JP4875819B2 - ジエピスルフィドのカチオン光重合および光学レンズ製造への利用 - Google Patents
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Description
[発明の背景]
1.技術分野
本発明は、ジエピスルフィドのカチオン光重合からなるジエピスルフィドの重合/硬化方法、およびこのような方法の光学レンズ材料、特に、屈折率1.7以上の光学レンズ材料の製造などへの利用に広く関する。
【0002】
2.従来技術の記述
米国特許(US−A−)明細書5,807,975は、特に眼鏡用レンズ材料などの光学材料の製造のための、ジエピスルフィドの熱重合および硬化を開示する。ジエピスルフィドのこの熱重合/硬化は、数時間、一般的には約20時間継続実施する。
【0003】
論文“ポリ(2,3−エピチオプロピルメタクリラート)の光カチオン架橋およびそのモデル化合物の光開始カチオン重合”(ツノオカ(M. Tsunooka )ら、ポリマーサイエンス誌:ポリマー化学版、22巻、2217-2225 (1984))には、モノエピスルフィドの光−開始カチオン重合が開示されている。しかしながら、該光重合に使用された該光開始剤は着色した材料であり、光学レンズ材料の製造用には不適である。
【0004】
ジエピスルフィドのカチオン重合によるポリマーネットワークの形成は報告されていない。ジエピスルフィドは、エピスルフィド官能基の近在により、モノエピスルフィドとは異なった屈折率を示す。
【0005】
そのため、ジエピスルフィドの高速重合方法とともに1.7以上の超高屈折率と良好な光学特性とを両具するレンズ材料製造のためのジエピスルフィドベースの組成物の出現が望まれている。
【0006】
[発明の開示]
本発明は、ジエピスルフィドのカチオン光重合方法を提供することを目的としている。
本発明はまた、ジエピスルフィドをベースとする組成物のカチオン光重合による比較的短時間での光学レンズ材料の製造方法を提供することも目的としている。
さらに本発明は、1.7かまたはそれ以上の屈折率をもつ光学レンズの製造方法を提供することも目的としている。
【0007】
これらおよびさらに他の目的は、少なくとも1種のジエピスルフィドモノマーを含む重合性モノマー組成物の重合/硬化方法によって達成され、該方法は、上記組成物に、有効量の少なくとも1種のカチオン光重合開始剤(光開始剤)を混合し、光重合性組成物を得ること、および該光重合性組成物を少なくとも部分的(partially)にカチオン型光重合させるために、該光重合性組成物に紫外線を照射することを含む。
【0008】
好ましい態様では、光重合性組成物の重合/硬化方法は、まず該光重合性組成物を予め定められた温度に予備加熱し、該光重合性組成物に紫外線を照射して、部分的にカチオン重合させ、その後部分重合した組成物を予め定められた温度で予め定められた時間加熱し、重合を完結し、硬化させる。
【0009】
上記方法は、完成品または半完成品のいずれであっても光学品質の高いプラスチックレンズを、比較的単時間で製造するために特に有用であることが見出された。
特に、上記方法は、透明で、硬く、加工性があり、かつ筋のつかない光学品質の高いレンズの製造に利用することができる。
【0010】
このような本発明では、さらに、特に1.7以上の屈折率をもつプラスチックレンズの製造方法が提供が提供され、該方法は下記工程を含む:
a)少なくとも1種のジエピスルフィドモノマーおよび少なくとも1種のカチオン光重合開始剤を含む光重合性モノマー組成物を成形型中に注入する工程;
b)前記光重合性モノマー組成物を50℃ないし100℃の範囲の温度に予備加熱する工程;
c)前記光重合性モノマー組成物に、紫外線を照射し、該組成物を部分重合させる工程;
d)前記部分重合されたモノマー組成物を30℃ないし100℃の範囲の温度で予め定められた時間加熱し、該モノマー組成物の重合を完結させる工程;およびe)前記成形型からプラスチックレンズを回収する工程。
【0011】
前記紫外線照射工程の間、重合温度をモニター調節して、この温度を予め定められた範囲中に維持することが好ましい。重合または硬化が順次均質に行われるには重合温度を一定に保つ必要があり、光重合の間の発熱反応を制御するため、紫外線への曝露は、オンとオフとの切換えを繰り返す。
【0012】
[発明の好ましい実施態様]
本発明によれば、光重合性モノマー組成物は、少なくとも1種のジエピスルフィドを含む。
好ましいジエピスルフィドは、下記一般式で示されるジエピスルフィドである。
【化13】
式中、R1 およびR2 は、互いに独立に、H、アルキル、アリール、アルコキシ、アリーロキシ、アルキルチオまたはアリールチオであり;R3 およびR4 は、互いに独立に、
【化14】
Ra はH、アルキル、アリール、アルコキシ、アリーロキシ、アルキルチオまたはアリールチオを示し、nは0ないし4の整数であり、mは0ないし6の整数である。
【0013】
好ましいジエピスルフィド類としては、下式で示されるジエピスルフィドが挙げられる:
【化15】
式中、R1 ,R2 ,R3 およびR4 は上記で定義されるとおりである。
【0014】
他の好ましいジエピスルフィド類としては、下式で示されるジエピスルフィドが挙げられる:
【化16】
式中、R1 ,R2 ,R3 およびR4 は上記で定義されるとおりである。
【0015】
R1 ,R2 ,R3 およびR4 において、アルキルおよびアルコキシ基は、好ましくはC1 −C6 、さらに好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシおよびブトキシなどのC1 −C4 アルキルおよびアルコキシ基である。
好ましいジエピスルフィドは下式で示されるものである:
【化17】
【0016】
光重合性モノマー組成物は、また該組成物のモノマーがカチオン光重合するための少なくとも1種のカチオン光開始剤を含む。
本発明に係る光重合性組成物では、どのようなカチオン光開始剤でも使用することができるが、光重合で得られる材料を着色しない光開始剤が好ましい。
好ましい光開始剤として、下式で示される化合物を挙げることができる。
【0017】
【化18】
【0018】
カチオン光開始剤は、RHODORSILTM2074(式Vで示される化合物)、IrgacureTM(イルガキュア)261(式IVで示される化合物)、CYRACURETM(式IIおよびIII で示されるトリアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモン酸塩の混合物およびトリアリールスルホニウムヘキサフルオロリン酸塩の混合物)、SATCATTM(トリアリールスルホニウムとヨードニウム塩の混合物)およびTTAS(式VIで示される化合物)の商品名で市販品として入手可能である。
【0019】
一般的に、光開始剤(photoiniator)は、上記組成物の重合性モノマーの全重量に対し、0.005ないし5重量%の量で、好ましくは0.25ないし1重量%の量で使用される。
【0020】
本発明の光重合性組成物は光増感剤を含むことができる。本発明の組成物において、光増感剤として知られているものであればどのようなものでも使用することができる。
一般的な光増感剤としては、アルコキシアセトフェノン、ベンゾインエーテル、リン酸化物、ベンゾイルオキシム、ベンゾフェノン、ベンジル、キサントン、アンスロン、チオキサントン、フルオレノン、スベロン、アクリドンおよびアンスラセンなどを挙げることができる。
【0021】
このような光増感剤は従来技術において公知であり、また特に米国特許US−4026705;US−4069054およびUS−4250053中にも記載されている。
好ましい光増感剤は、下記からなる群より選ばれる。
【0022】
a)下式で示される芳香族三級アミン;
【化19】
【0023】
ここで、Ar1 ,Ar2 およびAr3 は炭素原子数6ないし20の芳香族基であり、Zは酸素、イオウ、
【化20】
ここで、R'1およびR'2は、水素、炭素原子数1ないし4のアルキル基(radicals)および炭素原子数2ないし4のアルキレン基(radicals)であり、かつ
式中でのn1 は0または1である;
【0024】
b)下式で示される芳香族三級ジアミン;
【化21】
ここで、YはアリレンおよびAr8 −Z−Ar9 より選ばれる2価基(radical )であり、Zは上記したとおりであり;Ar4 ,Ar5 ,Ar6 ,Ar7 ,Ar8 およびAr9 は炭素原子数6ないし20の芳香族基であり;ここでのn1 およびm1 は0または1である;および;
【0025】
c)少なくとも3つの縮合ベンゼン環を有するとともに、イオン化エネルギーが約7.5eVより小さい芳香族多環化合物。
【0026】
d)ポリアリレン、ポリアリールポリエン、2,5−ジフェニルイソベンゾフラン、2,5−ジアリールフラン、2,5−ジアリールチオフラン、2,5−ジアリールピロール、2,5−ジアリールシクロペンタジエン、ポリアリールフェニレン、クマリン、およびポリアリール−2−ピラゾリンからなる群より選ばれる蛍光性ポリアリール化合物。
【0027】
特に好ましい光増感剤は、アンスラセン、9−メチル−アンスラセン、7−ジメチルアミノ−4−トリフルオロメチルクマリン、アセトン、ペリレン、1,5−ジフェニル−3−スチリル−2−ピラゾリン、1−フェニル−3−(p−メトキシ−スチリル)−5−(p−メトキシフェニル−1,2−ピラゾリン)、イソプロピルチオキサントンからなる群より選ばれる。
上記光重合性組成物中の光増感剤の量は、従来と同様であり、通常光重合性モノマー全重量の0.005ないし1重量%の範囲を占める。
【0028】
本発明に係る光重合性モノマー組成物は、重合性モノマーとして、上記で規定したジエピスルフィドのみを1種または複数種含むことができる。しかしながら、後述されるように、本発明の光重合性モノマー組成物は、ジエピスルフィドとは異なる他の重合性モノマーを含むこともできる。
【0029】
上記モノマーは、エピスルフィド基と反応性の官能基を2以上有するか、あるいは該官能基を1以上と、他の単独重合可能な基を1以上有する化合物である。
これら付加的モノマーとしては、エポキシ化合物、ポリチオール、ビニルエーテル、(メタ(methy ))アクリラートなどの不飽和エチレン性化合物、多価カルボン酸および無水物、チオカルボン酸、チオアルコール、チオフェノール、ポリフェノール、アミンおよびアミドなどが挙げられる。
好ましい付加的モノマーは、エポキシ化合物、ポリチオール、アクリラートおよび(メタ)アクリラート化合物である。
【0030】
上記好ましいエポキシ化合物としては、下式で示される化合物を挙げることができる:
【化22】
ここで、XはOまたはSであり、Rb はH、アルキルまたはアリール、好ましくはアルキルまたはアリールであり、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,mおよびnは上記に定義したとおりである。
【0031】
上記不飽和エチレン性化合物の具体例としては、エチレングリコールジメタクリラート、プロピレングリコールジメタクリラート、トリメチレングリコールジメタクリラート、テトラメチレングリコールジメタクリラート、ポリエチレングリコールジメタクリラート、トリメチロールプロパントリアクリラート、ペンタエリスリトールプロパントリメタクリラート、エトキシラート化ビスフェノールAジアクリラート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリラート、ウレタンジアクリラート、エポキシジアクリラート、フタル酸ジアリルおよびジビニルベンゼンが挙げられる。
【0032】
ポリチオール化合物としては、1,2,3−トリメチロールプロパントリ(チオグリコラート)、ペンタエリスリトールテトラ(チオグリコラート)、ペンタエリスリトールテトラ(3−メルカプトプロピオナート)、1,2,3−トリメチロールプロパントリ(3−メルカプトプロピオナート)、チオグリセロール、ジチオグリセロール、トリチオグリセロール、ジペンタエリスリトールヘキサ(2−メルカプトアセタート)、および3,4,5,6−テトラクロロ−1,2−ジメルカプトベンゼンなどが例示される。
【0033】
上記(メタ)アクリラート化合物としては、メチル(メタ)アクリラート、エチル(メタ)アクリラート、プロピル(メタ)アクリラートおよびブチル(メタ)アクリラートなどのアルキル(C1 〜C6 )(メタ)アクリラートなどを挙げることができる。
上記付加的モノマーは、通常、組成物中に存在する重合性モノマーの全重量の0ないし80重量%、好ましくは0ないし50重量%の量で存在する。
【0034】
本発明の光重合性組成物は、重合性組成物の組成中に伝統的に使用される離型剤、酸化防止剤、染料および紫外線吸収剤などの他の光学的成分を含んでいてもよい。これらおよびさらに他の成分は、その通常の使用目的のための通常の使用量で用いることができる。
【0035】
本発明の光重合性組成物の粘度を調整するために、希釈剤または溶媒を添加することもできる。
好ましい溶媒は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトニトリルおよびトリブチルホスフェート(TBP)である。
【0036】
本発明の方法は、上記光重合性化合物に紫外線を照射することによって、該組成物を部分重合させる工程を含む。
上記光重合工程で使用される紫外線は、適切な光源であればどのようなものから選ばれてもよく、たとえば低、中または高圧の水銀ランプ、レーザー、キセノン、蛍光またはリン光などのルミネセンスなどである。照射強度は、光重合性組成物および所望の光重合度に依存して、5mW/cm2 から350mW/cm2 まで変化させることができる。
【0037】
上述したように、発熱の光重合反応の温度は、その反応温度が予め定められた範囲に維持されるように、照射をオンおよびオフ切換えしてモニター調節することが好ましい。この温度範囲は、一般的に30℃ないし100℃、通常60−80℃で変化する。
組成物の光重合のモニター調節は、米国特許明細書(US−A−)5422046に開示されている。
【0038】
本発明の方法は、好ましくは、上記重合性組成物を予備加熱する工程を含む。予備加熱は、ウオーターバス、バット、赤外線照射を用い、または空気オーブンによって実施することができる。
【0039】
本発明の特に好ましい方法は、部分光重合工程および30℃ないし100℃、好ましくは60℃ないし80℃の温度での加熱による重合の完結に先だって、一般的に50℃ないし100℃、通常は60℃ないし80℃の温度で、上記組成物を予備加熱することを含む。
【0040】
部分光重合工程は、ゲル生成物を得る単一の予備重合工程であってもよく、あるいはゲル形成のための第1の予備重合工程と、単にゲルを獲得する以上に重合速度を上昇させる第2の重合工程とからなっていてもよい。
【0041】
照射による部分光重合に次ぐ本発明方法の最終工程は、重合を完結させるための熱的手段により加熱することを含む。これは、オーブン中または赤外線源の使用のいずれでもなされる。
この加熱工程は、重合を完成するために、一般的に通常1ないし5時間継続実施するが、通常は3時間である。
【0042】
本発明の方法は、1.7以上という高い屈折率指数をもつプラスチックレンズの製造に好都合である。
伝統的な2レンズ眼鏡用成形型を用いて実施することができる。
上記予備加熱工程および最終加熱工程を含む好ましい方法を用いれば、筋のないレンズを得ることができる。
【0043】
[実施例]
次に本発明を実施例により具体的に説明する。以下の実施例では、特にことわりのない限り、部および%はすべて重量に基づくものである。
【0044】
実施例1ないし8
式IAで示されるジエピスルフィドと、Cyracure6974とを表I中に示される割合で15℃で混合した。得られた混合物を脱ガス(degrassed )し、ゴム製ガスケットを備えた仕上げ厚み1mmの単焦点レンズ成形型中に注入した。成形型組立体を60℃に加熱した後、表I中に示すような紫外光のオン/オフ照射を課した。次いで、重合を完結させるため成形型組立体を表I中に示すように加熱した。
【0045】
【表1】
【0046】
実施例9ないし12
式IBで示されるジエピスルフィドおよびCyracureTM6974を表II中に示される量で用い、上記実施例に準じて光重合性組成物を調製した。
成形型組立体は、照射に先だって60℃に加熱した。紫外光の照射条件を表II中に示す。紫外光照射後、成形型組立体を100℃で3時間加熱した。
【0047】
【表2】
CYRACURETM6974:式IIおよびIII 化合物の混合物
X=Sb
【0048】
実施例13および14
表III 中に示される組成の光重合性組成物を、60℃で1分間脱ガスし、上記実施例と同様の成形型中に注いだ。成形型の内部壁は、標準的な表面離型剤からなる層が被覆されていた。次いで本発明の方法に従い、表III 中に特定される条件で組成物を重合した。
得られたレンズの離型特性(脱成形型)、ひび割れ(cracking)、光透過性およびバーコル(Barcol)値も表III 中に示す。
【0049】
【表3】
【0050】
バーコル硬さ値の許容範囲は72−90である。
レンズのバーコル硬さは、ASTM D2583−93に準拠してバーコル刻印機(impressor )を用い、まず基準テストメタル盤により装置を調整して正確な値となるようにして測定した。
未被覆のレンズ片を、温度23±5℃、RH50±5°で8時間置いた後、指示薬下に置いた。3点読取り値の平均を最終バーコル値とした。
Claims (54)
- 下記工程を含む、少なくとも1種のジエピスルフィドモノマーを含む光重合性モノマー組成物の重合/硬化方法:
a)前記モノマー組成物に、有効量のカチオン光重合開始剤を混合する工程、および
b)前記モノマー組成物を、少なくとも部分的にカチオン型光重合させるために前記混合物a)に紫外線を照射する工程であって、前記紫外線の照射が、30℃ないし100℃の重合温度を保持するために、紫外線の照射をオンおよびオフ切換え実施することからなる工程。 - 前記ジエピスルフィドモノマーが下記一般式で示されるジエピスルフィドより選ばれる請求項1に記載の方法:
RaはH、アルキル、アリール、アルコキシ、アリーロキシ、アルキルチオまたはアリールチオを示す。 - 前記ジエピスルフィドが下式で示される請求項2に記載の方法。
- 前記カチオン光重合開始剤が下記からなる群より選ばれる請求項1に記載の方法:
- 前記カチオン光重合開始剤が、ジエピスルフィドの全重量に対し、0.005ないし5重量%の範囲の量で使用される請求項1に記載の方法。
- 前記カチオン光重合開始剤の使用量が、0.25ないし1重量%の範囲に含まれる請求項5に記載の方法。
- モノマー組成物が、有効量の少なくとも1種の光増感剤をさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記光増感剤が、アンスラセン、9−メチルアンスラセン、7−ジメチルアミノ4−トリフルオロメチルクマリン、アセトン、ペリレン、1,5−ジフェニル−3−スチリル−2−ピラゾリン、1−フェニル−3−(p−メトキシ−スチリル)−5−(p−メトキシフェニル−1,2−ピラゾリン)、イソプロピルチオキサントンからなる群より選ばれる請求項7に記載の方法。
- 前記光増感剤の有効量が、ジエピスルフィドの全重量に対し、0.005ないし1重量%の範囲である請求項7に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、ジエピスルフィドモノマーの1種またはジエピスルフィドモノマーの混合物のみを重合性モノマーとして含む請求項1に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、エピスルフィド基と反応性の官能基を2以上有するか、または1以上の該官能基と、1以上の他の単独重合性基とを有する付加的モノマーを少なくとも一種含む請求項1に記載の方法。
- 前記付加的モノマーが、エポキシ化合物、ポリチオール、不飽和エチレン性化合物、イオウ含有エポキシ化合物、多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物、チオカルボン酸、チオアルコール、チオフェノール、ポリフェノール、アミンおよびアミドより選ばれる請求項11に記載の方法。
- 前記付加的モノマーが、エポキシ化合物、ポリチオールおよびアクリラートおよびメタクリラート化合物より選ばれる請求項11に記載の方法。
- 前記組成物中の前記付加的モノマーの量が、モノマー全重量の0重量%超80重量%以下の範囲を占める請求項11に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、紫外線吸収剤、離型剤、酸化防止剤および染料より選ばれる1種または複数種の補助剤をさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、少なくとも1種の溶媒をさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記溶媒が、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル(acetonitrite)、チオキサンテン、およびトリブチルホスフェート(TBP)より選ばれる請求項16に記載の方法。
- 下記工程を含む、少なくとも1種のジエピスルフィドモノマーを含むモノマー組成物の重合/硬化方法:
a)前記モノマー組成物に、有効量のカチオン光重合開始剤を混合する工程、
b)前記混合物a)を50℃ないし100℃に予備加熱する工程、
c)前記予備加熱された混合物a)に、紫外線を照射し、前記モノマー組成物を部分重合させる工程、および
d)前記部分重合されたモノマー組成物を30℃ないし100℃で1ないし5時間加熱し、該モノマー組成物の重合を完結させる工程。 - 紫外線の照射が、30℃ないし100℃の重合温度を保持するために、紫外線照射をオンおよびオフ切換え実施することからなる請求項18に記載の方法。
- 前記ジエピスルフィドモノマーが下記一般式で示されるジエピスルフィドより選ばれる請求項18に記載の方法:
RaはH、アルキル、アリール、アルコキシ、アリーロキシ、アルキルチオまたはアリールチオを示す。 - 前記ジエピスルフィドが下式で示される請求項20に記載の方法。
- 前記カチオン光重合開始剤が下記からなる群より選ばれる請求項18に記載の方法:
- 前記カチオン光重合開始剤が、ジエピスルフィドの全重量に対し、0.005ないし5重量%の範囲の量で使用される請求項18に記載の方法。
- 前記カチオン光重合開始剤の使用量の範囲が、0.25ないし1重量%である請求項23に記載の方法。
- モノマー組成物が、有効量の少なくとも1種の光増感剤をさらに含む請求項18に記載の方法。
- 前記光増感剤が、アンスラセン、9−メチルアンスラセン、7−ジメチルアミノ4−トリフルオロメチルクマリン、アセトン、ペリレン、1,5−ジフェニル−3−スチリル−2−ピラゾリン、1−フェニル−3−(p−メトキシ−スチリル)−5−(p−メトキシフェニル−1,2−ピラゾリン)、イソプロピルチオキサントンからなる群より選ばれる請求項25に記載の方法。
- 前記光増感剤の有効量が、ジエピスルフィドの全重量に対し、0.005ないし1重量%の範囲にある請求項25に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、ジエピスルフィドモノマーの1種またはジエピスルフィドモノマーの混合物のみを重合性モノマーとして含む請求項18に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、エピスルフィド基と反応性の官能基を2以上有するか、または1以上の該官能基と、1以上の他の単独重合性基とを有する付加的モノマーを少なくとも一種含む請求項18に記載の方法。
- 前記付加的モノマーが、不飽和エチレン性化合物、エポキシ化合物、ポリチオール、イオウ含有エポキシ化合物、多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物、チオカルボン酸、チオアルコール、チオフェノール、ポリフェノール、アミンおよびアミドより選ばれる請求項29に記載の方法。
- 前記付加的モノマーが、エポキシ化合物、ポリチオール、アクリラートおよびメタクリラート化合物より選ばれる請求項29に記載の方法。
- 前記組成物中の前記付加的モノマーの量が、モノマー全重量の0重量%超80重量%以下の範囲を占める請求項29に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、紫外線吸収剤、離型剤、酸化防止剤および染料より選ばれる1種または複数種の補助剤をさらに含む請求項18に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、少なくとも1種の溶媒をさらに含む請求項18に記載の方法。
- 前記溶媒が、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル(acetonitrite)、およびトリブチルホスフェート(TBP)より選ばれる請求項34に記載の方法。
- 下記工程を含むプラスチックレンズの製造方法:
a)少なくとも1種のジエピスルフィドモノマーおよび少なくとも1種のカチオン光重合開始剤を含む光重合性モノマー組成物を成形型中に注入する工程;
b)前記光重合性モノマー組成物を50℃ないし100℃の範囲の温度に予備加熱する工程;
c)前記光重合性モノマー組成物に、紫外線を照射し、該組成物を部分重合させる工程;
d)前記部分重合されたモノマー組成物を30℃ないし100℃の範囲の温度で1ないし5時間加熱し、該モノマー組成物の重合を完結させる工程;およびe)前記成形型からプラスチックレンズを回収する工程。 - 紫外線の照射が、30℃ないし100℃の重合温度を保持するために、紫外線照射をオンおよびオフ切換え実施することからなる請求項36に記載の方法。
- 前記ジエピスルフィドモノマーが下記一般式で示されるジエピスルフィドより選ばれる請求項36に記載の方法:
RaはH、アルキル、アリール、アルコキシ、アリーロキシ、アルキルチオまたはアリールチオを示す。 - 前記ジエピスルフィドが下式で示される請求項38に記載の方法。
- 前記カチオン光重合開始剤が下記からなる群より選ばれる請求項36に記載の方法:
- 前記カチオン光重合開始剤が、ジエピスルフィドの全重量に対し、0.005ないし5重量%の範囲の量で使用される請求項36に記載の方法。
- 前記カチオン光重合開始剤の使用量が、0.25ないし1重量%の範囲にある請求項41に記載の方法。
- モノマー組成物が、有効量の少なくとも1種の光増感剤をさらに含む請求項36に記載の方法。
- 前記光増感剤が、アンスラセン、9−メチルアンスラセン、7−ジメチルアミノ4−トリフルオロメチルクマリン、アセトン、ペリレン、1,5−ジフェニル−3−スチリル−2−ピラゾリン、1−フェニル−3−(p−メトキシ−スチリル)−5−(p−メトキシフェニル−1,2−ピラゾリン)、イソプロピルチオキサントンからなる群より選ばれる請求項43に記載の方法。
- 前記光増感剤の有効量が、ジエピスルフィドの全重量に対し、0.005ないし1重量%の範囲にある請求項43に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、ジエピスルフィドモノマーの1種またはジエピスルフィドモノマーの混合物のみを重合性モノマーとして含む請求項36に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、エピスルフィド基と反応性の官能基を2以上有するか、または1以上の該官能基と、1以上の他の単独重合性基とを有する付加的モノマーを少なくとも一種含む請求項36に記載の方法。
- 前記付加的モノマーが、不飽和エチレン性化合物、エポキシ化合物、ポリチオール、イオウ含有エポキシ化合物、多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物、チオカルボン酸、チオアルコール、チオフェノール、ポリフェノール、アミンおよびアミドより選ばれる請求項47に記載の方法。
- 前記付加的モノマーが、エポキシ化合物、ポリチオール、アクリラートおよびメタクリラート化合物より選ばれる請求項47に記載の方法。
- 前記組成物中の前記付加的モノマーの量が、モノマー全重量の0重量%超80重量%以下の範囲を占める請求項47に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、紫外線吸収剤、離型剤、酸化防止剤および染料より選ばれる1種または複数種の補助剤をさらに含む請求項36に記載の方法。
- 前記モノマー組成物が、少なくとも1種の溶媒をさらに含む請求項36に記載の方法。
- 前記溶媒が、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル(acetonitrite)、チオキサンテン、およびトリブチルホスフェート(TBP)より選ばれる請求項52に記載の方法。
- 前記回収されたプラスチックレンズが、少なくとも1.7の屈折率をもつ請求項42に記載の方法。
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