
ケーブルの接続・分岐が完了したことを確認することが
できる。従ってこの時点を以て前記データベース24に
記憶されている光ファイバ網の系統図や光接続箱1にお
ける光ファイバ心線接続情報等を更新すれば、これによ
って常に前記光ファイバ網の最新の構成(構築内容)を
管理することが可能となる。
【0022】図2および図3は上述した如く構成された
光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システムにおける
概略的な処理手順を示している。この処理を簡単に説明
すると、先ず光ファイバ網における光線路の接続・分岐
を行うべき情報(指示書)を前記データベース24に入
力することから開始される[ステップS1]。そして情
報表示端末10を管理装置20に接続し、前記データベ
ース24から光ファイバ線路系統図等を、作業対象とす
る光接続箱1を特定する管理情報(識別ID)と共にダ
ウンロードする[ステップS2]。
【0023】しかる後、上記情報表示端末10を持参し
て作業現場に赴き、光接続箱1に設けられているタグ5
からその光接続箱1に固有な管理情報(識別ID)を読
み取る[ステップS3]。そしてこの管理情報(識別I
D)を情報表示端末10に入力し[ステップS4]、管
理装置20から与えられた管理情報(識別ID)と比較
照合することで、その光接続箱1が作業対象とする光接
続箱であるか否かを判定する[ステップS5]。管理情
報(識別ID)が一致しない場合には、前述したように
「間違い」である旨を表示し[ステップS6]、次の光
接続箱1に設けられているタグ5からその光接続箱1に
固有な管理情報(識別ID)を読み取る[ステップS
3]。
【0024】このようにしてタグ5から読み取った管理
情報(識別ID)に従って、作業対象とする光接続箱1
が特定されたならば、前記情報表示端末10に前述した
如くダウンロードした作業項目、作業内容、作業手順等
を順次表示し、その接続・分岐作業を指示(支援)する
[ステップS7]。この作業内容等の指示は、その作業
の全てが完了するまで繰り返し実行される[ステップS
8]。そして光ファイバ心線の接続・分岐作業が完了
し、光接続箱1を閉じたならば、該光接続箱1を開閉し
た作業年月日やその作業責任者名、更には該光接続箱1
のパッキング材の交換の有無等の情報を前記タグ5に書
き込む[ステップS9]。このような情報をタグ5に書
き込むことにより、その作業責任の所在を明確にするこ
とが可能となる。またタグ5への情報の書き込み行為
(作業)によって、光接続箱1を確実に密閉してその作
業を完了する上で注意を喚起することができ、更には光
接続箱1の密閉性の管理を容易に行うことが可能とな
る。
【0025】さて上述した如くして光ファイバ心線の接
続・分岐作業が完了したならば、情報表示端末10にそ
の作業内容を入力し、作業後のファイバ心線間の接続情
報を有効化する[ステップS11]。しかる後、前記情
報表示端末10を前記管理装置20に接続して接続・分
岐作業の完了を通知し[ステップS12]、前記データ
ベース24を最新の情報に更新する[ステップS1
3]。尚、同一の光接続箱1において継続的に光ファイ
バ心線の接続・分岐作業が必要な場合には、その旨を入
力し[ステップS14]、新たに前記データベース24
に作業指示書(継続作業指示書)を入力することで[ス
テップS15]、次の接続・分岐作業を改めて指示する
ようにすれば良い。
【0026】かくして上述した如く構成された光ファイ
バ心線の接続・分岐作業管理システムによれば、光接続
箱1に取り付けたタグ5に記憶した管理情報(識別I
D)に従って、同一作業現場に設けられている複数の光
接続箱の中から作業対象とする光接続箱を容易に、しか
も正確に特定することができるので、間違って別の光接
続箱を開けてしまうような不具合を確実に防ぐことがで
きる。しかも作業対象とする光接続箱が特定されたなら
ば、その光接続箱における光ファイバ心線の接続・分岐
作業の内容が情報表示端末10に表示されるので、光フ
ァイバ網の線路系統図等をその作業現場に持参しなくて
も、その接続・分岐作業を効率的に進めることができ
る。従ってその作業の容易化を図り、作業負担を軽減す
ることができる等の効果が奏せられる。
【0027】また管理装置20においては、接続・分岐
作業が完了した旨の情報を受け取ることで、そのデータ
ベース24に記憶している線路系統図等を更新するの
で、常に最新の光ファイバ網の構成や各光接続箱におけ
るファイバ心線の接続情報等を保有することができる。
従って複数の箇所にて同時に接続・分岐作業を行うよう
な場合であっても、これらの作業に伴って変更された最
新の情報を管理することができる等の効果が奏せられ
る。
【0028】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば管理装置20としては、例えば
オンライン接続された複数の営業所にそれぞれ設けられ
るようなものであっても良い。また情報表示端末10と
しては、光ファイバ網の保守管理用として専用に設計さ
れたものであっても勿論良い。更にはタグ5としてはI
Cカードのようなものであっても良い。またタグ5に、
そのタグ5が付された光接続箱1の接続・分岐を行った
作業日や、その作業責任者等の情報を作業履歴として書
き込むことも有用である。このような作業履歴をタグ5
から求めることができれば、前回の接続・分岐作業にお
けるミスを発見した場合等、速やかに適切な対処を講ず
ることが可能となる等の効果が奏せられる。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ファイバ網における光ファイバ心線の接続・分岐作業
を、間違いなく正確に、しかも迅速に実施するべく、そ
の作業を効果的に支援することができる。また接続・分
岐作業の完了した情報を速やかに取り込んで、光ファイ
バ網の最新の構成内容を保有することが可能となり、光
ファイバ網のルート変更等を確実に指示することが可能
となる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【0030】更には光接続箱を開閉した際の開閉年月日
や、光接続箱におけるパッキング材の交換の有無、開閉
作業責任者名等をタグに書き込むようにしておけば、そ
の記録によって光接続箱の密閉性の管理を併せて行うこ
とができる等の効果も奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ファイバ心線の接
続・分岐作業管理システムの全体的な概略構成を示す
図。
【図2】図1に示すシステムにおける概略的な処理手順
であって、特に光ファィバ心線の接続・分岐作業の指示
手順を示す図。
【図3】図2に示す処理手順に続く処理手順であって、
特に光ファィバ心線の接続・分岐作業完了後における処
理手順を示す図。
【符号の説明】
1 光接続箱(1A,〜1N) 2 光ファイバケーブル 5 タグ(電磁誘導型メモリ素子) 10 情報表示端末 11 リードライト装置 20 管理装置 24 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 雅英 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 阿部 剛 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 佐々木 正男 東京都目黒区東山1丁目1番2号 古河イ ンフォメーションテクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA38 CA68

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバケーブル間を相互に接
    続して光ファイバ網を形成する複数の光接続箱にそれぞ
    れ設けられて上記各光接続箱に固有な管理情報を予め記
    憶したタグと、 前記光ファイバ網における複数の光接続箱の配置と各光
    接続箱の管理情報、および各光接続箱における光ファイ
    バ心線接続情報を記憶したデータベースを備えた管理装
    置と、 この管理装置から光ファイバ心線の接続・分岐作業内容
    と共に、その作業対象となる光接続箱の管理情報がダウ
    ンロードされて作業現場に赴く作業者が携帯する情報端
    末であって、作業現場に設置された光接続箱に設けられ
    たタグから非接触に読み取られる管理情報が上記ダウン
    ロードした管理情報に一致したときに上記接続・分岐作
    業内容を作業者に提示する情報端末とを具備したことを
    特徴とする光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバ心線の接続・分岐作業内
    容は、管理情報により特定される光接続箱における光フ
    ァイバケーブル間の心線接続・分岐の作業項目とその作
    業手順とからなるものである請求項1に記載の光ファイ
    バ心線の接続・分岐作業管理システム。
  3. 【請求項3】 前記情報端末は、前記光ファイバ心線の
    接続・分岐作業内容に従ってその作業が完了したときに
    前記管理装置に対して作業完了報告する手段を備え、 前記管理装置は、上記作業完了報告を受けたとき、前記
    管理情報により特定される光接続箱における光ファイバ
    心線の接続・分岐作業内容に従って前記データベースに
    記憶された該当光接続箱における光ファイバ心線接続情
    報を更新する手段を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム。
  4. 【請求項4】 前記タグは、電磁誘導型メモリ素子から
    なる請求項1に記載の光ファイバ心線の接続・分岐作業
    管理システム。
JP2002086700A 2002-03-26 2002-03-26 光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム Pending JP2003284213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002086700A JP2003284213A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002086700A JP2003284213A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003284213A true JP2003284213A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29233209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002086700A Pending JP2003284213A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003284213A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346015A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 自動光ファイバ接続切替装置の保守・運用システム、端子情報管理方法および端子情報管理プログラム
JP2007151383A (ja) * 2005-10-28 2007-06-14 Hitachi Ltd Rfidシステム,rfidケーブルシステム,rfidケーブル敷設方法
JP2007163962A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Mitsubishi Electric Corp 道路管理システム及び道路管理端末装置並びに道路管理方法
JP2008158648A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Nippon Field Eng Kk ケーブルネットワークの管理システムとその管理方法
JP2009032129A (ja) * 2007-07-28 2009-02-12 Rvision Corp 支払請求事務代行システム
JP2010525615A (ja) * 2006-12-14 2010-07-22 コーニング ケーブル システムズ エルエルシー 光ファイバネットワーク配備および保守のためのrfidシステムおよび方法
JP2010199948A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Chugoku Electric Power Co Inc:The 作業対象クロージャの表示システムおよび表示方法
JP2011211871A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Energia Communications Inc 通信設備、通信ケーブル布設方法、及び布設情報管理システム
US8248208B2 (en) 2008-07-15 2012-08-21 Corning Cable Systems, Llc. RFID-based active labeling system for telecommunication systems
US8264355B2 (en) 2006-12-14 2012-09-11 Corning Cable Systems Llc RFID systems and methods for optical fiber network deployment and maintenance
US8731405B2 (en) 2008-08-28 2014-05-20 Corning Cable Systems Llc RFID-based systems and methods for collecting telecommunications network information
JP2017034734A (ja) * 2015-07-28 2017-02-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線用ボックス

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346015A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 自動光ファイバ接続切替装置の保守・運用システム、端子情報管理方法および端子情報管理プログラム
JP4608243B2 (ja) * 2004-06-07 2011-01-12 日本電信電話株式会社 自動光ファイバ接続切替装置の保守・運用システム、端子情報管理方法および端子情報管理プログラム
JP2007151383A (ja) * 2005-10-28 2007-06-14 Hitachi Ltd Rfidシステム,rfidケーブルシステム,rfidケーブル敷設方法
JP4715710B2 (ja) * 2005-10-28 2011-07-06 株式会社日立製作所 Rfidシステム,rfidケーブルシステム,rfidケーブル敷設方法
JP2007163962A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Mitsubishi Electric Corp 道路管理システム及び道路管理端末装置並びに道路管理方法
JP2010525615A (ja) * 2006-12-14 2010-07-22 コーニング ケーブル システムズ エルエルシー 光ファイバネットワーク配備および保守のためのrfidシステムおよび方法
US8264355B2 (en) 2006-12-14 2012-09-11 Corning Cable Systems Llc RFID systems and methods for optical fiber network deployment and maintenance
JP2008158648A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Nippon Field Eng Kk ケーブルネットワークの管理システムとその管理方法
JP2009032129A (ja) * 2007-07-28 2009-02-12 Rvision Corp 支払請求事務代行システム
US8248208B2 (en) 2008-07-15 2012-08-21 Corning Cable Systems, Llc. RFID-based active labeling system for telecommunication systems
US8731405B2 (en) 2008-08-28 2014-05-20 Corning Cable Systems Llc RFID-based systems and methods for collecting telecommunications network information
US9058529B2 (en) 2008-08-28 2015-06-16 Corning Optical Communications LLC RFID-based systems and methods for collecting telecommunications network information
JP2010199948A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Chugoku Electric Power Co Inc:The 作業対象クロージャの表示システムおよび表示方法
JP2011211871A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Energia Communications Inc 通信設備、通信ケーブル布設方法、及び布設情報管理システム
JP2017034734A (ja) * 2015-07-28 2017-02-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線用ボックス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003284213A (ja) 光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム
JP4170000B2 (ja) 機器接続管理システム
JP4327138B2 (ja) 光ファイバ網管理方法および光ファイバ網管理装置並びにそのプログラムと記録媒体
US20160203248A1 (en) Fibre Optic Network Design Method
JP2002366616A (ja) マンホール情報の管理方法及び管理システム
JPH09204435A (ja) ケーブル識別装置
JP2008299859A (ja) 機器接続管理システム
JP2007272508A (ja) 配線配管管理方法および配線配管管理システム
CN111476330B (zh) 一种变电站电气设备制造远程监管与安装指导系统与方法
JP2007163962A (ja) 道路管理システム及び道路管理端末装置並びに道路管理方法
JP4310306B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
CN110365402B (zh) 光缆故障定位检索系统
US5466011A (en) Cable identification system
JP4630162B2 (ja) 架設設備管理装置、架設設備管理方法及びそのコンピュータプログラム
CN108875980A (zh) 一种维修平台业务说明
JP5890086B2 (ja) 通信設備、通信ケーブル布設方法、及び布設情報管理システム
JP2006345640A (ja) 地中函管理システム
JP2009288895A (ja) 地中配電図管理システム
JP4101713B2 (ja) ケーブル接続図作成装置、ケーブル接続図作成方法、および、プログラム
JP5312167B2 (ja) 地図情報システムによる低圧引込線設計管理方法
JP2020156167A (ja) ケーブル敷設管理システム及びケーブル敷設管理方法
JP4127736B2 (ja) オフサイトの安全支援システム
JP4209836B2 (ja) クロージャ
JP2012242529A (ja) 設備管理システム
JP5244709B2 (ja) 光ケーブルの芯線自動接続プログラムおよび芯線自動接続システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071128